JPH09275508A - カラー画像生成機及びその補正テーブルの作成方法 - Google Patents

カラー画像生成機及びその補正テーブルの作成方法

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JPH09275508A
JPH09275508A JP8084895A JP8489596A JPH09275508A JP H09275508 A JPH09275508 A JP H09275508A JP 8084895 A JP8084895 A JP 8084895A JP 8489596 A JP8489596 A JP 8489596A JP H09275508 A JPH09275508 A JP H09275508A
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JP
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digital signals
masking
region
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color image
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JP8084895A
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Shuji Hayashi
修司 林
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09275508A publication Critical patent/JPH09275508A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control

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  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色再現性に優れていると共に、望ましくない
疑似輪郭の生成が回避された、カラー画像を生成するこ
とを可能にする。 【解決手段】 C、M、Yの3原色をデジタル表示した
デジタル信号Cd、Md、Ydを補正テーブルを使用し
て補正する。補正テーブルは多数のマスキング演算式を
使用してマスキング演算補正テーブルを作成し、次いで
かかるマスキング演算補正テーブルにおける特異部を検
出し、検出した特異部を修正することによって作成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C(本明細書にお
いて「C」は「シアン」を意味する)、M(本明細書に
おいて「M」は「マゼンタ」を意味する)、Y(本明細
書において「Y」は「イエロ」を意味する)の3原色を
夫々階調表示したデジタル信号Cd、Md、Ydを補正
テーブルに従って補正する補正手段を備えたカラー画像
生成機、並びに上記補正テーブルを作成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラー画像生成機の典型例であるカラー
複写機は、周知の如く、カラー画像読取手段と変換手段
とを含むカラー画像信号生成手段を備えている。カラー
画像読取手段は、カラー画像を有する原稿における多数
の画素の各々の反射光をR(本明細書において「R」は
「レッド」即ち「赤」を意味する)、G(本明細書にお
いて「G」は「グリーン」即ち「緑」を意味する)、B
(本明細書において「B」は「ブルー」即ち「青」を意
味する)の3原色に分解してアナログ信号Ra、Ga、
Baを生成する。変換手段は、かかるアナログ信号R
a、Ga、BaをC、M、Yの3原色を夫々階調表示し
たデジタル信号Cd、Md、Ydに変換する。C、M、
Yの各々は夫々R、G、Bの各々と補色関係にあり、8
ビットデータで階調表示、即ち0乃至255階調で表示
すると、C=255−R、M=255−G、Y=255
−Bである。カラー画像生成機がカラー印刷機である場
合には、多数の画素の各々についてコンピュータ等から
受信した信号に基いてカラー画像信号生成手段が上記デ
ジタル信号Cd、Md、Ydを生成する。カラー画像生
成機は更にカラー画像形成手段を備えており、かかるカ
ラー画像形成手段は上記デジタル信号Cd、Md、Yd
の各々に基いて、夫々C色材、M色材、Y色材を施し、
そしてまたC色材、M色材、Y色材の節約及び/又はB
K(本明細書において「BK」は「ブラック」即ち
「黒」を意味する)の再現性向上の見地からBK色材を
施し、かくしてカラー画像を形成する。色材としては、
一般にトナー或いはインクが使用される。
【0003】而して、当業者には周知の如く、カラー複
写画像の形成に使用されるC色材、M色材、Y色材は理
