JPH09278622A - 蚊取線香 - Google Patents

蚊取線香

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JPH09278622A
JPH09278622A JP8092484A JP9248496A JPH09278622A JP H09278622 A JPH09278622 A JP H09278622A JP 8092484 A JP8092484 A JP 8092484A JP 9248496 A JP9248496 A JP 9248496A JP H09278622 A JPH09278622 A JP H09278622A
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powder
incense
mosquito coil
mosquito
chrysanthemum
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Shigeki Kawai
茂樹 河合
Hiromoto Sugano
浩基 菅野
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Earth Chemical Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼時に発生する煙の刺激臭を抑制し、かつ
燃焼時間を延長することができる蚊取線香を提供するこ
と。 【解決手段】 蚊取線香に菊花粉末を一成分として3重
量%以上70重量%以下の範囲で配合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼時に発生する
煙の刺激臭を抑制し、かつ燃焼時間を延長することがで
きる蚊取線香に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、蚊取線香は燃焼により発
生する煙により除虫効力を発揮する。蚊取線香は、燃焼
作用を有する支燃剤、殺虫成分、香料、色素、防カビ
剤、及び結合剤から構成されている。このうち、支燃剤
は、除虫菊抽出粉末、木粉末、杉、茶、松の葉茎粉末等
から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】蚊取線香を燃焼させる
と、蚊取線香から煙が発生し、このとき独特の刺激臭が
発生する。この刺激臭は、支燃剤によるものが大部分を
占めており、特に、松、杉等の粉末によるところが多
い。除虫菊抽出粉末については、松、杉等に比べれば発
生する刺激臭は少ないものの、やはり、木粉に因る刺激
臭は十分には緩和できていなかった。
【0004】そこで、本発明は上記事情に鑑みて成され
たもので、燃焼時に発生する煙の刺激臭を抑制し、かつ
燃焼時間を延長することができる蚊取線香を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる蚊取線香
は、菊花粉末が一成分として所定量配合されたものであ
る。前記菊花粉末は、乾燥重量3重量%以上70重量%
以下の割合で配合することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の蚊取線香は、基剤(支燃剤)、殺虫成
分、香料、色素、防カビ剤、及び結合剤等に、さらに菊
花を加えたものである。支燃剤としては、除虫菊抽出粉
末、木粉末、杉、茶、松の葉茎粉末、甘草、陳皮等が使
用でき、通常、蚊取線香に対して50重量%〜80重量
%の範囲で配合されている。また、殺虫成分としては、
dl,d−T80−アレスリン等が使用でき、色素とし
ては、アラカイトグリーン等が使用でき、防カビ剤とし
ては、デヒドロ酢酸、ナトリウム塩、ソルビン酸、カリ
ウム塩等が使用でき、結合剤としては、CMC、コーン
スターチ、タブ粉、デキストリン、澱粉、アラビアゴム
等が使用できる。
【0007】なお、上記殺虫成分は、以下に挙げるアレ
スリンの異性体であり、さらに他のピレスロイド系化合
物を用いることができる。そのようなピレスロイド系化
合物としては、フェノトリン(3−フェノキシベンジル
d−シス/トランス−クリサンテマート)、ペルメト
リン(3−フェノキシベンジル dl−シス/トランス
−2,2−ジメチル−3−(2’,2’−ジクロロビニ
ル)−シクロプロパンカルボキシレート)、レスメトリ
ン((5−ベンジル−3−フリル)メチル d−シス/
トランス−クリサンテマート)、アレスリン(dl−3
−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテ
ニル dl−シス/トランス−クリサンテマート)、フ
タルスリン (1,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ
−ジオキソ−2−インドリル dl−シス/トランス−
クリサンテマート)、エムペントリン(1−エチニル−
2−メチル−2−ペンテニル dl−シス/トランス−
クリサンテマート)、1−エチニル−2−エチル−2−
ペンテニル−2,2,3,3−テトラメチル−シクロプ
ロパンカルボキシレート、1−エチニル−2−メチル−
2−ペンテニル−2,2−ジメチル−3−(2’,2’
−ジクロロビニル)−シクロプロパンカルボキシレー
ト、プラレトリン((+)−2−メチル−4−オキソ−
3−プロパルギルシクロペント−2−エニル d−シス
/トランス−クリサンテマート)、テフルスリン(2,
3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル−3
−(2’−クロロ−3’,3’,3’−トリフルオロ−
