JPH09270083A - 火災検知器 - Google Patents
火災検知器Info
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- JPH09270083A JPH09270083A JP8014496A JP8014496A JPH09270083A JP H09270083 A JPH09270083 A JP H09270083A JP 8014496 A JP8014496 A JP 8014496A JP 8014496 A JP8014496 A JP 8014496A JP H09270083 A JPH09270083 A JP H09270083A
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- filter
- electromagnetic wave
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一酸化炭素の共鳴放射が生ずる状態の火災を
検知する。 【解決手段】 火災検知器は、開口部12を備えた筐体
14、筐体14内でかつ開口部12に接着剤18で固着
されたフィルタ16、及びフィルタ16に接近して配置
された検知手段26を備えている。フィルタ16は、石
英板で構成された第1の部材に、第2の部材及び第3の
部材が真空蒸着により蒸着されて、構成されている。第
1の部材32により所定波長(一酸化炭素の共鳴により
放射される電磁波の波長より所定値大きい波長)より大
きい電磁波が遮断され、第2の部材34及び第3の部材
により所定波長(二酸化炭素の共鳴により放射される電
磁波の波長より所定値小さい波長)未満の電磁波が遮断
されるので、フィルタ16は、4.4[μm]及び4.
7[μm]の波長を含む所定波長帯の電磁波のみを透過
する完全なフィルタとなる。
検知する。 【解決手段】 火災検知器は、開口部12を備えた筐体
14、筐体14内でかつ開口部12に接着剤18で固着
されたフィルタ16、及びフィルタ16に接近して配置
された検知手段26を備えている。フィルタ16は、石
英板で構成された第1の部材に、第2の部材及び第3の
部材が真空蒸着により蒸着されて、構成されている。第
1の部材32により所定波長(一酸化炭素の共鳴により
放射される電磁波の波長より所定値大きい波長)より大
きい電磁波が遮断され、第2の部材34及び第3の部材
により所定波長(二酸化炭素の共鳴により放射される電
磁波の波長より所定値小さい波長)未満の電磁波が遮断
されるので、フィルタ16は、4.4[μm]及び4.
7[μm]の波長を含む所定波長帯の電磁波のみを透過
する完全なフィルタとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災検知器に係
り、より詳しくは、火災の発生に伴い放射される電磁波
を検知することより、火災を検知する火災検知器に関す
る。
り、より詳しくは、火災の発生に伴い放射される電磁波
を検知することより、火災を検知する火災検知器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、火災を検知する火災検知装置
は、3波長検知方式や1波長検知方式等で、炎の発生に
より生ずる特有の電磁波をフィルタを介して検知してい
る。即ち、炎が発生すると、燃焼ガス中の二酸化炭素が
励起されて共鳴し、ピーク波長が4.4[μm]の電磁
波(赤外線)が放射されるからである。なお、その分光
特性は、図3(a)に示すように、4.4[μm]より
短波長側から4.4[μm]にかけて急激に相対強度が
大きくなっている。
は、3波長検知方式や1波長検知方式等で、炎の発生に
より生ずる特有の電磁波をフィルタを介して検知してい
る。即ち、炎が発生すると、燃焼ガス中の二酸化炭素が
励起されて共鳴し、ピーク波長が4.4[μm]の電磁
波(赤外線)が放射されるからである。なお、その分光
特性は、図3(a)に示すように、4.4[μm]より
短波長側から4.4[μm]にかけて急激に相対強度が
大きくなっている。
【0003】3波長検知方式の火災検知装置には、図3
(a)に示したように、相対強度が急減に変化する波長
帯Rの電磁波を透過するフィルタが備えられている。こ
の火災検知装置は、フィルタを介して入射した波長帯R
の3波長、即ち、3.8[μm]、4.1[μm]、及
び4.4[μm]の各々の電磁波の相対強度を検知し、
検知した電磁波の相対強度が図3(a)に示すように急
減に変化しているか否かを判断することにより、炎の発
生を検知して、火災の発生を検知する。
(a)に示したように、相対強度が急減に変化する波長
帯Rの電磁波を透過するフィルタが備えられている。こ
の火災検知装置は、フィルタを介して入射した波長帯R
の3波長、即ち、3.8[μm]、4.1[μm]、及
