JP2008145293A - 赤外線式ガス検知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分に小型のものとして構成することができると共に、所期のガス検知を高い信頼性をもって行うことのできる赤外線式ガス検知器を提供すること。
【解決手段】赤外線式ガス検知器は、反射型のセンサ装置を備え、センサ装置は、内部に被検ガスが導入されるガス導入空間を有するハウジングを備え、ガス導入空間内には、赤外線光源および赤外センサ素子が平板状基板の同一面上に固定された状態で配設され、赤外線光源には、赤外線光源からの赤外線が一方向のみに放射されるよう光放射方向制御するための制御部材が設けられ、ガス導入空間を囲繞するセルの内表面には、赤外線光源からの赤外線を反射することによって赤外センサ素子に入射させるための複数の反射鏡が、複数の反射鏡の各々に入射される赤外線の入射角が45°未満であり、かつ赤外センサ素子に入射される赤外線の入射角が0°±20°となるよう配設されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、赤外線式ガス検知器に関する。
現在、例えば二酸化炭素ガスの濃度を非分散型赤外線吸収法を利用して検知する赤外線式ガス検知器としては、種々の構成のものが提案されている。
このような赤外線式ガス検知器の或る種のものは、細長い形態を有する、被検ガスが導入されるガス導入空間を形成するガスセルを備えてなり、このガスセル内における両端位置に、赤外線光源と赤外センサ素子とが互いに対向して配置された構成とされている。
このような構成の赤外線式ガス検知器においては、赤外線光源より放射される赤外線が例えば光チョッパなどによって周期的に赤外センサ素子に供給されることにより持続的な出力信号が得られ、被検ガスの導入によって赤外センサ素子に受光される赤外線光量が低下することによる出力信号の振幅の減少割合に応じて、二酸化炭素ガスの濃度が算出される。
一般に、非分散型赤外線吸収法を利用した赤外線式ガス検知器に対する要請の一つとして、ガス検知器全体を十分に小型のものとして構成することがある。そして、赤外線式ガス検知器を小型のものとして構成する場合には、感度の低下を防止するために、赤外線光源から赤外センサ素子に至る光路長を十分に確保することが必要とされる。
このような要請に対して、赤外線光源からの赤外線を反射鏡などの反射部材によって反射して赤外センサ素子に入射させる構成の、いわゆる「反射型」の赤外線式ガス検知器が提案されており、反射構造を採用することによって、目的とするガス検知を行うために必要とされる十分な大きさの光路長を確保することができる、とされている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、十分な大きさの光路長を確保するために、単に反射部材を利用して反射構造を採用するだけでは、例えば赤外センサ素子が当該赤外センサのセンサ面に対して垂直に赤外線が入射した場合に最も感度が大きくなるものであるため、光学系の調整の如何によっては赤外センサ素子の有する性能を十分に高い効率で活用することができず、所期のガス検知を行うことができないおそれがある、という問題がある。
特開平9−184803号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、十分に小型のものとして構成することができると共に、所期のガス検知を高い信頼性をもって行うことのできる赤外線式ガス検知器を提供することにある。
本発明の赤外線式ガス検知器は、赤外線光源からの赤外線を反射して赤外センサ素子に入射させる反射型のセンサ装置を備えた赤外線式ガス検知器であって、
前記センサ装置は、内部に被検ガスが導入されるガス導入空間を有するハウジングを備え、当該ガス導入空間内には、赤外線光源および赤外センサ素子が平板状基板の同一面上に固定された状態で配設され、赤外線光源には、当該赤外線光源からの赤外線が一方向のみに放射されるよう制御するための光放射方向制御部材が設けられており、
当該ガス導入空間を囲繞するハウジングの内表面には、赤外線光源からの赤外線を反射することによって赤外センサ素子に入射させるための複数の反射鏡が、当該複数の反射鏡の各々に入射される赤外線の入射角が45°未満であり、かつ赤外センサ素子に入射される赤外線の入射角が0°±20°となるよう配設されていることを特徴とする。
