JPH09274622A - システム設計支援装置 - Google Patents

システム設計支援装置

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JPH09274622A
JPH09274622A JP8085467A JP8546796A JPH09274622A JP H09274622 A JPH09274622 A JP H09274622A JP 8085467 A JP8085467 A JP 8085467A JP 8546796 A JP8546796 A JP 8546796A JP H09274622 A JPH09274622 A JP H09274622A
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JP
Japan
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signal
input
equipment
output
data
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JP8085467A
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English (en)
Inventor
Hisashi Funakoshi
久司 船越
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラント計装制御システムの設計に非常に手
間がかかり、不注意により他設備の設計に影響を及ぼす
恐れがあった。 【解決手段】 信号データ入力部510で入力設備毎
に、入力されるプロセス信号についての信号データを受
け付けるとともに、出力設備データ入力部511で当該
プロセス信号が出力される設備を指定する出力設備デー
タを受け付け、そのプロセス信号の信号入力設備と出力
設備の間の信号ルートを信号ルート演算部520にて、
あらかじめ設定されているプラント計装制御システム全
体の接続構成に基づいて抽出し、入出力リスト作成部5
21がその信号ルートに基づいて、プロセス信号が通過
する設備毎に入出力点リストを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、原子
力、火力等の発電プラントや、大規模な工業プラントな
どの監視・制御を行うプラント計装制御システムの設計
を支援するためのシステム設計支援装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図18は従来の手法によってその設計が
支援されるプラント計装制御システムの一例を示す構成
図であり、図示の場合、その一例としての原子力発電プ
ラントに用いられたものが示されている。図において、
10は原子力発電プラントを構成している弁、ポンプ、
補機などのプラント機器であり、11は主に現場に設置
されて、プラント機器10を制御する現場制御用プロセ
ッサである。12はこの現場制御用プロセッサ11が収
集したプロセス信号、および現場制御用プロセッサ11
ヘの操作信号を伝送する現場データウェイであり、13
は現場制御用プロセッサ11が行う個々の制御を統括制
御する統合制御用プロセッサである。14はプラント全
体のプロセス信号および操作信号を伝送するユニットデ
ータウェイであり、15はプラント機器10からのプロ
セス信号を基に、監視に必要となる警報の生成や各種の
応用計算を行う応用計算プロセッサである。16はユニ
ットデータウェイ14からデータを収集して必要な情報
をディスプレイに表示するための監視用プロセッサであ
り、17はCRTなどで構成され、この監視用プロセッ
サ16によって原子力発電プラントのプロセス信号が数
値やグラフで表示されるディスプレイである。18はプ
ラント機器10に対する操作信号を収集する操作用プロ
セッサであり、19はこの操作用プロセッサ18に接続
されて、プラント機器10に対する操作信号が入力され
る各種の操作スイッチである。
【0003】次に、このように各種プロセッサを含む諸
設備をデータウェイで階層的に接続することによって構
成されたプラント計装制御システムの動作について説明
しておく。現場制御用プロセッサ11によって取り込ま
れたプラント機器10からのプロセス信号は、当該現場
制御用プロセッサ11より現場データウェイ12、ユニ
ットデータウェイ14を経由して監視用プロセッサ16
の1つに送られ、その監視用プロセッサ16に接続され
ているディスプレイ17の画面上に表示される。なお、
一部のデータはユニットデータウェイ14から応用計算
プロセッサ15によって取り込まれ、必要な計算処理を
行った後、再びユニットデータウェイ14を経由して監
視用プロセッサ16の1つに送られて、それに接続され
ているディスプレイ17の画面上に表示される。また、
プラント機器10を制御するための操作信号は、操作員
が操作スイッチ19に対して操作を行うことによってこ
のプラント計装制御システムに入力される。入力された
操作信号は操作用プロセッサ18によって取り込まれ、
ユニットデータウェイ14、統合制御用プロセッサ1
3、現場データウェイ12を経由して現場制御用プロセ
ッサ11に送られる。現場制御用プロセッサ11はその
操作信号に基づいて、原子力発電プラントの弁やポンプ
や補機などのプラント機器10を制御する。
【0004】ここで、このような動作をするプラント計
装制御システムを実現するためには、プラントのプロセ
ス信号や操作信号などの監視操作信号の全てについて、
それらの入力元および出力先を定める必要があり、ま
た、応用計算の必要なデータ類については、応用計算プ
ロセッサ15を経由することも設定しておく必要があ
る。そのため、設計者はまず、各プロセッサごとに信号
を入力する点および信号を出力する点を整理し、カード
枚数を算出した上で、各カードを図19に示すように割
り付ける。図19は当該プラント計装制御システムを構
成している現場制御用プロセッサ11や統合制御用プロ
セッサ13などの制御用プロセッサのカード配列の一例
を示す説明図であり、図において、20は制御用プロセ
ッサのカードスロット、21は制御用プロセッサの各カ
ードスロット20に挿入されたカードである。次に、あ
る1つのプロセッサで信号を入出力する各点を配列して
入力点リストを作成し、また他のプロセッサとデータ交
換を行うための伝送マップリストを作成して、プラント
計装制御システムがシステム全体として正常に機能する
ように検討・設計を行っている。
【0005】また、図20は制御用プロセッサにおける
上記入力点リストの一例を示す説明図であり、図21は
システムを構成するデータウェイの上記伝送マップリス
トの一例を示す説明図である。図20において、30は
制御用プロセッサに入力する入力点シンボル、31は入
力点名称、32は入力点の特徴を規定する各種の情報で
ある。図21において、40は入力点シンボル、41は
伝送上のデータアドレスである。
【0006】なお、このような従来のシステム設計支援
についての関連技術が記載された文献としては、例えば