び4.4[μm]の各々の電磁波の相対強度を検知し、
検知した電磁波の相対強度が図3(a)に示すように急
減に変化しているか否かを判断することにより、炎の発
生を検知して、火災の発生を検知する。
【0004】一方、1波長検知方式の火災検知装置に
は、4.4[μm]の電磁波を透過するフィルタが備え
られている。この火災検知装置は、フィルタを透過した
該電磁波が0.1〜10[Hz]の間隔で検知された
(ちらついている)か否かを判断することにより、炎の
発生を検知して、火災の発生を検知する。
は、4.4[μm]の電磁波を透過するフィルタが備え
られている。この火災検知装置は、フィルタを透過した
該電磁波が0.1〜10[Hz]の間隔で検知された
(ちらついている)か否かを判断することにより、炎の
発生を検知して、火災の発生を検知する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、火災が発生してから時間が経つにつれて、図3
(a)、図3(b)、図3(c)の順に、4.4[μ
m]の波長の電磁波の強度が小さくなる一方、4.7
[μm]の波長の電磁波の強度が大きくなる。これは、
完全燃焼状態(炎が発生した状態)が時間の経過により
不完全燃焼状態(黒煙のみが発生した状態)となり、一
酸化炭素が励起されて共鳴し、ピーク波長が4.7[μ
m]の電磁波(赤外線)の相対強度が強くなるからであ
る。
ば、火災が発生してから時間が経つにつれて、図3
(a)、図3(b)、図3(c)の順に、4.4[μ
m]の波長の電磁波の強度が小さくなる一方、4.7
[μm]の波長の電磁波の強度が大きくなる。これは、
完全燃焼状態(炎が発生した状態)が時間の経過により
不完全燃焼状態(黒煙のみが発生した状態)となり、一
酸化炭素が励起されて共鳴し、ピーク波長が4.7[μ
m]の電磁波(赤外線)の相対強度が強くなるからであ
る。
【0006】また、燃焼しにくいものが燃焼する火災が
発生すると、火災発生初期の段階から、一酸化炭素が励
起されて共鳴し、ピーク波長が4.7[μm]の電磁波
が放射される。
発生すると、火災発生初期の段階から、一酸化炭素が励
起されて共鳴し、ピーク波長が4.7[μm]の電磁波
が放射される。
【0007】よって、上記いずれの方式の火災検知装置
に備えられたフィルタはピーク波長が4.7[μm]の
電磁波を透過しないので、これらの火災検知器では、こ
のような電磁波(一酸化炭素の共鳴により放射されかつ
ピーク波長が4.7[μm])を検知できない。従っ
て、一酸化炭素の共鳴放射が生ずる状態の火災を検知す
ることができない。
に備えられたフィルタはピーク波長が4.7[μm]の
電磁波を透過しないので、これらの火災検知器では、こ
のような電磁波(一酸化炭素の共鳴により放射されかつ
ピーク波長が4.7[μm])を検知できない。従っ
て、一酸化炭素の共鳴放射が生ずる状態の火災を検知す
ることができない。
【0008】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、一酸化炭素の共鳴放射が生ずる状態の火災を検知す
ることの可能な火災検知器を提供することを目的とす
る。
で、一酸化炭素の共鳴放射が生ずる状態の火災を検知す
ることの可能な火災検知器を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、一酸化炭素の共鳴により放射される
電磁波の波長を含む所定波長帯の電磁波を透過するフィ
ルタを備えている。
項1記載の発明は、一酸化炭素の共鳴により放射される
電磁波の波長を含む所定波長帯の電磁波を透過するフィ
ルタを備えている。
【0010】このように、一酸化炭素の共鳴により放射
される電磁波の波長を含む所定波長帯の電磁波を透過す
るフィルタを備えているので、一酸化炭素の共鳴により
放射される電磁波がフィルタを透過して検知され、一酸
化炭素の共鳴放射が生ずる状態の火災を検知することが
できる。
される電磁波の波長を含む所定波長帯の電磁波を透過す
るフィルタを備えているので、一酸化炭素の共鳴により
放射される電磁波がフィルタを透過して検知され、一酸
化炭素の共鳴放射が生ずる状態の火災を検知することが
できる。
【0011】ここで、請求項1記載の所定波長帯の短波
長側の波長は、請求項3記載の発明のように、二酸化炭
素の共鳴により発生する電磁波の波長より所定値小さい
波長とする。即ち、上記所定波長帯を、一酸化炭素の共
鳴により放射される電磁波の波長を含む第1の所定波長
帯と、二酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長
を含む第2の所定波長帯と、からなるようにしてもよ
く、一酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長及
