JPH09274638A - 光学情報読取装置 - Google Patents

光学情報読取装置

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JPH09274638A
JPH09274638A JP8084248A JP8424896A JPH09274638A JP H09274638 A JPH09274638 A JP H09274638A JP 8084248 A JP8084248 A JP 8084248A JP 8424896 A JP8424896 A JP 8424896A JP H09274638 A JPH09274638 A JP H09274638A
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Akihito Hazama
明仁 硲
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Keyence Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コードから読み取ったコード情報のうち所望
のデータを任意かつ容易に抽出して出力することができ
る光学情報読取装置を提供することである。 【解決手段】 作業者は、設定手段9によりデータ区切
りキャラクタを設定し、データ限定方法を選択する。デ
ータ限定方法として第1データ限定を選択した場合に
は、開始番号および終了番号を設定し、第2データ限定
を選択した場合には、識別キャラクタを設定し、かつそ
の識別キャラクタを出力するか否かを設定する。測定時
に、データ限定処理手段6は、第1データ限定の場合、
コード情報内でデータ区切りキャラクタにより区切られ
たデータのうち開始番号および終了番号により指定され
たデータを抽出して出力し、第2データ限定の場合、コ
ード情報内でデータ区切りキャラクタにより区切られた
データのうち設定された識別キャラクタを含むデータを
抽出して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元コード、2
次元バーコード、バーコード等のコードからコード情報
を読み取る光学情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子データ交換(EDI)の
手法としてバーコードが用いられている。図9はバーコ
ードを用いた電子データ交換の一例を示す図である。
【0003】図9において、搬送ライン202により搬
送される物体201にはバーコード200が付されてい
る。このバーコード200には、データベース300を
検索するためのデータベース検索用データが符号化され
ている。
【0004】ステーションST1において、バーコード
読取装置30により物体201のバーコード200から
バーコード情報が読み取られると、そのバーコード情報
に含まれるデータベース検索用データがデータベース3
00に送信される。それにより、データベース300か
らステーションST1に必要な情報、例えば作業指示が
取り出され、ステーションST1の表示装置31に表示
される。作業者は、その情報に従って作業を行う。
【0005】同様に、ステーションST2において、バ
ーコード読み取り装置30より物体201のバーコード
200からバーコード情報が読み取られると、そのバー
コード情報に含まれるデータベース検索用データがデー
タベース300に送信される。それにより、データベー
ス300からステーションST2に必要な情報、例えば
作業指示が取り出され、ステーションST2の表示装置
31に表示される。作業者は、その情報に従って作業を
行う。このように、バーコードを介して種々のデータの
交換が可能となる。
【0006】しかしながら、通常のバーコードに付与さ
れる情報密度には限界がある。そこで、近年、コードに
付与される情報量を増加させるために、情報密度がバー
コードよりも高い2次元コードまたは2次元バーコード
が使用されるようになっている。
【0007】図10は2次元コードの一例を示す図であ
る。図10の2次元コードは、3つの切り出しシンボル
SYおよびデータ領域DRにより構成される。切り出し
シンボルSYはデータ領域DRの位置および方向を判別
するために用いられる。データ領域DRには複数のキャ
ラクタCHが含まれ、各キャラクタCHは例えば8個の
セルSLからなる。各キャラクタCHは、例えば数字、
英文字、記号等を表わしている。
【0008】図11は2次元バーコードの一例を示す図
である。図11に示すように、2次元バーコードは、通
