JPH09275126A - ウエハバンプの外観検査装置および高さ計測装置 - Google Patents

ウエハバンプの外観検査装置および高さ計測装置

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JPH09275126A
JPH09275126A JP8080099A JP8009996A JPH09275126A JP H09275126 A JPH09275126 A JP H09275126A JP 8080099 A JP8080099 A JP 8080099A JP 8009996 A JP8009996 A JP 8009996A JP H09275126 A JPH09275126 A JP H09275126A
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height
bump
wafer
measurement
chip
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JP8080099A
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Keiji Terada
啓治 寺田
Shigeyuki Tada
重之 多田
Masato Moriya
正人 守屋
Hiroshi Tanaka
洋志 田中
Hideyuki Wakai
秀之 若井
Takeshi Okamoto
武 岡本
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
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    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • H01L22/10Measuring as part of the manufacturing process
    • H01L22/12Measuring as part of the manufacturing process for structural parameters, e.g. thickness, line width, refractive index, temperature, warp, bond strength, defects, optical inspection, electrical measurement of structural dimensions, metallurgic measurement of diffusions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウエハの位置決め誤差を精度よく、かつ短時間
で補正し、バンプ外観検査を精度よく、かつ高速に行
う。 【解決手段】ウエハが、所定の座標系の座標軸に位置決
めされる。そして、ウエハ上のすべてのバンプが視覚手
段で撮像されるように、計測視野が移動すべき座標系上
の座標位置が設定される。そして、ウエハが位置決めさ
れた際に、座標系上の座標原点を回転中心とするウエハ
の回転位置ずれが検出される。そして、計測視野の各設
定座標位置が、検出された回転位置ずれ分だけ座標系上
で回転変換されることによって補正される。そして、こ
の補正された各補正座標位置に、計測視野が順次移動さ
れるように、ウエハと視覚手段の相対位置・姿勢が変化
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ上のバンプ
電極等の突起物を外観検査する装置に関する。また、本
発明は、上記バンプ等の高さを計測する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエハ上のバンプ電極等の突起物の外観
を検査する装置として、特願平6−167322号に開
示されたものがある。
【0003】この装置では、図20に示すように、2D
計測モジュール31、ウエハ移動ステージ32、3D計
測モジュール33、および計測制御部34から構成され
ており、2D計測モジュール31とウエハ移動ステージ
32によりウエハの位置決めを行い、共焦点光学系であ
る3D計測モジュール33によりバンプ形状の3次元デ
ータを取得し、該3次元データからバンプのピーク高さ
を推定し、バンプの高さを検査するようにしている。
【0004】ここで、検査の対象となるウエハ1は、I
Cチップ2a、2b…の集合体であり(図21参照)、
それぞれのチップには所定の位置にバンプ電極3(図2
2参照)が形成されている。そして、3D計測モジュー
ル33は、ウエハ1の表面を、一定範囲の計測視野4毎
に取り込むようにしている。
【0005】図22(a)〜(d)は、計測視野4と各
チップ2との関係を示しており、1つの計測視野4内に
少なくとも1つのチップ全体と、2以上のチップの一部
が存在している。ウエハ1全部のバンプ3について検査
するためには、3D計測モジュール33の計測視野4が
ウエハ1の全領域をカバーするように移動させる必要が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来のバンプ
検査装置には、つぎのような問題があった。
【0007】(1)処理のフローに関して (a)ウエハの位置決めの誤差とバンプ位置の特定 バンプ3の高さを検査するためには、バンプ3の高さピ
ーク近傍の3次元データを特定し、そのデータからバン
プ3の高さを検査する必要がある。
【0008】このため、3D計測モジュール33の3次
元計測データの中からバンプ3のXY座標位置を何らか
の方法で特定しなければならない。ウエハ1上のバンプ
3の位置を特定するためには、3D計測モジュール33
の計測視野4の方向に合わせてウエハ1の位置、とりわ
け姿勢θを修正する必要がある。
【0009】この場合、図21に示すように、2D計測
モジュール31によってウエハ1上の特徴点、例えば位
置合せマークMa、Mbの位置を検出することによっ
て、ウエア1のθの方向を求め、それを3D計測モジュ
ール33の視野に合う方向にウエハ移動ステージ32
(θステージ)を回動することによってウエア1の姿勢
の修正を行うようにしていた。これによってX−Y座標
系上のバンプ位置を特定して検査することができる。
【0010】しかし、ウエハ移動ステージ32のθステ
ージの回動の分解能には限界があり、完全な姿勢の修正
はできず、図21に示すような回転誤差Δθが生じてし
まう。つまり、座標原点O付近のチップ2aでは位置誤
差は生じないが、座標原点Oから離間したチップ2bで
は位置誤差(ΔX、ΔY)が生じてしまう。
【0011】位置誤差(ΔX、ΔY)が座標原点Oから
離間したチップほど大きくなるということは、ウエハサ
イズが大きくなるほど位置誤差は大きなものとなるとい
うことを意味する。
【0012】こうした問題点を解決するために、従来
は、X、Y座標位置がそれぞれ異なるバンプ3毎に測定
したデータを、上記位置誤差(ΔX、ΔY)分だけバン
プ座標位置を補正していたため、補正処理に長時間を要
することになっていた。
【0013】(b)チップごとの判定 バンプの高さの検査結果はチップ毎にまとめる必要があ
る。というのは、最終的に良品であるか否かの判別は、
チップ単位で行われるからである。
【0014】従来は、一つのチップ2の中にあるバンプ
3全てが規定の高さ範囲内にある場合のみ、そのチップ
2は「良品」と判別するようにしていた。しかし、こう
した判別基準によるときは、一のチップ2内のうちの一
つのバンプ3でも上記規定高さ範囲外にある場合には、
たとえ他の全てのバンプ3が規定高さ範囲内にあったと
しても、「不良」と判断してしまうことになる。
【0015】しかし、規定高さ範囲外のバンプ3が存在
したとしても、その数が少ないチップ2の場合には、チ
ップ実装時に全てのバンプ3において十分な電気的接触
が得られることが多く、決して「不良」ではない。よっ
て、チップ単位の検査を正確に行うことができる判定方
法が望まれる。
【0016】(2)バンプ検査方法に関して (a)ICチップ表面の高さの推定 図23は、ICチップ2の表面の高低の様子を示すチッ
プ側面図であり、同図に示すようにICチップ2の表面
はICパターンによる凹凸があり、けっして平坦なもの
ではない。したがって、ICチップ2の表面に形成され
たバンプ3の、ICチップ表面からの高さを計測する場
合、どこを基準としてICチップ表面とするのか一意に
決定することはできなかった。
【0017】また、ウエハ1が鉛直Z方向に傾斜してい
る場合には、ICチップ2の一方の端と他方の端とで
は、ICチップ2表面の絶対高さが同一ではなくなるの
で、どの高さをICチップ2の表面高さとするのかは、
一意に決定することはできなかった。
【0018】このため、ICチップ2上のバンプ3の高
さが、ICチップ2表面の高さの設定高さいかんによっ
て左右されることになり、バンプ3の高さの計測を正確
に行うことができなかった。
【0019】(b)コブ検査 バンプ3の不良品の中には、図24に示すように「コ
ブ」と呼ばれるバンプ3上に形成される欠陥があり、こ
のコブ5の存在によりICチップ実装の際には十分な電
気的接触が得られない可能性が生じる。このため、この
コブ5を検査の際に正確に検出し、「不良」であると判
定する必要がある。
【0020】(c)エキストラバンプ(異物)検査 バンプ3の不良品の中には、図25に示されるように、
エキストラバンプ6と呼ばれる欠陥があり、これも検査
の際に検出し「不良」と判定する必要がある。エキスト
ラバンプ(異物)とは、本来バンプ3が形成されないI
Cチップ2の表面部分に、バンプ3のカスのような突起
ができたものである。
【0021】しかし、このエキストラバンプ6の検出に
ついても、ICチップ2表面の高さの設定高さいかんに
よって左右されることになり、エキストラバンプ6の検
出を正確に行うことができなかった。
【0022】さて、また、上記ウエハ上のバンプの高さ
を計測する装置として、本出願人に係る特許出願(特願
平6−102931号)に開示されたものがあり、これ
は既に公知となっている。
【0023】すなわち、この出願には共焦点光学系を応
用した3次元形状計測装置が開示されている。
【0024】この種の3次元形状計測装置では、共焦点
光学系全体または対物レンズのみ、または平面状のワー
ク(たとえばウエハ)が鉛直方向に移動される。つま
り、図20において3D計測モジュール33を当該形状
計測装置とみた場合に、この3D計測モジュール33を
Z方向に移動させるか、移動ステージ32をZ方向に移
動させることによって、ワークを鉛直方向に所定距離だ
け3D計測モジュール33に対し相対的に移動させるわ
けである。
