JPH09273589A - 振動騒音制御装置 - Google Patents

振動騒音制御装置

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JPH09273589A
JPH09273589A JP8431696A JP8431696A JPH09273589A JP H09273589 A JPH09273589 A JP H09273589A JP 8431696 A JP8431696 A JP 8431696A JP 8431696 A JP8431696 A JP 8431696A JP H09273589 A JPH09273589 A JP H09273589A
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JP
Japan
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vibration
engine
base material
control device
source
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JP8431696A
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Inventor
Hirotaka Shiozaki
弘隆 塩崎
Yuji Kurata
雄司 倉田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エンジンやサスペンション等の振
動源を車体等の基材に結合する支承部材に用いる振動騒
音制御装置に関し、振動状態の検出手段を容易で適切に
設置できるようにして、確実な防振効果が得られるよう
にすることを目的とする。 【解決手段】振動源1からこの振動源1を設置される基
材2への振動入力状態を検出する検出手段と、振動源1
を基材2に支承させる支承部材3にそなえられて振動源
1からの振動入力を積極的に減衰制御する振動騒音抑制
機構5と、検出手段20で検出された振動入力状態に応
じて振動騒音抑制機構5の作動を制御する制御手段18
とをそなえ、検出手段20を、支承部材3と一体に又は
支承部材3の近傍に設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンやサスペ
ンション等の振動源を車体等の基材に結合する支承部材
に用いる振動騒音制御装置に関し、特に、エンジン等を
車体に結合するアクティブエンジンマウントに用いて好
適の、振動騒音制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の分野で振動や騒音に対する
抑制手段が開発されている。例えば自動車においては、
エンジンやサスペンションが振動源となって、これらの
振動源からの振動が車室内に伝達されると、車室内の振
動や騒音の原因となる。そこで、これらの振動源からの
振動に起因した振動や騒音を抑制すべく種々の提案がな
されている。
【0003】例えば自動車のエンジンを車体に搭載する
ためにエンジンマウントが介装されるが、かかるエンジ
ンマウントには、単純なゴムマウントから発展した種々
のタイプのものがある。例えばマウント本体の内部に流
体ダンパを装備したいわゆるパッシブ制御エンジンマウ
ントや、エンジンから入力される振動を相殺するような
加振力を発生させるいわゆるアクティブ制御エンジンマ
ウントなどもある。
【0004】なお、パッシブ制御エンジンマウントに関
しては特開平4−307127号公報に記載の技術等が
あり、アクティブ制御エンジンマウントに関しては特開
平5−231467,特開平5−231468の各公報
に記載の技術等がある。図3は従来技術の一例を示すも
ので、流体ダンパによるパッシブ制御機能と電磁式加振
によるアクティブ制御機能とを兼ね備えたエンジンマウ
ントを示す断面図である。図3において、1はエンジン
(振動源)、2は車体(基材)であり、エンジンマウン
ト3は、これらエンジン1と車体2との間に介装され、
パッシブ制御用の流体ダンパ機構4と、アクティブ制御
用の電磁式加振機構5とをそなえた振動騒音制御デバイ
スとして構成されている。
【0005】つまり、エンジンマウント3の本体は、エ
ンジン側に結合される金属製のエンジン側取付部6と、
車体側に結合される金属製の車体側取付部7と、これら
の両取付部6,7の間に介装されたゴム製の可撓部8と
をそなえ構成され、流体ダンパ機構4は、エンジンマウ
ント3の本体内に形成された主液室9,副液室10,オ
リフィス11により構成される。
【0006】このうち主液室9は取付部6,7の相互間
である可撓部8の内部に形成され、副液室10は主液室
9の上方に形成され、これらの主液室9と副液室10と
を連絡するようにオリフィス11が設けられている。こ
れらの主液室9及び副液室10内には振動減衰用の液体
12が封入されており、オリフィス11を流通する液体
12の抵抗により振動の減衰が行なわれる。
【0007】なお、主液室9及び副液室10にはそれぞ
れダイヤフラム13,14がそなえられ、オリフィス1