本発明の赤外線式ガス検知器においては、複数の反射鏡の各々が、一の反射鏡によって反射された赤外線が周方向において隣接する反射鏡以外の反射鏡に入射するよう配設されていることが好ましい。
本発明の赤外線式ガス検知器においては、ハウジングが円筒形態であることが好ましい。
このような構成の赤外線式ガス検知器においては、赤外線光源からの赤外線が複数の反射鏡を順次に介して赤外センサ素子に至るまでの赤外線光路を構成する複数の直線状の光路部分のうちの一の光路部分が他の光路部分と交差する交差点が、1ヶ所以上あることが好ましい。
本発明の赤外線式ガス検知器によれば、センサ装置のハウジングの内表面に複数の反射鏡が特定の配置条件を満足する状態で設けられており、しかも赤外線光源に、当該赤外線光源からの赤外線の放射方向を制御するための光放射方向制御部材が設けられていることから、ガス検知に必要な十分な大きさの光路長を有する赤外線光路が、ガス導入空間を効率的に利用した状態で形成され、かつ赤外線光源からの赤外線を高い効率で利用することができると共に、赤外センサ素子に対して最も感度が大きくなる状態に赤外線が入射されることとなるため、ガス検知を高い感度で行うことができ、従って、所期のガス検知を高い信頼性をもって行うことができ、その上、赤外線光源および赤外センサ素子が平板状基板の同一面上にまとめて配設されているので、センサ装置を小型のものとして構成することができる結果、当該センサ装置を備えた赤外線式ガス検知器全体の小型化を図ることができる。
また、ハウジングが円筒形態であることにより、複数の反射鏡による反射構造が設計しやすく、センサ装置を小型のものとして構成することができることから、赤外線式ガス検知器の小型化を容易に図ることができる。
図1は、本発明の赤外線式ガス検知器のガス検知部を構成するセンサ装置の一構成例における、ハウジングの中心軸を含む軸方向に平行な断面を概略的に示す横断面図であり、図2は、図1に示すA−A断面を拡大して90°回転させた状態で示す断面図、図3は、図1に示すセンサ装置を軸方向から見たときの、センサ装置の構成を示す一端側側面図である。
このセンサ装置10は、全体が円筒形態であって、例えばSUSよりなる、その内表面が赤外線吸収性、例えば黒色のハウジング11を備えてなり、このハウジング11の内部空間は、例えば、当該ハウジング11の中心軸(筒軸)Cに直交するよう設けられた円板状の仕切り板12によって気密に区画されている。13は、例えばOリングよりなるシール部材である。
ハウジング11の内部には、ハウジング11の中心軸Cに対して径方向に偏位した位置において(図2参照)、平板状の回路基板21が仕切り板12を気密に貫通してハウジング11の軸方向に沿って伸びるよう配設されている。
回路基板21の外縁の一部はハウジング11の内表面に対接状態とされており、ハウジング11の仕切り板12によって区画された内部空間における一端側(図1において左端側)の一端側空間が当該回路基板21によって区画されている。
回路基板21のハウジング11の中心軸Cを臨む一面(図2において上面)上には、ハウジング11の一端側空間内に位置される領域において、点滅型の赤外線光源22と、例えば背の低い円柱状であってその天面にセンサ面23Aを有する赤外センサ素子23とが、例えばハウジング11の径方向に並んだ位置に固定された状態で配設されて実装されている。
そして、赤外線光源22には、当該赤外線光源22から放射される赤外線が一方向のみに放射されるよう制御するための光放射方向制御部材25が設けられている。
ここに、光放射方向制御部材25は、赤外線光源22に覆いかぶさるように配置され、当該赤外線光源22から放射される赤外線が前方(図2において上方)にのみ投射されるよう、赤外線光源22から他の方向に放射される赤外線を遮光することによって制御するものである。
図の例において、光放射方向制御部材25は、全体が略球状であって一の光出射開口25Aが形成されており、この光出射開口25Aに向かう方向以外の方向に放射される赤外線を遮光する構成のものであり、その内表面に、例えばアルミニウム蒸着膜、金蒸着膜、金メッキなどの赤外域で高い反射率を示す材質よりなる反射膜が形成されてなるものであることが好ましい。