常のバーコードのトランケーション(高さ)を小さくし
て多段に構成したものである。
【0009】このような2次元コードおよび2次元バー
コードでは、情報密度を高くすることができるので、小
さな領域に多量の情報を印字することや、数千バイトも
の大きな情報量を扱うことも可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような2次元コ
ードまたは2次元バーコードを図9に示した例に適用す
ると、データベース検索用データのみならず各ステーシ
ョンごとに必要な情報もコードに符号化することが可能
となる。
【0011】しかしながら、通常、光学情報読取装置に
より読み取られたコード情報はシリアル通信によりホス
トコンピュータ、プログラマブルコントローラ等の機器
に送信されるため、2次元コードまたは2次元バーコー
ドから読み取られた多量のコード情報をこれらの機器に
送信すると、通信に要する時間が長くなるという問題が
生じる。
【0012】例えば、バーコードから読み取られた1バ
イトのデータを9600bps(ビット/秒)の通信速
度で送信する場合、通信時間は約1m秒となるが、2次
元コードまたは2次元バーコードから読み取られた1K
バイト程度のデータを送信する場合には、通信時間は少
なくとも1秒となる。
【0013】また、光学情報読取装置から送信されるコ
ード情報を受け取る側の印字装置、プログラマブルコン
トローラ等の機器においても1Kバイトのバッファが必
要となり、かつ1Kバイト分のデータ処理能力が要求さ
れる。
【0014】そこで、2次元コードまたは2次元バーコ
ードから読み取られたコード情報のうち必要なデータの
みを選択的に出力する機能が望まれている。本発明の目
的は、コードから読み取ったコード情報のうち所望のデ
ータのみを任意かつ容易に抽出して出力することができ
る光学情報読取装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る光学情報読取装置は、読み取り対象となるコ
ードからコード情報を読み取る光学情報読取装置であっ
て、コード情報内で抽出すべきデータを予め指定する指
定手段と、読み取り対象となるコードに光を照射する光
照射手段と、光照射手段により光が照射されたコードか
らの反射光を受光して2値化データに変換する変換手段
と、変換手段により得られた2値化データを復号し、コ
ード情報を読み取る復号手段と、復号手段により読み取
られたコード情報内で指定手段により指定されたデータ
を抽出するデータ抽出手段とを備えたものである。
【0016】第1の発明に係る光学情報読取装置におい
ては、コード情報内で抽出すべきデータが予め指定され
る。測定時には、読み取り対象となるコードに光が照射
され、その反射光が受光されて2値化データに変換さ
れ、その2値化データを復号することによりコード情報
が読み取られる。そして、読み取られたコード情報内で
予め指定されたデータが抽出され、出力される。
【0017】したがって、予め抽出すべきデータを指定
することにより、測定時に読み取られたコード情報のう
ち所望のデータのみを任意かつ容易に抽出して出力する
ことができる。その結果、データの通信に要する時間が
短くなり、またデータを受ける側で大容量のバッファが
必要なく、大容量のデータの処理能力も要求されない。
【0018】第2の発明に係る光学情報読取装置は、読
み取り対象となるコードからコード情報を読み取る光学
情報読取装置であって、コード情報内で予め定められた
データ区切り情報により区切られた複数のデータ群のう
ち抽出すべきデータ群を複数のデータ群の整列順序で予
め指定する指定手段と、読み取り対象となるコードに光
を照射する光照射手段と、光照射手段により光が照射さ
れたコードからの反射光を受光して2値化データに変換
する変換手段と、変換手段により得られた2値化データ
を復号し、コード情報を読み取る復号手段と、復号手段
により読み取られたコード情報内でデータ区切り情報に
より区切られた複数のデータ群のうち指定手段により指
定された整列順序のデータ群を抽出するデータ抽出手段
とを備えたものである。
【0019】第2の発明に係る光学情報読取装置におい
ては、コード情報内でデータ区切り情報により区切られ
た複数のデータ群のうち抽出すべきデータ群がそれらの
データ群の整列順序で予め指定される。測定時には、読
み取り対象となるコードに光が照射され、その反射光が
受光されて2値化データに変換され、その2値化データ
を復号することによりコード情報が読み取られる。そし
て、読み取られたコード情報内でデータ区切り情報によ