1を通じた液体12の流入や流出に応じて主液室9及び
副液室10内の容積が可変となるように構成されてい
る。電磁式加振機構5は、主液室9の下方のダイヤフラ
ム13内に内蔵された加振板15と、この加振板15と
一体に結合されたソレノイドコイル16と、ソレノイド
コイル16の外周の車体側取付部7側に設置された磁石
17と、車体2側の振動状態を検出する加速度センサ等
の検出手段(観測用デバイス)19と検出手段19の検
出結果に基づいてソレノイドコイル16への電力供給を
制御するコントローラ18とをそなえて構成される。
【0008】これにより、電磁式加振機構5では、車体
2側の振動状態に応じてこの振動を相殺するように加振
板15を作動させて、車体2側の振動を抑制し、車体振
動や車両の騒音を低減する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に電磁式加振機構5による振動抑制の制御には、上述の
ように振動状態を検出する観測用デバイス19が必要で
あり、従来は、車体2側に観測用デバイス19を装着し
て車体2側の振動状態を検出するように構成されてい
た。
【0010】そして、この観測用デバイス19の取付位
置としては、例えば車体のうちの防振しようとする箇所
など、一般には、振動騒音制御デバイス3から離隔した
位置が選択されていた。しかしながら、上述のように車
体2に観測用デバイス19の設置位置を確保するのは必
ずしも容易ではなく、特に、観測用デバイス19の設置
位置によっては、複雑な振動が合成したものを検出(観
測)することになるため、制御効果に影響して十分な防
振効果が得られないおそれがある。
【0011】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、振動状態を検出する手段についてその設置位置を
苦慮することのないようにすると共にその設置位置に応
じて発生する制御効果への影響を解消できるようにして
確実な防振効果が得られるようにした、振動騒音制御装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の振動騒音制御装置は、振動源と、該振動源を
設置される基材と、該振動源と該基材との間に介装され
る支承部材と、該振動源から該基材への振動入力状態を
検出する検出手段と、該支承部材にそなえられて該振動
源からの振動入力を積極的に減衰制御する振動騒音抑制
機構と、該検出手段で検出された該振動入力状態に応じ
て該振動騒音抑制機構の作動を制御する制御手段とをそ
なえ、該検出手段が、該支承部材と一体に又は該支承部
材の近傍に設けられていることを特徴としている。
【0013】請求項2記載の本発明の振動騒音制御装置
は、振動源と、該振動源を設置される基材と、該振動源
と該基材との間に介装される支承部材と、該振動源から
該基材への振動入力状態を検出する検出手段と、該支承
部材にそなえられて該振動源からの振動入力を積極的に
減衰制御する振動騒音抑制機構と、該検出手段で検出さ
れた該振動入力状態に応じて該振動騒音抑制機構の作動
を制御する制御手段とをそなえ、該検出手段が、該支承
部材と該基材との間に介装されていることを特徴として
いる。
【0014】請求項3記載の本発明の振動騒音制御装置
は、請求項2記載の装置において、該検出手段がロード
センサであることを特徴としている。請求項4記載の本
発明の振動騒音制御装置は、請求項1〜3のいずれかに
記載の装置において、該基材が自動車の車体であること
を特徴としている。請求項5記載の本発明の振動騒音制
御装置は、請求項4記載の装置において、該振動源が自
動車用エンジンであって、該支承部材がエンジンマウン
トであることを特徴としている。
【0015】請求項6記載の本発明の振動騒音制御装置
は、請求項1〜5のいずれかに記載の装置において、該
支承部材に、該振動騒音抑制機構とともに該振動源から
の振動入力を流体の粘性によって減衰させる振動減衰機
構がそなえられていることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明すると、図1,図2は本発明の一実
施形態としての振動騒音制御装置を示すものである。図
1に示すように、本振動騒音制御装置は、流体ダンパに
よるパッシブ制御機能と電磁式加振によるアクティブ制
御機能とを兼ね備えたエンジンマウントであって、既に
説明した従来技術と同様の部材をそなえている。
【0017】すなわち、図1において、1はエンジン
(振動源)、2は車体(基材)である。エンジンマウン
ト(支承部材)3は、これらエンジン1と車体2との間
に介装され、パッシブ制御用の流体ダンパ機構(振動減
衰機構)4と、アクティブ制御用の電磁式加振機構(振
動騒音抑制機構)5とをそなえた振動騒音制御デバイス
として構成されている。
【0018】そして、エンジンマウント3の本体は、エ
ンジン側に結合される金属等の高剛性材料でできたエン
ジン側取付部6と、車体側に結合される金属等の高剛性
材料でできた車体側取付部7と、これらの両取付部6,
7の間に介装されたゴム製の可撓部8とをそなえ構成さ
れ、流体ダンパ機構4は、エンジンマウント3の本体内
