JP3111433B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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- JP3111433B2 JP3111433B2 JP04077904A JP7790492A JP3111433B2 JP 3111433 B2 JP3111433 B2 JP 3111433B2 JP 04077904 A JP04077904 A JP 04077904A JP 7790492 A JP7790492 A JP 7790492A JP 3111433 B2 JP3111433 B2 JP 3111433B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置のリード
の配置形状検査を行なう画像処理装置に関するものであ
り、特にその高精度化に関するものである。
の配置形状検査を行なう画像処理装置に関するものであ
り、特にその高精度化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、撮像装置によって読み取った
画像データから、ICのリードの配置形状の検査(以下
配置形状検査という)を行なう方法の一つとして、IC
の先端位置からICパッケージまでの長さを求めて検査
を行なう方法が知られている。この検査方法は、撮像装
置によって読み取った画像データを2値化処理し、順次
走査することにより、ICのリード先端の位置を順次検
出する。上下左右それぞれのリードについて、リード先
端位置の平均点を求め、対向する点を結ぶ直線を求め
る。その直線に平行で、上記平均点を通過する直線を求
める。求めた直線をIC51のパッケージの方向に平行移
動させ、その直線上の点のうち、濃淡レベルが「1」と
なる点が一定量以上になった時、ICのパッケージの端
面であると判断する。ICのパッケージ端面と一致した
直線5と各々のリード先端の位置との垂線距離を求める
ことにより、リードの長さを測定することができる。
画像データから、ICのリードの配置形状の検査(以下
配置形状検査という)を行なう方法の一つとして、IC
の先端位置からICパッケージまでの長さを求めて検査
を行なう方法が知られている。この検査方法は、撮像装
置によって読み取った画像データを2値化処理し、順次
走査することにより、ICのリード先端の位置を順次検
出する。上下左右それぞれのリードについて、リード先
端位置の平均点を求め、対向する点を結ぶ直線を求め
る。その直線に平行で、上記平均点を通過する直線を求
める。求めた直線をIC51のパッケージの方向に平行移
動させ、その直線上の点のうち、濃淡レベルが「1」と
なる点が一定量以上になった時、ICのパッケージの端
面であると判断する。ICのパッケージ端面と一致した
直線5と各々のリード先端の位置との垂線距離を求める
ことにより、リードの長さを測定することができる。
【0003】具体的な方法を図16を用いて説明する。
同図に示すようにして上側リードのリード先端位置のX
座標の平均をX1とし,同様にしてY座標の平均Y1を
求める。同様にして下側リードの平均X2,Y2、左側
平均リードX3,Y3、右側リードの平均X4,Y4を
求める。点(X3,Y3)と点(X4,Y4)を結ぶ直
線53Xを求める。
同図に示すようにして上側リードのリード先端位置のX
座標の平均をX1とし,同様にしてY座標の平均Y1を
求める。同様にして下側リードの平均X2,Y2、左側
平均リードX3,Y3、右側リードの平均X4,Y4を
求める。点(X3,Y3)と点(X4,Y4)を結ぶ直
線53Xを求める。
【0004】つぎに、直線53Xに平行で、点(X1,Y
1)を通過する直線55を求める。直線55を直線53X方向
に平行移動させ、直線55上の点のうち、濃淡レベルが
「1」となる点が一定量以上になった時、ICのパッケ
ージの端面であると判断する。直線55と各々のリード先
端の位置との垂線距離を求めることにより、上側のリー
ドの長さを測定することができる。同様に下、右、左側
についても同様の方法により、各々のリードの長さを測
定することができる。このようにして、全てのリードの
長さを測定することができる。また、既に求めたリード
の先端位置に基づき、リードピッチ等のリード配置形状
を検査することができる。
1)を通過する直線55を求める。直線55を直線53X方向
に平行移動させ、直線55上の点のうち、濃淡レベルが
「1」となる点が一定量以上になった時、ICのパッケ
ージの端面であると判断する。直線55と各々のリード先
端の位置との垂線距離を求めることにより、上側のリー
ドの長さを測定することができる。同様に下、右、左側
についても同様の方法により、各々のリードの長さを測
定することができる。このようにして、全てのリードの
長さを測定することができる。また、既に求めたリード
の先端位置に基づき、リードピッチ等のリード配置形状
を検査することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような検査方法においては、次のような問題点があっ
た。
ような検査方法においては、次のような問題点があっ
た。
【0006】ICパッケージの外形寸法精度が悪いた
め、ICパッケージの端点からリードの長さを検査して
も、正確な検査を行なうことができない。また、ICパ
ッケージとリードとの区別をするため、直線55を直線53
X方向に平行移動させ、直線55上の点のうち、二値画像
が「1」となる点が一定量以上になるか否かを順次演算
する必要がある。このような演算は、処理速度の低下や
装置全体のコストアップを招くという問題がある。
め、ICパッケージの端点からリードの長さを検査して
も、正確な検査を行なうことができない。また、ICパ
ッケージとリードとの区別をするため、直線55を直線53
X方向に平行移動させ、直線55上の点のうち、二値画像
が「1」となる点が一定量以上になるか否かを順次演算
する必要がある。このような演算は、処理速度の低下や
装置全体のコストアップを招くという問題がある。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決
し、複雑な処理が不要で、半導体本体の外形寸法精度の
影響を受けることなく、精度よくリードの配置形状検査
ができる画像処理装置を提供することを目的とする。
し、複雑な処理が不要で、半導体本体の外形寸法精度の
影響を受けることなく、精度よくリードの配置形状検査
ができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる画像処
理装置は、2値化画像情報に基づき、半導体装置の各々
のリードについて、仮リード先端位置を測定するリード
先端仮位置測定手段、仮リード先端位置およびその周囲
の領域の濃淡画像から、各々のリードについて、真リー
ド先端位置を演算する真リード先端位置演算手段、真リ
ード先端位置演算手段により演算した真リード先端位置
に基づき半導体装置のリード配置形状が所望の配置形状
であるか検査する配置形状検査手段、を備えたことを特
徴とする。
理装置は、2値化画像情報に基づき、半導体装置の各々
のリードについて、仮リード先端位置を測定するリード
先端仮位置測定手段、仮リード先端位置およびその周囲
の領域の濃淡画像から、各々のリードについて、真リー
ド先端位置を演算する真リード先端位置演算手段、真リ
ード先端位置演算手段により演算した真リード先端位置
に基づき半導体装置のリード配置形状が所望の配置形状
であるか検査する配置形状検査手段、を備えたことを特
徴とする。
【0009】請求項2にかかる画像処理装置は、演算し
た各々の真リード先端位置のばらつきと、あらかじめ与
えられている半導体装置のばらつき許容度とを比較する
こと、を特徴とする。
た各々の真リード先端位置のばらつきと、あらかじめ与
えられている半導体装置のばらつき許容度とを比較する
こと、を特徴とする。
【0010】請求項3にかかる画像処理装置は、対向す
る真リード先端位置間の距離と、あらかじめ与えられて
いる半導体装置のリード先端位置間の距離を比較するこ
とを特徴とする。
る真リード先端位置間の距離と、あらかじめ与えられて
いる半導体装置のリード先端位置間の距離を比較するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項4にかかる画像処理装置は、真リー
ド先端位置演算手段により演算した真リード先端位置に
基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演算する
とともに、2本の平均基準直線の交差角度を測定し、あ
らかじめ与えられている半導体装置の平均基準直線の交
差角度とを比較することを特徴とする。
ド先端位置演算手段により演算した真リード先端位置に
基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演算する
とともに、2本の平均基準直線の交差角度を測定し、あ
らかじめ与えられている半導体装置の平均基準直線の交
差角度とを比較することを特徴とする。
【0012】請求項5にかかる画像処理装置は、真リー
ド先端位置演算手段により演算した真リード先端位置に
基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演算する
とともに、2本の平均基準直線の交点と、おのおの平均
基準直線の2等分点との差が、あらかじめ与えられてい
る許容度以下であるかを検査することを特徴とする。
ド先端位置演算手段により演算した真リード先端位置に
基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演算する
とともに、2本の平均基準直線の交点と、おのおの平均
基準直線の2等分点との差が、あらかじめ与えられてい
る許容度以下であるかを検査することを特徴とする。
【0013】請求項6にかかる画像処理装置は、真リー
ド先端位置演算手段により演算した真リード先端位置に
基づき、半導体装置の傾きを演算するとともに、得られ
た半導体装置の傾きおよび、あらかじめ与えられている
半導体装置のリード間距離から、あるリードの真リード
先端位置から隣接するリードの真リード先端位置を推測
し、推測した真リード先端位置と実際の真リード先端位
置を比較することにより、各々の真リード先端位置のば
らつきを検査することを特徴とする。
ド先端位置演算手段により演算した真リード先端位置に
基づき、半導体装置の傾きを演算するとともに、得られ
た半導体装置の傾きおよび、あらかじめ与えられている
半導体装置のリード間距離から、あるリードの真リード
先端位置から隣接するリードの真リード先端位置を推測
し、推測した真リード先端位置と実際の真リード先端位
置を比較することにより、各々の真リード先端位置のば
らつきを検査することを特徴とする。
【0014】請求項7にかかる画像処理装置は、真リー
ド先端位置演算手段により演算した真リード先端位置に
基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演算する
とともに、得られた各真リード先端位置の平均基準直線
と各リードの真リード先端位置との垂線距離を演算する
ことにより、各々の真リード先端位置のばらつきを検査
することを特徴とする。
ド先端位置演算手段により演算した真リード先端位置に
基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演算する
とともに、得られた各真リード先端位置の平均基準直線
と各リードの真リード先端位置との垂線距離を演算する
ことにより、各々の真リード先端位置のばらつきを検査
することを特徴とする。
【0015】請求項8にかかる画像処理方法は、2値化
画像情報に基づき、半導体装置の各々のリードについ
て、仮リード先端位置を測定し、仮リード先端位置およ
びその周囲の領域の濃淡画像から、各々のリードについ
て、真リード先端位置を演算し、演算した真リード先端
位置に基づき半導体装置のリード配置形状が所望の配置
形状であるか検査することを特徴とする。
画像情報に基づき、半導体装置の各々のリードについ
て、仮リード先端位置を測定し、仮リード先端位置およ
びその周囲の領域の濃淡画像から、各々のリードについ
て、真リード先端位置を演算し、演算した真リード先端
位置に基づき半導体装置のリード配置形状が所望の配置
形状であるか検査することを特徴とする。
【0016】請求項9にかかる画像処理方法は、演算し
た各々の真リード先端位置のばらつきと、あらかじめ与
えられている半導体装置のばらつき許容度とを比較する
こと、を特徴とする。
た各々の真リード先端位置のばらつきと、あらかじめ与
えられている半導体装置のばらつき許容度とを比較する
こと、を特徴とする。
【0017】請求項10にかかる画像処理方法は、対向
