JPH09272090A - ロボットシステム - Google Patents

ロボットシステム

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Publication number
JPH09272090A
JPH09272090A JP8281596A JP8281596A JPH09272090A JP H09272090 A JPH09272090 A JP H09272090A JP 8281596 A JP8281596 A JP 8281596A JP 8281596 A JP8281596 A JP 8281596A JP H09272090 A JPH09272090 A JP H09272090A
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JP
Japan
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work
posture
signal
robot system
distance sensor
Prior art date
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Application number
JP8281596A
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English (en)
Inventor
Shiyoutarou Iwata
彰太郎 岩田
Shinichi Kurita
伸一 栗田
Masahiro Takeda
昌弘 竹田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のロボットシステムは、画像処理装置を
使用するためコスト高になるばかりか、ワークの表面状
態が皺や汚れによってカメラによる認識に悪影響がある
ばかりか、環境(例えば外乱光、埃)の影響を受ける。 【解決手段】 この発明に係わるロボットシステムは、
把持部と連動しワーク5との間の高さを検出する距離セ
ンサ1を有し、この距離センサを前記ワークに対して水
平方向及び前記水平方向と垂直に交わる方向に走査させ
ることにより、予め認識されている前記ワークのサイズ
情報及び前記距離センサの座標位置と信号の高さ変化か
ら、前記ワークの高さと水平位置とを認識するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを荷降ろ
しし、所定のプレース位置に投入するロボットシステム
で、把持ワーク位置をセンシングするための技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図25は従来のロボットシステムの要部
を示す斜視図である。このロボットシステムは、物流倉
庫などの作業で、荷(ワーク)を積み上げたパレットか
らワークを荷降ろしし、所定のプレース位置、たとえば
コンベア上に投入するシステムである。図において、5
はワーク、7はハンド、また、8はワークを把持するた
めの吸着パッド、9はロボットアームのフランジであ
リ、100はカメラ、101は認識ターゲット(文字
「B」)である。ワーク5の位置を認識するためにハン
ド7にワーク5を認識すための手段としてカメラ100
を装着し、ワーク5上の印刷文字、マークの画像処理を
実施することによってワーク5の位置認識を実行してい
た。
【0003】次に動作について説明する。図25におい
て、カメラ100はケーブルを介して画像処理装置に接
続されており、画像処理対象ターゲットとして、例えば
認識ターゲット101(文字「B」)の位置を認識させ
る。この時、認識させるために、通常あらかじめ文字の
パターンを登録しておいたり、文字画像の図形特徴量
(面積値や外接四角形のたて/よこ比など)のパラメー
タ設定をあらかじめ実行する。カメラ100は常に同一
文字の位置を認識することによって、ワークの位置を特
定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボットシステ
ムは、以上のように構成されているので、画像処理装置
を使用するためコスト高になるばかりか、ワーク5(袋
物)の表面状態が皺や汚れによってカメラ100による
認識に悪影響があるばかりか、環境(例えば外乱光、
埃)の影響を受ける。また、表面ワークの文字やマーク
が変更されたり、パレット内で異なる文字、マークが混
在(ワークが裏返しに置かれた場合など)している場合
には非常に対処しづらいなどの問題があった。また、ワ
ークの積付けパターンがあらかじめ既知でない場合には
ワークの姿勢の判別が困難となる場合があった。たとえ
ば、隣接ワークと非常に密に接している場合には、距離
センサ信号の片方の信号(立ち上がり信号)がうまくと
れない場合があるからである。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、コストを抑えられるばかりか、
ワーク表面の皺や汚れにも影響を受けにくく、環境にも
影響されにくいロボットシステムを得ることを目的とし
ている。また、ワーク表面の文字、マークには全く影響
を受けないため、パレット内での異なる文字、マークが
混在しても対処できるロボットシステムを得ることを目
的としている。また、ワークの積付けパターンがあらか
じめ既知でない場合にもワークの姿勢の判別を行えるロ
ボットシステムを得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるロボッ
トシステムは、把持部と連動しワークとの間の高さを検
出する距離センサを有し、この距離センサを前記ワーク
に対して水平方向及び前記水平方向と垂直に交わる方向
に走査させることにより、予め認識されている前記ワー
クのサイズ情報及び前記距離センサの座標位置と信号の
高さ変化から、前記ワークの高さと水平位置とを認識す
るものである。
【0007】また、距離センサーから得られた高さ信号
から、ワークの両端位置を特定する高さ信号の立ち上が
り位置とそれに対になる立ち下がり位置を検出するもの
である。
【0008】また、距離センサから得られワークの両端
位置を特定する高さ信号のうち一方の位置を検出し、前
記ワークのサイズ情報とからワーク両端位置を求めるも
のである。
【0009】また、時間の経過に対して得られた高さ信
号をもとに時間−高さ信号マップを作成し、走査時の開
始点から終点までの動作パターンを予め認識させておく
ことによリ、高さ信号の読み込みを終えたあとに読み込
み時刻における位置を算出し、前記作成された時間−高
さ信号マップを位置−高さ信号マップに対応させるもの
である。
【0010】また、平行に位置をずらした複数回の走査
でワーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの
傾きを求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査
するものである。
【0011】また、距離センサを複数にし、一度の走査
でワーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの
傾きを求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査
するものである。
【0012】また、ワークを一度把持し、ずらした位置
で再度走査動作させ、求められたワークの端点間の距離
とワークサイズによりワーク姿勢を判別するものであ
る。
【0013】また、ワークが長辺と短辺からなる矩形状
を呈しており、ワークの長辺より短く、短辺より長い間
をおいて装着された一対のワーク姿勢判別センサーを有
し、前記ワークを把持し、所定の距離離れた状態で前記
一対のワーク姿勢判別センサーの信号のON/OFFの
組合わせによりワークの姿勢を判別し、ワークプレース
時にワークの姿勢を合わせるようにしたものである。
【0014】また、把持された長辺と短辺からなる矩形
状を呈するワークを載置し必要により回転させる回転テ
ーブルを有するコンベアを備えたロボットシステムにお
いて、ワークの長辺より短く、短辺より長い間をおいて
前記コンベアにコンベアの搬送方向とクロスして装着さ
