JPH09269823A - 車両による搬送台車の配車装置 - Google Patents

車両による搬送台車の配車装置

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Publication number
JPH09269823A
JPH09269823A JP8103225A JP10322596A JPH09269823A JP H09269823 A JPH09269823 A JP H09269823A JP 8103225 A JP8103225 A JP 8103225A JP 10322596 A JP10322596 A JP 10322596A JP H09269823 A JPH09269823 A JP H09269823A
Authority
JP
Japan
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vehicle
traveling
carrier
allocating
turning
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Pending
Application number
JP8103225A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Niihara
良美 新原
Hiroyuki Morimoto
博幸 森本
Kazuo Hida
一男 肥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP8103225A priority Critical patent/JPH09269823A/ja
Publication of JPH09269823A publication Critical patent/JPH09269823A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動走行車により配車部へ台車を配車する装
置において、誘導走行のため使用するガイド部材の数を
少なくすることができ、しかも、制御が複雑にならない
ようにする。 【解決手段】 台車の下に潜り込んで例えばフックピン
により台車を連結しガイドテープ30により誘導されて
走行路を自動走行する自動走行車であって、配車部への
配車路31が分岐する位置の番地板9により自律走行へ
の切り換え指令(縦列駐車指令)を検知したときに、メ
モリから旋回データを読み出して左右駆動モータの回転
速度を演算し、自律走行によって配車部まで自動走行
し、配車部において例えばフックピンを下降させて台車
を外すことによって台車を外すようにする。また、配車
路31以外に、走行路のコーナ部でも自律走行させるよ
うにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両による搬送台車
の配車装置に関し、より詳しくは駆動モータにより駆動
され台車を連結してガイド部材により誘導され所定の走
行路を自動走行する車両により配車部に台車を配車する
車両による搬送台車の配車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車の組立ラインに
おいて組立部品等を載せた台車を順次搬送して例えば縦
列駐車となるよう所定の配車部に配車する場合に、路面
に敷設したガイドテープにより誘導して走行させる自動
走行車を用い、その自動走行車に台車を連結して配車す
るようにしたものがある。その場合、ガイドテープから
なる誘導ラインは分岐して各配車部まで形成される。
【0003】また、それとは別に、走行距離,転回角度
を予め入力,設定することによって運搬台車の全走行路
を規定し、ガイドテープを用いずに全走行路を自動走行
できるようにしたというものが特開平6−67722号
公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両を誘導して自動走
行させるため路面に敷設するガイドテープはコストのか
かるものであるため、その使用量をできるだけ少なくし
たいという要求がある。しかし、直進,左折および右折
と誘導方向が変化し走行速度の設定にも変化のある走行
路において安定した軌跡制御を行い車両を自動走行させ