する真リード先端位置間の距離と、あらかじめ与えられ
ている半導体装置のリード先端位置間の距離を比較する
ことを特徴とする。
する真リード先端位置間の距離と、あらかじめ与えられ
ている半導体装置のリード先端位置間の距離を比較する
ことを特徴とする。
【0018】請求項11にかかる画像処理方法は、真リ
ード先端位置演算手段により演算した真リード先端位置
に基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演算す
るとともに、2本の平均基準直線の交差角度を測定し、
あらかじめ与えられている半導体装置の平均基準直線の
交差角度と比較することを特徴とする。
ード先端位置演算手段により演算した真リード先端位置
に基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演算す
るとともに、2本の平均基準直線の交差角度を測定し、
あらかじめ与えられている半導体装置の平均基準直線の
交差角度と比較することを特徴とする。
【0019】請求項12にかかる画像処理方法は、演算
した真リード先端位置に基づき、各真リード先端位置の
平均基準直線を演算するとともに、2本の平均基準直線
の交点と、おのおの平均基準直線の2等分点との差が、
あらかじめ与えられている許容度以下であるかを検査す
ることを特徴とする。
した真リード先端位置に基づき、各真リード先端位置の
平均基準直線を演算するとともに、2本の平均基準直線
の交点と、おのおの平均基準直線の2等分点との差が、
あらかじめ与えられている許容度以下であるかを検査す
ることを特徴とする。
【0020】請求項13にかかる画像処理方法は、演算
した真リード先端位置に基づき、半導体装置の傾きを演
算するとともに、得られた半導体装置の傾きおよび、あ
らかじめ与えられている半導体装置のリード間距離か
ら、あるリードの真リード先端位置から隣接するリード
の真リード先端位置を推測し、推測した真リード先端位
置と実際の真リード先端位置を比較することにより、各
々の真リード先端位置のばらつきを検査することを特徴
とする。
した真リード先端位置に基づき、半導体装置の傾きを演
算するとともに、得られた半導体装置の傾きおよび、あ
らかじめ与えられている半導体装置のリード間距離か
ら、あるリードの真リード先端位置から隣接するリード
の真リード先端位置を推測し、推測した真リード先端位
置と実際の真リード先端位置を比較することにより、各
々の真リード先端位置のばらつきを検査することを特徴
とする。
【0021】請求項14にかかる画像処理方法は、演算
した真リード先端位置に基づき、各真リード先端位置の
平均基準直線を演算するとともに、得られた各真リード
先端位置の平均基準直線と各リードの真リード先端位置
との垂線距離を演算することにより、各々の真リード先
端位置のばらつきを検査することを特徴とする。
した真リード先端位置に基づき、各真リード先端位置の
平均基準直線を演算するとともに、得られた各真リード
先端位置の平均基準直線と各リードの真リード先端位置
との垂線距離を演算することにより、各々の真リード先
端位置のばらつきを検査することを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1にかかる画像処理装置および請求項8
にかかる画像処理方法においては、2値化画像情報に基
づき、半導体装置の各々のリードについて、仮リード先
端位置を測定し、仮リード先端位置およびその周囲の領
域の濃淡画像から、各々のリードについて、真リード先
端位置を演算し、演算した真リード先端位置に基づき半
導体装置のリード配置形状が、所望の配置形状であるか
検査する。
にかかる画像処理方法においては、2値化画像情報に基
づき、半導体装置の各々のリードについて、仮リード先
端位置を測定し、仮リード先端位置およびその周囲の領
域の濃淡画像から、各々のリードについて、真リード先
端位置を演算し、演算した真リード先端位置に基づき半
導体装置のリード配置形状が、所望の配置形状であるか
検査する。
【0023】したがって、2値化画像情報に基づき計測
された仮リード先端位置から、補正した真リード先端位
置を得ることができる。正確に演算された真リード先端
位置に基づき、半導体装置のリード配置形状を検査する
ことにより、正確なリード配置形状を検査することがで
きる。
された仮リード先端位置から、補正した真リード先端位
置を得ることができる。正確に演算された真リード先端
位置に基づき、半導体装置のリード配置形状を検査する
ことにより、正確なリード配置形状を検査することがで
きる。
【0024】請求項2にかかる画像処理装置および請求
項9にかかる画像処理方法においては、演算した各々の
真リード先端位置のばらつきと、あらかじめ与えられて
いる半導体装置のばらつき許容度とを比較する。したが
って、2値化画像情報に基づき計測された仮リード先端
位置から、補正した真リード先端位置を得ることができ
る。さらに正確に演算された真リード先端位置に基づ
き、各々の真リード先端位置のばらつきを検査すること
により、各々の真リード先端位置のばらつきを精密に検
査することができる。
項9にかかる画像処理方法においては、演算した各々の
真リード先端位置のばらつきと、あらかじめ与えられて
いる半導体装置のばらつき許容度とを比較する。したが
って、2値化画像情報に基づき計測された仮リード先端
位置から、補正した真リード先端位置を得ることができ
る。さらに正確に演算された真リード先端位置に基づ
き、各々の真リード先端位置のばらつきを検査すること
により、各々の真リード先端位置のばらつきを精密に検
査することができる。
【0025】請求項3にかかる画像処理装置および請求
項10にかかる画像処理方法においては、対向する真リ
ード先端位置間の距離と、あらかじめ与えられている半
導体装置のリード先端位置間の距離を比較する。したが
って、2値化画像情報に基づき計測された仮リード先端
位置から、補正した真リード先端位置を得ることができ
る。さらに正確に演算された真リード先端位置に基づ
き、対向する真リード先端位置間の距離を検査すること
により、対向する真リード先端位置間の距離を精密に検
査することができる。
項10にかかる画像処理方法においては、対向する真リ
ード先端位置間の距離と、あらかじめ与えられている半
導体装置のリード先端位置間の距離を比較する。したが
って、2値化画像情報に基づき計測された仮リード先端
位置から、補正した真リード先端位置を得ることができ
る。さらに正確に演算された真リード先端位置に基づ
き、対向する真リード先端位置間の距離を検査すること
により、対向する真リード先端位置間の距離を精密に検
査することができる。
【0026】請求項4にかかる画像処理装置および請求
項11にかかる画像処理方法においては、真リード先端
位置演算手段により演算した真リード先端位置に基づ
き、各真リード先端位置の平均基準直線を演算するとと
もに、2本の平均基準直線の交差角度を測定し、あらか
じめ与えられている半導体装置の平均基準直線の交差角
度と比較する。したがって、対向する真リード先端位置
が、斜方向にずれているか検出することができる。
項11にかかる画像処理方法においては、真リード先端
位置演算手段により演算した真リード先端位置に基づ
き、各真リード先端位置の平均基準直線を演算するとと
もに、2本の平均基準直線の交差角度を測定し、あらか
じめ与えられている半導体装置の平均基準直線の交差角
度と比較する。したがって、対向する真リード先端位置
が、斜方向にずれているか検出することができる。
【0027】請求項5にかかる画像処理装置および請求
項12にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、各真リード先端位置の平均基準
直線を演算するとともに、2本の平均基準直線の交点
と、おのおの平均基準直線の2等分点との差が、あらか
じめ与えられている許容度以下であるかを検査する。し
たがって、真リード先端位置が、斜方向にずれているか
検出することができる。請求項6にかかる画像処理装置
および請求項13にかかる画像処理方法においては、演
算した真リード先端位置に基づき、半導体装置の傾きを
演算するとともに、得られた半導体装置の傾きおよび、
あらかじめ与えられている半導体装置のリード間距離か
ら、あるリードの真リード先端位置から隣接するリード
の真リード先端位置を推測し、推測した真リード先端位
置と実際の真リード先端位置を比較することにより、各
々の真リード先端位置のばらつきを検査する。したがっ
て、真リード先端位置のばらつきを検査することができ
る。
項12にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、各真リード先端位置の平均基準
直線を演算するとともに、2本の平均基準直線の交点
と、おのおの平均基準直線の2等分点との差が、あらか
じめ与えられている許容度以下であるかを検査する。し
たがって、真リード先端位置が、斜方向にずれているか
検出することができる。請求項6にかかる画像処理装置
および請求項13にかかる画像処理方法においては、演
算した真リード先端位置に基づき、半導体装置の傾きを
演算するとともに、得られた半導体装置の傾きおよび、
あらかじめ与えられている半導体装置のリード間距離か
ら、あるリードの真リード先端位置から隣接するリード
の真リード先端位置を推測し、推測した真リード先端位
置と実際の真リード先端位置を比較することにより、各
々の真リード先端位置のばらつきを検査する。したがっ
て、真リード先端位置のばらつきを検査することができ
る。
【0028】請求項7にかかる画像処理装置および請求
項14にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、各真リード先端位置の平均基準
直線を演算するとともに、得られた各真リード先端位置
の平均基準直線と各リードの真リード先端位置との垂線
距離を演算することにより、各々の真リード先端位置の
ばらつきを検査する。したがって、真リード先端位置の
ばらつきを検査することができる。
項14にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、各真リード先端位置の平均基準
直線を演算するとともに、得られた各真リード先端位置
の平均基準直線と各リードの真リード先端位置との垂線
距離を演算することにより、各々の真リード先端位置の
ばらつきを検査する。したがって、真リード先端位置の
ばらつきを検査することができる。
【0029】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図1に本発明の一実施例である画像処理装置
の全体構成図を示す。本装置は、撮像手段21、リード先
端仮位置測定手段23、真リード先端位置演算手段25、誤
認識検出手段29、および配置形状検査手段27を備えてい
る。各手段の関係の概要を説明する。
る。まず、図1に本発明の一実施例である画像処理装置
の全体構成図を示す。本装置は、撮像手段21、リード先
端仮位置測定手段23、真リード先端位置演算手段25、誤
認識検出手段29、および配置形状検査手段27を備えてい
る。各手段の関係の概要を説明する。
【0030】撮像手段21により得られた濃淡画像情報
は、2値化画像情報に変換され、リード先端仮位置測定
手段23に与えられる。リード先端仮位置測定手段23は、
ノイズを除去しつつ、半導体装置の各々のリードについ
て、仮リード先端位置を測定する。仮リード先端位置を
測定した際、誤認識検出手段29は、リード先端仮位置測
定手段によって得られた仮リード先端位置の個数と、あ
らかじめ与えられている半導体装置のリードの本数との
差が一定値以上の場合には、検出された仮リード先端位
置は誤まっていると認識する。
は、2値化画像情報に変換され、リード先端仮位置測定
手段23に与えられる。リード先端仮位置測定手段23は、
ノイズを除去しつつ、半導体装置の各々のリードについ
て、仮リード先端位置を測定する。仮リード先端位置を
測定した際、誤認識検出手段29は、リード先端仮位置測
定手段によって得られた仮リード先端位置の個数と、あ
らかじめ与えられている半導体装置のリードの本数との
差が一定値以上の場合には、検出された仮リード先端位
置は誤まっていると認識する。
【0031】検出された仮リード先端位置は誤まってい
ないと認識した場合には、真リード先端位置演算手段25
は、仮リード先端位置および周囲の領域の濃淡画像か
ら、各々のリードについて、真リード先端位置を演算す
る。配置形状検査手段27は、真リード先端位置演算手段
25により演算した真リード先端位置に基づき、各々のリ
ードの配置形状を検査する。
ないと認識した場合には、真リード先端位置演算手段25
は、仮リード先端位置および周囲の領域の濃淡画像か
