JPH09276044A - 歯間ブラシ用ワイヤー及び歯間ブラシ - Google Patents

歯間ブラシ用ワイヤー及び歯間ブラシ

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JPH09276044A
JPH09276044A JP8613596A JP8613596A JPH09276044A JP H09276044 A JPH09276044 A JP H09276044A JP 8613596 A JP8613596 A JP 8613596A JP 8613596 A JP8613596 A JP 8613596A JP H09276044 A JPH09276044 A JP H09276044A
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brush
less
interdental brush
interdental
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座屈や破断がなく耐久性に優れるとともにブ
ラシに腰があって操作性にも優れ、しかも歯間への挿通
性にも優れた歯間ブラシ用ワイヤー及び歯間ブラシを提
供する。 【解決手段】 歯間ブラシのブラシ1の芯材としてのワ
イヤー1aとして、直径が0.15〜0.35mmで、
且つ化学成分が重量%において少なくとも、0.08%
以下の炭素と、1.00%以下のケイ素と、2.50%
以下のマンガンと、0.045%以下のリンと、0.0
30%以下の硫黄と、18.00〜20.00%のクロ
ムとからなる共通成分を含み、更に7.00〜10.5
0%のニッケルと、0.10〜0.25%の窒素を含む
か、或いは7.50〜10.50%のニッケルと、0.
15〜0.30%の窒素と、0.15%以下のニオブを
含むオーステナイト系ステンレス鋼線を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐久性に優れるとと
もに操作性に優れ、且つ歯間への挿通性にも優れた歯間
ブラシ用ワイヤー及び歯間ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】歯間ブラシはブラシとこのブラシを支持
するハンドルとより主として構成され、ブラシは1本の
ワイヤーを途中で折り返し、ワイヤー間に毛束を挟み込
んだうえこのワイヤーを捻じって製造している。ワイヤ
ーとしては一般に0.25mm〜0.35mmの直径を
有するステンレス鋼線、なかでもJIS規格のSUS3
04のステンレス鋼線が多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】歯間ブラシは歯間に挿
通したブラシを押し引きすることにより歯間に堆積した
歯垢や歯石を除去するものであるから、ブラシの軸芯を
構成するワイヤーは歯間に挿通可能な太さであって、且
つワイヤーには押し引き動作によっても座屈しない剛性
が要求される。また歯間ブラシはブラシ基部を折り曲げ
てブラシを歯間に位置づけることから、折り曲げ動作に
対しても破断しない耐久性も要求される。従来の歯間ブ
ラシは剛性が十分でないためワイヤーがS字状に曲がる
座屈現象が発生しやすく、またブラシ基部の折り曲げ操
作が繰り返されると使用途上で破断することもあり耐久
性がよくなかった。歯間部への通過性を向上させるため
には、細いワイヤーを用いることが要求されるが、ワイ
ヤー径を細くすると前記座屈現象や破断現象はより深刻
なものとなる。
【0004】本発明はこのような現況に鑑みてなされた
ものであり、座屈や破断がなく耐久性に優れるとともに
ブラシに腰があって操作性にも優れ、しかも歯間への挿
通性にも優れた歯間ブラシ用ワイヤー及び歯間ブラシを
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するに際して、歯間ブラシのワイヤーに要求される条
件について検討を行い、歯間ブラシのワイヤーには次の
条件が必要となることを確認した。 人体にとって化学的に無害であること。 ワイヤーの捻じり戻り(以下、スプリングバックと称