れた一対のワーク姿勢判別センサーを有し、前記把持さ
れたワークが前記コンベアの回転テーブルに載置された
とき、前記一対のワーク姿勢判別センサーの信号のON
/OFFの組合わせにより前記ワークの姿勢を判別し、
前記回転テーブルによりワークの姿勢を合わせるように
したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1は、この発明の実施の形態1によるロボットシステ
ムの要部を示す斜視図である。図1において、図25と
同一のものは同じ符号を付して説明を省略する。距離セ
ンサ1は計測ビームがロボットが動作する座標平面(X
−Y平面)に基本的に垂直になるよう配置する。図2は
ロボットシステム全体の構成を示しており、距離センサ
1、計算機ユニット2、ロボット制御盤3、ロボット本
体4で構成される。
【0016】図1で、距離センサ1を走査するために、
ロボットのハンド7を直線的に動作させる。この時、距
離センサ1のビームが互いに直行する方向に走査する。
例えば、ロボットの座標軸のX方向に走査するとともに
Y方向に走査する。1回の走査でセンサの計測ビーム
は、センシング点の集合で1直線分相当のセンサからの
距離データ(X方向計測点、Y方向計測点)を得る。図
2で、距離センサ1からの信号は計算機ユニット2で処
理され、処理結果をロボット制御盤3に渡す。11 は
アナログ/デジタル変換器である。すなわち、距離セン
サ1をワーク5に対して水平方向及び水平方向と垂直に
交わる方向に走査させることにより、予め認識されてい
るワーク5のサイズ情報及びロボットの座標位置と距離
センサ1の信号の高さ変化から、ワーク5の高さと水平
位置とを認識する。
【0017】また、信号処理装置としては、例えばパソ
コンといった安価な計算機を用いており、距離センサ1
はその検出原理(例えばレーザー式であればレーザービ
ームの散乱光を集光し三角測量の原理で距離を求める)
から、走査し直線的に検出するという使い方を含めてワ
ーク5表面の皺や汚れには影響されにくい。また、視覚
的に画像を捕えるといったセンサの検出原理ではないた
め外乱光やほこりといった環境にはきわめて強い。そし
て、表面の印刷文字、マークが異なるワークの混在にも
設定やプログラムを変更する必要なく対応できる。な
お、距離センサ1は、上記レーザービーム方式に限るも
のでなく、方向指向の良いものであれば、他の方法によ
るものでも良い。以上により、装置が安価にでき、ま
た、周囲の環境に影響の受けにくいセンシングシステム
をともなったロボットシステムが実現することができ
る。
【0018】実施の形態2 図3は、この発明の実施の形態2によるロボットシステ
ムにおける距離センサ信号の両端信号を求めるフローチ
ャートである。ステップ31でデータの初期化とセンサ
信号の読込み、ステップ32でセンサ信号のノイズ除去
と前処理、ステップ33でローカル(局所的に)な微分
値の最小値を求め、ここで信号の立ち下がりを求める。
さらにステップ34でローカルな微分値の最大値を求
め、信号の立ち上がり位置を求める。
【0019】ステップ32のセンサ信号のノイズ除去で
は、図4のアルゴリズムで1点のノイズを除去する。図
5は,この時のノイズの定義である。ステップ33では
ステップ32でノイズを除去した距離信号を元に、図6
の微分値の極小値を求めるアルゴリズムに従い、 微分値が極小になるところ = 距離信号の立ち下がり位
置 としてその検出を行う。
【0020】ステップ34ではステップ33と同様に、
図7の微分値を求めるアルゴリズムに従い、 微分値が極大になるところ = 距離信号の立ち上がり位
置 としてその検出を行う。以上により、ワークの両端位置
を特定する高さ信号の立ち上がり位置とそれに対になる
立ち下がり位置を検出することにより、正確にワーク位
置を認識できる。
【0021】実施の形態3 図8は、この発明の実施の形態3によるロボットシステ
ムにおいて、ワークサイズ情報と距離信号の立下がり位
置から距離信号の立上がり位置を求めるフローチャート
である。ステップ81ではデータの初期化とセンサ信号
の読込みを行い、ステップ82ではステップ81で得ら
れた距離信号に含まれるノイズの消去と前処理を行う。
図4のアルゴリズムにしたがって、図5の様な形で表わ
れるワーク表面のギャップ、ノイズを除去する。
【0022】ステップ83ではノイズを除去した距離信
号を元に、図4の微分値の極小値を求めるアルゴリズム
に従い、 微分値が極小になるところ = 距離信号の立ち下がり位
置 としてその検出を行う。
【0023】ステップ84では距離信号の立ち下がり位
置とあらかじめ与えられているワークのサイズ(L寸、
W寸)情報から 距離信号の立ち下がり位置 =距離信号の立ち上がり位
置+(アームの走査方向の)ワークの長さ として、その位置を特定する(図9)。以上により、距
離センサから得られワークの両端位置を特定する高さ信
号のうち一方の位置を検出し、ワークのサイズ情報とか
らワーク両端位置を求めることにより、一方の端信号の
位置からワーク位置が特定でき、隣接ワークが密着して
いてもワークの位置が認識できる。
【0024】実施の形態4 図10は、この発明の実施の形態4によるロボットシス
テムにおいて、時間変化に対する距離センサーの信号を
位置に対応させるフローチャートである。図10のフロ
ーチャートにおいて、ステップ101ではロボットを走
査し、ロボットのアームの先端についている距離センサ
を用いてセンサからワークまでの距離信号を測定する。
ステップ102では測定時間を横軸(X軸)とし、その
時刻に得られた距離信号を縦軸(Y軸)として時間−距
離信号マップを作成する。
【0025】ステップ103では、ロボットアームを走
査させるために必要な既知の速度パターンv(t)を用
いると、走査をはじめてからt秒後のアームの位置 p
(t)が p(t)=∫ v(t)dt+ p(0) と表わせることを用いて、その時刻 t におけるアーム
の位置 p(t)を計算する。
【0026】ステップ104ではステップ103で求め
たアームの位置 p(t)を横軸(X軸)、距離信号を
縦軸(Y軸)として図11のアーム位置−距離信号マッ
プを作成する。ロボットのアームの先端につけられた距
離センサー1から得られる距離信号とロボットのアーム
の位置からアーム位置−距離信号マップを作成するにあ
たって、距離信号を読み込むごとにアーム位置の計算を
する方法はアーム位置の計算時間が信号を読み取る周期
より必ずしも短いという保証がないために適していな
い。 この実施の形態では、あらかじめロボットのアー
ムの動作パターンをあらかじめ計算器内部に持たせてお
くことによって、必要な距離信号の読み込みを終えたあ
とに読み込み時刻におけるロボットのアームの位置を算
出させることができるため、時間−距離信号マップをア
ーム位置−距離信号マップに対応させることができ、正
確にセンサーの距離(位置)と信号レベルとの関係が得
られる。
【0027】実施の形態5 図12は、この発明の実施の形態5によるロボットシス
テムの要部を示す斜視図である。図12において、距離
センサ1を複数台装着し、距離センサ1を走査するため
に、ロボットのハンド7を直線的に動作させる。図2
で、距離センサ1からの信号は計算機ユニット2で処理
され、処理結果をロボット制御盤3に渡す。図13に、
ロボットのハンド7に距離センサ1を複数台装着し、一
度の走査でワーク端の信号を得ることにより、ワーク5
の傾きを求める手段を示すフローチャートを示す。
【0028】まず、ロボットを動作させることにより、
図13に示すワーク上を計測するステップ131がスタ
ートする。次に計算機ユニットにて、距離センサー1の
ワークの端点位置L1a、L1bを求めるステップ13
2がスタートする。次に同様に距離センサー2のワーク
の端点位置L2a、L2bを求めるステップ133がス
タートする。次にL1a、L1b間の距離D1を求める
(ステップ134)。同様に次にL2a、L2b間の距
離D2を求める(ステップ135)。D1とD2を比較
することによりワーク5の対向する辺を各々横切ってセ
ンサーが通過したかどうかを判断する(ステップ13
6)。対向辺をセンサーが通過しなかった場合は位置を
ずらして再度計測する(ステップ141)。対向辺をセ