ら、各々のリードについて、真リード先端位置を演算す
る。配置形状検査手段27は、真リード先端位置演算手段
25により演算した真リード先端位置に基づき、各々のリ
ードの配置形状を検査する。
【0032】図2に、図1の各機能をCPUを用いて実
現した画像処理装置13を示す。画像処理装置13は、撮像
手段であるカメラ1、画像入力部2、画像メモリ3、画
像出力部4、ビデオモニタ5、タイミング制御部6、文
字メモリ7、アドレス/データバス8、CPU9、RO
M10、RAM11、I/O12を備えている。
現した画像処理装置13を示す。画像処理装置13は、撮像
手段であるカメラ1、画像入力部2、画像メモリ3、画
像出力部4、ビデオモニタ5、タイミング制御部6、文
字メモリ7、アドレス/データバス8、CPU9、RO
M10、RAM11、I/O12を備えている。
【0033】カメラ1は、撮像した画像をアナログのビ
デオ信号として画像入力部2へ送る。画像入力部2は、
入力されたビデオ信号をA/D変換することにより、濃
淡画像データおよび2値画像データを画像メモリ3へ送
る。
デオ信号として画像入力部2へ送る。画像入力部2は、
入力されたビデオ信号をA/D変換することにより、濃
淡画像データおよび2値画像データを画像メモリ3へ送
る。
【0034】画像メモリ3は、入力された画像データを
1画素単位で格納する。文字メモリ7は、ビデオモニタ
5に表示する文字についてのフォントデータを格納して
いる。画像出力部4は、画像メモリ3、文字メモリ7か
ら出力されたデジタル信号からなる画像データをそれぞ
れD/A変換して1画面分のビデオ信号として変換し、
ビデオモニタ5に送る。ビデオモニタ5は、画像出力部
4から出力されたビデオ信号に基づき、入力画像および
演算結果等を表示する。
1画素単位で格納する。文字メモリ7は、ビデオモニタ
5に表示する文字についてのフォントデータを格納して
いる。画像出力部4は、画像メモリ3、文字メモリ7か
ら出力されたデジタル信号からなる画像データをそれぞ
れD/A変換して1画面分のビデオ信号として変換し、
ビデオモニタ5に送る。ビデオモニタ5は、画像出力部
4から出力されたビデオ信号に基づき、入力画像および
演算結果等を表示する。
【0035】一方、アドレス/データバス8には、画像
メモリ3、文字メモリ7、CPU9、ROM10、RAM
11、I/O12が接続されることにより、マイクロコンピ
ュータが構成されている。このマイクロコンピュータで
は、ROM10に格納されているプログラムをCPU9が
実行する。これにより、ICの配置形状の検査等の各種
画像処理が実行される。
メモリ3、文字メモリ7、CPU9、ROM10、RAM
11、I/O12が接続されることにより、マイクロコンピ
ュータが構成されている。このマイクロコンピュータで
は、ROM10に格納されているプログラムをCPU9が
実行する。これにより、ICの配置形状の検査等の各種
画像処理が実行される。
【0036】タイミング制御部6は、CPU9と連動し
て、画像入力部2、画像メモリ3、画像出力部4、文字
メモリ7におけるデータの入出力を制御するためのタイ
ミング信号を出力する。
て、画像入力部2、画像メモリ3、画像出力部4、文字
メモリ7におけるデータの入出力を制御するためのタイ
ミング信号を出力する。
【0037】この装置の動作を、図3、図4、図5およ
び図6のフローチャートを参照して説明する。まず、Q
FP(quad flat package)51の上部のリードについて、
処理を行う場合について説明する。CPU9は、画像メ
モリ3に格納された画像データを1画素単位で矢印SC
1の方向(横走査方向、図3A参照)に順次走査する
(図4ステップS1)。2値データが「1」となる点P
を検出すると(図3A参照)、点Pを含む所定の領域
(ここでは、3*2とした)を設定し、この領域内に、
2値データが「1」である画素が何個あるかを判定す
る。2値データが「1」である画素が、所定の個数(こ
こでは3画素とした)以下であれば、ノイズとみなして
走査をつづける(図4ステップS2)。なお、所定の領
域の大きさ、所定の値は一画素の大きさ、ノイズの大き
さ等から決定すればよい。
び図6のフローチャートを参照して説明する。まず、Q
FP(quad flat package)51の上部のリードについて、
処理を行う場合について説明する。CPU9は、画像メ
モリ3に格納された画像データを1画素単位で矢印SC
1の方向(横走査方向、図3A参照)に順次走査する
(図4ステップS1)。2値データが「1」となる点P
を検出すると(図3A参照)、点Pを含む所定の領域
(ここでは、3*2とした)を設定し、この領域内に、
2値データが「1」である画素が何個あるかを判定す
る。2値データが「1」である画素が、所定の個数(こ
こでは3画素とした)以下であれば、ノイズとみなして
走査をつづける(図4ステップS2)。なお、所定の領
域の大きさ、所定の値は一画素の大きさ、ノイズの大き
さ等から決定すればよい。
【0038】ステップS2の領域判定で、ノイズでない
と判断した場合、その点をそのリードにおける仮リード
先端位置(図3Bの点P1(X1,Y1))とする(図
4ステップS3)。そのリードに隣接するリードの仮リ
ード先端位置を測定する方法については、図3B、3C
を用いて説明する。
と判断した場合、その点をそのリードにおける仮リード
先端位置(図3Bの点P1(X1,Y1))とする(図
4ステップS3)。そのリードに隣接するリードの仮リ
ード先端位置を測定する方法については、図3B、3C
を用いて説明する。
【0039】まず、点P1の下側3つの画素の2値デー
タを見る。この場合は2値化の量子化誤差および走査す
る方向により、図3C〜Hの場合が考えられる。ここで
は、図3Fに該当するので、右下の方向(リードの内側
方向)へ移動する。同図E,Fの場合は矢印SC1の方
向に走査した場合であり、同図G,Hの場合は矢印SC
1とは逆の方向に走査した場合である。同図C,Dの場
合は両方の場合がある。このような、補正移動を行うこ
とにより、QFP51が搬送されてきた位置および姿勢が
ズレていても、確実にリードの内側へ移動させることが
できる。
タを見る。この場合は2値化の量子化誤差および走査す
る方向により、図3C〜Hの場合が考えられる。ここで
は、図3Fに該当するので、右下の方向(リードの内側
方向)へ移動する。同図E,Fの場合は矢印SC1の方
向に走査した場合であり、同図G,Hの場合は矢印SC
1とは逆の方向に走査した場合である。同図C,Dの場
合は両方の場合がある。このような、補正移動を行うこ
とにより、QFP51が搬送されてきた位置および姿勢が
ズレていても、確実にリードの内側へ移動させることが
できる。
【0040】なお、補正移動する画素数は、本実施例で
は一画素としたが、リードの幅および一画素の大きさに
基づき決定すればよい。
は一画素としたが、リードの幅および一画素の大きさに
基づき決定すればよい。
【0041】つぎに、同図Bに戻って、矢印SC2の方
向へn画素分移動する。この点をP2とする。ここで移
動するn画素分の値は、あらかじめ判明しているQFP
51のデータ(最大許容リード間ピッチ、および、搬送さ
れた場合の姿勢の最大傾き)を基にして、n画素分移動
した点P2が、計測するリードの内部に存在するように
決定すればよい。追跡途中の点でY座標が、y=(y1
+y2)/2となる位置を点P3とし、点P2から、点
P3に移動する。このように、所定の画素数移動後、隣
接するリードの検出を行う。
向へn画素分移動する。この点をP2とする。ここで移
動するn画素分の値は、あらかじめ判明しているQFP
51のデータ(最大許容リード間ピッチ、および、搬送さ
れた場合の姿勢の最大傾き)を基にして、n画素分移動
した点P2が、計測するリードの内部に存在するように
決定すればよい。追跡途中の点でY座標が、y=(y1
+y2)/2となる位置を点P3とし、点P2から、点
P3に移動する。このように、所定の画素数移動後、隣
接するリードの検出を行う。
【0042】なお、図12Bに示すように、光源からQF
P51に照明光を照射し反射した光を、2値化処理した場
合は、同図Cに示すような、2値画像が得られる。この
ような場合、あるリードの仮リード先端位置から、矢印
SC2(図3B参照)の方向へn画素分移動すると、一
旦リードの外にでた後、点P2がに定義されることとな
る。そこで、このように、n画素分移動する前に、一旦
リードの外にでてしまう場合には、一旦リードの外にで
る点をP2とすればよい。なお、この場合も、点P3の
位置は、上述の方法と同様に、点P2と点P1各々の平
均となるようにすればよい。
P51に照明光を照射し反射した光を、2値化処理した場
合は、同図Cに示すような、2値画像が得られる。この
ような場合、あるリードの仮リード先端位置から、矢印
SC2(図3B参照)の方向へn画素分移動すると、一
旦リードの外にでた後、点P2がに定義されることとな
る。そこで、このように、n画素分移動する前に、一旦
リードの外にでてしまう場合には、一旦リードの外にで
る点をP2とすればよい。なお、この場合も、点P3の
位置は、上述の方法と同様に、点P2と点P1各々の平
均となるようにすればよい。
【0043】隣接するリードの検出については、つぎの
ようにして行う。矢印SC1とは逆の方向に走査し、2
値データが一旦0となった後、ふたたび、1となる点を
点P4とする。ここでふたたび前記補正移動(ここで
は、図3Cに該当)を行い、その後、そのリードにおけ
る先端方向である矢印SC2とは逆の方向(縦走査方
向)に走査し、そのリードにおける仮リード先端位置P
5を求める。このようにして、隣接するリードの仮リー
ド先端位置P5が求められる。
ようにして行う。矢印SC1とは逆の方向に走査し、2
値データが一旦0となった後、ふたたび、1となる点を
点P4とする。ここでふたたび前記補正移動(ここで
は、図3Cに該当)を行い、その後、そのリードにおけ
る先端方向である矢印SC2とは逆の方向(縦走査方
向)に走査し、そのリードにおける仮リード先端位置P
5を求める。このようにして、隣接するリードの仮リー
ド先端位置P5が求められる。
【0044】その後、矢印SC2の方向へn画素分移動
する。この点をP6とする。追跡途中の点でY座標が、
y=(y5+y6)/2となる位置を点P7とし、点P6
から、点P7に移動する。このような動作を繰り返すこ
とにより順次仮リード先端位置の検出を行う。なお、矢
印SC1とは逆の方向に走査し、2値データが一旦0と
なった後、QFP51のリード間ピッチの倍画素移動して
も、ふたたび、1となる点が、みつからない場合は隣接
するリードがないものと判断し、点P3に移動して、そ
の位置から矢印SC1の方向に走査すればよい。
する。この点をP6とする。追跡途中の点でY座標が、
y=(y5+y6)/2となる位置を点P7とし、点P6
から、点P7に移動する。このような動作を繰り返すこ
とにより順次仮リード先端位置の検出を行う。なお、矢
印SC1とは逆の方向に走査し、2値データが一旦0と
なった後、QFP51のリード間ピッチの倍画素移動して
も、ふたたび、1となる点が、みつからない場合は隣接
するリードがないものと判断し、点P3に移動して、そ
の位置から矢印SC1の方向に走査すればよい。
【0045】なお、本実施例においては、最初の仮リー
ド先端位置が、端に位置するリードから始まらない場合
について説明したが、最初の仮リード先端位置が、端に
位置するリードから始まる場合には、矢印SC1の方向
またはその逆の方向どちらか一方に走査すればよい。
ド先端位置が、端に位置するリードから始まらない場合
について説明したが、最初の仮リード先端位置が、端に
位置するリードから始まる場合には、矢印SC1の方向
またはその逆の方向どちらか一方に走査すればよい。
【0046】つぎに、CPU9は、上側のすべてのリー
ドについて求めた仮リード先端位置の個数と、ROM10
またはRAM11に記憶されているQFP51のリードの上
面の本数と比較する(図4ステップS4)。両者の差が
一定値以上の場合には、検出された仮リード先端位置は
リードではないと認識する。これにより、リードとほぼ
同じ大きさのごみ等をリードとして誤って検出すること
を防止できる。
ドについて求めた仮リード先端位置の個数と、ROM10
またはRAM11に記憶されているQFP51のリードの上
面の本数と比較する(図4ステップS4)。両者の差が
一定値以上の場合には、検出された仮リード先端位置は
リードではないと認識する。これにより、リードとほぼ
同じ大きさのごみ等をリードとして誤って検出すること
を防止できる。
【0047】上記動作を、他の三面について繰り返し行
い、上側のすべてのリードについて仮リード先端位置を
求める。
い、上側のすべてのリードについて仮リード先端位置を
求める。
【0048】その後、濃淡画像切出しを利用し、仮リー
ド先端位置に基づき真リード先端位置の演算を行う(図
