JP3524148B2 - 画像形成システムおよびその制御方法 - Google Patents

画像形成システムおよびその制御方法

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JP3524148B2
JP3524148B2 JP09249794A JP9249794A JP3524148B2 JP 3524148 B2 JP3524148 B2 JP 3524148B2 JP 09249794 A JP09249794 A JP 09249794A JP 9249794 A JP9249794 A JP 9249794A JP 3524148 B2 JP3524148 B2 JP 3524148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成システムおよび
その制御方法に関し、例えば、複数の画像形成装置を接
続して各装置から同一のフルカラー画像を略同時に入出
力する画像処理に関する。
【0002】
【従来技術】複数の画像形成装置を接続し、これらの画
像形成装置で同一供給源からの画像を形成するシステム
を、本出願人は提案している。さらに、複数の画像形成
装置を接続したシステムにおいて、異なる装置間の出力
画像の濃度および色味を揃えるべく、複数の装置それぞ
れからテスト画像を出力して、そのテスト画像を読取っ
た結果に基づいて装置それぞれの特性を補正する技術
を、本出願人は提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、次のような改良点があった。すなわち、上述
した技術を適用したシステムにおいて、一台の画像形成
装置の読取部で原稿画像を読取って出力すれば、異なる
装置間であっても出力画像の濃度および色味を揃えるこ
とができる。しかし、同一の原稿を異なる画像形成装置
の読取部で読取ると、読取った装置毎に、出力画像の濃
度および色味が異なってしまう欠点がある。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するためのも
ので、複数の画像形成装置を接続したシステムにおい
て、同一の原稿に対する出力画像の濃度や色味を揃える
ための補正や校正を容易にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0006】本発明にかかる画像形成システムは、原稿
画像を読み取って画像信号を出力する共通の読取手段
と、カラーテスト画像を表す画像信号を出力する信号出
力手段と、前記共通の読取手段または前記信号出力手段
から出力される画像信号を補正する複数の補正手段と、
前記画像信号に応じた画像を記録媒体上に形成する、前
記複数の補正手段それぞれに対応する複数の形成手段
と、前記複数の形成手段による画像形成を指示する、前
記複数の形成手段に共通の操作手段と、前記共通の操作
手段の指示に応じて、前記複数の形成手段で形成され
た、装置識別情報が付加されたカラーテスト画像を前記
共通の読取手段で読み取った画像信号に基づき、前記装
置識別情報を識別して前記複数の形成手段と、それらが
形成した前記カラーテスト画像とを一対一に対応させ、
画像信号の補正値を生成する生成手段と、前記生成手段
が生成した補正値を、その補正値に対応する前記形成手
段の前記補正手段に設定する設定手段とを有することを
特徴とする。
【0007】また、原稿画像を読み取って画像信号を出
力する共通の読取手段と、前記共通の読取手段から入力
される画像信号に基づき画像を形成する複数の形成手段
と、前記複数の形成手段による画像形成を指示する、前
記複数の形成手段に共通の操作手段と、予め濃度が知ら
れているカラーテストパターンを用いて前記共通の読取
手段を校正する第一の校正手段と、前記共通の操作手段
の指示に応じて、前記複数の形成手段によって形成され
た、装置識別情報が付加されたカラーテスト画像を、前
記第一の校正手段によって校正された前記共通の読取手
段を用いて読み取り、前記共通の読取手段から出力され
る画像信号に基づき、前記装置識別情報を識別して前記
複数の形成手段と、それらが形成した前記カラーテスト
画像とを一対一に対応させ、前記複数の形成手段をそれ
ぞれ校正する第二の校正手段とを有することを特徴とす
る。
【0008】また、原稿画像を読み取って画像信号を出
力する共通の読取手段と、カラーテスト画像を表す画像
信号を出力する信号出力手段と、前記共通の読取手段ま
たは前記信号出力手段から出力される画像信号を補正す
る複数の補正手段と、前記画像信号に応じて、画像を記
録媒体上に形成する、前記複数の補正手段それぞれに対
応する複数の形成手段と、前記複数の形成手段による画
像形成を指示する、前記複数の形成手段に共通の操作手
段と、前記共通の操作手段の指示に応じて、前記複数の
形成手段で形成された、装置識別情報が付加されたカラ
ーテスト画像を前記共通の読取手段で読み取った画像信
号に基づき、色補正データを生成する生成手段と、前記
装置識別情報に基づき、前記生成手段が生成した色補正
データを前記複数の形成手段のうちの対応する形成手段
に転送する転送手段とを有することを特徴とする。
【0009】本発明にかかる制御方法は、原稿画像を読
み取って画像信号を出力する共通の読取手段、カラーテ
スト画像を表す画像信号を出力する信号出力手段、前記
共通の読取手段または前記信号出力手段から出力される
画像信号を補正する複数の補正手段、前記画像信号に応
じた画像を記録媒体上に形成する、前記複数の補正手段
それぞれに対応する複数の形成手段、並びに、前記複数
の形成手段による画像形成を指示する、前記複数の形成
手段に共通の操作手段を有する画像形成システムの制御
方法であって、前記共通の操作手段の指示に応じて、前
記複数の形成手段で形成された、装置識別情報が付加さ
れたカラーテスト画像を前記共通の読取手段で読み取っ
た画像信号に基づき、前記装置識別情報を識別して前記
複数の形成手段と、それらが形成した前記カラーテスト
画像とを一対一に対応させ、画像信号の補正値を生成
し、生成した補正値を、その補正値に対応する前記形成
手段の前記補正手段に設定することを特徴とする。
【0010】また、原稿画像を読み取って画像信号を出
力する共通の読取手段、前記共通の読取手段から入力さ
れる画像信号に基づき画像を形成する複数の形成手段、
並びに、前記複数の形成手段による画像形成を指示す
る、前記複数の形成手段に共通の操作手段を有する画像
形成システムの制御方法であって、予め濃度が知られて
いるカラーテストパターンを用いて前記共通の読取手段
を校正し、前記共通の操作手段の指示に応じて、前記複
数の形成手段によって形成された、装置識別情報が付加
されたカラーテスト画像を、校正された前記共通の読取
手段を用いて読み取り、前記共通の読取手段から出力さ
れる画像信号に基づき、前記装置識別情報を識別して前
記複数の形成手段と、それらが形成した前記カラーテス
ト画像とを一対一に対応させ、前記複数の形成手段をそ
れぞれ校正することを特徴とする。
【0011】また、原稿画像を読み取って画像信号を出
力する共通の読取手段、カラーテスト画像を表す画像信
号を出力する信号出力手段、前記共通の読取手段または
前記信号出力手段から出力される画像信号を補正する複
数の補正手段、前記画像信号に応じて、カラーテスト画
像を記録媒体上に形成する、前記複数の補正手段それぞ
れに対応する複数の形成手段、並びに、前記複数の形成
手段による画像形成を指示する、前記複数の形成手段に
共通の操作手段を有する画像形成システムの制御方法で
あって、前記共通の操作手段の指示に応じて、前記複数
の形成手段で形成された、装置識別情報が付加されたカ
ラーテスト画像を前記共通の読取手段で読み取った画像
信号に基づき、色補正データを生成し、前記装置識別情
報に基づき、生成した前記色補正データを前記複数の形
成手段のうちの対応する形成手段に転送することを特徴
とする。
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例の画像形成装
置を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明
では、好ましい実施例としてフルカラー複写機のシステ
ムを説明するが、本発明はこれに限るものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で
実施しうることは勿論である。
【0013】[装置概要説明]図2は本実施例のシステ
ム構成例を示す図である。同図において、1〜4はそれ
ぞれフルカラー複写機(以下単に「複写機」という)で
あり、5〜7は複写機と複写機とを相互に接続するイン
タフェイスケーブルである。
【0014】これらの複写機は、それぞれイメージスキ
ャナとカラー画像出力部で構成され、それぞれ単体の複
写機として動作する(以下「スタンドアローン」とい
う)ほか、ある複写機が読取った原稿の画像信号を他の
複写機へ送信することで、複数台の複写機で該原稿の画
像を略同時に出力する(以下「重連」という)ことがで
きる。
【0015】図4は図2に示した複写機の概観図であ
る。1201は原稿台ガラスで、読取られるべき原稿1
202が載置される。原稿1202は照明1203によ
り照射され、原稿1202からの反射光は、ミラー12
04〜1206を経て、光学系1207によりセンサ1
208上に像を結ぶ。さらに、モータ1209により機
械的に、ミラー1204,照明1203を含むミラーユ
ニット1210は速度Vで、ミラー1205,1206
を含む第2ミラーユニット1211は速度V/2でそれぞ
れ駆動され、原稿1202の全面が走査される。
【0016】1212は画像処理部で、読取った画像を
電気信号として処理して、印刷信号として出力する部分
である。1213〜1216はそれぞれ半導体レーザ
で、画像処理部1212より出力された印刷信号により
駆動され、それぞれの半導体レーザから射出されたレー
ザ光は、それぞれ対応するポリゴンミラー1217〜1
220によって走査されて、それぞれ対応する感光ドラ
ム1225〜1228上に潜像を形成する。1221〜
1224はそれぞれ現像器で、K,Y,C,Mのトナーによっ
て潜像を現像する。現像された各色のトナー像は記録紙
に転写され、フルカラーの印刷出力がなされる。
【0017】記録紙カセット1229〜1231または
手差しトレイ1232の何れかから供給された記録紙
は、レジストローラ1233を経て、転写ベルト123
4上に吸着され搬送される。給紙のタイミングと同期し
て、予め感光ドラム1228〜1225には各色のトナ
ー像が現像されていて、記録紙の搬送とともにトナー像
が記録紙に転写される。
【0018】各色のトナー像が転写された記録紙は、転
写ベルト1234から分離搬送され、定着器1235に
よってトナーが定着された後、排紙トレイ1236へ排
出される。 [画像信号の流れ]図1A,1Bは画像処理部1212
の構成例を示すブロック図である。
【0019】1101〜1103はそれぞれR,G,BのCCD
センサで、センサ1101〜1103の出力は、アナロ
グ増幅器1104〜1106で増幅され、A/D変換器1
107〜1109によりそれぞれディジタル信号に変換
される。1110〜1111はディレイ素子で、センサ
1101〜1103の間の、空間的ずれを補正するもの
である。
【0020】1131は濃度補正回路で、その詳細は後
述するが、画像読取部の照明,光学系およびCCDセンサ
のばらつきを補正する。1132はマスキング回路で、
濃度補正回路1131から入力された画像信号R0,G0,B0
に次式の演算を施して、標準的なRGB画像信号を出力す