ンサーが通過した場合はワーク端点位置L1a、L2a
によりワークの傾きを求める(ステップ137)。求め
た傾きに合わせ端点位置L1aとL1bの中間のワーク
上を計測する(ステップ138)。ステップ138で求
められた端点位置によりワーク中心位置を求める(ステ
ップ139)。求められたワークの中心によりワークを
把持する(ステップ140)。以上により、ワークの傾
きに合わせワーク上を走査することにより、ワークが傾
いてプレースされている場合でも、正確にワーク位置を
認識できる。なお、ロボットのハンド7に距離センサ1
を複数台装着し、一度の走査でワーク端の信号を得るこ
とにより、ワーク5の傾きを求める方法を述べたが、一
台の距離センサ1を位置をずらして平行に走査しても、
ワーク5の傾きを求めることができる。
【0029】実施の形態6 図14は、この発明の実施の形態6によるロボットシス
テムにおいて、ワーク把持毎に距離センサーを毎回走査
して運用することを説明するための図である。図15
は、この発明の実施の形態6によるロボットシステムに
おいて、ワーク把持毎に距離センサーを毎回走査して運
用するフローチャートである。
【0030】まず、ロボットを動作させることにより、
図15に示すワーク上を走査するステップ150がスタ
ートする。次に計算機ユニットにてワークの中心を求め
る(ステップ151)。求められたワークの中心により
ワークを把持する(ステップ152)。ステップ153
でワークをすべて把持したかを判断し、パレット上にワ
ークが有ればワーク上を走査するステップ150に戻
る。以上により、1個のワークを把持する毎に距離セン
サーを毎回走査させるため、隣接ワークが位置ずれして
も把持する直前に位置検出を行うので対応が可能とな
る。
【0031】実施の形態7 図16は、この発明の実施の形態7によるロボットシス
テムにおいて、パレット1段ごとに毎回センサーを走査
させて運用することを説明するための図である。図17
は、1段のワークを把持するごとに毎回走査動作させる
ことにより把持する手段を示すフローチャートである。
【0032】まず、ロボットを動作させることにより、
図17に示すパレット上を走査するステップ171がス
タートする。次に計算機ユニットにて1段のワークの中
心位置を求める(ステップ172)。求められたワーク
の中心により1段分のワークを把持する(ステップ17
3)。ステップ174でワークをすべて把持したかを判
断し、パレット上にワークが有ればワーク上を走査する
ステップ171に戻る。以上により、1段のワークを把
持するごとに毎段走査動作させるため、ロボットの動作
タクトが有利となる。
【0033】実施の形態8 図18は、この発明の実施の形態8によるロボットシス
テムの要部構成及び動作を説明する図である。図18に
おいて、ハンド7に一対のワーク姿勢判別センサー10
a,10bをワークの長辺が2個の距離センサー1を結
ぶライン方向とクロスするよう装着させ、ワークの姿勢
(0°、90°)を判別し、ワークプレース時に姿勢を
合わせるようロボットシステムを運用する。図19は、
ハンド7に一対の姿勢判別センサー10a10bをワー
クの長辺が2個の距離センサ1ーを結ぶライン方向とク
ロスするよう装着させ、プレース時に姿勢を合わせるよ
うにする手段を示すフローチャートである。
【0034】まず、ワークを把持しワーク姿勢判別セン
サー10a,10bが動作に支障がない程度までハンド
7を上昇させる(ステップ191)。次に一対のワーク
姿勢判別センサー10a,10bのON,OFFにより
ワークの向きを判別する(ステップ192)。この時把
持しているワークの姿勢によって、ワーク姿勢判別セン
サーの動作が変化する。図18(a)はワークが90°
姿勢が傾いた状態、図18(b)はワークの姿勢が0°
の状態を示している。図18(a)のように、90°回
転した状態で把持していると、片側の姿勢判別センサー
がON,もう片側はOFFの組合わせとなる。また、図
18(b)では正規姿勢(0°姿勢)で把持した状態で
あるが、姿勢判別センサー10a,10bの信号はOF
F/OFFとなる。2個の姿勢判別センサーがともにO
FF/OFFであれば、投入動作(ステップ193)、
2個のいづれかがONとなっていれば、把持しているワ
ークを離し0°姿勢となるよう再度把持(ステップ19
4)し、投入動作に移る(図20)。以上により、ワー
クを把持し、所定の距離離れた状態で一対のワーク姿勢
判別センサーの信号のON/OFFの組合わせによりワ
ークの姿勢を判別し、ワークプレース時にワークの姿勢
を合わせるようにしたことにより、簡易な構成で簡単に
ワークの姿勢が判定できる。
【0035】実施の形態9 図21は、この発明の実施の形態9によるロボットシス
テムの要部を模式的に示す斜視図及び平面図であり、コ
ンベア21にワークの姿勢(0°、90°)を判別する
姿勢判別センサー(ビームセンサー)22a、22bを
装着させ、姿勢判別センサー22a、22bのON,O
FFにより回転テーブル20を回転させることにより姿
勢を合わせるよう構成されている。図22に、ロボット
にてワークを把持し、搬送、プレース後、ワークの姿勢
(0°、90°)を判別するために、コンベア21に一
対(2個)の姿勢判別センサー22a、22bをワーク
の長辺が2個の姿勢判別センサー22a、22bを結ぶ
ライン方向とクロスするよう装着させ、センサー信号の
ON/OFFによって回転テーブル20を回転させるこ
とにより姿勢を合わせるコンベア装置を有するロボット
システムのフローチャートを示す。
【0036】まず、ロボットにてワークを把持し、搬
送、プレース後(ステップ221)、次に一対の姿勢判
別センサー22a、22bのON,OFFによりワーク
の向きを判別する(ステップ222)。センサーの信号
がともにOFFなら、そのままの姿勢でコンベア搬送を
行う(ステップ224)。ワークの姿勢が投入姿勢と異
なるならばテーブルを90°回転して投入する(ステッ
プ223)。以上により、ロボットの動作とは無関係に
コンベアで判定できるため、ロボット動作タクト的には
有利となる効果がある。
【0037】実施の形態10 図23は、この発明の実施の形態10によるロボットシ
ステムの動作説明図であり、ロボットにてワークを一度
把持し、一度ずらした位置にて再度走査動作させ、距離
センサ信号とワーク端の長辺、短辺の長さとを照合させ
ることによってワーク姿勢(0°、90°)を判別し、
再度把持動作させるよう構成されている。図24に、ロ
ボットにてワークを一度把持し、一度ずらした位置にて
再度走査動作させ、ワーク端の長辺、短辺の長さとを照
合させることによってワーク姿勢(0°、90°)を判
別し、再度把持動作させるよう運用させる手段のフロー
チャートを示す。
【0038】まず、ステップ241からステップ242
によりワークの中心位置(仮想中心)を求める。ステッ
プ243により1個のワークを把持し移動する。移動し
たワーク上を再度走査しワークの端点を求める(ステッ
プ244)。求められたワークの端点間の距離とワーク
サイズによりワーク姿勢を判別する(ステップ24
5)。ワーク姿勢の判別されたワークを再度把持する
(ステップ246)。最後に所定の場所に投入する(ス
テップ247)。以上により、余分なセンサーを追加し
たりすることなくワークの姿勢判定ができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、把持
部と連動しワークとの間の高さを検出する距離センサを
有し、この距離センサを前記ワークに対して水平方向及
び水平方向と垂直に交わる方向に走査させることによ
り、予め認識されているワークのサイズ情報及び距離セ
ンサの座標位置と信号の高さ変化から、ワークの高さと
水平位置とを認識することにより、装置が安価にできま
た、周囲の環境に影響の受けにくいセンシングシステム
をともなったロボットシステムが実現する効果がある。
【0040】また、距離センサーから得られた高さ信号
から、ワークの両端位置を特定する高さ信号の立ち上が
り位置とそれに対になる立ち下がり位置を検出すること
により、正確にワーク位置を認識できる。
【0041】また、距離センサから得られワークの両端
位置を特定する高さ信号のうち一方の位置を検出し、ワ
ークのサイズ情報とからワーク両端位置を求めることに
