JPH09270379A - フォーカス評価用レチクルおよびフォーカス評価方法 - Google Patents

フォーカス評価用レチクルおよびフォーカス評価方法

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JPH09270379A
JPH09270379A JP8078486A JP7848696A JPH09270379A JP H09270379 A JPH09270379 A JP H09270379A JP 8078486 A JP8078486 A JP 8078486A JP 7848696 A JP7848696 A JP 7848696A JP H09270379 A JPH09270379 A JP H09270379A
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JP8078486A
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Tokio Shino
時男 篠
Kouji Komatsu
功侍 小松
Akira Watanabe
明 渡辺
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Oki Electric Industry Co Ltd
Miyazaki Oki Electric Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Miyazaki Oki Electric Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縮小投影露光装置のフォーカス位置評価を短
時間で行えるようにしたフォーカス評価用レチクル、及
びフォーカス評価方法の提供が望まれている。 【解決手段】 縮小投影露光装置のフォーカス位置評価
のために用いられる評価用レチクル20である。評価用
レチクル20上には評価用パターン22が形成されてい
る。評価用パターン22は、縮小投影露光装置の解像限
界幅より細い幅のパターンと、解像限界幅より太い複数
種の幅のパターン群とを有している。パターンの各間隔
は、縮小投影露光装置の解像限界を越える幅である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に半導体装置の
製造プロセスにおける露光工程での、ベストフォーカス
位置を合わせるために用いられるフォーカス評価用レチ
クルと、これを用いたフォーカス評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体装置の製造プロセスにおけ
る露光工程では、解像度の高いパターンを形成するため
縮小投影露光法が採用されている。この縮小投影露光法
によれば、マスクとウエハが接触しないことから、マス
クの欠陥が露光工程中に発生することがなく、高歩留り
を確保することができる。図6は、このような縮小投影
露光法を説明するための図であり、図6において符号1
は縮小投影露光装置(以下、ステッパと称する)であ
る。このステッパ1は、水銀ランプ等の光源2と、コン
デンサレンズ3と、縮小レンズ4と、ステージ6とを備
えたもので、レジスト層を形成したウエハ5をステージ
6上に固定し、コンデンサレンズ3と縮小レンズ4との
間に、ウエハ5上に形成するパターンの原画となるパタ
ーンを有したレチクル7を配置し、光源2より光を照射
して露光処理を行うものである。
【0003】すなわち、光源2より光を照射すると、こ
の光はフィルタ(図示略)を通って単波長となり、さら
にコンデンサレンズ3を通った後レチクル7に到達す
る。そして、このレチクル7の明部(光を透過する部
分)を透過した光は、縮小レンズ4を経てウエハ5上に
フォーカス(焦点)を結ぶ。ここで、通常このフォーカ
スは、光源2の近傍にウエハの位置を検出するセンサ部
(図示略)が配設され、このセンサ部によって各露光条
件に応じて自動的に合わせられるようになっている。
【0004】しかし、実際にはセンサ部によって合わさ
れたフォーカス位置と、光学系が結ぶフォーカスの位置
とが必ずしも一致しないため、通常はこの差を予め測定
してフォーカス位置の評価を行い、評価結果、すなわち
得られた差分の補正を行うことによって露光を行うよう
にしている。
【0005】ところで、このようなフォーカス位置の評
価を行うためには、通常、図7に示すようなフォーカス
評価用レチクルが用いられる。図7において符号10は
評価用レチクルであり、この評価用レチクル10は、図
7に示すようにレティクル本体11上に評価用パターン
12を形成してなるものである。評価用パターン12
は、図7に示すように幅aμmのラインパターン13が
aμmの間隔で複数本が並列配置されたもので、これら
ラインパターン13…列が縦方向および横方向のそれぞ
