JPH0927058A - 紙幣取引装置 - Google Patents

紙幣取引装置

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JPH0927058A
JPH0927058A JP17757995A JP17757995A JPH0927058A JP H0927058 A JPH0927058 A JP H0927058A JP 17757995 A JP17757995 A JP 17757995A JP 17757995 A JP17757995 A JP 17757995A JP H0927058 A JPH0927058 A JP H0927058A
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JP
Japan
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temperature
sterilization
banknote
banknotes
unit
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Application number
JP17757995A
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English (en)
Inventor
Yoshio Horiba
佳夫 堀場
Akihiro Noda
昭弘 野田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】殺菌部の温度が低下した時に、温度回復待ちの
ための中断をせず、1取引の動作処理時間を短縮する。
また、装置の稼働効率を大幅に向上させる。 【構成】殺菌搬送路とバイパス路を設けるとともに、殺
菌紙幣保管部の他に未殺菌紙幣収納部を設けて、殺菌部
の温度に応じて殺菌搬送路とバイパス路とを制御するこ
とにより、紙幣収納先も制御する。また、未殺菌紙幣収
納部に収納された紙幣が満杯になりそうな状態を検出
し、加熱殺菌部の温度が正常であり、利用者が装置を操
作していなときに、未殺菌紙幣収納部から紙幣を取り出
して殺菌処理を行い、金種ボックスに集積収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等で使用される幣
紙取引装置(ATM)において、加熱手段により取引処
理中に紙幣を殺菌消毒する機能を持ち、特に取引動作処
理時間を短縮できるとともに、加熱殺菌部の温度低下に
よる待ち時間を少なくすることが可能な紙幣取引装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙幣を加熱殺菌することがで
きる紙幣取引装置が実用化されているため、引き出され
た紙幣は殺菌され、かつ古い紙幣のしわが延ばされて新
品のようになって取り出すことができた。紙幣を殺菌す
る手段としては、加熱の他に、紫外線、薬品塗布等によ
り殺菌する方法も知られている。そのうち、加熱による
多数枚殺菌方法としては、例えば特開平4−11465
2号公報に記載されているように、紙幣搬送路上に紙幣
の殺菌を行う紙幣殺菌手段を設けて、搬送される紙幣を
1枚ずつ連続して殺菌する方法が有効である。しかしな
がら、この方法では、紙幣殺菌中のヒータの熱が紙幣に
より奪われるため、一度に連続して殺菌するには限度が
ある。従って、予め連続して殺菌する紙幣枚数を、紙幣
殺菌部が殺菌可能温度以下にならない枚数に限定する必
要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、殺菌機
能を備えた従来の紙幣取引装置では、加熱ローラとそれ
に巻き付いた耐熱ベルトを高温に熱し、その間に紙幣を
通過させることにより紙幣を殺菌する方法を用いてい
た。しかし、この方法では、回転中の加熱ローラと耐熱
ベルトの温度は、紙幣の通過による放熱や加熱ローラと
耐熱ベルト自身の放熱によって低下してしまう。その結
果、引き続いて紙幣を殺菌するためには、加熱手段によ
り再び殺菌可能温度になるまで加熱して、加熱殺菌部の
温度を上昇させる必要があった。そのため、紙幣取引装
置としては、下記のような問題点があった。すなわち、 加熱殺菌部の温度が殺菌可能温度を下回らないよう
に、連続殺菌枚数を制限する必要があること。 制限枚数だけ連続して殺菌した後は、加熱殺菌部の温
度が回復するまで、紙幣搬送を中断する必要があるこ
と。 加熱殺菌部の温度が再び殺菌可能温度にまで回復した
時点で、改めて残りの紙幣を制限枚数ずつ搬送する必要
があること。 その結果、多数枚殺菌の場合には、動作時間が数十秒と
非常に長くなってしまうという問題があった。そこで、
上記の問題点を解決する方法としては、加熱ロー