るためには、通常は全走行路にガイドテープが必要であ
り、また、走行路から各配車部へ配車路が分岐する場合
に、配車を自動的を行うためには各配車路にもガイドテ
ープが必要であった。
【0005】上記公報に示されているように走行距離,
転回角度を予め入力,設定することによって全走行路を
規定し、ガイドテープを用いずに全走行路を自動走行で
きるようにすることも考えられるが、それを行うために
は著しく複雑な制御が必要となり、しかも、ガイドテー
プにより誘導する場合のような信頼性の高い制御は難し
い。
【0006】したがって、車両の自動走行のためのガイ
ド部材を少なくし、しかも、そのために自動走行のため
の軌跡制御が複雑にならないようにすることが課題であ
る。本発明はこのような課題を解決することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、台車を連結し
て走行路を搬送し例えば縦列駐車となるよう配車部に配
車するような場合に、その走行路から配車部までの自動
走行車の移動軌跡は、各配車部について前進か後進かと
いった移動方向,旋回角度,旋回半径等の条件が比較的
一定しており、そのような配車部までの軌跡制御は共通
のプログラムを組むことによって可能で、その部分では
ガイドテープを省略することが可能であるという知見に
基づくものである。すなわち、本発明は、駆動モータに
より駆動され台車を連結してガイド部材により誘導され
所定の走行路を自動走行する車両により配車部に台車を
配車する車両による搬送台車の配車装置であって、走行
路から配車部へ至る配車路の車両の移動をガイド部材の
誘導によらない自律走行とするよう車両を制御する自律
制御部を設けたことを特徴とする。それによれば、車両
の自動走行のためのガイド部材を少なくすることがで
き、しかも、制御が複雑になることがない。
【0008】車両が左右の駆動輪をそれぞれの駆動モー
タにより駆動するものである場合、自律制御部は前進か
後進かといった移動方向,旋回角度,旋回半径および旋
回の後の直進移動量等の旋回データに基づいて左右駆動
輪の回転速度と回転移動量を設定し左右駆動モータを制
御するようにできる。そうすることにより、ガイド部材
がなくても配車路に沿って車両を軌跡制御できる。
【0009】また、好ましくは、車両は台車の下に潜り
込むようにし、台車下部と車両上部との間に連結部を設
ける。そうした場合、自動走行車の位置と台車の位置が
一致することになり、配車部における台車の位置決めが
容易である。そして、そのように構成するには、例え
ば、台車は全車輪をキャスタ輪とし、連結部は車両側か
ら上げ下げ自在に設けられて上昇位置で台車を回転規制
状態にて連結せしめる一対のフックピンを備えたものと
するのがよい。この構成によれば、自動走行車を台車の
下に潜り込ませ、一対のフックピンを上昇させることに
よって台車を回転規制状態に連結することができ、ま
た、このようにして連結した台車を搬送した後は配車部
においてフックピンを下降させることにより、容易に台
車を切り離すことができる。
【0010】また、配車部までの配車路以外に、走行路
のコーナ部でも、移動方向,旋回角度,旋回半径等が一
定でプログラムを組みやすい場合には、ガイドテープを
省略し、自律制御部により車両を自律走行させるのが有
利である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図10によって本発明の車
両による搬送台車の配車装置の一例を説明する。
【0012】図1は、台車を連結した自動走行車の側面
図(a)および底面図(b)、図2は自動走行車により
台車を搬送し配車部に縦列駐車で配車する移動軌跡の
図、図3は自動走行車単体の平面図(a),側面図
(b)および正面図(c)である。図において1は自動
走行車であり、左右駆動輪2A,2Bを車体前後方向の
中央に有し、前端側および後端側の車幅方向略中央にキ
ャスタ輪3A,3Bを有している。そして、車体1Aの
左右駆動輪2A,2Bに挟まれた位置には、これら2輪
をそれぞれ駆動する一対の駆動モータ4A,4Bが設置
されている。また、車体1Aの前端および後端の略中央
には、路面5に敷設されたガイドテープ30に近接する
ようガイドセンサ7,8がそれぞれ取り付けられてい
る。また、車体1Aには、路面5に敷設された番地板9
に近接するよう下面一側縁部に番地センサ10が取り付