想的分光特性を有するものではなく、所謂濁り成分を含
有している。また、カラー画像読取手段が生成するアナ
ログ信号Ra、Ga、Baも理想的分光特性に基づいた
ものではなく、カラー画像読取手段の特性に起因した歪
を含有したものである。かような事実に鑑み、特開昭6
4−7855号公報には、カラー画像信号生成手段が生
成するデジタル信号Cd、Md、Ydを、下記マスキン
グ演算式(A)に基いて補正し、補正されたデジタル信
号Cd″、Md″、Yd″に従ってカラー画像を形成す
ることが開示されている。下記マスキング演算式におけ
る係数aij(但しi=1、2、3、j=1、2、3)は
実験的或いは理論的に設定され得る。
【0004】
【数1】
【0005】また、特開平6−113126号公報に
は、色再現性を向上せしめるために、デジタル信号C
d、Md、Ydの各々の階調に応じて、上記マスキング
演算式における係数aijを変化せしめることが開示され
ている。更に詳述すると、デジタル信号Cd、Md、Y
dの各々が、全階調範囲を複数個(例えば3個)に分割
した分割範囲のいずれに属するかに応じて、相互に異な
った複数個のマスキング演算式、即ち係数aijが異なっ
たマスキング演算式を使用して、デジタル信号Cd、M
d、Ydを補正することが開示されている。
【0006】更に、本発明者は、特開平6−11312
6号公報に開示されている上記色補正様式について鋭意
検討及び実験を繰り返したが、全階調範囲を比較的多数
の分割範囲に分割しても、すべての色領域において充分
に満足し得る色再現性を達成するとができなかった。例
えば、C領域における色再現性を充分に良好なものにせ
しめるための係数aijを設定すると、他の色領域におけ
る色再現性が不充分になる。かかる事実に鑑み、本発明
者は、先に、平成7年特許願第269618号の明細書
及び図面において、多数の画素の各々について、予め定
めた複数個の色領域のいずれに属するかを判別し、複数
個の色領域の各々に応じて相互に異なったマスキング演
算式を選定して、デジタル信号Cd、Md、Ydを補正
することを提案した。
【0007】多数のマスキング演算式によってデジタル
信号Cd、Md、Ydを補正する様式を採用する場合に
は、処理速度の増大等の見地から多数のマスキング演算
式に基いて予め演算を遂行して多数の補正テーブルを作
成し、実際の画像生成の際のデジタル信号Cd、Md、
Ydの補正の際には補正テーブルを参照するようになす
ことが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】而して、デジタル信号
Cd、Md、Ydを補正するためのマスキング演算式の
係数aijを、上述したとおり、複数個の色領域の各々に
応じて、そしてまたデジタル信号Cd、Md、Ydの階
調に応じて適宜に変える場合、特にマスキング演算式の
係数aijが変えられる境界領域において、補正前のデジ
タル信号Cd、Md、Ydと補正後のデジタル信号C
d″、Md″、Yd″との階調相関関係に特異関係が生
成される傾向がある。かかる特異関係としては、増加と
逆転とが逆になる、即ち補正前のデジタル信号Cd、M
d、Ydにおいては増加しているにもかかわらず補正後
のデジタル信号Cd″、Md″、Yd″では減少する関
係、及び増加(又は減少)に対する急激な増加(減
少)、即ち補正前のデジタル信号Cd、Md、Ydにお
いては僅かな増加(減少)であるにもかかわらず補正後
のデジタル信号Cd″、Md″、Yd″では大幅に増加
(減少)する関係を挙げることができる。そして、かよ
うな特異関係が修正されることなく補正テーブルにその
まま残留せしめられると、形成されるカラー画像におい
て濃度変化が緩やかであるべき部位において急激に変化
し、これに起因して所謂疑似輪郭が生成される傾向があ
る。
【0009】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その技術的課題は、予め定められた複数個の領域
の夫々に対応した相互に異なった複数個のマスキング演
算式によってデジタル信号Cd、Md、Yd(本明細書
で使用する語句「デジタル信号Cd、Md、Yd」は、
特許請求の範囲の欄で使用する場合等において、カラー
画像信号生成手段が出力するデジタル信号Cd、Md、
Ydのみならず、かかるデジタル信号Cd、Md、Yd
に下地除去処理等の適宜の処理を施したデジタル信号C
d′、Md′、Yd′をも含む)を補正することによっ
て得られる補正デジタル信号Cd″、Md″、Yd″を
規定したマスキング演算補正テーブルを備えた形態のカ
ラー画像生成機において、マスキング演算補正テーブル
における補正前のデジタル信号Cd、Md、Ydと補正
後のデジタル信号Cd″、Md″、Yd″との特異関係
を適宜に修正して、形成されるカラー画像に望ましくな
い疑似輪郭が生成されることを充分に回避することであ
る。
【0010】本発明の他の技術的課題は、予め定められ
た複数個の領域の夫々に対応した相互に異なった複数個
