JP3269816B2 - 部品実装装置 - Google Patents

部品実装装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品等を基板に自
動的に且つ高速・高精度に実装する部品実装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、部品実装装置において、電子部品
等を基板上に実装する方法は、例えば図11に示す装置
構成により実現されていた。
【0003】電子部品1を吸着する吸着ヘッド2と、こ
の吸着ヘッド2により吸着された電子部品1を機械的に
位置決めする位置決めステージ3、吸着ヘッド2にて吸
着された電子部品1のリード4を撮像する第1のカメラ
5と、プリント基板6上の基板マーク7を撮像する第2
のカメラ8と、第1及び第2のカメラ5、8を制御し
て、電子部品1及びプリント基板6の位置を認識し、認
識データと基準データにより電子部品1及びプリント基
板6の補正データを演算する視覚認識コントローラ9
と、この視覚認識コントローラ9からの補正データを基
に、電子部品1及びプリント基板5の位置補正を相対的
に行なう実装機コントローラ10とから構成されてい
る。
【0004】また、位置決めステージ3は、図12に示
すように、電子部品1を四方向から位置規制する規制ヘ
ッド11を有している。このように構成された部品実装
装置においては、電子部品1を梱包用ハードケース(図
示せず)から吸着ヘッド2で1個ずつ吸着し、一旦位置
決めステージ3上に載置し、規制ヘッド11で4方向か
ら電子部品1を挟込む。これにより、機械的に吸着ヘッ
ド2に対する電子部品1の吸着位置の補正(X、Y、θ
方向)を行なっていた。これをプリアライメントとい
う。
【0005】このプリアライメント後、再び吸着ヘッド
2が電子部品1を吸着し、第1のカメラ5上に移動し、
そこで電子部品1と吸着ヘッド2との位置ズレを改めて
視覚認識によって取込み、高精度な補正データを実装機
コントローラ10に送信して実装を行なっていた。
【0006】そこで、更に電子部品認識の従来の方法に
ついて述べる。
【0007】図13は、電子部品1の視覚認識方法をモ
デル化して示したもので、吸着ヘッド2に吸着固定され
た電子部品1を第1のカメラ5で撮像した状態である。
【0008】このように第1のカメラ5で電子部品1を
撮像した後、その画像データを視覚認識コントローラ9
内の画像メモリに記憶し、この記憶したすべての画像デ
ータについて2値化処理を行ない、しかる後に後述する
演算処理を行ない、撮像された像の2値化像の重心及び
傾度を算出していた。
【0009】光学系が透過光の場合、電子部品1上が暗
く、その他が明るい状態に撮像される。
【0010】また、図13において、計測視野Aとは、
第1のカメラで撮像可能なすべての領域を示す。計測視
野Aの4隅の点を計測視野原点A1、端点A2、A3、
A4とする。この計測視野Aの原点A1を始点としてX
軸に平行(=即ち、カメラの走査線に平行)に2値化画
像データを抽出する。これをY軸方向に順次行ってい
く。ここで得られたデータは、図13の直線L1の様に
リード4上であれば、鋸歯状に得られる。よって、リー
ド4の1本1本の中心が検出される。この中心からリー
ド群全体の中心を算出していく。次に電子部品1の1
辺、即ちリード群の中心をリード部全ての中心とすれ
ば、この点は各リード中心の重心として算出可能であ
る。この作業を電子部品1の4辺全てに処理すれば、そ
の中心座標・傾度が検出される。
【0011】図13においては、電子部品1のリード上
部の直線L1を施すことによってリード中点O1が検出
される。リード左部に直線L2を施すことによってリー
ド中点O2が検出される。同様に直線L3、L4をリー
ド下部、右部に施すことによってリード中点O3、O4
が検出される。
【0012】次に、これらのリード中点O1、O2、O
3、O4から電子部品1の重心位置である中心G、傾度
θ1、θ2の算出方法を説明する。
【0013】リード中点O1、O3を結んで作った直線
を直線L、リード中点O2、O4を結んで作った直線を
直線Mとすれば、この2直線の交点がIC計測重心Gで
あり、この2直線のX軸・Y軸方向への傾きをIC傾度
θ1、θ2として求めることが可能である。算出式は以
下の通りである。
【0014】リード部中点O1〜O4の座標を以下の様
に定める。
【0015】 リード部中点O1 : (xa,ya) リード部中点O2 : (xb,yb) リード部中点O3 : (xc,yc) リード部中点O4 : (xd,yd) 直線Lの方程式 : (X−xa)×(yc−ya)
=(xc−xa)×(Y−ya) 直線Mの方程式 : (X−xb)×(yd−yb)
=(xd−xb)×(Y−yb) IC計測重心Gの座標 :下記 IC傾度θ1の値 :θ1=tan−1[(yd−y