けられている。また、車体1Aの上部中央にはカム11
A,11Bによって上げ下げ自在とされた一対のフック
ピン12A,12Bが車幅方向に並び間隔をおいて設置
されている。この一対のフックピン12A,12Bは、
上昇位置にて台車20下面のピン穴(図示せず)に嵌ま
り、台車20を回転規制状態にて自動走行車1に連結す
るものである。また、車体1Aの前面には左右に点滅灯
13a,13bが配置され、中央に障害物センサ14が
設けられている。また、車体1Aの前面および後面には
それぞれ一側上方に非常停止ボタン15A,15Bが設
けられている。
【0013】上記自動走行車1は、左右駆動輪2A,2
Bが車体前後方向の中央にあるため、駆動モータ4A,
4Bの正逆回転による前進と後進を、後述のように同一
旋回条件の基に実行できるものである。一方、台車40
は、4輪で、全車輪41A,41B,42A,42Bが
キャスタ輪である。そして、上記自動走行車1を潜り込
ませることができるよう車輪間の幅が設定されている。
【0014】図2の番地板9は、ガイドテープ30によ
る誘導ラインとされた走行路から各配車部の配車路31
が分岐する位置に設けられたものである。番地板9は、
このほかに走行路のコーナ部の入口など、所定のポイン
トに配設されるものである。それら番地板9は、N極と
S極の組み合わせパターンにより直進,左折および右折
といった誘導ライン走行のためのガイド指令と、高速,
中速,低速といった各走行速度指令を表示し、また、ガ
イドテープ30による誘導走行から後述の自律走行への
切り換え指令(縦列駐車指令)を表示する。そして、番
地センサ10は番地板9のそれら指令を検知する。
【0015】上記自動走行車1は、走行速度をフィード
バック制御するもので、そのため、左右駆動モータ4
A,4Bにはそれぞれエンコーダ16A,16Bが付設
されている。この自動走行車の制御のための機器構成は
図4に示すとおりである。メモリ部21および演算部
(CPU)22からなるコントロールユニットは、左モ
ータ駆動部23,右モータ駆動部24,左モータエンコ
ーダ入力部25,右モータエンコーダ入力部26の機能
を備えたものとされる。操作表示部13は車体1Aの前
側上部に設けられる。
【0016】図5は自動走行車の軌跡制御則を示すガイ
ド位置検知の説明図(a)および左右駆動モータの回転
速度演算式のグラフ(b)である。また、図6は、制御
ブロック図である。
【0017】図5(a)において、白抜き矢印は、ガイ
ドセンサ7(後進の場合はガイドセンサ8)と一体の車
両の進行方向を示す。図5(a)において、ガイドセン
サ7は、車体横幅方向に所定間隔をおいた複数のポイン
ト(図の例では16のポイント)で磁気を検知し、ガイ
ドテープ30が位置するポイント(図では左から3〜7
番目に位置する5個のポイント)でON信号を出力す
る。ガイドテープから外れたその他のポイントではセン
サ信号はOFFである。
【0018】図5(a)は直進状態を示すものであっ
て、直前の番地板からの直進指令のガイド指令値と、高
速,中速,低速のいずれかの走行速度指令値が、番地セ
ンサ10を介して左駆動モータ回転速度演算部22bお
よび右駆動モータ回転速度演算部22cに入力されてい
る。この場合、ガイドテープ位置演算部22aは、ガイ
ドセンサ7の出力を受け、ON信号の各ポイントの重み
づけによる重心演算を行うことによってガイドテープ3
0の中心線のガイドセンサ7の中心位置に対する偏位
(ガイドテープ位置)を出す。そして、その偏位に基づ
いて、左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動
モータ回転速度演算部22cが左右駆動モータ4A,4
Bの回転速度を演算する。これら左駆動モータ回転速度
演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22c
による演算値をグラフで示したものが図5(b)であ
る。この演算値は、高速,中速および低速のそれぞれに
ついてコントロールユニットの上記メモリ部21から読
み出すものである。そして、左右駆動モータ4A,4B
が制御され、走行操舵機構部32が駆動されることによ
って、ガイドテープ30の中心線をガイドセンサ7の中
心位置に求心させつつ直進走行させるよう軌跡制御が行
われる。