る。 ただし、Cijは装置固有の定数 1163はインタフェイス回路で、他の複写機との間で
画像データのやり取りを行い、ある複写機が読取った原
稿の画像データを複数の複写機で出力する際に用いるも
のである。つまり、インタフェイス回路1163は、セ
ンサ1208で読取った画像信号を、後段の画像処理回
路に送るとともに、インタフェイスケーブル5〜7に接
続された他の複写機へ送ったり、逆に、他の複写機から
の画像信号を受取って後段の画像処理回路へ送る制御を
行う。
【0021】1151〜1156および1162はそれ
ぞれトライステイトゲートで、不図示のCPUから送られ
てくる信号OE1〜OE7が‘0’のとき、それぞれの入力信
号を通過させる。表1に変倍処理内容と信号OE1〜OE6の
関係の一例を示す。
【0022】
【表1】 1157〜1160はそれぞれ変倍回路で、自分自身も
しくは接続された他の複写機から送られてきた画像信号
を主走査方向に変倍する。
【0023】1112は色空間変換器で、RGB信号を明
度信号L*と色度信号a*およびb*に変換するものである。
ここでL*a*b*信号は、CIEで規定される均等色空間を表
す信号である。L*a*b*信号は次式で表される。 ただし、αij,X0,Y0,Z0は定数 上式のX,Y,Zは、RGB信号を演算して生成される信号で、
次式により表される。
【0024】 ただし、βijは定数 1113は符号器aで、明度信号L*を例えば4×4画素ブ
ロック単位で符号化して、符号信号L-codeと、該画素ブ
ロックがエッジ部であるか否かを示す属性信号E-codeと
を出力する。1114は符号器bで、色度信号a*,b*
例えば4×4画素ブロック単位で符号化して符号信号ab-c
odeを出力する。詳細は後述するが、ここで特徴的なこ
とは、明度符号信号L-codeおよび色度符号信号ab-code
は、属性信号E-codeに応じてそれぞれ異なる符号長をと
るが、それぞれの符号長の和は、属性信号E-codeに依ら
ず常に一定で、L-code,ab-code,E-codeの総和は例えば6
4ビットになる。
【0025】一方、1115は特徴抽出回路で、当該画
素に対して二種類の特徴の有無を検出する。第一の特徴
は黒画素で、黒画素検出回路1115-1で、当該画素
が黒画素であるか否かの判定信号K1'を発生する。さら
に信号K1'は4×4エリア処理回路1115-3に入力され
て、4×4画素ブロック内が黒画素エリアであるか否かの
判定信号K1になる。
【0026】第二の特徴は文字画素で、文字領域検出回
路1115-2で、当該画素が文字画素であるか否かの
判定信号K2'を発生する。さらに信号K2'は、4×4エリア
処理回路1115-4に入力され、4×4画素ブロック内
が文字領域であるか否かの判定信号K2になる。1116
は画像メモリで、明度符号信号L-code、色度符号信号ab
-code、属性信号E-code、特徴の抽出結果である判定信
号K1およびK2を蓄える。
【0027】1141〜1144はそれぞれM,C,Y,K用
の濃度信号生成部で、1141〜1144は略同様の構
成をとる。1117は明度情報の復号器aで、画像メモ
リ1116より読出されたL-codeとE-codeから信号L*
復号し、1118は色度情報の復号器bで、画像メモリ
1116より読出されたab-codeとE-codeから信号a*,b*
を復号する。1119は色空間変換器で、復号された信
号L*a*b*を、トナー現像色であるM,C,Y,Kの各色成分へ
変換する。1120は濃度変換器で、例えばROMまたはR
AMのルックアップテーブル(以下「LUT」という)で構
成される。1121は空間フィルタで、出力画像の空間
周波数の補正を行う。1122は画像補正回路で、復号
された画像データを補正する。
【0028】また、1161はパターンジェネレータ
で、複写機を校正する場合に一定のパターンを出力す
る。1164〜1167はそれぞれ階調補正器で、例え
ばRAMのLUTで構成され、画像出力装置の出力特性を補正
する。1165は制御部で、ワークRAM,プログラムを
格納するROM およびそのプログラムを実行するマイクロ
コンピュータなどから構成され、該プログラムに従って
上述の各構成を制御する。また、図1Bには示さない
が、制御部には、その詳細を後述する図45に一例を示
すような、ユーザからの指示を入力するための操作部が
接続されている。
【0029】本実施例においては、拡大複写または縮小
複写によって、画像信号の流れが多少異なるので、それ
ぞれの場合における画像信号の流れを以下に説明する。 [拡大処理の場合]図6(a)に示す原稿を、図6
(b)に示すように拡大処理する場合は、符号化(圧
縮)処理の前段で変倍処理を行う。そのため表1に示し
たように、OE1,OE3,OE6の三つの信号にそれぞれ‘0’が
セットして、トライステイトゲートのうち1151,1
153,1156をスルーにし、他は無効にする。
【0030】その結果、インタフェイス回路1158か
ら出力されたRGB画像信号は、まずトライステイトゲー
ト1151を経て、変倍回路1157〜1159で拡大
処理される。なお、変倍処理回路の動作は公知であり、
詳細な説明は省略する。次に、拡大処理されたRGB画像
信号は、トライステイトゲート1153を経て、色空間
変換器1112および特徴抽出回路1115へ送られ、
符号器1113,1114によって符号化され、特徴抽
出回路1115でその特徴が抽出される。その結果、画
像符号信号L-code,ab-codeおよび特徴信号K1,K2は、画
像メモリ1116に送られて保持される。
【0031】画像メモリ116から読出された符号は、
それぞれM,C,Y,K用の濃度信号生成部1141〜114
4で濃度画像信号として復号(伸張)され、トライステ
イトゲート1156および階調補正器1164〜116
7を経て、それぞれM,C,Y,K用のレーザドライバへ送ら
れる。 [縮小処理の場合]図6(a)に示す原稿の画像を、同
図(c)に示すように縮小する場合は、符号化(圧縮)
処理の前段で変倍処理を行う。そのため表1に示したよ
うに、OE2,OE4,OE5の三つの信号にそれぞれ‘0’をセッ
トして、トライステイトゲートのうち1152,115
4,1155をスルーにして他は無効にする。
【0032】その結果、インタフェイス回路1158よ
りのRGB画像信号は、まずトライステイトゲート115
2を経て、色空間変換器1112および特徴抽出回路1
115へ送られ、符号器1113,1114によって符
号化され、特徴抽出回路1115でその特徴が抽出され
る。その結果、画像符号信号L-code,ab-codeおよび特徴
信号K1,K2は、画像メモリ1116に送られて保持され
る。
【0033】画像メモリ116から読出された符号は、
それぞれM,C,Y,K用の濃度信号生成部1141〜114
4で濃度画像信号として復号(伸張)され、トライステ
イトゲート1155を経て、変倍回路1157〜116
0へ入力されて縮小処理される。次に、縮小処理された
CMYK信号は、トライステイトゲート1154および階調
補正器1164〜1167を経て、それぞれM,C,Y,K用
のレーザドライバへ送られる。
【0034】[明度情報符号器]図14は明度情報L*
符号化する符号器a1113の詳細を示すブロック図で
ある。また、図33はそのタイミングチャート例を示
し、図15,16は明度情報符号化の概念を示す図であ
る。なお、画像データの符号化(圧縮)は、例えば図2
5に示すように、主走査四画素×副走査四ラインの計16
画素のブロックを単位として行う。ここで、XPHSは主走
査位置を示す2ビットの信号で0,1,2,3を繰返し、YPHSは
副走査位置を示す2ビットの信号で0,1,2,3を繰返し、図
に示すように、信号XPHSおよびYPHSに同期して4×4の画
素ブロックが切出される。
【0035】まず、明度情報符号化の概念を図15,1
6を用いて説明する。図15(a)に示す4×4画素ブロ
ックに切出された明度情報Xij(i,j=1〜4)に、式(3)に示
す4×4のアダマール変換を施すと、図15(b)に示す
Yij(i,j=1〜4)を得る。アダマール変換は、直交変換の
一種で、4×4のデータを二次元ウォルシュ関数で展開す
るものであり、フーリエ変換によって、時間領域もしく
は空間領域の信号が、周波数領域もしくは空間周波数領
域に変換されるのに相当する。すなわち、アダマール変
換後の行列Yij(i,j=1〜4)は、入力信号の行列Xij(i,j=1
〜4)のもつ空間周波数の各成分に相当する信号になる。
【0036】 ここで、二次元のフーリエ変換の場合と同様に、アダマ
ール変換結果Yij(i,j=1〜4)は、iの値(すなわち行位
置)が大きくなればなるほど副走査方向に高い空間周波
数成分が配置され、jの値(すなわち列位置)が大きく
なればなるほど主走査方向に高い空間周波数成分が配置
される。とくに、i=j=1の場合はYij=(1/4)ΣXijにな
り、入力データXij(i,j=1〜4)の直流成分すなわち平均
値に相当する信号(厳密には平均値を四倍した値の信
号)が出力される。
【0037】一般的にイメージスキャナで読取った画像
は、CCDなど読取センサの解像度や光学系の透過特性な
どによって、高い空間周波数成分が少ないことが知られ
ている。さらに人間の目の視感度特性もまた高い空間周
波数成分の感度が低いことを利用して、アダマール変換
後の信号Yij(i,j=1〜4)をスカラ量子化して、図15
(c)に示すZij(i,j=1〜4)を得る。
【0038】図16(a)は明度情報Xij(i,j=1〜4)の
各要素のビット数を、同図(b)はアマダール変換結果
Yij(i,j=1〜4)の各要素のビット数を、同図(c)はス
カラ量子化結果Zij(i,j=1〜4)の各要素のビット数を示
すが、これに示すように、Y11すなわち直流成分を最多
ビット数(8ビット)で量子化してZ11とし、空間周波数
の高い成分ほど少ないビット数で量子化する。さらに、
図15(d)に示すように、zij(i,j=1〜4)の16個の要
素を直流成分と四つの交流成分にグループ化する。すな
わち、表2に示すように、信号AVEに直流成分Z11を割当
て、信号L1にグループ化した主走査交流成分Z12,Z13,Z1
4を割当て、信号L2にグループ化した副走査交流成分Z2
1,Z31,Z41を割当て、信号Mにグループ化した主走査およ
び副走査の中域交流成分Z22,Z23,Z32,Z33を割当て、信
号Hにはグループ化した主走査および副走査の高域成分Z
24,Z34,Z42,Z43,Z44を割当てる。
【0039】
【表2】 さらに、当該画素ブロックが画像中のエッジ部であるの
か否かによって、符号長を変えて各グループ毎に符号化
する。例えば、エッジ部の場合は図16(d)に一例を
示す符号長で、非エッジ部の場合は同図(e)に一例を
示す符号長でそれぞれ符号化する。すなわち、エッジ部
においては、交流成分の情報が重要であるために、交流
成分信号L1,L2,M,Hに符号長を多く割当てるものであ
る。
【0040】図14において、701,702,703は
それぞれラインメモリで、画像データを1ラインずつ遅
延させることで、図25に示すような画素ブロックを切
出す。704はアダマール変換回路で、式(3)に示した
変換を行う。すなわち、図33に示すように、信号CLK
とXPHSに同期して、アダマール変換回路704の端子x1
にはX11,X12,X13,X14が、端子x2にはX21,X22,X23,X24
が、端子x3にはX31,X32,X33,X34が、端子x4にはX41,X4
2,X43,X44がそれぞれ入力される。アダマール変換され
た信号は信号CLKの8パルス分遅延されて、端子y1からY1
1,Y12,Y13,Y14が、端子y2からY21,Y22,Y23,Y24が、端子