特開昭63−106004号公報などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステム設計支
援装置は以上のような検討を行う必要があったので、1
つ1つのプロセッサ11、13、15、16、18に対
して同じような検討を行う必要があるとともに、他のプ
ロセッサ11、13、15、16、18との接続につい
ても配慮する必要があったので、設計に非常に手間がか
かるばかりでなく、不注意により他の設備の設計に影響
を及ぼす恐れがあり、さらにシステムの改造などによっ
て入力点が追加された場合などにおいては、影響するプ
ロセッサ11、13、15、16、18を1つずつ洗い
出した上で設計時と同様の検討を行う必要があり、プラ
ント計装制御システムの設計は、設計者に多大な負担の
かかる非常に面倒なものであるという課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、プラント計装制御システムの設計
を行う際のプロセッサ入出力設計を省力化し、設計ミス
を防止できるシステム設計支援装置を得ることを目的と
する。
【0009】また、この発明は、プロセッサ間のインタ
ーフェース設計を省力化し、設計ミスを防止できるシス
テム設計支援装置を得ることを目的とする。
【0010】さらに、この発明は、入出力点の追加、削
除などの改造が発生した場合の検討作業や設計を省力化
し、設計ミスを防止できるシステム設計支援装置を得る
ことを目的とする。
【0011】さらに、この発明は、監視用プロセッサに
表示するデータリスト、各データと画面上の表示位置間
の関連を生成することにより、設計作業の省力化に資す
るシステム設計支援装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るシステム設計支援装置は、プラント計装制御システム
に入力される各信号毎に、当該信号についての信号デー
タを信号データ入力部で受け付けるとともに、出力設備
データ入力部で当該信号が出力される設備を指定する出
力設備データを受け付け、その信号の信号入力設備と出
力設備との間の信号ルートを信号ルート演算部におい
て、あらかじめ設定されているプラント計装制御システ
ム全体の接続構成に基づいて抽出するようにしたもので
ある。
【0013】請求項2記載の発明に係るシステム設計支
援装置は、プラント計装制御システムに入力されるプロ
セス信号についての信号データを、信号データ入力部で
信号入力設備毎に受け付けるとともに、出力設備データ
入力部で当該プロセス信号が出力される設備を指定する
出力設備データを受け付け、そのプロセス信号の信号入
力設備と出力設備との間の信号ルートを信号ルート演算
部において、あらかじめ設定されているプラント計装制
御システム全体の接続構成に基づいて抽出するようにし
たものである。
【0014】請求項3記載の発明に係るシステム設計支
援装置は、プロセス信号が通過する設備毎に、当該プロ
セス信号が入力される側の設備と出力される側の設備の
データを設定した入出力点リストを、信号ルート演算部
の抽出した信号ルートに基づいて作成する入出力リスト
作成部を付加したものである。
【0015】請求項4記載の発明に係るシステム設計支
援装置は、プラント計装制御システムに入力されるプロ
セス信号についての信号データの、信号データ入力部に
よる受け付けに際して、当該プロセス信号が入力される
入力設備の各カードスロットの各端子位置毎に行うよう
にし、入出力リスト作成部では、信号ルート演算部の抽
出した信号ルートより、そのプロセス信号が通過する設
備のカードスロットの端子位置毎に、当該プロセス信号
が入力される側の設備と出力される側の設備のデータを
設定して入出力端子リストを作成するようにしたもので
ある。
【0016】請求項5記載の発明に係るシステム設計支
援装置は、プロセス信号が出力される設備としてディス
プレイが指定された場合、そのディスプレイ上の表示画
面番号、表示位置、表示形態に関する画面データについ
ても出力設備データ入力部で受け付けを行い、ディスプ
レイの画面に表示する信号の信号リストを、この出力設
備データ入力部で受け付けられた画面データに基づいて
作成する信号リスト作成部を付加したものである。
【0017】請求項6記載の発明に係るシステム設計支
援装置は、プラント機器を制御するための各操作信号毎
に、当該信号についての信号データを信号データ入力部
で受け付けるとともに、出力設備データ入力部で当該操
作信号が出力される設備を指定する出力設備データを受
け付け、その操作信号が伝送される信号出力設備までの
信号ルートを信号ルート演算部において、あらかじめ設
定されているプラント計装制御システム全体の接続構成
に基づいて抽出し、当該操作信号が入力される側の設備
と出力される側の設備のデータを設定した操作出力端子
リストを、入出力リスト作成部において操作信号が通過
する設備毎に、前記信号ルート演算部の抽出した信号ル
ートに基づいて作成するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるシ
ステム設計支援装置を示すブロック図である。図におい
て、50は当該システム設計支援装置のデータベースで
あり、51はこのデータベース50を作成するために、
図示を省略したキーボードなどの入力機器から当該シス
テム設計支援装置に入力される入力データを受け付ける
データ入力部である。このデータ入力部51内におい
て、510はそのシステム設計が支援されるプラント計
装制御システムにプラントより入力される各プロセス信
号について、そのシンボル、レンジ等の入力設定を信号
入力設備毎に受け付けて、それをデータベース50に登
録する信号データ入力部である。511はその入力信号
1点毎に使用される設備データの設定を受け付けて、そ
れをデータベース50に登録する出力設備データ入力部
であり、512は信号ルート演算のための信号ルートデ
ータの初期データの入力を受け付けて、それをデータベ
ース50に登録する信号ルートデータ入力部である。
【0019】52は上記データ入力部51で受け付けた
各入力データに基づいて、そのシステム設計が支援され
るプラント計装制御システムの各種プロセッサなどの設
備間の入出力定義データを演算する演算処理部である。
この演算処理部52内において、520はデータベース
50に登録されている信号ルートデータを用いて、プロ
セス信号の入力される入力設備と出力設備の間の当該プ
ロセス信号の信号ルートを求める信号ルート演算部であ
り、521はこの信号ルート演算部520にて求められ
た信号ルートに従って、当該プロセス信号の入出力設備
とそれが通過する設備について、自動的に入出力点リス
トを作成する入出力リスト作成部、522は信号ルート
演算部520にてそのプロセス信号が通過すると判定さ
れたパスについて、伝送マップリストを自動的に作成す
る伝送マップ作成部である。53は上記演算処理部52
の演算処理結果のディスプレイ画面上への表示を制御す
る演算結果表示部であり、54はそのディスプレイであ
る。55は演算処理部52の演算処理結果のプリントア