す)が生じずラセン巻き加工が可能であること。 ワイヤーの屈曲動作が頻繁に繰り返されても容易に破
断しないこと。 ワイヤーの軸心方向に沿ったブラッシング動作に対し
て、ワイヤーが座屈しないこと。
【0006】これら条件をほぼ満足する歯間ブラシの提
案としては特開平5−317123号がある。この発明
は曲げ強度の大きいワイヤー、即ち引張弾性率の大きな
ワイヤーを用いて、ワイヤーの破断防止及び座屈防止効
果を高めるとともに、ワイヤーに低融点熱可塑性樹脂を
被覆したうえこの樹脂をラセン巻き加工後に溶融固化す
ることにより、スプリングバック現象を防止したもので
ある。この発明によればワイヤーのスプリングバックを
防止できるため従来どおりのラセン巻き加工を踏襲しな
がら、ワイヤーの破断強度や座屈強度を高めることが可
能となったものの、この発明手法ではワイヤーへの樹脂
被覆及び被覆樹脂の溶融固化作業が新たに必要となって
工数が増える問題があり、また被覆樹脂の存在によりワ
イヤー径が事実上増加して歯間への挿通性が低下すると
いう問題があった。また、特開平7−227315号公
報に記載のように、コバルト合金製のワイヤーを用いる
ことで、樹脂被覆という手段を用いないで、上記
の条件を満足する歯間ブラシも提案されている。しか
し、この発明では、ワイヤー自体の破断強度や座屈強度
を高めるため、高価なコバルトを30〜60重量%も含
ませる必要があるので、ワイヤーの素材コストが高くな
り、ひいては歯間ブラシの製作コストが高くなるという
問題がある。
【0007】本発明は、歯間ブラシのワイヤーとして最
も適した安価な素材を用いることで、この課題を解決せ
んとするものであり、基本的には、従来から用いていた
SUS304に窒素やニオブを添加することで、歯間ブ
ラシ用のワイヤーとしての引張弾性率、耐力、破断強度
等の機械的強度を高めたものである。請求項1記載の歯
間ブラシ用ワイヤーは、歯間ブラシのブラシの芯材とし
てのワイヤーであって、直径が0.15〜0.35mm
で、且つ化学成分が重量%において少なくとも、0.0
8%以下の炭素と、1.00%以下のケイ素と、2.5
0%以下のマンガンと、0.045%以下のリンと、
0.030%以下の硫黄と、7.00〜10.50%の
ニッケルと、18.00〜20.00%のクロムと、
0.10〜0.25%の窒素とを含むオーステナイト系
ステンレス鋼線を用いてなるものである。
【0008】請求項2記載の歯間ブラシ用ワイヤーは、
歯間ブラシのブラシの芯材としてのワイヤーであって、
直径が0.15〜0.35mmで、且つJIS規格G4
303ステンレス鋼棒のSUS304N1で規定された
化学成分の鋼線を用いてなるものである。請求項3記載
の歯間ブラシ用ワイヤーは、歯間ブラシのブラシの芯材
としてのワイヤーであって、直径が0.15〜0.35
mmで、且つ化学成分が重量%において少なくとも、
0.08%以下の炭素と、1.00%以下のケイ素と、
2.50%以下のマンガンと、0.045%以下のリン
と、0.030%以下の硫黄と、7.50〜10.50
%のニッケルと、18.00〜20.00%のクロム
と、0.15〜0.30%の窒素と、0.15%以下の
ニオブとを含むオーステナイト系ステンレス鋼線を用い
てなるものである。
【0009】請求項4記載の歯間ブラシ用ワイヤーは、
歯間ブラシのブラシの芯材としてのワイヤーであって、
直径が0.15〜0.35mmで、且つJIS規格G4
303ステンレス鋼棒のSUS304N2で規定された
化学成分の鋼線を用いてなるものである。請求項5記載
の歯間ブラシは、請求項1〜4のいずれかに記載の歯間
ブラシ用ワイヤーをラセン巻き加工して毛束をワイヤー
間に挟持固定し、ワイヤーをブラシの芯材となしたもの
である。
【0010】
【作用】本発明に係る歯間ブラシ用ワイヤー及び歯間ブ
ラシにおいては、ワイヤーとしてSUS304に0.1
0〜0.25%の窒素を添加したSUS304N1など
のオーステナイト系ステンレス鋼線や、SUS304に
0.15〜0.30%の窒素と、0.15%以下のニオ
ブとを添加したSUS304N2などのオーステナイト
系ステンレス鋼線を用いているので、ワイヤーの引張弾
性率、耐力、破断強度等の機械的強度が高くなり、歯間