のマスキング演算式によってデジタル信号Cd、Md、
Ydを補正することによって得られる補正デジタル信号
Cd″、Md″、Yd″を規定したマスキング演算補正
テーブルにおける、補正前のデジタル信号Cd、Md、
Ydと補正後のデジタル信号Cd″、Md″、Yd″と
の特異関係を適宜に修正して、カラー画像生成機におい
て生成されるカラー画像に望ましくない疑似輪郭が生成
されることを充分に回避することを可能にする補正テー
ブルを作成する方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明においては、予め定められた複数個の
領域の夫々に対応した相互に異なった複数個のマスキン
グ演算式によってデジタル信号Cd、Md、Ydを補正
することによって得られる補正デジタル信号Cd′、M
d′、Yd′を規定したマスキング演算補正テーブルを
作成し、次いで作成した該マスキング演算補正テーブル
によって規定された補正デジタル信号Cd′、Md′、
Yd′における特異部を検出し、そして検出した特異部
において補正デジタル信号Cd′、Md′、Yd′を修
正する。
【0012】即ち、本発明の一局面によれば、多数の画
素の各々について、C、M、Yの3原色を夫々階調表示
したデジタル信号Cd、Md、Ydを出力するカラー画
像信号生成手段と、該デジタル信号Cd、Md、Ydを
補正する補正手段とを備えたカラー画像生成機におい
て、該補正手段は補正テーブルを含み、該補正テーブル
に従って該デジタル信号Cd、Md、Ydを補正し、該
補正テーブルは、予め定められた複数個の領域の夫々に
対応した相互に異なった複数個のマスキング演算式によ
って該デジタル信号Cd、Md、Ydを補正することに
よって得られる補正デジタル信号Cd′、Md′、Y
d′を規定したマスキング演算補正テーブルを作成し、
次いで該マスキング演算補正テーブルによって規定され
た補正デジタル信号Cd′、Md′、Yd′における特
異部を検出し、該特異部において該補正デジタル信号C
d′、Md′、Yd′を修正することによって作成され
たものである、ことを特徴とする画像生成機が提供され
る。
【0013】本発明の他の局面によれば、多数の画素の
各々について、C、M、Yの3原色を夫々階調表示した
デジタル信号Cd、Md、Ydを出力するカラー画像信
号生成手段と、補正テーブルに従って該デジタル信号C
d、Md、Ydを補正する補正手段とを備えたカラー画
像生成機における、該補正テーブルを作成する方法にし
て、予め定められた複数個の領域の夫々に対応した相互
に異なった複数個のマスキング演算式によって該デジタ
ル信号Cd、Md、Ydを補正することによって得られ
る補正デジタル信号Cd′、Md′、Yd′を規定した
マスキング演算補正テーブルを作成し、次いで該マスキ
ング演算補正テーブルによって規定された補正デジタル
信号Cd′、Md′、Yd′における特異部を検出し、
該特異部において該補正デジタル信号Cd′、Md′、
Yd′を修正する、ことを特徴とする方法が提供され
る。
【0014】該特異部の検出は、C、M、Yの3原色の
各々において、該デジタル信号Cd、Md、Ydが夫々
所定階調増大した時に、該補正デジタル信号Cd′、M
d′、Yd′の各々が減少したこと或いは所定範囲を越
えて増大したことを検出することによって遂行されるの
が好ましい。好適形態においては、該複数個のマスキン
グ演算式は予め定められた複数個の色領域の各々に対応
して選定されたマスキング演算式を含み、該複数個の色
領域は該デジタル信号Cd、Md、Ydの相対的比率に
基いて定められている。該複数個の色領域は、GR(本
明細書において「GR」は「グレー」即ち「灰色」を意
味する)領域、C領域、B領域、G領域、Y領域、M領
域、R領域及びS(本明細書において「S」は「スキン
カラー」即ち「肌色」を意味する)領域を含むのが好ま
しい。該複数個のマスキング演算式は該複数個の色領域
の各々において、該デジタル信号Cd、Md、Ydの各
々の全階調範囲を複数個に分割した階調領域の各々に対
応して選定されたマスキング演算式を含むのが好都合で
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適実施形態について更に詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明に従って構成されたカラー
画像生成機の一実施形態であるカラー複写機における画
像信号処理様式を簡略に図示するブロック線図である。
図示のカラー複写機はカラー画像信号生成手段2を備え
ており、かかるカラー画像信号生成手段2はカラー画像
読取手段4と変換手段6とから構成されている。カラー
画像読取手段4は、主走査方向に配列された多数のCC
D(電荷結合素子)を有し、多数のCCDの各々にはB
フィルター、Gフィルター及びRフィルターのいずれか
が付設されている形態のものであるのが好都合である。
かようなカラー画像読取手段4は、光照射されるカラー