ラの熱容量を大型化して、連続殺菌枚数を増大させる方
法、および第2の加熱殺菌部を設けて両方で並行して殺
菌処理を行うか、あるいは交互に殺菌処理を行うように
する方法、が考えられる。しかし、これらの方法も、装
置内の熱対策や実装スペースやコスト等の面から実施は
困難である。本発明の目的は、これら従来の課題を解決
し、温度回復待ちによる中断を必要とせず、1取引の動
作処理時間を短縮でき、混雑時の装置稼働率を大幅に向
上できる紙幣取引装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙幣取引装置では、従来の殺菌紙幣保管部
(9,10)の他に、新たに未殺菌紙幣保管部(11)
を設けるとともに、紙幣搬送路上に加熱殺菌部(15)
を備えた殺菌搬送路(3)、および殺菌搬送路(3)を
バイパスする搬送路と、そのバイパス搬送路へ紙幣搬送
先を切り替える殺菌搬送路切り替えゲート(16)を設
ける。さらに、加熱殺菌部(15)に紙幣を通過させる
ことにより紙幣の殺菌を行う紙幣殺菌手段と、加熱殺菌
部(15)の温度を検出する温度検出手段(28)と、
温度検出手段(28)により得られた温度情報に応じて
加熱殺菌部(15)を加熱する加熱手段(電熱ヒータと
ヒータON/OFF制御部(27))と、温度情報に応
じて紙幣分離を停止する繰り出し停止手段(分離モータ
制御部34)と、温度情報に応じて紙幣殺菌/非殺菌を
選択する殺菌実行決定手段(主制御部33)とを設け
る。さらに、繰り出し停止手段の代りに、加熱殺菌部
(15)の温度情報に応じて紙幣の搬送路と収納先を指
示する搬送パターン指示手段(主制御部33)を設け
る。
【0005】
【作用】本発明においては、多数枚紙幣を連続殺菌す
る場合には、先ず加熱殺菌部(15)を加熱手段(加熱
ローラ駆動モータ制御部26)で殺菌可能温度まで加熱
しておき、紙幣を殺菌搬送した後、当該紙幣保管部
(9,10)に収納する。温度検出手段(28)により
加熱殺菌部(15)の温度が殺菌可能温度以下になった
ことを検出したならば、繰り出し停止手段34により一
旦紙幣の分離を停止し、鑑別部(7)を通過して搬送路
上に残っている紙幣を当該殺菌紙幣収納部(9,10)
に収納する。搬送路上の最終紙幣が当該収納部に収納さ
れたならば、殺菌実行決定手段(33)により、鑑別部
(7)に次の紙幣から殺菌搬送路をバイパスし、未殺菌
紙幣収納部(11)に収納するパターンを指示し、紙幣
の繰り出しを再開する。温度検出手段(28)により加
熱殺菌部(15)の温度が殺菌可能温度以上になったこ
とを検出したならば、繰り出し停止手段(34)により
一旦紙幣の分離を停止し、鑑別部(7)を通過して、搬
送路上に残っている紙幣を未殺菌紙幣収納部(11)に
収納する。搬送路上の最終紙幣が当該収納部に収納され
たならば、殺菌実行決定手段(33)により、鑑別部
(7)に次の紙幣から通常の殺菌搬送路を順次搬送し、
殺菌紙幣収納部(9,10)に収納するパターンを指示
し、紙幣の繰り出しを再開する。これにより、1取引時
間のうち殺菌/未殺菌の搬送パターンを切り替える時点
で紙幣繰り出しを一時停止するのみであるため、従来の
ように殺菌温度回復待ちの間、長時間繰り出しを停止す
る場合に比較して、処理時間を格段に短縮することがで
きる。 多数枚紙幣を連続殺菌する場合、先ず加熱殺菌部(1
5)を加熱手段(26)で殺菌可能温度まで加熱してお
き、紙幣を殺菌搬送/収納する。温度検出手段(28)
により加熱殺菌部(15)の温度が殺菌可能温度以下に
なったことを検出したならば、搬送パターン指示手段
(33)により鑑別部(7)に次紙幣からは殺菌搬送路
をバイパスさせ、未殺菌紙幣収納部(11)に搬送する
指示を出す。このタイミングで、既に鑑別部(7)を通
過を通過していた紙幣はそのまま鑑別結果により殺菌収
納し、これ以降、鑑別部(7)を通過する紙幣について
は、ゲートを切り替えて殺菌搬送路をバイパスさせ、未
殺菌紙幣収納部(11)に収納する。殺菌搬送路をバイ
パスさせて搬送している途中で、温度検出手段(28)
により加熱殺菌部(15)の温度が殺菌基準温度以上に
なったことを検出したならば、再び搬送パターン指示手
段(33)により鑑別部(7)に次紙幣からは殺菌搬送
路を通して殺菌紙幣収納部(9,10)に搬送する指示
を出す。このタイミングで、既に鑑別部(7)を通過し
ていた紙幣は、そのまま殺菌搬送路をバイパスさせて未
殺菌紙幣収納部(11)に収納し、これ以降、鑑別部
(7)を通過する紙幣については、鑑別結果により殺菌
収納する。これにより、1取引の間は、紙幣の繰り出し
を連続して行い、ダイナミックにゲートを切り替えて紙
幣搬送しているため、搬送パターン切り替え時の紙幣繰
り出し停止時間をも無くして、無断連続的に紙幣を搬送
することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す紙幣取引装
置の断面構造図である。図1により入金取引時、出金取
引時、補充あるいは装填時、および回収時の各動作を述
べる。先ず、入金取引においては、利用者が入出金口1
に紙幣を投入すると、投入された紙幣は入出金口1にあ
る分離機構(図示省略)により1枚ずつ分離され、搬送
路2を通過して鑑別部7に搬送される。鑑別部7では、
金種、真偽、正損等の必要な鑑別処理を行った後、ゲー
ト20、ゲート22を通して一時集積機構13に集積す
る。ここで、利用者が確認ボタンを押下する等により操
作した所定の取引が成立すると、一時集積機構13に集
積された紙幣を分離機構(図示省略)により分離して、
搬送路6を通って再度鑑別部7に搬送し、金種の鑑別を
行い、ゲート20、搬送路5、ゲート21、搬送路2、
ゲート16、搬送路3を通って、各金種毎に紙幣の保管
庫である金種ボックス9,10に搬送し、金種ボックス
9,10内に集積収納して入金取引を終了する。なお、
通常、ボックス9は千円紙幣、ボックス10は万円紙幣
の収納箱である。
【0007】次に、出金取引においては、利用者が出金
要求した枚数の紙幣が各金種ボックス9または10から
分離機構(図示省略)により1枚ずつ分離され、搬送路
2に繰り出されて鑑別部7、ゲート20、搬送路5、ゲ
ート21を通って入出金口の一時集積部1に集積された
後、放出されて出金取引を終了する。なお、図1におい
て、8は取消ボタンが押下されたとき等に返金するため
の返却口、3aは耐熱ベルトである搬送路3と加熱ロー
ラ15を内蔵する加熱ボックス、4aは鑑別部7で裏と
判別された紙幣を表に揃えるための紙幣裏表反転部、5
aは鑑別部7で金種が判別できない紙幣、および出金時
に顧客が取り忘れた紙幣を収納する回収ボックス(下部
は出金時に金種不明のために回収された紙幣、上部は顧
客が取り忘れたときに回収された紙幣)、12は着脱自
在な紙幣カセット、14は鑑別部7により拒絶された紙
幣を収納するリジェクトボックスである。次に、紙幣の
補充あるいは紙幣の装填動作においては、金種ボックス
9,10に収納されている紙幣の残量が少なくなった場
合、着脱自在の紙幣カセット12に紙幣をセットした
後、分離機構(図示省略)により紙幣カセット12内の
紙幣を1枚ずつ分離して繰り出し、搬送路6を通して鑑
別部7に搬送し、鑑別部7で金種判別を行った後、ゲー
ト20、搬送路5、ゲート21、搬送路2を通して各金
種ボックス9,10に収納する。次に、回収動作におい
ては、金種ボックス9,10,11のいずれかが満杯に
なった場合、当該金種ボックスから紙幣を分離機構(図
示省略)により1枚ずつ分離して繰り出し、搬送路2を
通って鑑別部7で金種判別を行った後、ゲート20、搬
送路4、紙幣反転部4a、ゲート22を通して紙幣カセ
ット12に回収することが可能である。さらに、各金種
ボックス9,10,11、および紙幣カセット12に対
して、鑑別部7を通して順次紙幣を移動させ、装置内の
紙幣の残高を計数確認する精査を行うことも可能であ
る。
【0008】図2は、図1の紙幣取引装置の制御系のブ
ロック図である。図2において、センサ制御部30は、
搬送路面に接して取り付けられ、搬送路上の紙幣の通過
や残留およびアクチュエータ等の定位置を監視している
複数のセンサの情報を読み取り、主制御部33に通知す
る。また、搬送モータ制御部25は、主制御部33の指
示により搬送路を駆動するモータをON/OFFする。
また、分離モータ制御部34は、主制御部33の指示に
より各紙幣収納ボックス9,10,11より紙幣を繰り
出すために、繰り出しローラを駆動するモータをON/
OFFする。また、鑑別部7は、搬送されてくる紙幣の
金種、真偽、正損等の必要な鑑別を行い、紙幣1枚毎の
鑑別結果と搬送先を主制御部33に通知する。また、ゲ
ート制御部29は、搬送路上の切り替えゲート16〜2
4を主制御部33の指示によりON/OFFし、搬送さ
れてくる紙幣の行先を切り替える。また、回線制御部3
1は、上位装置(例えば、ATM本体)32からの入金
または出金等の指示情報を受信して、主制御部33に連
絡したり、処理結果を主制御部33から受け取って上位
装置32に対して送信したりする。ヒータON/OFF
制御部27は、加熱ボックス3a内の加熱ローラを加熱
する電熱ヒータと、そのヒータをON/OFF制御する
制御部からなる。また、温度検出部28は、加熱ローラ
15や加熱ベルト3の温度を検出するサーミスタ等の温
度センサである。さらに、加熱ローラ駆動モータ制御部
26は、加熱ローラ15を駆動するモータを制御する。
【0009】図3は、連続多数枚殺菌時の加熱ローラ温
度の放熱特性を示す図である。加熱ローラ15が殺菌上
限温度である240℃付近から連続多数枚殺菌する場
合、先ず0℃から加熱し始め、順次温度を上昇させ、2