り区切られた複数のデータ群のうち整列順序で予め指定
されたデータ群が抽出され、出力される。
【0020】したがって、予め抽出すべきデータ群を整
列順序で指定することにより、測定時に読み取られたコ
ード情報のうち所望のデータ群のみを任意かつ容易に抽
出して出力することができる。その結果、データ群の通
信に要する時間が短くなり、またデータ群を受ける側で
大容量のバッファが必要なく、大容量のデータの処理能
力も要求されない。
【0021】第3の発明に係る光学情報読取装置は、読
み取り対象となるコードからコード情報を読み取る光学
情報読取装置であって、コード情報内で予め定められた
データ区切り情報により区切られた複数のデータ群のう
ち抽出すべきデータ群を識別するための識別情報を予め
設定する設定手段と、読み取り対象となるコードに光を
照射する光照射手段と、光照射手段により光が照射され
たコードからの反射光を受光して2値化データに変換す
る変換手段と、変換手段により得られた2値化データを
復号し、コード情報を読み取る復号手段と、復号手段に
より読み取られたコード情報内でデータ区切り情報によ
り区切られた複数のデータ群のうち設定手段により設定
された識別情報を含むデータ群を抽出するデータ抽出手
段とを備えたものである。
【0022】第3の発明に係る光学情報読取装置におい
ては、コード情報内でデータ区切り情報により区切られ
た複数のデータ群のうち抽出すべきデータ群を識別する
ための識別情報が予め設定される。測定時には、読み取
り対象となるコードに光が照射され、その反射光が受光
されて2値化データに変換され、その2値化データを復
号することによりコード情報が読み取られる。そして、
読み取られたコード情報内でデータ区切り情報により区
切られた複数のデータ群のうち予め設定された識別情報
を含むデータ群が抽出され、出力される。
【0023】したがって、予め抽出すべきデータ群を識
別するための識別情報を設定することにより、測定時に
読み取られたコード情報のうち所望のデータ群のみを任
意かつ容易に抽出して出力することができる。その結
果、データ群の通信に要する時間が短くなり、またデー
タ群を受ける側で大容量のバッファが必要なく、大容量
のデータの処理能力も要求されない。
【0024】第4の発明に係る光学情報読取装置は、読
み取り対象となるコードからコード情報を読み取る光学
情報読取装置であって、コード情報内で抽出すべきデー
タの範囲を整列順序で予め指定する指定手段と、読み取
り対象となるコードに光を照射する光照射手段と、光照
射手段により光が照射されたコードからの反射光を受光
して2値化データに変換する変換手段と、変換手段によ
り得られた2値化データを復号し、コード情報を読み取
る復号手段と、復号手段により読み取られたコード情報
内で指定手段により指定された範囲のデータを抽出する
データ抽出手段とを備えたものである。
【0025】第4の発明に係る光学情報読取装置におい
ては、コード情報内で抽出すべきデータの範囲が整列順
序で予め指定される。測定時には、読み取り対象となる
コードに光が照射され、その反射光が受光されて2値化
データに変換され、その2値化データを復号することに
よりコード情報が読み取られる。そして、読み取られた
コード情報内で予め指定された範囲のデータが抽出さ
れ、出力される。
【0026】したがって、予め抽出すべきデータの範囲
を整列順序で指定することにより、測定時に読み取られ
たコード情報のうち所望のデータのみを任意かつ容易に
抽出して出力することができる。その結果、データの通
信に要する時間が短くなり、またデータを受ける側で大
容量のバッファが必要なく、大容量のデータの処理能力
も要求されない。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例による光
学情報読取装置の構成を示すブロック図である。この光
学情報読取装置は、2次元コードまたは2次元バーコー
ドからコード情報を読み取るために用いられる。以下、
2次元コードおよび2次元バーコードを総称してコード
と呼ぶ。
【0028】図1の光学情報読取装置20は、光源1、
光学系2、2次元撮像手段3、記憶手段4、2次元デー
タデコード手段5、データ限定処理手段6、表示手段
7、出力手段8、設定手段9および制御手段10を含
む。光源1、光学系2および2次元撮像手段3は、例え
ばCCDカメラまたはイメージスキャナにより構成さ
れ、記憶手段4はメモリからなる。表示手段7は、液晶
表示装置(LCD)、発光ダイオード(LED)等から
なり、出力手段8は、通信インタフェースからなる。2