【0019】また、自動走行車1をガイドテープの分岐
点で左折させる場合は、分岐点の手前の番地板から左折
指令のガイド指令値といずれかの走行速度指令値が番地
センサ10を介して左駆動モータ回転速度演算部22b
および右駆動モータ回転速度演算部22cに入力され
る。この場合、左駆動モータ回転速度演算部22bおよ
び右駆動モータ回転速度演算部22cは、分岐点におけ
るガイドテープ30の左エッジをガイドセンサ7のON
信号によって検出することにより、その左エッジに沿っ
て自動走行車1を左折させるよう左右駆動モータ4A,
4Bの回転速度を演算し、自動走行車1を左折させる。
次いで、ガイドテープ位置演算部22aが上記左エッジ
を基準としたガイドテープ幅の中心線に対し重心演算を
行って偏位を出す。そして、その偏位に基づいて、左駆
動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転
速度演算部22cが左右駆動モータ4A,4Bの回転速
度を演算し、やはり左右駆動モータ4A,4Bを制御し
て、ガイドテープ30の中心線をガイドセンサ7の中心
位置に求心させつつ左折走行させる。
【0020】右折の場合は、分岐点の手前の番地板から
右折指令のガイド指令値とやはりいずれかの走行速度指
令値が番地センサ10を介して左駆動モータ回転速度演
算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cに
入力される。そして、左駆動モータ回転速度演算部22
bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cは、分岐点
におけるガイドテープ30の右エッジをガイドセンサ7
のON信号によって検出し、右エッジに沿って自動走行
車1を左折させるよう左右駆動モータ4A,4Bの回転
速度を演算する。そして、ガイドテープ位置演算部22
aが上記右エッジを基準としたガイドテープ幅の中心線
に対し重心演算を行って偏位を出し、その偏位に基づい
て、左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モ
ータ回転速度演算部22cが左右駆動モータ4A,4B
の回転速度を演算し、左右駆動モータ4A,4Bを制御
して、ガイドテープ30の中心線をガイドセンサ7の中
心位置に求心させつつ右折走行させる。
【0021】コントロールユニットの演算部22は、上
記ガイドテープ位置演算部22a,左駆動モータ回転速
度演算部22b,右駆動モータ回転速度演算部22cを
備え、左駆動モータ4Aおよび右駆動モータ4Bのそれ
ぞれに対し速度フィードバックを行うため左モータエン
コーダ16Aおよび右モータエンコーダ16Bのそれぞ
れの出力を速度変換する左右の速度変換部51,52
と、それら速度変換部51,52の出力を加えてPI制
御による速度指令信号として駆動電流指令値を各モータ
駆動部23,24に出力する左右のPI制御部53,5
4を備え、また、番地センサ10からの信号を入力する
番地検出部61とその番地検出部61からの信号により
自律走行のための演算を行う自律走行演算部62を備え
ている。
【0022】上記自動走行車1は、例えば自動車の組立
ラインにおいて台車20の下に潜り込み、台車20を連
結して搬送して図2に示す移動軌跡により旋回させて配
車部に縦列駐車で配車するものである。その旋回移動の
制御則を図7および図8によって次に説明する。
【0023】図7は旋回時の回転半径と左右駆動輪の回
転速度比の関係を示している。図7の(a)において、
横軸は左旋回時の旋回半径の倍率(n)であり、縦軸は
右駆動モータ(内輪側)に対する左駆動モータ(外輪
側)の回転速度比(VL/VR)である。また、図7の
(b)において、横軸は右旋回時の旋回半径の倍率
(n)であり、縦軸は左駆動モータ(内輪側)に対する
右駆動モータ(外輪側)の回転速度比(VR/VL)で
ある。ここで、旋回半径の倍率(n)は、図8に示す旋
回半径(R)を左右駆動輪ピッチ(P)で割った値であ
る。旋回半径(R)を左右駆動輪ピッチ(P)からnの
値が求まると、そのnに対し、旋回時の左右駆動モータ
の回転速度比が求まる。
【0024】図8において(a)は左旋回時の旋回半径
(R),左右駆動輪ピッチ(P)および旋回角度(θ)
の関係を示し、(b)は右旋回時の旋回半径(R),左