4ステップS5)。以下濃淡画像切出しの方法について
説明する。
ド先端位置に基づき真リード先端位置の演算を行う(図
4ステップS5)。以下濃淡画像切出しの方法について
説明する。
【0049】まず、図5に示すように仮リード先端位置
に相当する画素16を着目画素とし、この着目画素16
を中心として、8近傍の画素を含む矩形状のマスク17
を設定した後、この8近傍の各画素につき、2値化しき
い値THを用いた所定の条件(以下、「第1条件」とい
う)を満たすか否かを判別することにより、各画素が画
像内部を構成する画素か否かを判別し、第1条件を満た
す場合は、その画素を集合要素として順次抽出する。な
お同図において、各桝目は画素を示す。
に相当する画素16を着目画素とし、この着目画素16
を中心として、8近傍の画素を含む矩形状のマスク17
を設定した後、この8近傍の各画素につき、2値化しき
い値THを用いた所定の条件(以下、「第1条件」とい
う)を満たすか否かを判別することにより、各画素が画
像内部を構成する画素か否かを判別し、第1条件を満た
す場合は、その画素を集合要素として順次抽出する。な
お同図において、各桝目は画素を示す。
【0050】図6は、前記マスク17内の各画素位置を
XY座標値で示したもので、中心の着目画素16を(X
i,Yi)とすると、8近傍の各画素のXY座標値は同図
に示すように表される。
XY座標値で示したもので、中心の着目画素16を(X
i,Yi)とすると、8近傍の各画素のXY座標値は同図
に示すように表される。
【0051】いま画素位置(Xi−1,Yi−1)の近傍
画素18の濃淡レベルをF(Xi−1,Yi−1)とする
と、前記した第1条件は、つぎの式で与えられる。
画素18の濃淡レベルをF(Xi−1,Yi−1)とする
と、前記した第1条件は、つぎの式で与えられる。
【0052】 F(Xi−1,Yi−1)*δ(Xi−1,Yi−1)>TH ・・・ 上式中、δ(Xi−1,Yi−1)はその近傍画素18が
すでに集合要素となっているか否かを表す関数であっ
て、すでに集合要素となっていなければ、この関数の値
は「0」であり、いまだ集合要素となっていなければ、
この関数の値は「1」である。
すでに集合要素となっているか否かを表す関数であっ
て、すでに集合要素となっていなければ、この関数の値
は「0」であり、いまだ集合要素となっていなければ、
この関数の値は「1」である。
【0053】この式から明らかなとおり、対象物の画
像部分が背景の画像部分より明るい場合は、画素位置
(Xi−1,Yi−1)の近傍画素18の濃淡レベルが2
値化しきい値THより大きくかつその近傍画素18がい
まだ集合要素でないときは第1条件を満たすことにな
る。またもし濃淡レベルが2値化しきい値TH以下であ
るか、またはその近傍画素18がすでに集合要素となっ
ているときは第1条件を満たさないことになる。
像部分が背景の画像部分より明るい場合は、画素位置
(Xi−1,Yi−1)の近傍画素18の濃淡レベルが2
値化しきい値THより大きくかつその近傍画素18がい
まだ集合要素でないときは第1条件を満たすことにな
る。またもし濃淡レベルが2値化しきい値TH以下であ
るか、またはその近傍画素18がすでに集合要素となっ
ているときは第1条件を満たさないことになる。
【0054】一方、対象物の画像部分が背景の画像部分
より暗い場合は、画素位置(Xi−1,Yi−1)の近傍
画素18の濃淡レベルが2値化しきいTHより小さくか
つその近傍画素18がいまだ集合要素でないときは第1
条件を満たすことになる。またもし濃淡レベルが2値化
しきい値TH以上であるか、またはその近傍画素18が
すでに集合要素となっているときは第1条件を満たさな
いことになる。
より暗い場合は、画素位置(Xi−1,Yi−1)の近傍
画素18の濃淡レベルが2値化しきいTHより小さくか
つその近傍画素18がいまだ集合要素でないときは第1
条件を満たすことになる。またもし濃淡レベルが2値化
しきい値TH以上であるか、またはその近傍画素18が
すでに集合要素となっているときは第1条件を満たさな
いことになる。
【0055】なお他の8近傍の各画素についての条件も
同様であり、ここでは説明を省略する。
同様であり、ここでは説明を省略する。
【0056】こうして8近傍の各画素につき第1条件を
満たすか否かを順次判別し、第1条件を満たす画素につ
いては集合要素に加えてRAM11に登録してゆく。図
5において、×印が付された各画素は集合要素として登
録された画素である。
満たすか否かを順次判別し、第1条件を満たす画素につ
いては集合要素に加えてRAM11に登録してゆく。図
5において、×印が付された各画素は集合要素として登
録された画素である。
【0057】8近傍の各画素の条件判別を終えると、つ
ぎに新たに集合要素に加わった各画素(この例では、8
近傍の各画素)を順次着目画素として指定し、その着目
画素を中心として、図5で破線で示すように、同様のマ
スク17を順次設定して、同様に8近傍の各画素につい
ての条件判別を行うことになる。なおこの手順は新たに
加わる集合要素が尽きるまで繰り返される。
ぎに新たに集合要素に加わった各画素(この例では、8
近傍の各画素)を順次着目画素として指定し、その着目
画素を中心として、図5で破線で示すように、同様のマ
スク17を順次設定して、同様に8近傍の各画素につい
ての条件判別を行うことになる。なおこの手順は新たに
加わる集合要素が尽きるまで繰り返される。
【0058】このようにして対象物の画像部分15aに
つき画像内部を構成する画素を抽出した後、つぎに画像
の境界を構成する画素の抽出を行う。
つき画像内部を構成する画素を抽出した後、つぎに画像
の境界を構成する画素の抽出を行う。
【0059】図7は、その抽出方法を示すもので、同図
中、×印が付された各画素は、画像内部を構成する画素
(集合要素)として登録された画素である。
中、×印が付された各画素は、画像内部を構成する画素
(集合要素)として登録された画素である。
【0060】ここでは各集合要素を順次着目画素とし、
各着目画素を中心として、同図に示すような8近傍の画
素を含む前記と同様の矩形状のマスク17を設定した
後、この8近傍の各画素につき、背景の濃淡レベルLV
1および着目画素の濃淡レベルLV2を用いた所定の条
件(以下、「第2条件」という)を満たすか否かを判別
することにより、各画素が画像の境界を構成する画素で
あるか否かと、その画素が隣接する対象物の画像部分を
構成する画素でないかどうかとを判別し、第2条件を満
たす場合は、その画素を集合要素として順次抽出する。
各着目画素を中心として、同図に示すような8近傍の画
素を含む前記と同様の矩形状のマスク17を設定した
後、この8近傍の各画素につき、背景の濃淡レベルLV
1および着目画素の濃淡レベルLV2を用いた所定の条
件(以下、「第2条件」という)を満たすか否かを判別
することにより、各画素が画像の境界を構成する画素で
あるか否かと、その画素が隣接する対象物の画像部分を
構成する画素でないかどうかとを判別し、第2条件を満
たす場合は、その画素を集合要素として順次抽出する。
【0061】いま8近傍の画素うち、画素位置(Xi−
1,Yi−1)の画素の濃淡レベルをF(Xi−1,Yi
−1)とすると、前記した第2条件はつぎの式で与
えられる。
1,Yi−1)の画素の濃淡レベルをF(Xi−1,Yi
−1)とすると、前記した第2条件はつぎの式で与
えられる。
【0062】 F(Xi−1,Yi−1)*δ(Xi−1,Yi−1)>LV1 ・・・ F(Xi−1,Yi−1)*δ(Xi−1,Yi−1)<LV2 ・・・ 上式中、δ(Xi−1,Yi−1)はその画素がすでに集
合要素となっているか否かを表す関数であって、すでに
集合要素となっていれば、この関数の値は「0」であ
り、いまだ集合要素となっていなければ、この関数の値
は「1」である。この式から明かなとおり、対象物
の画像部分が背景の画像部分より明るい場合は、画素位
置(Xi−1,Yi−1)の画素の濃淡レベルが背景の濃
淡レベルLV1より大きくかつその画素がいまだ集合要
素でなくかつ着目画素の濃淡レベルLV2より小さいと
きは第2条件を満たすことになる。またもし濃淡レベル
が背景の濃淡レベルLV1以下であるか、またはその画
素がすでに集合要素となっているか、または濃淡レベル
が着目画素の濃淡レベルLV2以上であるときは第2条
件満たさないことになる。
合要素となっているか否かを表す関数であって、すでに
集合要素となっていれば、この関数の値は「0」であ
り、いまだ集合要素となっていなければ、この関数の値
は「1」である。この式から明かなとおり、対象物
の画像部分が背景の画像部分より明るい場合は、画素位
置(Xi−1,Yi−1)の画素の濃淡レベルが背景の濃
淡レベルLV1より大きくかつその画素がいまだ集合要
素でなくかつ着目画素の濃淡レベルLV2より小さいと
きは第2条件を満たすことになる。またもし濃淡レベル
が背景の濃淡レベルLV1以下であるか、またはその画
素がすでに集合要素となっているか、または濃淡レベル
が着目画素の濃淡レベルLV2以上であるときは第2条
件満たさないことになる。
【0063】一方、対象物の画像部分が背景の画像部分
より暗い場合は、画素位置(Xi−1,Yi−1)の画素
の濃淡レベルが背景の濃淡レベルLV1より小さくかつ
その画素がいまだ集合要素でなくかつ着目画素の濃淡レ
ベルLV2より大きいときは第2条件を満たすことにな
る。またもし濃淡レベルが背景の濃淡レベルLV1以上
であるか、またはその画素がすでに集合要素となってい
るか、または濃淡レベルが着目画素の濃淡レベルLV以
下であるときは第2条件を満たさないことになる。
より暗い場合は、画素位置(Xi−1,Yi−1)の画素
の濃淡レベルが背景の濃淡レベルLV1より小さくかつ
その画素がいまだ集合要素でなくかつ着目画素の濃淡レ
ベルLV2より大きいときは第2条件を満たすことにな
る。またもし濃淡レベルが背景の濃淡レベルLV1以上
であるか、またはその画素がすでに集合要素となってい
るか、または濃淡レベルが着目画素の濃淡レベルLV以
下であるときは第2条件を満たさないことになる。
【0064】なお他の8近傍の各画素についての条件も
同様であり、ここでは説明を省略する。
同様であり、ここでは説明を省略する。
【0065】こうして8近傍の各画素につき第2条件を
満たすか否かを順次判別し、第2条件を満たす画素につ
いては集合要素に加えてRAM11に登録してゆく。同
図において、破線の×印が付された各画素は集合要素と
して新たに登録された画素である。
満たすか否かを順次判別し、第2条件を満たす画素につ
いては集合要素に加えてRAM11に登録してゆく。同
図において、破線の×印が付された各画素は集合要素と
して新たに登録された画素である。
【0066】8近傍の各画素の条件判別を終えると、つ
ぎの集合要素である各画素、さらには新たに加わった集
合要素である各画素を順次着目画素とし、その着目画素
を中心として、同様のマスク17を順次設定して、同様
に8近傍の各画素についての条件判別を行うことにな
る。なおこの手順は新たに加わる集合要素が尽きるまで
繰り返される。
ぎの集合要素である各画素、さらには新たに加わった集
合要素である各画素を順次着目画素とし、その着目画素
を中心として、同様のマスク17を順次設定して、同様
に8近傍の各画素についての条件判別を行うことにな
る。なおこの手順は新たに加わる集合要素が尽きるまで
繰り返される。
【0067】図8および図9は、上記した原理に基づく
前記CPU9による計測手順を示す。
前記CPU9による計測手順を示す。
【0068】以下、説明を簡略化するために図10,1
1に示す濃淡画像21につき具体的に計測手順を説明す
る。なお同図中、各桝目は画素であって、対象物の画像
部分20のうち、A〜E画像内部を構成する各画素を、
またa〜1は境界を構成する各画素を、それぞれ示す。
1に示す濃淡画像21につき具体的に計測手順を説明す
る。なお同図中、各桝目は画素であって、対象物の画像
部分20のうち、A〜E画像内部を構成する各画素を、
またa〜1は境界を構成する各画素を、それぞれ示す。
【0069】いま最初の着目画素をAとすると、図8の
ステップ1(図中、「ST1」で示す)において、CP
U9は着目画素Aの座標(X0,Y0)を0番目の集合要
素としてRAM11の記憶エリアX(0),Y(0)に
登録すると共に、CPU9が有するカウンタn,iにゼ
ロを初期設定する。
ステップ1(図中、「ST1」で示す)において、CP
U9は着目画素Aの座標(X0,Y0)を0番目の集合要
素としてRAM11の記憶エリアX(0),Y(0)に
登録すると共に、CPU9が有するカウンタn,iにゼ
ロを初期設定する。
【0070】つぎのステップ2でCPU9が有する他の
カウンタenに前記カウンタnの計数値をセットした
後、つぎのステップ3において、CPU9は着目画素A
に対する第1の近傍画素22、すなわち座標(Xi−
1,Yi−1)の画素につき前記第1条件を満たすか否