次元データデコード手段5、データ限定処理手段6、設
定手段9および制御手段10は、CPU(中央演算処理
装置)、メモリ等からなる。
【0029】光源1は、測定対象となるコード100に
光を照射する。光学系2は、コード100からの反射光
を受光し、2次元撮像手段3に与える。2次元撮像手段
3は、光学系2から与えられた光を電気信号に変換し、
2次元データとして記憶手段4に与える。記憶手段4
は、2次元撮像手段3から与えられた2次元データを記
憶する。
【0030】2次元データデコード手段5は、記憶手段
4に記憶された2次元データからデータ領域の2値化デ
ータを抽出し、その2値化データを復号してコード情報
を読み取り、読み取ったコード情報をデータ限定処理手
段6に与える。この2次元データデコード手段5は誤り
検出訂正機能を有し、2値化データに誤りがある場合に
その誤りを訂正して出力する。
【0031】データ限定処理手段6は、2次元データデ
コード手段5から出力されたコード情報のうち後述する
データ限定処理により限定されたデータを抽出し、出力
バッファに格納する。出力バッファに格納されたデータ
は、表示手段7および出力手段8に出力される。このデ
ータ限定処理手段6の詳細な動作は後述する。
【0032】表示手段7は、データ限定処理手段6から
与えられたデータを表示する。出力手段8は、データ限
定処理手段6から与えられたデータをホストコンピュー
タ、プログラマブルコントローラ等の外部機器に送信す
る。
【0033】設定手段9は、データ限定処理手段6によ
るデータ限定処理に用いる各種情報を設定するために用
いられる。制御手段10は、光学情報読取装置の全体の
制御を行う。
【0034】本実施例では、光源1が光照射手段を構成
し、光学系2および2次元撮像手段3が変換手段を構成
し、記憶手段4および2次元データデコード手段5が復
号手段を構成する。また、設定手段9が指定手段および
設定手段を構成し、データ限定処理手段6がデータ抽出
手段を構成する。
【0035】ここで、本実施例の光学情報読取装置にお
けるデータ限定方法について説明する。本実施例のデー
タ限定方法には、第1データ限定および第2データ限定
がある。
【0036】第1データ限定とは、予め定められたデー
タ区切りキャラクタ(データ区切り情報)で区切られる
データの順番によって任意のデータを抽出する機能であ
る。データ区切りキャラクタの既定値は“,”である。
このデータ区切りキャラクタは任意のキャラクタに設定
可能である。例えば、コード情報(シンボルデータ)が
“491234567890,4567890,1234567, ”である場合、「2
番目」を指定することによりデータ“4567890 ”を抽出
して出力することができる。
【0037】第2データ限定とは、データ区切りキャラ
クタで区切られるデータの先頭の識別キャラクタ(認識
情報)によって任意のデータを抽出する機能である。例
えば、コード情報が“AA123456,AA456789,AB45678,BC78
9123, ”である場合、識別キャラクタとして“AA”を設
定することによりデータ“AA123456,AA456789 ”を抽出
して出力することができる。
【0038】上記のデータ区切りキャラクタおよび識別
キャラクタは、コード情報の符号化(エンコード)時に
データ列の所望の箇所に挿入される。図2は図1の光学
情報読取装置20の設定手段9を用いたデータ限定方法
の設定処理を示すフローチャートである。ここでは、複
数のデータ出力範囲を設定できるものとする。
【0039】まず、作業者は、データ区切りキャラクタ
を設定する(ステップS1)。ここでは、データ区切り
キャラクタを既定値の“,”に設定するものとする。次
に、第1のデータ出力範囲におけるデータ限定方法を選
択する(ステップS2)。すなわち、第1データ限定お
よび第2データ限定のうちいずれかを選択する。
【0040】第1データ限定を選択した場合には(ステ
ップS3)、抽出すべきデータの開始番号を設定する
(ステップS4)。次に、抽出すべきデータの終了番号
を設定する(ステップS5)。
【0041】第2データ限定を選択した場合には(ステ
ップS3)、識別キャラクタ、例えば、“AA”、“A
B”、“AC”等を設定する(ステップS6)。次に、識
別キャラクタを出力するか否かを設定する(ステップS
7)。
【0042】次のデータ出力範囲を設定する場合には
(ステップS8)、ステップS2に戻る。ここでは、第
1のデータ出力範囲、第2のデータ出力範囲および第3
のデータ出力範囲を設定するものとする。
【0043】図3、図4および図5は図1の光学情報読