れに形成されてなるものである。ここで、パターン幅で
あるaμmについては、通常、評価すべきステッパの性
能によって任意に選択される。
【0006】そして、このような評価用レチクル10を
用いてフォーカス位置の評価を行うには、まず、図6に
示したステッパ1のステージ6上に、予めレジストを塗
布したウエハ5を配置し、また、レチクル7に代えて前
記評価用レチクル10を設置する。次に、任意の露光量
1 、任意のフォーカス位置f1 の条件のもとで光源2
より光を照射してウエハ5上のレジストを露光し、さら
にこれを現像する。そして、このような露光処理を、任
意の露光量e1 〜en 、任意のフォーカス位置f1 〜f
n の条件のもとで順次繰り返し、それぞれにレジストパ
ターンを形成する。次いで、図8に示すような、各ウエ
ハ5上に形成されたレジストパターン14の、前記評価
用パターン12のラインパターン13に対応するパター
ン幅lx 、ly を、寸法測定機を用いて各露光量および
フォーカス位置毎に測定する。
【0007】このような測定によると、通常、同一露光
量で形成したパターン幅lx 、lyの寸法はフォーカス
位置によって変化する。図9は、このように測定された
結果の例を示す図であり、図9中において曲線Aは露光
量en が少ない場合の転写パタン寸法とフォーカス位置
n とを関係を示し、曲線Bは露光量en が多い場合の
転写パタン寸法とフォーカス位置fn とを関係を示して
いる。図9に示したように、一般に露光量が比較的少な
い場合には、前記曲線Aで示したように転写パタン寸法
が極小値を持つように変化し、一方、露光量が比較的多
い場合には、前記曲線Bで示したように転写パタン寸法
が極大値を持つように変化する。そして、通常は図9に
示したような測定結果から極小値、あるいは極大値をそ
のステッパにおけるベストフォーカス(ウエハ上にフォ
ーカスが合っているフォーカス位置)として評価する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフォーカス評価方法では、フォーカス位置の変化に
対するパターン幅寸法の変化量が小さいことから、単一
露光量によるフォーカス評価だけでは精度が低いものと
なってしまい、したがって通常は複数の露光量による評
価が必要となっている。また、ラインパターン13とし
て、通常、露光・現像後ウエハ上に形成されるレジスト
パターン14の幅が1μm以下となるような幅のものを
使用するため、現像後得られたレジストパターン14の
幅寸法を測定するためには、寸法測定機として微細寸法
の測定が可能なSEM型寸法測定機を使用する必要があ
る。しかして、このSEM型寸法測定機による測定で
は、微細寸法の測定が可能な反面、測定に長時間を要し
てしまう。よって、前記フォーカス評価方法では、複数
の露光量による評価が必要であり、しかもその評価の際
には測定に長時間を必要とするSEM型寸法測定機を用
いなくてはならないことから、評価そのものに多大な時
間がかかってしまっているのが実状である。
【0009】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、縮小投影露光装置のフォ
ーカス位置評価を短時間で行えるようにしたフォーカス
評価用レチクルと、フォーカス評価方法とを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフォーカス評価
用レチクルでは、評価用レチクル上に評価用パターンを
形成してなり、該評価用パターンが、縮小投影露光装置
の解像限界幅より細い幅のパターンと、解像限界幅より
太い複数種の幅のパターン群とを有し、前記パターンの
各間隔が、前記縮小投影露光装置の解像限界を越える幅
であることを前記課題の解決手段とした。
【0011】本発明のフォーカス評価方法では、縮小投
影露光装置の解像限界幅より細い幅のパターンと、解像
限界幅より太い複数種の幅のパターン群とを有し、前記
パターンの各間隔が、前記縮小投影露光装置の解像限界
を越える幅である評価用パターンを備えた評価用レチク
ルを用い、前記評価用パターンをホトリソプロセスによ
りフォーカス位置を変化させて、複数回、それぞれ異な
る被転写体上に転写し、次に、被転写体上に転写された
転写パターンを現像して得られた現像パターンの外形寸
法を測定し、その後、フォーカス位置の変化により前記
現像パターンの外形寸法が段階的に変化する点を抽出す
るとともに、この点と対称となるもう一点を抽出し、こ
れら二点の中点に対応したフォーカス位置をベストフォ
ーカス位置とすることを前記課題の解決手段とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施形態例に
基づいて詳しく説明する。図1(a)、(b)は本発明
のフォーカス評価用レチクルの一実施形態例を示す図で