40℃に到達した時点で殺菌を開始する。約130枚を
連続して殺菌すると、加熱ローラ15の表面温度は殺菌
下限温度である160℃を下回る。そこで、従来の制御
では、連続限度枚数を100枚としており、160℃か
ら再度240℃に上昇するまで一時待機する必要があっ
た。本発明の第1の実施例では、加熱ローラ15が殺菌
下限温度(160℃)を下回るまで130枚連続して殺
菌した後、一時繰り出しを停止し、搬送路上の紙幣を全
て収納し、続いて再び繰り出し、今度は殺菌せずに未殺
菌紙幣収納部11へ収納し、加熱ローラ15が240℃
に戻った時点で再度一時繰り出しを停止し、搬送路上の
紙幣を全て収納し、再び繰り出し殺菌する。また、第2
の実施例では、殺菌/非殺菌の切り替えをしている期間
も搬送を停止せず、一時、未殺菌紙幣収納部11に収納
しておき、240℃に戻った時点で再び加熱ローラ15
を通過させて殺菌するのである。
【0010】図4は、本発明の第1の実施例を示す紙幣
取引装置の動作フローチャートである。加熱殺菌部3a
内の加熱ローラ15と耐熱ベルト3を、予め殺菌可能温
度(160℃〜240℃)に加熱しておく。加熱殺菌部
3aはこの状態で待機し、加熱ローラ15と耐熱ベルト
3が殺菌可能温度を逸脱しないように、加熱手段(電熱
ヒータ、ヒータON/OFF制御部27)により殺菌可
能温度を保持する制御を行いながら、紙幣殺菌を行う取
引の開始を待つ。入金取引時には、先ず利用者により入
出金口1に紙幣が投入されると、投入された紙幣を入出
金口1の分離機構(図示省略)により1枚ずつ分離し、
搬送路2を通って鑑別部7に搬送する。鑑別部7では、
金種、真偽、正損等、必要な鑑別を行った後、ゲート2
0、ゲート22を通して一時集積機構13に集積する。
ここまでの間は、未だ紙幣は殺菌されていない。ここ
で、利用者の操作により、確認キーが押下されて、所定
の取引が成立すると、図4の殺菌収納動作が開始され
る。
【0011】主制御部33は、殺菌収納動作に際して加
熱殺菌部3aの温度が正常に殺菌可能温度に保持されて
いるか否かをチェックする(ステップ35)。殺菌可能
温度に保持されていれば(Y)、鑑別部7に殺菌収納用
の鑑別パターン指示(ダイナミック)を出す(ステップ
36)。一時集積機構13に集積された紙幣を分離機構
(図示省略)により分離し、搬送路6により再度鑑別部
7に搬送する。すなわち、停止指示が有るまで全数紙幣
繰り出しを指示する(ステップ37)。鑑別部7では、
金種の鑑別を行い(ステップ38)、主制御部33に鑑
別結果と搬送先を報告する。主制御部33は、鑑別部7
と温度検出部28の情報により、ゲート制御部29を介
してゲート20、搬送路5、ゲート21、搬送路2、ゲ
ート16、殺菌搬送路3を通して各金種毎に紙幣の保管
庫である金種ボックス9,10に搬送し、集積収納する
(ステップ39)。多数枚入金時には、図3の特性から
も明らかなように、全枚数収納完了する前に加熱殺菌部
3aが殺菌下限温度以下になってしまう。従って、主制
御部33は、温度検出部28の情報が殺菌下限温度以下
になった場合には(ステップ40Y)、引続き殺菌搬送
路3を通して殺菌しても効果はないので、殺菌を一時中
断するため、分離モータ制御部34に繰り出し停止指示
を出し、紙幣の繰り出しを一時停止する(ステップ4
1)。そのときに、搬送路上を流れている紙幣について
は、そのまま鑑別部7の情報に従って殺菌搬送路3を通
して各金種毎に紙幣の保管庫である金種ボックス9,1
0に搬送し、集積収納する。なお、温度センサが下限温
度以下にならず、殺菌が可能であれば(ステップ40、
N)、全枚数を繰り出し、完了したか否かを判断し、完
了していれば(ステップ50)、紙幣繰り出しを停止し
(ステップ52)、搬送路上の紙幣が全て収納されたこ
とを確認した後(ステップ53)、処理を終了する。ま
た、全枚数の繰り出しが未だ完了していないときには、
ステップ38に戻って紙幣の鑑別処理を続行する。
【0012】一方、温度センサが下限温度以下になっ
て、紙幣の繰り出しを停止した場合、主制御部33は搬
送路上の全ての紙幣を該当する金種ボックス9,10に
収納したことを確認し(ステップ42)、鑑別部7に対
して残りの紙幣を殺菌搬送路3をバイパスして未殺菌紙
幣収納部11に収納する非殺菌収納用の鑑別パターン指
示(固定)を出す(ステップ43)。そして、再び一時
集積機構13に集積された紙幣を分離機構(図示省略)
により分離し、搬送路6により鑑別部7に搬送する(ス
テップ44)。鑑別部7は、金種の鑑別を行い(ステッ
プ45)、主制御部33に鑑別結果と搬送先を報告す
る。非殺菌収納動作時には、主制御部33は鑑別部7の
情報を紙幣の在高管理にのみ使用し、各金種毎に紙幣の
保管庫を振り分けるゲート指示は出さず、先の非殺菌収