y3からY31,Y32,Y33,Y34が、端子y4からY41,Y42,Y43,Y44
がそれぞれ出力される。
【0041】705〜708はそれぞれLUTで、例えばR
OMなどで構成され、前述のスカラ量子化を行う。すなわ
ち、LUT705〜708には、アダマール変換された出
力を図16(c)に示すようなビット数に量子化するた
めに、アドレス端子Aに入力されたアダマール変換結果
と信号XPHSとに応じて、スカラ量子化結果を出力するよ
うに予めデータが書込まれている。
【0042】709はグループ化回路で、ベクトル量子
化のためのグループ化を行う。図17はグループ化回路
709の詳細な構成例を示すブロック図である。同図に
おいて、101〜116はそれぞれフリップフロップ
(以下「F/F」という)で、入力された信号を信号CLKに
同期して遅延することによって、図15(c)に示す4
×4ブロックの各データを保持する。そして、保持した
データを表2に示すグループに分けて、信号AVE,L1,L2,
M,Hの各データを抽出する。
【0043】117〜121はそれぞれ二入力一出力の
セレクタで、選択端子Sに‘0’が入力された場合は端子
Aに入力された信号を出力し、‘1’が入力された場合は
端子Bに入力された信号を出力する。選択端子Sへ入力さ
れる信号XD0は、図33に示すように信号CLKおよびXPHS
に同期して、信号XPHSが‘0’の場合に限って‘0’にな
り、それ以外は‘1’になる信号である。従って、4×4
ブロック毎に、表2に示す各グループ毎のスカラ量子化
結果がセレクタ117〜121から出力される。
【0044】122〜126はそれぞれF/Fで、図33
に示すように、入力された信号を信号CLKの1パルス分の
遅延する。さらに、127〜131もそれぞれF/Fで、
信号CLK4の立上がりで入力を保持して、図33に示すタ
イミングで各信号AVE,L1,L2,MおよびHを出力する。再
び、図14において、710〜713はそれぞれLUT
で、例えばROMなどで構成され、それぞれグループ化回
路709から出力された信号L1,L2,M,Hを公知のベクト
ル量子化により量子化するものである。詳細は後述する
が、ここで各LUTのアドレス端子Aへ入力される信号ED1
は、当該画素ブロックがエッジ部であるか否かを示す信
号である。
【0045】信号ED1は各LUTの上位アドレスへ入力さ
れ、下位アドレスにはそれぞれ信号L1,L2,M,Hが入力さ
れて、当該画素ブロックがエッジ部の場合は、グループ
L1を9ビットに、グループL2を9ビットに、グループMを9
ビットに、グループHを8ビットにそれぞれ量子化して、
AVEの8ビットと合わせて計43ビットにする。また、当該
画素ブロックが非エッジ部の場合は、グループL1を8ビ
ットに、グループL2を8ビットに、グループMを8ビット
に、グループHを7ビットにそれぞれ量子化して、、AVE
の8ビットと合わせて計39ビットにする。
【0046】さらに、量子化結果はF/F714へ入力さ
れて、信号CLK4の立上がりで保持され、図33に示すタ
イミングでL-codeとして出力される。一方、715はLG
AIN算出器で、アダマール変換回路704と同じタイミ
ングで、4×4ブロック単位で明度情報Xij(i,j=1〜4)が
その端子A,B,C,Dへ入力され、明度信号L*の振幅(最大
値−最小値)を表すLGAIN、明度信号L*が最大値になる
位置(画素ブロック内の座標)を表すLMX、および、明
度信号L*が最小値になる位置(画素ブロック内の座標)
を表すLMNをそれぞれ算出する。
【0047】716は比較器で、信号LGAINと固定値レ
ジスタ717に予めセットされた閾値Thとを比較して、
その比較結果EDを出力する。つまり、画素ブロックがエ
ッジ部の場合はLGAIN>Thで信号EDは‘1’になり、画素
ブロックが非エッジ部の場合はLGAIN<Thで信号EDは
‘0’になる。718〜720はそれぞれF/Fで、入力さ
れた信号EDを、信号CLK4の立上がりに同期して遅延する
ことで、前述のベクトル量子化のタイミングに同期させ
た信号ED1を得る。721もF/Fで、入力された信号ED1
を信号CLK4の立上がりに同期して遅延して、信号E-code
信号を出力する。
【0048】図18はLGAIN算出器715の詳細な構成
を示すブロック図である。同図において、201〜20
4はそれぞれF/Fで、入力されたデータを信号CLKの立上
がりで保持する。205は副走査方向最大値/最小値検
出回路で、図19にその詳細を示す。同図において、3
01,302はそれぞれ二入力一出力のセレクタ、30
3は比較器、304はインバータであり、もし入力A>入
力Bであれば比較器303の出力は‘1’になり、セレク
タ301は端子Aへ入力された信号(つまり入力A)を、
セレクタ302は端子Bへ入力された信号(つまり入力
B)をそれぞれ出力する。一方、入力A≦入力Bであれば
比較器303の出力は‘0’になり、セレクタ301は
端子Bへ入力された信号(つまり入力B)を、セレクタ3
02は端子Aへ入力された信号(つまり入力A)をそれぞ
れ出力する。つまり、セレクタ301は最大値max(A,B)
を出力し、セレクタ302は最小値min(A,B)を出力す
る。
【0049】同様に、305,306はそれぞれ二入力
一出力のセレクタ、307は比較器、308はインバー
タであり、セレクタ305は最大値max(C,D)を出力し、
セレクタ306は最小値min(C,D)が出力する。さらに、
309,311はそれぞれ二入力一出力のセレクタ、3
10は比較器、312〜314はそれぞれインバータで
あり、もしmax(A,B)>max(C,D)であれば比較器310の
出力は‘1’になり、セレクタ309はmax(A,B)を出力
する。一方、max(A,B)≦max(C,D)であれば比較器310
の出力は‘0’になり、セレクタ309はmax(C,D)を出
力する。つまり、セレクタ309は最大値max(A,B,C,D)
を出力する。また、信号imx(0)およびimx(1)は、入力A
〜Dの何れが最大値だったかを次のコードで示す。
【0050】 Aが最大値の場合: imx(1)=‘0’かつimx(0)=‘0’ Bが最大値の場合: imx(1)=‘0’かつimx(0)=‘1’ Cが最大値の場合: imx(1)=‘1’かつimx(0)=‘0’ Dが最大値の場合: imx(1)=‘1’かつimx(0)=‘1’ 同様に、315,317はそれぞれ二入力一出力のセレ
クタ、316は比較器であり、セレクタ315は最小値
min(A,B,C,D)を出力する。また、信号imn(0)およびimn
(1)は、入力A〜Dの何れが最小値だったかを次のコード
で示す。
【0051】 Aが最小値の場合: imx(1)=‘0’かつimx(0)=‘0’ Bが最小値の場合: imx(1)=‘0’かつimx(0)=‘1’ Cが最小値の場合: imx(1)=‘1’かつimx(0)=‘0’ Dが最小値の場合: imx(1)=‘1’かつimx(0)=‘1’ 図18において、206〜213はそれぞれF/Fで、副
走査方向最大値/最小値検出回路205の出力信号であ
るmax,min,imx,imnをそれぞれ信号CLKの1パルス分だけ
遅延する。
【0052】214は主走査方向最大値検出回路で、端
子AにF/F209の出力、端子BにF/F208の出力、端子
CにF/F207の出力、端子DにF/F206の出力、つまり
信号maxを信号CLKの1パルスずつ遅延した信号をそれぞ
れ入力する。また、端子iAにF/F209の出力、端子iB
にF/F208の出力、端子iCにF/F207の出力、端子iD
にF/F206の出力、つまり信号imxを信号CLKの1パルス
ずつ遅延した信号をそれぞれ入力する。
【0053】図20は主走査方向最大値検出回路214
の詳細な構成を示すブロック図である。同図において、
401は二入力一出力のセレクタ、402は比較器、4
03はインバータであり、もし入力A>入力Bであれば比
較器402の出力は‘1’になり、セレクタ401は端
子Aに入力された信号(つまり入力A)を出力する。一
方、入力A≦入力Bであれば比較器402の出力は‘0’
になり、セレクタ401は端子Bに入力された信号(つ
まり入力B)を出力する。つまり、セレクタ401は最
大値max(A,B)を出力する。
【0054】また、セレクタ404は、入力A>入力Bで
あれば入力iAを出力し、入力A≦入力Bであれば入力iBを
出力する。同様に、405,408はそれぞれ二入力一
出力のセレクタ、406は比較器、407はインバータ
である。つまり、セレクタ405は最大値max(C,D)を出
力し、セレクタ408は、入力C>入力Dであれば入力iC
を出力し、入力C≦入力Dであれば入力iDを出力する。
【0055】409,411,413はそれぞれ二入力一
出力のセレクタ、410は比較器、412はインバータ
であり、もしmax(A,B)>max(C,D)であれば比較器410
の出力は‘1’になり、セレクタ409はmax(A,B)を出
力する。一方、max(A,B)≦max(C,D)であれば比較器41
0の出力は‘0’になり、セレクタ409はmax(C,D)を
出力する。つまり、セレクタ409は最大値max(A,B,C,
D)を出力する。
【0056】さらに、入力A〜Dの何れが最大値をとるか
に応じて信号imxは次のように決定される。つまり、信
号imxは、明度信号L*が画素ブロック中で最大値になる
位置(座標)を示す。 Aが最大値の場合: imx(3,2)=iAかつimx(1)=‘0’かつim
x(0)=‘0’ Bが最大値の場合: imx(3,2)=iBかつimx(1)=‘0’かつim
x(0)=‘1’ Cが最大値の場合: imx(3,2)=iCかつimx(1)=‘1’かつim
x(0)=‘0’ Dが最大値の場合: imx(3,2)=iDかつimx(1)=‘1’かつim
x(0)=‘1’ 図18において、215は主走査方向最小値検出回路
で、端子AにF/F213の出力、端子BにF/F212の出
力、端子CにF/F211の出力、端子DにF/F210の出
力、つまり信号minを信号CLKの1パルスずつ遅延した信
号をそれぞれ入力する。また、端子iAにF/F213の出
力、端子iBにF/F212の出力、端子iCにF/F211の出
力、端子iDにF/F210の出力、つまり信号imnを信号CL
Kの1パルスずつ遅延した信号をそれぞれ入力する。
【0057】図21は主走査方向最小値検出回路215
の詳細な構成を示すブロック図である。その動作の詳細
は、主走査方向最大値検出回路214の場合と略同様な
ので省略するが、セレクタ507は最小値max(A,B,C,D)
を出力する。また、入力A〜Dの何れが最小値をとるかに
応じて、信号imnは次のように決定される。つまり、信
号imnは、明度信号L*が画素ブロック中で最小値になる
位置(座標)を示す。
【0058】Aが最小値の場合: imn(3,2)=iAかつimn(1)
=‘0’かつimn(0)=‘0’ Bが最小値の場合: imn(3,2)=iBかつimn(1)=‘0’かつim
n(0)=‘1’ Cが最小値の場合: imn(3,2)=iCかつimn(1)=‘1’かつim
n(0)=‘0’ Dが最小値の場合: imn(3,2)=iDかつimn(1)=‘1’かつim
n(0)=‘1’ 図18において、216は減算器で、画素ブロック中の
明度信号L*の最大値maxから最小値minを引いた値を出力
する。
【0059】217〜219はそれぞれ二入力一出力の
セレクタ、220〜222はそれぞれF/Fである。セレ
クタ217〜219の選択端子Sへ入力される信号XD1
は、図33に示すように、信号XPHSおよびCLKに同期し
て、信号XPHSの値が1のときにのみ‘0’になり、それ以