より、一方の端信号の位置からワーク位置が特定でき、
隣接ワークが密着していてもワークの位置が認識でき
る。
【0042】また、時間の経過に対して得られた高さ信
号をもとに時間−高さ信号マップを作成し、走査時の開
始点から終点までの動作パターンを予め認識させておく
ことによリ、高さ信号の読み込みを終えたあとに読み込
み時刻における位置を算出し、作成された時間−高さ信
号マップを位置−高さ信号マップに対応させることによ
り、正確にセンサーの距離(位置)と信号レベルとの関
係が得られる。
【0043】また、平行に位置をずらした複数回の走査
でワーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの
傾きを求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査
することにより、ワークが傾いてプレースされている場
合でも、正確にワーク位置を認識できる。
【0044】また、距離センサを複数にし、一度の走査
でワーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの
傾きを求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査
することにより、走査動作を1個搭載の場合に比べて少
なくでき、このため全体のロボット動作タクトにも有利
である。
【0045】また、ワークを一度把持し、ずらした位置
で再度走査動作させ、求められたワークの端点間の距離
とワークサイズによりワーク姿勢を判別することによ
り、余分なセンサーを追加したりすることなくワークの
姿勢判定ができる。
【0046】また、ワークが長辺と短辺からなる矩形状
を呈しており、ワークの長辺より短く、短辺より長い間
をおいて装着された一対のワーク姿勢判別センサーを有
し、ワークを把持し、所定の距離離れた状態で一対のワ
ーク姿勢判別センサーの信号のON/OFFの組合わせ
によりワークの姿勢を判別し、ワークプレース時にワー
クの姿勢を合わせるようにしたことにより、簡易な構成
で簡単にワークの姿勢が判定できる。
【0047】また、把持された長辺と短辺からなる矩形
状を呈するワークを載置し必要により回転させる回転テ
ーブルを有するコンベアを備えたロボットシステムにお
いて、ワークの長辺より短く、短辺より長い間をおいて
コンベアにコンベアの搬送方向とクロスして装着された
一対のワーク姿勢判別センサーを有し、把持されたワー
クがコンベアの回転テーブルに載置されたとき、一対の
ワーク姿勢判別センサーの信号のON/OFFの組合わ
せによりワークの姿勢を判別し、回転テーブルによりワ
ークの姿勢を合わせるようにしたことにより、ロボット
の動作とは無関係に固定装置側で判定できるため、ロボ
ット動作タクト的には有利となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるロボットシス
テムの要部を示す斜視図である。
【図2】 ロボットシステム全体の構成を示す概略構成
図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるロボットシス
テムにおける距離センサ信号の両端信号を求めるフロー
チャートである。
【図4】 読み込まれた信号のノイズ除去のためのアル
ゴリズムである。
【図5】 ノイズの定義を示す図である。
【図6】 ローカルな最少値を求めるアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図7】 ローカルな最大値を求めるアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3によるロボットシス
テムにおいて、ワークサイズ情報と距離信号の立下がり
位置から距離信号の立上がり位置を求めるフローチャー
トである。
【図9】 この発明の実施の形態3により得られた時間
−距離信号マップを示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4によるロボットシ
ステムにおいて、時間変化に対する距離センサーの信号
を位置に対応させるフローチャートである。
【図11】 時間変化に対する距離センサーの信号を位
置に対応させることを説明する図である。
【図12】 この発明の実施の形態5によるロボットシ
ステムの要部を示す斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態5により、ワークの
傾きを求め、ワークの中心を求める手段を示すフローチ
ャートである。
【図14】 この発明の実施の形態6によるロボットシ
ステムにおいて、ワーク把持毎に距離センサーを毎回走
査して運用することを説明するための図である。
【図15】 この発明の実施の形態6によるロボットシ
ステムにおいて、ワーク把持毎に距離センサーを毎回走
査して運用するフローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態7によるロボットシ
ステムにおいて、パレット1段ごとに毎回センサーを走
査させて運用することを説明するための図である。
【図17】 この発明の実施の形態7によるロボットシ
ステムにおいて、1段のワークを把持する毎に距離セン
サーを毎回走査して運用するフローチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態8によるロボットシ
ステムの要部構成及び動作を説明する図である。
【図19】 この発明の実施の形態8によるロボットシ
ステムにおいて、ワークプレース時に姿勢を合わせるよ
うにする手段を示すフローチャートである。
【図20】 パレットにおいて、ワークの把持位置を説
明する図である。
【図21】 この発明の実施の形態9によるロボットシ
ステムの要部を模式的に示す斜視図及び平面図である。
【図22】 この発明の実施の形態9によるロボットシ
ステムにおいて、コンベア側で、ワークの姿勢を判別す
る手段を示すフローチャートである。
【図23】 この発明の実施の形態10によるロボット
システムの動作説明図である。
【図24】 この発明の実施の形態10によるロボット
システムにおいて、ワークの姿勢を判別する手段を示す
フローチャートである。
【図25】 従来のロボットシステムの要部を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 距離センサー、2 計算機ユニット、3 ロボット
制御盤、4 ロボット本体、5 ワーク、7 ハンド、
8 吸着パッド、9 ロボットフランジ 、10a,1
0b 姿勢判別センサー、11 A/D変換器 、20
回転テーブル、21 コンベア、22a,22b 姿
勢判別センサー、100 カメラ、101 認識ターゲ
ット。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ロボットシステム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークを荷降ろ
しし、所定のプレース位置に投入するロボットシステム
で、把持ワーク位置をセンシングするための技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図25は従来のロボットシステムの要部
を示す斜視図である。このロボットシステムは、物流倉
庫などの作業で、荷(ワーク)を積み上げたパレットか
らワークを荷降ろしし、所定のプレース位置、たとえば
コンベア上に投入するシステムである。図において、5
はワーク、7はハンド、また、8はワークを把持するた
めの吸着パッド、9はロボットアームのフランジであ
リ、100はカメラ、101は認識ターゲット(文字
「B」)である。ワーク5の位置を認識するためにハン
ド7にワーク5を認識すための手段としてカメラ100
を装着し、ワーク5上の印刷文字、マークの画像処理を
実施することによってワーク5の位置認識を実行してい
た。
【0003】次に動作について説明する。図25におい
て、カメラ100はケーブルを介して画像処理装置に接
続されており、画像処理対象ターゲットとして、例えば
認識ターゲット101(文字「B」)の位置を認識させ
る。この時、認識させるために、通常あらかじめ文字の