原稿に対して副走査方向に相対的に走査移動せしめら
れ、カラー原稿の多数の画素の各々について、反射光を
加色混合法における3原色R、G、Bに分解してアナロ
グ信号Ra、Ga、Baを生成する。変換手段6は、上
記アナログ信号Ra、Ga、Baを、減色混合法におけ
る3原色C、M、Y、を夫々階調表示したデジタル信号
Cd、Md、Ydに変換する。かかるデジタル信号C
d、Md、Ydは、通常、C、M、Yを8ビットデータ
で階調表示、従って0乃至255階調で表示する。周知
の如く、C、M、Yは夫々R、G、Bと補色関係にあ
り、0乃至255階調で表示する場合には、C=255
−R、M=255−G、Y=255−Bの関係が成立す
る。変換手段6はかかる関係に基いて上記アナログ信号
Ra、Ga、Baを上記デジタル信号Cd、Md、Yd
に変換する。また、かかる変換の際には、当業者には周
知のシューディング補正(カラー原稿を照明するランプ
のばらつき等の補正)及び対数補正(CCDの出力にお
ける非直線性の補正)も遂行される。
【0017】図1を参照して説明を続けると、上記変換
手段6が出力するデジタル信号Cd、Md、Ydは、全
体を番号8で示す信号処理を受けて、カラー画像形成手
段10に送給される。カラー画像形成手段10は、C、
M、Y、BKの各々について感光体へレーザ光線を選択
的に照射することによって静電潜像を形成し、かかる静
電潜像を夫々Cトナー、Mトナー、Yトナー、BKトナ
ーで現像する形態のものでよい。信号処理8において
は、先ず最初に、黒生成処理12が遂行される。この黒
生成処理12においては、、カラー画像の多数の画素中
の黒画素が選定され、これに応じてデジタル信号BKd
が生成される。生成されたデジタル信号BKはカラー画
像形成手段10に送給される。黒画素においてはデジタ
ル信号Cd、Md、Ydが実質上同一であると共に所定
値以上の階調を有し、かかる事実に基いて黒画素の選定
が遂行される。次いで、黒画素以外の画素に関するデジ
タル信号Cd、Md、Ydに下地除去処理14が施され
る。この下地除去処理14においては、各画素における
Cd、Md、Ydのうちの最小値min(Cd、Md、
Yd)が抽出され、これに係数αを乗じた値αmin
(Cd、Md、Yd)がBK成分BKd′として出力さ
れる。係数αは例えば0.5程度でよい。生成されたデ
ジタル信号BKd′〔=αmin(Cd、Md、Y
d)〕はカラー画像形成手段10に送給される。当業者
には周知の如く、かかる下地除去は、現像において比較
的高価なCトナー、Mトナー、Yトナーの使用を部分的
に比較的安価なBKトナーの使用に代える等の見地から
遂行される。
【0018】次いで、下地除去処理を施したデジタル信
号Cd′(=Cd−BKd′)、Md′(=Md−BK
d′)、Yd′(=Yd−BKd′)は、補正テーブル
16(かかる補正テーブル16については後に更に詳述
する)に従って補正処理18を受け、しかる後にカラー
画像形成手段10に送給される。所望ならば、下地除去
処理を施したデジタル信号Cd′、Md′、Yd′を補
正テーブル16に従って補正処理することに代えて、下
地除去処理を施すことなく上記デジタル信号Cd、M
d、Ydを直接的に補正テーブルに従って補正処理する
こともできる。
【0019】図2を参照して、補正処理18に使用され
る補正テーブル16の作成の好適実施形態について説明
すると、補正テーブル16の作成の第一段階は色領域判
別処理20であり、この色領域判別処理20において
は、デジタル信号Cd′、Md′、Yd′によって規定
される画素が、複数個の色領域、好ましくは8個の色領
域、即ちGR領域、C領域、B領域、G領域、Y領域、
M領域、R領域、S領域、のいずれに属するかが、C
d′、Md′、Yd′の相対的比率に基いて判別され
る。更に詳述すると、好適実施形態においては、色領域
判別処理20は次の手順で遂行される。
【0020】(1)第一工程において、各画素について
GR領域に属するか否かが判別される。かかる判別はC
d′、Md′、Yd′が比較的均等に存在するか否かを
基準とするものであり、 0.6<Md′/Yd′<1.3 0.6<Md′/Cd′<1.3 の双方を満足する場合、 0.6<Cd′/Yd′<1.3 0.6<Cd′/Md′<1.3 の双方を満足する場合、及び 0.6<Yd′/Md′<1.3 0.6<Yd′/Cd′<1.3 の双方を満足する場合には、GR領域に属すると判別す
る。
【0021】(2)第二工程として、上記第一工程にお
いてGR領域に属すると判別されなかった画素の各々に
ついて、C領域に属するか否かが判別される。かかる判
別はCd′に比べてMd′、Yd′が共に低いか否かを
基準とするものであり、 Md′/Cd′<0.6 Yd′/Cd′<0.6 の双方を満足する場合には、C領域に属すると判別す
る。
【0022】(3)第三工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されなかった画素の各々について、B領域