に形成された主液室9,副液室10,オリフィス11に
より構成される。
【0019】このうち主液室9は取付部6,7の相互間
である可撓部8の内部に形成され、副液室10は主液室
9の上方に形成され、これらの主液室9と副液室10と
を連絡するようにオリフィス11が設けられている。こ
れらの主液室9及び副液室10内には振動減衰用の液体
12が封入されており、オリフィス11を流通する液体
12の抵抗により振動の減衰が行なわれる。
【0020】なお、主液室9及び副液室10にはそれぞ
れダイヤフラム13,14がそなえられ、オリフィス1
1を通じた液体12の流入や流出に応じて主液室9及び
副液室10内の容積が可変となるように構成されてい
る。電磁式加振機構5は、主液室9の下方のダイヤフラ
ム13内に内蔵された加振板15と、この加振板15と
一体に結合されたソレノイドコイル16と、ソレノイド
コイル16の外周の車体側取付部7側に設置された磁石
17と、振動状態を検出する手段(観測用デバイス)2
0とこの検出手段20の検出結果に基づいてソレノイド
コイル16への電力供給を制御するコントローラ18と
をそなえて構成される。
【0021】これにより、電磁式加振機構5では、観測
用デバイス20で検出した振動状態に応じてこの振動を
相殺するように加振板15を作動させて、車体2側の振
動を抑制し、車体振動や車両の騒音を低減する。このよ
うに電磁式加振機構5による振動抑制の制御には、振動
状態を検出する観測用デバイス20が必要であるが、本
装置では、この観測用デバイス20は、エンジンマウン
ト3と車体2との間に介装されている。
【0022】つまり、観測用デバイス20として圧電素
子等を用いたロードセンサが採用されている。そして、
エンジンマウント3はこのロードセンサ20のみを介し
て車体2側に支承されており、エンジンマウント3と車
体2側との間には隙間Dが形成され、直接には接触して
いなる。これにより、ロードセンサ20は、エンジンマ
ウント3を通じて車体側へ伝達されるエンジン1側から
の荷重に応じた電気信号を出力するようになっている。
【0023】このロードセンサ20の出力信号は、コン
トローラ18に入力されるが、図2に示すように、ロー
ドセンサ20とコントローラ18との間にはA/D変換
器21が介装されており、このA/D変換器21によ
り、ロードセンサ20からのアナログ信号がデジタル信
号に変換された上でコントローラ18に入力されるよう
になっている。
【0024】また、コントローラ18では、ソレノイド
コイル16への電力供給を制御するが、これらのコント
ローラ18とソレノイドコイル16との間にはD/A変
換器22が介装されており、このD/A変換器22によ
り、コントローラ18からのデジタル信号がアナログ信
号に変換された上でソレノイドコイル16の供給電力が
制御されるようになっている。
【0025】そして、コントローラ18では、ロードセ
ンサ20からの出力信号が一定又は略一定となるよう
に、ソレノイドコイル16への電力供給を制御するよう
になっている。ロードセンサ20からの出力信号が一定
又は略一定となるのは、エンジンマウント3を通じて車
体2側へ出力される振動源(ここでは、エンジン)1か
らの荷重変化が0又は略0即ちエンジン1側から車体2
側へ出力される振動が0又は略0となることであり、こ
のような状態が実現するようにソレノイドコイル16へ
の電力供給を制御することで、振動源(エンジン)1か
らの振動は車体側へは全く又は殆ど伝達されなくなる。
【0026】このように、コントローラ18では、振動
源(エンジン)1からの振動を車体側へ伝達しないよう
にソレノイドコイル16への電力供給を制御するように
構成されているのである。本発明の一実施形態としての
振動騒音制御装置は、上述のように構成されているの
で、振動源であるエンジン1の作動に伴いエンジン1自
体に振動が生じると、この振動は、振動騒音制御デバイ
スとして構成されたエンジンマウント3に設けられたパ
ッシブ制御用の流体ダンパ機構4及びアクティブ制御用
の電磁式加振機構5によって吸収されながら、車体2側
への振動伝達が大幅に抑制されるようになる。
【0027】つまり、流体ダンパ機構4では、主液室9
及び副液室10間のオリフィス11を流通する液体12
の抵抗により振動の減衰が行なわれる。また、電磁式加
振機構5では、エンジン1からの振動によるエンジンマ
ウント3から車体2への振動の出力状態に応じてこの振
動出力が0になるように振動を相殺するように加振板1
5の作動が行なわれる。
【0028】すなわち、ロードセンサ20からエンジン
マウント3を通じてエンジン1側から車体2側へ出力さ
れる荷重に応じた電気信号を出力し、このロードセンサ
20の出力信号を受けたコントローラ18では、ロード
センサ20からの出力信号が一定又は略一定となるよう
にソレノイドコイル16への電力供給を制御する。この
際、ロードセンサ20からの信号はA/D変換器21に
よりアナログ信号からデジタル信号に変換され、また、
コントローラ18からの信号はD/A変換器22により
デジタル信号からアナログ信号に変換される。
【0029】このようにして、ロードセンサ20からの