納用の固定ゲートパターン指示で紙幣を殺菌搬送路3の
バイパス路に通し、未殺菌紙幣収納部11に搬送集積収
納する(ステップ46)。殺菌が中断された後も、加熱
殺菌部3aは加熱手段(電熱ヒータ、ヒータON/OF
F制御部27)により温度保持制御が行われているた
め、加熱殺菌部3aの温度は、紙幣をバイパス路を通し
て搬送している間に殺菌上限温度まで回復する。主制御
部33は、温度検出部28の情報が殺菌上限温度以上に
なったならば(ステップ47Y)、再び紙幣を殺菌させ
るため、一旦、繰り出し停止手段により分離モータ制御
部34に繰り出し停止指示を出す(ステップ48)。そ
の時点で搬送路上を流れている紙幣については、そのま
ま先の非殺菌収納用の固定ゲートパターン指示に従っ
て、殺菌搬送路3をバイパスして未殺菌紙幣収納部11
に搬送し、集積収納する。
【0013】続いて、主制御部33は、搬送路上の全て
の紙幣が未殺菌紙幣収納部11に収納されたことを確認
した後(ステップ49Y)、再び紙幣を殺菌するため鑑
別部7に殺菌搬送用の鑑別パターン指示(ダイナミッ
ク)を出し(ステップ36)、前述の殺菌収納制御動作
を繰り返す(ステップ37〜48)。なお、未殺菌紙幣
収納部11に収納動作が行われている期間中、温度セン
サが加熱ローラ15の上限温度に到達したことを検出し
ない場合には(ステップ47N)、一時集積機構13に
集積された全紙幣枚数が未殺菌紙幣収納部11に繰り出
され、完了したか否かを判断し(ステップ51)、繰り
出しが完了したならば、紙幣繰り出しを停止し(ステッ
プ52)、入金取引を終了する。その後、暇を見て、未
殺菌紙幣収納部11から加熱ローラ15への搬送を再開
する。また、全枚数の繰り出しが完了しない場合には
(ステップ51N)、ステップ45に戻り、紙幣鑑別と
紙幣収納動作を続行する。
【0014】いま、例えば330枚の入金取引を考えた
場合には、従来の方法では100枚ずつ分割して搬送殺
菌していたので、101枚目の開始時と201枚目の開
始時と301枚目の開始時の計3回、加熱殺菌部3aの
温度回復待ちの中断時間が発生し、1つの合計取引時間
が長くなっていた。それに対して、本実施例では、全3
30枚のうち、先ず最初の約130枚が殺菌収納され、
一時的には分離が停止するが、引続き直ちに次の約90
枚が未殺菌のまま未殺菌紙幣収納部11に収納された
後、再び同じように一時的に分離が停止するが、最後の
約110枚が殺菌収納されることになるので、殆んど連
続して全枚数分離され、その結果、合計取引時間は大幅
に短縮される。その後、暇な時間があれば、未殺菌紙幣
収納部11の紙幣を加熱ローラ15に通過させて殺菌
し、該当する金種ボックスに収納させる。
【0015】図5は、本発明の第2の実施例を示す紙幣
取引装置の動作フローチャートである。この場合、図4
の制御と同じく、予め加熱殺菌部3aを殺菌可能温度
(160℃〜240℃)まで加熱しておき、殺菌温度保
持制御を行いながら紙幣殺菌を行う取引が開始されるま
で待機する。入金取引動作時には、先ず利用者により入
出金口1に紙幣が投入されると、投入された紙幣は、入
出金口1にある分離機構(図示省略)により1枚ずつ分
離されて、搬送路2を通って鑑別部7に搬送される。鑑
別部7では、金種、真偽、正損等、必要な鑑別を行った
後、ゲート20、ゲート22を通して一時集積機構13
に集積する。ここまでは、未だ紙幣は殺菌されていな
い。ここで、利用者の操作による所定の取引が確認キー
の押下により成立したならば、直ちに殺菌収納動作に移
る。
【0016】主制御部33は殺菌収納動作に際し、加熱
殺菌部3aの温度が正常に殺菌可能温度に保持されてい
るかをチェックする(ステップ61)。そして、鑑別部
7に対して殺菌収納用の鑑別パターン指示(ダイナミッ
ク)を出し(ステップ62)、一時集積機構13に集積
された紙幣を分離機構(図示省略)により分離し、搬送
路6を通して再び鑑別部7に搬送する(ステップ6
3)。鑑別部7は、金種の鑑別を行い(ステップ6
4)、主制御部33に鑑別結果と搬送先を報告する。主
制御部33は、鑑別部7と温度検出部28の情報によ
り、ゲート制御部29を介してゲート20、搬送路5、
ゲート21、搬送路2、ゲート16、殺菌搬送路3を通
して加熱殺菌を行い、各金種毎に紙幣の保管庫である金
種ボックス9,10に搬送して、集積収納する(ステッ
プ65)。多数枚入金時には、図3の特性図からも明ら
かなように、全枚数収納完了する前に加熱殺菌部3aが
殺菌下限温度以下になる。主制御部33は、温度検出部
28の情報が殺菌下限温度以下になった場合(ステップ
66N、68Y)、引続き殺菌搬送路3を通して殺菌し
ても効果が現われないため、そこをバイパスして非殺菌
紙幣収納部11に搬送/収納するため、鑑別部7に対し
て非殺菌紙幣収納用の鑑別パターン指示(ダイナミッ
ク)を出す(ステップ69)。