び二酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長を含
むようにしてもよい。一方、上記所定波長帯を、一酸化
炭素の共鳴により放射される電磁波の波長を含みかつ二
酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長を含まな
いようにしてもよい。
長側の波長は、請求項3記載の発明のように、二酸化炭
素の共鳴により発生する電磁波の波長より所定値小さい
波長とする。即ち、上記所定波長帯を、一酸化炭素の共
鳴により放射される電磁波の波長を含む第1の所定波長
帯と、二酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長
を含む第2の所定波長帯と、からなるようにしてもよ
く、一酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長及
び二酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長を含
むようにしてもよい。一方、上記所定波長帯を、一酸化
炭素の共鳴により放射される電磁波の波長を含みかつ二
酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長を含まな
いようにしてもよい。
【0012】また、上記所定波長帯の長波長側の波長
は、請求項2記載の発明のように、石英及びサファイア
のいずれかを用いて決定してもよい。石英及びサファイ
アは、一酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長
より所定値大きい波長を透過させない性質をもっている
からである。
は、請求項2記載の発明のように、石英及びサファイア
のいずれかを用いて決定してもよい。石英及びサファイ
アは、一酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長
より所定値大きい波長を透過させない性質をもっている
からである。
【0013】ここで、上記フィルタは、一酸化炭素の共
鳴により放射される電磁波の波長を含む所定波長帯の電
磁波を透過するが、上記所定波長帯の短波長側の波長よ
り小さい波長の電磁波の透過率が0でなければ、上記所
定波長帯の短波長側の波長より小さい波長の電磁波がフ
ィルタを透過する。この場合、該電磁波には太陽光のよ
うに光のエネルギーの大きい電磁波が含まれるので、こ
の電磁波がフィルタを透過した後の量は、一酸化炭素の
共鳴及び二酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の量
と略同じである。よって、太陽光が入射することにより
火災が発生したと誤検知する可能性がある。
鳴により放射される電磁波の波長を含む所定波長帯の電
磁波を透過するが、上記所定波長帯の短波長側の波長よ
り小さい波長の電磁波の透過率が0でなければ、上記所
定波長帯の短波長側の波長より小さい波長の電磁波がフ
ィルタを透過する。この場合、該電磁波には太陽光のよ
うに光のエネルギーの大きい電磁波が含まれるので、こ
の電磁波がフィルタを透過した後の量は、一酸化炭素の
共鳴及び二酸化炭素の共鳴により放射される電磁波の量
と略同じである。よって、太陽光が入射することにより
火災が発生したと誤検知する可能性がある。
【0014】そこで、請求項4記載の発明のように、上
記所定波長帯の短波長側の波長より所定値小さい波長未
満の電磁波を遮断する遮断手段を更に備えるようにして
もよい。これにより、上記所定波長帯の短波長側の波長
より所定値小さい波長未満の電磁波が遮断され、太陽光
が入射することにより火災が発生したと誤検知すること
を防止することができる。
記所定波長帯の短波長側の波長より所定値小さい波長未
満の電磁波を遮断する遮断手段を更に備えるようにして
もよい。これにより、上記所定波長帯の短波長側の波長
より所定値小さい波長未満の電磁波が遮断され、太陽光
が入射することにより火災が発生したと誤検知すること
を防止することができる。
【0015】一方、火災検知器は、請求項5記載の発明
のように、開口部を備えた筐体と、前記開口部近傍に配
置されると共に一酸化炭素の共鳴により放射される電磁
波の波長を含む所定波長帯でかつ前記開口部を介して入
射した電磁波を透過するフィルタと、前記フィルタに接
近して配置されると共に前記フィルタを透過した電磁波
を検知する検知手段と、を備えるようにしてもよい。
のように、開口部を備えた筐体と、前記開口部近傍に配
置されると共に一酸化炭素の共鳴により放射される電磁
波の波長を含む所定波長帯でかつ前記開口部を介して入
射した電磁波を透過するフィルタと、前記フィルタに接
近して配置されると共に前記フィルタを透過した電磁波
を検知する検知手段と、を備えるようにしてもよい。
【0016】そして、火災検知器は、請求項6記載の発