出力信号が一定又は略一定となると、エンジンマウント
3を通じて車体2側へ出力される振動源(エンジン)1
からの荷重変化即ちエンジン1側から車体2側へ出力さ
れる振動が0又は略0となるため、振動源(エンジン)
1からの振動は車体側へは全く又は殆ど伝達されなくな
る。
【0030】これにより、エンジン1の振動は少なくと
もこのエンジンマウント3からは車体2側へ全く又は殆
ど伝達されなくなるのである。このように、本装置で
は、エンジン1の振動が車体2側へ伝達される元の部分
(即ち、エンジンマウント3)で相殺されるので、エン
ジン1を支承するエンジンマウントの全て又は要部にこ
のようなエンジンマウント3を採用することで、車体2
側への振動伝達は大幅に低減されることになる。車体振
動や車室内等の騒音を大幅に低減することができる利点
がある。
【0031】また、一般に、車体2を軽量化すると振動
しやすくなるので、車体2側への振動伝達の低減が十分
でないと車体2側の軽量化にも自ずと限度があったが、
このように、車体2側への振動伝達が大幅に低減される
と、このエンジンマウント3を支承する部位〔基材(ベ
ース)〕をはじめとして車体2側の軽量化しても、車体
の振動やこれに付随する騒音の発生を誘発しにくくな
り、車両の軽量化を実現することができる利点もある。
【0032】そして、観測デバイスとしてのロードセン
サ20は十分に薄くてコンパクトで且つエンジン1等の
荷重を負担しうるものが開発されているので、観測用デ
バイスの設置位置を確保するのが容易となり、また、従
来のように観測用デバイスの設置位置の影響で十分な防
振効果が得られないおそれも解消される。なお、本実施
形態では、エンジン1を支承するエンジンマウントに本
発明の振動騒音制御装置を適用した場合を説明したが、
本発明は、エンジンに限らず自動車のサスペンション
(振動源)と車体との支承部分を始めとして、種々の振
動源とこれを基材に支承させる支承部材との間に観測用
デバイスを設置するなど、種々のものに適用することが
でき、これにより、様々な振動源に対する振動や騒音の
抑制を実現することができる。
【0033】また、観測用デバイスを支承部材と基材と
の間に介装するのでなく、基材側における支承部材に極
めて接近した部位に観測用デバイスを設置するようにし
ても上述の実施形態に近い振動抑制効果を得ることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の振動騒音制御装置によれば、振動源と、該振動源
を設置される基材と、該振動源と該基材との間に介装さ
れる支承部材と、該振動源から該基材への振動入力状態
を検出する検出手段と、該支承部材にそなえられて該振
動源からの振動入力を積極的に減衰制御する振動騒音抑
制機構と、該検出手段で検出された該振動入力状態に応
じて該振動騒音抑制機構の作動を制御する制御手段とを
そなえ、該検出手段が、該支承部材と一体に又は該支承
部材の近傍に設けられるという構成により、該振動騒音
抑制機構を通じて振動源からの振動の基材側への伝達を
その振動源そのもの又は振動源に近い部分で抑制するこ
とが可能となり、基材側での振動や騒音の発生を効率よ
く抑制することができる。これにより、基材側の軽量化
を推進することができるようになる利点もある。
【0035】請求項2記載の本発明の振動騒音制御装置
によれば、振動源と、該振動源を設置される基材と、該
振動源と該基材との間に介装される支承部材と、該振動
源から該基材への振動入力状態を検出する検出手段と、
該支承部材にそなえられて該振動源からの振動入力を積
極的に減衰制御する振動騒音抑制機構と、該検出手段で
検出された該振動入力状態に応じて該振動騒音抑制機構
の作動を制御する制御手段とをそなえ、該検出手段が、
該支承部材と該基材との間に介装されるという構成によ
り、該振動騒音抑制機構を通じて振動源からの振動の基
材側への伝達をその振動源そのもので抑制することが可
能となり、基材側での振動や騒音の発生を効率よく抑制
することができる。これにより、基材側の軽量化を推進
することができるようになる。また、検出手段の設置位
置を確保するのが容易となり、また、従来のように検出
手段の設置位置の影響で十分な防振効果が得られないお
それも解消される。
【0036】請求項3記載の本発明の振動騒音制御装置
によれば、請求項2記載の装置において、該検出手段が
ロードセンサであるという構成により、該振動騒音抑制
機構を通じて振動源から基材側へ伝達しようとする振動
の検出を容易に行なえ、基材側への伝達をその振動源そ
のもので抑制することが容易になり、基材側での振動や
騒音の発生を効率よく抑制することができる。また、検
出手段の設置位置を確保するのが容易となり、また、従
来のように検出手段の設置位置の影響で十分な防振効果
が得られないおそれも解消される。
【0037】請求項4記載の本発明の振動騒音制御装置
によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の装置におい
て、該基材が自動車の車体であるという構成により、自
動車の車体の振動や車室内の騒音低減に寄与しうる効果