b)/(xd−xb)] IC傾度θ2の値 :θ2=tan−1[(yc−y
a)/(xc−xa)] 尚最終的な電子部品の傾きはIC傾度θ1、θ2の平均
値として実装機コントローラ10へ送信される。
【0016】以上の様な手段を用いて従来基板マークの
重心位置を検出し、その値とカメラ中心位置からのズレ
量を比較することにより、吸着ヘッド2と電子部品1の
位置ズレ量及び傾きを検出し、その位置ズレを補正しな
がら実際のプリント基板6への装着を行なってきた。
【0017】[直線L、Mの交点、即ちIC中心座標
G] X=(mb−lb)/(la−ma) Y=(la×mb−lb×ma)/(la−ma) 但し、la、lb、ma、mbは la=(ya−yc)/(xa−xc) lb=(xa×yc−xc×ya)/(xa−xc) ma=(yb−yd)/(xb−xd) mb=(xb×yd−xd×yb)/(xb−xd) 以上がIC実装手順の従来方法である。
【0018】ここで、第1のカメラ5で電子部品1を撮
像する前に位置決めステージを経由するのは、上記認識
方法が電子部品1のθ方向の回転ズレに対して弱い性質
があったからである。
【0019】即ち、図13において電子部品1が大きく
傾けばリード4を検出するための直線L1〜L4が電子
部品1の一辺全てのリード4を同時に走査出来なくなっ
てしまう。しかるに、直接梱包用ハードケースから電子
部品1を取り出した状態では、吸着ヘッド2に対して電
子部品1はX−Y軸方向に加えてθ方向にも大きく回転
している可能性がある。そのため、上記位置決めステー
ジ3が不可欠となってきている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子部品のリー
ド及びリードピッチは高密度化・多様化する傾向にあ
る。そのため、以下に述べるような2つの問題が生じて
きている。
【0021】まず、第1に、電子部品のリード高密度化
によって、リード自身が極めて細く且つ薄くなってきて
いる。例えば、近年実用化されてきているTAB部品で
は、従来用いている位置決めステージで位置矯正すれ
ば、TABリードを曲げてしまいリードを破損してしま
う可能性が出てきた。
【0022】更に、第2の問題として、電子部品の実装
タクトタイムの短縮が難しい点が上げられる。従来の位
置決めステージを介して電子部品を実装する場合、電子
部品の矯正動作がタクトタイム全体の大きな部分を占め
ていて、実装タクトタイムの短縮が不可能な状況にあ
る。
【0023】上記のような問題点が生じるのは、電子部
品認識用画像処理アルゴリズムが電子部品の回転方向の
ズレに対して認識力が低いからである。
【0024】そこで、本発明は上記2つの問題点を解決
するためになされたもので、部品を機械的に位置補正す
ることなく視覚認識することを可能とし、これによりリ
ードの破損を防止するとともに、実装タクトタイムを短
縮することができる部品実装装置を提供することを目的
とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、それぞれの辺
にリード列を有する四角形部品を基板上に実装する部品
実装装置において、前記部品における前記リード列を含
む画像を取り込む撮像手段と、この撮像手段にて得られ
た映像データを基に、各辺のリード列個々についてその
列方向両端部に位置するリードを個別に含みかつ予め設
定された本数から構成されるリード群それぞれに含まれ
るリードの位置を検出する検出手段と、この検出手段に
て検出された個々のリードの位置座標より、そのリード
が含まれるリード群の中心位置座標を求めるとともに、
前記辺を挟んで対向するリード群における中心位置座標
同士を結んだ直線の交点位置に基づいて前記部品の位置
及び傾度を演算して求める演算手段とを有することを特
徴とする。
【0026】
【作用】本発明によれば、撮像手段にて得られた映像デ
ータを基に、各辺のリード列個々についてその列方向両
端部に位置するリードを個別に含みかつ予め設定された
本数から構成されるリード群それぞれに含まれるリード
の位置を検出し、この検出された個々のリードの位置座
標より、そのリードが含まれるリード群の中心位置座標
を求めるとともに、辺を挟んで対向するリード群におけ
る中心位置座標同士を結んだ直線の交点位置に基づいて
部品の位置及び傾度を算出する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を用いて説明する。
【0028】本実施の形態は、図1に示すように、電子
部品の外形サイズを実装機コントローラ19から受信す
るICデータ受信手段20と、このデータをもとにIC
撮像領域を予測する計測ウィンドウ算出手段21と、実
際に電子部品を撮像するIC撮像手段22と、その撮像
画像について電子部品のリードを検出するICリード検
出手段23と、検出されたリードそれぞれの中心から電