ブラシ用ワイヤーとして要求される剛性、バネ性、加工
性の全てがバランス良く高くなる。また、歯間ブラシの
芯材としての特性を十分に確保しつつ、ワイヤーの直径
を小さくすることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の対象となる歯間ブラシの一例であ
る。歯間ブラシは図1(a)に示すようにブラシ1を短
軸状のハンドル2に埋設固定した使い捨てタイプのもの
や、図1(b)に示すようにブラシ1を短軸基台3に埋
設固定したものを長軸ホルダー4に脱着自在に装着する
タイプ、あるいは図示しないが長軸ホルダー4の先端部
を屈曲させたもの、更にブラシとハンドルが別々に構成
され、ハンドルにブラシを装着することにより使用する
もの等があり、これら全てが本願発明の対象となる。歯
間ブラシでは、歯間対象部位に位置づけるために図2
(a)に示すようにブラシ1の基部を支点とした屈曲動
作を繰り返したり、図2(b)に示すようにワイヤー1
aの軸線に沿って押し引きするブラッシング動作を繰り
返すが、本発明はこのような動作に対してワイヤー1a
が破断したり座屈したりすることをなくすことが目的で
ある。
【0012】図3はブラシの製造手順の概略を示してい
る。その手順は1本のワイヤー1aを途中部で折り曲
げ、次いで折り曲げたワイヤー1a間に毛束1bを挟み
込んだうえワイヤー1aを捻じって、最後にカットによ
り周囲を整えて完成させる。この手順は従来技術及び本
願においても共通であり、本発明においてはこのような
ラセン巻き加工が可能であり且つラセン巻き加工後はス
プリングバックすることなくその形状を維持しうる加工
性、即ち適度な塑性変形性を与えることも目的である。
【0013】ブラシ1は、歯間への挿通性を高める観点
からは細くすることが重要であり、本発明ではワイヤー
1本あたりの太さを0.15〜0.35mmの範囲に設定
してあり、従来一般的に用いられている0.25〜0.
35mmよりも細いワイヤーの使用が可能となってい
る。現状より狭い隙間を清掃する為には、ワイヤーの太
さを0.15〜0.25mmの範囲に設定することが好
ましい。更に、ブラシの曲がりにくさと挿通性のバラン
スを考慮し、ブラシの曲がりにくさを重視する場合に
は、ワイヤーの太さを0.20〜0.25mmの範囲に
設定することが好ましい。
【0014】このような細線ワイヤーを用いた場合で
も、ワイヤーが破断したり座屈したりすることがなく、
且つラセン巻き加工を可能にするため、ワイヤーとし
て、化学成分が重量%において少なくとも、0.08%
以下の炭素と、1.00%以下のケイ素と、2.50%
以下のマンガンと、0.045%以下のリンと、0.0
30%以下の硫黄と、7.00〜10.50%のニッケ
ルと、18.00〜20.00%のクロムと、0.10
〜0.25%の窒素とを含むオーステナイト系ステンレ
ス鋼線、或いは少なくとも0.08%以下の炭素と、
1.00%以下のケイ素と、2.50%以下のマンガン
と、0.045%以下のリンと、0.030%以下の硫
黄と、7.50〜10.50%のニッケルと、18.0
0〜20.00%のクロムと、0.15〜0.30%の
窒素と、0.15%以下のニオブとを含むオーステナイ
ト系ステンレス鋼線を用いる。但し、ニオブは、0.0
8±0.02%の範囲で含まれていることが好ましい。
【0015】前者の化学成分は、JIS G 4303
ステンレス鋼棒において、SUS304N1として知
られているものであり、後者の化学成分は、JIS G
4303 ステンレス鋼棒において、SUS304N
2として知られているものである。表1にSUS304
N1、SUS304N2の化学成分を示す。前者の具体
的な製品としては、理研電線株式会社製のSUS304
ESがあり、後者の具体的な製品としては、理研電線株
式会社製のSUS304HNがある。
【0016】
【表1】
【0017】次に本発明の効果を確認するために行った
各種試験について述べる。表2に示す化学成分を有する
ステンレス鋼線について、機械的特性の測定、ブラシと
しての性能評価を行った。機械的特性は次のようにして
測定した。先ず、100mmの間隔を有する把持具間に
試験片を固定し、この100mmの実質的長さを有する