外は‘1’である。従って、セレクタ217とF/F220
とは、画素ブロック内で明度信号L*が最大値になる位置
(座標)を示す信号LMXを、セレクタ218とF/F221
とは、画素ブロック内の明度信号L*が最大値と最小値の
差である信号LGAINを、セレクタ218とF/F222と
は、画素ブロック内の明度信号L*が最小値になる位置
(座標)を示す信号LMNを、図33に示すタイミングで
出力する。
【0060】[色度成分符号器]図22は色度情報a*,b
*を符号化する符号器b1114の詳細を示すブロック
図である。また、図34はそのタイミングチャート例を
示す。図22において、729〜731はそれぞれライ
ンメモリで、入力された色度信号a*に1ライン分の遅延
を与えて、該信号を4×4画素ブロックにするものであ
る。724は量子化器で、ラインメモリ729〜731
から入力された4×4画素ブロックのa*を量子化する。
【0061】略同様に、725〜727はそれぞれライ
ンメモリで、入力された色度信号b*に1ライン分の遅延
を与えて、該信号を4×4画素ブロックにするものであ
る。728は量子化器で、ラインメモリ725〜727
から入力された4×4画素ブロックのb*を量子化する。量
子化器724および728の出力、つまり信号amean,
信号againおよび信号bmean,信号bgainは統合されてa
b-codeになる。ここで、信号ameanはa*の直流成分、信
号againはa*の交流成分であり、信号bmeanはb*の直流
成分、信号bgainはb*の交流成分である。
【0062】図23,図24は量子化器724または量
子化器728の詳細な構成例を示すブロック図である。
同図において、601〜624はそれぞれF/Fで、それ
ぞれ四つの入力信号それぞれを信号CLKの立上がりに同
期して6パルス分遅延し、明度情報L*の符号器a111
3との同期合わせを行う。
【0063】625および626はそれぞれ四入力一出
力のセレクタで、端子Sへ0が入力された場合は端子Aに
入力された信号を、端子Sへ1が入力された場合は端子B
に入力された信号を、端子Sへ2が入力された場合は端子
Cに入力された信号を、端子Sへ3が入力された場合は端
子Dに入力された信号を、それぞれ選択し出力する。セ
レクタ625の端子S入力には信号LMXの上位2ビット
(つまりビット3と2)が入力され、セレクタ616の端
子Sには信号LMNの上位2ビット(つまりビット3と2)が
入力される。
【0064】一方、627〜630はそれぞれF/Fで、
入力された信号LMNの下位2ビット(つまりビット1と0)
と信号LMXの下位2ビット(つまりビット1と0)とを、信
号CLKの立上がりに同期して4パルス分遅延する。631
〜634もそれぞれF/Fで、セレクタ625から入力さ
れた信号を信号CLKの立上がりに同期して1〜4パルス分
遅延する。635〜638もそれぞれF/Fで、セレクタ
626から入力された信号を信号CLKの立上がりに同期
して1〜4パルス分遅延する。
【0065】639および640はそれぞれ四入力一出
力のセレクタで、セレクタ639は、その選択端子SにF
/F630から入力された同期された信号LMXの下位2ビッ
トに応じて、F/F631〜634の何れかから入力され
た信号を選択して出力し、セレクタ640は、その選択
端子SにF/F630から入力された同期された信号LMNの
下位2ビットに応じて、F/F635〜638の何れかから
入力された信号を選択して出力する。結果的に、4×4画
素ブロック内で明度信号L*が最大値になる位置(座標)
の色度信号a*またはb*の値がセレクタ639から信号MX
として出力され、明度信号L*が最小値になる位置(座
標)のa*またはb*の値がセレクタ640から信号MNとし
て出力される。
【0066】一方、641は平均値算出器で、その入力
端子A〜Dへ入力された信号の平均値(A+B+C+D)/4を出力
する。642〜645はF/Fで、平均値算出器641か
ら入力された信号を信号CLKの立上がりに同期して1〜4
パルス分遅延する。646は平均値算出器で、F/F62
2〜645それぞれからその入力端子A〜Dへ入力された
信号の平均値(A+B+C+D)/4を信号MEとして出力する。結
果的に、4×4画素ブロック内のa*またはb*の平均値が信
号MEとして出力される。
【0067】他方、647〜650はそれぞれF/Fで、
入力された信号LGAINを信号CLKの立上がりに同期して4
パルス分遅延し、各信号MX,MN,MEと同期して信号LGとし
て出力する。図24において、各信号MX,MN,ME,LGは、F
/F651〜654において信号CLKの立上がりで同期さ
れる。
【0068】655は減算器で、信号MXから信号MNを減
じる。つまり、4×4画素ブロック内で信号L*が最大値に
なる位置と最小値になる位置における信号a*またはb*
差分MX-MNを出力する。657はLUTで、その上位アドレ
ス端子にF/F656から出力され信号a*またはb*の差分M
X-MNを入力し、その下位アドレス端子にF/F661から
出力され信号LGを入力する。LUT657は、4×4画素ブ
ロック内での色度信号a*またはb*の交流成分の振幅MX-M
Nと、明度信号L*の交流成分の振幅LGとの比(MX−MN)/LG
の値を、3ビットに量子化したデータが予め書込まれて
いて、入力に応じた該データを出力する。
【0069】658および662は二入力一出力のセレ
クタ、659,663〜667はそれぞれF/Fで、結果的
に、図34に一例を示すタイミングで信号gainおよび信
号meanを出力する。また、668も二入力一出力のセレ
クタで、前述の信号E-codeが‘1’すなわち当該ブロッ
クがエッジ部である場合は、信号MEの上位6ビットを信
号meanとして出力し、信号E-codeが‘0’すなわち当該
ブロックが非エッジ部である場合は、信号ME(8ビッ
ト)を信号meanとして出力する。
【0070】[符号長について]図3は本実施例の符号
化方式における4×4画素ブロックの符号長の一例を示す
図である。同図において、11は当該画素ブロックがエ
ッジ部であると判定された場合の符号長を、12は当該
画素ブロックが非エッジ部であると判定された場合の符
号長をそれぞれ示す。
【0071】先頭の当該画素ブロックがエッジ部である
か否かの判定信号であるE-codeには1ビットを割当て
る。また、明度情報L*の直流成分である信号AVEには8ビ
ットを割当てる。エッジ部においては、明度情報L*の交
流成分情報が重要になるため、交流成分を示す信号L1,L
2,M,Hに割当てるビット数を非エッジ部よりも多く、そ
れぞれ9,9,9,8ビットを割当てる。なお、非エッジ部で
はそれぞれ8,8,8,7ビットである。
【0072】一方、色度情報a*,b*の直流成分を示す信
号ameanおよびbmeanには、エッジ部で各6ビット、非
エッジ部で各8ビットを割当てる。これは、非エッジ部
における直流成分の情報は、エッジ部におけるそれより
も重要であるからである。また、色度情報の交流成分を
示す信号againおよびbgainには、エッジ部および非エ
ッジ部ともに4ビットずつを割当てる。
【0073】結果的に、当該画素ブロックがエッジ部で
ある場合は、明度情報L*に計43ビット、色度情報a*,b*
に計20ビットを割当て、当該画素ブロックが非エッジ部
である場合は、明度情報L*に計39ビット、色度情報a*,b
*に計24ビットを割当てるので、エッジ部であるか否か
の判定信号E-codeと合わせて総計64ビット固定長の符号
になる。
【0074】[装置タイミングチャート]図30は本実
施例の装置タイミングチャート例である。同図におい
て、信号STARTは原稿読取動作開始を示す信号である。
信号WPEは、イメージスキャナが原稿画像を読取り、符
号化処理およびメモリ書込みを行う区間を表す。信号IT
OPは印刷動作の開始を示す信号で、信号MPE,CPE,YPE,KP
Eは、図4に示したマゼンタ半導体レーザ1216,シ
アン半導体レーザ1215,イエロー半導体レーザ12
14,黒半導体レーザ1213をそれぞれ駆動する区間
信号である。
【0075】同図に示すように、信号CPE,YPE,KPEは、
信号MPEに対してそれぞれ時間t1,t2,t3だけ遅延されて
いて、これは図4に示した距離d1,d2,d3に対して、次式
の関係に制御される。 t1=d1/v, t2=d2/v, t3=d3/v …(4) 信号HSYNCは主走査同期信号、信号CLKは画素同期信号で
ある。信号YPHSは2ビットの主走査カウンタのカウント
値で、図29に一例を示すインバータ1001と2ビッ
トカウンタ1002,1003で構成される回路で発生
させる。
【0076】信号BLKは4×4画素ブロック単位の同期信
号で、BDATAで示すタイミングで4×4ブロック単位に処
理がなされる。 [エリア処理]図28は4×4エリア処理回路1115-
4の構成例を示すブロック図である。同図において、CL
Kは画素同期信号、HSYNCは主走査同期信号である。90
1〜903はそれぞれラインメモリで、1ライン分の遅
延を与える。X1,X2,X3の各信号は、入力信号Xに対して
それぞれ副走査方向に1ライン,2ライン,3ライン遅延さ
れている。
【0077】904と909はそれぞれ加算器、905
〜908はそれぞれF/Fで、結果として、二値信号Xの副
走査方向4画素に対応するX,X1,X2,X3の中で‘1’であ
るものの数をカウントする。910は二入力一出力のセ
レクタ、911はNORゲート、912はF/Fであり、信号
XPHSのビット0と信号XPHSのビット1から生成された信号
BLKに同期して、4×4ブロック単位でカウントされたX=
‘1’である画素数C1が算出され、レジスタ913に予
めセットされている比較値C2と比較され、C1>C2の場合
のみ出力Yは‘1’になり、そうでない場合には‘0’に
なり、図30に信号BDATAで示すタイミングで出力され
る。
【0078】ここで特徴的なことは、符号化によって得
られた符号L-code,ab-codeと、特徴抽出回路1115に
よって抽出された特徴信号K1,K2とが、図25に示す4×
4ブロック単位で一対一に対応していることである。す
なわち、各4×4画素ブロック単位に画像符号と特徴信号
を抽出し、メモリの同一アドレスまたは同一アドレスよ
り算出されるアドレスに格納し読出す場合においても、
それぞれ対応して読出すことができる。
【0079】すなわち、画像情報と特徴(属性)情報を
対応させて、メモリの同一アドレスまたは同一アドレス
より算出されるアドレスに格納することで、例えば、メ
モリの書込みおよび読出制御回路の共通化・簡略化が可
能であり、また、メモリ上で変倍/回転などの編集処理
を行う場合にも、簡単な処理で行うことができ、システ
ムの最適化を行うことができる。
【0080】図31は文字画素検出に関する具体的なエ
リア処理の一例を示す図である。例えば、図31(a)
に示すような原稿1201の画像の一部分1201-1
について、各画素が文字画素か否かの判定を文字領域検
出回路1115-2で行った結果を、同図(b)に○印
で示す。つまり、○印画素は文字領域検出回路1115
-2で検出された画素で、同画素に対応する出力はK2'=
‘1’であり、それ以外の画素に対応する出力はK2'=
‘0’である。
【0081】この判定結果を、図28に示したエリア処
理回路1115-4において、レジスタ913に例えばC
2=4をセットしてエリア処理をすることにより、それぞ
れの4×4ブロックにおいて、文字画素と判定された画素
が五つ以上あるときは文字領域のブロックと、四つ以下
のときは文字領域以外のブロックと判定される。従っ
て、エリア処理回路1115-4の出力は、同図(c)