【0017】図6は、本発明の鑑別部の制御動作フロー
チャートである。ここでは、搬送パターン切り替え指示
があった場合の鑑別部7の制御動作が示されている。前
述のように、温度検出部28の情報が殺菌下限温度以下
になったならば、主制御部33から鑑別部7に対して非
殺菌収納指示(ダイナミック)が出される(ステップ6
9)。図6において、鑑別部7では、殺菌紙幣収納指示
から非殺菌紙幣収納指示に変更があったこと、つまり鑑
別パターン変更指示があったことを判断すると(ステッ
プ72Y)、次から鑑別部7を通過する紙幣について搬
送路と搬送先を変更する指示を出す。この場合には、現
在紙幣識別中ではなく(ステップ73、N)、殺菌収納
指示から非殺菌紙幣収納指示に指示変更があったので
(ステップ74,N)、先ず鑑別部7では、引続き紙幣
の金種、真偽、正損等の鑑別を行い、主制御部33に鑑
別結果を報告するのであるが、紙幣の搬送路と搬送先は
指定を変更する。すなわち、最初の3枚については搬送
路4を通りリジェクトボックス14に収納する指示を出
す(ステップ79)。次に、4枚目以降通過する紙幣に
ついては、殺菌搬送路3のバイパス路を通って未殺菌紙
幣収納部11に収納する指定を出す(ステップ77、7
8)。また、そのとき既に鑑別部7を通過している紙
幣、または鑑別中の紙幣については、そのまま鑑別部7
の情報に従って、殺菌搬送路3を通し各金種毎に紙幣の
保管庫である金種ボックス9,10に収納する指示のま
まにする。
【0018】以上の動作を説明すると、図1の構造から
明らかなように、殺菌搬送路3とバイパス路との搬送路
長の違いによるものであって、連続して搬送されている
紙幣を殺菌搬送から非殺菌搬送に切り替える時点で、2
つの搬送路の合流点において紙幣が追い越したり、重な
ったりすることを防止するためである。この路長差分に
相当する枚数(ここでは3枚分)だけ紙幣間隔を空ける
ために紙幣をリジェクトしている。図5に戻って、主制
御部33は、鑑別部7の情報により先ずパターン変更指
示後の最初の3枚をリジエクトボックス14にリジェク
トし、次からの非殺菌/収納指示された紙幣が殺菌搬送
路3の直前まで搬送されてきた時点で、ゲート制御部2
9を介して切り替えゲート16をバイパス搬送路側に切
り替える。これにより、それ以降の紙幣はその情報によ
り未殺菌紙幣収納部11に搬送され、そこに集積収納さ
れる(ステップ69)。指定された枚数の繰り出しが完
了していないならば(ステップ70)、ステップ64に
戻り、紙幣鑑別と紙幣収納を繰り返し行う。その時点で
は、加熱殺菌部3aは温度保持制御が行われているた
め、加熱殺菌部3aの温度は、紙幣を殺菌搬送路3をバ
イパスして搬送している間に殺菌上限温度まで回復す
る。主制御部33は、温度検出部28の情報が殺菌上限
温度以上になったならば(ステップ66、Y)、再び紙
幣を殺菌させるために鑑別部7に殺菌収納用の鑑別パタ
ーン指示(ダイナミック)を出す(ステップ67)。
【0019】図6に戻って、鑑別部7においては、鑑別
パターン変更指示があったので(ステップ72、Y)、
次から鑑別部7を通過する紙幣について搬送路と搬送先
を変更する指示を出す。この場合のように、非殺菌収納
指示から殺菌収納指示に指示変更があった場合(ステッ
プ73,74、Y)、鑑別部7は引続き紙幣の金種、真
偽、正損等の鑑別を行い、主制御部33に鑑別結果(殺
菌搬送路指定)と各金種毎の紙幣収納部の指定を報告す
る(ステップ75,76)。また、そのとき既に鑑別部
7を通過している紙幣、または鑑別中の紙幣については
(ステップ73、Y)、そのまま殺菌搬送路3をバイパ
スして未殺菌紙幣収納部11に収納する指示のままとす
る。なお、殺菌収納指示から非殺菌収納指示に変更した
場合には、最初の3枚をリジェクトしたが、逆に非殺菌
収納指示から殺菌収納指示に変更した場合には、殺菌搬
送路3とバイパス路との搬送路長の違いは、そのまま切
り替えてもさらに紙幣間隔が拡がる方向にずれるため、
何等影響はない。
【0020】図5に戻って、主制御部33は、鑑別部7
の情報により殺菌/収納指示された紙幣が殺菌搬送路3
の直前まで搬送されてきた時点で、ゲート制御部29を
介して切り替えゲート16を殺菌搬送路3側に切り替え
る。その後、その紙幣はその情報により各金種毎に紙幣
の保管庫である金種ボックス9,10に搬送され、集積
収納される。以上の制御を繰り返すことにより、一時集
積機構13に集積した全紙幣を繰り出し完了することに
なるので(ステップ70、Y)、紙幣繰り出しを停止し
て集積収納動作を終了し(ステップ71)、入金取引を
終了する。いま、前述のように330枚の入金取引を考
えると、第2の実施例においては、第1の実施例のとき
未だ存在していた紙幣搬送の中断は全くなくなる。すな
わち、加熱殺菌部3aの温度により搬送/収納先を切り