ウトを制御する演算結果印刷部であり、56はそのプリ
ントアウトが行われるプリンタである。57は図示を省
略したキーボードやマウスなどの入力機器からのリクエ
ストに従って上記各部の処理を起動し、またそれらの処
理を信号点数分だけ繰り返して実行させる起動処理部で
ある。
【0020】また、図2および図3は、この実施の形態
1において当該システム設計支援装置が有するデータベ
ース50の形態を模式的に示した説明図である。図2に
おいて、60はこのシステム設計が支援されるプラント
計装制御システムで扱うプロセス信号のシンボル、61
はその信号の名称、62はその信号のシステムへの入力
設備、63はその信号の最終出力設備、64はその信号
が経由する設備リストである。図3において、70は当
該システム設計支援装置にて生成された、上記プラント
計装制御システムにおける各プロセッサ毎の入出力点リ
ストであり、71はそのプロセッサで入出力されるプロ
セス信号のシンボル、72はその信号の名称、73はそ
の信号の入力元設備、74はその信号の出力先設備であ
る。
【0021】次に動作について説明する。図4はこの実
施の形態1によるシステム設計支援装置の処理の手順を
示すフローチャートである。なお、この場合も、図18
に示したプラント計装制御システムについて、現場制御
用プロセッサ11により取り込まれたプロセス信号を、
現場データウェイ12、統合制御用プロセッサ13、ユ
ニットデータウェイ14を経由して監視用プロセッサ1
6にて取り込み、ディスプレイ17上に表示するととも
に、一部のデータをユニットデータウェイ14経由で応
用計算プロセッサ15にて取り込み、必要な計算処理を
実行して再びユニットデータウェイ14より監視用プロ
セッサ16で取り込み、ディスプレイ17上に表示する
動作を行うシステムを実現する場合のシステム設計の支
援について説明する。
【0022】そのような動作をするプラント計装制御シ
ステムを実現するために、設計者はキーボードなどの入
力機器を操作して、まず、プラントより当該プラント計
装制御システムにプロセス信号が入力される点について
1つずつ、そのプロセス信号のシンボルやレンジ等のプ
ロセス信号データを入力し、引き続いて、プロセス信号
1点毎にそのプロセス信号が出力される設備についての
出力設備データを入力する。そのプロセス信号データは
ステップST1において、信号データ入力部510にて
受け付けられてデータベース50に登録される。同様
に、出力設備データはステップST2において、出力設
備データ入力部511にて受け付けられてデータベース
50に登録される。これにより、データベース50で
は、図2に示した信号のシンボル60、名称61、入力
設備62、出力設備63のそれぞれの項目に当該プロセ
ス信号に関するデータが記載される。
【0023】次にステップST3に進んで、信号ルート
演算部520があらかじめデータベース50に設定して
ある信号ルートデータを用いて、入力された各プロセス
信号の入力設備と出力設備との間の信号ルートを抽出す
る。ここで、このシステム設計支援装置にはあらかじ
め、例えば図18に示すようなシステム設計の支援が行
われるプラント計装制御システムについての、各種プロ
セッサをはじめとする諸設備とそれら諸設備を階層的に
接続しているデータウェイなどのパスとの接続関係が設
定されており、その接続関係を基にしてそのプロセス信
号が通過するパスや設備を計算処理によって求めること
で、信号ルートの抽出を行っている。なお、初期状態に
おいては、データベース50に設定してある信号ルート
データとして、信号ルートデータ入力部512によって
受け付けられてデータベース50に登録されている、設
計者が初期データとして入力した信号ルートデータが用
いられる。これによって、図2中に示したそのプロセス
信号が経由する設備リスト64(経由1、経由2、…)
に設備名称を出力する。この処理が他のプロセッサにつ
いても実行されると、すべてのプロセス信号に対してシ
ステム内の信号伝送ルートが規定される。なお、信号ル
ートはそのプロセス信号が通過するパスや設備を順に並
べる形式で提示され、信号ルートデータは入力設備と出
力設備の組み合わせ毎に、1対1に信号ルートがリステ
ィングされているものである。
【0024】その後、ステップST4に進んで、入出力
リスト作成部521は信号ルート演算部520によって
求められた信号ルートを基にして、当該プロセス信号が
入出力される設備やそれが通過すると判断される設備毎
に、信号のシンボルなどを割り付けて入出力点リストを
自動的に作成する。例えば、図2において、シンボルA
A0023の信号は、現場制御用プロセッサT、現場デ
ータウェイB、統合制御用プロセッサP、ユニットデー
タウェイを経由して応用計算プロセッサに伝送される。
そしてその現場制御用プロセッサTの入出力点リスト7
0を作成する際には、このシンボルAA0023の信号
のデータが抽出され、図3に示すように、入出力点リス
ト70に当該信号のシンボル71および名称72と、現
場制御用プロセッサTから見た入力元設備73および出
力先設備74が付け加えられる。このような処理を他の
プロセッサについても行うことにより、システム設計の
支援が行われるプラント計装制御システムを構成するす
べてのプロセッサの入出力点リスト70が生成されるこ
とになる。
【0025】次にステップST5に進んで、伝送マップ
作成部522が信号ルート演算部520の求めた信号ル
ートより当該プロセス信号が通過すると判断されるパス
について、その信号のシンボルなどを伝送マップリスト
に追加してゆく。その後、起動処理部57がステップS
T6において、全ての信号点数分の処理が終了したか否
かを判定し、処理が終了するまでデータ入力部51や演
算処理部52を再起動して、上記ステップST1からス
テップST5までの処理を繰り返す。なお、演算処理部
52における処理結果は、演算結果表示部53の制御に
よってディスプレイ54に表示され、必要に応じて演算
結果印刷部55の制御によってプリンタ56よりプリン
トアウトされる。
【0026】なお、1つのプロセス信号を複数の設備で
使用する場合には、図2の出力設備63の項目を複数個
記述できるようにしておき、また信号ルート演算部52
0の計算処理でも複数の信号ルートが得られるようにす
ることによって対応が可能である。さらに、1つの信号
ルートに対して複数の伝送経路を採ることができるよう
な場合については、あらかじめ優先して伝送する設備を
決めておいたり、伝送量が平均的にならされるように信
号ルート演算部520にプログラミングしておくなどの
方法によって、容易に対応することが可能である。
【0027】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、その設計が支援されるプラント計装制御システムの
全体の接続構成をあらかじめ設定しておき、各プロセス
信号に対してその入力側設備および出力側設備を指定す
ることで、それら相互間の当該プロセス信号の信号ルー
トを規定することが可能となり、また、各プロセッサの
入出力点リストが自動的に生成されるようになるため、
プロセッサ1つ1つに対してプロセス信号の入出力を検