取装置20のデータ限定処理手段6におけるデータ限定
処理を示すフローチャートである。まず、データ限定処
理手段6は、データ限定を行うか否かを判別する(図3
のステップS11)。データ限定を行う場合には、設定
手段9により予め設定されたデータ区切りキャラクタを
データ区切りキャラクタDCとする(ステップS1
2)。
【0044】次に、第1のデータ出力範囲のデータ限定
方法として第1データ限定および第2データ限定のうち
いずれが選択されているかを判別する(ステップS1
3)。第1データ限定が選択されている場合には、設定
手段9により予め設定された開始番号を開始番号mとす
る(ステップS14)。次に、設定手段9により予め設
定された終了番号を終了番号nとする(ステップS1
5)。そして、2次元データデコード手段5から出力さ
れるコード情報において、データ区切りキャラクタDC
でデータ区切りを検索し、m番目からn番目までのデー
タを抽出し、出力バッファに書き込む(ステップS1
6)。
【0045】ステップS13で第1のデータ出力範囲の
データ限定方法として第2データ限定が選択されている
場合には、設定手段9により予め設定された識別キャラ
クタを識別キャラクタIDとする(ステップS17)。
そして、設定手段9による設定に基づいて識別キャラク
タを出力するか否かを判別する(ステップS18)。
【0046】識別キャラクタを出力する場合には、2次
元データデコード手段5から出力されるコード情報にお
いて、データ区切りキャラクタDCでデータ区切りを検
索し、識別キャラクタIDを先頭に含むデータを抽出
し、そのデータに識別キャラクタIDを付加して出力バ
ッファに書き込む(ステップS19)。識別キャラクタ
を出力しない場合には、2次元データデコード手段5か
ら出力されるコード情報において、データ区切りキャラ
クタDCでデータ区切りを検索し、識別キャラクタID
を先頭に含むデータを抽出し、そのデータに識別キャラ
クタIDを付加せずに出力バッファに書き込む(ステッ
プS20)。
【0047】なお、ステップS13で第1のデータ出力
範囲のデータ限定方法が選択されていない場合には、そ
のまま図4のステップS21に進む。図4のステップS
21では、第2のデータ出力範囲のデータ限定方法とし
て第1データ限定および第2データ限定のうちいずれが
選択されているかを判別する。第1データ限定が選択さ
れている場合にはステップS22〜S24の処理を行
い、第2データ限定が選択されている場合にはステップ
S25〜S28の処理を行う。ステップS22〜S24
の処理は図3のステップS14〜S16の処理と同様で
あり、ステップS25〜S28の処理は図3のステップ
S17〜S20の処理と同様である。ステップS21で
第2のデータ出力範囲のデータ限定方法が選択されてい
ない場合には、そのまま図5のステップS29に進む。
【0048】図5のステップS29では、第3のデータ
出力範囲のデータ限定方法として第1データ限定および
第2データ限定のうちいずれが選択されているかを判別
する。第1データ限定が選択されている場合にはステッ
プS30〜S32の処理を行い、第2データ限定が選択
されている場合にはステップS33〜S36の処理を行
う。ステップS30〜S32の処理は図3のステップS
14〜S16の処理と同様であり、ステップS33〜S
36の処理は図3のステップS17〜S20の処理と同
様である。ステップS29で第3のデータ出力範囲のデ
ータ限定方法が選択されていない場合には、そのままス
テップS37に進む。ステップS37では、出力バッフ
ァの内容を表示手段7および出力手段8に出力する。
【0049】図3のステップS11でデータ限定を行わ
ない場合には、2次元データデコード手段5から出力さ
れるバーコード情報をそのまま表示手段7および出力手
段8に出力する。
【0050】図6は本実施例の光学情報読取装置20に
おけるデータ限定処理の一例を示す図である。ここで
は、コード情報が“123456,A111111,A22222,A3333,AA11
1111,AA222,BB999,CC888,DD777,BB555,DD666”であるも
のとする。
【0051】例えば、ステーションSTAでは、第1の
データ出力範囲のデータ限定方法として第1データ限定
が選択され、開始番号が3に設定され、終了番号が5に
設定されている。したがって、コード情報において3番
目〜5番目のデータ“A22222,A3333,AA111111 ”が抽出
されて出力される。また、ステーションSTDでは、第
1のデータ出力範囲のデータ限定方法として第2データ