1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレート)、ベンフルスリン(2,3,5,6−
テトラフルオロベンジル−3−(2,2−ジクロロビニ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト)およびこれらの化合物の異性体、誘導体および類縁
体などが用いられ、これらピレスロイド系化合物より選
択した一種以上の化合物を、害虫防除用エアゾールに配
合できる。
【0008】本発明における蚊取線香には、通常用いら
れている効力増強剤、揮発率向上剤、消臭剤、香料、着
色剤等の各種添加剤を任意に添加することができる。効
力増強剤としては、ピペロニルプトキサイド、N−プロ
ピルイゾーム、MGK−264、サイネピリン222、
サイネピリン500、リーセン384、IBTA、S−
421等が、揮散率向上剤としては、フエネチルイソチ
オシアネート、ハイミツクス酸ジメチル、硝酸カリ、二
酸化マンガン等が、消臭剤としてはラウリル酸メタクリ
レート(LMA)等が、香料としては、シトラール、シ
トロネラール等が夫々例示できる。
【0009】なお、上記成分は、それらに限定されるも
のではない。
【0010】そして、新たに配合される菊花は、学名Ch
rysanthemum morifolium Ramatulle又はChrysanthemum
indicum Linne の頭花である。一方、支燃剤を構成する
除虫菊は、学名Chrysanthemum cinerariaefolium Bocc
である。上記菊花と除虫菊とは、同じキク科であるがそ
れぞれ区別される。菊花は、漢方で良く使用され、服用
すれば解熱、鎮静、鎮咳等の効果を有し、また安眠効果
があり、独特の臭いを有する。一方、除虫菊は、菊花の
ような生薬としての効果はなく、また臭いも殆どない。
【0011】菊花粉末を蚊取線香に対して3重量%以上
配合すると、刺激臭が抑制されることが確認され、30
重量%以上配合すると刺激臭が完全に抑えられることが
確認された。なお、菊花粉末は70重量%まで配合可能
である。さらに、従来構成の蚊取線香に菊花粉末を配合
することにより、燃焼性が改善されるとともに燃焼時間
が延長されることが確認された。
【0012】なお、以上説明した形態では、蚊を対象と
しているが、ゴキブリ、蠅等を対象とした線香にも適用
可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。表1は本
発明の蚊取線香A、Bと従来の蚊取線香Cとを刺激臭及
び燃焼時間において対照比較したものである。
【0014】本発明の蚊取線香Aは、菊花粉末に対し、
支燃剤として杉粉、除虫菊粉、木粉、結合剤としてタブ
粉、防腐剤としてデヒドロ酢酸ナトリウム、及び殺虫成
分としてdl,d−T80−アレスリンを所定量添加混
合し、この混合物に予め40℃程度の温湯に溶解させた
着色剤としてマラカイトグリーンを添加し、10分程度
練合後成型乾燥したものである。
【0015】また、本発明の蚊取線香Bは、上記蚊取線
香Aにおいて、支燃剤として用いられている杉粉を配合
せずに、菊花粉末を増量して上記蚊取線香Aと同様にし
て得たものである。なお、対照比較される従来の蚊取線
香Cは、菊花粉末を配合せずに上記蚊取線香A,Bと同
様にして得たものである。
【0016】蚊取線香A,B,Cは、それぞれ1本当た
り約13gとした。
【0017】
【表1】
【0018】刺激臭は、直径2cm、高さ40cmのガ
ラスシリンダー内で各蚊取線香を、それぞれ燻煙させる
ことにより比較した。この結果、菊花粉末が配合された
蚊取線香A,Bの方が、菊花粉末が配合されていない蚊
取線香Cに比して刺激臭が抑制されることが確認され
た。さらに、菊花粉末を増量することにより、さらに刺
激臭が抑制され、菊花粉末を30重量%配合したときに
刺激臭が消滅することが確認された。
【0019】燃焼時間は、無風の室内で各蚊取線香を燃
焼させることにより比較した。各蚊取線香をそれぞれ5
回に亘って燃焼させたところ、蚊取線香Aの燃焼時間
は、7時間乃至7時間20分の範囲に存在し、平均燃焼
時間は7時間12分であった。また、蚊取線香Bの燃焼
時間は、7時間20分乃至7時間40分の範囲に存在
し、平均燃焼時間は7時間30分であった。さらに、蚊
取線香Cの燃焼時間は、6時間50分乃至7時間10分
の範囲に存在し、平均燃焼時間は7時間5分であった。
【0020】以上の結果から、菊花粉末が配合された蚊
取線香A,Bの方が、菊花粉末が配合されていない蚊取
線香Cに比して燃焼時間が延長されることが確認され
た。また、菊花粉末を増量することにより、燃焼時間が
延長されることが確認された。なお、菊花粉末が配合さ
れた蚊取線香A,Bにあっては、燃焼中の立ち消えは確
認されなかった。
【0021】
【発明の効果】以上説明した発明によれば、菊花粉末を
配合することにより、燃焼時に発生する刺激臭を抑制す
ることができるとともに、燃焼性を改善し、かつ燃焼時
間を延長させることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菊花粉末が一成分として所定量配合され
    たことを特徴とする蚊取線香。
  2. 【請求項2】 前記菊花粉末が、3重量%以上70重量
    %以下の割合で配合されることを特徴とする請求項1に
    記載の蚊取線香。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114903058A (zh) * 2022-06-17 2022-08-16 汕头市金龙日化实业有限公司 一种电蚊香液及其制备方法

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