そして、またハウジング11の一端側空間の内表面における、回路基板21の赤外線光源22および赤外センサ素子23が実装されている一面に対向する領域には、複数(図の例においては4個)の反射鏡27が設けられている。
複数の反射鏡27は、各々、全体形状が板状の凹面鏡または平面鏡であって、その内表面に反射面28が形成されており、当該反射面28がハウジング11の中心軸Cを臨む状態でハウジング11の内表面に沿って当該ハウジング11の軸方向に伸びるよう、適宜の手法によって固定されている。
ここに、反射鏡27は、例えばアルミニウムなどの赤外域で高い反射率を示す材質よりなり、必要に応じて表面処理された内表面によって反射面28が構成されてなるもの、または、その内表面に例えばアルミニウム蒸着膜、金蒸着膜、金メッキなどの赤外域で高い反射率を示す材質よりなる反射膜が形成されることにより反射面28が構成されてなるものである。
この図の例においては、複数の反射鏡27は、各々、大きさの異なる凹面鏡であって、ハウジング11における一端側空間を囲繞する領域の軸方向(図1において左右方向)の長さに適合した全長を有し、内表面に反射面28が形成されてなるものであり、その一端部が仕切り板12に、例えばネジ止めされることなどによって固定されている。
これらの複数の反射鏡27は、赤外線光源22から放射される赤外線(図2において、太線で示す。)を順次に反射することによって最終的に赤外センサ素子23に入射させるよう赤外線光路Lを形成するものであり、当該反射鏡27の各々における赤外線の入射角が45°未満であり、かつ赤外センサ素子23への赤外線の入射角が0°±20°、好ましくは0°±10°となるよう配置されている。
ここに、本明細書において、「赤外センサ素子への赤外線の入射角」とは、当該赤外センサ素子における赤外線受光部に対して赤外線が入射する角度であり、図の例においては、赤外センサ素子23の赤外線受光部であるセンサ面23Aに入射する赤外線の、当該センサ面23Aに対する角度を示す。
具体的に、図の例においては、4個の反射鏡27の各々を、図2において左側から順に「反射鏡27A〜27D」とすると、赤外線光源22から放射された赤外線は、光放射方向制御部材25によって制御されて前方に投射され、光路部分L1に示すように反射鏡27Bに入射して反射された後、その反射された赤外線が光路部分L2および光路部分L3に示すように反射鏡27Dおよび反射鏡27Aにこの順に入射して反射され、この反射鏡27Aに反射された赤外線が光路部分L4に示すように反射鏡27Cに入射して反射されることにより、光路部分L5に示すように赤外センサ素子23のセンサ面23Aに入射されることとなるが、反射鏡27A〜反射鏡27Dの各々は、特定の位置関係を満足する状態で配置されている。
また、センサ装置10を構成する複数の反射鏡27が3個以上である場合には、これらの複数の反射鏡27は、上記の配置条件を満たすために、一の反射鏡によって反射された赤外線が周方向において隣接する反射鏡以外の反射鏡に入射するよう配置位置を設定することが好ましく、これにより、赤外線光路Lの設計が容易になると共に、赤外線光路Lを形成すべき被検ガスが導入される空間を効率的に利用した状態で赤外線光路Lを形成することができる。
また、複数の反射鏡27は、赤外線光路Lを十分な大きさの光路長を有するものとするために、当該赤外線光路Lを構成する光路部分のうちの少なくとも1個が複数の反射鏡27が配置され、赤外線光路Lを形成すべき被検ガスが導入される空間において形成することのできる最大の大きさを有するものとなるよう配置位置を設定することが好ましく、これにより、少数の反射鏡27によって十分な大きさの光路長を確保することができ、また十分な光路長を確保するために必要とされる反射鏡27の個数が小さくなることに伴ってセンサ装置10を構成する部品点数が小さくなり、当該センサ装置10を小型のものとして構成することが可能となるために赤外線式ガス検知器全体の小型化を図ることができる。
この図の例においては、赤外線光源22および赤外センサ素子23との位置関係を考慮して、赤外線光路Lを構成する光路部分のうちの最長のものとして、向かい合うよう位置する反射鏡27Dと反射鏡27Aとの間に一の光路部分(具体的には、光路部分L3)が形成されるよう、複数(4個)の反射鏡27(27A〜27D)の配置位置が設定されている。