討したり、他のプロセッサとの接続を検討するなどの必
要がなくなって、プラント計装制御システムの設計を行
う際のプロセッサ入出力設計を省力化することができ、
設計ミスを防止することが可能となるばかりか、入出力
点の追加、削除が発生した場合にも、影響するプロセッ
サの範囲を容易に把握することができるようになるた
め、設計ミスの防止に有効となるなどの効果がある。
【0028】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2によるシステム設計支援装置を示すブロック図であ
る。図において、50はデータベース、51はデータ入
力部、52は演算処理部、53は演算結果表示部、54
はディスプレイ、55は演算結果印刷部、56はプリン
タ、57は起動処理部、511は出力設備データ入力
部、512は信号ルートデータ入力部、520は信号ル
ート演算部、522は伝送マップ作成部であり、図1に
同一符号を付して示したそれらと同一、もしくは相当部
分であるため詳細な説明は省略する。
【0029】また、513はシステム設計が支援される
プラント計装制御システムにプラントより入力される各
プロセス信号について、そのシンボル、レンジ等の入力
設定を信号入力設備毎に受け付けて、それをデータベー
ス50に登録するデータ入力部51内の信号データ入力
部であるが、前記シンボル、レンジ等の入力設定時に、
そのプロセス信号が入力される信号入力設備の設備名だ
けではなく、当該信号入力設備内のカードスロットおよ
びその端子番号も指定される点で、図1に示した信号デ
ータ入力部510とは異なっている。523は演算処理
部52内の信号ルート演算部520にて求められた信号
ルートに従って、当該プロセス信号の入出力設備とそれ
が通過する設備について、自動的に入出力点リストを作
成する入出力リスト作成部であるが、入出力点リストと
ともに入出力端子リストも作成している点で、図1に示
した入出力リスト作成部521とは異なっている。
【0030】なお、システム設計が支援されるプラント
計装制御システムにおける各種プロセッサなどの信号入
力設備では、複数の端子において信号の入力処理が可能
なカードがよく用いられている、図6はそのようなカー
ドの一例を示す斜視図であり、図において、T1〜T4
がそのような信号の入力が行われる端子である。前述の
信号入力設備内のカードスロットとは、図示のようなカ
ードが当該信号入力設備の筐体に差し込まれる際の差し
込み位置を指すものであり、端子番号とはこのカード内
の端子T1〜T4の位置を指すものである。
【0031】また、図7から図9は、この実施の形態2
において当該システム設計支援装置が有するデータベー
ス50の形態を模式的に示した説明図である。図7にお
いて、60はプラント計装制御システムで扱うプロセス
信号のシンボル、61はその信号の名称、62aはその
信号のシステムへの入力設備の設備名、62bはその信
号が入力される入力設備でのカードスロット、62cは
その信号が入力される入力カードスロット内の端子番
号、63aその信号のシステムからの出力設備の設備
名、63bはその信号が出力される出力設備でのカード
スロット、63cはその信号が出力される出力カードス
ロット内の端子番号であり、64はその信号が経由する
設備リストである。
【0032】図8において、80は当該システム設計支
援装置にて生成された、各プロセッサ毎の入出力端子リ
ストであり、81はアナログ・ディジタル、入力・出力
の区別などの信号の種類、82はその信号が入出力され
る入出力設備でのカードスロット、83はその信号が入
出力される入出力カードスロット内の端子番号、84は
そのプロセッサで入出力する信号のシンボル、85はそ
のプロセッサで入出力する信号の名称、86はそのプロ
セッサで入出力する信号の入力元設備、87はそのプロ
セッサで入出力する信号の出力先設備である。図9にお
いて、90は当該システム設計支援装置にて生成され
た、各データウェイ毎に定義が必要な伝送マップリス
ト、91はそのデータウェイで伝送される信号のシンボ
ル、92はそのデータウェイで伝送される信号の名称、
93はその信号が伝送される伝送マップ上のアドレスで
ある。
【0033】次に動作について説明する。図10はこの
実施の形態2によるシステム設計支援装置の処理の手順
を示すフローチャートである。実施の形態1の場合と同
様に、設計者はキーボードなどの入力機器を操作して、
まず、プラントより当該プラント計装制御システムにプ
ロセス信号が入力される点について1つずつ、そのプロ
セス信号データを入力し、引き続いて、プロセス信号1
点毎にその信号が出力される設備についての出力設備デ
ータを入力する。なお、そのとき設計者は、プロセス信
号が入力される点として、信号入力設備の設備名ととも
に、当該入力設備内のカードスロットおよびそのカード
スロット内の端子番号も指定し、出力設備データとし
て、出力設備の設備名とともに、当該出力設備内のカー
ドスロットおよびそのカードスロット内の端子番号も入
力する。そのプロセス信号データはステップST11に
おいて、信号データ入力部513で受け付けられてデー
タベース50に登録され、出力設備データはステップS
T12において同様に、出力設備データ入力部511で
受け付けられてデータベース50に登録される。これに
より、データベース50では、図7に示した信号のシン
ボル60、名称61、入力設備の設備名62a、そのカ
ードスロット62b、端子番号62c、出力設備の設備
名63a、そのカードスロット63b、端子番号63c
のそれぞれの項目に当該プロセス信号に関するデータが
記載される。
【0034】次にステップST13に進んで、信号ルー
ト演算部520が実施の形態1の場合と同様に、あらか
じめデータベース50に設定してある信号ルートデータ
と、プラント計装制御システムについての各種設備とそ
れらの設備を階層的に接続しているパスとの接続関係と
を基にして、入力された各プロセス信号の信号入力設備
と出力設備の間の信号ルートを抽出する。なおこの場合
も、初期状態では信号ルートデータとして、初期データ
として入力されて信号ルートデータ入力部512で受け
付けられ、データベース50に登録されている信号ルー
トデータが用いられる。これによって、図7に示した当
該プロセス信号が経由する設備リスト64(経由1、経
由2、…)に設備名称が出力される。この処理が他のプ
ロセッサについても実行されると、すべてのプロセス信
号に対してシステム内の信号伝送ルートが規定される。
【0035】その後、ステップST14に進んで、入出
力リスト作成部523は信号ルート演算部520によっ
て求められた信号ルートを基にして、実施の形態1の場
合と同様に、そのプロセス信号が入出力される設備やそ
れが通過すると判断される設備毎に、信号のシンボルな
どを割り付けて入出力点リストを自動的に作成し、さら
にステップST15において、前述のステップST11
およびステップST12で入力されたカードスロットお
よび端子番号に基づいて、図8に示した入出力端子リス
トの作成を行う。例えば、図7において、シンボルVC
T037の信号は、現場データウェイA、統合制御用プ