かを判別する。
カウンタenに前記カウンタnの計数値をセットした
後、つぎのステップ3において、CPU9は着目画素A
に対する第1の近傍画素22、すなわち座標(Xi−
1,Yi−1)の画素につき前記第1条件を満たすか否
かを判別する。
【0071】なお、前記カウンタn,enは集合要素の
個数を計数するためのものであり、またカウンタiは着
目画素の順位を計数するためのものである。
個数を計数するためのものであり、またカウンタiは着
目画素の順位を計数するためのものである。
【0072】もしステップ3の判定が「YES」であれ
ば、ステップ4へ進んで、カウンタnが1加算されると
共に、その画素の座標(Xi−1,Yi−1)が1番目の
集合要素としてRAM11の記憶エリアX(1),Y
(1)に記憶されることになるが、図10に示す具体例
では、第1の近傍画素22は第1条件を満たさないか
ら、このステップ4はスキップされてステップ5へ進
み、つぎにCPU9は、着目画素Aに対する第2の近傍
画素23、すなわち座標(Xi,Yi-1)の画素につき前記
第1条件を満たすか否かを判別する。
ば、ステップ4へ進んで、カウンタnが1加算されると
共に、その画素の座標(Xi−1,Yi−1)が1番目の
集合要素としてRAM11の記憶エリアX(1),Y
(1)に記憶されることになるが、図10に示す具体例
では、第1の近傍画素22は第1条件を満たさないか
ら、このステップ4はスキップされてステップ5へ進
み、つぎにCPU9は、着目画素Aに対する第2の近傍
画素23、すなわち座標(Xi,Yi-1)の画素につき前記
第1条件を満たすか否かを判別する。
【0073】もしステップ5の判定が「YES」であれ
ば、ステップ6へ進んで、カウンタnが1加算されると
共に、その画素の座標(Xi,Yi−1)が集合要素とし
てRAM11に登録されることになるが、同図に示す具
体例では、第2の近傍画素23は第1条件を満たさない
から、このステップ4もスキップされる。
ば、ステップ6へ進んで、カウンタnが1加算されると
共に、その画素の座標(Xi,Yi−1)が集合要素とし
てRAM11に登録されることになるが、同図に示す具
体例では、第2の近傍画素23は第1条件を満たさない
から、このステップ4もスキップされる。
【0074】以下同様に、ステップ7,8に至る手順に
おいて、第3〜第8の近傍画素につき第1条件を満たす
か否かが判定され、もし第1条件を満たすときはカウン
タnの加算と集合要素の登録とが行われる。
おいて、第3〜第8の近傍画素につき第1条件を満たす
か否かが判定され、もし第1条件を満たすときはカウン
タnの加算と集合要素の登録とが行われる。
【0075】同図に示す具体例では、近傍画素B,Cは
第1条件を満たしており、画素Bの座標が1番目の集合
要素としてRAM11の記憶エリアX(1),Y(1)
に、また画素Cの座標が2番目の集合要素として記憶エ
リアX(2),Y(2)に、それぞれ登録される。また
カウンタnは登録の都度加算され、その結果、カウンタ
nの値は「2」となっている。
第1条件を満たしており、画素Bの座標が1番目の集合
要素としてRAM11の記憶エリアX(1),Y(1)
に、また画素Cの座標が2番目の集合要素として記憶エ
リアX(2),Y(2)に、それぞれ登録される。また
カウンタnは登録の都度加算され、その結果、カウンタ
nの値は「2」となっている。
【0076】つぎにステップ9ではカウンタiが1加算
され、つぎのステップ10でカウンタiの値(この場合
「1」)とカウンタenの値(この場合「0」)とが大
小比較される。この場合、カウンタiの値がカウンタe
nの値より大きいから、ステップ10の判定が「YE
S」となり、つぎのステップ11でカウンタiの値をカ
ウンタenの値に1加算した値(この場合「1」)にセ
ットして、つぎに画素Bが着目画素に指定されることに
なる。なお画素Bの座標は(Xi,Yi)で与えられる。
され、つぎのステップ10でカウンタiの値(この場合
「1」)とカウンタenの値(この場合「0」)とが大
小比較される。この場合、カウンタiの値がカウンタe
nの値より大きいから、ステップ10の判定が「YE
S」となり、つぎのステップ11でカウンタiの値をカ
ウンタenの値に1加算した値(この場合「1」)にセ
ットして、つぎに画素Bが着目画素に指定されることに
なる。なお画素Bの座標は(Xi,Yi)で与えられる。
【0077】つぎのステップ12は、カウンタnの値
(この場合「2」)とカウンタenの値(この場合
「0」)とが一致するか否かを判定しており、この場
合、その判定は「NO」であるから、ステップ2へ戻
り、カウンタenの値をカウンタnの値に書き換える。
この場合、カウンタnの値は「2」であるから、カウン
タenの値は「2」に書き換えられる。
(この場合「2」)とカウンタenの値(この場合
「0」)とが一致するか否かを判定しており、この場
合、その判定は「NO」であるから、ステップ2へ戻
り、カウンタenの値をカウンタnの値に書き換える。
この場合、カウンタnの値は「2」であるから、カウン
タenの値は「2」に書き換えられる。
【0078】以下、ステップ3〜ステップ8において、
CPU9は着目画素Bに対する第1〜第8の近傍画素に
つき前記第1条件を満たすか否かを判別するもので、同
図の具体例の場合、近傍画素D,E,F,Gは第1条件
を満たしており、画素Dの座標が3番目の集合要素とし
てRAM11の記憶エリアX(3),Y(3)に、また
画素Eの座標が4番目の集合要素として記憶エリアX
(4),Y(4)に、画素Fの座標5番目の集合要素と
して記憶エリアX(5),Y(5)に、画素Gの座標が
6番目の集合要素として記憶エリアX(6),Y(6)
に、それぞれ登録される。またカウンタnは登録の都度
加算され、その結果、カウンタnの値は「6」となって
いる。
CPU9は着目画素Bに対する第1〜第8の近傍画素に
つき前記第1条件を満たすか否かを判別するもので、同
図の具体例の場合、近傍画素D,E,F,Gは第1条件
を満たしており、画素Dの座標が3番目の集合要素とし
てRAM11の記憶エリアX(3),Y(3)に、また
画素Eの座標が4番目の集合要素として記憶エリアX
(4),Y(4)に、画素Fの座標5番目の集合要素と
して記憶エリアX(5),Y(5)に、画素Gの座標が
6番目の集合要素として記憶エリアX(6),Y(6)
に、それぞれ登録される。またカウンタnは登録の都度
加算され、その結果、カウンタnの値は「6」となって
いる。
【0079】つぎにステップ9ではカウンタiが1加算
され、つぎのステップ10でカウンタiの値(この場合
「2」)とカウンタenの値(この場合「2」)とが大
小比較される。この場合、カウンタiの値とカウンタe
nの値とが等しいから、ステップ10の判定が「NO」
となってステップ3へ戻り、つぎにCPU9は、以下の
ステップ3〜ステップ8において、着目画素Cに対する
第1〜第8の近傍画素につき前記第1条件を満たすか否
かを判別する。
され、つぎのステップ10でカウンタiの値(この場合
「2」)とカウンタenの値(この場合「2」)とが大
小比較される。この場合、カウンタiの値とカウンタe
nの値とが等しいから、ステップ10の判定が「NO」
となってステップ3へ戻り、つぎにCPU9は、以下の
ステップ3〜ステップ8において、着目画素Cに対する
第1〜第8の近傍画素につき前記第1条件を満たすか否
かを判別する。
【0080】同図の具体例の場合、第1条件を満たす画
素はもはや存在しないから、新たに登録される集合要素
はなく、カウンタnの値は「6」のままである。
素はもはや存在しないから、新たに登録される集合要素
はなく、カウンタnの値は「6」のままである。
【0081】つぎにステップ9でカウンタiが1加算さ
れ、つぎのステップ10でカウンタiの値(この場合
「3」)とカウンタenの値(この場合「2」)とが大
小比較される。この場合、カウンタiの値がカウンタe
nの値より大きいから、ステップ10の判定が「YE
S」となり、つぎのステップ11でカウンタiの値をカ
ウンタenの値に1加算した値(この場合「3」)にセ
ットして、つぎに画素Dが着目画素に指定されることに
なる。なお画素Dの座標は(X3,Y3)で与えられる。
れ、つぎのステップ10でカウンタiの値(この場合
「3」)とカウンタenの値(この場合「2」)とが大
小比較される。この場合、カウンタiの値がカウンタe
nの値より大きいから、ステップ10の判定が「YE
S」となり、つぎのステップ11でカウンタiの値をカ
ウンタenの値に1加算した値(この場合「3」)にセ
ットして、つぎに画素Dが着目画素に指定されることに
なる。なお画素Dの座標は(X3,Y3)で与えられる。
【0082】つぎのステップ12は、カウンタnの値
(この場合「6」)とカウンタenの値(この場合
「2」)とが一致するか否かを判定しており、この場
合、その判定は「NO」であるから、ステップ2へ戻
り、カウンタenの値をカウンタnの値に書き換える。
この場合、カウンタnの値は「6」であるから、カウン
タenの値は「6」に書き換えられる。
(この場合「6」)とカウンタenの値(この場合
「2」)とが一致するか否かを判定しており、この場
合、その判定は「NO」であるから、ステップ2へ戻
り、カウンタenの値をカウンタnの値に書き換える。
この場合、カウンタnの値は「6」であるから、カウン
タenの値は「6」に書き換えられる。
【0083】以下、CPU9は着目画素Dに対する第1
〜第8の近傍画素につき前記第1条件を満たすか否かを
判別し、続いて画素E,F,Gを順次着目して同様に8
近傍の画素について第1条件を満たすか否かを判別して
ゆくが、同図の具体例の場合、これ以後、第1条件を満
たす画素は存在しないから、画素Gについての条件判定
が終了すると、ステップ12が「YES」となって、図
9に示す第2条件の判定手順へ移行する。
〜第8の近傍画素につき前記第1条件を満たすか否かを
判別し、続いて画素E,F,Gを順次着目して同様に8
近傍の画素について第1条件を満たすか否かを判別して
ゆくが、同図の具体例の場合、これ以後、第1条件を満
たす画素は存在しないから、画素Gについての条件判定
が終了すると、ステップ12が「YES」となって、図
9に示す第2条件の判定手順へ移行する。
【0084】まずステップ13でCPU9はカウンタi
を「0」にセットし、続くステップ14でカウンタen
をカウンタnの値(この場合、「6」)にセットした
後、つぎのステップ15において、座標(X0,Y0)の
位置の着目画素Aに対する第1の近傍画素22、すなわ
ち座標(Xi−1,Yi−1)の画素につき前記第2条件
を満たすか否かを判別する。
を「0」にセットし、続くステップ14でカウンタen
をカウンタnの値(この場合、「6」)にセットした
後、つぎのステップ15において、座標(X0,Y0)の
位置の着目画素Aに対する第1の近傍画素22、すなわ
ち座標(Xi−1,Yi−1)の画素につき前記第2条件
を満たすか否かを判別する。
【0085】もしステップ15の判定が「YES」であ
れば、ステップ16へ進んで、カウンタnが1加算され
ると共に、その画素の座標(Xi−1,Yi−1)が7番
目の集合要素としてRAM11の記憶エリアX(7)、
Y(7)に記憶されることになるが、図11に示す具体
例では、第1の近傍画素22は第2条件を満たさないか
ら、このステップ16はスキップされてステップ17へ
進み、つぎにCPU9は、着目画素Aに対する第2の近
傍画素、すなわち座標(Xi,Yi−1)の画素aにつき
前記第2条件を満たすか否かを判別する。
れば、ステップ16へ進んで、カウンタnが1加算され
ると共に、その画素の座標(Xi−1,Yi−1)が7番
目の集合要素としてRAM11の記憶エリアX(7)、
Y(7)に記憶されることになるが、図11に示す具体
例では、第1の近傍画素22は第2条件を満たさないか
ら、このステップ16はスキップされてステップ17へ
進み、つぎにCPU9は、着目画素Aに対する第2の近
傍画素、すなわち座標(Xi,Yi−1)の画素aにつき
前記第2条件を満たすか否かを判別する。
【0086】同図に示す具体例の場合、ステップ17の
判定が「YES」であるから、ステップ18へ進んで、
カウンタnが1加算(n=7)されると共に、その画素
aの座標(Xi,Yi−1)が集合要素としてRAM11
の記憶エリアX(7),Y(7)に登録されることにな
る。
判定が「YES」であるから、ステップ18へ進んで、
カウンタnが1加算(n=7)されると共に、その画素
aの座標(Xi,Yi−1)が集合要素としてRAM11
の記憶エリアX(7),Y(7)に登録されることにな
る。
【0087】以下同様に、ステップ19,20に至る手
順において、第3〜第8の近傍画素につき第1条件を満
たすか否かが判定され、もし第1条件を満たすときはカ
ウンタnの加算と集合要素の登録とが行われる。
順において、第3〜第8の近傍画素につき第1条件を満