明のように、検知手段の検知範囲を望みかつ該検知手段
の法線を含む面で切られた角度が120°以上となるよ
うに、前記開口部、前記フィルタ及び前記検知手段の位
置関係を決定するようにしてもよい。
明のように、検知手段の検知範囲を望みかつ該検知手段
の法線を含む面で切られた角度が120°以上となるよ
うに、前記開口部、前記フィルタ及び前記検知手段の位
置関係を決定するようにしてもよい。
【0017】なお、請求項7〜請求項9記載の発明の特
徴部分は、請求項2〜請求項4記載の発明と同一である
ので、詳細な説明を省略する。
徴部分は、請求項2〜請求項4記載の発明と同一である
ので、詳細な説明を省略する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。本形態に係る火災検知器
は、図1に示すように、開口部12を備えた筐体14、
及び筐体14内でかつ開口部12に接着剤18で固着さ
れたフィルタ16を備えている。筐体14の底面には2
本(2本に限定されない。なお、3本、4本、5本等で
あってもよい。)の支柱20が固定され、2本の支柱2
0上端は、フィルタ16の近くまで到達している。2本
の支柱20上端には支持部材22が固定され、支持部材
22には基板24が配置されており、基板24には、検
知手段(例えば、赤外線センサ)26が配置されてい
る。これにより、検知手段26は、フィルタ16に接近
して配置されている。
を参照して詳細に説明する。本形態に係る火災検知器
は、図1に示すように、開口部12を備えた筐体14、
及び筐体14内でかつ開口部12に接着剤18で固着さ
れたフィルタ16を備えている。筐体14の底面には2
本(2本に限定されない。なお、3本、4本、5本等で
あってもよい。)の支柱20が固定され、2本の支柱2
0上端は、フィルタ16の近くまで到達している。2本
の支柱20上端には支持部材22が固定され、支持部材
22には基板24が配置されており、基板24には、検
知手段(例えば、赤外線センサ)26が配置されてい
る。これにより、検知手段26は、フィルタ16に接近
して配置されている。
【0019】次に、フィルタ16を説明する。フィルタ
16は、第1の部材32に、第2の部材34及び第3の
部材36が真空蒸着により蒸着されて、構成されてい
る。
16は、第1の部材32に、第2の部材34及び第3の
部材36が真空蒸着により蒸着されて、構成されてい
る。
【0020】ここで、第1の部材32は石英板で構成さ
れている。石英は、図4で実線で示すように、波長が
4.7[μm]より所定値大きい波長λ2 を境に電磁波
の透過率が急激に小さくなる性質を持っている。このよ
うに、第1の部材32を石英板で構成しているので、フ
ィルタ16は、波長が所定値λ2 より大きい電磁波を遮
断する。
れている。石英は、図4で実線で示すように、波長が
4.7[μm]より所定値大きい波長λ2 を境に電磁波
の透過率が急激に小さくなる性質を持っている。このよ
うに、第1の部材32を石英板で構成しているので、フ
ィルタ16は、波長が所定値λ2 より大きい電磁波を遮
断する。
【0021】第2の部材34は、第1の部材32に蒸着
膜(例えば、各種、金属等)を多数回蒸着して、波長が
4.4[μm]より所定値小さい波長λ1 未満の電磁波
の透過率が急激に小さくなるように(図3(d)参
照)、多層膜で形成されている。
膜(例えば、各種、金属等)を多数回蒸着して、波長が
4.4[μm]より所定値小さい波長λ1 未満の電磁波
の透過率が急激に小さくなるように(図3(d)参
照)、多層膜で形成されている。
【0022】しかしながら、第2の部材34の波長λ1
未満の電磁波の透過率は0でなく、略0.1%である。
このように、第2の部材34の該透過率が略0.1%で
あれば、波長λ1 未満の波長帯の電磁波が透過される。
波長λ1 未満の波長帯の電磁波には、光のエネルギーが
大きい、例えば、太陽光や大型の白熱電球からの光等が
含まれる。よって、第2の部材34を透過した後の光の
エネルギーが大きい電磁波の量は、一酸化炭素の共鳴、
二酸化炭素の共鳴により放射される電磁波のエネルギー
と略同じである。
未満の電磁波の透過率は0でなく、略0.1%である。
このように、第2の部材34の該透過率が略0.1%で
あれば、波長λ1 未満の波長帯の電磁波が透過される。
波長λ1 未満の波長帯の電磁波には、光のエネルギーが
大きい、例えば、太陽光や大型の白熱電球からの光等が
含まれる。よって、第2の部材34を透過した後の光の
エネルギーが大きい電磁波の量は、一酸化炭素の共鳴、
二酸化炭素の共鳴により放射される電磁波のエネルギー
と略同じである。
【0023】そこで、本形態は、波長λ1 未満の波長帯
の電磁波を遮断する第3の部材36を蒸着している。な
お、第3の部材34は、第2の部材34と同様に、第1
の部材32に上記蒸着膜を多数回蒸着して、波長が4.