【0025】こうして、ワークをZ方向に移動させなが
ら、受光部で感知する受光量が最大となる移動位置をそ
の受光点における被計測物体の高さ位置とするのであ
る。
【0026】このような処理を、アレイ状に配列された
各受光部に関して実行する。
【0027】3D計測モジュール33の1計測視野で被
計測物体全体を計測できない場合は、計測視野を切り換
えて同様の処理を実行する。
【0028】つまり、ワークの上面すべての高さが3D
計測モジュール33で計測されるように、当該3D計測
モジュール33の計測視野が移動すべき平面上の各移動
位置が設定される。そして、この設定された各平面移動
位置に計測視野を順次移動させ、各平面移動位置ごと
に、ワークを、3D計測モジュール33に対して相対的
に、上記所定距離だけZ方向に移動させることにより、
当該計測視野内におけるワーク各部の高さの計測を行わ
せるのである。
【0029】しかし、こうした計測視野内における鉛直
Z方向の移動、計測視野の平面方向の移動を交互に行っ
た場合には、つぎのような問題があった。
【0030】図30は、こうした移動の様子を概念的に
示す図であり、図31はそのタイムチャートを示してい
る。なお、ここでは、ワークの鉛直方向の移動は、3D
計測モジュール33のZ軸移動機構(Zステージ)を移
動させることによって行うものとする。
【0031】これら図に示すように、従来は各計測視野
N−1、N、N+1におけるZ方向の移動を常に一定方
向(例えば下降方向)に設定して計測を行うようにして
いたため(図30の矢印a参照)、つぎの計測視野に移
動する際(図30の矢印c)には必ず上記一定方向aと
は反対の方向b(上昇方向)に、Zステージを移動させ
て、3D計測モジュール33を初期位置まで戻す必要が
あった。
【0032】ここで、一般に、計測視野の移動のための
時間は、Z位置を初期位置まで戻している時間よりも短
い。このため、図31に示すように、つぎの計測視野ま
での移動を終了させても、Z位置を初期位置まで戻すこ
とはできず、完全にZ位置までZステージを戻しきるま
での時間は、本来の計測にも計測視野の移動に使われな
い無駄な時間となっていた。このため1視野のサイクル
タイムがその分大きくなり、装置のスループット低下を
招来することになっていた。
【0033】なお、Zステージを初期位置まで戻す速度
を高速化して、むだ時間の短縮を図ることも考えられる
が、こうした場合には、高速化に伴い振動等の悪影響が
発生してしまい、これを採用することはできないことと
なっていた。
【0034】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、以上のような問題点をすべて除去することを
解決課題とするものである。
【0035】
【課題を解決するための手段および効果】そこで、本発
明の第1発明では、ウエハと、このウエハ上のバンプを
撮像する視覚手段との相対位置・姿勢を、相対位置・姿
勢変化手段によって変化させながら、前記ウエハ上のバ
ンプの外観の検査を行うウエハバンプの外観検査装置に
おいて、前記相対位置・姿勢変化手段によって、前記ウ
エハを、所定の座標系の座標軸に位置決めする位置決め
手段と、前記視覚手段は、複数のバンプを一度に撮像す
ることができる計測視野を有しており、前記ウエハ上の
すべてのバンプが前記視覚手段で撮像されるように、前
記計測視野が移動すべき前記座標系上の座標位置を設定
する設定手段と、前記位置決め手段によって前記ウエハ
が位置決めされた際に、前記座標系上の座標原点を回転
中心とする前記ウエハの回転位置ずれを検出する検出手
段と、前記設定手段で設定された前記視覚手段の計測視
野の各設定座標位置を、前記検出手段で検出された回転
位置ずれ分だけ前記座標系上で回転変換させることによ
って補正する補正手段と、前記補正手段で補正された各
補正座標位置に、前記視覚手段の計測視野が順次移動さ
れるように、前記相対位置・姿勢変化手段を駆動する手
段とを具えるようにしている。
【0036】また、上記第1発明の別の発明では、上記
構成に加えて、前記計測視野内に含まれる各バンプの前
記座標系上の座標位置を、予め設定するバンプ座標位置
設定手段と、前記バンプ座標位置設定手段で設定された
予設定座標位置に基づいて前記計測視野内のバンプ位置
を特定し、この特定されたバンプ位置に基づき前記ウエ
ハ上のバンプの外観検査を行う検査手段とがさらに具え
られる。
【0037】上記第1発明によれば、位置決め手段で位
置決めされた際のウエハの回転位置ずれによるバンプの
位置誤差が、座標原点からの計測視野の移動距離を考慮
した回転変換によって、精度よく補正される。このた
め、ウエハサイズが大きくなるほどバンプの位置誤差が
大きくなるという従来の問題が解決される。
【0038】また、バンプ毎に位置誤差を補正している
のではなくて、複数のバンプを含む計測視野単位で位置
誤差を補正するようにしたので、補正処理が短時間で済
み、バンプの検査を高速に行うことができるようにな
る。
【0039】また、本発明の第2発明では、ウエハ上の
複数のバンプを視覚手段によって撮像し、この撮像結果
に基づき前記ウエハ上のバンプの外観の検査を行うウエ
ハバンプの外観検査装置において、前記視覚手段の撮像
結果に基づいて、前記ウエハ上の各チップ毎に、チップ
内の複数のバンプの平均高さを求め、当該チップ内の全
てのバンプの高さが、前記平均高さに対する一定偏差内
に収まっている場合に、当該チップは良品であると判定
するようにしている。
【0040】この第2発明では、チップ内のバンプ高さ
の平均値と個々のバンプの高さを比較して、その結果か
らチップの良否を判定するようにしたので、チップ単位
の検査を正確に行うことができる。このため、チップ実
装時に全てのバンプにおいて十分な電気的接触が得られ
る良品のチップを、不良と誤判定することが防止され
る。
【0041】また、本発明の第3発明では、ウエハ上の
バンプを、所定の大きさの計測視野をもって撮像する視
覚手段を具え、この視覚手段の撮像結果に基づき前記ウ
エハ上のバンプの外観の検査を行うウエハバンプの外観
検査装置において、前記ウエハを、所定の座標系の座標
軸に位置決めする位置決め手段と、前記計測視野内に含
まれるバンプの前記座標系上の座標位置を、予め設定す
るバンプ座標位置設定手段と、前記バンプ座標位置設定
手段で設定された予設定座標位置に基づいて前記計測視
野内のバンプ位置を特定し、この特定されたバンプ位置
周辺の一定領域についてウィンドウを設定して、このウ
ィンドウについてのみ前記ウエハ上のバンプの外観検査
を行う検査手段とを具えるようにしている。
【0042】この第3発明では、バンプ位置周辺の一定
領域のウィンドウ部分のみバンプ検査を行うようにした
ので、バンプの高さの計測等の検査を効率よく行うこと
ができる。また、バンプ位置周辺について検査されるの
で、バンプの座標位置に多少の誤差があったとしても、
バンプの高さの計測等の検査を確実に行うことができ
る。
【0043】また、本発明の第4発明では、上記第3発
明の検査手段に、前記ウィンドウ中の各部の高さを求
め、この高さデータに基づき、高さと頻度との関係を示
すヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、前
記ヒストグラムにおける高さ最小値から、当該最小値よ
りも所定量だけ大きい値までの一定範囲内において、頻
度が最大となる高さを、チップ表面の高さとし、前記ヒ
ストグラムにおける高さ最大値から当該チップ表面の高
さを減算した値を、前記ウインドウ内のバンプのチップ
表面からの相対高さとする演算手段とを具えるようにし
ている。
【0044】第4発明の別の発明では、上記第3発明の
検査手段に、前記ウィンドウ中の各部の高さを求め、こ
の高さデータに基づき、高さと頻度との関係を示すヒス
トグラムを作成するヒストグラム作成手段と、前記ヒス
トグラムにおける高さ最小値から、当該最小値よりも所
定量だけ大きい値までの一定範囲内における平均高さ
を、チップ表面の高さとし、前記ヒストグラムにおける
高さ最大値から当該チップ表面の高さを減算した値を、
前記ウインドウ内のバンプのチップ表面からの相対高さ
とする演算手段とを具えるようにしている。
【0045】上記第4発明によれば、バンプの座標位置
周辺のウィンドウという狭い領域についての高さデータ
に基づくヒストグラムを作成し、このヒストグラムから
チップ表面の高さを求めるようにしたので、ICパター
ンの凹凸やウエハの傾きの影響が除去されて、チップ表
面の高さを精度よく特定することができ、これによりバ
ンプのチップ表面からの相対高さを精度よく計測するこ
とができるようになる。
【0046】また、本発明の第5発明では、上記第3発
明の検査手段に、前記ウィンドウ中の各部の高さを求
め、この高さデータに基づき、高さと頻度との関係を示
すヒストグラムを作成するヒストグラム作成手段と、前
記ヒストグラムにおける高さ最大値から、当該最大値よ
りも所定量だけ小さい第1の値までの一定範囲内におけ
る頻度の累積を第1の累積頻度として求めるとともに、
前記最大値よりも所定量だけ小さく、かつ前記第1の値
よりも大きい第2の値までの一定範囲内における頻度の
累積を第2の累積頻度として求め、前記第1の累積頻度
に対する前記第2の累積頻度の比が、所定のしきい値以
下である場合に、前記ウインドウ内のバンプにコブが存
在していると判定する判定手段とを具えるようにしてい
る。
【0047】上記第5発明によれば、バンプに発生する
コブが精度よく検出され、コブを見逃すことによりチッ
プ実装の際に十分な電気的接触が得られなくなるという
不都合が防止される。
【0048】また、本発明の第6発明では、上記第3発
明の検査手段に、前記ウエハ上のチップ内に設定された
ウィンドウ部分を除いた当該チップ内の残りの領域中の
各部の高さを求め、この高さデータに基づき、高さと頻
度との関係を示すヒストグラムを作成するヒストグラム
手段と、前記ヒストグラムに基づき前記ウエハのチップ
内にエキストラバンプが存在しているか否かを判定する
判定手段とを具えるようにしている。また、第6発明の
別の発明では、ヒストグラムの作成は、前記ウィンドウ
部分を除いた前記チップ内の残りの領域を複数に分割
し、この分割領域毎に行うようにしている。
【0049】また、第6発明の別の発明では、前記ヒス
トグラムにおいて頻度が最大となる高さを、チップ表面
の高さとし、前記ヒストグラムにおける高さ最大値から
当該チップ表面の高さを減算した値が、所定のしきい値
以上である場合に、当該チップ内にエキストラバンプが
存在していると判定している。
【0050】また、第6発明の別の発明では、前記ヒス
トグラムにおける平均高さを、チップ表面の高さとし、
前記ヒストグラムにおける高さ最大値から当該チップ表
面の高さを減算した値が、所定のしきい値以上である場
