JPH09276150A - ガステーブル用五徳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の家庭用ガステーブルやコンロの五徳を
中華鍋の底面に合った安定した形にすると共に、吹きこ
ぼれや風による立消え等の消火を防止することを可能と
する。合せて、加熱効率が改善できるので省エネルギー
にもなる。 【解決手段】 五徳本体１の上面の鍋受けリブ２を中華
鍋底に沿った半球形にする。五徳本体１の側面上部に燃
焼状態を確認する為の切り欠き状の覗き窓３を設ける。
五徳本体１の底面４は家庭用のガステーブルの丸形や角
形等、既存の五徳にも適合するように角を丸くした角形
５にする。五徳本体１の側面底部の四隅に燃焼の為の吸
気口６を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ガステーブルやコ
ンロ用の安全な五徳に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の家庭用ガステーブルやコンロの五
徳は鍋を載せる複数の鍋受けリブは上面がほぼ水平にな
っている。ところが中華鍋の底面は半球形の為に従来の
五徳では座りが悪く、又、鍋が薄い為に調理中に吹きこ
ぼれ等により消火する可能性もある。そこで、鍋底の形
状が半球形である中華鍋や北京鍋でも安全に使える一般
家庭用のガステーブルやコンロの五徳に関するものであ
る。

【０００３】

【発明の実施の形態】五徳の上面は中華鍋の半球形の底
面にも適合する形にして、しかも、五徳と鍋の間から出
来るだけ火が出ないように、又、五徳の側面は調理中は
風の影響の受け難いようにし、更に、鍋の把手部分には
直接火が当たらないように覆った形の五徳する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の家庭用ガステー
ブルやコンロの五徳では次のような不具合がある 中華鍋の底面形状は半球形の為に上面がほぼ平坦な五徳
では座りが悪い。しかも、薄い中華鍋は鍋に火が入り易
く危険、又、調理中に吹きこぼれ等によりバーナー部分
が覆われて消火する可能性があったり、風による調理中
の立消えする可能性もあった。更に、中華鍋の把手は鍋
と一体の金属製が多いので、直接火が当たると火傷の危
険性があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】五徳上面の鍋受けリブの
形状を中華鍋の底面のほぼ半球形に沿った形にする。
又、五徳本体の側面は、調理中の燃焼状態を確認出来る
ように五徳の側面上部に切り欠き状の覗き窓を設ける以
外は、火炎を覆う形にするが、側面底部には数箇所に吸
気の為の穴や切り欠き部分を設ける。但、側面上部の覗
き窓は鍋の把手部分に直接火が当たらない方向に設け
る。次ぎに、五徳の底面は一般家庭のガステーブルやコ
ンロ用の丸形や角形など既存のほとんどの五徳に適合す
るように角を丸くした角形の五徳にする。更に、本発明
の五徳は既存のガステーブルやコンロの五徳を取外して
使用したり、又は、取外さないでも使用できるような形
にする。

【０００６】

【実施例】以下、図１の本発明の実施例は既存のガステ
ーブルの五徳を取外して使用するタイプの五徳本体の外
観斜視図である。ドーム形の五徳本体１の上面に複数の
放射状の鍋受けリブ２を設け、その上面形状は中華鍋の
底面に沿ったほぼ半球形にする。五徳の側面上部には調
理中の燃焼状態を確認する為に切り欠き状の覗き窓３を
設ける。この覗き窓３は鍋の把手部分に直接火が当たら
ないように３０〜４５度正面から横に外れた方向に設け
る。又、五徳の底面４は家庭用のガステーブルやコンロ
の丸や角形等、既存の五徳にも適合するように角を丸め
た角形の鍔５にする。又、側面底部の四隅には燃焼の為
の吸気口６を設ける。図２は本発明の五徳を既存のガス
テーブル７に被せて使用する場合の実施例の外観斜視図
である。図３は本発明の五徳本体１の上面の複数の鍋受
けリブ２を設けない、既存のガステーブルの五徳に被せ
て使用するタイプの変形実施例の外観斜視図である。

【０００７】

【発明の効果】五徳の上面の鍋受けリブの形状を中華鍋
の底面に沿ったほぼ半球形にする為に中華鍋が安定した
状態で調理ができる。又、燃焼状態を確認する為の覗き
窓と側底面の吸気口以外に穴を設けないので、調理中の
バックファイヤーや吹きこぼれによる消火や、調理中の
風による立消えも防止することが出来、鍋の把手に直接
炎が当たらない為に昇温を抑えることができるので、火
傷防止や鍋の把手接合部分の耐久性を向上することがで
きる。更に、鍋の外部に放出されていた火力を五徳で覆
う為に、火力が上がり強火料理が容易になり、加熱効率
が改善できるので省エネルギーにもなる。又、五徳の底
面形状を角を丸くした角形の五徳にする事により、市販
の家庭用ガステーブルやコンロの丸形や角形等、ほとん
どの形状の五徳にも適合でき、更に，五徳上面の鍋受け
リブを無くした形状の五徳にすることにより、既存のガ
ステーブルの五徳に直接被せる形で使用することもでき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の実施例の本体外観斜視図。

【図２】図２は本発明の五徳を既存のガステーブルで用
いる場合の実施例の外観斜視図。

【図３】図３は既存のガステーブルに直接被せて使用す
るタイプの五徳の変形実施例の外観斜視図である。

【符号の説明】

１ 五徳本体 ２ 鍋受けリブ ３ 覗き窓 ４ 底面 ５ 角を丸めた角形の鍔 ６ 吸気口 ７ ガステーブル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 家庭用のガステーブルやコンロの五徳に
   おいて、五徳本体の上面の複数個の鍋受けリブの形状は
   中華鍋の底面に沿ったほぼ半球形にして、側面上部には
   調理中に燃焼状態を確認する為の切り欠き状の覗き窓を
   設け、側面底部には複数個の吸気口を設け、底面の形状
   は丸や角形などの既存の五徳にも適合する角を丸くした
   角形の五徳。
2. 【請求項２】 五徳本体の上面の複数個の鍋受けリブを
   設けない形状にした請求項１記載の五徳。