4[μm]より小さくなると電磁波の透過率が急激に小
さくなるように多層膜で形成されている。よって、第3
の部材36の波長λ1 未満の電磁波の透過率は略0.1
%であるが、第2の部材34と第3の部材36の各々の
透過率が略0.1%であるので、全体として透過率が小
さくなり、波長λ1 未満の波長帯の電磁波を略完全に遮
断することができる。
の電磁波を遮断する第3の部材36を蒸着している。な
お、第3の部材34は、第2の部材34と同様に、第1
の部材32に上記蒸着膜を多数回蒸着して、波長が4.
4[μm]より小さくなると電磁波の透過率が急激に小
さくなるように多層膜で形成されている。よって、第3
の部材36の波長λ1 未満の電磁波の透過率は略0.1
%であるが、第2の部材34と第3の部材36の各々の
透過率が略0.1%であるので、全体として透過率が小
さくなり、波長λ1 未満の波長帯の電磁波を略完全に遮
断することができる。
【0024】以上により、第1の部材32により波長が
所定値λ2 より大きい電磁波が遮断され、第2の部材3
4及び第3の部材により波長λ1 未満の電磁波が遮断さ
れるので、フィルタ16は、図3(d)に示すように、
4.4[μm]及び4.7[μm]の波長を含む所定波
長帯h1 (≒0.6[μm]、λ1 ≦X≦λ2 )の電磁
波(波長X)のみを略透過する完全なフィルタとなる。
所定値λ2 より大きい電磁波が遮断され、第2の部材3
4及び第3の部材により波長λ1 未満の電磁波が遮断さ
れるので、フィルタ16は、図3(d)に示すように、
4.4[μm]及び4.7[μm]の波長を含む所定波
長帯h1 (≒0.6[μm]、λ1 ≦X≦λ2 )の電磁
波(波長X)のみを略透過する完全なフィルタとなる。
【0025】一方、第1の部材32を、容易に薄くする
ことができる石英で構成したので、フィルタ16を全体
として薄くすることができる。本形態では、フィルタ1
6の厚みを0.3[mm]のように極めて薄くしてい
る。
ことができる石英で構成したので、フィルタ16を全体
として薄くすることができる。本形態では、フィルタ1
6の厚みを0.3[mm]のように極めて薄くしてい
る。
【0026】また、開口部12の口径を5.2[m
m]、フィルタ16の長手方向の長さを7.3[mm]
とし、かつ、フィルタ16と検知手段26との距離が約
0.3[mm]となるように、検知手段26をフィルタ
16に接近して配置しているので、検知手段26の検知
範囲を望みかつ該検知手段26の法線nを含む面で切ら
れた角度(以下、監視角度という)θを120°とする
ことができる。なお、監視角度θを120°より大きく
してもよい。
m]、フィルタ16の長手方向の長さを7.3[mm]
とし、かつ、フィルタ16と検知手段26との距離が約
0.3[mm]となるように、検知手段26をフィルタ
16に接近して配置しているので、検知手段26の検知
範囲を望みかつ該検知手段26の法線nを含む面で切ら
れた角度(以下、監視角度という)θを120°とする
ことができる。なお、監視角度θを120°より大きく
してもよい。
【0027】次に、本形態の作用を説明する。火災検知
器の検知範囲内で、炎を伴う火災が発生した場合には、
ピーク波長が4.4[μm]の電磁波が放射され、この
電磁波が開口部12、フィルタ16を介して、検知手段
22に入射する。これにより、火災が検知される。
器の検知範囲内で、炎を伴う火災が発生した場合には、
ピーク波長が4.4[μm]の電磁波が放射され、この
電磁波が開口部12、フィルタ16を介して、検知手段
22に入射する。これにより、火災が検知される。
【0028】一方、炎の極めて少ない黒煙の大変多い火
災が発生した場合、即ち、時間の経過により完全燃焼状
態が不完全燃焼状態となったり、燃えにくいものが不完
全燃焼したり、した場合には、ピーク波長が4.7[μ
m]の電磁波が放射され、この電磁波が開口部12、フ
ィルタ16を介して、検知手段22に入射する。これに
より、火災が検知される。
災が発生した場合、即ち、時間の経過により完全燃焼状
態が不完全燃焼状態となったり、燃えにくいものが不完
全燃焼したり、した場合には、ピーク波長が4.7[μ
m]の電磁波が放射され、この電磁波が開口部12、フ
ィルタ16を介して、検知手段22に入射する。これに
より、火災が検知される。
【0029】以上説明したように本形態によれば、開口
部に固着されかつ極めて薄いフィルタに検知手段を接近
して配置しているので、検知手段により検知可能な範囲
を広げることができる。
部に固着されかつ極めて薄いフィルタに検知手段を接近
して配置しているので、検知手段により検知可能な範囲
を広げることができる。
【0030】また、前述した実施の形態によれば、フィ
ルタは、4.4[μm]及び4.7[μm] の波長を
含む所定波長帯h1 の電磁波(波長X)のみを透過する
フィルタであるので、炎を伴う火災や、炎の極めて少な
い黒煙の大変多い火災が発生し、ピーク波長が4.4