合に、当該チップ内にエキストラバンプが存在している
と判定するようにしている。
【0051】上記第6発明によれば、チップ内のバンプ
部分をマスクした残りの領域についての高さデータに基
づくヒストグラムからエキストラバンプの有無の判定を
行うようにしたので、通常のバンプとエキストラバンプ
を誤ることなく、エキストラバンプを精度よく検出する
ことができる。
【0052】また、チップを複数に分割して、分割領域
ごとにヒストグラムを作成するようにしたので、狭い領
域についての高さデータに基づくヒストグラムが作成さ
れる。
【0053】よって、このヒストグラムからチップ表面
の高さを求めた場合には、ICパターンの凹凸やウエハ
の傾きの影響が除去されて、チップ表面の高さを精度よ
く特定することができ、これによりエキストラバンプの
チップ表面からの相対高さを精度よく計測することが可
能となる。
【0054】また、本発明の第7発明では、平面状のワ
ークを鉛直一定方向に所定距離だけ相対的に移動させる
ことによって当該ワークの上面各部の高さを計測する高
さ計測装置と、前記ワークの上面すべてが前記高さ計測
装置で計測されるように、当該高さ計測装置の計測視野
が移動すべき平面上の各移動位置を設定する設定手段
と、前記設定手段で設定された各平面移動位置に前記計
測視野を移動させ、各平面移動位置ごとに、前記ワーク
を、前記高さ計測装置に対して相対的に、前記所定距離
だけ前記鉛直一定方向に移動させることにより、当該計
測視野内におけるワーク各部の高さの計測を行わせる移
動手段とを具えた高さ計測装置において、つぎの平面移
動位置の計測視野における鉛直方向の移動は、現平面移
動位置の計測視野における鉛直移動方向とは反対の方向
に行うように、鉛直移動方向を制御する手段を具えるよ
うにしている。
【0055】また、上記第7発明の別の発明では、前記
高さ計測装置は、平面状のワークに形成された所定の大
きさの検査対象物の高さを計測するものであり、平面上
で隣り合う両計測視野のうち少なくとも一方の計測視野
内に前記検査対象物全体が入るように、隣り合う計測視
野同士をオーバーラップさせて計測視野の各平面移動位
置を設定するようにしている。上記第7発明によってワ
ークの高さの計測を行った場合には、計測視野内におけ
る鉛直Z方向の移動、計測視野の平面方向の移動の交互
の移動は以下のようになる。
【0056】図26は、こうした移動の様子を概念的に
示す図であり、図27はそのタイムチャートを示してお
り、図30、図31にそれぞれ対応する図である。
【0057】これら図に示すように、各計測視野N−
1、N、N+1におけるZ方向の移動方向は、逐次反転
される。すなわち、計測視野N−1では、下降方向dに
移動されて計測が行われ、つぎの計測視野Nでは、前回
とは反対の上昇方向d´に移動されて計測が行われ、つ
ぎの計測視野N+1では、前回とは反対の下降方向dに
移動されて計測が行われる(図26の矢印d、d´参
照)。
【0058】このように、鉛直Z軸方向の移動方向を逐
次反転させながら計測を行うようにしており、つぎの計
測視野に移動する際(図26の矢印c)には、平面方向
の移動だけでよく、従来のようにZステージを元の位置
に戻すためだけの鉛直Z軸方向の移動は行われない。
【0059】このため、図27に示すように、1視野サ
イクルタイムは、計測のためにZ軸方向に移動させてい
る時間と、計測視野を平面方向に移動させる時間だけの
組合せであり、図31のように、Z位置を初期位置まで
戻すためだけの本来の計測にも計測視野の移動に使われ
ない無駄時間は存在しないこととなる。このため1視野
のサイクルタイムがその分小さくなり、装置のスループ
ットを飛躍的に向上させることができる。
【0060】また、Zステージを初期位置まで戻すため
の動作がなくなるので、その分、移動に伴う振動等の悪
影響が少なくなる。とりわけ、むだ時間短縮のためにZ
ステージを初期位置まで戻す速度を高速化することによ
って振動等による甚大な影響が発生してしまう虞もなく
なる。また、Zステージを初期位置まで戻すための動作
がなくなった分、Zステージを駆動するアクチュエータ
等駆動機構の耐久性が向上する。
【0061】さらに、上記第7発明の別の発明によれ
ば、平面上で隣り合う両計測視野のうち少なくとも一方
の計測視野内に、高さを計測すべき検査対象物全体が入
るように、隣り合う計測視野同士がオーバーラップされ
て計測視野の各平面移動位置が設定されるようにしたの
で、一の検査対象物全体の高さの計測が、少なくとも一
つの計測視野内において行われる。
【0062】すなわち、一般に、Zステージを駆動する
駆動機構には、上昇方向の移動と下降方向の移動とでヒ
ステリシスが存在する。このため、Z軸移動方向が異な
る隣り合う計測視野同士では、高さの計測誤差が生じる
ことになる。
【0063】しかし、本発明では、一の検査対象物全体
の高さの計測が、少なくとも一つの計測視野内において
完結されるので、この検査対象物の高さの計測は、往復
移動のヒステリシスの影響を受けることがなく、計測を
誤差なく行うことができる。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るウエハバンプの検査装置の実施の形態について説明す
る。
【0065】なお、バンプ検査装置としては、図20に
示す従来の装置が使用される。
【0066】図3はウエハ1の表面に形成されたチップ
2と、3D計測モジュール33の計測視野4の関係を、
X−Y座標系にて示す図である。
【0067】ウエハバンプ3の検査に先だって、ウエハ
1中のチップ群の全てのチップ2について、識別番号C
IDがC1、C2…C7、C8…と付与される。この図
では、左上隅にある識別番号C7のチップ2の左上コー
ナがX−Y座標軸の原点O(これを二重丸にて示す)に
設定される。そして、X軸がチップ群の上辺に一致し、
Y軸がチップ群の左辺に一致するようにX−Y座標軸が
設定される。
【0068】一方、3D計測モジュール33の計測視野
4については、オーバーラップさせつつチップ群全体の
3D計測が行われるように、各X、Y位置毎に識別番号
1、2、3…の各計測視野V1、V2、V3…が設定され
る。それぞれの計測視野V1、V2、V3…の左上コーナ
が視野原点Ov(これを×印にて示す)に設定され、そ
れぞれの計測視野V1、V2、V3…の視野原点Ovは視
野座標位置(VX、VY)として表される。計測視野V
1、V2、V3…の数の合計はVNであり、この総視野数
についても予め設定される。
【0069】したがって、図20に示すウエハ移動ステ
ージ32のXYステージのXY移動軸と、図3のXY座
標軸とが一致し、かつXYステージの機械原点と図3の
座標原点Oとが一致すれば、計測視野V1、V2、V3…
の視野原点Ovの視野座標位置(VX、VY)に応じて
XYステージを順次移動させることにより、チップ群の
3D計測を正確に行うことができる。
【0070】ここで、計測視野4のオーバーラップの方
向としては、図3に示すようなX軸方向だけでなく、後
述する図29に示すように、Y軸方向にも存在するもの
とする。また、オーバーラップ範囲としては、バンプ1
個の大きさよりも広い範囲であることが望まれる。この
ようにオーバーラップさせた場合には、計測視野4の境
界付近に存在するバンプ3が、オーバーラップする2つ
の計測視野のうちのいずれかに欠けることなく入ること
になり3D計測を正確に行うことができるようになる。
さらに言えば、計測視野4のオーバーラップを、後述の
バンプ検査のためのウィンドウの大きさよりも大きくす
ると好適である。
【0071】以上のような前処理が終了すると、ウエハ
1は、図20に示される装置の図示せぬウエハハンドリ
ングロボットにより、ウエハ移動ステージであるXYθ
ステージ32上に載置される。
【0072】つぎに、2D計測モジュール31によって
ウエハ1上の特徴点、例えば位置決めマーク等の位置が
2箇所以上検出される。たとえば、図1に示すような位
置決め用マークMa、Mbが検出され、この検出位置に
よってウエハ1の姿勢角θ、位置X、Yが求められる。
そして、XYθステージ32によって、このXYステー
ジのXY移動軸と、図3のXY座標軸とが一致し、かつ
XYステージの機械原点と図3の座標原点Oとが一致す
るようにウエハ1の位置決めがなされる。さらに、XY
θステージ32のθステージによってウエハ1の姿勢位
置の位置決めが、θステージの回動分解能の限界まで、
なされる。そして、再度2D計測モジュール31によっ
て、ウエハ1上の特徴点Ma、Mbの位置が検出され、
ウエハ1のXYステージのXY移動軸に対する姿勢誤差
Δθが求められる(図1参照)。ここで、姿勢誤差Δθ
が0.1度のとき、ウエハ1の座標原点から5インチ離
れた場所において位置誤差ΔXは約222μmになる。
【0073】因みに、2D計測モジュール31によって
検出すべきウエハ1上の特徴点は、2箇所以上であれば
よく、ウエハ1(チップ群)の中心から離れた場所であ
って特徴点同士が互いに離間していることが、姿勢誤差
Δθを精度よく求める上で望ましい。
【0074】また、2D計測モジュール31の視野座標
X−Yの方向、座標原点と、ウエハ移動ステージ32の
XY移動軸との方向、座標原点との対応関係は、予め既
知のものであるとする。
【0075】なお、ウエハ1の姿勢位置の位置決めを、
ウエハ移動ステージ32のθステージの回動分解能の限
界まで行うようにしているが、以下に説明する姿勢誤差
Δθの補正が可能であれば、必ずしもθステージの回動
分解能の限界までウエハ1の姿勢位置の位置決めを行う
必要はない。また、XYステージの機械原点と図3の座
標原点はオフセットが既知ならば一致させなくてもよ
い。
【0076】図1および図2は、3D計測モジュール3
3の各計測視野4を示す図である。いま、座標原点Oか
ら離間したチップ2bおよびその周囲のチップを計測す
るための計測視野4は、何らの補正もしないものとする
と、X軸に沿って計測視野4が移動するため、図1また
は図2(d)に破線で示す計測視野となる。これでは、
チップ2bおよびその周囲のチップの計測を正確に行う
ことができない。そこで、実線に示すごとく計測視野4
を、XYステージによって移動させるように補正するも
のである。
【0077】図4は、かかる補正処理を含むバンプ検査
処理の手順を示すフローチャートである。
【0078】まず、計測視野V1、V2、V3…の識別番
号Iが0に設定され(ステップ101)、この識別番号
Iが+1インクリメントされる(ステップ102)。そ
して、現在のインクリメントされた識別番号Iが総視野
数VNよりも大きくなったか否かが判断される(ステッ
プ103)。ここで判断がYESであれば、すべての計
測視野について計測が終了したものと、つまりウエハ1
全体についてのバンプ検査が終了したものとして処理を
終了させる。
【0079】しかし、判断がNOであれば、未だウエハ