がある。請求項5記載の本発明の振動騒音制御装置によ
れば、請求項4記載の装置において、該振動源が自動車
用エンジンであって、該支承部材がエンジンマウントで
あるという構成により、エンジン振動の車室内への伝達
を抑制できて、自動車の車体の振動や車室内の騒音低減
に寄与しうる効果がある。
【0038】請求項6記載の本発明の振動騒音制御装置
によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の装置におい
て、該支承部材に、該振動騒音抑制機構とともに該振動
源からの振動入力を流体の粘性によって減衰させる振動
減衰機構がそなえられるという構成により、振動騒音の
抑制効果がより一層大きくなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての振動騒音制御装置
を車体への模式的な装着状態で示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態としての振動騒音制御装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図3】従来の振動騒音制御装置を車体への模式的な装
着状態で示す断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン(振動源) 2 車体(基材) 3 振動騒音制御デバイスとしてのエンジンマウント
(支承部材) 4 パッシブ制御用流体ダンパ機構(振動減衰機構) 5 アクティブ制御用電磁式加振機構(振動騒音抑制機
構) 6 エンジン側取付部 7 車体側取付部 8 可撓部 9 主液室 10 副液室 11 オリフィス 12 振動減衰用液体 13,14 ダイヤフラム 15 加振板 16 ソレノイドコイル 17 磁石 18 コントローラ 20 振動検出手段(観測用デバイス)としてのロード
センサ 21 A/D変換器 22 D/A変換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動源と、該振動源を設置される基材
    と、該振動源と該基材との間に介装される支承部材と、
    該振動源から該基材への振動入力状態を検出する検出手
    段と、該支承部材にそなえられて該振動源からの振動入
    力を積極的に減衰制御する振動騒音抑制機構と、該検出
    手段で検出された該振動入力状態に応じて該振動騒音抑
    制機構の作動を制御する制御手段とをそなえ、 該検出手段が、該支承部材と一体に又は該支承部材の近
    傍に設けられていることを特徴とする、振動騒音制御装
    置。
  2. 【請求項2】 振動源と、該振動源を設置される基材
    と、該振動源と該基材との間に介装される支承部材と、
    該振動源から該基材への振動入力状態を検出する検出手
    段と、該支承部材にそなえられて該振動源からの振動入
    力を積極的に減衰制御する振動騒音抑制機構と、該検出
    手段で検出された該振動入力状態に応じて該振動騒音抑
    制機構の作動を制御する制御手段とをそなえ、 該検出手段が、該支承部材と該基材との間に介装されて
    いることを特徴とする、振動騒音制御装置。
  3. 【請求項3】 該検出手段がロードセンサであることを
    特徴とする、請求項2記載の振動騒音制御装置。
  4. 【請求項4】 該基材が自動車の車体であることを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれかに記載の振動騒音制御
    装置。
  5. 【請求項5】 該振動源が自動車用エンジンであって、
    該支承部材がエンジンマウントであることを特徴とす
    る、請求項4記載の振動騒音制御装置。
  6. 【請求項6】 該支承部材に、該振動騒音抑制機構とと
    もに該振動源からの振動入力を流体の粘性によって減衰
    させる振動減衰機構がそなえられていることを特徴とす
    る、請求項1〜5のいずれかに記載の振動騒音制御装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004050938A (ja) * 2002-07-18 2004-02-19 Honda Motor Co Ltd 能動型防振装置の制御方法
US7231052B2 (en) 2002-07-18 2007-06-12 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vibration-isolating and sound isolating system for vehicle
JP2013036592A (ja) * 2011-08-11 2013-02-21 Kyb Co Ltd 緩衝器
US10421348B2 (en) 2016-09-28 2019-09-24 Honda Motor Co., Ltd. Active vibration damping device

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