あり、図1において符号20は、縮小投影露光装置(ス
テッパ)のフォーカス位置評価のために用いられるフォ
ーカス評価用レチクル(以下、評価用レチクルと略称す
る)である。この評価用レチクル20は、ガラス等の透
光性材料からなるレチクル本体21上に、クロム膜等か
らなる評価用パターン22を形成したものであり、該評
価用パターン22が、ステッパからの露光光を遮断する
パターンとされたものである。
【0013】評価用パターン22は、図1(a)に示す
ように異なる幅でかつ正方形枠状のパターン23a、2
3b…と、正方形状のパターン24とが同芯状に配設さ
れたもので、この例では、各パターン23a、23b
…、24のそれぞれの間隔が全て同一の間隔bに形成さ
れたものとなっている。また、図1(b)に示すように
各パターン23a、23b…、24の幅Wa〜Wnは、
評価するステッパの解像し得る限界の前後となるように
設定されている。すなわち、この例では、フォーカス位
置評価を行おうとするステッパが、NA=0.5のi線
仕様である場合、L=k(λ/NA)の式より解像限界
=0.365μmとなることから、Wa==0.30μ
m、Wb=0.35μmとし、以下、0.05μmステ
ップで順次幅広に設定している。したがってこの例で
は、パターン23a、23bが本発明における解像限界
幅より細い幅のものとなり、パターン23c〜パターン
24が本発明における解像限界幅より太い幅のパターン
群となっている。なお、前記パターン間の間隔bについ
ては、前記フォーカス位置評価を行おうとするステッパ
の解像性能に左右されない程度の大きい値、すなわち解
像限界を越える幅とされ、この例では1.0μm程度と
されている。
【0014】このような構成のフォーカス評価用レチク
ル20を用いて例えば図6に示したステッパ1のフォー
カス位置評価を行うには、まず、前述した従来の場合と
同様にして、ステッパ1のステージ6上に、予めレジス
トを塗布したウエハ(被転写体)5を配置し、また、レ
チクル7に代えてフォーカス評価用レチクル20を設置
する。ここで、ウエハ5に塗布するレジストについて
は、評価用パターン22の各パターン23a、23b
…、24が露光光を遮断するパターンとなっていること
から、ポジ型のものを用いている。
【0015】次に、任意の露光量eを選択し、露光量
e、フォーカス位置f1 の条件で光源2より光を照射し
てウエハ5上のレジストを露光し、さらにこれを現像す
る。続いて、露光量eのままで、フォーカス位置をf2
〜fn まで順次変化させ、それぞれ異なるウエハ上に先
と同一の露光・現像処理を順次繰り返し、それぞれにレ
ジストパターンを形成する。
【0016】次いで、得られた各ウエハ上のレジストパ
ターン(現像パターン)における外形寸法、すなわち図
1(a)に示したパターン寸法wx 、wy に対応する転
写パターン寸法を、光学式寸法測定機を用いて各フォー
カス位置毎に測定する。なお、ここで用いた光学式寸法
測定機は、SEM型寸法測定機に比べ分解能が劣るもの
の、本実施形態例で測定する寸法は前記wx 、wy に対
応する転写パターン寸法であり、従来の場合に比べ十分
な幅(長さ)を有していることから、本実施形態例では
SEM型寸法測定機を用いることなく、光学式寸法測定
機によって測定することが可能となっているのである。
【0017】このようにして露光・現像を行い、ウエハ
上にパターンを転写すると、ウエハ上に転写されたパタ
ーン(現像パターン)では、評価用パターン22におけ
る各パターン23a、23b…、24のうち、ステッパ
1の解像限界幅近傍のものがフォーカス位置によって解
像しなくなる現象が生じる。そして、このように解像し
ないパターンがフォーカス位置によって生じ、しかも、
各パターン23a、23b…、24がステッパの解像限
界を越える幅の間隔で配列されていることから、各フォ
ーカス位置f1 〜fn 毎に転写パターン(現像パター
ン)の外形寸法を測定すると、図2に示すようにフォー
カス位置の変化により転写パターン(現像パターン)の
外形寸法が段階的に変化する箇所Cがいくつか表れる。
ここで、外形寸法の測定については、前記wx に対応す
る方向、wy に対応する方向のそれぞれについて行って
いる。そして、得られた測定結果より、wx 方向、wy
方向のそれぞれについてフォーカス位置の変化と転写パ
ターンの外形寸法との関係を、図2に示したグラフとし
て求めている。なお、図2は、wx 方向の転写パターン
外形寸法とフォーカス位置との関係を示している。
【0018】このようにして外形寸法測定結果から得た
図2のグラフより、前記段階的に変化する箇所Cのうち
一つ、この実施形態例では、パターン寸法が最大となる
曲線データD1 の次に大きい曲線データD2 の最小値側
1 における、曲線データD 2 の最小値Ma を抽出す
る。そして、この最小値Ma を抽出したら、この点と対
称となる点、すなわちパターン寸法が最大となる曲線デ