1全体についてのバンプ検査が終了していないものと判
断して、インクリメントされた識別番号Iの計測視野I
D(I)の計測を行うべく手順はステップ104に移行
される。
【0080】ここで、各計測視野V1、V2、V3…の視
野原点Ovは、視野座標位置(VX、VY)として表さ
れている。
【0081】そこで、今回計測しようとする計測視野4
の視野座標位置(VX、VY)の位置を、上記姿勢誤差
Δθに応じた回転位置に補正すべく、次式(1)によっ
て視野座標位置(VX、VY)が、視野座標位置(V
X’、VY’)に変換される。
【0082】 図2(a)、(b)は、姿勢誤差Δθが存在しない場合
のチップと計測視野の位置関係を示す図であり、図2
(c)、(d)は、姿勢誤差Δθが存在する場合のチッ
プと計測視野の位置関係を示す図である。図2(a)、
(c)は、座標原点Oに設定される計測視野4であり、
図2(b)、(d)は、座標原点Oから離間した位置に
設定される計測視野4を示している。
【0083】上記(1)式による補正を、座標原点Oか
ら離間した位置の計測視野4で行った場合には(図2
(d)参照)、計測視野4内の座標位置ずれは、図2
(b)の場合と比較しても、無視できる大きさとなり、
後述する計測視野毎の設定値を参照することにより、計
測視野4内のバンプ3の位置を容易かつ正確に特定する
ことができ、検査処理を精度よく行うことができるよう
になる。
【0084】なお、計測視野4を図3に示すごとく、V
1、V2、V3…と移動させる方法としては、ウエハ1が
載置されたステージを移動させる方法(ウエハ移動ステ
ージ32による移動)以外に、3D計測モジュール33
に、これをX軸、Y軸方向に移動させる手段を設け、こ
のXY移動手段によって行う方法が考えられる。
【0085】また、3D計測モジュール33の計測視野
4のXY座標軸のそれぞれは、ウエハ移動ステージ32
のXY移動軸のそれぞれに平行であることが望ましく、
3D計測モジュール33の計測視野4のXY座標軸の方
向、座標原点と、ウエハ移動ステージ32のXY移動軸
の方向、座標原点との対応関係は、予め既知であるもの
とする(ステップ104、105)。
【0086】ここで、計測視野V1、V2、V3…毎に設
定される設定値の内容について説明する。
【0087】設定値は、上述した視野座標位置(VX、
VY)と同様に、実際の検査処理の前処理の段階におい
て予め用意されるものである。
【0088】図5は、識別番号がC24のチップ2を中
心にその周囲の識別番号C11、CC12、C13、C
23、C25、C35、C36、C37のチップ2も含
めて合計9個のチップを視野内に含む計測視野4の設定
値を説明する図である。
【0089】この計測視野4には、つぎのような設定値
が付与される。
【0090】CN:計測視野内チップ総数のことであ
り、9が付与される。
【0091】CID(CN):計測視野内のチップ毎の
識別番号のことであり、C11、CC12、C13、C
23、C25、C35、C36、C37が付与される。 CBN(CN):計測視野内のチップ毎のバンプ総数の
ことであり、たとえば、識別番号C23のチップ2の場
合は6が付与される。 BID(CN、CBN):計測視野内のチップ毎の各バ
ンプの識別番号のことであり、たとえば、識別番号C2
3の場合はB4、B5、B6、B7、B8、B9が付与
される。
【0092】BX(CN、CBN):計測視野内のチッ
プ毎の各バンプの視野原点(VX、VY)からのX座標
位置のことである。
【0093】BY(CN、CBN):計測視野内のチッ
プ毎の各バンプの視野原点(VX、VY)からのY座標
位置のことである。
【0094】具体的には、図9に示すような計測視野
4、チップ2、バンプ3の階層的なデータ構造で設定さ
れることになる。すなわち、「計測視野4の中には、識
別番号C11のチップ2があり、このチップ2の中の識
別番号B7のバンプ3の座標位置BX、BYは、…であ
る」ということが特定されるようになっている。
【0095】ここで、バンプ3の座標位置BX、BYと
しては、バンプ3を特定する位置であれば、任意に設定
可能である。たとえば、バンプ3の頂点の座標位置でも
よく、バンプ3の中心から所定距離だけオフセットした
座標位置でもよい。
【0096】また、バンプ3の識別番号(BID)と
は、ウエハ1上の全てのチップ2が同一設計であれば、
各チップ2、2…に共通の番号B1、B2…B14を使
用することが可能である。また、計測視野4の設定値と
して登録されるバンプ3としては、当該計測視野4内に
バンプ3の中心が存在するバンプ3のみが対象となる。
図5の場合でいうと、白抜きとして示すバンプ3のみが
対象となる。
【0097】以上のことを前提として図4で行われるバ
ンプ3の座標位置特定処理、バンプ3の検査処理につい
て説明する。
【0098】すなわち、計測視野4内のチップ総数CN
までをカウントするカウント数Jが0にイニシャライズ
され(ステップ106)、このカウント数Jが+1イン
クリメントされる(ステップ107)。そして、現在の
インクリメントされたJがチップ総数CNよりも大きく
なったか否かが判断される(ステップ108)。ここで
判断がYESであれば、現在の計測視野内のすべてのチ
ップ2について計測が終了したものと、つまり計測視野
4内のバンプ検査が終了したものとして手順をステップ
102に移行させ、つぎの計測視野4の計測を行わせる
ようにする。
【0099】しかし、判断がNOであれば、未だ計測視
野4全体についてのバンプ検査が終了していないものと
判断して、インクリメントされたJが示すチップ2内の
計測を行うべく手順はステップ109に移行される。
【0100】ステップ109では、現在Jにインクリメ
ントされているチップ2内のバンプ総数CBN(J)
(C23のチップ2であれば6)までをカウントするカ
ウント数Kが0にイニシャライズされ(ステップ10
9)、このカウント数Kが+1インクリメントされる
(ステップ110)。そして、現在のインクリメントさ
れたKがバンプ総数CBN(J)よりも大きくなったか
否かが判断される(ステップ111)。ここで判断がY
ESであれば、チップ2内のすべてのバンプ3について
計測が終了したものと、つまりチップ2内のバンプ検査
が終了したものとして手順をステップ107に移行さ
せ、つぎのチップ2の計測を行わせるようにする。
【0101】しかし、判断がNOであれば、未だチップ
2全体についてのバンプ検査が終了していないものと判
断して、インクリメントされたKが示すバンプ3の計測
を行うべく手順はステップ112に移行される。
【0102】すなわち、現在のカウント数Jが示す識別
番号のチップ2内に存在するバンプ3であって、現在の
カウント数Kが示す識別番号のバンプ3の座標位置BX
(J、K)、BY(J、K)が、図9に示す記憶データ
から読み出される。
【0103】こうしてバンプ3の座標位置が特定される
ので、3D計測モジュール33は、その特定された座標
位置BX、BYのバンプ3について高さの検査を実行す
る。具体的には、図5に示すように、識別番号C12の
チップ2内の識別番号B13のバンプ3であれば、当該
バンプ3全体に斜線で示すようなウィンドウ7がかけら
れ、このウィンドウ7内の各部の高さを後述するように
して計測することによって、当該ウィンドウ7内のバン
プ3の高さが検出されることになる(ステップ11
3)。
【0104】こうしてバンプ検査が終了すると、その検
査結果は、バンプ3毎に所定の記憶格納場所まで転送さ
れる。つまり、検査結果に対して、その検査が行われた
チップ2の識別番号CID、その検査が行われたバンプ
3の識別番号BIDが付加されたデータが、転送され
る。なお、ここで、転送の方法としては、予め識別番号
CID、BIDがアドレスとして指定された場所に、検
査結果を示すデータのみを記憶させるようにしてもよ
く、識別番号CID、BIDと検査結果を、通信ネット
ワークを介して伝送し、ネットワークに接続された他の
プロセッサのメモリに記憶させるようにしてもよい。
【0105】さらに、バンプ3を特定する設定値とし
て、上述した識別番号BID、座標位置BX、BY以外
に、バンプ3の種類を特定する設定値を加えるようにし
てもよい。
【0106】すなわち、バンプ3の種類には、図6(図
面左側は上面図、右側は側面図を示す)に示すごとく、
(a)球形、(b)台形、(c)連結型があり、こうし
た種類を設定値として予め記憶させておくことにより、
バンプ3の種類毎に検査方法(検査アルゴリズム)を異
ならせることができる。また、バンプ3の種類を示す設
定値の内容に応じて、そのバンプ3を検査すべきか否か
を判断するようにしてもよい。
【0107】ところで、図4のステップ112、113
では、計測視野4毎に全てのバンプ3の座標位置BX、
BYをデータとして記憶させておき、そのデータに基づ
き個々のバンプ3の座標位置を特定するようにしている
が、こうしたデータ量は、ウエハ1内のバンプ3の総数
が多くなるに従い莫大なものとなる。このため、メモリ
としては記憶容量の大きいものを使用しなければなら
ず、コストがかかるという問題が招来する。
【0108】そこで、つぎに、ウエハ1内の全てのチッ
プ2、2…が同一設計である場合に、バンプ3の座標位
置BX、BYのデータ量を少なくすることができ、記憶
容量の少ないメモリでもデータを記憶することができ、
コスト低減を図ることができる実施の形態について説明
する。
【0109】すなわち、計測視野4毎の設定値として、
上述した設定値の代わりに以下の設定値を使用するよう
にする。
【0110】CN:計測視野内チップ総数のことであ
り、9が付与される。
【0111】CID(CN):計測視野内のチップ毎の
識別番号のことであり、C11、CC12、C13、C
23、C25、C35、C36、C37が付与される。
【0112】CX(CN):計測視野内のチップ毎の視
野原点Ovからのチップ原点OcのX座標位置のことで
ある。
【0113】CY(CN):計測視野内のチップ毎の視
野原点Ovからのチップ原点OcのY座標位置のことで
ある。
【0114】CBN(CN):計測視野内のチップ毎の
バンプ総数のことであり、たとえば、識別番号C23の
チップ2の場合は6が付与される。 BID(CN、CBN):計測視野内のチップ毎の各バ
ンプの識別番号のことであり、たとえば、識別番号C2
3の場合はB4、B5、B6、B7、B8、B9が付与
される。
【0115】一方、全ての計測視野4に共通の設定値と
して、つぎのチップ座標位置が設定される。
【0116】bx(BID):チップ内の各バンプのチ
ップ原点OcからのX座標位置のことである。
【0117】by(BID):チップ内の各バンプのチ
ップ原点OcからのY座標位置のことである。
【0118】なお、チップ座標原点Ocは、たとえば図
