JPH09275756A - コンバインの脱穀装置における送塵弁開閉制御装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置における送塵弁開閉制御装置

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JPH09275756A
JPH09275756A JP8090784A JP9078496A JPH09275756A JP H09275756 A JPH09275756 A JP H09275756A JP 8090784 A JP8090784 A JP 8090784A JP 9078496 A JP9078496 A JP 9078496A JP H09275756 A JPH09275756 A JP H09275756A
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JP
Japan
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dust
traveling
feed chain
handling
machine body
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Pending
Application number
JP8090784A
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English (en)
Inventor
Wataru Nakagawa
渉 中川
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインの走行停止または後退中に、扱室
内に藁塵が多量に滞留するのを防止する。 【解決手段】 コンバインの走行機体の前部に刈取前処
理装置をその後方に脱穀装置を配置し、脱穀装置におけ
る扱胴11を備えた扱室10の一側にフイードチェン7
を配置すると共に、扱室内の処理物排出用の送塵弁50
を制御モータ51にて開閉回動するように構成し、走行
機体が走行停止もしくは後退移動するように主変速レバ
ー53を回動させるとき、コントローラユニット60を
介して前記刈取前処理装置及びフイードチェンの駆動を
停止させるべくクラッチアクチュエータ55,56を作
動させると共に送塵弁50を開放側に変位させるように
制御モータ51を駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走自脱式コンバ
インの脱穀装置における扱室内の送塵弁を開閉制御する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、実公昭61−127
57号公報、実公平2−24429号公報、特公平5−
30410号公報等において、コンバインの脱穀装置に
おける扱室内に設けた送塵弁を、扱室内の穀稈処理物の
量や扱胴の負荷に応じて開閉制御することが提案されて
いる。
【0003】他方、従来のコンバインの機種として、走
行機体の前進時には、その走行速度に刈取前処理装置の
駆動とフイードチェンの駆動とを同調させるように構成
したものがあった。そして、圃場内でのコンバインの走
行機体の方向変換など際しての一旦停止時や後退時に
は、当該コンバインの扱胴の回転等の脱穀処理部分の駆
動は実行しているものの、刈取前処理装置及びフイード
チェンの駆動を停止させることが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フイー
ドチェンの駆動が停止した状態で扱胴が回転駆動してい
ると、穀稈の根元部をフイードチェンにて挟持したま
ま、当該穀稈の穂先部を扱室内に挿入した位置で搬送停
止しているから、扱胴による穂先部の扱き作業が進み過
ぎて、塵の発生が大きくなり過ぎて扱室下方での揺動選
別及び風選別の性能を悪化させたり、扱胴等の動力負担
が大きくなり過ぎるという問題があった。
【0005】本発明は、これらの問題を解決すべくなさ
れたものであり、揺動選別、風選別の性能を悪化させず
軽快に脱穀できる脱穀装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の、コ
ンバインの脱穀装置における送塵弁開閉制御装置は、走
行機体の前部に刈取前処理装置をその後方に脱穀装置を
配置し、脱穀装置における扱胴を備えた扱室の一側にフ
イードチェンを配置すると共に、扱室内の処理物排出用
の送塵弁をアクチュエータにて開閉回動するように構成
してなるコンバインにおいて、前記走行機体が走行停止
もしくは後退移動するとき、前記刈取前処理装置及びフ
イードチェンの駆動を停止させると共に前記送塵弁を開
放側に変位させるようにアクチュエータを駆動制御する
制御手段を備えたものである。
【0007】
【発明の効果】即ち、本発明では、走行機体の停止時ま
たは後退時においては、刈取前処理装置及びフイードチ
ェンへの動力伝達をOFFにすると共に、送塵弁を開き
方向に回動させることにより、刈取前処理装置及びフイ
ードチェンに動力を伝達しない分だけ、エンジンの負担
が軽くなると同時に、停止したフイードチェンにて挟持
されたまま扱室内に位置する穀稈のために発生する藁塵
を迅速に扱胴終端側に排出させて、扱室内の塵の滞留を