に一例を示すような、ノイズの軽減された信号K2にな
る。
【0082】同様にして、黒画素検出回路1115-1
の判定結果K1'についても略同様のエリア処理回路11
15-3で処理することにより、4×4ブロックに対応し
た信号K1を得ることができる。 [明度符号復号器]図35は明度符号信号L-codeを復号
する復号器a1117の詳細な構成例を示すブロック図
である。
【0083】復号器a1117は、画像メモリ1116
から読出した信号L-codeを復号し、逆アダマール変換す
ることによって明度情報L*を復号する。逆アダマール変
換は、式(3)で示したアダマール変換の逆変換であり式
(5)で定義される。 一方、アダマール変換および逆アダマール変換は線形演
算であり、行列Xのアダマール変換または逆アダマール
変換をH(X)と表現する場合、一般に式(6)が成り立つ。
【0084】 H(X1+X2+…+Xn)=H(X1)+H(X2)+…+H(Xn) …(6) この性質を利用して、逆アダマール変換を、符号器a1
113で定義した各周波数帯域に分解して、それぞれ並
列に行う。ここで、符号L1から復号されたデータマトリ
クスをYL1、符号L2から復号されたデータマトリクスをY
L2、符号Mから復号されたデータマトリクスをYM、符号H
から復号されたデータマトリクスをYHにすると式(7)が
成り立つ。
【0085】 H(YL1+YL2+YM+YH)=H(YL1)+H(YL2)+H(YM)+H(YH) …(7) 図35において、1601〜1604はそれぞれLUT
で、例えばROMなどで構成され、各LUTは復号処理と逆ア
ダマール変換処理とを予め算出した結果を予め保持す
る。LUT1601の下位アドレスにはL1の符号が、LUT1
602の下位アドレスにはL2の符号が、LUT1603の
下位アドレスにはMの符号が、LUT1604の下位アドレ
スにはHの符号がそれぞれ入力され、一方、各LUTの上位
アドレス(4ビット)には、信号XPHS,YPHSおよびE-code
が入力される。
【0086】さらに、1605は加算器で、(7)式に
相当する加算を行う部分であり、各周波数成分(L1,L2,
M,H)の逆アダマール変換結果を加算する。加算結果は、
4×4画素ブロック内での明度情報L*の交流成分であり、
F/F1606を経て、明度情報L*の交流成分信号LACとし
て出力する。もし、この方式を用いずに一括して復号す
る場合は、少なくとも合計31ビットの符号と4ビットの
座標(XPHS,YPHS)と1ビットのE-codeとの合計、つまり36
ビットのアドレス空間(つまり64Gバイト)をもつLUTが
必要になり、実現しようにも現実的でない。上記の方式
を用いることにより、多くとも14ビット(符号9ビット+
座標4ビット+E-code 1ビット)のアドレス空間(16kバ
イト)ROMを数個用意すればよく、構成が極めて簡単に
なる。また、符号長を変更する場合も対応が容易であ
る。
【0087】1607は加算器で、F/F1606から入
力された信号LACと、F/F1609から入力された平均値
AVEとを加算することで、明度信号L*を得る。加算器1
607から出力された明度信号L*は、F/F1608で信
号CLKの立上がりに同期されて出力される。 [色度符号復号器]図36は明度符号信号ab-codeを復
号する復号器b1118の詳細な構成例を示すブロック
図である。。
【0088】画像メモリ1116から読出された信号ab
-codeは、F/F1701で信号CLKの立上がりに同期され
た後、a-codeとb-codeに分解され、さらに、again,am
ean,bgainおよびbmeanに分解される。乗算器1702
で分解された信号again (前述したように信号a*の振
幅と信号L*の振幅の比を表す)に、信号L*の交流成分LA
Cを乗じ、加算器1704で信号a*の直流成分である信
号ameanを加算して、信号a*を復号する。復号された信
号a*は、F/F1706で信号CLKの立上がりに同期され出
力される。
【0089】同様に、乗算器1703で分解された信号
bgain (前述したように信号b*の振幅と信号L*の振幅
の比を表す)に、信号L*の交流成分LACを乗じ、加算器
1705で信号b*の直流成分である信号bmeanを加算し
て、信号b*を復号する。復号された信号b*は、F/F17
07で信号CLKの立上がりに同期され出力される。 [色空間変換器]図12は色空間変換器1119の構成
例を示すブロック図である。
【0090】同図において、2501はL*a*b*信号をRG
B信号に変換する色空間変換器で、次式により変換を行
う。 なお、式(8)のβij'(i,j=1,2,3)は式(2)のβij(i,j=1,
2,3)の逆行列である。また、式(10)のαij'(i,j=1,2,3,
4)は式(1)のαij(i,j=1,2,3,4)の逆行列である。
【0091】2502〜2504はそれぞれ対数変換器
で、次式の変換を行う。 2514は黒抽出回路で、次式で黒信号K1を生成する。
【0092】BK1=min(M1,C1,Y1) …(12) 2505〜2508はそれぞれ乗算器で、M1,C1,Y1,BK1
の各信号に所定の係数a1,a2,a3,a4を乗ずる。2515
は加算器で、乗算器2505〜2508の出力を加算す
る。つまり、加算器2515からは次式の出力が得られ
る。
【0093】 M(,C,Y or K)=a1M1+a2C1+a3Y1+a4BK1 …(13) 2509〜2513はレジスタで、濃度信号生成部m1
141の同レジスタにはa11,a21,a31,a41,0が、濃度信
号生成部c1142の同レジスタにはa12,a22,a32,a42,0
が、濃度信号生成部y1143の同レジスタにはa13,a2
3,a33,a43,0が、濃度信号生成部k1144の同レジスタ
にはa14,a24,a34,a44,a14'がそれぞれセットされてい
る。
【0094】2531〜2533はANDゲート、253
0は二入力一出力のセレクタ、2520はNANDゲート
で、結果的に、黒画素判定信号K1と文字領域判定信号K2
の論理積から、当該画素が黒文字領域に含まれるか否か
を判定して、図13に一例を示すような、a1,a2,a3,a4
の各値を選択する。さらに、当該画素が黒文字領域に含
まれないときは次の式(14)の処理が行われ、黒文字領域
に含まれるときは次の式(15)の処理が行われる。
【0095】 すなわち、黒文字領域では、式(15)に示すように、黒
(K)単色で出力することにより色ずれのない出力を得る
ことができる。一方、黒文字領域以外では、式(14)に示
すように、MCYKの四色で出力することになるが、CCDセ
ンサで読込まれたRGB信号に基づいた信号M1,C1,Y1,BK1
を、式(14)の演算によって、トナーの分光分布特性に基
づいたMCYK信号に補正し出力する。
【0096】[空間フィルタ]図26は空間フィルタ1
121の構成例を示すブロック図である。同図におい
て、801および802はそれぞれラインメモリで、入
力された画像信号をそれぞれ1ライン分遅延する。80
3〜809はそれぞれF/Fで、F/F803と804は入力
された画像信号を二画素分遅延し、F/F805〜807
は入力された画像信号をそれぞれ一画素分ずつ遅延し、
F/F808と809は入力された画像信号を二画素分遅
延する。
【0097】810および811はそれぞれ加算器で、
加算器810はF/F805の出力とF/F807の出力とを
加算し、加算器811はF/F804の出力とF/F809の
出力とを加算する。812〜814はそれぞれ乗算器
で、乗算器812は加算器810の出力に係数b1を、乗
算器813はF/F805の出力に係数b0を、乗算器81
4は加算器811の出力に係数b2をそれぞれ乗ずる。こ
れら乗算器812〜814の出力は加算器815で加算
される。
【0098】一方、816〜821はそれぞれレジスタ
で、b11,b12,b01,b02,b21およびb22なる値をそれぞれの
レジスタが予め保持している。822〜824はそれぞ
れセレクタで、当該画素が文字領域に含まれるか否かを
示す信号K2に従って、レジスタ816〜821に保持さ
れた値を選択して、係数b1,b2およびb2にセットする。
【0099】図27は信号K2と係数b0,b1およびb2の関
係例を示す図である。例えば、b01=4/8,b11=1/8,b21=1/
8,b02=12/8,b12=-1/8,b22=-1/8なる値をレジスタ816
〜821に予めセットしておいた場合、同図に示すよう
に、K2=‘0’(すなわち非文字領域画素)においてはス
ムージングフィルタを形成して、画像中の高周波成分の
ノイズを除去する。他方、K2=‘1’(すなわち文字領域
画素)においてはエッジ強調フィルタを形成して、文字
のエッジ部分を強調する。
【0100】[画素補正回路]図7は画素補正回路11
22の構成例を示すブロック図である。同図において、
CLKは画素同期信号で、HSYNCは水平同期信号である。4
01および402はラインメモリで、入力された画像信
号をそれぞれ1ライン分遅延する。
【0101】403〜411はそれぞれF/Fで、F/F40
3〜405は入力された画像信号をそれぞれ一画素分ず
つ遅延し、F/F406〜408はラインメモリ401か
ら入力された画像信号をそれぞれ一画素分ずつ遅延し、
F/F409〜410はラインメモリ402から入力され
た画像信号をそれぞれ一画素分ずつ遅延する。結果的
に、F/F403〜411は、図11に一例を示すよう
に、注目画素X22と、X22を中心とする周辺八画素X11,X1
2,X13,X21,X23,X31,X32,X33との合計九画素を出力す
る。
【0102】411〜414は画素エッジ検出回路で、
図10に一例を示すように、A,B,Cの三入力に対して|A
-2B+C|/2なる値を出力する。四つの画素エッジ検出回
路の入力端子Bにはすべて注目画素X22が入力される。ま
た、エッジ検出回路411の入力端子AとCにはそれぞれ
X12とX32が入力され、その結果、a=|X12-2・X22+X32|/
2が出力されるが、このaは図11にθ1で示す副走査方
向の二次微分量の絶対値であり、θ1(副走査)方向の
エッジの強さを表す。
【0103】エッジ検出回路412の入力端子AとCには
それぞれX11とX33が入力され、その結果、b=|X11-2・X2
2+X33|/2が出力されるが、このbは図11にθ2で示す
右斜め下方向の二次微分量の絶対値であり、θ2(右斜
め下)方向のエッジの強さを表す。エッジ検出回路41
3の入力端子AとCにはそれぞれX21とX23が入力され、そ
の結果、c=|X21-2・X22+X23|/2が出力されるが、このc
は図11にθ3で示す主走査方向の二次微分量の絶対値
であり、θ3(主走査)方向のエッジの強さを表す。
【0104】エッジ検出回路414の入力端子AとCには
それぞれX31とX13が入力され、その結果、d=|X31-2・X2
2+X13|/2が出力されるが、このdは図11のθ4に示す
右斜め上方向の二次微分量の絶対値であり、θ4(右斜
め上)方向のエッジの強さを表す。これらエッジ検出回
路411〜414の出力は最大値検出回路415へ入力
される。最大値検出回路415は、入力されたa,b,c,d
の何れが最大かを判定をして、その判定結果を2ビット
の信号y1y0として出力する。
【0105】図8は最大値検出回路415の詳細な構成
例を示すブロック図である。同図において、421は比
較器で、入力aとbを比較して、a>bのとき‘1’を、a≦b
のとき‘0’を出力する。422は二入力一出力のセレ
クタで、セレクト端子Sに入力された比較器421の比
較結果に応じて、入力されたaまたはbの何れかを選択し