右駆動輪ピッチ(P)および旋回角度(θ)の関係を示
す。図において、Dは駆動輪直径であり、VLは左駆動
輪の回転速度(左駆動モータ回転速度)、VRは右駆動
輪の回転速度(右駆動モータ回転速度)を示す。
【0025】番地板9を検出したときにメモリ21から
与えられる旋回データは、移動方向(前進/後進),旋
回角度(θ),旋回半径(R),旋回後の直線移動量
(L)等である。そして、これら旋回データによる旋回
制御の演算は次のとおりである。
【0026】左旋回時はまず左駆動モータ回転速度(V
L)が次の式で演算される。 VL=(s/πD)・(1/G) ここで、Gはギヤ比(1/10〜1/20)である。
【0027】次いで、右駆動モータ回転速度(VR)が
次の式で演算される。 VR={R/(R−P)}・VL
【0028】また、右旋回時はまず右駆動モータ回転速
度(VR)が次の式で演算される。 VR=(s/πD)・(1/G)
【0029】次いで、左駆動モータ回転速度(VL)が
次の式で演算される。 VL={R/(R−P)}・VR
【0030】そして、次の式で左右旋回時の外輪側駆動
輪の移動パルス(CR)が演算され、それによって左右
駆動モータが駆動される。 CR=(RQ/πD)・(1/G)・CP
【0031】ここで、CPは駆動軸1回転当たりの発生
パルス数である。
【0032】図9および図10は上記自動走行車1によ
り台車20を縦列駐車で配車する制御の制御フローを示
すフローチャートである。
【0033】このフローチャートは、スタートボタンを
押すことによって起動する(ステップS1)。そして、
番地板を検出したかどうかを見て(ステップS2)、番
地板を検出しないときはそのまま後述のステップS29
へ進み、番地板を検出したときは、その番地板によって
速度指令があったかどうかを見て(ステップS3)、速
度指令があったときは新たな走行速度に設定する(ステ
ップS4)。また、上記番地板により縦列駐車指令があ
ったかどうかを見て(ステップS5)、縦列駐車指令が
ないときは、やはりそのまま後述のステップS29へ進
む。
【0034】ステップS5で縦列駐車指令があったとき
は、左右駆動モータを停止し(ステップS6)、メモリ
から旋回データを読み出し(ステップS7)、それに基
づいて左右駆動モータの回転方向を設定し(ステップS
8),左右駆動モータの回転速度をマップにより演算し
(ステップS9)、その演算した回転速度に設定し(ス
テップS10)、旋回時に外輪となる側の駆動輪の移動
パルス(CR)を演算し(ステップS11)、次いで、
旋回後の直進移動のための直進移動パルスを演算し(ス
テップS12)、それら演算値に従って左右駆動モータ
を駆動する(ステップS13)。そして、旋回移動のエ
ンドを検出するために旋回移動パルスをエンコーダ値か
ら読み取り(ステップS14)、その旋回移動パルスの
読取値が演算値に達したかどうかを見て(ステップS1
5)、演算値に達したらステップS16へ進む。
【0035】そして、直進のモータ回転速度を設定し
(ステップS16)、直進移動パルスをエンコーダ値か
ら読み取って(ステップS17)、その直進移動パルス
の読取値が演算値に達したどうかを見て(ステップS1
8)、演算値に達したらモータ駆動を停止する(ステッ
プS19)。
【0036】こうして一旦停止すると、フックピン(1
2A,12B)を下降させて台車を外す(ステップS2
0)。そして、移動方向を反転し(ステップS21)、
左右駆動モータを駆動させ(ステップS22)、直線反
転のエンド検出のため移動パルスをエンコーダ値から読
み取って(ステップS23)、移動パルスの読取値が演
算値に達したかどうかを見て(ステップS24)、演算
値に達したらステップS25へ進む。
【0037】そして、旋回用モータ回転速度を設定し
(ステップS25)、旋回移動のエンドを検出するため
に旋回移動パルスをエンコーダ値から読み取って(ステ
ップS26)、その旋回移動パルスの読取値が演算値に
達したかどうかを見て(ステップS27)、演算値に達
したら左右駆動モータの駆動を停止する(ステップS2
8)。そして、ステップS29以下の通常軌跡制御を行
う。
【0038】ステップS29以下の軌跡制御では、ま
ず、ガイドテープ位置を演算する(ステップS29)。
そして、ガイドテープ位置に基づいてモータ回転速度を