7に示すように各チップ2の左上コーナに設定される。
また、このチップ座標原点Ocを原点とするチップ座標
系x−yが図8に示すごとく設定され、チップ2内のバ
ンプ3の座標位置bx、byは、このチップ座標軸x、
y上の座標位置として設定される。因みに、図8中の
W、Hは、1つのチップ2の外形寸法を示している。
【0119】以上のように設定値を設定すれば、ウエハ
1上の全てのバンプ3について視野原点Ovからの座標
位置を記憶する必要がなくなるので、設定値のデータ量
を少なくすることができる。ただし、各バンプ3の座標
位置BX、BYは、次式(2)に示すような演算を行う
必要があるので、演算処理による負荷は大きくなる。
【0120】 BX=CX(J)+bx(BID(K)) BY=CY(J)+by(BID(K)) …(2) こうした演算処理がステップ115として、図4のステ
ップ112の処理の代わりに実行されることになる。
【0121】つぎに、図10を参照して、チップ2毎
に、チップが良品であるか不良品であるかを判定する処
理手順について説明する。
【0122】・チップ2内のバンプ3の検査結果のデー
タを全て取得したか否かの判定まず、チップ2毎に検査
結果データが全て取得されたか否かをチェックするため
のチェックフラグF(CID)が用意される。このチェ
ックフラグF(CID)は、チップ2内のバンプの総数
(図5に例示されたチップ2ではCN=14である)C
Nにしておく。
【0123】そして、図4のステップ114においてバ
ンプ3毎の検査結果、つまり識別番号CIDのチップ2
内の、識別番号BIDのバンプ3の高さHを示すデータ
H(CID、BID)が転送される度に(ステップ20
1)、上記チェックフラグF(CID)が−1デクリメ
ントされる(ステップ202)。
【0124】この結果、チェックフラグF(CID)の
内容が0になった時点で(ステップ203の判断)、チ
ップ2内のすべてのバンプ3についての検査結果データ
は全て取得されたものと判断し、取得されたデータに基
づきチップ2の良否判定を実行する(ステップ20
4)。
【0125】・第1のチップ判定処理(図10(b))
まず、バンプ3の識別番号BIDをカウントする符号I
が15に、バンプ3の高さHの演算値を示す符号BMが
0にイニシャライズされ(ステップ205)、符号Iが
−1デクリメントされる(ステップ206)。そして、
符号Iが0に達していない限り(ステップ207の判断
NO)、BMの内容を、現在のBMに現在のバンプ高さ
データH(CID、I)を加えたもので更新する処理
(ステップ208)、符号Iを−1デクリメントする処
理(ステップ206)が順次実行される。
【0126】この結果、最終的にチップ2内の全てのバ
ンプ3の高さの合計値BMが得られ、これを14で割っ
た結果が、新たにBMの内容とされる。つまり、チップ
2内のバンプ3の高さの平均値BMが求められる(ステ
ップ209)。
【0127】ついで、再度、バンプ3の識別番号BID
をカウントする符号Iが15にイニシャライズされ(ス
テップ210)、符号Iが−1デクリメントされる(ス
テップ211)。そして、符号Iが0に達していない限
り(ステップ212の判断NO)、バンプ高さの平均値
BMから、現在のバンプ3の高さデータH(CID、
I)を減算した値の絶対値が、所定のしきい値ΔBHよ
りも小さいか否かを判断する処理(ステップ213)、
符号Iを−1デクリメントする処理(ステップ211)
が順次行われる。
【0128】ここで、バンプ3の高さHと上記平均値B
Mとの偏差が、チップ2内のすべてのバンプ3について
所定の規定範囲(±ΔBH)内にあれば、そのチップ2
は「良品」であると判定され(ステップ212の判断Y
ES)、バンプ3の高さHと上記平均値BMとの偏差
が、いずれかのバンプ3について所定の規定範囲(±Δ
BH)外になった時点で(ステップ213の判断N
O)、そのチップ2は「不良品」であると判定される。
【0129】・第2のチップ判定処理(図10(c)) また、バンプ高さの平均値を求めることなく、チップ判
定処理を行うようにしてもよい。
【0130】すなわち、バンプ3の識別番号BIDをカ
ウントする符号Iが15にイニシャライズされ(ステッ
プ214)、符号Iが−1デクリメントされる(ステッ
プ215)。そして、符号Iが0に達していない限り
(ステップ216の判断NO)、現在のバンプ3の高さ
データH(CID、I)が、予め設定された高さの規定
範囲の下限値BLよりも大きく、かつ現在のバンプ3の
高さデータH(CID、I)が、予め設定された高さの
規定範囲の上限値BHよりも小さいか否かを判断する処
理(ステップ217)、符号Iを−1デクリメントする
処理(ステップ215)が順次行われる。当然のことな
がら、前述のΔBH、BL、BHなどの比較のための設
定値は、絶対値でなく、ある基準値(BM)の相対的な
割合(R)に設定してもよい。例えば、ΔBH=BM・
R、あるいはBL=(1−R)・BM、BH=(1+
R)・BMなどが挙げられる。なお、この場合、BMは
必ずしも平均値でなくてもよい。
【0131】ここで、バンプ3の高さHが、チップ2内
のすべてのバンプ3について所定の規定範囲(BL〜B
H)内にあれば、そのチップ2は「良品」であると判定
され(ステップ216の判断YES)、バンプ3の高さ
Hが、いずれかのバンプ3について所定の規定範囲(B
L〜BH)外になった時点で(ステップ217の判断N
O)、そのチップ2は「不良品」であると判定される。
【0132】以上のように上述した第1、第2のチップ
判定処理では、高さが規定範囲外にあるバンプ3が発見
された時点(ステップ213の判断NO、ステップ21
7の判断NO)で、そのチップ2は不良品であると判定
して、以後のバンプ3についての判断を打ち切るように
しており、演算処理時間の短縮が図られる。
【0133】こうした演算処理時間短縮のアルゴリズム
は、後述するコブ5の検査の処理に適用してもよい。つ
まり、チップ2内のバンプ3にコブ5が発見された時点
で、以後のバンプ3についての判断を打ち切り、そのチ
ップ2は不良品であると判断してもよい。
【0134】また、後述するようにエキストラバンプ6
の検査結果のように、チップ2の識別番号CIDのデー
タとともにデータが転送される場合には、そのデータ転
送時点で以後の処理を打ち切ることも可能である。つま
り、エキストラバンプ6がある旨の検査結果データが転
送された時点で、その識別番号CIDのチップ2は不良
品であると判定し、当該チップ2についての以後の処理
を打ち切り、つぎのチップ2についてのデータ転送を待
つようにする。
【0135】なお、以上説明した実施の形態において、
検査に先だって予め用意されるCID、CBN等の設定
値データは、ウエハ1のCADデータに基づいて求める
ことができる。
【0136】つぎに、図4のステップ113で行われる
バンプ3の高さHの計測内容について、具体的に説明す
る。
【0137】すなわち、図5に斜線で示すように、バン
プ3の高さHを計測する際、そのバンプ3の中心座標位
置を中心点とする正方形のウィンドウ7が、このバンプ
3を囲むように設定される。このように、ウィンドウ7
は、バンプ3全体のみならずこのバンプ3近傍のICチ
ップ表面部分が入るように設定されるので、バンプ3の
XY座標位置に多少の誤差があったとしても、バンプ3
全体をウィンドウ7内に確実に取り込むことができ、検
査を有効かつ正確に行うことが可能となる。
【0138】たとえば、図6(a)に示すような円形な
バンプ3の直径が100μm〜150μmである場合に
は、200μm×200μm(縦×横)の大きさのウィ
ンドウ7が設定されることになる。
【0139】なお、ウィンドウ7を設定したときに、ウ
ィンドウ7が3D計測モジュール33の計測視野4から
はみ出してしまうような場合、つまり図5において識別
番号C12のチップ2内の識別番号B13のバンプ3に
ウィンドウ7を設定した場合には、3D計測モジュール
33によってはウィンドウ7内の一部の部分について鉛
直方向位置データを取得することができない。したがっ
て、後述するヒストグラムを有効に作成することができ
ない場合なので、この識別番号B13のバンプ3につい
ての検査を行わないようにするのが望ましい。しかし、
このままでは、バンプ3の高さの検査もれが生じてしま
い、好ましくない。
【0140】しかし、前述したように各計測視野V1、
V2、V3…を設定する際、図3に示すように、これらを
オーバーラップさせるようにしている。そこで、このオ
ーバーラップの大きさを、ウィンドウ7の大きさよりも
大きく設定しておけば、図5の識別番号C12のチップ
2内の識別番号B13のバンプ3にかけられるウィンド
ウ7のごとく、計測視野境界付近にあるウィンドウ7で
あっても、オーバーラップされた2つの計測視野のうち
のいずれかに全体が欠けることなく入るようになり、バ
ンプ3の検査もれを防止することができる。3D計測モ
ジュール33によって、ウィンドウ7内の各部分の鉛直
方向の位置データが取得され、その取得された各鉛直位
置データが図11に示すごとくヒストグラムとして表さ
れる。
【0141】そこで、このヒストグラムより、鉛直位置
データの最大値MX(最も高くなる位置)と最小値MN
(最も低くなる位置)が取得される。ここで最大値MX
は、バンプ3の絶対高さを意味する。一方、ICチップ
2の表面の絶対高さCは、つぎのようにして決定され
る。
【0142】つまり、最大値MXと最小値MNの中間値
(MX−MN)/2から最小値MNまでの頻度を探索
し、最大の頻度が得られる鉛直位置データがICチップ
2の表面の絶対高さCとされる。あるいは、同様にし
て、最大値MXと最小値MNの中間値(MX−MN)/
2から最小値MNまでの頻度を探索し、その範囲での鉛
直位置データの平均値がICチップ2の表面の絶対高さ
Cとされる。なお、ここで、最大値MXと最小値MNの
中間値(MX−MN)/2から最小値MNまでの頻度を
探索するようにしているのは、ICパターンの凹凸が存
在しているのを考慮するためである。
【0143】そして、これら絶対位置データの偏差(M
X−C)がバンプ3のICチップ2表面からの(相対)
高さHとされる。
【0144】図12は、図23に示すように、ウエハ1
が鉛直方向に傾斜しており、ウィンドウ7を、バンプ3
の面積に対して相対的に大きく設定した場合(ウィンド
ウ7中、ICチップ2の表面が占める割合が大きい)の
ヒストグラムを示している。
【0145】このように、ウエハ1が傾斜している場合
は、破線にて示すようにICチップ2の表面の頻度を示
す山がブロードであり、図11の場合と同様の演算処理
によって一義的にバンプ3の高さHを決定することは、
正確さを欠く結果となる。つまり、前述したようにウィ
ンドウ7の一方の端と他方の端とでは、ウエハ1の傾斜
によってICチップ2の表面の高さが異なっているから