ロセッサBなどを経由して現場制御用プロセッサXに伝
送される。そしてその現場制御用プロセッサGの入出力
端子リスト80を作成する際には、このシンボルVCT
037の信号のデータが抽出されて、図8に示すよう
に、現場制御用プロセッサGから見た入力元設備86が
付け加えられて入出力端子リスト80が完成する。な
お、出力される設備がある信号については、当該現場制
御用プロセッサGから見た入力元設備86とともにその
出力先設備87も付け加えられる。以下、これと同様の
処理を他のプロセッサについても行うことにより、当該
プラント計装制御システムを構成する全プロセッサの入
出力端子リスト80が生成されることになる。
【0036】次にステップST16に進んで、伝送マッ
プ作成部522が信号ルート演算部520の求めた信号
ルートより各データウェイでの伝送マップリストを自動
的に生成する。例えば図7において、シンボルAXOU
T5は現場データウェイAを経由することとして計算さ
れているが、現場データウェイAの伝送マップリストを
生成する際には、経由設備として挙げられたシンボルを
抽出して並べる処理を行うことで、図9に示すような伝
送マップリスト90が生成される。その後、ステップS
T17において、全ての信号点数分の処理が終了したか
否かの判定を行って、処理が終了するまで上記ステップ
ST11からステップST16までの処理を繰り返す。
【0037】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、設計を支援するプラント計装制御システムの全体の
接続構成をあらかじめ設定しておき、各プロセス信号に
対してその入力側設備および出力側設備をカード端子位
置まで指定することで、その間の当該プロセス信号の信
号ルートを規定することが可能となり、また、各プロセ
ッサの入出力端子リストおよび伝送マップリストが自動
生成されるようになるため、プロセッサの入出力点設
計、さらには各プロセッサ間のインターフェース設計を
省力化することが可能となり、設計ミスの発生を防止で
きるばかりか、出力点の追加、削除が発生した場合に
も、影響するプロセッサの範囲および端子レベルでの変
更を容易に把握することが可能となって、設計ミスの防
止に寄与するなどの効果がある。
【0038】実施の形態3.図11はこの発明の実施の
形態3によるシステム設計支援装置を示すブロック図で
あり、実施の形態1に相当する部分には図1と同一符号
を付してその説明を省略する。図において、514はシ
ステム設計が支援されるプラント計装制御システムにプ
ラントより入力される各プロセス信号1点毎に、使用さ
れる設備の設備データの設定を受け付けてデータベース
50に登録する出力設備データ入力部であるが、使用さ
れる設備がディスプレイであった場合には、当該ディス
プレイ上の表示画面番号、表示位置、表示形態に関する
画面データも受け付けて、それもデータベース50に登
録する点で、図1に示した出力設備データ入力部511
とは異なっている。524はこの出力設備データ入力部
514にて受け付けられてデータベース50に登録され
た、ディスプレイ上の表示画面番号、表示位置、表示形
態に関する画面データに基づいて、ディスプレイの画面
上に表示する信号の信号リストを作成する信号リスト作
成部である。
【0039】また、図12はこの発明の実施の形態3に
おいて当該システム設計支援装置が有するデータベース
50の形態を模式的に示した説明図であり、図13はシ
ステム設計が支援されるプラント計装制御システムの監
視用プロセッサ16によってそのディスプレイ17の画
面上に表示されるプラント監視画面の一形態を示す説明
図である。図12において、100はプラント計装制御
システムのディスプレイ17に出力される信号のシンボ
ル、101はその信号の名称、102はその信号の伝送
マップリスト上のアドレス、103はその信号のデータ
を表示するディスプレイ画面番号、104はそのデータ
のディスプレイ画面表示位置のX座標、105は同じく
Y座標、106はそのデータのディスプレイ画面上での
表示形態、107はその信号が経由する設備リストであ
る。また、図13において、110はプラント計装制御
システムのディスプレイ17の画面上に表示されるプラ
ント監視画面であり、111は当該プラント監視画面1
10上に表示されたプラントデータである。
【0040】次に動作について説明する。図14はこの
実施の形態3によるシステム設計支援装置の処理の手順
を示すフローチャートである。実施の形態1の場合と同
様に、設計者はキーボードなどの入力機器を操作して、
プロセス信号が入力される点について1つずつプロセス
信号データを入力し、引き続いて、プロセス信号1点毎
にその信号が出力される設備についての出力設備データ
を入力する。なお、そのとき設計者は、出力設備データ
がディスプレイを指定するものであった場合には、当該
出力設備の設備名とともに、その信号のデータを表示す
るディスプレイの画面番号、表示位置座標、表示形態な
どの画面データも入力する。入力されたプロセス信号デ
ータはステップST21において、信号データ入力部5
10で受け付けられてデータベース50に登録され、出
力設備データはステップST22において同様に、出力
設備データ入力部514で受け付けられてデータベース
50に登録される。これによって、データベース50で
は図12に示すように、その信号のシンボル100、名
称101、伝送マップリスト上のアドレス102、ディ
スプレイ画面番号103、ディスプレイ画面表示位置の
X座標104およびY座標105、そのデータの表示形
態106のそれぞれの項目にそのプロセス信号に関する
データが記載される。
【0041】次にステップST23に進んで、実施の形
態1の場合と同様に、信号ルート演算部520がデータ
ベース50内の信号ルートデータや、各種設備とそれら
の設備を階層的に接続しているパスとの接続関係を基
に、入力された各プロセス信号の信号入力設備と出力設
備の間の信号ルートを抽出する。なお、この場合の信号
ルートデータも、初期状態では、初期データとして信号
ルートデータ入力部512で受け付けられた信号ルート
データが用いられる。これによって、図12に示した当
該プロセス信号が経由する設備リスト107(経由1、
経由2、…)に設備名称が出力される。この処理が他の
プロセッサについても実行されて、すべてのプロセス信
号に対するシステム内の信号伝送ルートが規定される。
【0042】次にステップST24において、入出力リ
スト作成部521は信号ルート演算部520によって求
められた信号ルートを基にして、実施の形態1の場合と
同様に、そのプロセス信号が入出力される設備やそれが
通過すると判断される設備毎に、信号のシンボルなどを
割り付けて入出力点リストを自動的に作成した後、さら
にステップST25に進んで、前述のステップST22
で入力されたディスプレイ画面番号、ディスプレイ画面
表示位置の座標、データの表示形態などの画面データに
基づいて、ディスプレイの画面にその信号のシンボルを
表示するための信号リストを作成する。この信号リスト
に基づいて、例えば、図12におけるシンボルPCV3