試験片を引っ張り速度30mm/分で引っ張って図7に
示すような「応力−歪み曲線」を得る。この図における
曲線の始点立ち上がり部の勾配を表す直線Aの傾きから
引張弾性率を求める。耐力は図中Bの値、破断伸びは図
中Cの値、更に破断強度は図中Dの値で求める。測定結
果を表3に、また評価結果を表4に夫々示す。尚、使用
した鋼線の太さは直径0.25mmのものを用いた。定
歪み疲労試験、定空隙通過疲労試験、座屈強度は次の方
法により測定した。これらの値は大きいほど歯間ブラシ
用ワイヤーとして優れていると判断できる。尚、サンプ
ル数は5本であり、表にはその平均値を記載した。
【0018】<定歪み疲労試験>図4(a)に示すよう
に歯間ブラシのワイヤー1aを基部付近で90°折曲さ
せた後、これを元の位置に戻し、次に図4(b)に示す
ように反対方向に90°折曲させた後、再び元の位置に
戻し、この往復動作を2回と数えて、ワイヤー1aが破
断するまでの曲げ回数を実測した。 <定空隙通過疲労試験>図5(a)に示すように、ワイ
ヤー1aの基部から先端までの長さが12mmのブラシ
1を用い、ワイヤー基部から10mm上方に直径2mm
の貫通孔5を有するスライド板6を水平に配置して、貫
通孔5にブラシ1の先端部を嵌合させた状態で、図5
(b)に示すように、スライド板6を元位置から左右へ
交互に5mmずつ水平移動させることにより、ブラシ1
の先端部を振幅10mm、振動数300rpmで振動さ
せ、ワイヤー1aが破断するまでの回数を実測した。 <座屈強度試験>図6(a)に示すように歯間ブラシの
ワイヤー先端に加圧板7を当て、この加圧板7の加圧力
を徐々に高めていき、図6(b)に示すように座屈した
ときの荷重を測定した。
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】表3、表4から次のことがわかる。本発明
のSUS304HN(SUS304N2)及びSUS3
04ES(SUS304N1)を用いた歯間ブラシは、
現行のSUS304を用いた歯間ブラシと比較して、引
張弾性率、耐力、破断強度の全てにおいて高くなってい
る。その結果、現行のSUS304と比較して、座屈強
度において、SUS304HNは約34.6%、SUS
304ESは15.4%の向上が見られ、定歪み疲労試
験において、SUS304HNは約69.8%、SUS
304ESは44.2%の向上が見られ、定空隙通過疲
労試験において、SUS304HNは約2.03倍、S
US304ESは1.49倍に向上しており、両者と
も、座屈強度、定歪み疲労試験、定空隙通過疲労試験の
全てにおいて優れた評価が得られた。
【0023】次に本発明者は本発明実施例であるSUS
304ES、SUS304HNを用いた歯間ブラシと、
SUS304を用いた現行歯間ブラシのそれぞれの使用
感についての実使用評価を15人の被験者を対象にして
行った。評価項目はワイヤーの弾力のあるなし、ワイヤ
ーの弾力の好き嫌い、ワイヤーの曲がりにくさ、ワイヤ
ーの耐久性、総合評価の合計5項目とし、1週間朝晩交
互に使用して、表5、表6に示す結果を得た。
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】表5に示すように、SUS304HNを用
いた歯間ブラシは、全ての項目において、SUS304
を用いた現行歯間ブラシよりも高い評価が得られた。ま
た、表6に示すように、SUS304ESを用いた歯間
ブラシにおいても、SUS304HNを用いた歯間ブラ
シよりは劣るものの、SUS304を用いた現行歯間ブ
ラシよりも全体的に高い評価が得られた。このように、
両者ともSUS304を用いた現行歯間ブラシより優れ
ていることが実使用試験においても確認された。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る歯間ブラシ用ワイヤー及び
歯間ブラシによれば、SUS304に窒素やニオブを添
加したステンレス鋼線からなるワイヤーを用いること
で、ワイヤーの素材コストを殆ど高めることなく、歯間
ブラシ用ワイヤーとして要求される剛性、バネ性、加工
性の全てをバランス良く高めて、座屈や破断に対する歯