替える際の一時的な分離停止すら無くなるので、合計の
取引時間はさらに短縮される。
【0021】以上の説明では、入金取引についての記述
であったが、全く同じ制御を補充あるいは装填時にも適
用することが可能である。さらに、第2の実施例による
制御を、補充あるいは装填に適用する場合には、紙幣間
隔を開ける目的でリジェクトしていた紙幣を入出金口の
返却用集積部8に退避させることにより、再度、鑑別用
の紙幣として取り扱うこともできる。ところが、前述の
制御において、多数枚入金取引がある回数以上行われる
か、または多数枚補充あるいは装填が行われると、未殺
菌紙幣収納部11内に未殺菌紙幣が多数収納されている
状態となる。さらに、出金取引が選択されても、紙幣は
殺菌紙幣保管部9,10から繰り出され、未殺菌紙幣収
納部11からは繰り出されないので、未殺菌紙幣収納部
11の紙幣は減少することなく、いずれは満杯となって
しまう。そのため、未殺菌紙幣収納部11に集積された
紙幣がある枚数に到達した時点で、殺菌しながら殺菌紙
幣保管部9,10に移動することが必要となる。次に、
その手順について、図7のフローにより説明する。
【0022】図7は、未殺菌紙幣収納部の紙幣の殺菌時
の制御フローチャートである。なお、この殺菌手順は、
従来の制御方法を用いて、少しだけ手順を変更するのみ
でよく、新しい制御方法は必要としない。主制御部33
は、各紙幣保管部9,10,11の紙幣在高を管理して
いるので、非殺菌紙幣収納部11の在高が多く、殺菌紙
幣保管部9,10の在高が少なくなったことを検出する
ことができる。そこで、利用者からの取引要求が無い時
に未殺菌紙幣収納部11内の紙幣の殺菌を行うようにす
る。従って、先ず、主制御部33は利用者から取引要求
があるか否かを判断し(ステップ54)、無ければ
(N)、次に温度センサの温度を調べて、殺菌収納動作
に当って加熱殺菌部3aの温度が正常に殺菌可能温度に
保持されているか否かをチェックする(ステップ5
5)。殺菌可能温度になっていれば(Y)、次に未殺菌
紙幣収納部11内の紙幣の殺菌が必要か否か、つまり未
殺菌紙幣収納部11の在高が多く、殺菌紙幣保管部9,
10の在高が少なくなったことを検出すると(ステップ
56,Y)、ゲート制御部29に殺菌収納用のゲートパ
ターン指示(ダイナミック)を出す(ステップ57)。
これにより、従来の制御と同じようにして、未殺菌紙幣
収納部11に収納されている紙幣を連続殺菌限度枚数以
下の例えば100枚だけ(ステップ61)、分離機構
(図示省略)により分離して搬送路2に繰り出し、鑑別
部7に搬送する(ステップ58)。鑑別部7は、金種の
鑑別を行い(ステップ59)、主制御部33にその鑑別
結果を報告する。主制御部33は、鑑別部7からの情報
によりゲート制御部29を介してゲート20、搬送路
5、ゲート21、搬送路2、ゲート16、殺菌搬送路3
を通して殺菌しながら各金種毎に紙幣の保管庫である金
種ボックス9,10に搬送し、それぞれ集積収納する
(ステップ60)。
【0023】従来の制御方法では、加熱殺菌部3aの温
度を監視しながら温度回復を待ち、回復したならば再び
殺菌するという制御方法を用いていたので、1取引に時
間がかかり過ぎていた。これに対して本実施例では、上
記制御を1回(例えば100枚)だけの動作とし、それ
以降は未殺菌紙幣収納部11に収納しておき、上位装置
32から回線制御部31を介して殺菌指示を受けると殺
菌処理を開始する他に、同制御タイミングを利用者が紙
幣取引装置を操作していない時間、つまりATMの待機
中に自動的に殺菌処理を行うことにする。このように、
利用者からの取引要求が無いか否かを監視しながら殺菌
処理の制御を行うので、1取引にかかる時間を短くする
とともに、殺菌処理を有効に行える。また、図7の制御
フローを、他のフローと合わせて行えば、取引装置に利
用客が集中した混雑時等では、一時的に殺菌動作が連続
しても、その瞬間に処理し切れない殺菌処理を後の装置
待機時に行うことにより、紙幣取引装置の稼働効率を向
上させることができる。また、利用者の取引要求に対し
て直ちに対応できるように、1動作を30枚程度の少数
枚に設定しておくことにより、さらに1動作時間を短く
でき、紙幣取引装置の稼働効率の向上を図ることができ
る。以上の処理は、未殺菌紙幣収納部11が満杯になっ
た場合を想定していたが、逆に殺菌紙幣収納部9,10
が先に満杯になった場合にも、殺菌済み紙幣を未殺菌紙
幣収納部11に収納することも可能であり、何等問題は
ない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
殺菌機能を備えた紙幣取引装置において、多数枚連続殺
菌時の加熱殺菌部の温度低下時に温度回復待ちによる処
理の中断がないため、1取引の動作処理時間を短縮する
ことができる。また、瞬間的に殺菌処理をし切れないと