たすか否かが判定され、もし第1条件を満たすときはカ
ウンタnの加算と集合要素の登録とが行われる。
【0088】同図に示す具体例では、近傍画素b,c,
dは第2条件を満たしており、画素bの座標が8番目の
集合要素としてRAM11の記憶エリアX(8),Y
(8)に、また画素cの座標が9番目の集合要素として
記憶エリアX(9),Y(9)に、画素dの座標が10
番目の集合要素として記憶エリアX(10),Y(1
0)に、それぞれ登録される。またカウンタnは登録の
都度加算され、その結果、カウンタnの値は「10」と
なっている。
dは第2条件を満たしており、画素bの座標が8番目の
集合要素としてRAM11の記憶エリアX(8),Y
(8)に、また画素cの座標が9番目の集合要素として
記憶エリアX(9),Y(9)に、画素dの座標が10
番目の集合要素として記憶エリアX(10),Y(1
0)に、それぞれ登録される。またカウンタnは登録の
都度加算され、その結果、カウンタnの値は「10」と
なっている。
【0089】つぎにステップ21ではカウンタiが1加
算され、つぎのステップ22でカウンタiの値(この場
合「1」)とカウンタenの値(この場合「6」)とが
大小比較される。この場合、カウンタiの値がカウンタ
enの値より小さいから、ステップ22の判定が「N
O」となってステップ15へ戻り、つぎにCPU9は、
以下のステップ15〜ステップ20において、着目画素
Bに対する第1〜第8の近傍画素につき前記第2条件を
満たすか否かを判別する。同図の具体例の場合、近傍画
素eは第2条件を満たしており、画素eの座標が11番
目の集合要素としてRAM11の記憶エリアX(1
1),Y(11)に登録される。またこの段階ではカウ
ンタnの値は「11」となっている。
算され、つぎのステップ22でカウンタiの値(この場
合「1」)とカウンタenの値(この場合「6」)とが
大小比較される。この場合、カウンタiの値がカウンタ
enの値より小さいから、ステップ22の判定が「N
O」となってステップ15へ戻り、つぎにCPU9は、
以下のステップ15〜ステップ20において、着目画素
Bに対する第1〜第8の近傍画素につき前記第2条件を
満たすか否かを判別する。同図の具体例の場合、近傍画
素eは第2条件を満たしており、画素eの座標が11番
目の集合要素としてRAM11の記憶エリアX(1
1),Y(11)に登録される。またこの段階ではカウ
ンタnの値は「11」となっている。
【0090】つぎにステップ21ではカウンタiが1加
算され、つぎのステップ10でカウンタiの値(この場
合「2」)とカウンタenの値(この場合「6」)とが
大小比較される。この場合、カウンタiの値はカウンタ
enの値より小さいから、ステップ22の判定が「N
O」となってステップ3へ戻り、つぎにCPU9は、以
下のステップ3〜ステップ8において、着目画素Cに対
する第1〜第8の近傍画素につき前記第2条件を満たす
か否かを判別し、さらに続いて、各着目画素D〜Gに対
する第1〜第8の近傍画素につき第2条件を満たすか否
かを同様に判別する。
算され、つぎのステップ10でカウンタiの値(この場
合「2」)とカウンタenの値(この場合「6」)とが
大小比較される。この場合、カウンタiの値はカウンタ
enの値より小さいから、ステップ22の判定が「N
O」となってステップ3へ戻り、つぎにCPU9は、以
下のステップ3〜ステップ8において、着目画素Cに対
する第1〜第8の近傍画素につき前記第2条件を満たす
か否かを判別し、さらに続いて、各着目画素D〜Gに対
する第1〜第8の近傍画素につき第2条件を満たすか否
かを同様に判別する。
【0091】このようにして各着目画素C〜Gについて
の条件判別を終えて、ステップ21でカウンタiの内容
が1加算されたときは、i=7となってステップ22の
判定が「YES」となる。つぎのステップ23でカウン
タiをカウンタenの値に1加算した値(この場合
「7」)にセットし、つぎに画素aが着目画素に指定さ
れることになる。なお画素aの座標は(X7,Y7)で与
えられる。
の条件判別を終えて、ステップ21でカウンタiの内容
が1加算されたときは、i=7となってステップ22の
判定が「YES」となる。つぎのステップ23でカウン
タiをカウンタenの値に1加算した値(この場合
「7」)にセットし、つぎに画素aが着目画素に指定さ
れることになる。なお画素aの座標は(X7,Y7)で与
えられる。
【0092】つぎのステップ24は、カウンタnの値
(この場合「17」)とカウンタenの値(この場合
「6」)とが一致するか否かを判定しており、この場
合、その判定は「NO」であるから、ステップ14へ戻
り、カウンタenの値をカウンタnの値に書き換える。
この場合、カウンタnの値は「17」であるから、カウ
ンタenの値は「17」に書き換えられる。
(この場合「17」)とカウンタenの値(この場合
「6」)とが一致するか否かを判定しており、この場
合、その判定は「NO」であるから、ステップ14へ戻
り、カウンタenの値をカウンタnの値に書き換える。
この場合、カウンタnの値は「17」であるから、カウ
ンタenの値は「17」に書き換えられる。
【0093】以下、CPU9は着目画素aに対する第1
〜第8の近傍画素につき前記第2条件を満たすか否かを
判別し、続いて画素b〜lを順次着目して同様に8近傍
の画素について第2条件を満たすか否かを判別してゆく
が、同図の具体例の場合、これ以後、第2条件を満たす
画素は存在しないから、画素1についての条件判定が終
了すると、ステップ24の判定が「YES」となり、第
2条件の判定手順が完了してステップ25へ移行する。
〜第8の近傍画素につき前記第2条件を満たすか否かを
判別し、続いて画素b〜lを順次着目して同様に8近傍
の画素について第2条件を満たすか否かを判別してゆく
が、同図の具体例の場合、これ以後、第2条件を満たす
画素は存在しないから、画素1についての条件判定が終
了すると、ステップ24の判定が「YES」となり、第
2条件の判定手順が完了してステップ25へ移行する。
【0094】このようにして抽出された画素の集合を計
測領域として、ステップ25でCPU9は、つぎの式
の演算を実行して計測領域の面積Sをまず求め、つぎに
式により、切出した重心の座標(XG,YG)を算出
する。
測領域として、ステップ25でCPU9は、つぎの式
の演算を実行して計測領域の面積Sをまず求め、つぎに
式により、切出した重心の座標(XG,YG)を算出
する。
【0095】
【数1】
【0096】
【数2】
【0097】
【数3】
【0098】このような技術を利用することにより、2
値画像により求めたリードの概略形状から、正確なリー
ドの形状を得ることができる。さらに、計測領域として
の画素の集合を各リードを構成するリード先端画素から
所定の画素数とすることにより、リード先端の重心であ
る真リード先端位置を求めることができる。
値画像により求めたリードの概略形状から、正確なリー
ドの形状を得ることができる。さらに、計測領域として
の画素の集合を各リードを構成するリード先端画素から
所定の画素数とすることにより、リード先端の重心であ
る真リード先端位置を求めることができる。
【0099】仮リード先端位置と真リード先端位置との
関係を示すと次の様になる。かりに、図13Aに示すよう
な濃淡画像を得た場合、これを濃淡レベル9をしきい値
(濃淡レベル9以上を「1」とする)として2値化する
と、同図Bに示すような2値画像を得られる。この2値
画像を横走査方向(矢印SC1方向)に走査すると、最
初に2値データが「1」となる点P1が、そのリードに
おける仮リード先端位置となる。点P1を仮リード先端
位置として、ウインドウ34の範囲で濃淡画像切出しを行
なう。この場合、同図Aに示すような画素31a1,31b1,31
c1,31d1,31e1,31a2,31b2,31c2,31d2,31e2,31a3,31b3,31
c3,31d3,31e3の各々の荷重平均の位置が、上述の式
によって求められ、求めた点が真リード先端位置とな
る。
関係を示すと次の様になる。かりに、図13Aに示すよう
な濃淡画像を得た場合、これを濃淡レベル9をしきい値
(濃淡レベル9以上を「1」とする)として2値化する
と、同図Bに示すような2値画像を得られる。この2値
画像を横走査方向(矢印SC1方向)に走査すると、最
初に2値データが「1」となる点P1が、そのリードに
おける仮リード先端位置となる。点P1を仮リード先端
位置として、ウインドウ34の範囲で濃淡画像切出しを行
なう。この場合、同図Aに示すような画素31a1,31b1,31
c1,31d1,31e1,31a2,31b2,31c2,31d2,31e2,31a3,31b3,31
c3,31d3,31e3の各々の荷重平均の位置が、上述の式
によって求められ、求めた点が真リード先端位置とな
る。
【0100】なお、本実施例においては、リード先端画
素から所定の画素数を3画素としたが、それ以上の画素
数としてもよい。
素から所定の画素数を3画素としたが、それ以上の画素
数としてもよい。
【0101】以上の処理により、2値画像により求めた
仮リード先端位置に基づき、真リード先端位置が演算さ
れる。演算された真リード先端位置にもとづき、つぎの
ようにして、QFP51のリードの配置形状の検査を行な
う。
仮リード先端位置に基づき、真リード先端位置が演算さ
れる。演算された真リード先端位置にもとづき、つぎの
ようにして、QFP51のリードの配置形状の検査を行な
う。
【0102】まず、上下左右それぞれのリードについ
て、真リード先端位置の平均点を求め、対向する点を結
ぶ直線を求める。そして、その直線の傾きをQFP51の
姿勢とする。具体的には、同図Cに示すようにして上側
リードの真リード先端位置のX座標の平均をX1とし,
同様にしてY座標の平均Y1を求める。同様にして下側
リードの平均X2,Y2、左側平均リードX3,Y3、
右側リードの平均X4,Y4を求め、点(X1,Y1)
と点(X2,Y2)を結ぶ直線を求める。この直線を真
リード先端位置の平均基準直線とよぶ。その直線の傾き
をQFP51の姿勢とすればよい。なお、同様にして点
(X3,Y3)と点(X4,Y4)を結んで平均基準直
線を求める。
て、真リード先端位置の平均点を求め、対向する点を結
ぶ直線を求める。そして、その直線の傾きをQFP51の
姿勢とする。具体的には、同図Cに示すようにして上側
リードの真リード先端位置のX座標の平均をX1とし,
同様にしてY座標の平均Y1を求める。同様にして下側
リードの平均X2,Y2、左側平均リードX3,Y3、
右側リードの平均X4,Y4を求め、点(X1,Y1)
と点(X2,Y2)を結ぶ直線を求める。この直線を真
リード先端位置の平均基準直線とよぶ。その直線の傾き
をQFP51の姿勢とすればよい。なお、同様にして点
(X3,Y3)と点(X4,Y4)を結んで平均基準直
線を求める。
【0103】ところで、リードの欠落やピンの曲りなど
で全リードが検出することができなかった場合、図12
Aに示すように、最小2乗法で求めた直線方程式から、
点P100(X100,Y100)〜点P103(X103,Y103)を次
の様に計算することにより、QFP51の位置、および姿
勢を求めることができる。
で全リードが検出することができなかった場合、図12
Aに示すように、最小2乗法で求めた直線方程式から、
点P100(X100,Y100)〜点P103(X103,Y103)を次
の様に計算することにより、QFP51の位置、および姿
勢を求めることができる。
【0104】位置X=(X100+X101+X102+X103)/4 位置Y=(Y100+Y101+Y102+Y103)/4 姿勢θ=(θ100+θ101+θ102+θ103)/4 ここでθ100、θ101、θ102、θ103は以下の式で与えら
れる。
れる。
【0105】 θ100=TAN-1{(Y100-Y101)/(X100-X101)} θ101=TAN-1{(Y101-Y102)/(X101-X102)} θ102=TAN-1{(Y102-Y103)/(X102-X103)} θ103=TAN-1{(Y103-Y100)/(X103-X100)} つぎに、図14Aを用いて、QFP51の上側リードに関す
るばらつき検査をする場合について説明する。上側の左
端リードの真リード先端位置P1(X1,Y1)から、予
想される先端リード位置Q2(Xq2,Yq2)を求め
る。Xq2,およびYq2は、あらかじめ与えられている
リードピッチPLおよび、既に求めたQFP51の傾きθ
から、つぎの計算式で与えられる。
るばらつき検査をする場合について説明する。上側の左
端リードの真リード先端位置P1(X1,Y1)から、予
想される先端リード位置Q2(Xq2,Yq2)を求め
る。Xq2,およびYq2は、あらかじめ与えられている
リードピッチPLおよび、既に求めたQFP51の傾きθ
から、つぎの計算式で与えられる。