である。よって、この傾斜の影響を少なくするために、
ウィンドウ7を狭く設定すればよい。
【0146】すなわち、ウィンドウ7を、バンプ3の面
積に対して相対的に小さく設定する(ウィンドウ7中
に、ICチップ2の表面が占める割合が小さくなるよう
に設定する)ようにすれば、図12のヒストグラムのI
Cチップ表面を示すブロードな山が、図11に示すよう
に、ピークをもったものに変化される。
【0147】よって、図11の場合と同様の演算を適用
することが可能となり、正確にICチップ表面の絶対高
さを求めることができる。つまり正確にバンプ3の高さ
Hを求めることができる。以上のように、ICパターン
の凹凸や、ウエハ1の傾斜が存在したとしても、バンプ
3のチップ表面からの高さHを精度よく計測することが
できる。
【0148】図13(a)、(b)、(c)、(d)
は、最小値MN、最大値MX、チップ表面高さC、バン
プ3の高さHを求めるための処理手順を示している。
【0149】なお、以下において、Iは鉛直位置データ
の大きさを示す符号であり、1から100までの範囲に
設定される。また、HIST(I)は、各鉛直位置の大
きさI毎の頻度を示している(図11参照)。
【0150】・最小値MNの演算 まず、鉛直位置データIが0にイニシャライズされ(ス
テップ301)、鉛直位置の大きさIが+1インクリメ
ントされる(ステップ302)。以下、現在の鉛直位置
の大きさIに対応する頻度HIST(I)が0である限
りは(ステップ303の判断NO)、鉛直位置の大きさ
Iは+1インクリメントされるが、現在の鉛直位置の大
きさIに対応する頻度HIST(I)が0ではなくなっ
たとき(ステップ303の判断YES)の鉛直位置の大
きさIが最小値MNとされる(ステップ304)。
【0151】・最大値MXの演算 まず、鉛直位置の大きさIが101にイニシャライズさ
れ(ステップ305)、鉛直位置の大きさIが−1デク
リメントされる(ステップ306)。以下、現在の鉛直
位置の大きさIに対応する頻度HIST(I)が0であ
る限りは(ステップ307の判断NO)、鉛直位置デー
タIは−1デクリメントされるが、現在の鉛直位置の大
きさIに対応する頻度HIST(I)が0ではなくなっ
たとき(ステップ307の判断YES)の鉛直位置の大
きさIが最大値MXとされる(ステップ308)。
【0152】・チップ表面の高さC まず、鉛直位置の大きさIが最小値MNにイニシャライ
ズされるとともに、最大頻度を示すPが0にイニシャラ
イズされ(ステップ309)、鉛直位置の大きさIが+
1インクリメントされる(ステップ310)。
【0153】以下、現在の鉛直位置の大きさIが、最大
値MXと最小値MNの中間値(MX+MN)/2よりも
大きくなったか否かが判断され(ステップ311)、判
断YESならば頻度の最大値を探索する範囲を超えたも
のと判断して処理を終了させるが、そうでない限りは頻
度の最大値を探索する範囲にあるので、手順はつぎのス
テップ312に移行される。
【0154】ステップ312では、現在の最大頻度P
が、現在の鉛直位置の大きさIに対応する頻度HIST
(I)よりも大きいか否かが判断されており(ステップ
312)、この判断結果がNOであれば、最大頻度Pの
内容を、現在の頻度HIST(I)に更新するととも
に、チップ表面高さCを現在の鉛直位置データIとする
(ステップ313)が、ステップ312の判断結果がY
ESであれば、ステップ313のような更新を行うこと
なく、手順をステップ310に移行させ、同様の処理を
繰り返し行わせる。
【0155】やがて、ステップ311の判断YESとな
り、頻度の最大値を探索する範囲を超えたときに、最終
的にステップ313で更新されたPの内容が、最大頻度
となり、最終的に更新されたCの内容が、その最大頻度
が得られるチップ表面高さとされる。
【0156】・バンプ高さの検査 図11に示すようにウィンドウ7内の鉛直位置データに
基づき、各鉛直位置の大きさIに対応する頻度HIST
(I)が作成され(ステップ314)、上述したように
して最小値MNが演算され(ステップ315)、最大値
MXが演算され(ステップ316)、チップ表面の高さ
Cが演算される(ステップ317)。そして、最大値M
Xからチップ表面の高さCを減算した値として、識別番
号CIDのチップ2内の識別番号BIDのバンプ3の高
さHが求められる(ステップ318)。
【0157】つぎに、図11と同様なヒストグラムを利
用してコブ5の有無の検査を行う場合について説明す
る。
【0158】すなわち、最大値MXと最小値MNの中間
値(MX−MN)/2から最大値MXまでの範囲につい
て頻度がカウントされ、この範囲における累積頻度Sが
求められる。一方、最大値MXよりも所定量Xだけ小さ
い値(MX−X)(>(MX−MN)/2)から最大値
MXまでの範囲についての頻度がカウントされ、この範
囲における累積頻度SXが求められる。
【0159】そこで、これら累積頻度の比SX/Sを予
め定められた評価値Rで評価し、コブ5の有無を判定す
る。すなわち、図24のようにコブ5のあるバンプ3
は、比SX/Sが評価値Rよりも小さくなる。逆にコブ
5のないバンプ3は、比SX/Sが評価値R以上とな
る。
【0160】ここで、評価値Rは、図15に示すように
コブ5のない正常なバンプ3についてのヒストグラムよ
り得られる比SX/Sから統計的に決定すればよい。
【0161】図16(a)、(b)、(c)は、上記累
積誤差SX、累積誤差S、コブ検査の処理手順を示すフ
ローチャートである。以下、これらについて説明する。
【0162】・累積頻度SXの演算 まず、鉛直位置の大きさIが最大値MXにイニシャライ
ズされるとともに、累積頻度を示すSXが0にイニシャ
ライズされ(ステップ401)、鉛直位置の大きさIが
−1デクリメントされる(ステップ402)。
【0163】以下、現在の鉛直位置の大きさIが、(M
X−X)よりも小さくなったか否かが判断され(ステッ
プ403)、判断YESならば累積頻度を求める範囲を
超えたものと判断して処理を終了させるが、そうでない
限りは頻度を累積すべき範囲にあるので、手順はつぎの
ステップ404に移行される。
【0164】ステップ404では、最大頻度SXの内容
を、現在の最大頻度SXに対して、現在の鉛直位置の大
きさIに対応する頻度HIST(I)を加えたものとし
て更新する(ステップ404)。この処理はステップ4
03の判断がNOである限り、Iを順次デクリメントし
つつ繰り返し実行される。
【0165】やがて、ステップ403の判断YESとな
り、最大頻度を求めるべき範囲を超えたときに、最終的
にステップ404で更新されたSXの内容が、累積頻度
として得られる。
【0166】・累積頻度Sの演算 この処理は、図16(a)の(MX−X)の代わりに
(MN+MX)/2とし、SXの代わりにSとした他は
同様であるので説明は省略する(図16(b)参照)。
【0167】・コブの検査 上述するようにして累積頻度SXが演算され(ステップ
409)、累積頻度Sが演算される(ステップ41
0)。そして、比SX/Sが評価値Rよりも小さいか否
かによって、識別番号CIDのチップ2内の識別番号B
IDのバンプ3について、コブ5の有り、無しが判断さ
れる(ステップ411)。
【0168】以上のようにして得られたバンプ3の高さ
H、コブ5の有無を示すデータは、そのチップ2の識別
番号CID、バンプ3の識別番号BIDとともに、検査
結果データとして転送されることになる(ステップ11
4)。
【0169】つぎに、図11と同様なヒストグラムを利
用してエキストラバンプ6の有無の検査を行う場合につ
いて説明する。
【0170】図17は、1つのチップ2について各ウィ
ンドウ7が設定された様子を示している。前述したよう
にバンプ3の高さHを求める場合にはウィンドウ7内の
鉛直位置データは有効なものとしてヒストグラムを作成
したが、このエキストラバンプ6の検査では、ウィンド
ウ7内のデータは却ってエキストラバンプ6の検査に誤
差を与える結果となる。
【0171】そこで、ウィンドウ7部分は斜線にて示す
ようにマスクして、それ以外の部分のみの鉛直位置デー
タに基づいてヒストグラムを作成するようにする。
【0172】ただし、チップ2全体についての鉛直位置
データを使用すると、図12で説明したように、チップ
2の傾斜による誤差が生じてしまい、チップ2の表面高
さCを精度よく検出することができない虞がある。
【0173】そこで、図11に示すようにチップ表面を
示す山が一定のピークをもつ程度にチップ2を、小面積
に分割し、分割した領域毎にヒストグラムを作成すれば
よい。たとえば、図18に示すように、チップ4全体を
4分割し、各分割領域8毎にヒストグラムを作成するこ
とが考えられる。
【0174】図19(a)は、図18の領域8について
のヒストグラムを示している。
【0175】すなわち、3D計測モジュール33によっ
て、領域8内の各部分の鉛直方向の位置データが取得さ
れ、その取得された各鉛直位置データが図19(a)に
示すごとくヒストグラムとして表される。
【0176】そこで、このヒストグラムより、鉛直位置
データの最大値MX(最も高くなる位置)と最小値MN
(最も低くなる位置)が取得される。ここで最大値MX
は、仮のエキストラバンプ6の絶対高さを意味する。一
方、ICチップ2の表面の絶対高さCは、つぎのように
して決定される。
【0177】つまり、最大値MXから最小値MNまでの
頻度を探索し、最大の頻度が得られる鉛直位置データが
ICチップ2の表面の絶対高さCとされる。あるいは、
同様にして、最大値MXから最小値MNまでの頻度を探
索し、その範囲での鉛直位置データの平均値がICチッ
プ2の表面の絶対高さCとされる。
【0178】そして、これら絶対位置データの偏差(M
X−C)が、仮のエキストラバンプバンプ6のICチッ
プ2表面からの(相対)高さHとされる。
【0179】そこで、このHが、予め設定された値Tと
比較され、高さHがT以下ならば、エキストラバンプ6
は無いと判定し、高さHがTよりも大きい場合には、エ
キストラバンプ6は有ると判定する。
【0180】図19(b)、(c)は、チップ表面高さ
C、エキストラバンプ検査の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0181】・チップ表面高さCの演算 この演算は、図13(c)の(MX+MN)/2の代わ
りに、MXとした他は、同様であるので、重複した説明
は省略する。
【0182】・エキストラバンプの検査 図13(b)と同様にして最大値MXが演算され(ステ
ップ506)、図19(b)に示すようにしてチップ表
面の高さCが演算される(ステップ507)。そして、
MX−Cが設定値Tよりも小さいか否かによって、識別
番号CIDのチップ2内の領域8について、エキストラ
バンプ6の無し、有りが判断される(ステップ50