に属するか否かが判別される。かかる判別は、Cd′、
Md′に比べてYd′が低いか否かを基準とするもので
あり、 Yd′/Md′<0.5 Yd′/Cd′<0.5 の双方を満足する場合には、B領域に属すると判別す
る。
【0023】(4)第四工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されなかった画素の各々について、G領域に属する
か否かが判別される。かかる判別は、Cd′、Yd′に
比べてMd′が低いか否かを基準とするものであり、 Md′/Cd′<0.6 Md′/Yd′<0.6 の双方を満足する場合には、G領域に属すると判別す
る。
【0024】(5)第五工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別され
なった画素の各々について、Y領域に属するか否かが判
別される。かかる判別は、Yd′に比べてMd′が低く
且つCd′が一定値以下であるか否かを基準とするもの
であり、 Md′/Yd′<0.3 Cd′/255<0.1 の双方を満足する場合には、Y領域に属すると判別す
る。
【0025】(6)第六工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別され
ず、上記第五工程でY領域に属すると判別されなった画
素の各々について、M領域に属するか否かが判別され
る。かかる判別は、Md′に比べてCd′、Yd′が共
に低いか否かを基準とするものであり、 Cd′/Md′<0.3 Yd′/Md′<0.55 の双方を満足する場合には、M領域に属すると判別す
る。
【0026】(7)第七工程として、上記第一工程でG
R領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領域に
属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属すると
判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別され
ず、上記第五工程でY領域に属すると判別されず、上記
第六工程でM領域に属すると判別されなった画素の各々
について、R領域に属するか否かが判別される。かかる
判別は、Md′,Yd′に比べてCd′が低いか否かを
基準とするものであり、 Cd′/Md′<0.3 Cd′/Yd′<0.3 の双方を満足する場合には、R領域に属すると判別す
る。
【0027】(8)第八工程においては、上記第一工程
でGR領域に属すると判別されず、上記第二工程でC領
域に属すると判別されず、上記第三工程でB領域に属す
ると判別されず、上記第四工程でG領域に属すると判別
されず、上記第五工程でY領域に属すると判別されず、
上記第六工程でM領域に属すると判別されず、上記第七
工程でR領域に属すると判別されなった画素の各々につ
いて、S領域に属するか否かが判別される。かかる判別
においては、 Cd′/255+0.1<Md′/255 Md′/255<Cd′/255+0.3 Md′/255+0.1<Yd′/255 Yd′/255<Md′/255+0.2 の全てを満足する場合には、S領域に属すると判別す
る。
【0028】上記第一乃至第八工程の遂行により、各画
素が8個の色領域、即ちGR領域、C領域、B領域、G
領域、Y領域、M領域、R領域、S領域、のいずれに属
するかが判別される。上記第一乃至第七工程における判
別式は日本電子写真学会から発行されているテストチャ
ートNo.5−1における各色のCd、Md、Ydデー
タに基いて適宜算出したものである。また、上記第八工
程における判別式は本発明者が種々のカラー画像を詳細
に分析して実験的に導き出したものである。興味深いこ
とに、本発明者の実験によれば、自然なカラー画像にお
ける人間の顔色は、白色人種、黄色人種及び黒色人種の
いずれにしても、殆どの場合上記S領域に属すると判別
されることが判明している。
【0029】図2を参照して説明を続けると、上記色領
域判別処理20の後に、マスキング処理22が遂行され
る。かかるマスキング処理22は、デジタル信号C
d′、Md′、Yd′を下記マスキング演算式(B)に
基いて補正するが、上述した8個の色領域、即ちGR領
域、C領域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領
域、S領域の各々に応じて、そしてまたデジタル信号C
d′、Md′、Yd′の各々が全階調範囲を複数個に分
割した分割範囲のいずれに属するかに応じて、下記マス
キング演算式(B)における係数aij(但しi=1、
2、3、j=1、2、3)の組合せが相互に異なり、従
って相互に異なったマスキング演算式が選定されて、補
正デジタル信号Cd″、Md″、Yd″が生成される。
【0030】
【数2】
【0031】画素がGR領域に属する場合には、C
d′、Md′、Yd′がバランスされている故に、かか