パターンを登録しておいたり、文字画像の図形特徴量
(面積値や外接四角形のたて/よこ比など)のパラメー
タ設定をあらかじめ実行する。カメラ100は常に同一
文字の位置を認識することによって、ワークの位置を特
定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボットシステ
ムは、以上のように構成されているので、画像処理装置
を使用するためコスト高になるばかりか、ワーク5(袋
物)の表面状態が皺や汚れによってカメラ100による
認識に悪影響があるばかりか、環境(例えば外乱光、
埃)の影響を受ける。また、表面ワークの文字やマーク
が変更されたり、パレット内で異なる文字、マークが混
在(ワークが裏返しに置かれた場合など)している場合
には非常に対処しづらいなどの問題があった。また、ワ
ークの積付けパターンがあらかじめ既知でない場合には
ワークの姿勢の判別が困難となる場合があった。たとえ
ば、隣接ワークと非常に密に接している場合には、距離
センサ信号の片方の信号(立ち上がり信号)がうまくと
れない場合があるからである。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、コストを抑えられるばかりか、
ワーク表面の皺や汚れにも影響を受けにくく、環境にも
影響されにくいロボットシステムを得ることを目的とし
ている。また、ワーク表面の文字、マークには全く影響
を受けないため、パレット内での異なる文字、マークが
混在しても対処できるロボットシステムを得ることを目
的としている。また、ワークの積付けパターンがあらか
じめ既知でない場合にもワークの姿勢の判別を行えるロ
ボットシステムを得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるロボッ
トシステムは、把持部と連動しワークとの間の高さを検
出する距離センサを有し、この距離センサを前記ワーク
に対して水平方向及び前記水平方向と垂直に交わる方向
に走査させることにより、予め認識されている前記ワー
クのサイズ情報及び前記距離センサの座標位置と信号の
高さ変化から、前記ワークの高さと水平位置とを認識す
るものである。
【0007】また、距離センサーから得られた高さ信号
から、ワークの両端位置を特定する高さ信号の立ち上が
り位置とそれに対になる立ち下がり位置を検出するもの
である。
【0008】また、距離センサから得られワークの両端
位置を特定する高さ信号のうち一方の位置を検出し、前
記ワークのサイズ情報とからワーク両端位置を求めるも
のである。
【0009】また、時間の経過に対して得られた高さ信
号をもとに時間−高さ信号マップを作成し、走査時の開
始点から終点までの動作パターンを予め認識させておく
ことによリ、高さ信号の読み込みを終えたあとに読み込
み時刻における位置を算出し、前記作成された時間−高
さ信号マップを位置−高さ信号マップに対応させるもの
である。
【0010】また、平行に位置をずらした複数回の走査
でワーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの
傾きを求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査
するものである。
【0011】また、距離センサを複数にし、一度の走査
でワーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの
傾きを求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査
するものである。
【0012】また、ワークを一度把持し、ずらした位置
で再度走査動作させ、求められたワークの端点間の距離
とワークサイズによりワーク姿勢を判別するものであ
る。
【0013】また、ワークが長辺と短辺からなる矩形状
を呈しており、ワークの長辺より短く、短辺より長い間
をおいて装着された一対のワーク姿勢判別センサーを有
し、前記ワークを把持し、所定の距離離れた状態で前記
一対のワーク姿勢判別センサーの信号のON/OFFの
組合わせによりワークの姿勢を判別し、ワークプレース
時にワークの姿勢を合わせるようにしたものである。
【0014】また、把持された長辺と短辺からなる矩形
状を呈するワークを載置し必要により回転させる回転テ
ーブルを有するコンベアを備えたロボットシステムにお
いて、ワークの長辺より短く、短辺より長い間をおいて
前記コンベアにコンベアの搬送方向とクロスして装着さ
れた一対のワーク姿勢判別センサーを有し、前記把持さ
れたワークが前記コンベアの回転テーブルに載置された
とき、前記一対のワーク姿勢判別センサーの信号のON
/OFFの組合わせにより前記ワークの姿勢を判別し、
前記回転テーブルによりワークの姿勢を合わせるように
したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】 実施の形態1 図1は、この発明の実施の形態1によるロボットシステ
ムの要部を示す斜視図である。図1において、図25と
同一のものは同じ符号を付して説明を省略する。距離セ
ンサ1は計測ビームがロボットが動作する座標平面(X
−Y平面)に基本的に垂直になるよう配置する。図2は
ロボットシステム全体の構成を示しており、距離センサ
1、計算機ユニット2、ロボット制御盤3、ロボット本
体4で構成される。
【0016】図1で、距離センサ1を走査するために、
ロボットのハンド7を直線的に動作させる。この時、距
離センサ1のビームが互いに直行する方向に走査する。
例えば、ロボットの座標軸のX方向に走査するとともに
Y方向に走査する。1回の走査でセンサの計測ビーム
は、センシング点の集合で1直線分相当のセンサからの
距離データ(X方向計測点、Y方向計測点)を得る。図
2で、距離センサ1からの信号は計算機ユニット2で処
理され、処理結果をロボット制御盤3に渡す。11 は
アナログ/デジタル変換器である。すなわち、距離セン
サ1をワーク5に対して水平方向及び水平方向と垂直に
交わる方向に走査させることにより、予め認識されてい
るワーク5のサイズ情報及びロボットの座標位置と距離
センサ1の信号の高さ変化から、ワーク5の高さと水平
位置とを認識する。
【0017】また、信号処理装置としては、例えばパソ
コンといった安価な計算機を用いており、距離センサ1
はその検出原理(例えばレーザー式であればレーザービ
ームの散乱光を集光し三角測量の原理で距離を求める)
から、走査し直線的に検出するという使い方を含めてワ
ーク5表面の皺や汚れには影響されにくい。また、視覚
的に画像を捕えるといったセンサの検出原理ではないた
め外乱光やほこりといった環境にはきわめて強い。そし
て、表面の印刷文字、マークが異なるワークの混在にも
設定やプログラムを変更する必要なく対応できる。な
お、距離センサ1は、上記レーザービーム方式に限るも
のでなく、方向指向の良いものであれば、他の方法によ
るものでも良い。以上により、装置が安価にでき、ま
た、周囲の環境に影響の受けにくいセンシングシステム
をともなったロボットシステムが実現することができ
る。
【0018】実施の形態2 図3は、この発明の実施の形態2によるロボットシステ
ムにおける距離センサ信号の両端信号を求めるフローチ
ャートである。ステップ31でデータの初期化とセンサ
信号の読込み、ステップ32でセンサ信号のノイズ除去
と前処理、ステップ33でローカル(局所的に)な微分
値の最小値を求め、ここで信号の立ち下がりを求める。
さらにステップ34でローカルな微分値の最大値を求
め、信号の立ち上がり位置を求める。
【0019】ステップ32のセンサ信号のノイズ除去で
は、図4のアルゴリズムで1点のノイズを除去する。図
5は,この時のノイズの定義である。ステップ33では
ステップ32でノイズを除去した距離信号を元に、図6
の微分値の極小値を求めるアルゴリズムに従い、 微分値が極小になるところ = 距離信号の立ち下がり位
置 としてその検出を行う。
【0020】ステップ34ではステップ33と同様に、
図7の微分値を求めるアルゴリズムに従い、 微分値が極大になるところ = 距離信号の立ち上がり位
置 としてその検出を行う。以上により、ワークの両端位置
を特定する高さ信号の立ち上がり位置とそれに対になる