さらに、複数の反射鏡27は、赤外線光路Lを十分な大きさの光路長を有するものとするために、当該赤外線光路Lを構成する複数の直線状の光路部分のうちの一の光路部分が他の光路部分と交差する交差点が、1ヶ所以上あることが好ましく、これにより、赤外線光路Lの設計が容易になると共に、赤外線光路Lを形成すべき被検ガスが導入される空間を効率的に利用した状態で赤外線光路Lを形成することができる。
この図の例においては、赤外線光路Lは5個の光路部分L1〜L5により構成されているが、これらの5個の光路部分L1〜L5により、光路部分の交差点が合計5ヶ所形成されている。
赤外線光源22は、例えばコイルフィラメントを備えたランプよりなり、例えば1Hzの周期で、すなわち0.5秒間点灯された後0.5秒間消灯状態とされるよう、点滅駆動される。
赤外センサ素子23は、例えば検知対象ガスが吸収する赤外線に対してのみ高い透過率を有するバンドパスフィルター(図示せず)を備えている。
また、回路基板21には、ハウジング11の仕切り板12によって区画された内部空間における他端側(図1において右端側)の他端側空間内に位置される領域に、例えば電源回路、光源駆動回路、センサ回路およびマイコン回路などのガス検知に必要なすべての電気回路が形成されている。
ハウジング11の一端側開口は、円板状の閉塞部材15によって閉塞されている。この閉塞部材15は、ハウジング11の中心軸Cに直交する断面において、ハウジング11の内表面および回路基板21によって囲まれた領域内に位置されるよう形成されたガス導入用開口部15Aが例えば焼結金属よりなる円板素子16によって塞がれてなるものであり、これにより、被検ガスが導入されるガス導入空間Sが形成されている。
従って、このセンサ装置10においては、赤外線光源22、赤外センサ素子23がガス導入空間S内に配置された状態とされており、赤外線光源22から複数の反射鏡27を介して赤外センサ素子23に至る赤外線光路Lがガス導入空間S内に形成されている。
また、このセンサ装置10においては、ハウジング11の他端側空間が当該空間内に例えば樹脂材料30が充填されて気密に封止されている。
以下、本発明に係るセンサ装置10の一構成例を示す。
ハウジング11は、例えば内径が20mm、外径が23mm、肉厚が1.5mm、全長が20mmのものであり、回路基板21の、ハウジング11の中心軸Cに対する径方向偏位量dが約6mm、ガス導入空間Sの内容積の大きさが約2000mm3 である。
赤外線光源22は、例えば定格電圧値が5V、定格電流値が0.115A、ランプ高さが3.3mmのランプであり、赤外センサ素子23は、例えば高さが4.8mm、外径がφ9.2mmであるものであり、赤外線光源22と赤外センサ素子23との離間距離(中心間距離l)が例えば約7mm、赤外線光路Lの光路長が例えば約65mm(光路部分L1が12mm、光路部分L2が15mm、光路部分L3が16mm、光路部分L4が12mm、光路部分L5が10mm)である。
上記のような構成のセンサ装置10をガス検知部として備えた赤外線式ガス検知器においては、赤外線光源22が所定の周期で点滅駆動されてこの赤外線光源22から放射され、光放射方向制御部材25によってその放射方向が制御されて一方向に定められた赤外線が複数の反射鏡27によって赤外センサ素子23に入射される一方で、被検ガスが例えば自然拡散によりガス導入空間S内に導入される。そして、被検ガス中に含まれる検知対象ガスによる赤外線の吸収に伴う赤外線光量の減衰の程度に応じて、検知対象ガスの濃度が検出される。
而して、この赤外線式ガス検知器によれば、ガス検知部を構成するセンサ装置10のハウジング11の内表面に複数の反射鏡27が特定の配置条件を満足する状態で設けられており、しかも赤外線光源22に、当該赤外線光源22からの赤外線の放射方向を制御するための光放射方向制御部材25が設けられていることから、ガス検知に必要な十分な大きさの光路長を有する赤外線光路Lが、ガス導入空間Sを有効に利用した状態で形成され、かつ赤外線光源22からの赤外線を高い効率で利用することができると共に、赤外センサ素子23のセンサ面23Aに対して最も感度が大きくなる状態、すなわち垂直に赤外線が入射されることとなることから、当該赤外線光源22から放射される赤外線が高い効率で利用されることとなるため、ガス検知を高い感度で行うことができ、その結果、所期のガス検知を高い信頼性をもって行うことができ、その上、赤外線光源22および赤外センサ素子23が同一の回路基板21の同一面上に配設されてコンパクトにまとめられているので、センサ装置10を小型のものとして構成することができる結果、当該センサ装置10を備えた赤外線式ガス検知器全体の小型化を図ることができる。