きには、装置が操作されていない待機時に殺菌を行うの
で、混雑時の装置稼働率を大幅に向上させることがで
き、顧客に対するサービス向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す紙幣取引装置の断面構
造図である。
【図2】図1の紙幣取引装置の制御系ブロック図であ
る。
【図3】多数枚殺菌時の加熱ローラ温度放熱特性を示す
図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す多数枚殺菌時の制
御フローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例を示す多数枚殺菌時の制
御フローチャートである。
【図6】本発明において、搬送パターン切り替え指示が
あったときの鑑別部の制御フローチャートである。
【図7】本発明における未殺菌紙幣収納部の紙幣殺菌時
の制御フローチャートである。
【符号の説明】
1…入出金口、2,4,5,6…搬送路、3…殺菌搬送
路(加熱ベルト)、3a…加熱殺菌部、7…鑑別部、8
…返却口、9,10…殺菌紙幣保管部、4a…紙幣反転
部、5a…紙幣回収部、11…未殺菌紙幣収納部、12
…紙幣回収ボックス、14…リジェクトボックス、13
…一時集積部、16〜24…紙幣切り替えゲート、15
…加熱ローラ、30…センサ制御部、31…回線制御
部、32…上位装置、33…主制御部、34…分離モー
タ制御部、27…ヒータON/OFF制御部、28…温
度検出部、29…ゲート制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも紙幣の入出金を行う入出金口
    と、紙幣を鑑別する鑑別手段と、紙幣を保管する保管部
    と、前記入出金口と前記保管部との間で紙幣を搬送する
    ための紙幣搬送路とを備えた紙幣取引装置において、 前記紙幣搬送路中に配置され、紙幣を加熱するための加
    熱ローラと、該加熱ローラを取り巻くように圧接して配
    置され、該加熱ローラとの間に紙幣を挟んで搬送する耐
    熱ベルトと、該加熱ローラおよび耐熱ベルトの温度を検
    出する温度検出手段と、該温度検出手段からの温度情報
    に応じて該加熱ローラを加熱する加熱手段と、該加熱ロ
    ーラと耐熱ベルトをバイパスする搬送路と、該バイパス
    搬送路に接続され、未殺菌紙幣を保管する未殺菌紙幣保
    管部と、前記温度検出手段からの温度情報に応じて、前
    記鑑別手段に入力する紙幣の繰り出し分離動作を一時停
    止させ、紙幣殺菌/非殺菌の指示を与え、多数枚殺菌時
    に前記加熱ローラの温度が殺菌可能温度以下になった時
    点で、紙幣を前記バイパス搬送路に送出して前記未殺菌
    紙幣保管部に収納する制御手段とを有することを特徴と
    する紙幣取引装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の紙幣取引装置において、
    前記制御手段は、加熱ローラおよび耐熱ベルトの温度に
    応じて、紙幣を搬送するための搬送路と該紙幣を収納す
    る収納先とを指示する命令を各部に送出し、多数枚殺菌
    時に加熱ローラの温度が殺菌可能温度以下になった時点
    で、鑑別手段に入力する紙幣の繰り出し分離動作を停止
    することなく、該紙幣をバイパス搬送路に送出して未殺
    菌紙幣保管部に収納することを特徴とする紙幣取引装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の紙幣取引装置に
    おいて、前記制御手段は、未殺菌紙幣保管部の紙幣の在
    高が多くなったことを検出した時点で、利用者の処理要
    求がなく、加熱ローラの温度が殺菌可能温度以上である
    ことを確認して、殺菌収納指示を各部に送出することに
    より、未殺菌紙幣保管部に収納された紙幣を繰り出して
    加熱ローラに搬送し、該紙幣を殺菌して金種毎の紙幣保
    管部に収納することを特徴とする紙幣取引装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105844785A (zh) * 2016-03-26 2016-08-10 无锡南理工科技发展有限公司 一种多功能连续验钞的点验钞机的使用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105844785A (zh) * 2016-03-26 2016-08-10 无锡南理工科技发展有限公司 一种多功能连续验钞的点验钞机的使用方法

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