立ち下がり位置を検出することにより、正確にワーク位
置を認識できる。
【0021】実施の形態3 図8は、この発明の実施の形態3によるロボットシステ
ムにおいて、ワークサイズ情報と距離信号の立下がり位
置から距離信号の立上がり位置を求めるフローチャート
である。ステップ81ではデータの初期化とセンサ信号
の読込みを行い、ステップ82ではステップ81で得ら
れた距離信号に含まれるノイズの消去と前処理を行う。
図4のアルゴリズムにしたがって、図5の様な形で表わ
れるワーク表面のギャップ、ノイズを除去する。
【0022】ステップ83ではノイズを除去した距離信
号を元に、図4の微分値の極小値を求めるアルゴリズム
に従い、 微分値が極小になるところ = 距離信号の立ち下がり位
置 としてその検出を行う。
【0023】ステップ84では距離信号の立ち下がり位
置とあらかじめ与えられているワークのサイズ(L寸、
W寸)情報から 距離信号の立ち下がり位置 =距離信号の立ち上がり位
置+(アームの走査方向の)ワークの長さ として、その位置を特定する(図9)。以上により、距
離センサから得られワークの両端位置を特定する高さ信
号のうち一方の位置を検出し、ワークのサイズ情報とか
らワーク両端位置を求めることにより、一方の端信号の
位置からワーク位置が特定でき、隣接ワークが密着して
いてもワークの位置が認識できる。
【0024】実施の形態4 図10は、この発明の実施の形態4によるロボットシス
テムにおいて、時間変化に対する距離センサーの信号を
位置に対応させるフローチャートである。図10のフロ
ーチャートにおいて、ステップ101ではロボットを走
査し、ロボットのアームの先端についている距離センサ
を用いてセンサからワークまでの距離信号を測定する。
ステップ102では測定時間を横軸(X軸)とし、その
時刻に得られた距離信号を縦軸(Y軸)として時間−距
離信号マップを作成する。
【0025】ステップ103では、ロボットアームを走
査させるために必要な既知の速度パターンv(t)を用
いると、走査をはじめてからt秒後のアームの位置 p
(t)が p(t)=∫ v(t)dt+ p(0) と表わせることを用いて、その時刻 t におけるアーム
の位置 p(t)を計算する。
【0026】ステップ104ではステップ103で求め
たアームの位置 p(t)を横軸(X軸)、距離信号を
縦軸(Y軸)として図11のアーム位置−距離信号マッ
プを作成する。ロボットのアームの先端につけられた距
離センサー1から得られる距離信号とロボットのアーム
の位置からアーム位置−距離信号マップを作成するにあ
たって、距離信号を読み込むごとにアーム位置の計算を
する方法はアーム位置の計算時間が信号を読み取る周期
より必ずしも短いという保証がないために適していな
い。 この実施の形態では、あらかじめロボットのアー
ムの動作パターンをあらかじめ計算器内部に持たせてお
くことによって、必要な距離信号の読み込みを終えたあ
とに読み込み時刻におけるロボットのアームの位置を算
出させることができるため、時間−距離信号マップをア
ーム位置−距離信号マップに対応させることができ、正
確にセンサーの距離(位置)と信号レベルとの関係が得
られる。
【0027】実施の形態5 図12は、この発明の実施の形態5によるロボットシス
テムの要部を示す斜視図である。図12において、距離
センサ1を複数台装着し、距離センサ1を走査するため
に、ロボットのハンド7を直線的に動作させる。図2
で、距離センサ1からの信号は計算機ユニット2で処理
され、処理結果をロボット制御盤3に渡す。図13に、
ロボットのハンド7に距離センサ1を複数台装着し、一
度の走査でワーク端の信号を得ることにより、ワーク5
の傾きを求める手段を示すフローチャートを示す。
【0028】まず、ロボットを動作させることにより、
図13に示すワーク上を計測するステップ131がスタ
ートする。次に計算機ユニットにて、距離センサー1の
ワークの端点位置L1a、L1bを求めるステップ13
2がスタートする。次に同様に距離センサー2のワーク
の端点位置L2a、L2bを求めるステップ133がス
タートする。次にL1a、L1b間の距離D1を求める
(ステップ134)。同様に次にL2a、L2b間の距
離D2を求める(ステップ135)。D1とD2を比較
することによりワーク5の対向する辺を各々横切ってセ
ンサーが通過したかどうかを判断する(ステップ13
6)。対向辺をセンサーが通過しなかった場合は位置を
ずらして再度計測する(ステップ141)。対向辺をセ
ンサーが通過した場合はワーク端点位置L1a、L2a
によりワークの傾きを求める(ステップ137)。求め
た傾きに合わせ端点位置L1aとL1bの中間のワーク
上を計測する(ステップ138)。ステップ138で求
められた端点位置によりワーク中心位置を求める(ステ
ップ139)。求められたワークの中心によりワークを
把持する(ステップ140)。以上により、ワークの傾
きに合わせワーク上を走査することにより、ワークが傾
いてプレースされている場合でも、正確にワーク位置を
認識できる。なお、ロボットのハンド7に距離センサ1
を複数台装着し、一度の走査でワーク端の信号を得るこ
とにより、ワーク5の傾きを求める方法を述べたが、一
台の距離センサ1を位置をずらして平行に走査しても、
ワーク5の傾きを求めることができる。
【0029】実施の形態6 図14は、この発明の実施の形態6によるロボットシス
テムにおいて、ワーク把持毎に距離センサーを毎回走査
して運用することを説明するための図である。図15
は、この発明の実施の形態6によるロボットシステムに
おいて、ワーク把持毎に距離センサーを毎回走査して運
用するフローチャートである。
【0030】まず、ロボットを動作させることにより、
図15に示すワーク上を走査するステップ150がスタ
ートする。次に計算機ユニットにてワークの中心を求め
る(ステップ151)。求められたワークの中心により
ワークを把持する(ステップ152)。ステップ153
でワークをすべて把持したかを判断し、パレット上にワ
ークが有ればワーク上を走査するステップ150に戻
る。以上により、1個のワークを把持する毎に距離セン
サーを毎回走査させるため、隣接ワークが位置ずれして
も把持する直前に位置検出を行うので対応が可能とな
る。
【0031】実施の形態7 図16は、この発明の実施の形態7によるロボットシス
テムにおいて、パレット1段ごとに毎回センサーを走査
させて運用することを説明するための図である。図17
は、1段のワークを把持するごとに毎回走査動作させる
ことにより把持する手段を示すフローチャートである。
【0032】まず、ロボットを動作させることにより、
図17に示すパレット上を走査するステップ171がス
タートする。次に計算機ユニットにて1段のワークの中
心位置を求める(ステップ172)。求められたワーク
の中心により1段分のワークを把持する(ステップ17
3)。ステップ174でワークをすべて把持したかを判
断し、パレット上にワークが有ればワーク上を走査する
ステップ171に戻る。以上により、1段のワークを把
持するごとに毎段走査動作させるため、ロボットの動作
タクトが有利となる。
【0033】実施の形態8 図18は、この発明の実施の形態8によるロボットシス
テムの要部構成及び動作を説明する図である。図18に
おいて、ハンド7に一対のワーク姿勢判別センサー10
a,10bをワークの長辺が2個の距離センサー1を結
ぶライン方向とクロスするよう装着させ、ワークの姿勢
(0°、90°)を判別し、ワークプレース時に姿勢を
合わせるようロボットシステムを運用する。図19は、
ハンド7に一対の姿勢判別センサー10a10bをワー
クの長辺が2個の距離センサ1ーを結ぶライン方向とク
ロスするよう装着させ、プレース時に姿勢を合わせるよ
うにする手段を示すフローチャートである。
【0034】まず、ワークを把持しワーク姿勢判別セン
サー10a,10bが動作に支障がない程度までハンド
7を上昇させる(ステップ191)。次に一対のワーク
姿勢判別センサー10a,10bのON,OFFにより
ワークの向きを判別する(ステップ192)。この時把
持しているワークの姿勢によって、ワーク姿勢判別セン
サーの動作が変化する。図18(a)はワークが90°
姿勢が傾いた状態、図18(b)はワークの姿勢が0°