子部品自身の中心座標・傾度を算出するIC中心・傾度
算出手段24と、この算出された中心・傾度から電子部
品をプリント基板に実装するための補正データを算出
し、実装機コントローラ19に送信する実装補正データ
送信手段25とを有し、この実装補正データを基に、実
装機コントローラ19では吸着ヘッド(図示せず)を制
御し、相対的に電子部品とプリント基板との位置補正を
行なう。
【0029】このように構成されたものにおいては、ま
ず、ICデータ受信手段20により実装機コントローラ
19と通信を行ない、撮像する電子部品の外形サイズデ
ータ及び認識ICリード本数データを取り込む。
【0030】次に、IC撮像手段22によって、吸着ヘ
ッド(図示せず)に吸着された電子部品を撮像する。こ
れは、例えばICリード上の映像データが鋸歯状のデー
タとして任意の記憶手段(図示せず)に記憶されている
ことを意味する。
【0031】次に、このデータをもとに計測ウィンドウ
算出手段21によって電子部品の撮像データ、即ち上記
任意の記憶手段に蓄えられた映像データの中で、電子部
品及びそのリードが存在すると予測される部分の領域を
算出する。そして、この領域についてのみICリード検
出手段23によって、電子部品1辺における所定本数
(=ICリード認識本数)から構成されるリード群に含
まれるリードのみを効率良く、個々に独立して検出し、
更にIC中心傾度算出手段24により電子部品の回転方
向へのズレが大きくても認識不良を防止しながら電子部
品の4方向中心座標を算出する。その後、実装補正デー
タ送信手段25によって、電子部品の位置ズレ量を算出
して実装機コントローラ19にデータ送信する。
【0032】次に電子部品をプリント基板上に実装する
ための本実施の形態における視覚認識位置決め処理につ
いて、図2及び図3を用いて説明する。
【0033】まず、IC外形データを受信する(2−
1)。これは、認識処理しようとする電子部品につい
て、その外形サイズデータを認識条件として、実装機コ
ントローラから受信する。
【0034】受信データとしては、図3に示すように、
IC外形サイズC1〜C4、リードピッチC5、C6、
リードピン数、リード曲がり許容率、画素校正値、リー
ド本数、リード認識本数がある。ここで、リード認識本
数とは、電子部品のリードを認識する際に、同時にリー
ドチェックをかける本数である。
【0035】次に、この受信したデータを基に、図4に
示すような計測視野D1を算出する。この計測視野D1
は、電子部品をカメラにて撮像した際、カメラ視野内の
およそ存在する位置を示す領域で、電子部品の外形サイ
ズから自由に設定可能としている。
【0036】次に、電子部品を撮像する(2−2)。撮
像により取込んだ画像データはAD変換処理を行なった
後、任意の記憶手段に記憶される。
【0037】次に、受信データを基に、図4に示すよう
なIC上部リード認識用計測ウィンドウD28を算出す
る。このウィンドウD28は、4点D29〜D32から
構成される四角形の領域である。
【0038】このウィンドウD28の4点D29〜D3
2の座標について、具体的な算出例を以下に示す。
【0039】 [計測ウィンドウ原点(D29:(X0,Y0))] X0=255−(C1×γ×α/2) Y0=240−(C3×γ×α/2) [計測ウィンドウ1点(D30:(X1,Y1))] X1=255+(C1×γ×α/2) Y1=240−(C3×γ×α/2) [計測ウィンドウ2点(D31:(X2,Y2))] X2=255+(C1×γ×α/2) Y2=240−C3×α/2+((C3−C4)×γ×
α/2) [計測ウィンドウ3点(D32:(X3,Y3))] X3=255−(C1×γ×α/2) Y3=240−C3×α/2+((C3−C4)×γ×
α/2) 但し、α/γについては以下の通り α:キャリブレーションデータ(画素校正値) γ:ウィンドウ安全率(1.0〜2.0)………ICサ
イズに対するウィンドウの大きさの比を示すものであ
る。
【0040】尚、本式はカメラ座標系を512×480
としている。即ち座標(255,240)はカメラ中心
座標を示す。
【0041】次に、この計測ウィンドウD28の上部か
らカメラの走査線に沿って映像データを抽出していく
(2−4)。この走査を続けて行くとやがてIC上辺の
リードの存在する領域に到達する。検出原理としては、
走査線に沿って抽出した映像データの変化からICリー
ド左右のエッジを検出して各ICリードの中心を算出す
る。なお、リードエッジ検出方法については、説明を省
略する。
【0042】ICリードを検出する際、先述のICリー
ド認識本数だけ検出する。今、図4において、ICリー
ド検出本数を6本に設定して認識を行なった結果をモデ
ル化して示している(=走査線D6、D7)。走査線D
6で、IC上辺のリードを左端から6本、D7でリード