ータD1 を中心として前記曲線データD2 と対称の位置
にある曲線データD3 の最小値Mb を抽出する。そし
て、これら二点の中点に対応したフォーカス位置f0
グラフ上から読み取り、これをベストフォーカス位置と
する。
【0019】このように、従来法ではウエハ上で1μm
以下の微細なパターンを高精度で測定する必要があるこ
とから、測定にSEM型寸法測定機を用いなくてはなら
なかったが、本実施形態例のフォーカス評価方法では、
数十μmレベルの比較的大きい寸法のパターンを測定す
ればよく、しかも、パターン寸法がフォーカス位置によ
って段階的に大きく変化することにより、ベストフォー
カス位置の評価に高精度の寸法測定が要求されないた
め、SEM型寸法測定機でなく光学式寸法測定機を寸法
測定に用いることができる。
【0020】したがって、SEM型寸法測定機より分解
能には劣るものの、これより安価で汎用性があり、しか
も測定時間が短い光学式寸法測定機を用いることができ
ることから、評価そのものの時間を短縮することがで
き、またこれに要するコストの低減化を図ることもでき
る。また、パターン測定が従来に比べ十分大きなパター
ンの測定となっており、しかもSEM型寸法測定機でな
く光学式寸法測定機を用いて寸法測定を行うことができ
ることから、寸法測定の自動化によるフォーカス評価の
容易化、省力化を図ることができる。さらに、前述した
ようにパターン寸法がフォーカス位置によって段階的に
大きく変化し、したがって測定結果もその変化が大きい
ことから、従来のごとく複数の露光量による評価が必要
となることなく、単一の露光量による測定によって精度
の高い、正確な評価を行うことができる。
【0021】また、図1(a)、(b)に示した評価用
パターン22にあっては、これを用いて転写することで
得られる転写パターン(現像パターン)の外形寸法が、
フォーカス位置によって段階的に大きく変化することに
より、前記のフォーカス評価方法の実施を可能にするこ
とができる。
【0022】なお、前記実施形態例では、評価用パター
ンの形状として図1(a)に示したパターン形状を採用
したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば図
3に示すように幅の異なるパターン25a、25b…の
列を、縦方向および横方向のそれぞれに配置し、かつこ
れらパターンを左右方向および上下方向にてそれぞれ対
称に形成してもよく、また、図4に示すように幅の異な
るパターン26a、26b…の列を、縦方向および横方
向のそれぞれに配置しただけの形状としてもよい。
【0023】また、図1(a)、図3、図4に示した評
価用パターンの例では、各パターン23a、23b…
(24a、24b…、25a、25b…)がいずれも同
一の幅を有するライン状(正方形枠状も含む)、あるい
は正方形状であるが、本発明では、これに代えて図5
(a)〜(e)に示すような形状のパターンから評価用
パターンを形成することもできる。なお、図5(a)〜
(e)に示した各パターン30〜34は、それぞれが図
1(b)の各パターン23a、23b…に対応するもの
とする。
【0024】図5(a)に示したパターン30は、その
片側に、元のパターン幅W0 に対して一定の割合の幅W
1 分、この例ではW1 =W0 となる分を矩形状に突出し
た複数の突出部30a…を形成したものとなっている。
図5(b)に示したパターン31は、その片側に、元の
パターン幅W0 に対して一定の割合の幅W2 分、この例
ではW2 =(1/2)W0 となる分を二等辺三角形状に
突出した複数の突出部31a…を形成したものとなって
いる。図5(c)に示したパターン32は、その両側
に、元のパターン幅W0 に対して一定の割合の幅W
3 分、この例ではW3 =(1/2)W0 となる分を二等
辺三角形状に凹ましてなる凹部32a、32a…を形成
したものとなっている。図5(d)に示したパターン3
3は、その幅方向と直交する方向に不連続に配置された
矩形のパターン要素33aが、多数配列されて形成され
たものとなっている。図5(e)に示したパターン34
は、その幅方向と直交する方向に不連続に配置された菱
形のパターン要素34aが、多数配列されて形成された
ものとなっている。なお、これら各パターンについて
も、それぞれその元の幅W0 については、先に述べた実
施形態例の場合と同様に、評価するステッパの解像し得
る限界の前後となるように設定され、またその間隔につ
いては、ステッパの解像性能に左右されない程度の大き
い値、すなわち解像限界を越える幅とされる。
【0025】このようなパターンからなる評価用パター
ンを用いてステッパのフォーカス位置評価を行うにも、
先に述べた実施形態例と同一にして行うことができる。
その際、図5(a)、(b)に示したパターン30ある
いは31からなる評価用パターンを用いて露光・現像処