の状態を示している。図18(a)のように、90°回
転した状態で把持していると、片側の姿勢判別センサー
がON,もう片側はOFFの組合わせとなる。また、図
18(b)では正規姿勢(0°姿勢)で把持した状態で
あるが、姿勢判別センサー10a,10bの信号はOF
F/OFFとなる。2個の姿勢判別センサーがともにO
FF/OFFであれば、投入動作(ステップ193)、
2個のいづれかがONとなっていれば、把持しているワ
ークを離し0°姿勢となるよう再度把持(ステップ19
4)し、投入動作に移る(図20)。以上により、ワー
クを把持し、所定の距離離れた状態で一対のワーク姿勢
判別センサーの信号のON/OFFの組合わせによりワ
ークの姿勢を判別し、ワークプレース時にワークの姿勢
を合わせるようにしたことにより、簡易な構成で簡単に
ワークの姿勢が判定できる。
【0035】実施の形態9 図21は、この発明の実施の形態9によるロボットシス
テムの要部を模式的に示す斜視図及び平面図であり、コ
ンベア21にワークの姿勢(0°、90°)を判別する
姿勢判別センサー(ビームセンサー)22a、22bを
装着させ、姿勢判別センサー22a、22bのON,O
FFにより回転テーブル20を回転させることにより姿
勢を合わせるよう構成されている。図22に、ロボット
にてワークを把持し、搬送、プレース後、ワークの姿勢
(0°、90°)を判別するために、コンベア21に一
対(2個)の姿勢判別センサー22a、22bをワーク
の長辺が2個の姿勢判別センサー22a、22bを結ぶ
ライン方向とクロスするよう装着させ、センサー信号の
ON/OFFによって回転テーブル20を回転させるこ
とにより姿勢を合わせるコンベア装置を有するロボット
システムのフローチャートを示す。
【0036】まず、ロボットにてワークを把持し、搬
送、プレース後(ステップ221)、次に一対の姿勢判
別センサー22a、22bのON,OFFによりワーク
の向きを判別する(ステップ222)。センサーの信号
がともにOFFなら、そのままの姿勢でコンベア搬送を
行う(ステップ224)。ワークの姿勢が投入姿勢と異
なるならばテーブルを90°回転して投入する(ステッ
プ223)。以上により、ロボットの動作とは無関係に
コンベアで判定できるため、ロボット動作タクト的には
有利となる効果がある。
【0037】実施の形態10 図23は、この発明の実施の形態10によるロボットシ
ステムの動作説明図であり、ロボットにてワークを一度
把持し、一度ずらした位置にて再度走査動作させ、距離
センサ信号とワーク端の長辺、短辺の長さとを照合させ
ることによってワーク姿勢(0°、90°)を判別し、
再度把持動作させるよう構成されている。図24に、ロ
ボットにてワークを一度把持し、一度ずらした位置にて
再度走査動作させ、ワーク端の長辺、短辺の長さとを照
合させることによってワーク姿勢(0°、90°)を判
別し、再度把持動作させるよう運用させる手段のフロー
チャートを示す。
【0038】まず、ステップ241からステップ242
によりワークの中心位置(仮想中心)を求める。ステッ
プ243により1個のワークを把持し移動する。移動し
たワーク上を再度走査しワークの端点を求める(ステッ
プ244)。求められたワークの端点間の距離とワーク
サイズによりワーク姿勢を判別する(ステップ24
5)。ワーク姿勢の判別されたワークを再度把持する
(ステップ246)。最後に所定の場所に投入する(ス
テップ247)。以上により、余分なセンサーを追加し
たりすることなくワークの姿勢判定ができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、把持
部と連動しワークとの間の高さを検出する距離センサを
有し、この距離センサを前記ワークに対して水平方向及
び水平方向と垂直に交わる方向に走査させることによ
り、予め認識されているワークのサイズ情報及び距離セ
ンサの座標位置と信号の高さ変化から、ワークの高さと
水平位置とを認識することにより、装置が安価にできま
た、周囲の環境に影響の受けにくいセンシングシステム
をともなったロボットシステムが実現する効果がある。
【0040】また、距離センサーから得られた高さ信号
から、ワークの両端位置を特定する高さ信号の立ち上が
り位置とそれに対になる立ち下がり位置を検出すること
により、正確にワーク位置を認識できる。
【0041】また、距離センサから得られワークの両端
位置を特定する高さ信号のうち一方の位置を検出し、ワ
ークのサイズ情報とからワーク両端位置を求めることに
より、一方の端信号の位置からワーク位置が特定でき、
隣接ワークが密着していてもワークの位置が認識でき
る。
【0042】また、時間の経過に対して得られた高さ信
号をもとに時間−高さ信号マップを作成し、走査時の開
始点から終点までの動作パターンを予め認識させておく
ことによリ、高さ信号の読み込みを終えたあとに読み込
み時刻における位置を算出し、作成された時間−高さ信
号マップを位置−高さ信号マップに対応させることによ
り、正確にセンサーの距離(位置)と信号レベルとの関
係が得られる。
【0043】また、平行に位置をずらした複数回の走査
でワーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの
傾きを求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査
することにより、ワークが傾いてプレースされている場
合でも、正確にワーク位置を認識できる。
【0044】また、距離センサを複数にし、一度の走査
でワーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの
傾きを求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査
することにより、走査動作を1個搭載の場合に比べて少
なくでき、このため全体のロボット動作タクトにも有利
である。
【0045】また、ワークを一度把持し、ずらした位置
で再度走査動作させ、求められたワークの端点間の距離
とワークサイズによりワーク姿勢を判別することによ
り、余分なセンサーを追加したりすることなくワークの
姿勢判定ができる。
【0046】また、ワークが長辺と短辺からなる矩形状
を呈しており、ワークの長辺より短く、短辺より長い間
をおいて装着された一対のワーク姿勢判別センサーを有
し、ワークを把持し、所定の距離離れた状態で一対のワ
ーク姿勢判別センサーの信号のON/OFFの組合わせ
によりワークの姿勢を判別し、ワークプレース時にワー
クの姿勢を合わせるようにしたことにより、簡易な構成
で簡単にワークの姿勢が判定できる。
【0047】また、把持された長辺と短辺からなる矩形
状を呈するワークを載置し必要により回転させる回転テ
ーブルを有するコンベアを備えたロボットシステムにお
いて、ワークの長辺より短く、短辺より長い間をおいて
コンベアにコンベアの搬送方向とクロスして装着された
一対のワーク姿勢判別センサーを有し、把持されたワー
クがコンベアの回転テーブルに載置されたとき、一対の
ワーク姿勢判別センサーの信号のON/OFFの組合わ
せによりワークの姿勢を判別し、回転テーブルによりワ
ークの姿勢を合わせるようにしたことにより、ロボット
の動作とは無関係に固定装置側で判定できるため、ロボ
ット動作タクト的には有利となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるロボットシス
テムの要部を示す斜視図である。
【図2】 ロボットシステム全体の構成を示す概略構成
図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるロボットシス
テムにおける距離センサ信号の両端信号を求めるフロー
チャートである。
【図4】 読み込まれた信号のノイズ除去のためのアル
ゴリズムである。
【図5】 ノイズの定義を示す図である。
【図6】 ローカルな最少値を求めるアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図7】 ローカルな最大値を求めるアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3によるロボットシス