出力する。つまり、aまたはbの最大値max(a,b)を出力す
る。同様に、比較器423は入力cとdの比較結果を出力
し、セレクタ424はcまたはdの最大値max(c,d)を出力
する。
【0106】さらに、最大値max(a,b)とmax(c,d)とは、
比較器425によって比較されて信号y1になる。つま
り、入力a,b,c,dにおいて、aまたはbが最大のときy1=
‘1’になり、cまたはdが最大のときy1=‘0’になる。
428はインバータ、426,427,429はそれぞれ
二入力のNANDゲートで、結果として、入力a,b,c,dにお
いて、aまたはcが最大のときy0=‘1’を、bまたはdが最
大のときy0=‘0’を出力する。
【0107】すなわち、最大値回路415は、a,b,cま
たはdの最大値max(a,b,c,d)によって、次の関係の信号y
1y0を出力する。 max(a,b,c,d)=a のとき y1y0=‘11’ max(a,b,c,d)=b のとき y1y0=‘10’ max(a,b,c,d)=c のとき y1y0=‘01’ max(a,b,c,d)=d のとき y1y0=‘00’ 再び、図7において、416〜419はそれぞれ平滑化
回路で、図9に一例を示すように、A,B,Cの三入力に対
して(A+2B+C)/4なる値を出力する。四つの平滑化回路4
16〜419の入力端子Bにはすべて注目画素X22が入力
される。
【0108】また、平滑化回路416の入力端子AとCに
はそれぞれX12とX32が入力され、その結果、a'=(X12+2・
X22+X32)/4が出力されるが、このa'は図11にθ1で示
す副走査方向に平滑化処理を施した結果を表す。平滑化
回路417の入力端子AとCにはそれぞれX11とX33が入力
され、その結果、b'=(X11+2・X22+X33)/4が出力される
が、このb'は図11にθ2で示す右斜め下方向に平滑化
処理を施した結果を表す。
【0109】平滑化回路418の入力端子AとCにはそれ
ぞれX21とX23が入力され、その結果、c'=(X21+2・X22+X2
3)/4が出力されるが、このc'は図11にθ3で示す主走
査方向に平滑化処理を施した結果を表す。平滑化回路4
19の入力端子AとCにはそれぞれX31とX13が入力され、
その結果、d'=(X31+2・X22+X13)/4が出力されるが、この
d'は図11にθ4で示す右斜め上方向に平滑化処理を施
した結果を表す。
【0110】これら平滑化回路416〜419の出力
は、四入力一出力のセレクタ420へ入力される。セレ
クタ420は、信号y1y0に応じて、次の関係で入力され
たa',b',c',d'の何れかを選択し出力する。 y1y0=‘00’ のとき b'を出力 y1y0=‘01’ のとき a'を出力 y1y0=‘10’ のとき d'を出力 y1y0=‘11’ のとき c'を出力 従って、画素補正回路1122の出力は以下のようにな
る。
【0111】θ1方向のエッジ量が最大のときθ3方向の
平滑化出力 θ2方向のエッジ量が最大のときθ4方向の平滑化出力 θ3方向のエッジ量が最大のときθ1方向の平滑化出力 θ4方向のエッジ量が最大のときθ2方向の平滑化出力 [画素補正の結果]図32は画像補正結果の一例を示す
図である。
【0112】同図(a)に示すような濃度パターンをも
った画像に対して、ブロック符号化によって符号化/復
号処理を行った場合、同図(b)に示すように、符号化
誤差によって4×4画素単位でガサツキが現れることがあ
る。そこで、同図(b)に対して前述の平滑化処理を施
すことによって、同図(c)に示すように、ガサツキが
軽減された画像を得ることができる。
【0113】例えば、同図(b)のAで示す画素は、同
図(a)のAに相当する画素に比較して、高い濃度に復
号されているためにガサツキが生じている。画素Aは、
図11にθ4で示した方向のエッジ(濃度勾配)量が他
の方向のエッジ量より大きいため、θ4に直交するθ2の
方向に平滑化されて低めの濃度に補正される。他の画素
に対しても同様の補正がなされ、同図(c)に示すよう
に、全体としてガサツキが軽減される。
【0114】なお、濃度勾配と直交する方向に平滑化処
理をしているために、文字部の先鋭さを損なうことはな
い。 [インタフェイス回路]図5はインタフェイス回路11
63の構成例を示すブロック図である。同図において、
21〜25はそれぞれトライステートゲートであり、そ
れぞれ制御信号OEA,OEB,OEC,OEDまたはOEEによって制御
される。表3はトライステートゲート21〜25の制御
例を示す。
【0115】26は画像信号入力、27は画像信号出
力、28および29は他の複写機などへの入出力であ
り、入出力28(A側)へ接続するある複写機と、入出
力29(B側)へ接続する他の複写機とは、インタフェ
イスケーブルで順次接続されて、図2に示したような形
態をとる。
【0116】
【表3】 表3に示されるように、スタンドアローンすなわち各複
写機が単独で動作する場合は、信号OEAを‘0’にして、
入力画像信号をトライステートゲート21を経て後段の
画像処理回路へ送るとともに、他の制御信号を‘1’に
して外部との接続を排除する。
【0117】また、重連すなわち複数の装置で一つの原
稿画像を印刷する場合は、自身が読取った画像信号を他
の装置へ送信する「出力時」と、入出力28側に接続さ
れた装置から画像信号を受信して印刷する「入力時1」
と、入出力29側に接続された装置から画像信号を受信
して印刷する「入力時2」とがある。「出力時」は、信
号OEA,OEB,OEDを‘0’にし、信号OEC,OEEを‘1’にする
ことで、入力画像信号を、トライステートゲート21を
経て後段の画像処理回路へ送るとともに、トライステー
トゲート22および24を経て他の装置へも送る。
【0118】「入力時1」は、信号OEC,OEDを‘0’に
し、信号OEA,OEB,OEEを‘1’にすることで、入出力28
側から入力された画像信号を、トライステートゲート2
3を経て後段の画像処理回路へ送るとともに、トライス
テートゲート24を経て入出力29側へも送る。「入力
時2」は、信号OEB,OEEを‘0’にし、信号OEA,OEC,OED
を‘1’にすることで、入出力29側から入力された画
像信号を、トライステートゲート25を経て後段の画像
処理回路へ送るとともに、トライステートゲート22を
経て入出力28側へも送る。
【0119】[校正]本実施例においては、同一の画像
信号により複数の複写機を略同時に動作させて画像を出
力するが、この複数の複写機における画像安定性の維持
が重要である。そこで、まず画像読取部の校正を行い、
次に画像出力部の校正を行う。 ●画像読取部の校正 まず、校正すべきすべての複写機の原稿台ガラス120
1上に、図37に一例を示すようなテスト用原稿を載置
して、その画像を読取る。このテスト用原稿は、各複写
機の画像読取特性を校正するために作られた、その濃度
および色味が管理されたものである。同図において、1
811〜1813はそれぞれシアン,マゼンタ,イエロ
ーで描かれた八階調のパッチで、これら三色八階調のパ
ッチを読込んで、各複写機の画像読取特性を補正する。
【0120】濃度補正回路1131は、レッドと補色関
係にあるシアンの八階調パッチ1811の読取値が、レ
ッドのCCD1101において予め定められた値になるよ
うに補正を行う。同様に、グリーンと補色関係にあるマ
ゼンタの八階調パッチ1812の読取値が、グリーンの
CCD1102において予め定められた値になるように補
正を行い、ブルーと補色関係にあるイエローの八階調パ
ッチ1813の読取値が、ブルーのCCD1103におい
て予め定められた値になるように補正を行う。図44は
その補正原理を説明する図で、横軸は各パッチの適正読
取値(設計値)を縦軸は実際の読取値を表し、八階調パ
ッチの読取値をプロットして、これを内挿した曲線21
11において、縦軸を入力、横軸を出力とする変換特性
によって、濃度補正回路1131は補正を行う。
【0121】●画像出力部の校正 次に、校正された読取部を用いて画像出力部の校正を行
う。読取部は既に校正されているため、出力されたパッ
チを正しく読取ることができるので、画像出力部の校正
を正確に行うことができる。この画像出力部の校正につ
いて説明する。各複写機はテストプリント機能を有し、
その出力画像によって、複写機の画像出力特性の補正
と、複写機の特性が補正可能範囲にあるか否かのチェッ
クとを行う。
【0122】テストプリントの際には、表1に示したよ
うに、図1に示した信号OE7を‘0’にし信号OE6を‘1’
にすることで、パターンジェネレータ1161からのテ
ストパターンを出力する。
【0123】図42はテストプリントによって出力され
たテスト画像の一例を示す図である。同図において、2
801〜2804は八階調のテスト出力部分であり、2
801はマゼンタで、2802はシアンで、2803は
イエローで、2804は黒でそれぞれ印刷されている。
これら四色の八階調テストパターンにはその複写機固有
の階調特性が現れる。すなわち、複写機の個体差によっ
て濃度の低いものや高いものが存在するが、その特性を
如実に表し、このテスト画像の濃度を計測することで、
複写機の画像出力特性を把握することができる。
【0124】本実施例においては、複数の複写機(図2
に示した1〜4)においてテストプリントを行い、その
結果得られたテスト画像を同一の複写機(例えば複写機
1)の原稿台ガラス1201上に載置し、その複写機の
センサ1208で読取ることによって、そのテスト画像
を出力した複写機の濃度特性を割出す。複数の複写機の
出力を個々に読取る方式に対して、同一の複写機で読取
る利点は、ある一台の複写機を基準にすることによっ
て、各複写機の読取特性のばらつきに起因する補正誤差
を防ぐことができることである。
【0125】さらに、テスト画像上には、2805で示
すような装置識別情報が付加されている。この情報は、
2805a〜2805eで示すような例えば白または黒
のマーク群で構成され、どの複写機が出力したテスト画
像かを表している。すなわち、各マークの状態(つまり
白または黒)を識別し、これを二進数と対応させること
によって、複写機とテスト画像とを一対一で対応させる
ことができる。つまり、例えば、図43で示す装置識別
情報2810を‘00000’と読取って一台目の複写機、
同2811を‘00001’と読取って二台目の複写機、同
2812を‘00010’と読取って三台目の複写機、同2
813を‘00011’と読取って四台目の複写機、同28
14を‘00100’と読取って五台目の複写機というよう
に対応させることになる。なお、装置識別情報は、図4
2や図43に示すものに限らず、バーコードあるいは数
字や文字などを含む記号などであってもよい。
【0126】本実施例はこのような機能を有しているの
で、本実施例のユーザは、どの複写機が出力したテスト
画像かを意識することなく、複写機にそのテスト画像を
読取らせて、そのテスト画像を出力した複写機の補正を
行うことができる。さらに、装置識別情報に基づいて作
成された色補正データを対応する複写機に転送する。
【0127】[画像出力部の濃度特性補正の手順] 図38は画像出力部の濃度特性補正手順の一例を示すフロ
ーチャートで、制御部1165に接続された、図45に一例を
示す操作部などから指示された場合に、制御部1165によ
って実行されるものである。
【0128】同図において、本実施例は、まずステップ
S1でテストパターン出力設定を行う。すなわち、表1
に示したように、パターンジェネレータ1161の出力
を印刷するように制御信号OE1〜OE7を設定する。続い
て、ステップS2で階調補正器1164〜1167を初
期化する。すなわち、各階調補正器は、図41に示すよ