間ブラシの耐久性を向上できるとともに、ブラシに腰の
ある操作性に優れた歯間ブラシを実現できる。また、歯
間ブラシの芯材としての特性を十分に確保しつつ、ワイ
ヤーの直径を小さくできるので、歯間への挿通性を無理
なく高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b)は本発明が対象とする歯間ブ
ラシの形態を示す正面図
【図2】 (a),(b)は使用途上においてブラシに
作用する外力を示す説明図
【図3】 ラセン巻き加工の手順を示す説明図
【図4】 (a),(b)は定歪み疲労試験についての
説明図
【図5】 (a),(b)は定空隙通過疲労試験につい
ての説明図
【図6】 (a),(b)は座屈強度試験についての説
明図
【図7】 耐力、破断伸び、引張弾性率の算出手法を
説明するための「応力−歪み曲線」を示す線図
【符号の説明】
1 ブラシ 1a ワイヤー 1b 毛束 2 ハンドル 3 短軸基台 4 長軸ホルダー 5 貫通孔 6 スライド板 7 加圧板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯間ブラシのブラシの芯材としてのワイ
    ヤーであって、直径が0.15〜0.35mmで、且つ
    化学成分が重量%において少なくとも、0.08%以下
    の炭素と、1.00%以下のケイ素と、2.50%以下
    のマンガンと、0.045%以下のリンと、0.030
    %以下の硫黄と、7.00〜10.50%のニッケル
    と、18.00〜20.00%のクロムと、0.10〜
    0.25%の窒素とを含むオーステナイト系ステンレス
    鋼線を用いてなる歯間ブラシ用ワイヤー。
  2. 【請求項2】 歯間ブラシのブラシの芯材としてのワイ
    ヤーであって、直径が0.15〜0.35mmで、且つ
    JIS規格G4303ステンレス鋼棒のSUS304N
    1で規定された化学成分の鋼線を用いてなる歯間ブラシ
    用ワイヤー。
  3. 【請求項3】 歯間ブラシのブラシの芯材としてのワイ
    ヤーであって、直径が0.15〜0.35mmで、且つ
    化学成分が重量%において少なくとも、0.08%以下
    の炭素と、1.00%以下のケイ素と、2.50%以下
    のマンガンと、0.045%以下のリンと、0.030
    %以下の硫黄と、7.50〜10.50%のニッケル
    と、18.00〜20.00%のクロムと、0.15〜
    0.30%の窒素と、0.15%以下のニオブとを含む
    オーステナイト系ステンレス鋼線を用いてなる歯間ブラ
    シ用ワイヤー。
  4. 【請求項4】 歯間ブラシのブラシの芯材としてのワイ
    ヤーであって、直径が0.15〜0.35mmで、且つ
    JIS規格G4303ステンレス鋼棒のSUS304N
    2で規定された化学成分の鋼線を用いてなる歯間ブラシ
    用ワイヤー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の歯間ブ
    ラシ用ワイヤーをラセン巻き加工して毛束をワイヤー間
    に挟持固定し、ワイヤーをブラシの芯材となした歯間ブ
    ラシ。
JP8613596A 1996-04-09 1996-04-09 歯間ブラシ用ワイヤー及び歯間ブラシ Pending JPH09276044A (ja)

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SG1997001064A SG70002A1 (en) 1996-04-09 1997-04-07 Interdental brush wire and interdental brush
US08/835,193 US5882584A (en) 1996-04-09 1997-04-07 Interdental brush wire and interdental brush
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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