演算し(ステップS30)、モータ回転速度を演算した
値に設定し(ステップS31)、モータを駆動する(ス
テップS32)。
【0039】そして、停止要求があるかどうかを見て
(ステップS33)、停止要求がなければステップS2
に戻り、停止要求があれば、モータ駆動を停止する(ス
テップS34)。
【0040】図11および図12は通常走行路のコーナ
部で上記と同様にガイドテープによらない自律走行によ
る旋回制御を行う場合を示している。図11は移動軌跡
図であり、図12はフローチャートである。図11の破
線部分が無誘導旋回部である。以下、図12のフローチ
ャートによってこの場合の制御を説明する。
【0041】図12のフローは、スタートボタンを押す
ことによって起動し(ステップS1)、番地板を検出し
たかどうかを見て(ステップS2)、番地板を検出しな
いときはそのまま後述のステップS13へ進み、番地板
を検出したときは、その番地板によって速度指令があっ
たかどうかを見て(ステップS3)、速度指令があった
ときは新たな走行速度に設定する(ステップS4)。ま
た、上記番地板により右左折指令があったかどうかを見
て(ステップS5)、右左折指令がないときは、やはり
そのまま後述のステップS13へ進む。
【0042】そして、ステップS5で右左折指令があっ
たときは、メモリから旋回データを読み出し(ステップ
S6)、それに基づいて左右駆動モータの回転方向を設
定し(ステップS7),左右駆動モータの回転速度をマ
ップにより演算し(ステップS8)、その演算した回転
速度に設定し(ステップS9)、左右駆動モータを駆動
する(ステップS10)。そして、ガイドテープがない
未検出位置かどうかを検出し(ステップS12)、未検
出位置を脱すれば、実際にガイドテープが検出されたか
どうかを見て(ステップS12)、検出されればステッ
プS13へ進む。
【0043】そして、ガイドテープ位置を演算し(ステ
ップS13)、ガイドテープ位置に基づいてモータ回転
速度を演算し(ステップS14)、モータ回転速度を演
算した値に設定しモータを駆動する(ステップS1
5)。
【0044】そして、停止要求があるかどうかを見て
(ステップS16)、停止要求がなければステップS2
に戻り、停止要求があれば、モータ駆動を停止する(ス
テップS17)。
【0045】図13および図14はやはり通常走行路の
コーナ部における自律走行旋回の他の例を示すものであ
る。図13はその移動軌跡図であり、図14はフローチ
ャートである。この例は、ターン方式であって、旋回時
に内輪側の駆動輪を停めて旋回軸とする。以下、図14
のフローチャートによってこの場合の制御を説明する。
【0046】図14のフローは、スタートボタンを押す
ことによって起動し(ステップS1)、番地板を検出し
たかどうかを見て(ステップS2)、番地板を検出しな
いときはそのまま後述のステップS9へ進み、番地板を
検出したときは、その番地板によって速度指令があった
かどうかを見て(ステップS3)、速度指令があったと
きは新たな走行速度に設定する(ステップS4)。ま
た、上記番地板により右左折指令があったかどうかを見
て(ステップS5)、右左折指令がないときは、やはり
そのまま後述のステップS9へ進む。
【0047】そして、ステップS5で右左折指令があっ
たときは、旋回軸とする側のモータ駆動を停止し(ステ
ップS6)、ガイドテープ未検出位置かどうかを見て
(ステップS7)、未検出位置を脱したら、実際にガイ
ドテープが検出されたかどうかを見て(ステップS
8)、検出されればステップS9へ進む。
【0048】そして、ガイドテープ位置を演算し(ステ
ップS9)、ガイドテープ位置に基づいてモータ回転速
度を演算し(ステップS10)、モータ回転速度を演算
した値に設定しモータを駆動する(ステップS11)。
【0049】そして、停止要求があるかどうかを見て
(ステップS12)、停止要求がなければステップS2
に戻り、停止要求があれば、モータ駆動を停止する(ス
テップS13)。
【0050】配車路の自律走行に加えてこれらコーナ部
における自律走行を行うことにより、誘導走行のガイド
部材を一層少なくできる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、自動走行車により配車
部へ台車を配車する装置において、誘導走行のため使用
するガイド部材の数を少なくすることができ、しかも、