るバランスの崩壊を回避して(他の色領域におけるマス
キング演算式を適用すると、かかるバランスが崩壊せし
められる傾向がある)補正するマスキング処理GR−2
2が遂行される。上記マスキング演算式(B)における
係数aijの好適値を例示すると、下記表1のとおりであ
る。
【0032】
【表1】
【0033】例えば、(Cd′、Md′、Yd′)=
(115、108、114)の場合には、マスキング演
算式は下記(C)のとおりに選定される。
【0034】
【数3】
【0035】画素がC領域に属する場合には、Y成分が
過小でM成分が過大である故に、Yd′を増大せしめ、
Md′を減少せしめるように補正するマスキング処理C
−22が遂行される。上記マスキング演算式(B)にお
ける係数aijの好適値を例示すると、下記表2のとおり
である。
【0036】
【表2】
【0037】画素がB領域に属する場合には、Y成分が
過大である故に、Yd′を減少せしめるように補正する
マスキング処理B−22が遂行される。上記マスキング
演算式(B)における係数aijの好適値を例示すると、
下記表3のとおりである。
【0038】
【表3】
【0039】画素がG領域に属する場合には、M成分が
過小である故に、Md′を増大せしめるように補正する
マスキング処理G−22が遂行される。上記マスキング
演算式(B)における係数aijの好適値を例示すると、
下記表4のとおりである。
【0040】
【表4】
【0041】画素がY領域い属する場合いは、M成分が
過小である故に、Md′を増大せしめるように補正する
マスキング処理Y−22が遂行される。上記マスキング
演算式(B)における係数aijの好適値を例示すると、
下記表5のとおりである。
【0042】
【表5】
【0043】画素がM領域に属する場合には、C成分が
幾分過剰である傾向があり、それ故にCd′を幾分減少
せしめるように補正するマスキング処理M−22が遂行
される。上記マスキング演算式(B)における係数aij
の好適値を例示すると、下記表6のとおりである。
【0044】
【表6】
【0045】画素がR領域に属する場合には、C成分が
若干過剰である傾向があり、それ故にCd′を若干減少
せしめるように補正するマスキング処理R−22が遂行
される。上記マスキング演算式(B)における係数aij
の好適値を例示すると、下記表7のとおりである。
【0046】
【表7】
【0047】画素がS領域に属する場合には、M成分が
過剰である(顔が赤くなる)故に、Md′を減少せしめ
るように補正するマスキング処理S−22が遂行され
る。上記マスキング演算式(B)における係数aijの好
適値を例示すると、下記表8のとおりである。
【0048】
【表8】
【0049】上述したとおりのマスキング処理22を遂
行することによって多数のマスキング演算補正テーブル
が作成される。図3はマスキング演算補正テーブルの一
例を図式的に示している。図示のマスキング演算補正テ
ーブル24はYd′の値が255である時の、Cd′及
びYd′の値による補正デジタル信号Cd″の値の変化
を示している。かかるマスキング演算補正テーブル24
の作成には、9個の相互に異なったマスキング演算式が
使用されている。即ち領域24−1乃至24−9におい
ては夫々下記式(1)乃至(9)のとおりのマスキング
演算式が使用されている。
【0050】
【数4】
【0051】
【数5】
【0052】
【数6】
【0053】
【数7】
【0054】
【数8】
【0055】
【数9】
【0056】
【数10】
【0057】
【数11】
【0058】
【数12】
【0059】上記例示においては、Cd′、Md′、Y
d′の各々が全階調範囲(0乃至255階調)を4個に
分割した分割範囲(GR領域、C領域、B領域、G領
域、Y領域、M領域、R領域、R領域においては0乃至
55、56乃至110、111乃至190、191乃至
255の分割範囲で、S領域においては0乃至100、
101乃至150、151乃至190、191乃至25
5の分割範囲)のいずれに属するかに応じてマスキング
演算式(B)の係数aijを変えているが、所望ならば全
階調範囲を2又は3或いは5以上の適宜の範囲に分割
し、分割範囲のいずれに属するかに応じてマスキング演
算式(B)の係数aijを変えることもでき、或いは全階
調範囲を通してマスキング演算式(B)の係数aijを共
通にすることもできる。
【0060】図2及び図3を参照して説明を続けると、
本発明においては、上述したとおりにしてマスキング演
算補正テーブルを作成した後に、特異部検出処理26が
遂行される。図3に図示されているマスキング演算補正
テーブル24に関して例示すると、最初に、Md′が0
である時、Cd′の変化に応じてCd″が如何に変化す
るかが検査される(図3に図示されているマスキング演
算補正テーブル24においてはYd′は一定で255で
ある)。この検査の好適例においては、Cd′が例えば
5階調でよい所定階調増大した時のCd″の値が検査さ