うに、入力信号と出力信号とが等しくなるように設定さ
れる。
【0129】続いて、ステップS3でテストプリントを
行う。テストプリントは、パターンジェネレータ116
1によって発生され、図37に示したような画像にな
る。前述したように、このテストプリントは、M,C,Y,K
の四色についてそれぞれ八階調のパターンであるが、そ
の階調値は、例えば、20(Hex),40(Hex),60(Hex),80(He
x),A0(Hex),C0(Hex),E0(Hex)およびFF(Hex)である。
【0130】続いて、ステップS4で、このテストプリ
ントを原稿台ガラス1201上に載置し、該テストプリ
ントの画像をセンサ1208で読取り、ステップS5で
読取った結果と適正値と比較することで補正値を演算
し、ステップS6で補正可能であるか否かの判定を行
う。もし補正可能な場合は、ステップS7で階調補正器
1164〜1167に補正値を書込み、また、補正不可
能な場合は、ステップS8で濃度特性エラーにする。
【0131】続いて、ステップS9でテストパターン出
力設定を解除して、表1に示した通常のコピー動作時に
設定した後、処理を終了する。 [画像出力部の濃度補正の原理]図39は濃度補正の原
理を示す図である。同図の上半分に示すグラフは、テス
トプリントをCCDで読取った場合の出力を示すもので、
横軸はテストプリントの階調値を、縦軸は読取値をそれ
ぞれ示す。同図の2001は適正値曲線を示し、200
2は実際にCCDから出力される値の一例を示す。なお、
マゼンタの値はマゼンタと補色関係にあるグリーン(G)
のCCD1102で読取った結果を用い、シアンの値はシ
アンの補色関係にあるレッド(R)のCCD1101で読取っ
た結果を用い、イエローの値はイエローの補色関係にあ
るブルー(B)のCCD1103で読取った結果を用いる。ま
た、ブラックの値は三つのCCDの何れか例えばグリーン
(G)のCCD1102で読取った結果を用いる。
【0132】適正値曲線2001と読取値曲線2002
の差は、各複写機固有の出力特性のずれとして現れる。
同図の下半分に示すグラフは、このずれを補正する階調
補正器の補正曲線2003の一例で、縦軸は階調補正器
の入力を、縦軸は階調補正器の出力をそれぞれ示す。補
正曲線2003は、適正値曲線2001と読取値曲線2
002から算出されるが、以下にその算出方法を説明す
る。
【0133】点2004は階調値20(Hex)の適正読取値
で、この点から横軸に対して平行に引いた直線と測定値
曲線2002との交点2005は、階調値20(Hex)に対
する実際の読取値を示す。従って、交点2005から縦
軸に対して平行に引いた直線と階調補正器の入力20(He
x)から横軸に対して平行に引いた直線との交点2006
は、階調値20(Hex)に対する補正値を示すことになる。
他の階調において同様な演算操作を繰返して補正値を得
れば、補正曲線2003を得ることができる。
【0134】[濃度補正が不可能な場合] ここで、すべての場合に濃度補正が可能であるわけでは
なく、適正曲線から読取値が著しくかけ離れている場合
は補正不可能である。すなわち、図40の上半分に一例を
示すように、適正値曲線2101に比べて読取値曲線2012が
著しくかけ離れている場合、補正曲線は2103に示すよう
になり、領域2104および2015では補正曲線が飽和し補正
不可能である。この飽和部分が全体の極一部であれば実
質上問題ないが、図40に示すような場合はこの部分の階
調が補正されず無視できない。
【0135】[重連システムにおける濃度補正]重連シ
ステムにおいては、各装置毎に独立して濃度補正を行
う。もし、濃度補正が不可能と判定された装置がシステ
ムに含まれる場合は、その装置を除いた装置で画像を出
力することになる。これら一連の校正動作は、複数台の
複写機のどの操作部でおこなってもよい。また、一台の
複写機の操作部からの指示によって、すべての複写機で
校正動作が行われるので操作性を向上することができ
る。
【0136】[操作部よりの操作手順]図45は操作部
の一例を示す図である。同図において、501はテンキ
ーで、コピー枚数やズーム倍率などの入力する。502
は表示パネルで、液晶表示部上にタッチパネルを重ねて
あり、複写モードの設定や、操作方法,警告などが表示
される。503はリセットキーで、モードを初期化して
現在設定されているモードを既定値に戻す。504はク
リア/ストップキーで、本実施例が複写動作を実行中で
あればその動作を停止し、また複写動作中でなければ複
写枚数などの設定値をクリアする。505は複写開始キ
ーで、複写動作を開始させるものである。506は記録
紙サイズ選択キーで、選択されたサイズは表示パネル5
02に表示される。507は濃度調整キーで、複写濃度
を調整するためのものである。508は濃度表示部で、
例えば九個のLEDによって設定された濃度を表示する。
525はモード選択部で、オーバレイ,リテンションや
メモリ領域設定などのモードを選択するものである。5
11はカーソル移動部で、液晶パネル502内に表示さ
れたカーソルを、各カーソル移動キー512〜516に
よって移動する。
【0137】この操作部が、図2に示した複写機1〜4
のそれぞれに組込まれていて、どの複写機からも補正動
作を行うことができる。まず、画像読取部を校正すると
きは、図37に示したテスト用原稿を各複写機の原稿台
ガラス1201上に載置した後、何れかの複写機の操作
部を用いて、そのテンキー501によって、例えば[*]
[1][2][3][4][5][4][3][2][1][*]のような、予め定めら
れたコードを入力する。このコードを受付けた制御部1
165は、インタフェイス回路1158を介して、他の
複写機の制御部1165へこのコードを送信し、これを
受信した各複写機の制御部1165は、それぞれ対応す
る濃度補正回路1131の補正パラメータの設定状態に
なる。
【0138】そして次に複写開始キー505を押すと、
各複写機においてテスト用原稿の画像読取りが開始さ
れ、各複写機の画像読取部の校正、つまり濃度補正回路
1131の補正パラメータが設定される。そして画像読
取部の校正が済んだ後、画像出力部の校正に移る。ここ
でテンキー501によって、例えば[*][9][8][7][6][5]
[6][7][8][9][*]のような、予め定められたコードを入
力し、そして次に複写開始キー505を押すと、画像出
力部の校正が開始される。入力されたコードや複写開始
キー505が押された情報は、これを受付けた制御部1
165によって、インタフェイス回路1158を介し
て、他の複写機の制御部1165へ送信される。これを
受信した各複写機の制御部1165は、図38に示した
補正手順のステップS1からS3を実行、つまり各複写
機は図42に示したテスト画像を出力する。
【0139】そして出力されたテスト画像を順次、複写
機の原稿台ガラス1201上に載置して、テンキー50
1によって、例えば[*][1][3][5][7][9][7][5][3][1]
[*]のような、予め定められたコードを入力した後、複
写開始キー505を押すと、上述と同様に各複写機の制
御部1165へこの情報が送信され、これを受信した各
複写機の制御部1165は、図38に示した補正手順の
ステップS4からS9を実行、つまりテスト画像を読取
って画像出力部の校正を行う。
【0140】なお、上述の説明および図面においては、
4×4ブロック化による符号化方式を例に挙げて説明した
が、本実施例はこれに限定されるものではなく、m×nの
ブロック化や、他のブロック量子化や直交変換などの符
号方式を用いることができる。また、上述の説明および
図面においては、テストプリントとして各現像色単色の
階調画像を出力して、出力濃度特性を補正する例を説明
したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、テ
ストプリントとして各現像色が混色した画像を出力し
て、この画像を読込み、例えば、式(14)のa11〜a44まで
の各係数を最適値に補正してもよい。この場合、各装置
の色味特性を補正することになる。
【0141】また、画像読取部の色味特性を補正するた
めに、式(A1)のc11〜c33までの各係数を最適値に補正し
てもよい。以上説明したように、本実施例によれば、カ
ラー複写機などの画像形成装置を重連したシステムにお
いて、まず複数の複写機の画像読取部の特性を校正した
後、それらの画像出力部それぞれからテスト画像を出力
し、そのテスト画像を画像読取部で読取った結果によ
り、複写機それぞれの特性を補正(校正)することがで
きる。さらに、この校正のための一連の動作を、一台の
複写機の操作部から操作することによって、操作性を向
上させることができる。
【0142】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の画像形成装置を接続したシステムにおいて、同一
の原稿に対する出力画像の濃度や色味を揃えるための補
正や校正を容易に実行することができる。また、読取特
性を校正した読取手段により、複数の画像形成装置それ
ぞれから出力されるカラーテスト画像を読み取った結果
に基づき、複数の画像形成装置それぞれの出力特性を校
正する。従って、校正された読取手段を用いて、カラー
テスト画像を正しく読み取り、画像形成装置の出力特性
を正確に校正することができる。さらに、複数の画像形
成装置(形成手段)によるカラーテスト画像の出力およ
び補正や校正を、複数の画像形成装置(形成手段)に対
して共通の操作手段から指示することができ、複数の画
像形成装置(形成手段)を有する画像形成システムにお
ける補正や校正を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明にかかる一実施例の画像処理部の構成
例を示すブロック図である。
【図1B】本実施例の画像処理部の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施例のシステム構成例を示す図である。
【図3】本実施例の符号化方式における4×4画素ブロッ
クの符号長の一例を示す図である。
【図4】図2に示す複写機の概観図である。
【図5】図1Aに示すインタフェイス回路の構成例を示
すブロック図である。
【図6】変倍処理の一例を示す図である。
【図7】図1Bに示す画素補正回路の構成例を示すブロ
ック図である。
【図8】図7に示す最大値検出回路の詳細な構成例を示
すブロック図である。
【図9】図7に示す平滑化回路の詳細な構成例を示すブ
ロック図である。
【図10】図7に示す画素エッジ検出回路の詳細な構成
例を示すブロック図である。
【図11】注目画素とその周辺画素との一例を示す図で
ある。
【図12】図1Bに示す色空間変換器の構成例を示すブ
ロック図である。
【図13】図12に示す係数a1,a2,a3およびa4の選択例
を示す図である。
【図14】図1Aに示す符号器aの詳細を示すブロック
図である。
【図15】本実施例の明度情報符号化の概念を示す図で
ある。
【図16】本実施例の明度情報符号化の概念を示す図で
ある。
【図17】図14に示すグループ化回路の詳細な構成例
を示すブロック図である。
【図18】図14に示すLGAIN算出器の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図19】図18に示す副走査方向最大値/最小値検出
回路の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図20】図18に示す主走査方向最大値検出回路の詳
細な構成を示すブロック図である。
【図21】図18に示す主走査方向最小値検出回路の詳
細な構成を示すブロック図である。