【0106】Xq2=X1+PL・COSθ Yq2=Y1+PL・SINθ つぎに、真リード先端位置P2と予想される先端リード
位置Q2間の距離dL1を求める。ここで、距離dL1は、つ
ぎの計算式で与えられる。
位置Q2間の距離dL1を求める。ここで、距離dL1は、つ
ぎの計算式で与えられる。
【0107】 dL1={(Xq2−X2)2+(Yq2−Y2)2}1/2 もし、求めた距離dL1が、あらかじめ設定された判定値d
LOより大きい場合、リード長さエラーとする。
LOより大きい場合、リード長さエラーとする。
【0108】求めた距離dL1が、あらかじめ設定された
判定値dLOより大きくない場合、真リード先端位置P2
(X2,Y2)から、予想される先端リード位置Q3(X
q3,Yq3)を求める。同様にして、真リード先端位置
P3と予想される先端リード位置Q3間の距離dL2を求
め、判定値dLOと比較する。
判定値dLOより大きくない場合、真リード先端位置P2
(X2,Y2)から、予想される先端リード位置Q3(X
q3,Yq3)を求める。同様にして、真リード先端位置
P3と予想される先端リード位置Q3間の距離dL2を求
め、判定値dLOと比較する。
【0109】以上の動作を、繰り返し上側リードに関す
るばらつき検査を行なう。
るばらつき検査を行なう。
【0110】同様にして、下側、右側、左側リードにつ
いても同様にばらつき検査を行なう。本実施例では、端
のリードをまず基準として、隣接するリードのばらつき
検査を行ない、つぎは、検査済のリードを基準として検
査を行なう様にしている。したがって、判定値dLOをこ
えるリードがあれば、その両側に隣接するリードとの関
係でリード長さエラーを判定することができる。また、
このような方法は演算も容易であるので、処理速度も向
上する。
いても同様にばらつき検査を行なう。本実施例では、端
のリードをまず基準として、隣接するリードのばらつき
検査を行ない、つぎは、検査済のリードを基準として検
査を行なう様にしている。したがって、判定値dLOをこ
えるリードがあれば、その両側に隣接するリードとの関
係でリード長さエラーを判定することができる。また、
このような方法は演算も容易であるので、処理速度も向
上する。
【0111】図14Bを用いて、他のばらつき検査方法に
ついて説明する。同図に示すように、既に求めた真リー
ド先端位置P1、P2・・・Pnに基づき、直線L1を
求める。真リード先端位置P1(X1,Y1)と直線L1
との垂線距離B1を求める。もし、求めた距離B1が、
あらかじめ設定された判定値BOより大きい場合、リー
ド長さエラーとする。
ついて説明する。同図に示すように、既に求めた真リー
ド先端位置P1、P2・・・Pnに基づき、直線L1を
求める。真リード先端位置P1(X1,Y1)と直線L1
との垂線距離B1を求める。もし、求めた距離B1が、
あらかじめ設定された判定値BOより大きい場合、リー
ド長さエラーとする。
【0112】求めた距離B1が、あらかじめ設定された
判定値BOより大きくない場合、同様にして、真リード
先端位置P2と直線L1との垂線距離B2を求める。
判定値BOより大きくない場合、同様にして、真リード
先端位置P2と直線L1との垂線距離B2を求める。
【0113】以上の動作を、繰り返えせばよい。このよ
うにすることにより、真リード先端位置のばらつきを検
査することができる。
うにすることにより、真リード先端位置のばらつきを検
査することができる。
【0114】図15A,Bを用いて、他のばらつき検査方
法について説明する。同図Aの検査方法は、真リード先
端位置の平均基準直線の交差点が各々の平均基準直線を
二等分しているかの検査を行なう。すなわち、XL1=
XL2,YL1=YL2となるかを検査する。これによ
り、対向するリードが同図Aのようにななめにずれてい
るか否かを検出することができる。
法について説明する。同図Aの検査方法は、真リード先
端位置の平均基準直線の交差点が各々の平均基準直線を
二等分しているかの検査を行なう。すなわち、XL1=
XL2,YL1=YL2となるかを検査する。これによ
り、対向するリードが同図Aのようにななめにずれてい
るか否かを検出することができる。
【0115】同図Bの検査方法は、真リード先端位置の
平均基準直線の交差角度θ1を測定する。これにより、
対向するリードが同図Bのようにななめにずれているか
否かを検出することができる。
平均基準直線の交差角度θ1を測定する。これにより、
対向するリードが同図Bのようにななめにずれているか
否かを検出することができる。
【0116】なお、対向する真リード先端位置間の距離
を演算し、あらかじめ与えられているQFPのリード先
端位置間の距離と比較するようにしてもよい。これによ
り、対向する真リード先端位置間の距離を精密に検査す
ることができる。
を演算し、あらかじめ与えられているQFPのリード先
端位置間の距離と比較するようにしてもよい。これによ
り、対向する真リード先端位置間の距離を精密に検査す
ることができる。
【0117】また、QFPの傾きθを考慮して、真リー
ド先端位置から隣接する真リード先端位置のピッチを精
密に検査することもできる。
ド先端位置から隣接する真リード先端位置のピッチを精
密に検査することもできる。
【0118】なお、本実施例においては、ICとしてQ
FPを用いて説明したが、他の形態のIC、たとえば2
方向にリードを有するIC等、を計測する場合に用いて
もよい。
FPを用いて説明したが、他の形態のIC、たとえば2
方向にリードを有するIC等、を計測する場合に用いて
もよい。
【0119】
【発明の効果】請求項1にかかる画像処理装置および請
求項8にかかる画像処理方法においては、2値化画像情
報に基づき、半導体装置の各々のリードについて、仮リ
ード先端位置を測定し、仮リード先端位置およびその周
囲の領域の濃淡画像から、各々のリードについて、真リ
ード先端位置を演算し、演算した真リード先端位置に基
づき半導体装置のリード配置形状が、所望の配置形状で
あるか検査する。
求項8にかかる画像処理方法においては、2値化画像情
報に基づき、半導体装置の各々のリードについて、仮リ
ード先端位置を測定し、仮リード先端位置およびその周
囲の領域の濃淡画像から、各々のリードについて、真リ
ード先端位置を演算し、演算した真リード先端位置に基
づき半導体装置のリード配置形状が、所望の配置形状で
あるか検査する。
【0120】したがって、2値化画像情報に基づき計測
された仮リード先端位置から、補正した真リード先端位
置を得ることができる。正確に演算された真リード先端
位置に基づき、半導体装置のリード配置形状を検査する
ことにより、正確なリード配置形状を検査することがで
きる。すなわち、複雑な処理が不要で、半導体本体の外
形寸法精度の影響を受けることなく、精度よくリードの
配置形状検査を行なうことができる。
された仮リード先端位置から、補正した真リード先端位
置を得ることができる。正確に演算された真リード先端
位置に基づき、半導体装置のリード配置形状を検査する
ことにより、正確なリード配置形状を検査することがで
きる。すなわち、複雑な処理が不要で、半導体本体の外
形寸法精度の影響を受けることなく、精度よくリードの
配置形状検査を行なうことができる。
【0121】請求項2にかかる画像処理装置および請求
項9にかかる画像処理方法においては、演算した各々の
真リード先端位置のばらつきと、あらかじめ与えられて
いる半導体装置のばらつき許容度とを比較する。したが
って、2値化画像情報に基づき計測された仮リード先端
位置から、補正した真リード先端位置を得ることができ
る。さらに正確に演算された真リード先端位置に基づ
き、各々の真リード先端位置のばらつきを検査すること
により、各々の真リード先端位置のばらつきを精密に検
査することができる。すなわち、複雑な処理が不要で、
半導体本体の外形寸法精度の影響を受けることなく、精
度よく真リード先端位置のばらつき検査を行なうことが
できる。
項9にかかる画像処理方法においては、演算した各々の
真リード先端位置のばらつきと、あらかじめ与えられて
いる半導体装置のばらつき許容度とを比較する。したが
って、2値化画像情報に基づき計測された仮リード先端
位置から、補正した真リード先端位置を得ることができ
る。さらに正確に演算された真リード先端位置に基づ
き、各々の真リード先端位置のばらつきを検査すること
により、各々の真リード先端位置のばらつきを精密に検
査することができる。すなわち、複雑な処理が不要で、
半導体本体の外形寸法精度の影響を受けることなく、精
度よく真リード先端位置のばらつき検査を行なうことが
できる。
【0122】請求項3にかかる画像処理装置および請求
項10にかかる画像処理方法においては、対向する真リ
ード先端位置間の距離と、あらかじめ与えられている半
導体装置のリード先端位置間の距離を比較する。したが
って、2値化画像情報に基づき計測された仮リード先端
位置から、補正した真リード先端位置を得ることができ
る。さらに正確に演算された真リード先端位置に基づ
き、対向する真リード先端位置間の距離を検査すること
により、対向する真リード先端位置間の距離を精密に検
査することができる。すなわち、複雑な処理が不要で、
半導体本体の外形寸法精度の影響を受けることなく、精
度よく対向する真リード先端位置間の距離検査を行なう
ことができる。
項10にかかる画像処理方法においては、対向する真リ
ード先端位置間の距離と、あらかじめ与えられている半
導体装置のリード先端位置間の距離を比較する。したが
って、2値化画像情報に基づき計測された仮リード先端
位置から、補正した真リード先端位置を得ることができ
る。さらに正確に演算された真リード先端位置に基づ
き、対向する真リード先端位置間の距離を検査すること
により、対向する真リード先端位置間の距離を精密に検
査することができる。すなわち、複雑な処理が不要で、
半導体本体の外形寸法精度の影響を受けることなく、精
度よく対向する真リード先端位置間の距離検査を行なう
ことができる。
【0123】請求項4にかかる画像処理装置および請求
項11にかかる画像処理方法においては、真リード先端
位置演算手段により演算した真リード先端位置に基づ
き、各真リード先端位置の平均基準直線を演算するとと
もに、2本の平均基準直線の交差角度を測定し、あらか
じめ与えられている半導体装置の平均基準直線の交差角
度と比較する。
項11にかかる画像処理方法においては、真リード先端
位置演算手段により演算した真リード先端位置に基づ
き、各真リード先端位置の平均基準直線を演算するとと
もに、2本の平均基準直線の交差角度を測定し、あらか
じめ与えられている半導体装置の平均基準直線の交差角
度と比較する。
【0124】したがって、対向する真リード先端位置
が、斜方向にずれているか検出することができる。すな
わち、複雑な処理が不要で、半導体本体の外形寸法精度
の影響を受けることなく、精度よく対向する真リード先
端位置が、斜方向のずれの検査を行なうことができる。
が、斜方向にずれているか検出することができる。すな
わち、複雑な処理が不要で、半導体本体の外形寸法精度
の影響を受けることなく、精度よく対向する真リード先
端位置が、斜方向のずれの検査を行なうことができる。
【0125】請求項5にかかる画像処理装置および請求
項12にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、各真リード先端位置の平均基準
直線を演算するとともに、2本の平均基準直線の交点
と、おのおの平均基準直線の2等分点との差が、あらか
じめ与えられている許容度以下であるかを検査する。し
たがって、真リード先端位置が、斜方向にずれているか
検出することができる。すなわち、複雑な処理が不要
で、半導体本体の外形寸法精度の影響を受けることな
く、精度よく対向する真リード先端位置が、斜方向のず
れの検査を行なうことができる。
項12にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、各真リード先端位置の平均基準
直線を演算するとともに、2本の平均基準直線の交点
と、おのおの平均基準直線の2等分点との差が、あらか
じめ与えられている許容度以下であるかを検査する。し
たがって、真リード先端位置が、斜方向にずれているか
検出することができる。すなわち、複雑な処理が不要
で、半導体本体の外形寸法精度の影響を受けることな
く、精度よく対向する真リード先端位置が、斜方向のず
れの検査を行なうことができる。
【0126】請求項6にかかる画像処理装置および請求
項13にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、半導体装置の傾きを演算すると
ともに、得られた半導体装置の傾きおよび、あらかじめ
与えられている半導体装置のリード間距離から、あるリ
ードの真リード先端位置から隣接するリードの真リード
先端位置を推測し、推測した真リード先端位置と実際の