テムにおいて、ワークサイズ情報と距離信号の立下がり
位置から距離信号の立上がり位置を求めるフローチャー
トである。
【図9】 この発明の実施の形態3により得られた時間
−距離信号マップを示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4によるロボットシ
ステムにおいて、時間変化に対する距離センサーの信号
を位置に対応させるフローチャートである。
【図11】 時間変化に対する距離センサーの信号を位
置に対応させることを説明する図である。
【図12】 この発明の実施の形態5によるロボットシ
ステムの要部を示す斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態5により、ワークの
傾きを求め、ワークの中心を求める手段を示すフローチ
ャートである。
【図14】 この発明の実施の形態6によるロボットシ
ステムにおいて、ワーク把持毎に距離センサーを毎回走
査して運用することを説明するための図である。
【図15】 この発明の実施の形態6によるロボットシ
ステムにおいて、ワーク把持毎に距離センサーを毎回走
査して運用するフローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態7によるロボットシ
ステムにおいて、パレット1段ごとに毎回センサーを走
査させて運用することを説明するための図である。
【図17】 この発明の実施の形態7によるロボットシ
ステムにおいて、1段のワークを把持する毎に距離セン
サーを毎回走査して運用するフローチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態8によるロボットシ
ステムの要部構成及び動作を説明する図である。
【図19】 この発明の実施の形態8によるロボットシ
ステムにおいて、ワークプレース時に姿勢を合わせるよ
うにする手段を示すフローチャートである。
【図20】 パレットにおいて、ワークの把持位置を説
明する図である。
【図21】 この発明の実施の形態9によるロボットシ
ステムの要部を模式的に示す斜視図及び平面図である。
【図22】 この発明の実施の形態9によるロボットシ
ステムにおいて、コンベア側で、ワークの姿勢を判別す
る手段を示すフローチャートである。
【図23】 この発明の実施の形態10によるロボット
システムの動作説明図である。
【図24】 この発明の実施の形態10によるロボット
システムにおいて、ワークの姿勢を判別する手段を示す
フローチャートである。
【図25】 従来のロボットシステムの要部を示す斜視
図である。
【符号の説明】 1 距離センサー、2 計算機ユニット、3 ロボット
制御盤、4 ロボット本体、5 ワーク、7 ハンド、
8 吸着パッド、9 ロボットフランジ 、10a,1
0b 姿勢判別センサー、11 A/D変換器 、20
回転テーブル、21 コンベア、22a,22b 姿
勢判別センサー、100 カメラ、101 認識ターゲ
ット。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部と連動しワークとの間の高さを検
    出する距離センサを有し、この距離センサを前記ワーク
    に対して水平方向及び前記水平方向と垂直に交わる方向
    に走査させることにより、予め認識されている前記ワー
    クのサイズ情報及び前記距離センサの座標位置と信号の
    高さ変化から、前記ワークの高さと水平位置とを認識す
    ることを特徴とするロボットシステム。
  2. 【請求項2】 距離センサーから得られた高さ信号か
    ら、ワークの両端位置を特定する高さ信号の立ち上がり
    位置とそれに対になる立ち下がり位置を検出することを
    特徴とする請求項1に記載ののロボットシステム。
  3. 【請求項3】 距離センサから得られワークの両端位置
    を特定する高さ信号のうち一方の位置を検出し、前記ワ
    ークのサイズ情報とからワーク両端位置を求めることを
    特徴とする請求項1に記載ののロボットシステム。
  4. 【請求項4】 時間の経過に対して得られた高さ信号を
    もとに時間−高さ信号マップを作成し、走査時の開始点
    から終点までの動作パターンを予め認識させておくこと
    によリ、高さ信号の読み込みを終えたあとに読み込み時
    刻における位置を算出し、前記作成された時間−高さ信
    号マップを位置−高さ信号マップに対応させることを特
    徴とする請求項1に記載ののロボットシステム。
  5. 【請求項5】 平行に位置をずらした複数回の走査でワ
    ーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの傾き
    を求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査する
    ことを特徴とする請求項1に記載ののロボットシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 距離センサを複数にし、一度の走査でワ
    ーク端の位置信号を各々得ることにより、ワークの傾き
    を求め、このワークの傾きに合わせワーク上を走査する
    ことを特徴とする請求項1に記載ののロボットシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 ワークを一度把持し、ずらした位置にて
    再度走査動作させ、求められたワークの端点間の距離と
    ワークサイズによりワーク姿勢を判別することを特徴と
    する請求項1に記載ののロボットシステム。
  8. 【請求項8】 ワークが長辺と短辺からなる矩形状を呈
    しており、ワークの長辺より短く、短辺より長い間をお
    いて装着された一対のワーク姿勢判別センサーを有し、
    前記ワークを把持し、所定の距離離れた状態で前記一対
    のワーク姿勢判別センサーの信号のON/OFFの組合
    わせによりワークの姿勢を判別し、ワークプレース時に
    ワークの姿勢を合わせるようにしたことを特徴とするロ
    ボットシステム。
  9. 【請求項9】 把持された長辺と短辺からなる矩形状を
    呈するワークを載置し必要により回転させる回転テーブ
    ルを有するコンベアを備えたロボットシステムにおい
    て、ワークの長辺より短く、短辺より長い間をおいて前
    記コンベアにコンベアの搬送方向とクロスして装着され
    た一対のワーク姿勢判別センサーを有し、前記把持され
    たワークが前記コンベアの回転テーブルに載置されたと
    き、前記一対のワーク姿勢判別センサーの信号のON/
    OFFの組合わせによりワークの姿勢を判別し、前記回
    転テーブルによりワークの姿勢を合わせるようにしたこ
    とを特徴とするロボットシステム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247782A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Universal Shipbuilding Corp 鋼材ハンドリング装置のマグネットハンド装置
JP2008284676A (ja) * 2007-03-14 2008-11-27 Ortho-Clinical Diagnostics Inc ロボットアームの位置合わせ
JP2014050936A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Applied Vision Systems Corp ハンドリングシステム、ハンドリング方法及びプログラム
JP2015193468A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング 商品ピッキング装置及びプログラム
JP2018156530A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング 物体検出方法、物体検出プログラムおよび物体検出装置

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