【図22】図1Aに示す符号器bの詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図23】図22に示す量子化器の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図24】図22に示す量子化器の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図25】本実施例の画素ブロックの一例を示す図であ
る。
【図26】図1Bに示す空間フィルタの構成例を示すブ
ロック図である。
【図27】図26に示す係数b0,b1およびb2と信号K2と
の関係例を示す図である。
【図28】図1Aに示す4×4エリア処理回路の構成例を
示すブロック図である。
【図29】本実施例の副走査位置カウント信号XPHSと主
走査位置カウント信号YPHSとを出力するカウンタ回路の
構成例を示す図である。
【図30】本実施例の装置タイミングチャート例であ
る。
【図31】本実施例の文字画素検出に関する具体的なエ
リア処理の一例を示す図である。
【図32】本実施例の画像補正結果の一例を示す図であ
る。
【図33】図1Aに示す符号器aのタイミングチャート
例である。
【図34】図1Aに示す符号器bのタイミングチャート
例である。
【図35】図1Bの復号器aの詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図36】図1Bの復号器bの詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図37】本実施例のテスト用原稿の一例を示す図であ
る。
【図38】本実施例の濃度特性補正手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図39】本実施例の濃度補正の原理を示す図である。
【図40】濃度補正が不可能な場合の一例を示す図であ
る。
【図41】図1Bに示す階調補正器の初期化状態の入出
力例を示す図である。
【図42】テストプリントによって出力されたテスト画
像の一例を示す図である。
【図43】図42に示す装置識別情報の使用例を示す図
である。
【図44】図1Aの濃度補正回路の補正原理を説明する
図である。
【図45】本実施例の操作部の一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜4 フルカラー複写機(複写機) 5〜7 インタフェイスケーブル 205 副走査方向最大値/最小値検出回路 214 主走査方向最大値検出回路 215 主走査方向最小値検出回路 411〜414 画素エッジ検出回路 416〜419 平滑化回路 704 アダマール変換回路 709 グループ化回路 715 LGAIN算出器 724,728 量子化器 1163 インタフェイス回路 1112 色空間変換器 1113 明度情報の符号器a 1114 色度情報の符号器b 1115 特徴抽出回路 1116 画像メモリ 1117 明度情報の復号器a 1118 色度情報の復号器b 1119 色空間変換器 1120 濃度変換器 1121 空間フィルタ 1122 画像補正回路 1131 濃度補正回路 1132 マスキング回路 1141〜1144 濃度信号生成部 1161 パターンジェネレータ 1164〜1167 階調補正器 1165 制御部 1212 画像処理部 2501 色空間変換器 2514 黒抽出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−275769(JP,A) 特開 平4−275770(JP,A) 特開 昭63−208370(JP,A) 特開 昭64−61172(JP,A) 特開 平3−262273(JP,A) 特開 平5−304575(JP,A) 特開 昭61−198965(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取って画像信号を出力す
    る共通の読取手段と、 カラーテスト画像を表す画像信号を出力する信号出力
    段と、 前記共通の読取手段または前記信号出力手段から出力さ
    れる画像信号を補正する複数の補正手段と、 前記画像信号に応じた画像を記録媒体上に形成する、前
    記複数の補正手段それぞれに対応する複数の形成手段
    と、 前記複数の形成手段による画像形成を指示する、前記複
    数の形成手段に共通の操作手段と、 前記共通の操作手段の指示に応じて、前記複数の形成手
    段で形成された、装置識別情報が付加されたカラーテス
    ト画像を前記共通の読取手段で読み取った画像信号に基
    づき、前記装置識別情報を識別して前記複数の形成手段
    と、それらが形成した前記カラーテスト画像とを一対一
    に対応させ、画像信号の補正値を生成する生成手段と、前記生成手段が 生成た補正値を、その補正値に対応す
    前記形成手段前記補正手段に設定する設定手段とを
    有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 原稿画像を読み取って画像信号を出力す
    る共通の読取手段と、 前記共通の読取手段から入力される画像信号に基づき画
    像を形成する複数の形成手段と、 前記複数の形成手段による画像形成を指示する、前記複
    数の形成手段に共通の操作手段と、 予め濃度が知られているカラーテストパターンを用いて
    前記共通の読取手段を校正する第一の校正手段と、 前記共通の操作手段の指示に応じて、前記複数の形成手
    段によって形成された、装置識別情報が付加されたカラ
    ーテスト画像を、前記第一の校正手段によって校正され
    た前記共通の読取手段を用いて読み取り、前記共通の読
    取手段から出力される画像信号に基づき、前記装置識別
    情報を識別して前記複数の形成手段と、それらが形成し
    た前記カラーテスト画像とを一対一に対応させ、前記複
    数の形成手段をそれぞれ校正する第二の校正手段とを有
    することを特徴とする画像形成システム。
  3. 【請求項3】 原稿画像を読み取って画像信号を出力す
    る共通の読取手段と、 カラーテスト画像を表す画像信号を出力する信号出力手
    段と、 前記共通の読取手段または前記信号出力手段から出力さ
    れる画像信号を補正する複数の補正手段と、 前記画像信号に応じて、画像を記録媒体上に形成する、
    前記複数の補正手段それぞれに対応する複数の形成手段
    と、 前記複数の形成手段による画像形成を指示する、前記複
    数の形成手段に共通の操作手段と、 前記共通の操作手段の指示に応じて、前記複数の形成手
    段で形成された、装置識別情報が付加されたカラーテス
    ト画像を前記共通の読取手段で読み取った画像信号に基
    づき、色補正データを生成する生成手段と、 前記装置識別情報に基づき、前記生成手段が生成した色
    補正データを前記複数の形成手段のうちの対応する形成
    手段に転送する転送手段とを有す ることを特徴とする画
    像形成システム。
  4. 【請求項4】 前記カラーテスト画像は、現像色の一つ
    の色の階調画像であることを特徴とする請求項 1 から請
    求項 3 の何れかに記載された画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記カラーテスト画像は、現像色の混色
    画像であることを特徴とする請求項 1 から請求項 3 の何れ
    かに記載された画像形成システム。
  6. 【請求項6】 前記共通の読取手段は、校正用のテスト
    原稿を用いて校正されることを特徴とする請求項1 また
    は請求項 3に記載された画像形成システム。
  7. 【請求項7】 原稿画像を読み取って画像信号を出力す
    る共通の読取手段、カラーテスト画像を表す画像信号を
    出力する信号出力手段、前記共通の読取手段または前記
    信号出力手段から出力される画像信号を補正する複数の
    補正手段、前記画像信号に応じた画像を記録媒体上に形
    成する、前記複数の補正手段それぞれに対応する複数の
    形成手段、並びに、前記複数の形成手段による画像形成
    を指示する、前記複数の形成手段に共通の操作手段を有
    する画像形成システムの制御方法であって、 前記共通の操作手段の指示に応じて、前記複数の形成手
    段で形成された、装置識別情報が付加されたカラーテス
    ト画像を前記共通の読取手段で読み取った画像信号に基
    づき、前記装置識別情報を識別して前記複数の形成手段
    と、それらが形成した前記カラーテスト画像とを一対一
    に対応させ、画像信号の補正値を生成し、 生成した補正値を、その補正値に対応する前記形成手段
    前記補正手段に設定することを特徴とする制御方法。
  8. 【請求項8】 原稿画像を読み取って画像信号を出力す
    る共通の読取手段、前記共通の読取手段から入力される
    画像信号に基づき画像を形成する複数の形成手段、並び
    に、前記複数の形成手段による画像形成を指示する、前
    記複数の形成手段に共通の操作手段を有する画像形成シ
    ステムの制御方法であって、 予め濃度が知られているカラーテストパターンを用いて
    前記共通の読取手段を校正し、 前記共通の操作手段の指示に応じて、前記複数の形成手
    段によって形成された、装置識別情報が付加されたカラ
    ーテスト画像を、校正された前記共通の読取手段を用い
    て読み取り、前記共通の読取手段から出力される画像信
    号に基づき、前記装置識別情報を識別して前記複数の形
    成手段と、それらが形成した前記カラーテスト画像とを
    一対一に対応させ、前記複数の形成手段をそれぞれ校正
    することを特徴とする制御方法。
  9. 【請求項9】 原稿画像を読み取って画像信号を出力す
    る共通の読取手段、カラーテスト画像を表す画像信号を
    出力する信号出力手段、前記共通の読取手段または前記
    信号出力手段から出力される画像信号を補正する複数の
    補正手段、前記画像信号に応じて、カラーテスト画像を
    記録媒体上に形成する、前記複数の補正手段それぞれに
    対応する複数の形成手段、並びに、前記複数の形成手段
    による画像形成を指示する、前記複数の形成手段に共通
    の操作手段を有する画像形成システムの制御方法であっ
    て、 前記共通の操作手段の指示に応じて、前記複数の形成手
    段で形成された、装置識別情報が付加されたカラーテス
    ト画像を前記共通の読取手段で読み取った画像信号に基
    づき、色補正データを生成し、 前記装置識別情報に基づき、生成した前記色補正データ
    を前記複数の形成手段のうちの対応する形成手段に転送
    ることを特徴とする制御方法
  10. 【請求項10】 前記カラーテスト画像は、現像色の一
    つの色の階調画像であることを特徴とする請求項 7 から
    請求項 9 の何れかに記載された制御方法。
  11. 【請求項11】 前記カラーテスト画像は、現像色の混
    色画像であることを特徴とする請求項7 から請求項 9 の何
    れかに記載された制御方法。
  12. 【請求項12】 さらに、前記共通の読取手段を、校正
    用のテスト原稿の画像を読み取って校正することを特徴
    とする請求項7 または請求項 9に記載された制御方法。
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