[μm]の電磁波、ピーク波長が4.7[μm]の電磁
波のいずれも検知することができる。よって、火災発生
をもれなく検知することができる。
ルタは、4.4[μm]及び4.7[μm] の波長を
含む所定波長帯h1 の電磁波(波長X)のみを透過する
フィルタであるので、炎を伴う火災や、炎の極めて少な
い黒煙の大変多い火災が発生し、ピーク波長が4.4
[μm]の電磁波、ピーク波長が4.7[μm]の電磁
波のいずれも検知することができる。よって、火災発生
をもれなく検知することができる。
【0031】更に、前述した実施の形態によれば、第1
の部材に第2の部材と第3の部材とを蒸着しているの
で、略完全に波長が4.4[μm]より小さい電磁波を
遮断することができる。よって、4.4[μm]より小
さい波長帯で太陽光のように光のエネルギーが大きい電
磁波が開口部に入射しても、フィルタにより遮断される
ため、太陽光等の検知により火災が発生したと検知する
ような誤検知を防止することができる。
の部材に第2の部材と第3の部材とを蒸着しているの
で、略完全に波長が4.4[μm]より小さい電磁波を
遮断することができる。よって、4.4[μm]より小
さい波長帯で太陽光のように光のエネルギーが大きい電
磁波が開口部に入射しても、フィルタにより遮断される
ため、太陽光等の検知により火災が発生したと検知する
ような誤検知を防止することができる。
【0032】以上説明した実施の形態では、第1の部材
32を石英板により構成しているが、本発明はこれに限
定されるものでなく、サファイア板により構成するよう
にしてもよい。なお、第1の部材32をサファイア板に
より構成すると、図4で点線で示すように、石英の透過
率(実線)より透過する電磁波の波長の範囲は広がる
が、少なくとも波長が4.7[μm]の電磁波を検知す
ることができるので、火災発生をもれなく検知すること
ができる。
32を石英板により構成しているが、本発明はこれに限
定されるものでなく、サファイア板により構成するよう
にしてもよい。なお、第1の部材32をサファイア板に
より構成すると、図4で点線で示すように、石英の透過
率(実線)より透過する電磁波の波長の範囲は広がる
が、少なくとも波長が4.7[μm]の電磁波を検知す
ることができるので、火災発生をもれなく検知すること
ができる。
【0033】また、前述した実施の形態では、所定波長
帯h1 の電磁波を透過するフィルタを備えているが、本
発明はこれに限定されるものでなく、図3(d)に示す
ように、二酸化炭素の共鳴放射により発生する電磁波の
ピーク波長(4.4[μm])含む第1の所定波長帯h
21(≒0.3[μm])の電磁波を透過する第1のフィ
ルタと、一酸化炭素共鳴放射により発生する電磁波のピ
ーク波長(4.7[μm])含む第2の所定波長帯h22
(≒0.3[μm])の電磁波を透過する第2のフィル
タと、を備えるようにしてもよい。
帯h1 の電磁波を透過するフィルタを備えているが、本
発明はこれに限定されるものでなく、図3(d)に示す
ように、二酸化炭素の共鳴放射により発生する電磁波の
ピーク波長(4.4[μm])含む第1の所定波長帯h
21(≒0.3[μm])の電磁波を透過する第1のフィ
ルタと、一酸化炭素共鳴放射により発生する電磁波のピ
ーク波長(4.7[μm])含む第2の所定波長帯h22
(≒0.3[μm])の電磁波を透過する第2のフィル
タと、を備えるようにしてもよい。
【0034】この場合、筐体14に2つの開口部12を
設け、一方の開口部12に第1のフィルタを固着すると
共に、他方の開口部12に第2のフィルタを固着しても
よい。そして、検知手段を2つ用いる場合には、第1の
フィルタ及び第2のフィルタの各々に接近するように配
置してもよい。検知手段を1つ用いる場合には、第1の
フィルタ及び第2のフィルタを透過した電磁波を、該検
知手段に案内する案内手段(例えば、金属板等の反射
板)を設けるようにしてもよい。
設け、一方の開口部12に第1のフィルタを固着すると
共に、他方の開口部12に第2のフィルタを固着しても
よい。そして、検知手段を2つ用いる場合には、第1の
フィルタ及び第2のフィルタの各々に接近するように配
置してもよい。検知手段を1つ用いる場合には、第1の
フィルタ及び第2のフィルタを透過した電磁波を、該検
知手段に案内する案内手段(例えば、金属板等の反射
板)を設けるようにしてもよい。
【0035】加えて、前述した実施の形態では、筐体内
でかつ開口部にフィルタを固着した例を説明したが、本
発明はこれに限定されるものでなく、筐体内又は筐体外
でかつ開口部近傍に配置するようにしてもよい。
でかつ開口部にフィルタを固着した例を説明したが、本
発明はこれに限定されるものでなく、筐体内又は筐体外
でかつ開口部近傍に配置するようにしてもよい。
【0036】以上説明した本形態に係る火災検知器は駐
車場に配置することができる。即ち、図示しない駐車場
に各々所定距離離間する複数箇所に一対本形態に係る火