無くし、扱室下方での揺動選別及び風選別の性能を悪化
させないようにすることができるのである。そして、こ
れによって扱室内にいつまでも排藁や塵が多量に滞留し
ないから、扱胴の負荷も軽減できるという効果を奏する
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明をコンバインに適用し
た実施例について説明すると、図1は左右一対の走行ク
ローラ2を有するコンバインの走行機体1の側面図であ
り、図2は走行機体1の平面図、図3は走行機体1上の
脱穀装置3の側断面図、図4は図3のIV−IV線矢視断面
図である。
【0009】走行機体1の進行方向に向かって左側には
脱穀装置3を搭載し、走行機体1の前部には図示しない
油圧シリンダにより昇降動可能な刈取前処理装置4を配
置する。刈取前処理装置4の下部フレームの下部側には
バリカン式の刈取装置5を、前方には6条分の穀稈引起
装置6が配置され、穀稈引起装置6と脱穀装置における
フイードチェン7前端との間には穀稈搬送装置8が配置
され、穀稈引起装置6の下部前方には分草体9が突出し
ている。
【0010】脱穀装置3における扱室10内の扱胴11
の回転軸線が走行機体1の進行方向に沿うように配置
し、扱室10の左端に配置されたフイードチェン7にて
根元部を挟持されて搬送される穀稈の穂先部が扱胴11
の下面側で脱穀される。扱室10の下部の処理室12に
は、排塵口13を除いてクリンプ網14が張設され、こ
のクリンプ網14を漏下した被処理物は、その下方で走
行機体1の進行方向に沿って前後揺動する揺動選別機構
15における前後対のフイードパン16,17に受けら
れ、チャフシーブ18にて揺動選別を受ける。そのと
き、その下方の唐箕フアン19及び前記前後対のフイー
ドパン16,17に送風する送風フアン20にて被処理
物は風選別を受けつつグレンパン21及び選別網22か
ら清粒として一番受け樋23方向に落下する。なお、扱
室10の側方には処理胴29が配置され、扱胴11後部
側方にて被処理物の一部が処理胴29方向に送られてさ
らに脱穀処理される。
【0011】揺動選別機構15の後部チャフシーブから
落下した二番処理物は、二番受け樋24にて受けられ、
そのスクリューコンベヤ24a及び二番還元コンベヤ2
5を介して篩線26上に放出されて、再度の選別を受け
る。前記揺動選別及び風選別を受けて清粒となった穀粒
は一番受け樋23のスクリューコンベヤ23aを介して
穀粒タンク27に集められ、排出オーガ28を介して機
外に搬出される。処理室12内の塵は吸引フアン30に
て機外に排出され、フイードチェン7の後端で受け継が
れた排藁は、排藁チェン31を介して長い状態で走行機
体1の後方に排出されるか、または排藁カッタ33にて
適宜短く切断した後排出される。なお、符号32は、走
行機体1の前部右側に配置した運転室である。
【0012】図5は、上記コンバインの動力伝達系を示
すスケルトン図であって、運転室32の下方に配置した
エンジン35からの出力の一方は、クラッチ36を介し
て穀粒タンク27内の底コンベヤ37及び縦コンベヤ3
8に動力伝達し、次いで排出オーガ28内のスクリュー
コンベヤ(図示せず)に伝達される。エンジン35から
の他の出力は、動力分岐用ミッション39を介して扱胴
駆動軸40、選別駆動軸41、走行用の油圧ポンプ油圧
モータ式(HST式)走行駆動部42への駆動軸43及
び刈取前処理装置4への定速回転駆動軸44に動力伝達
される。また、前記(HST式)走行駆動部42より出
力する刈取同調駆動軸45から、(走行駆動部の正回転
時のみ伝達可能な)ワンウエイクラッチ45a及びクラ
ッチ46を介して刈取軸47に動力伝達させる。また、
刈取軸47には、刈取前処理装置4への動力伝達部より
下流側にてフイードチェン7への動力伝達をON・OF
Fするためのフイードチェン用クラッチ49が配置され
ている。それぞれのクラッチ46,48,49をON・
OFF操作するには、それぞれのクラッチに対応する電
磁ソレノイド等のクラッチアクチュエータ55,56,
57をON・OFF動作するように構成されている。
【0013】従って、走行機体1を走行させながら刈取
脱穀作業を実行するときには、動力分岐用ミッション3
9における流し込みクラッチ48をOFF(動力遮
断)、クラッチ46及びクラッチ49はONの状態(動
力接続)にして、走行駆動部42の出力に同調させた回
転数の刈取同調駆動軸45を介して刈取軸47を駆動さ
せて刈取前処理装置4及びフイードチェン7を同調駆動
する一方、扱胴駆動軸40及び選別駆動軸41を駆動さ
せて、扱胴11、処理胴29、送風フアン20、唐箕フ
アン19、揺動選別機構15等を駆動させるのである。
【0014】また、圃場内での刈取脱穀作業途中におい
て走行機体を方向転換等を実行するに際して、走行機体
1を停止または後退させるとき、刈取前処理装置4とフ
イードチェン7との駆動を停止する時には、クラッチ4
6及び流し込みクラッチ48をOFFにする。フイード
チェン7のみの駆動を停止するには、フイードチェン用
クラッチ49をOFFにする。
【0015】なお、圃場内での刈取脱穀作業途中におい
て走行機体を方向転換等を実行するに際して、走行機体
1を停止または後退させながらも、刈取前処理装置4及
びフイードチェン7途中にある穀稈を扱室10内に搬送
して脱穀・選別作業を継続したい場合には、流し込みク