限定が選択され、識別キャラクタとして“AA”が設定さ
れ、識別キャラクタが「出力する」に設定されている。
したがって、コード情報において先頭に“AA”を含むデ
ータ“AA111111,AA222”が抽出され、識別キャラクタ
“AA”を含む状態で出力される。
【0052】ステーションSTHでは、第1のデータ出
力範囲のデータ限定方法として第1データ限定が選択さ
れ、開始番号が1に設定され、終了番号が1に設定され
ている。また、第2のデータ出力範囲のデータ限定方法
として第2データ限定が選択され、識別キャラクタとし
て“AA”が設定され、識別キャラクタが「出力しない」
に設定されている。さらに、第3のデータ出力範囲のデ
ータ限定方法として第2データ限定が選択され、識別キ
ャラクタとして“BB”が設定され、識別キャラクタが
「出力しない」に設定されている。
【0053】したがって、コード情報において、1番目
のデータ“123456”が抽出されて出力されるとともに、
識別キャラクタ“AA”を先頭に含むデータ“AA111111,A
A222”および識別キャラクタ“BB”を先頭に含むデータ
“BB999,BB555 ”が抽出され、識別キャラクタ“A
A”,”BB" が付加されずに出力される。
【0054】図7は本実施例の光学情報読取装置20の
データ限定機能の使用例を示す図である。搬送ライン1
02により搬送される物体101にはコード100が付
されている。ステーションST1においては、光学情報
読取装置20が物体101のコード100からコード情
報を読み取り、そのコード情報から予め設定されたデー
タのみをデータ限定処理により抽出し、表示装置21に
表示させる。また、ステーションST2においては、光
学情報読取装置20が物体101のコード100からコ
ード情報を読み取り、そのコード情報から予め設定され
たデータのみをデータ限定処理により抽出し、表示装置
21に表示させる。
【0055】このように、各ステーションごとに必要な
データのみを抽出することができるので、各ステーショ
ンでのデータ処理が簡素化および統一化される。また、
各ステーションにおける光学情報読取装置20から必要
なデータのみを印字装置、プログラマブルコントローラ
等の機器に送信することができるので、通信処理速度が
高速化される。
【0056】従来のバーコード読取装置では、バーコー
ド情報の各桁にコードの意味を定めている。例えば、図
8(a)に示すように、第1桁〜第3桁を製品種別、第
4桁〜第11桁を製造年月日、第12桁〜第16桁をシ
リアル番号と定めている。したがって、バーコード情報
の使用桁数を予め決定しておく必要がある。
【0057】これに対して、本実施例の光学情報読取装
置20では、データ限定機能を用いることによりコード
情報の桁数の決定が不要となり、またシステムの導入時
に決定されたコード情報のフォーマットを後で容易かつ
任意に変更することが可能となる。例えば、導入時に識
別キャラクタ“A0”〜“A9”を用いてデータ限定を行
い、データを増加する必要が生じたときに、新たな識別
キャラクタ“B0”〜“B9”を追加することによりデータ
の増加を行うことが可能となる。これにより、システム
の導入時のソフトウエアの変更を行う必要がなくなる。
【0058】なお、上記実施例では、データ区切りキャ
ラクタおよび識別キャラクタを用いてデータ限定を行っ
ているが、データ区切りキャラクタおよび識別キャラク
タを用いずにデータの範囲を桁で指定することによりデ
ータ限定を行ってもよい。
【0059】また、図9に示すデータベースへの配線が
不要になり、システムが簡素化される。上記実施例で
は、本発明を2次元コードまたは2次元バーコードから
コード情報を読み取るための光学情報読取装置に適用し
た場合を説明したが、本発明は通常のバーコードからバ
ーコード情報を読み取るためのバーコード読取装置にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光学情報読取装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の光学情報読取装置の設定手段を用いたデ
ータ限定方法の設定処理を示すフローチャートである。
【図3】図1の光学情報読取装置のデータ限定処理手段
におけるデータ限定処理を示すフローチャートである。
【図4】図1の光学情報読取装置のデータ限定処理手段
におけるデータ限定処理を示すフローチャートである。
【図5】図1の光学情報読取装置のデータ限定処理手段
におけるデータ限定処理を示すフローチャートである。
【図6】図1の光学情報読取装置におけるデータ限定処