20の信号については、ディスプレイ画面のX座標41
5、Y座標273の位置に、図13に示すように絵によ
る表現形態にてそのプラントデータ111が表示され、
シンボルL320Tの信号については、ディスプレイ画
面のX座標823、Y座標450の位置に、図13に示
すように数値による表現形態にてそのプラントデータ1
11が表示される。
【0043】以下、実施の形態1の場合と同様に、ステ
ップST26で各データウェイでの伝送マップリストを
自動的に生成し、さらにステップST27で全ての信号
点数分の処理が終了したか否かの判定を行い、このステ
ップST27において処理の終了が検出されるまで、上
記ステップST21からステップST26までの処理を
繰り返す。
【0044】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、監視用プロセッサ16によってディスプレイ17に
表示されるプロセス信号に対して、そのプラントデータ
111を表示するディスプレイ画面上の位置などの画面
データまで入力することで、その信号の信号ルート、入
力端子リストが規定できるだけでなく、ディスプレイ画
面に表示する信号のリストが整理され、また直接、伝送
マップリストと画面上のデータとのリンク付けが可能と
なるため、上記実施の形態1および実施の形態2と同様
の省力化、設計ミスの防止が図れるだけでなく、ディス
プレイ17に表示するプラント監視画面の作成作業の省
力化も可能となるなどの効果がある。
【0045】実施の形態4.図15はこの発明の実施の
形態4によるシステム設計支援装置を示すブロックであ
る。図において、515はそのシステム設計が支援され
るプラント計装制御システムに操作スイッチ19より入
力される、プラント機器10を制御するための操作信号
のそれぞれについて、そのシンボル、レンジ等の入力設
定を受け付けてデータベース50に登録する信号データ
入力部であり、516はその操作信号1点毎に対して、
最終出力設備の設備データの設定を受け付けてデータベ
ース50に登録する出力設備データ入力部である。ま
た、525はデータベース50に登録されている信号ル
ートデータを用いて、操作信号の入力される入力設備と
その最終出力設備の間の信号ルートを求める信号ルート
演算部であり、526はこの信号ルート演算部525で
求められた信号ルートに従って、当該操作信号の入出力
設備とそれが通過する設備について、自動的に操作出力
端子リストの作成を行う入出力リスト作成部、527は
信号ルート演算部525にてその操作信号が通過すると
判定されたパスについて、伝送マップリストの作成を自
動的に行う伝送マップ作成部である。なお、その他の部
分については、図1に同一符号を付して示した実施の形
態1に相当する部分であるため、その説明は省略する。
【0046】また、図16はこの発明の実施の形態4に
おいて当該システム設計支援装置が有するデータベース
50の形態を模式的に示した説明図である。この図16
において、120はプラント計装制御システムで扱う操
作信号のシンボル、121はその信号の名称、122a
はその信号が当該システムから出力される出力設備の設
備名、122bはその信号が出力される出力設備のカー
ドスロット、122cはその信号が出力される出力カー
ドスロットの端子番号であり、123はその信号が経由
する設備リストである。
【0047】次に動作について説明する。図17はこの
実施の形態4によるシステム設計支援装置の処理の手順
を示すフローチャートである。なお、ここでは、図18
に示したプラント計装制御システムについて、プラント
機器10の操作に際して操作員が操作した操作スイッチ
19より発生した操作信号が操作用プロセッサ18によ
って取り込まれ、ユニットデータウェイ14、統合制御
用プロセッサ13、現場データウェイ12を経由して現
場制御用プロセッサ11に送られて、プラント機器10
の制御を行うように動作するシステムを実現する場合の
システム設計の支援について説明する。
【0048】そのような動作をするプラント計装制御シ
ステムを実現するために、設計者はキーボードなどの入
力機器を操作して、まずプラント機器を制御するための
操作信号について1つずつ、信号のシンボルや名称等の
操作信号データを入力し、さらに、操作信号1点毎にそ
の信号が出力される設備の出力設備データ(出力設備の
設備名、当該出力設備内のカードスロット、カードスロ
ット内の端子番号)を入力する。操作信号データはステ
ップST31において、信号データ入力部515で受け
付けられてデータベース50に登録される。同様に、出
力設備データはステップST32において、出力設備デ
ータ入力部516で受け付けられてデータベース50に
登録される。これにより、データベース50では、図1
6に示した信号のシンボル120、名称121、出力設
備の名称122a、カードスロット122b、その端子
番号122cのそれぞれの項目に当該操作信号に関する
データが記載される。
【0049】次にステップST33に進んで、信号ルー
ト演算部525があらかじめデータベース50に設定し
てある信号ルートデータと、プラント計装制御システム
についての各種設備とそれらの設備を階層的に接続して
いるパスとの接続関係とを基にして、入力された各操作
信号が経由する最終出力設備までの信号ルートを抽出す
る。なお、この場合の信号ルートデータとしては、初期
状態では、初期データとして信号ルートデータ入力部5
12で受け付けられた信号ルートデータが用いられる。
これによって、図16に示した当該操作信号が経由する
設備リスト123(経由1、経由2、…)に設備名称が
出力される。この処理が他のプロセッサについても実行
されると、すべての操作信号に対してシステム内の信号
の伝送ルートが規定される。
【0050】次にステップST34において、入出力リ
スト作成部526がその信号ルートを基にして、その操
作信号が入出力される設備や通過すると判断される設備
毎に、信号のシンボルなどを割り付けることによって操
作出力端子リストを自動的に作成し、さらにステップS
T35に進んで、伝送マップ作成部527が信号ルート
演算部525の求めた信号ルートより各データウェイで
の伝送マップリストを自動的に生成する。なお、このよ
うにして操作信号に対して得られた操作出力端子リスト
および伝送マップリストを、プロセス信号に対して得ら
れたリストと合体させれば、プラントのプロセス信号、
操作信号に関わらず、システムを流れる信号は全て同一
の形態にて扱えることになるため、設計作業の効率化に
一層の効果を与えるものと期待できる。その後、ステッ
プST36において、全ての信号点数分の処理が終了し
たか否かの判定を行い、処理が終了するまで上記ステッ
プST31からステップST35までの処理を繰り返
す。
【0051】なお、プラントの操作信号の入力方法とし
て、上記説明では操作スイッチ19による入力形態をと
ったものを示したが、ディスプレイ17上でのタッチ操
作によってプラントの操作信号を入力するようにしても
よく、そのようにした場合でも同様の仕組みを構築する
ことが可能である。