れ、かような検査がCd′の値0から255までの各々
について遂行される。そして、Cd′がnからn+a
(aは例えば5でよい整数)まで増大した時にCd″の
値が減少した場合には、その間に特異部が存在すると認
識する。図3に図示されているマスキング演算補正テー
ブル24においては、Md′が0である時、符号Aで示
す部分においてCd″が減少する特異部が存在すること
が理解される。かかる特異部Aの存在が認識された場合
には、Cd′がnからn+aまで増大する間におけるC
d″の変化が1階調毎に検査され、図4に図示する如く
Cd′がmからm+1に増大する時にCd″が減少する
ことが認識される。かようにして特異部Aが検出された
場合には、これに続いて特異部修正処理28が遂行され
る。特異部Aの修正は、例えば、図4に二点鎖線で示す
如くCd′がm−5からm+5まで増大する時にCd″
が直線的に漸増するように、Cd″の値が修正される。
Cd′がnからn+aまで増大した時にCd″の値が、
例えば10階調でよい所定階調を越えて増大した場合に
も、その間に特異部が存在すると認識する。図3に図示
されているマスキング演算補正テーブル24において
は、Md′が0である時、符号Bで示す部分(及び符号
Cで示す部分)においてCd″が所定階調を越えて増大
することが理解される。かかる特異部B(及びC)の存
在が認識された場合には、Cd′がnからn+aまで増
大する間におけるCd″の変化が1階調毎に検査され、
図5に図示する如くCd′がmからm+1に増大する時
にCd″が急激に増大することが認識される。かように
して特異部B(及びC)が検出された場合にも、これに
続いて特異部修正処理28が遂行される。特異部B(及
びC)の修正は、例えば、図5に二点鎖線で示す如くC
d′がm−5からm+5まで増大する時にCd″が直線
的に漸増するように、Cd″の値が修正される。
【0061】上述したとおりの検査及び修正は、Md′
が0から255までの各々について遂行される。次い
で、Cd′が0から255までの各々のついて、Md′
の変化に応じてCd″が如何に変化するかについて遂行
される。更に、Yd′が0から255までの各々につい
て、同様な検査及び修正が遂行される。加えて、Cd′
が0から255までの各々において、そしてまたMd′
が0から255までの各々において、Yd′の変化に応
じてCd″が如何に変化するかについて遂行される。か
くして、Cd″の値についての特異部検出処理26及び
特異部修正処理28が終了する。しかる後に、Md″の
値及びYd″の値について同様の特異部検出処理26及
び特異部修正処理28が遂行される。かくして、マスキ
ング演算補正テーブル24が必要に応じて適宜の補正さ
れ、補正テーブル16が作成される。
【0062】再び図1を参照して説明すると、カラー画
像形成手段10は、上記黒生成処理12の後に送給され
るデジタル信号BKd、上記下地除去処理14の後に送
給されるデジタル信号BKd′、上記補正処理18の後
に送給されるデジタル信号Cd″、Md″、Yd″に基
いてカラー画像を形成する。この際には、当業者には周
知の倍率変更、濃度調整等のための信号処理が必要に応
じて遂行される。かくして、カラー原稿に対応して全て
の色領域において色再現性に優れたカラー画像を有する
カラー複写物が生成される。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、色再現性に優れている
と共に疑似輪郭の生成が回避された優れたカラー画像を
生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたカラー画像生成機の
一実施形態であるカラー複写機における画像信号処理様
式を簡略に図示するブロック線図。
【図2】図1のカラー画像形成機における補正処理に使
用される補正テーブルの作成様式を簡略に図示するブロ
ック線図。
【図3】図2に示す補正テーブルの作成様式において作
成されるマスキング演算補正テーブルの一部を図式的に
図示する立体線図。
【図4】図3に図示するマスキング演算補正テーブルに
おける特異部の一例、及びかかる特異部の修正様式の一
例を図示する線図。
【図5】図3に図示するマスキング演算補正テーブルに
おける特異部の他の例、及びかかる特異部の修正様式の
一例を図示する線図。
【符号の説明】
2:カラー画像信号生成手段 4:カラー画像読取手段 6:変換手段 8:信号処理 10:カラー画像形成手段 12:黒生成処理 14:下地除去処理 16:補正テーブル 18:補正処理 20:色判別処理 22:マスキング処理 24:マスキング演算補正テーブル 26:特異部検出処理 28:特異部修正処理

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の画素の各々について、C、M、Y
    の3原色を夫々階調表示したデジタル信号Cd、Md、
    Ydを出力するカラー画像信号生成手段と、該デジタル