理を行えば、これらパターン30(31)にはその片側
に突出部30a(31a)が形成されていることから、
該突出部30a(31a)が形成されている位置とされ
ていない位置とで、現像処理後解像しない現象が起こる
フォーカス位置に差が生じるため、パターン1本分にて
2段階の変化量情報を得ることができる。よって、先の
実施形態例に用いた評価用パターン22に比べ、形成し
たパターン外形寸法を測定したときに得られる変化量情
報が2倍になることから、評価用パターン22で得る変
化量情報と同等の変化量情報を得るためには、パターン
30あるいは31の本数が、評価用パターン22の場合
の1/2のパターン構成本数でよくなり、したがって評
価用パターンそのものの小型化を図ることができる。な
お、図5(c)に示したパターン32からなる評価用パ
ターンを用いて露光・現像処理を行えば、該パターン3
2にはその両側に凹部32a、32aが形成されている
ことから、突出部30a(31a)を形成した前記パタ
ーン31(31)の場合と同様の効果が得られる。
【0026】また、図5(d)、(e)に示したパター
ン33あるいは34からなる評価用パターンを用いて露
光・現像処理を行えば、これらパターン33(34)は
不連続に配置されたパターン要素33a(34a)が、
多数配列されて形成されていることから、フォーカス位
置によって起こる解像しない現象が、図5(a)、
(b)、(c)に示したパターン30、31、32の場
合に比べて顕著となり、したがってパターン外形寸法を
測定したときの変化量を大きくすることができる。よっ
て、少ないフォーカス位置の変化で先の実施形態例と同
等の外形寸法変化量が得られるため、フォーカス評価の
ために変化させねばならないフォーカス位置を少なくす
ることができ、フォーカス評価用パターンを形成する時
間を短縮することができる。ここで、図5(c)〜
(e)に示した各パターン32、33、34について
は、その評価用パターンの外形寸法を測定する際、測定
する辺が一直線にならないので、任意の複数位置にて外
形寸法を測定し、その結果の平均をもって測定値とす
る。
【0027】なお、前記例においては、評価用パターン
としてステッパからの露光光を遮断するパターンを用い
たが、本発明はこれに限定されることなく、レチクル本
体としてステッパからの露光光を遮断するものを用い、
評価用パターンとしてステッパからの露光光を透過する
パターンを用いてもよい。そして、その場合には、フォ
ーカス評価を行う際にウエハ上に形成するレジストとし
て、ネガ型のものを用いてもよいが、もちろん前記実施
形態例と同様にポジ型のものを用いることもできる。
【0028】このように評価用パターンおよびレチクル
本体の、露光光に対する遮断・透過性を入れ換えた評価
用レチクルにあっても、その評価方法については、先に
述べた実施形態例の場合と同様にして行うことができ
る。すなわち、図1(a)に示した評価用レチクル20
における、レチクル本体21、評価用パターン22の遮
断・透過性を入れ換えたものについても、任意の露光量
eでフォーカス位置をf1 〜fn に段階的に変化させ、
露光・現像してウエハ上にパターンを転写・形成する。
すると、レジストとしてポジ型のものを用いた場合、ウ
エハ上に転写されたパターンにはパターン幅によって解
像(開孔)しないフォーカス位置が存在するので、光学
式寸法測定機によって図1(a)に矢印で示したパター
ン寸法wx 、wy を各フォーカス位置毎に測定すること
により、先の実施形態例と同様の結果を得ることができ
る。
【0029】また、図5(a)〜(e)に示したパター
ン30〜34からなる評価用パターンの、遮断・透過性
を入れ換えたものについても、同様の評価処理を行うこ
とにより、フォーカス位置によって解像しない現像と同
時に生じるパターンの剥離がなくなるため、この評価用
パターンをデバイスパターン内に形成できることができ
る。したがって、この評価用パターンを備えた評価用レ
チクルを、デバイスにおける各レイヤーのベストフォー
カス評価に用いることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフォーカス
評価用レチクルは、評価用パターンが、縮小投影露光装
置の解像限界幅より細い幅のパターンと、解像限界幅よ
り太い複数種の幅のパターン群とを有し、前記パターン
の各間隔が、前記縮小投影露光装置の解像限界を越える
幅であるものであることから、従来のごとく露光・解像
後の各パターンの幅を測定することなく、評価用パター
ンの外形寸法を測定することにより、縮小投影露光装置
のベストフォーカス位置を評価することができる。した
がって、従来のごとく解像パターンの測定にSEM型寸
法測定機を用いることなく、安価で汎用性があり、しか
も測定時間が短い光学式寸法測定機を寸法測定に用いる
ことができ、よって評価そのものの時間を短縮すること
ができ、またこれに要するコストの低減化を図ることも