8)。この処理はチップ2の残りの領域8、8、8につ
いても同様に行われ、4つすべての領域についての判断
結果から、最終的にチップ2の中にエキストラバンプ6
が有るか否かが判定される。
【0183】以上のようにして得られたエキストラバン
プ6の有無を示すデータは、そのチップ2の識別番号C
IDとともに、検査結果データとして転送されることに
なる(ステップ114)。
【0184】つぎに、ウエハ上のバンプの検査を高速に
行うことができる実施の形態について説明する。
【0185】さて、図20に示す、ウエハ1上のバンプ
3の高さを計測する装置としては、本出願人に係る特許
出願(特願平6−102931号)に開示されたものを
使用することができる。
【0186】すなわち、この出願に開示された共焦点光
学系を応用した3次元形状計測装置を、3D計測モジュ
ール33として使用することができる。
【0187】この種の3D計測モジュール33では、共
焦点光学系全体または対物レンズのみ、またはウエハ1
を載置したステージが鉛直方向に移動される。この場
合、図20の3D計測モジュール33に、これをZ軸方
向に移動させるZ軸移動機構が設けられ、このZ軸移動
機構によって3D計測モジュール33がZ軸方向に移動
され、ウエハ1が鉛直方向に所定距離だけ3D計測モジ
ュール33に対し相対的に移動されるものとする。
【0188】こうして、ウエハ1がZ方向に移動され、
3D計測モジュール33の受光部で感知する受光量が最
大となる移動位置がその受光点における被計測物体(ウ
エハ1上のバンプ3)の高さ位置とされる。このような
処理が、アレイ状に配列された各受光部に関して実行さ
れる。
【0189】そして、前述したように、3D計測モジュ
ール33の1計測視野4でウエハ1全体を計測できない
ので、計測視野4が切り換えられて同様の処理が実行さ
れる。
【0190】つまり、ウエハ1の上面すべての高さが3
D計測モジュール33で計測されるように、当該3D計
測モジュール33の計測視野4が移動すべき平面上の各
移動位置Ov、Ov、Ov…が設定される(図3参
照)。そして、この設定された各平面移動位置に計測視
野4を、V1、V2、V3…と順次移動させ、各平面移動
位置ごとに、ウエハ1を、3D計測モジュール33に対
して相対的に、上記所定距離だけZ方向に移動させるこ
とにより、当該計測視野4内におけるバンプ3の高さH
の計測が行われる。
【0191】図26は、各計測視野V1、V2、V3…VN
-1、VN、VN+1…の平面方向の移動、各計測視野毎の鉛
直Z軸方向の移動の態様を示す図であり、図27はその
タイムチャートを示しており、従来技術の図30、図3
1にそれぞれ対応している。
【0192】これら図に示すように、各計測視野VN-
1、VN、VN+1において、Z方向の移動方向が逐次反転
されるように、Z軸移動機構は3D計測モジュール33
を駆動する。すなわち、計測視野VN-1では、下降方向
dに移動されてバンプ3の高さHの計測が行われ、つぎ
の計測視野VNでは、前回とは反対の上昇方向d´に移
動されて計測が行われ、つぎの計測視野VN+1では、前
回とは反対の下降方向dに移動されて計測が行われる
(図26の矢印d、d´参照)。
【0193】バンプ3の高さHの計測は、前述したよう
に、ウィンドウ7を設定することにより行われる。
【0194】図28は、バンプ3の断面図を示してお
り、3D計測モジュール33によって、Z軸移動機構
(Zステージ)の原点からチップ2表面までの距離Z1
が計測され、同原点からバンプ3の頂点までの距離Z2
が計測される。そして、これらの偏差Z1−Z2として、
ウィンドウ7内のバンプ3の高さHが計測される。この
ようにウィンドウ7毎に相対高さZ1−Z2としてバンプ
高さHを求めるようにしたのは、つぎのような理由によ
る。つまり、ウエハ1の位置が異なれば(ウィンドウ設
定位置が異なれば)、チップ表面の絶対高さが異なる。
このため、バンプ3の高さを、一の基準に対する絶対高
さとして求めたのではバンプ高さに誤差が生じてしまう
ので、これを避けるためである。
【0195】以上のように、この実施の形態では、鉛直
Z軸方向の移動方向を逐次反転させながら計測を行うよ
うにしており、つぎの計測視野に移動する際(図27の
矢印c)には、平面方向の移動だけでよく、従来のよう
に3D計測モジュール33をZ方向初期位置に戻すため
だけの鉛直Z軸方向の移動は行われない。
【0196】このため、図27に示すように、1視野サ
イクルタイムは、高さ計測のために3D計測モジュール
33をZ軸方向に移動させている時間と、計測視野4を
平面方向に移動させる時間だけの組合せであり、図31
のように、Z位置を初期位置まで戻すためだけの本来の
高さ計測にも計測視野4の移動に使われない無駄時間は
存在しないこととなる。このため1視野のサイクルタイ
ムがその分小さくなり、装置のスループットを飛躍的に
向上させることができる。
【0197】また、3D計測モジュール33をZ方向初
期位置まで戻すための動作がなくなるので、その分、移
動に伴う振動等の悪影響が少なくなる。とりわけ、むだ
時間短縮のために3D計測モジュール33を初期位置ま
で戻す速度を高速化することによって振動等による甚大
な影響が発生してしまう虞もなくなる。また、3D計測
モジュール33を初期位置まで戻すための動作がなくな
った分、Z軸移動機構の耐久性が向上する。
【0198】このようにZ軸移動機構を往復移動させる
ことによって計測の高速化を図る実施の形態は、バンプ
の計測に限定されることなく、任意の計測対象に適用す
ることができる。
【0199】さて、前述したように各計測視野V1、V
2、V3…を設定する際、図3に示すように、これらをオ
ーバーラップさせるようにしている。
【0200】図29は、隣り合う4つの計測視野A、
B、C、Dについてオーバーラップの態様を示してい
る。
【0201】すなわち、計測視野の1辺の長さの1/2
0程度がウィンドウ7の1辺の長さとなるようにウィン
ドウ7が設定される。そして、オーバーラップ領域(こ
れを斜線にて示す)が、ウィンドウ7の大きさよりも大
きくなるように、オーバーラップ領域が設定される。こ
の結果、隣り合う両計測視野のうち少なくとも一方の計
測視野内に、高さを計測すべきバンプ3を含んだウィン
ドウ7全体が入るようになり、一のウィンドウ7につい
ての計測が、少なくとも一方の計測視野内において行わ
れることになる。たとえば、図29のウィンドウ7aの
ように、本来、計測視野Aの境界付近にあり、計測視野
Aのみで計測できないウィンドウであっても、上述した
オーバーラップによって、隣の計測視野B内に全体が欠
けることなく含まれるようになるので、この計測視野B
のみでウィンドウ7a全体を計測することができる。ウ
ィンドウ7bについても同様であり計測視野Aのみで計
測を行うことができる。また、オーバーラップ領域内に
完全に含まれるウィンドウ7cについては、計測視野A
とBとで重複した計測がなされることになる。この場合
は、ウィンドウ7cについての計測結果をオーバーライ
トしたり、予めA、Bいずれの計測結果を優先するかを
決めておくことにより、対処することができる。
【0202】以上のように、計測視野をオーバーラップ
させることにより、少なくとも一の計測視野において、
ウィンドウ7全体の検査を確実に行うことができるよう
になり、バンプ3の検査もれを防止することができる。
【0203】この実施の形態と、前述したZ軸移動機構
を往復移動させることによって計測の高速化を図る実施
の形態とを組み合わせることによって、以下のような効
果がもたらされる。
【0204】すなわち、一般に、3D計測モジュール3
3を駆動するZ軸移動機構には、上昇方向の移動と下降
方向の移動とで、ヒステリシスが存在する。このため、
もし計測視野同士のオーバーラップが存在してないとす
ると、計測視野Aと計測視野Bとの間で、高さの計測誤
差が生じることになる。
【0205】すなわち、仮に、計測視野Aと計測視野B
とがオーバーラップしていないで、これら計測視野の境
界領域にウィンドウ7が両視野にまたがって設定された
場合には、このウィンドウ7の一部については計測視野
Aで計測され、ウィンドウ7の残りの部分は計測視野B
で計測されることになる。これら隣り合う計測視野A、
Bでは、計測の際のZ軸移動方向が逆であり、ヒステリ
シスが存在し、ウィンドウ7の計測視野Aによる計測部
分と、当該ウィンドウ7の計測視野Bによる計測部分と
で、誤差が生じてしまうことになる。しかし、この実施
の形態では、両計測視野A、Bをオーバーラップさせ、
少なくともいずれかの視野内でウィンドウ7全体が計測
が完結されるので、このウィンドウ7の計測、つまりこ
のウィンドウ7に含まれるバンプ3の高さの計測は、往
復移動のヒステリシスの影響を受けることがなく、計測
を誤差なく行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るウエハバンプの外観検査装
置の実施の形態を示す図で、ウエハの平面図である。
【図2】図2(a)、(b)、(c)、(d)は、ウエ
ハ上のチップと計測視野の相対位置関係を説明する図で
ある。
【図3】図2はウエハ上で計測視野を移動させる様子を
説明する図である。
【図4】図4はバンプ検査の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】図5は計測視野内に含まれるバンプを示す図で
ある。
【図6】図6(a)、(b)、(c)は、バンプの種類
を説明する図である。
【図7】図7は計測視野原点とチップ原点との位置関係
を示す図である。
【図8】図8はチップ座標系を示す図である。
【図9】図9は計測視野に設定される設定値のデータ構
造を概念的に示す図である。
【図10】図10(a)、(b)、(c)はチップ毎に
その良否を判定するための処理手順を示すフローチャー
トである。
【図11】図11はウィンドウ毎に得られる高さデータ
のヒストグラムである。
【図12】図12はウエハが傾いている場合のヒストグ
ラムである。
【図13】図13(a)、(b)、(c)、(d)はヒ
ストグラムに基づいてバンプの高さを求める処理の手順
を示すフローチャートである。
【図14】図14はコブがあるバンプについて設定され
るウィンドウによって得られる高さデータのヒストグラ
ムである。
【図15】図14はコブがないバンプについて設定され
るウィンドウによって得られる高さデータのヒストグラ
ムである。
【図16】図16(a)、(b)、(c)はヒストグラ
ムに基づいてコブの有無を判定する処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図17】図17はエキストラバンプが存在するチップ
を示す平面図である。
【図18】図18はエキストラバンプが存在するチップ
を各領域に分割した様子を示す平面図である。