災検知を配置することができる。この場合、各検知手段
24の上記監視角度θを120°以上とし、かつ、一対
の火災検知器を、一方の検知範囲の1部が他方の検知範
囲の1部と重なるように配置すれば、一対の火災検知器
の上記監視角度θの合計を180°にすることができ
る。
車場に配置することができる。即ち、図示しない駐車場
に各々所定距離離間する複数箇所に一対本形態に係る火
災検知を配置することができる。この場合、各検知手段
24の上記監視角度θを120°以上とし、かつ、一対
の火災検知器を、一方の検知範囲の1部が他方の検知範
囲の1部と重なるように配置すれば、一対の火災検知器
の上記監視角度θの合計を180°にすることができ
る。
【0037】そして、フィルタ16を介してピーク波長
が4.4[μm]の電磁波が入射したことを検知手段2
6が検知すると、検知手段26は図示しない中央監視室
のコンピュータに検知信号を出力する。そして、このコ
ンピュータは、検知信号が0.1〜10[Hz]の間隔
で入力した場合に、駐車場で火災が発生したと検知され
る。
が4.4[μm]の電磁波が入射したことを検知手段2
6が検知すると、検知手段26は図示しない中央監視室
のコンピュータに検知信号を出力する。そして、このコ
ンピュータは、検知信号が0.1〜10[Hz]の間隔
で入力した場合に、駐車場で火災が発生したと検知され
る。
【0038】また、フィルタ16を介してピーク波長が
4.7[μm]の電磁波が入射したことを検知手段26
が検知すると、検知手段22は、同様に、中央監視室の
コンピュータに検知信号を出力する。これにより、駐車
場で火災が発生したことが検知される。
4.7[μm]の電磁波が入射したことを検知手段26
が検知すると、検知手段22は、同様に、中央監視室の
コンピュータに検知信号を出力する。これにより、駐車
場で火災が発生したことが検知される。
【0039】更に、検知信号と併せて火災検知器の識別
情報も出力するようにすれば、コンピュータは、駐車場
の火災が発生した箇所を検出することができる。
情報も出力するようにすれば、コンピュータは、駐車場
の火災が発生した箇所を検出することができる。
【0040】また、火災検知器をビル内に設けられた駐
車場に配置してもよい。この場合、該駐車場には太陽光
等が入射する窓が設けられているのが一般的であるの
で、太陽光等が入射するエリアには、第1の部材、第2
の部材、及び第3の部材でフィルタが構成された火災検
知器を配置し、太陽光等が入射しないエリアには、第1
の部材及び第2の部材でフィルタが構成された火災検知
器を配置してもよい。
車場に配置してもよい。この場合、該駐車場には太陽光
等が入射する窓が設けられているのが一般的であるの
で、太陽光等が入射するエリアには、第1の部材、第2
の部材、及び第3の部材でフィルタが構成された火災検
知器を配置し、太陽光等が入射しないエリアには、第1
の部材及び第2の部材でフィルタが構成された火災検知
器を配置してもよい。
【0041】なお、本形態に係る火災検知は駐車場に配
置することに限定されるものでなく、家屋内、倉庫内、
ビル内、地下鉄が走る空間内等に配置するようにしても
よい。
置することに限定されるものでなく、家屋内、倉庫内、
ビル内、地下鉄が走る空間内等に配置するようにしても
よい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、一酸化炭
素の共鳴により放射される電磁波の波長を含む所定波長
帯の電磁波を透過するフィルタを備えているので、一酸
化炭素の共鳴により放射される電磁波がフィルタを透過
して検知され、一酸化炭素の共鳴放射が生ずる状態の火
災を検知することができる、という効果を有する。
素の共鳴により放射される電磁波の波長を含む所定波長
帯の電磁波を透過するフィルタを備えているので、一酸
化炭素の共鳴により放射される電磁波がフィルタを透過
して検知され、一酸化炭素の共鳴放射が生ずる状態の火
災を検知することができる、という効果を有する。
【図1】本形態に係る火災検知器の断面図である。
【図2】フィルタの断面図である。
【図3】火災により発生する電磁波の相対強度を波長と
の関係で示した線図である。
の関係で示した線図である。
【図4】フィルタの電磁波の透過する波長帯の長波長側
を示した線図である。
を示した線図である。
12 開口部 14 筐体 16 フィルタ 26 検知手段
Claims (9)
- 【請求項1】 一酸化炭素の共鳴により放射される電磁
波の波長を含む所定波長帯の電磁波を透過するフィルタ
を備えた火災検知器。 - 【請求項2】 石英及びサファイアのいずれかを用いて
前記フィルタを構成することにより前記所定波長帯の長
波長側の波長を決定したことを特徴とする請求項1記載
の火災検知器。 - 【請求項3】 前記所定波長帯の短波長側の波長は二酸
化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長より所定値