できる。
【0031】本発明のフォーカス評価方法は、前記フォ
ーカス評価用レチクルを用いた方法であるから、前述し
たように解像パターンの測定にSEM型寸法測定機を用
いることなく光学式寸法測定機を用いることができ、こ
れにより評価そのものの時間を短縮することができ、ま
たこれに要するコストの低減化を図ることもできる。ま
た、パターン測定が従来に比べ十分大きなパターンの測
定となっており、しかもSEM型寸法測定機でなく光学
式寸法測定機を用いて寸法測定を行うことができること
から、寸法測定の自動化によるフォーカス評価の容易
化、省力化を図ることができる。さらに、前述したよう
にパターン寸法がフォーカス位置によって段階的に大き
く変化し、したがって測定結果もその変化が大きいこと
から、従来のごとく複数の露光量による評価が必要とな
ることなく、単一の露光量による測定によって精度の高
い、正確な評価を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のフォーカス評価用レチクルの
一実施形態例を示す要部拡大図であり、(b)は(a)
の破線部内の各パターンを示す部分拡大図である。
【図2】本発明のフォーカス評価に用いられるグラフで
あり、フォーカス位置と転写パターン寸法との相関を示
す図である。
【図3】本発明のフォーカス評価用レチクルに用いられ
る評価用パターンの一変形例を示す拡大図である。
【図4】本発明のフォーカス評価用レチクルに用いられ
る評価用パターンの他の変形例を示す拡大図である。
【図5】(a)〜(e)は、本発明のフォーカス評価用
レチクルにおけるパターンの変形例を示す拡大図であ
る。
【図6】縮小投影露光装置の概略構成図である。
【図7】従来のフォーカス評価用レチクルの一例を示す
要部拡大図である。
【図8】ウエハ上に形成されたレジストパターンの模式
図である。
【図9】従来のフォーカス評価に用いられるグラフであ
り、フォーカス位置と転写パターン寸法との相関を示す
図である。
【符号の説明】
20 評価用レチクル 21 レチクル本体 22 評価用パターン 23a、23b、24、25a、25b、26a、26
b パターン 30、31、32、33、34 パターン 30a、31a 突出部 32a 凹部 33a、34a パターン要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 明 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縮小投影露光装置のフォーカス位置評価
    のために用いられる評価用レチクルであって、 該評価用レチクル上に評価用パターンを形成してなり、 該評価用パターンが、前記縮小投影露光装置の解像限界
    幅より細い幅のパターンと、解像限界幅より太い複数種
    の幅のパターン群とを有し、 前記パターンの各間隔が、前記縮小投影露光装置の解像
    限界を越える幅であることを特徴とするフォーカス評価
    用レチクル。
  2. 【請求項2】 前記評価用パターンの各パターンが、そ
    れぞれその片側に、元のパターン幅に対して一定の割合
    の幅分を突出してなる突出部を形成したことを特徴とす
    る請求項1記載のフォーカス評価用レチクル。
  3. 【請求項3】 前記評価用パターンの各パターンが、幅
    方向と直交する方向に不連続に配置された矩形あるいは
    菱形のパターン要素群からなることを特徴とする請求項
    1記載のフォーカス評価用レチクル。
  4. 【請求項4】 縮小投影露光装置のフォーカス位置評価
    を行うフォーカス評価方法であって、 前記縮小投影露光装置の解像限界幅より細い幅のパター
    ンと、解像限界幅より太い複数種の幅のパターン群とを
    有し、前記パターンの各間隔が、前記縮小投影露光装置
    の解像限界を越える幅である評価用パターンを備えた評
    価用レチクルを用い、 前記評価用パターンをホトリソプロセスによりフォーカ
    ス位置を変化させて、複数回、それぞれ異なる被転写体
    上に転写し、 次に、被転写体上に転写された転写パターンを現像して
    得られた現像パターンの外形寸法を測定し、 その後、フォーカス位置の変化により前記現像パターン
    の外形寸法が段階的に変化する点を抽出するとともに、
    この点と対称となるもう一点を抽出し、これら二点の中
    点に対応したフォーカス位置をベストフォーカス位置と
    することを特徴とするフォーカス評価方法。
JP8078486A 1996-04-01 1996-04-01 フォーカス評価用レチクルおよびフォーカス評価方法 Pending JPH09270379A (ja)

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