【0052】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、プラントの操作信号に対しても同様の仕組みを提供
することが可能となり、プラントのプロセス信号だけで
はなく、プラントの操作信号に対しても、プラント計装
制御システムを流れる信号については全て同一の形態に
て扱えることになるため、設計作業をより一層効率化す
ることができるという効果がある。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、プラント計装制御システムに入力されるプロセス
信号や操作信号などの監視操作信号のそれぞれについ
て、当該監視操作信号の信号データを受け付け、またそ
の監視操作信号毎にそれが出力される設備を指定する出
力設備データの受け付けを行って、当該監視操作信号の
入力設備と出力設備の間の信号ルートを、あらかじめ設
定されているプラント計装制御システム全体の接続構成
に基づいて抽出するように構成したので、各監視操作信
号に対して入力側設備および出力側設備を指定するだけ
で、プラント計装制御システム内を流れる監視操作信号
について、その信号ルートを規定することができるよう
になり、プラント計装制御システムの設計を行う際の設
計者の負担を軽減することが可能になるとともに、設計
ミスを防止することができる効果がある。
【0054】請求項2記載の発明によれば、プラント計
装制御システムに入力されるプロセス信号についての信
号データを入力設備毎に受け付け、またそのプロセス信
号が出力される設備を指定する出力設備データの受け付
けを行って、そのプロセス信号の信号入力設備と出力設
備との間の信号ルートを、あらかじめ設定されているプ
ラント計装制御システム全体の接続構成に基づいて抽出
するように構成したので、そのプロセス信号の信号ルー
トを規定することが可能となって、プラント計装制御シ
ステムの設計を省力化することができ、設計ミスの防止
が可能になる効果がある。
【0055】請求項3記載の発明によれば、入出力リス
ト作成部を付加して、信号ルート演算部の抽出した信号
ルートに基づいて、プロセス信号が通過する設備毎に、
当該プロセス信号が入力される側と出力される側の設備
のデータを設定した入出力点リストを作成するように構
成したので、各プロセス信号に対して入力側設備および
出力側設備を指定すれば、そのプロセス信号の信号ルー
トを規定することができるとともに、各種プロセッサな
どの設備の入出力点リストが自動的に生成されるように
なるため、各設備1つ1つに対して入出力を検討した
り、あるいは他の設備との接続を検討するなどの必要が
なくなって、プラント計装制御システムの設計を行う際
のプロセッサ入出力設計を省力化することが可能とな
り、設計ミスを防止できるばかりか、さらに、入出力点
の追加、削除が発生した場合にも、影響する設備の範囲
を容易に把握することができるようになって、設計ミス
の防止に有効である効果がある。
【0056】請求項4記載の発明によれば、信号データ
入力部による信号データの受け付け時に、当該プロセス
信号が入力される入力設備の各カードスロットの各端子
位置毎に受け付けるようにして、そのプロセス信号が通
過する設備のカードスロットの端子位置毎に、当該プロ
セス信号が入力される側の設備と出力される側の設備の
データを規定して入出力端子リストを作成するように構
成したので、そのプロセス信号の信号ルートを規定する
ことができるとともに、各設備の入出力端子リストが自
動的に生成され、伝送マップリストの作成も可能となる
ため、各種プロセッサをはじめとする設備の入出力点設
計、および各設備間のインターフェース設計などを省力
化することが可能となって、設計ミスを防止できるばか
りか、さらに、出力点の追加や削除が発生した場合に
も、影響するプロセッサの範囲や端子レベルでの変更を
容易に把握することができるようになって、設計ミスの
防止に有効である効果がある。
【0057】請求項5記載の発明によれば、プロセス信
号の出力設備としてディスプレイが指定された場合に
は、そのディスプレイ上の表示画面番号、表示位置、表
示形態に関する画面データの受け付けも行い、その画面
データを基にしてディスプレイの画面に表示する信号の
信号リストを作成するように構成したので、そのプロセ
ス信号の信号ルート、入力端子リストが規定できるだけ
でなく、ディスプレイに画面表示する信号のリストが整
理され、また直接、伝送マップリストと画面上のデータ
とがリンク付けできるため、プラント計装制御システム
の設計の省力化が可能となり、設計ミスを防止できるば
かりでなく、プラント監視画面の作成作業も省力化でき
る効果がある。
【0058】請求項6記載の発明によれば、プラント機
器の制御を行うための各操作信号毎に、それぞれの信号
データを受け付け、またその操作信号が出力される設備
を指定する出力設備データの受け付けを行って、その操
作信号が伝送される出力設備までの信号ルートを、あら
かじめ設定されているプラント計装制御システム全体の
接続構成を基にして抽出し、信号ルート演算部の抽出し
た信号ルートに基づいて、当該操作信号が通過する設備
毎に、その操作信号が入力される側と出力される側の設
備のデータを設定した操作出力端子リストを作成するよ
うに構成したので、プラント計装制御システムを流れる
プラントの操作信号に対しても、プロセス信号と同一の
形態で扱うことが可能になり、設計作業を効率的に行う
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるシステム設計
支援装置を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1におけるデータベースの形態を
模式的に示す説明図である。
【図3】 実施の形態1にて作成される入出力点リスト
の形態を模式的に示す説明図である。
【図4】 実施の形態1における処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2によるシステム設計
支援装置を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態2におけるカードの一例を示す斜
視図である。
【図7】 実施の形態2におけるデータベースの形態を
模式的に示す説明図である。
【図8】 実施の形態2にて作成される入出力端子リス
トの形態を模式的に示す説明図である。
【図9】 実施の形態2にて作成される伝送マップリス
トの形態を模式的に示す説明図である。
【図10】 実施の形態2における処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態3によるシステム設
計支援装置を示すブロック図である。
【図12】 実施の形態3におけるデータベースの形態
を模式的に示す説明図である。
【図13】 実施の形態3においてディスプレイに表示
されるプラント監視画面の一形態を示す説明図である。
【図14】 実施の形態3における処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態4によるシステム設
計支援装置を示すブロック図である。
【図16】 実施の形態4におけるデータベースの形態