小さい波長であることを特徴とする請求項1又は請求項
2記載の火災検知器。 - 【請求項4】 前記所定波長帯の短波長側の波長より小
さい波長の電磁波を遮断する遮断手段を更に備えたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載
の火災検知器。 - 【請求項5】 開口部を備えた筐体と、 前記開口部近傍に配置されると共に一酸化炭素の共鳴に
より放射される電磁波の波長を含む所定波長帯でかつ前
記開口部を介して入射した電磁波を透過するフィルタ
と、 前記フィルタに接近して配置されると共に前記フィルタ
を透過した電磁波を検知する検知手段と、 を備えた火災検知器。 - 【請求項6】 前記検知手段の検知範囲を望みかつ該検
知手段の法線を含む面で切られた角度が120°以上と
なるように、前記開口部、前記フィルタ及び前記検知手
段の位置関係を決定したことを特徴とする請求項5記載
の火災検知器。 - 【請求項7】 石英及びサファイアのいずれかを用いて
前記フィルタを構成することにより前記所定波長帯の長
波長側の波長を決定したことを特徴とする請求項5又は
請求項6記載の火災検知器。 - 【請求項8】 前記所定波長帯の短波長側の波長は二酸
化炭素の共鳴により放射される電磁波の波長より所定値
小さい波長であることを特徴とする請求項5乃至請求項
7の何れか1項に記載の火災検知器。 - 【請求項9】 前記所定波長帯の短波長側の波長より小
さい波長の電磁波を遮断する遮断手段を更に備えたこと
を特徴とする請求項5乃至請求項8の何れか1項に記載
の火災検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8014496A JPH09270083A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 火災検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8014496A JPH09270083A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 火災検知器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09270083A true JPH09270083A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13710084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8014496A Pending JPH09270083A (ja) | 1996-04-02 | 1996-04-02 | 火災検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09270083A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005284704A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Nohmi Bosai Ltd | 炎感知器 |
JP2006331050A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Hochiki Corp | 炎検出器 |
KR101889505B1 (ko) * | 2017-04-03 | 2018-08-17 | 이도희 | 해양플랜트용 화재 감지기 |
-
1996
- 1996-04-02 JP JP8014496A patent/JPH09270083A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005284704A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Nohmi Bosai Ltd | 炎感知器 |
JP2006331050A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Hochiki Corp | 炎検出器 |
KR101889505B1 (ko) * | 2017-04-03 | 2018-08-17 | 이도희 | 해양플랜트용 화재 감지기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040816 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040824 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041020 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050726 |