また、赤外線光源22および赤外センサ素子23が同一の回路基板21の同一面上に形成されていると共に、当該回路基板21がハウジング11の軸方向に沿って伸びるよう配設されて当該ハウジング11の中心軸Cに平行な状態とされていることにより、赤外線光源22および赤外センサ素子23が所定の位置関係で実装された回路基板21をハウジング11内に配設することによってハウジング11の内表面に配設された複数の反射鏡27に対する赤外線光源22および赤外センサ素子23の位置関係が適正な状態に固定されるので、赤外線式ガス検知器を容易に製造することができる。
また、ハウジング11が円筒形態であることにより、複数の反射鏡27による反射構造が設計しやすく、センサ装置10を小型のものとして構成することができることから、赤外線式ガス検知器の小型化を容易に図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、ハウジングの形状は、ハウジングの内表面に複数の反射鏡を配設することのできるものであればよく、円筒形態に限定されない。
また、本発明の赤外線式ガス検知器に係る検知対象ガスは、赤外線吸収特性を有するものであれば特に限定されるものではなく、赤外線光路の光路長の大きさやその他の具体的な構成は、検知対象ガスの種類に応じて適宜に変更することができる。
また、光放射方向制御部材は、光出射開口がルーバーよりなるものであってもよい。
さらに、センサ装置それ自体に高い気密性が要求されない場合には、仕切り板が設けられた構成とされている必要はない。
本発明の赤外線式ガス検知器のガス検知部を構成するセンサ装置の一構成例における、ハウジングの中心軸を含む軸方向に平行な断面を概略的に示す横断面図である。 図1に示すA−A断面を拡大して90°回転させた状態で示す断面図である。 図1に示すセンサ装置を軸方向から見たときの、センサ装置の構成を示す一端側側面図である。
符号の説明
10 センサ装置
11 ハウジング
12 仕切り板
13 シール部材
15 閉塞部材
15A ガス導入用開口部
16 円板素子
21 回路基板
22 赤外線光源
23 赤外センサ素子
23A センサ面
25 光放射方向制御部材
25A 光出射開口
27、27A、27B、27C、27D 反射鏡
28 反射面
30 樹脂材料
L 赤外線光路
S ガス導入空間

Claims (4)

  1. 赤外線光源からの赤外線を反射して赤外センサ素子に入射させる反射型のセンサ装置を備えた赤外線式ガス検知器であって、
    前記センサ装置は、内部に被検ガスが導入されるガス導入空間を有するハウジングを備え、当該ガス導入空間内には、赤外線光源および赤外センサ素子が平板状基板の同一面上に固定された状態で配設され、赤外線光源には、当該赤外線光源からの赤外線が一方向のみに放射されるよう制御するための光放射方向制御部材が設けられており、
    当該ガス導入空間を囲繞するハウジングの内表面には、赤外線光源からの赤外線を反射することによって赤外センサ素子に入射させるための複数の反射鏡が、当該複数の反射鏡の各々に入射される赤外線の入射角が45°未満であり、かつ赤外センサ素子に入射される赤外線の入射角が0°±20°となるよう配設されていることを特徴とする赤外線式ガス検知器。
  2. 複数の反射鏡の各々が、一の反射鏡によって反射された赤外線が周方向において隣接する反射鏡以外の反射鏡に入射するよう配設されていることを特徴とする請求項1に記載の赤外線式ガス検知器。
  3. ハウジングが円筒形態であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の赤外線式ガス検知器。
  4. 赤外線光源からの赤外線が複数の反射鏡を順次に介して赤外センサ素子に至るまでの赤外線光路を構成する複数の直線状の光路部分のうちの一の光路部分が他の光路部分と交差する交差点が、1ヶ所以上あることを特徴とする請求項3に記載の赤外線式ガス検知器。
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