を右端から6本検出している。両者の間、即ちIC上辺
中心付近のリードに関してはリードピッチチェックのみ
を行っている。走査線D6、D7によって検出されたそ
れぞれ6本のICリードの中心を図4中のリード中心D
18、D19と定めている。また、この中ではリードが
所定本数(=ICリード認識本数)検出出来なかった場
合、または検出は出来たが、そのピッチが予め受信した
データと違う場合には、IC不良として処理する(2−
5)。
【0043】本実施の形態では、以上と同様な処理を電
子部品の左辺、下辺、右辺についても行なう(2−6〜
2−11)。そして、これらの認識処理で検出されたリ
ード中心をリード中心D20、D21、D22、D2
3、D24、D25と定める。
【0044】次に、上記によって検出されたリード中心
D18〜D25から、撮像された電子部品の重心(IC
中心G)・傾度(IC傾度D26、D27の平均値)を
算出する(2−12)。
【0045】そこで算出方法を、以下に述べる。 (1)直線D14〜D17の算出 直線D14は、リード中心D18とD22の2点を通る
直線だから、 リード中心D18の座標:(x11,y11) リード中心D22の座標:(x31,y31)とする
と、 D14:(X−x11)×(y31−y11)=(x3
1−x11)×(Y−y11) 直線D15は、リード中心D19とD23の2点を通る
直線だから、 リード中心D19の座標:(x12,y12) リード中心D23の座標:(x32,y32)とする
と、 D15:(X−x12)×(y32−y12)=(x3
2−x12)×(Y−y12) 直線D16は、リード中心D20とD25の2点を通る
直線だから、 リード中心D20の座標:(x21,y21) リード中心D25の座標:(x42,y42)とする
と、 D16:(X−x21)×(y42−y21)=(x4
2−x21)×(Y−y21) 直線D17は、リード中心D21とD24の2点を通る
直線だから、 リード中心D21の座標:(x22,y22) リード中心D24の座標:(x41,y41)とする
と、 D17:(X−x22)×(y41−y22)=(x4
1−x22)×(Y−y22) (2)IC中心Gの座標算出 上記(1)で求めた4直線(直線D14〜D17)から
それぞれの交点を、点X1(xa,ya)、X2(x
b,yb)、X3(xc,yc)、X4(xd,yd)
とする。
【0046】このとき、IC中心Gの座標(x0,y
0)は、上記4点の重心として算出することが出来る。
即ち、 x0=(xa+xb+xc+xd)/4 y0=(ya+yb+yc+yd)/4 また、ICの回転角についても下記の様に算出出来る。
【0047】IC傾度D26の値:tan−1[(Yd
−Yb)/(Xd−Xb)] IC傾度D27の値:tan−1[(Yc−Yd)/
(Xc−Xa)] IC中心・傾度計測の後、カメラの中心座標との距離を
算出して実装機コントローラに送信する(2−13)。
また、ICリード各辺検出時に異常が検出されれば実装
機コントローラに異常コードを送信する(2−14)。
【0048】最後に、以上検出したIC中心GとIC傾
度(図示せず)とカメラの中心座標(255、240)
との距離、角度を実装補正量として実装機コントローラ
に送信する(2−13)。
【0049】上記実施例によれば、電子部品の上下辺、
左右辺について計測ウィンドウ算出手段21により、実
装機コントローラ19に記憶された電子部品の外形デー
タに基づいてIC撮像手段にて得られた映像データ中で
リードが存在する部分を含む計測ウィンドウD28(検
出領域)をそれぞれ算出し、この計測ウィンドウD28
内のリードの中の端から6本のリードを検出するととも
にそれら6本のリードの中心D20,D21,D22,
D23,D24,D25を求め、この中心D20,D2
1,D22,D23,D24,D25に基づいて電子部
品の中心Gの座標(x0,0y)および傾度D26、D
27を算出するので、一走査線上に電子部品の一辺全て
のリードを位置させなければ誤検出を生じていた従来に
比べ、一辺のリード中の6本のリードが一走査線上に位
置されさえすれば電子部品の中心Gおよび傾度D26、
D27を算出できることから、従来よりも大きい回転ず
れが電子部品に生じている場合であっても電子部品をプ
リアライメントすることなく視覚認識することができ
る。このため、プリアライメントを不要とし、プリアラ
ンメントに起因するリードの破損や、実装タクトタイム
の増大を防止できる。
【0050】また、計測ウィンドウ算出手段21により
実装機コントローラ19に記憶された電子部品の外形デ
ータに基づいてIC撮像手段にて得られた映像データ中
でリードが複数存在する部分を含む計測ウィンドウD2
8を算出し、この計測ウィンドウD28内でのみリード
の検出を行なうことから、計測視野A全域においてリー
ドの検出を行なっていた従来の技術に比べ走査線による