理の一例を示す図である。
【図7】図1の光学情報読取装置のデータ限定機能の使
用例を示す図である。
【図8】従来のバーコード情報および本発明の実施例に
おいてデータ区切りキャラクタが設定されたコード情報
を示す図である。
【図9】従来のバーコードを用いた電子データ交換の一
例を示す図である。
【図10】2次元コードの一例を示す図である。
【図11】2次元バーコードの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 2 光学系 3 2次元撮像手段 4 記憶手段 5 2次元データデコード手段 6 データ限定処理手段 7 表示手段 8 出力手段 9 設定手段 10 制御手段 20 光学情報読取装置 100 コード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り対象となるコードからコード情
    報を読み取る光学情報読取装置であって、 コード情報内で抽出すべきデータを予め指定する指定手
    段と、 読み取り対象となるコードに光を照射する光照射手段
    と、 前記光照射手段により光が照射されたコードからの反射
    光を受光して2値化データに変換する変換手段と、 前記変換手段により得られた2値化データを復号し、コ
    ード情報を読み取る復号手段と、 前記復号手段により読み取られたコード情報内で前記指
    定手段により指定されたデータを抽出するデータ抽出手
    段とを備えたことを特徴とする光学情報読取装置。
  2. 【請求項2】 読み取り対象となるコードからコード情
    報を読み取る光学情報読取装置であって、 コード情報内で予め定められたデータ区切り情報により
    区切られた複数のデータ群のうち抽出すべきデータ群を
    前記複数のデータ群の整列順序で予め指定する指定手段
    と、 読み取り対象となるコードに光を照射する光照射手段
    と、 前記光照射手段により光が照射されたコードからの反射
    光を受光して2値化データに変換する変換手段と、 前記変換手段により得られた2値化データを復号し、コ
    ード情報を読み取る復号手段と、 前記復号手段により読み取られたコード情報内で前記デ
    ータ区切り情報により区切られた複数のデータ群のうち
    前記指定手段により指定された整列順序のデータ群を抽
    出するデータ抽出手段とを備えたことを特徴とする光学
    情報読取装置。
  3. 【請求項3】 読み取り対象となるコードからコード情
    報を読み取る光学情報読取装置であって、 コード情報内で予め定められたデータ区切り情報により
    区切られた複数のデータ群のうち抽出すべきデータ群を
    識別するための識別情報を予め設定する設定手段と、 読み取り対象となるコードに光を照射する光照射手段
    と、 前記光照射手段により光が照射されたコードからの反射
    光を受光して2値化データに変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された2値化データを復号し、
    コード情報を読み取る復号手段と、 前記復号手段により読み取られたコード情報内で前記デ
    ータ区切り情報により区切られた複数のデータ群のうち
    前記設定手段により設定された識別情報を含むデータ群
    を抽出するデータ抽出手段とを備えたことを特徴とする
    光学情報読取装置。
  4. 【請求項4】 読み取り対象となるコードからコード情
    報を読み取る光学情報読取装置であって、 コード情報内で複数のデータのうち抽出すべきデータの
    範囲を整列順序で予め指定する指定手段と、 読み取り対象となるコードに光を照射する光照射手段
    と、 前記光照射手段により光が照射されたコードからの反射
    光を受光して2値化データに変換する変換手段と、 前記変換手段により得られた2値化データを復号し、コ
    ード情報を読み取る復号手段と、 前記復号手段により読み取られたコード情報内で前記指
    定手段により指定された範囲のデータを抽出するデータ
    抽出手段とを備えたことを特徴とする光学情報読取装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002074256A (ja) * 2000-08-25 2002-03-15 Optoelectronics Co Ltd 光学的情報読取装置
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