を模式的に示す説明図である。
【図17】 実施の形態4における処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図18】 この発明および従来のシステム設計支援装
置にてシステム設計が支援されるプラント計装制御シス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図19】 上記プラント計装制御システムを構成して
いる制御用プロセッサのカード配列の一例を示す説明図
である。
【図20】 従来のシステム設計支援装置にて作成され
る入力点リストの形態を模式的に示す説明図である。
【図21】 従来のシステム設計支援装置にて作成され
る伝送マップリストの形態を模式的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
510,513,515 信号データ入力部、511,
514,516 出力設備データ入力部、520,52
5 信号ルート演算部、521,523,526 入出
力リスト作成部、524 信号リスト作成部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサを含む諸設備をデータ
    ウェイで階層的に接続することによって形成され、プラ
    ントの監視・制御を行うプラント計装制御システムにつ
    いて、その設計を支援するシステム設計支援装置におい
    て、 前記プラント計装制御システムに入力される信号のそれ
    ぞれについて、その信号データを受け付ける信号データ
    入力部と、 前記プラント計装制御システムの前記信号が出力される
    設備を指定する出力設備データを受け付ける出力設備デ
    ータ入力部と、 前記信号データ入力部にて受け付けられた信号データの
    信号が入力される信号入力設備と、前記出力設備データ
    入力部にて受け付けられた出力設備データで指定される
    出力設備との間の信号ルートを、あらかじめ設定されて
    いる前記プラント計装制御システム全体の接続構成に基
    づいて抽出する信号ルート演算部を備えたことを特徴と
    するシステム設計支援装置。
  2. 【請求項2】 複数のプロセッサを含む諸設備をデータ
    ウェイで階層的に接続することによって形成され、プラ
    ントの監視・制御を行うプラント計装制御システムにつ
    いて、その設計を支援するシステム設計支援装置におい
    て、 前記プラントから前記プラント計装制御システムに入力
    されるプロセス信号についての信号データを、当該プロ
    セス信号が入力される入力設備毎に受け付ける信号デー
    タ入力部と、 前記プラント計装制御システムの前記プロセス信号が出
    力される設備を指定する出力設備データを受け付ける出
    力設備データ入力部と、 前記信号データ入力部にて受け付けられた信号データの
    プロセス信号が入力される信号入力設備と、前記出力設
    備データ入力部にて受け付けられた出力設備データで指
    定される出力設備との間の信号ルートを、あらかじめ設
    定されている前記プラント計装制御システム全体の接続
    構成に基づいて抽出する信号ルート演算部を備えたこと
    を特徴とするシステム設計支援装置。
  3. 【請求項3】 信号ルート演算部によって抽出された信
    号ルートより、そのプロセス信号が通過する設備毎に、
    当該プロセス信号が入力される側の設備と出力される側
    の設備のデータを設定した入出力点リストを作成する入
    出力リスト作成部を設けたことを特徴とする請求項2記
    載のシステム設計支援装置。
  4. 【請求項4】 信号データ入力部として、プラントから
    プラント計装制御システムに入力されるプロセス信号に
    ついての信号データの受け付けを、当該プロセス信号が
    入力される入力設備の各カードスロットの各端子位置毎
    に行うものを用いるとともに、 信号ルート演算部によって抽出された信号ルートより、
    そのプロセス信号が通過する設備のカードスロットの端
    子位置毎に、当該プロセス信号が入力される側の設備と
    出力される側の設備のデータを設定した入出力端子リス
    トを作成する入出力リスト作成部を設けたことを特徴と
    する請求項2記載のシステム設計支援装置。
  5. 【請求項5】 出力設備データ入力部として、プロセス
    信号が出力される設備としてディスプレイが指定された
    場合には、当該ディスプレイ上の表示画面番号、表示位
    置、表示形態に関する画面データの受け付けも行うもの
    を用いるとともに、 前記出力設備データ入力部にて受け付けられた前記画面
    データに基づいて、前記ディスプレイの画面に表示する
    信号の信号リストを作成する信号リスト作成部を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載のシステム設計支援装
    置。
  6. 【請求項6】 複数のプロセッサを含む諸設備をデータ
    ウェイで階層的に接続することによって形成され、プラ
    ントの監視・制御を行うプラント計装制御システムにつ
    いて、その設計を支援するシステム設計支援装置におい
    て、 前記プラント計装制御システムに入力される、前記プラ
    ントのプラント機器を制御するための操作信号のそれぞ
    れについて、その信号データを受け付ける信号データ入
    力部と、 前記プラント計装制御システムの前記操作信号が出力さ
    れる設備を指定する出力設備データを受け付ける出力設
    備データ入力部と、 前記信号データ入力部にて受け付けられた信号データの
    操作信号が、前記出力設備データ入力部にて受け付けら
    れた出力設備データで指定される出力設備まで伝送され
    る信号ルートを、あらかじめ設定されている前記プラン
    ト計装制御システム全体の接続構成に基づいて抽出する
    信号ルート演算部と、 前記信号ルート演算部によって抽出された信号ルートよ
    り、その操作信号が通過する設備毎に、当該操作信号が
    入力される側の設備と出力される側の設備のデータを設
    定した操作出力端子リストを作成する入出力リスト作成
    部を設けたことを特徴とするシステム設計支援装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106407572A (zh) * 2016-09-23 2017-02-15 四川电力设计咨询有限责任公司 火力发电工程的设计系统及方法

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CN106407572A (zh) * 2016-09-23 2017-02-15 四川电力设计咨询有限责任公司 火力发电工程的设计系统及方法

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