走査領域を小さくすることができ、検出速度を向上させ
ることができる。
【0051】また、実装機コントローラ19に記憶され
た外形データにおけるリードピッチC5,C6と検出さ
れた6本のリードのリードピッチとを比較し、検出され
たリードピッチと外形データにおけるリードピッチとが
異なる場合には、電子部品が不良であるとして処理する
ことから、不良電子部品がプリント基板に実装されるこ
とを未然に防止することができる。その結果、実装品質
を向上させることができる。
【0052】なお、本実施例では、電子部品を1つの視
野で撮像した場合についてのみ記述したが、この他にI
Cを視野分割して撮像した場合にも適用可能である。
【0053】次に、他の実施例について図面を用いて説
明する。
【0054】図5乃至図9は、電子部品を分割視野で撮
像した場合をモデル化して示したものである。それぞれ
電子部品全体を撮像しておらず、電子部品の4隅をバラ
バラに撮像している。それぞれの視野において電子部品
4隅のリードを所定の本数検出する。例えば、図6乃至
図9では、走査線D2、D3、D6、D7、D10、D
11、D14、D15によって検出している。求めたI
Cリード(6本)から、その中心座標を検出する。これ
を示すのが、図6のリード中心D4、D5、図7のリー
ド中心D8、D9、図8のリード中心D12、D13、
図9のリード中心D16、D17である。この後、全体
の画像データを視覚認識コントローラ内で合成して電子
部品の中心座標を算出する。これをモデル化して示した
のが、図10である。そして、IC中心傾度算出手段に
よって、IC中心位置であるIC中心Gを求め、カメラ
中心D20の位置とのオフセット量を補正データとして
実装機コントローラに送信する。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、部品を機械的に位置補
正することなく視覚認識することが可能となり、これに
よりリードの破損を防止できるとともに、実装タクトタ
イムが短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す概要構成図。
【図2】本発明の一実施の形態の制御を示すフローチャ
ート。
【図3】本発明の一実施の形態で用いられる電子部品の
受信データを示す図。
【図4】本発明の一実施の形態における位置補正方法を
モデル化した図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すモデル化した
図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すモデル化した
図。
【図7】本発明の他の実施の形態を示すモデル化した
図。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すモデル化した
図。
【図9】本発明の他の実施の形態を示すモデル化した
図。
【図10】本発明の他の実施の形態における位置補正方
法をモデル化した図。
【図11】従来の部品実装装置を示す概要構成図。
【図12】従来の部品実装装置における位置決めステー
ジを示す概要構成図。
【図13】従来の電子部品の位置補正方法をモデル化し
た図。
【符号の説明】
1 電子部品 4 リード 19 実装機コントローラ 20 ICデータ受信手段 21 計測ウィンドウ算出手段 22 IC撮像手段 23 ICリード検出手段 24 IC中心・傾度算出手段 25 実装補正データ送信手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの辺にリード列を有する四角形
    部品1を基板6上に実装する部品実装装置において、 前記部品1における前記リード列を含む画像を取り込む
    撮像手段22と、 この撮像手段22にて得られた映像データを基に、各辺
    のリード列個々についてその列方向両端部に位置するリ
    ード4を個別に含みかつ予め設定された本数から構成さ
    れるリード群それぞれに含まれるリード4の位置を検出
    する検出手段23と、 この検出手段23にて検出された個々のリードの位置座
    標より、そのリードが含まれるリード群の中心位置座標
    D18〜D25を求めるとともに、前記辺を挟んで対向
    するリード群における中心位置座標同士を結んだ直線D
    14〜D17の交点位置X1〜X4に基づいて前記部品
    1の位置及び傾度を演算して求める演算手段24とを有
    することを特徴とする部品実装装置。
JP36323099A 1991-05-07 1999-11-15 部品実装装置 Expired - Fee Related JP3269816B2 (ja)

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