    信号Cd、Md、Ydを補正する補正手段とを備えたカ
    ラー画像生成機において、 該補正手段は補正テーブルを含み、該補正テーブルに従
    って該デジタル信号Cd、Md、Ydを補正し、 該補正テーブルは、予め定められた複数個の領域の夫々
    に対応した相互に異なった複数個のマスキング演算式に
    よって該デジタル信号Cd、Md、Ydを補正すること
    によって得られる補正デジタル信号Cd″、Md″、Y
    d″を規定したマスキング演算補正テーブルを作成し、
    次いで該マスキング演算補正テーブルによって規定され
    た補正デジタル信号Cd″、Md″、Yd″における特
    異部を検出し、該特異部において該補正デジタル信号C
    d″、Md″、Yd″を修正することによって作成され
    たものである、ことを特徴とする画像生成機。
  2. 【請求項2】 該特異部の検出は、C、M、Yの3原色
    の各々において、該デジタル信号Cd、Md、Ydが夫
    々所定階調増大した時に、該補正デジタル信号Cd″、
    Md″、Yd″の各々が減少したこと或いは所定範囲を
    越えて増大したことを検出することによって遂行され
    る、請求項1記載のカラー画像生成機。
  3. 【請求項3】 該複数個のマスキング演算式は予め定め
    られた複数個の色領域の各々に対応して選定されたマス
    キング演算式を含む、請求項1又は2記載のカラー画像
    生成機。
  4. 【請求項4】 該複数個の色領域は該デジタル信号C
    d、Md、Ydの相対的比率に基いて定められている、
    請求項3記載のカラー画像生成機。
  5. 【請求項5】 該複数個の色領域は、GR領域、C領
    域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領域及びS領
    域を含む、請求項4記載のカラー画像生成機。
  6. 【請求項6】 該複数個のマスキング演算式は該複数個
    の色領域の各々において、該デジタル信号Cd、Md、
    Ydの各々の全階調範囲を複数個に分割した階調領域の
    各々に対応して選定されたマスキング演算式を含む、請
    求項3から5までのいずれかに記載のカラー画像生成
    機。
  7. 【請求項7】 多数の画素の各々について、C、M、Y
    の3原色を夫々階調表示したデジタル信号Cd、Md、
    Ydを出力するカラー画像信号生成手段と、補正テーブ
    ルに従って該デジタル信号Cd、Md、Ydを補正する
    補正手段とを備えたカラー画像生成機における、該補正
    テーブルを作成する方法にして、 予め定められた複数個の領域の夫々に対応した相互に異
    なった複数個のマスキング演算式によって該デジタル信
    号Cd、Md、Ydを補正することによって得られる補
    正デジタル信号Cd″、Md″、Yd″を規定したマス
    キング演算補正テーブルを作成し、次いで該マスキング
    演算補正テーブルによって規定された補正デジタル信号
    Cd″、Md″、Yd″における特異部を検出し、該特
    異部において該補正デジタル信号Cd″、Md″、Y
    d″を修正する、ことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 該特異部の検出は、C、M、Yの3原色
    の各々において、該デジタル信号Cd、Md、Ydが夫
    々所定階調増大した時に、該補正デジタル信号Cd″、
    Md″、Yd″の各々が減少したこと或いは所定範囲を
    越えて増大したことを検出することによって遂行され
    る、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 該複数個のマスキング演算式は予め定め
    られた複数個の色領域の各々に対応して選定されたマス
    キング演算式を含む、請求項7又は8記載の方法。
  10. 【請求項10】 該複数個の色領域は該デジタル信号C
    d、Md、Ydの相対的比率に基いて定められている、
    請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 該複数個の色領域は、GR領域、C領
    域、B領域、G領域、Y領域、M領域、R領域及びS領
    域を含む、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 該複数個のマスキング演算式は該複数
    個の色領域の各々において、該デジタル信号Cd、M
    d、Ydの各々の全階調範囲を複数個に分割した階調領
    域の各々に対応して選定されたマスキング演算式を含
    む、請求項9から11までのいずれかに記載の方法。
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