ラッチ48及びフイードチェン用クラッチ49をON、
クラッチ46をOFFにさせれば良い。
【0016】図3、図4及び図6は扱室10内に設けた
複数の送塵弁50を示し、該送塵弁50は扱室10内で
あって、扱胴11の上辺側にて扱歯11aと対峙するよ
うに配置され、正逆回転可能なアクチュエータとしての
制御モータ51及び連動リンク機構52を介して送塵弁
50の向きが開き方向及び閉じ方向に回動するように構
成されている。この場合、図6において、扱胴11が矢
印A方向に回転して、フイードチェン7にて供給される
穀稈の穂先部が扱胴の下辺部位にて脱穀されるいわゆる
下扱動作を実行するき、送塵弁50のフイードチェン7
に近い側が扱胴11終端側に変位する方向(矢印B方
向)を開き方向と称し、逆に矢印C方向(送塵弁50の
フイードチェン7に近い側が扱胴11の始端側に変位す
る方向)に送塵弁50を回動する方向を閉じ方向と称す
る。そして、送塵弁50の開き方向への角度αが大きい
ほど、扱室10内の脱穀被処理物は速やかに扱胴11の
終端方向に移動されやすくなる。
【0017】そして、主変速レバー53の操作により、
走行機体1を前進位置、中立位置(停止位置)、後退位
置とに回動したとき、それぞれの位置をレバー位置セン
サ54にて検出するように構成し、その検出信号をマイ
クロコンピュータ式の制御手段としてのコントローラユ
ニット60に入力し、主変速レバー53が、ソレノイド
1の停止位置または後退位置にセットしたときには、刈
取前処理装置4及びフイードチェン7の駆動を停止すべ
く、クラッチ46のクラッチアクチュエータ55をOF
F、流し込みクラッチ48のクラッチアクチュエータ5
6をOFFとし、且つ制御モータ51を正回転方向に駆
動して、送塵弁50を開き方向(開放側)に所定角度だ
け回動させるのである。なお、この送塵弁50の開閉角
度は制御モータ51等に備えたロータリエンコーダ等の
角度センサ58にて検出できるものである。
【0018】このように、走行機体1の停止時または後
退時においては、刈取前処理装置4及びフイードチェン
7への動力伝達をOFFにすると共に、送塵弁50を開
き方向に回動させることにより、刈取前処理装置4及び
フイードチェン7に動力を伝達しない分だけ、エンジン
35の負担が軽くなると同時に、停止したフイードチェ
ン7にて挟持されたまま扱室10内に位置する穀稈のた
めに発生する藁塵を迅速に扱胴11終端側に排出させ
て、扱室10内の塵の滞留を無くし、扱室下方での揺動
選別及び風選別の性能を悪化させないようにすることが
できるのである。そして、これによって扱室10内にい
つまでも排藁や塵が多量に滞留しないから、扱胴の負荷
も軽減できるという効果を奏するのである。
【0019】なお、圃場内の通常の刈取脱穀作業時に
は、扱胴11を回転駆動する扱胴軸11b等に設けた扱
胴の回転数センサまた負荷センサ59の検出値に応じ
て、扱胴11が過負荷になれば、送塵弁50を開き回動
させ、軽負荷の場合には、送塵弁5を閉じ方向に回動す
るように制御モータ51を作動させれば良いのである。
また、図6のレバー位置センサ54に代えて、車速セン
サ(図示せず)を用いて、その検出値(前進、後退の区
別と、速度値)から、走行機体1の前進状態、停止状
態、及び後退状態を検出し、その検出信号をコントロー
ラユニット60に入力して、走行機体の走行停止もしく
は後退時においては、刈取前処理装置4及びフイードチ
ェン7への動力伝達をOFFにすると共に、送塵弁50
を開き方向に回動させる制御を実行するように構成して
も良いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】コンバインの平面図である。
【図3】脱穀装置の側断面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】コンバインの動力伝達経路を示す図である。
【図6】送塵弁の開閉制御手段のブロック図である。
【符号の説明】
1 走行機体 3 脱穀装置 4 刈取前処理装置 7 フイードチェン 10 扱室 11 扱胴 50 送塵弁 51 制御モータ 52 リンク機構 53 主変速レバー 54 レバー位置センサ 55,56,57 クラッチアクチュエータ 58 角度センサ 59 扱胴負荷センサ 60 コントローラユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の前部に刈取前処理装置をその
    後方に脱穀装置を配置し、脱穀装置における扱胴を備え
    た扱室の一側にフイードチェンを配置すると共に、扱室
    内の処理物排出用の送塵弁をアクチュエータにて開閉回
    動するように構成してなるコンバインにおいて、前記走
    行機体が走行停止もしくは後退移動するとき、前記刈取
    前処理装置及びフイードチェンの駆動を停止させると共
    に、前記送塵弁を開放側に変位させるようにアクチュエ
    ータを駆動制御する制御手段を備えたことを特徴とする
    コンバインの脱穀装置における送塵弁制御装置。
JP8090784A 1996-04-12 1996-04-12 コンバインの脱穀装置における送塵弁開閉制御装置 Pending JPH09275756A (ja)

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