制御が複雑にならないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】台車を連結した自動走行車の側面図(a)およ
び底面図(b)である。
【図2】自動走行車による台車の搬送および配車の移動
軌跡図である。
【図3】自動走行車単体の平面図(a),側面図(b)
および正面図(c)である。
【図4】自動走行車の制御機器構成図である。
【図5】自動走行車の軌跡制御則を示す説明図(a)お
よびグラフ(b)である。
【図6】自動走行車の制御ブロック図である。
【図7】自律走行のための左右駆動輪回転速度比を示す
グラフである。
【図8】自律走行のための旋回時の左右駆動輪の位置関
係を示す図である。
【図9】自動走行車による台車の縦列駐車を実行するフ
ローチャート(その1)である。
【図10】自動走行車による台車の縦列駐車を実行する
フローチャート(その2)である。
【図11】走行路のコーナ部における自律走行による旋
回制御の一例を示す移動軌跡図である。
【図12】図11の移動軌跡による自動走行を実行する
フローチャートである。
【図13】走行路のコーナ部における自律走行による旋
回制御の他の例を示す移動軌跡図である。
【図14】図13の移動軌跡による自動走行を実行する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 自動走行車 4A,4B 駆動モータ 9 番地板 11A,11B カム 12A,12B フックピン 16A,16B エンコーダ 21 メモリ部 22 演算部 30 ガイドテープ 31 配車路 40 台車 41A,41B,42A,42B 車輪(キャスタ輪) 62 自律走行演算部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータにより駆動され台車を連結し
    てガイド部材により誘導され所定の走行路を自動走行す
    る車両により配車部に前記台車を配車する車両による搬
    送台車の配車装置であって、前記走行路から前記配車部
    へ至る配車路の車両の移動をガイド部材の誘導によらな
    い自律走行とするよう車両を制御する自律制御部を設け
    たことを特徴とする車両による搬送台車の配車装置。
  2. 【請求項2】 車両が左右の駆動輪をそれぞれの駆動モ
    ータにより駆動するものであり、前記自律制御部は所定
    の旋回データに基づいて左右駆動輪の回転速度と回転移
    動量を設定し左右駆動モータを制御するものである請求
    項1記載の車両による搬送台車の配車装置。
  3. 【請求項3】 車両は台車の下に潜り込むもので、台車
    下部と車両上部との間に連結部を有する請求項1または
    2記載の車両による搬送台車の配車装置。
  4. 【請求項4】 台車は全車輪がキャスタ輪で、前記連結
    部は車両側から上げ下げ自在に設けられて上昇位置で台
    車を回転規制状態にて連結せしめる一対のフックピンを
    備えたものである請求項3記載の車両による搬送台車の
    配車装置。
  5. 【請求項5】 前記自律制御部は、配車路以外に走行路
    のコーナ部でも車両の移動を自律走行とするよう制御す
    るものである請求項4記載の車両による搬送台車の配車
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021535869A (ja) * 2018-10-12 2021-12-23 広州達泊智能科技有限公司Guangzhou Dabo Intelligent Technology Co., Ltd. インテリジェント型駐車場及びその作業集中型搬送ロボット
WO2024070927A1 (ja) * 2022-09-27 2024-04-04 株式会社ダイフク 搬送設備(transport facility)

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WO2024070927A1 (ja) * 2022-09-27 2024-04-04 株式会社ダイフク 搬送設備(transport facility)

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