真リード先端位置を比較することにより、各々の真リー
ド先端位置のばらつきを検査する。したがって、真リー
ド先端位置のばらつきを検査することができる。すなわ
ち、複雑な処理が不要で、半導体本体の外形寸法精度の
影響を受けることなく、精度よく各リードの先端位置の
ばらつき検査を行なうことができる。
項13にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、半導体装置の傾きを演算すると
ともに、得られた半導体装置の傾きおよび、あらかじめ
与えられている半導体装置のリード間距離から、あるリ
ードの真リード先端位置から隣接するリードの真リード
先端位置を推測し、推測した真リード先端位置と実際の
真リード先端位置を比較することにより、各々の真リー
ド先端位置のばらつきを検査する。したがって、真リー
ド先端位置のばらつきを検査することができる。すなわ
ち、複雑な処理が不要で、半導体本体の外形寸法精度の
影響を受けることなく、精度よく各リードの先端位置の
ばらつき検査を行なうことができる。
【0127】請求項7にかかる画像処理装置および請求
項14にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、各真リード先端位置の平均基準
直線を演算するとともに、得られた各真リード先端位置
の平均基準直線と各リードの真リード先端位置との垂線
距離を演算することにより、各々の真リード先端位置の
ばらつきを検査する。したがって、真リード先端位置の
ばらつきを検査することができる。すなわち、複雑な処
理が不要で、半導体本体の外形寸法精度の影響を受ける
ことなく、精度よく各リードの先端位置のばらつき検査
を行なうことができる。
項14にかかる画像処理方法においては、演算した真リ
ード先端位置に基づき、各真リード先端位置の平均基準
直線を演算するとともに、得られた各真リード先端位置
の平均基準直線と各リードの真リード先端位置との垂線
距離を演算することにより、各々の真リード先端位置の
ばらつきを検査する。したがって、真リード先端位置の
ばらつきを検査することができる。すなわち、複雑な処
理が不要で、半導体本体の外形寸法精度の影響を受ける
ことなく、精度よく各リードの先端位置のばらつき検査
を行なうことができる。
【図1】本発明の一実施例である画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】画像処理装置の各機能をCPUを用いて実現し
たハードウェアー構成の一例を示す図である。
たハードウェアー構成の一例を示す図である。
【図3】仮リード先端位置を求める動作を示す図であ
る。
る。
【図4】CPU9の全体の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図5】真リード先端位置の演算方法を示す図である。
【図6】マスク内の各画素位置を示す説明図である。
【図7】対象物の画素の集合を抽出する方法を示す原理
説明図である。
説明図である。
【図8】CPU9が真リード先端位置を演算するフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】CPU9が真リード先端位置を演算するフロー
チャートである。
チャートである。
【図10】濃淡画像の具体例と画素の集合を抽出する方
法を示す原理説明図である。
法を示す原理説明図である。
【図11】濃淡画像の具体例と画素の集合を抽出する方
法を示す原理説明図である。
法を示す原理説明図である。
【図12】最小2乗法での直線方程式を求める方法を示
す図である。
す図である。
【図13】真リード先端位置と仮リード先端位置を説明
するための図および、真リード先端位置からの直線方程
式の求め方の説明図である。
するための図および、真リード先端位置からの直線方程
式の求め方の説明図である。
【図14】上側リードに関するばらつき検査を説明する
ための図である。
ための図である。
【図15】対向するリードがななめにずれているか否か
を検出する原理を説明する図である。
を検出する原理を説明する図である。
【図16】従来の二値画像によりリード先端位置を求め
る方法を示す図である。
る方法を示す図である。
21・・・撮像手段 23・・・リード先端仮位置測定手段 25・・・真リード先端位置演算手段 27・・・配置形状検査手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01N 21/84 - 21/958 G06T 7/00 G06T 7/60 H01L 21/64 - 21/66
Claims (14)
- 【請求項1】半導体装置を所定の画素に分割して撮像
し、濃淡画像を得る撮像手段を備え、 撮像手段により得られた濃淡画像に基づいて2値化画像
情報を得て、半導体装置のリード配置形状を検査する画
像処理装置であって、 前記2値化画像情報に基づき、半導体装置の各々のリー
ドについて、仮リード先端位置を測定するリード先端仮
位置測定手段、 仮リード先端位置およびその周囲の領域の濃淡画像か
ら、各々のリードについて、真リード先端位置を演算す
る真リード先端位置演算手段、 真リード先端位置演算手段により演算した真リード先端
位置に基づき半導体装置のリード配置形状が所望の配置
形状であるか検査する配置形状検査手段、を備えたこと
を特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】請求項1の画像処理装置において、配置形
状検査手段は、 演算した各々の真リード先端位置のばらつきと、あらか
じめ与えられている半導体装置のばらつき許容度とを比
較すること、を特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】請求項1の画像処理装置において、配置形
状検査手段は、 対向する真リード先端位置間の距離と、あらかじめ与え
られている半導体装置のリード先端位置間の距離を比較
すること、を特徴とする画像処理装置。 - 【請求項4】請求項1の画像処理装置において、 配置形状検査手段は、真リード先端位置演算手段により
演算した真リード先端位置に基づき、各真リード先端位
置の平均基準直線を演算するとともに、2本の平均基準
直線の交差角度を測定し、あらかじめ与えられている半
導体装置の平均基準直線の交差角度と比較すること、を
特徴とする画像処理装置。 - 【請求項5】請求項1の画像処理装置において、 配置形状検査手段は、真リード先端位置演算手段により
演算した真リード先端位置に基づき、各真リード先端位
置の平均基準直線を演算するとともに、2本の平均基準
直線の交点と、おのおの平均基準直線の2等分点との差
が、あらかじめ与えられている許容度以下であるかを検
査すること、を特徴とする画像処理装置。 - 【請求項6】請求項1の画像処理装置において、配置形
状検査手段は、 真リード先端位置演算手段により演算した真リード先端
位置に基づき、半導体装置の傾きを演算するとともに、 得られた半導体装置の傾きおよび、あらかじめ与えられ
ている半導体装置のリード間距離から、あるリードの真
リード先端位置から隣接するリードの真リード先端位置
を推測し、推測した真リード先端位置と実際の真リード
先端位置を比較することにより、各々の真リード先端位
置のばらつきを検査すること、を特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項7】請求項1の画像処理装置において、配置形
状検査手段は、 真リード先端位置演算手段により演算した真リード先端
位置に基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演
算するとともに、 得られた各真リード先端位置の平均基準直線と各リード
の真リード先端位置との垂線距離を演算することによ
り、各々の真リード先端位置のばらつきを検査するこ
と、を特徴とする画像処理装置。 - 【請求項8】半導体装置を所定の画素に分割して撮像
し、濃淡画像を得るとともに、 得られた濃淡画像に基づいて2値化画像情報を得て、半
導体装置のリード配置形状を検査する画像処理方法であ
って、 前記2値化画像情報に基づき、半導体装置の各々のリー
ドについて、仮リード先端位置を測定し、 仮リード先端位置およびその周囲の領域の濃淡画像か
ら、各々のリードについて、真リード先端位置を演算
し、 演算した真リード先端位置に基づき半導体装置のリード
配置形状が所望の配置形状であるか検査すること、を特
徴とする画像処理方法。 - 【請求項9】請求項8の画像処理方法において、 演算した各々の真リード先端位置のばらつきと、あらか
じめ与えられている半導体装置のばらつき許容度とを比
較すること、を特徴とする画像処理方法。 - 【請求項10】請求項8の画像処理方法において、 対向する真リード先端位置間の距離と、あらかじめ与え
られている半導体装置のリード先端位置間の距離を比較
すること、を特徴とする画像処理方法。 - 【請求項11】請求項8の画像処理方法において、真リ
ード先端位置演算手段により演算した真リード先端位置
に基づき、各真リード先端位置の平均基準直線を演算す
るとともに、2本の平均基準直線の交差角度を測定し、
あらかじめ与えられている半導体装置の平均基準直線の
交差角度と比較すること、を特徴とする画像処理方法。 - 【請求項12】請求項8の画像処理方法において、 演算した真リード先端位置に基づき、各真リード先端位
置の平均基準直線を演算するとともに、2本の平均基準
直線の交点と、おのおの平均基準直線の2等分点との差
が、あらかじめ与えられている許容度以下であるかを検
査すること、を特徴とする画像処理方法。 - 【請求項13】請求項8の画像処理方法において、 演算した真リード先端位置に基づき、半導体装置の傾き
を演算するとともに、得られた半導体装置の傾きおよ
び、あらかじめ与えられている半導体装置のリード間距
離から、あるリードの真リード先端位置から隣接するリ
ードの真リード先端位置を推測し、推測した真リード先
端位置と実際の真リード先端位置を比較することによ
り、各々の真リード先端位置のばらつきを検査するこ
と、を特徴とする画像処理方法。 - 【請求項14】請求項8の画像処理方法において、 演算した真リード先端位置に基づき、各真リード先端位
置の平均基準直線を演算するとともに、 得られた各真リード先端位置の平均基準直線と各リード
の真リード先端位置との垂線距離を演算することによ
り、各々の真リード先端位置のばらつきを検査するこ
と、を特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04077904A JP3111433B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04077904A JP3111433B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280948A JPH05280948A (ja) | 1993-10-29 |
JP3111433B2 true JP3111433B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=13647067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04077904A Expired - Fee Related JP3111433B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 画像処理装置 |
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Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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WO2019123544A1 (ja) | 2017-12-19 | 2019-06-27 | オリンパス株式会社 | データ処理方法およびデータ処理装置 |
JP6986160B2 (ja) * | 2018-08-10 | 2021-12-22 | オリンパス株式会社 | 画像処理方法および画像処理装置 |
WO2021106174A1 (ja) | 2019-11-29 | 2021-06-03 | オリンパス株式会社 | 画像処理方法、学習装置及び画像処理装置 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP04077904A patent/JP3111433B2/ja not_active Expired - Fee Related
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