【図19】図19(a)はエキストラバンプが存在する
チップによって得られる高さデータのヒストグラムであ
り、図19(b)、(c)は、図19(a)のヒストグ
ラムに基づいてエキストラバンプの有無を判定する処理
の手順を示すフローチャートである。
【図20】図20は実施の形態のウエハバンプの外観検
査装置の斜視図である。
【図21】図21は従来のウエハバンプの外観検査装置
を説明する図で、ウエハの平面図である。
【図22】図22(a)、(b)、(c)、(d)は、
従来技術を説明する図で、ウエハ上のチップと計測視野
の相対位置関係を説明する図である。
【図23】図23はウエハ(チップ)が傾いている様子
を示す側面図である。
【図24】図24はコブが存在するバンプを示す側面図
である。
【図25】図25はエキストラバンプが存在するチップ
を示す平面図である。
【図26】図26は、各計測視野の平面方向の移動、各
計測視野毎の鉛直軸方向の移動の態様を示す図である。
【図27】図27は図26のタイムチャートである。
【図28】図28はバンプの側面図である。
【図29】図29は計測視野がオーバーラップしている
様子を説明する図である。
【図30】図30は、従来技術を説明する図で、各計測
視野の平面方向の移動、各計測視野毎の鉛直軸方向の移
動の態様を示す図である。
【図31】図31は、従来技術を説明する図で、図30
のタイムチャートである。
【符号の説明】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 G06F 15/62 405Z H01L 21/321 H01L 21/92 604T 604Z (72)発明者 田中 洋志 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 (72)発明者 若井 秀之 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 (72)発明者 岡本 武 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハと、このウエハ上のバンプを
    撮像する視覚手段との相対位置・姿勢を、相対位置・姿
    勢変化手段によって変化させながら、前記ウエハ上のバ
    ンプの外観の検査を行うウエハバンプの外観検査装置に
    おいて、 前記相対位置・姿勢変化手段によって、前記ウエハを、
    所定の座標系の座標軸に位置決めする位置決め手段と、 前記視覚手段は、複数のバンプを一度に撮像することが
    できる計測視野を有しており、前記ウエハ上のすべての
    バンプが前記視覚手段で撮像されるように、前記計測視
    野が移動すべき前記座標系上の座標位置を設定する設定
    手段と、 前記位置決め手段によって前記ウエハが位置決めされた
    際に、前記座標系上の座標原点を回転中心とする前記ウ
    エハの回転位置ずれを検出する検出手段と、 前記設定手段で設定された前記視覚手段の計測視野の各
    設定座標位置を、前記検出手段で検出された回転位置ず
    れ分だけ前記座標系上で回転変換させることによって補
    正する補正手段と、 前記補正手段で補正された各補正座標位置に、前記視覚
    手段の計測視野が順次移動されるように、前記相対位置
    ・姿勢変化手段を駆動する手段とを具えたウエハバンプ
    の外観検査装置。
  2. 【請求項2】 前記計測視野内に含まれる各バンプの
    前記座標系上の座標位置を、予め設定するバンプ座標位
    置設定手段と、 前記バンプ座標位置設定手段で設定された予設定座標位
    置に基づいて前記計測視野内のバンプ位置を特定し、こ
    の特定されたバンプ位置に基づき前記ウエハ上のバンプ
    の外観検査を行う検査手段とをさらに具えた請求項1記
    載のウエハバンプの外観検査装置。
  3. 【請求項3】 ウエハ上の複数のバンプを視覚手段に
    よって撮像し、この撮像結果に基づき前記ウエハ上のバ
    ンプの外観の検査を行うウエハバンプの外観検査装置に
    おいて、 前記視覚手段の撮像結果に基づいて、前記ウエハ上の各
    チップ毎に、チップ内の複数のバンプの平均高さを求
    め、当該チップ内の全てのバンプの高さが、前記平均高
    さに対する一定偏差内に収まっている場合に、当該チッ
    プは良品であると判定するようにしたウエハバンプの外
    観検査装置。
  4. 【請求項4】 ウエハ上のバンプを、所定の大きさの
    計測視野をもって撮像する視覚手段を具え、この視覚手
    段の撮像結果に基づき前記ウエハ上のバンプの外観の検
    査を行うウエハバンプの外観検査装置において、 前記ウエハを、所定の座標系の座標軸に位置決めする位
    置決め手段と、 前記計測視野内に含まれるバンプの前記座標系上の座標
    位置を、予め設定するバンプ座標位置設定手段と、 前記バンプ座標位置設定手段で設定された予設定座標位
    置に基づいて前記計測視野内のバンプ位置を特定し、こ
    の特定されたバンプ位置周辺の一定領域についてウィン
    ドウを設定して、このウィンドウについてのみ前記ウエ
    ハ上のバンプの外観検査を行う検査手段とを具えたウエ
    ハバンプの外観検査装置。
  5. 【請求項5】 前記検査手段は、 前記ウィンドウ中の各部の高さを求め、この高さデータ
    に基づき、高さと頻度との関係を示すヒストグラムを作
    成するヒストグラム作成手段と、 前記ヒストグラムにおける高さ最小値から、当該最小値
    よりも所定量だけ大きい値までの一定範囲内において、
    頻度が最大となる高さを、チップ表面の高さとし、前記
    ヒストグラムにおける高さ最大値から当該チップ表面の
    高さを減算した値を、前記ウインドウ内のバンプのチッ
    プ表面からの相対高さとする演算手段とを具えた請求項
    4記載のウエハバンプの外観検査装置。
  6. 【請求項6】 前記検査手段は、 前記ウィンドウ中の各部の高さを求め、この高さデータ
    に基づき、高さと頻度との関係を示すヒストグラムを作
    成するヒストグラム作成手段と、 前記ヒストグラムにおける高さ最小値から、当該最小値
    よりも所定量だけ大きい値までの一定範囲内における平
    均高さを、チップ表面の高さとし、前記ヒストグラムに
    おける高さ最大値から当該チップ表面の高さを減算した
    値を、前記ウインドウ内のバンプのチップ表面からの相
    対高さとする演算手段とを具えた請求項4記載のウエハ
    バンプの外観検査装置。
  7. 【請求項7】 前記検査手段は、 前記ウィンドウ中の各部の高さを求め、この高さデータ
    に基づき、高さと頻度との関係を示すヒストグラムを作
    成するヒストグラム作成手段と、 前記ヒストグラムにおける高さ最大値から、当該最大値
    よりも所定量だけ小さい第1の値までの一定範囲内にお
    ける頻度の累積を第1の累積頻度として求めるととも
    に、前記最大値よりも所定量だけ小さく、かつ前記第1
    の値よりも大きい第2の値までの一定範囲内における頻
    度の累積を第2の累積頻度として求め、前記第1の累積
    頻度に対する前記第2の累積頻度の比が、所定のしきい
    値以下である場合に、前記ウインドウ内のバンプにコブ
    が存在していると判定する判定手段とを具えた請求項4
    記載のウエハバンプの外観検査装置。
  8. 【請求項8】 前記検査手段は、 前記ウエハ上のチップ内に設定されたウィンドウ部分を
    除いた当該チップ内の残りの領域中の各部の高さを求
    め、この高さデータに基づき、高さと頻度との関係を示
    すヒストグラムを作成するヒストグラム手段と、 前記ヒストグラムに基づき前記ウエハのチップ内にエキ
    ストラバンプが存在しているか否かを判定する判定手段
    とを具えた請求項4記載のウエハバンプの外観検査装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ヒストグラムの作成は、前記ウィ
    ンドウ部分を除いた前記チップ内の残りの領域を複数に
    分割し、この分割領域毎に行うものである請求項8記載
    のウエハバンプの外観検査装置。
  10. 【請求項10】 前記判定手段は、 前記ヒストグラムにおいて頻度が最大となる高さを、チ
    ップ表面の高さとし、前記ヒストグラムにおける高さ最
    大値から当該チップ表面の高さを減算した値が、所定の
    しきい値以上である場合に、当該チップ内にエキストラ
    バンプが存在していると判定するようにした、 請求項8記載のウエハバンプの外観検査装置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、 前記ヒストグラムにおける平均高さを、チップ表面の高
    さとし、前記ヒストグラムにおける高さ最大値から当該
    チップ表面の高さを減算した値が、所定のしきい値以上
    である場合に、当該チップ内にエキストラバンプが存在
    していると判定するようにした、 請求項8記載のウエハバンプの外観検査装置。
  12. 【請求項12】 平面状のワークを鉛直一定方向に所定
    距離だけ相対的に移動させることによって当該ワークの
    上面各部の高さを計測する高さ計測装置と、前記ワーク
    の上面すべてが前記高さ計測装置で計測されるように、
    当該高さ計測装置の計測視野が移動すべき平面上の各移
    動位置を設定する設定手段と、前記設定手段で設定され
    た各平面移動位置に前記計測視野を移動させ、各平面移
    動位置ごとに、前記ワークを、前記高さ計測装置に対し
    て相対的に、前記所定距離だけ前記鉛直一定方向に移動
    させることにより、当該計測視野内におけるワーク各部
    の高さの計測を行わせる移動手段とを具えた高さ計測装
    置において、 つぎの平面移動位置の計測視野における鉛直方向の移動
    は、現平面移動位置の計測視野における鉛直移動方向と
    は反対の方向に行うように、鉛直移動方向を制御する手
    段を具えた高さ計測装置。
  13. 【請求項13】 前記高さ計測装置は、平面状のワーク
    に形成された所定の大きさの検査対象物の高さを計測す
    るものであり、 平面上で隣り合う両計測視野のうち少なくとも一方の計
    測視野内に前記検査対象物全体が入るように、隣り合う
    計測視野同士をオーバーラップさせて計測視野の各平面
    移動位置を設定するようにした、 請求項12記載の高さ計測装置。
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