JPH09269658A - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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Publication number
JPH09269658A
JPH09269658A JP7916196A JP7916196A JPH09269658A JP H09269658 A JPH09269658 A JP H09269658A JP 7916196 A JP7916196 A JP 7916196A JP 7916196 A JP7916196 A JP 7916196A JP H09269658 A JPH09269658 A JP H09269658A
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JP
Japan
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developer
cartridge
lid
bag
toner cartridge
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Application number
JP7916196A
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English (en)
Inventor
Shigehiko Hasenami
茂彦 長谷波
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH09269658A publication Critical patent/JPH09269658A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成からなり、再利用に際して煩雑な
分解作業やトナー除去作業を行う必要がなく、しかも、
現像剤による機内や機外の汚染がない、取扱い容易で安
価な再利用を実現できるトナーカートリッジを提供す
る。 【解決手段】 一端側に開口部を有する中空構造からな
るカートリッジ本体と、カートリッジ本体の開口部に着
脱可能に取り付けるとともに現像剤補給用の排出口を有
する蓋形状からなる蓋体と、カートリッジ本体の中空形
状に近似するとともに蓋体の排出口と連接し得る開口を
有する袋形状からなり、カートリッジ本体の中空内にそ
の内壁面と接するように着脱可能に装着されて補給用の
現像剤を収容する現像剤収容袋とで構成し、かつ、補給
する現像剤が無くなった後においては使用済みの現像剤
収容袋のみを交換して再利用するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置に着脱可
能に装着して使用される、再利用可能なトナーカートリ
ッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像装置に着脱可能に装着して現
像剤を補給するトナーカートリッジは、その補給用の現
像剤がごく少量になった時点で、現像剤が十分に収容さ
れている新しいカートリッジに交換するようになってい
るが、そのときに使用済みとなったカートリッジは廃棄
処分されている。
【0003】ところが、このような使用済みのトナーカ
ートリッジについても、近年注目されている自然環境問
題に対処するという観点から、回収して再利用しようと
する方向に移行しつつある。
【0004】かかるリサイクル化に対応し得る従来のト
ナーカートリッジとしては、その使用後において一旦回
収して必要な部品単位に分解してから、圧縮エアーや清
掃用部材を用いてカートリッジ本体の内部に付着したト
ナーや残留トナーを除去し、その後で、一部の構成部品
(例えばシール部材など)を交換して再度組み立て直し
てから再利用するというものがある。
【0005】ところが、この再利用可能なトナーカート
リッジでは、上記したような煩わしい分解作業やトナー
除去作業が必要になるため、使い勝手が悪く、しかも、
そのような作業を要することによりコストアップを招く
という不具合がある。
【0006】そこで、本発明者は、再利用に際して上記
したような分解作業やトナー除去作業を行う必要がな
く、簡易な構成からなる再利用可能なトナーカートリッ
ジを提供すべく鋭意研究した結果、現像剤を袋状の部材
に収容して取り扱うようにすることが有効になり得るこ
とに着目し、さらに研究を重ねた。
【0007】ちなみに、従来においては、現像剤を袋状
の部材に収容して取り扱う技術として次のようなものが
提案されている。
【0008】すなわち、実開昭61−36853号公報
には、図9に示すように、一端が固定されその他端が巻
き取られるように内装されるフィルム部材100を備え
た現像剤収納容器110を、現像装置200の後方側に
取り付けた技術が示されている。これは、フィルム部材
100を現像剤収納容器110の内部空間に沿って遊離
自在に展開した状態にして現像剤Tを充填し、かかる収
納容器体110を現像剤補給用の開口部120を介して
現像装置200に取り付けるようにしたものである。そ
して、フィルム部材100を巻き取り装置130にて矢
印方向に所定の速度で巻き取ることにより、フィルム部
材120が開口部140側に移動するため、それに伴っ
て現像剤Tが押し出されるようにして現像ロール210
に供給されるようになっている。
【0009】また、特開昭58−223158号公報に
は、図10に示すように、弾性薄膜からなる現像剤収容
袋300を、現像装置200における現像ロール210
の後方側に一成分系現像剤Tを充填した状態で配設した
技術が示されている。これは、収容袋300内の現像剤
Tを袋の収縮力で現像ロール210側に押圧接触させる
ようにしたものである。図中の符号310は、現像剤を
現像ロールの表面に塗布する塗布ローラである。
【0010】しかしながら、前者の技術では、使用済み
の現像剤収納容器体110はその構造上、再利用するこ
とが困難であって廃棄せざるを得ないという問題があ
る。一方、後者の技術では、使用後において現像剤収容
袋300に現像剤を補給して再度使用できるため廃棄し
なければならないという問題はないものの、その現像剤
を現像装置の所定箇所から現像剤収容袋300内に補給
する際に現像装置等の機内や機外を現像剤により汚して
しまうという問題がある。従って、これらの技術はその
いずれも、上記したような課題(再利用に際して分解作
業やトナー除去作業を行う必要がなく、簡易な構成から
なる再利用可能なトナーカートリッジの提供)を解決す
るために直接利用できるものではない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な従来技術の各種問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、簡易な構成からなり、再利用に際
して煩雑な分解作業やトナー除去作業を行う必要がな
く、しかも、現像剤による機内や機外の汚染がない、取
扱い容易で安価な再利用を実現できるトナーカートリッ
ジを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のトナーカートリ
ッジは、静電潜像を現像剤により顕像化する現像装置に
着脱可能に装着して現像剤を補給するトナーカートリッ
ジであって、一端側に開口部を有する中空構造からなる
カートリッジ本体と、カートリッジ本体の開口部に着脱
可能に取り付けるとともに現像剤補給用の排出口を有す
る蓋形状からなる蓋体と、カートリッジ本体の中空形状
に近似するとともに蓋体の排出口と連接し得る開口を有
する袋形状からなり、カートリッジ本体の中空内にその
内壁面と接するように着脱可能に装着されて補給用の現
像剤を収容する現像剤収容袋とから構成されており、か
つ、補給する現像剤が無くなった後においては使用済み
の現像剤収容袋のみを交換して再利用することを特徴と
するものである。 ここで、補給する現像剤が無くなっ
たとは、皆無になった状態というよりも、むしろ補給す
る量としては不十分である程度までごく少量になった状
態をいう。
【0013】上記のトナーカートリッジにおいては、現
像剤収容袋が、その開口を介して蓋体に着脱可能に取り
付けられるとともに蓋体をカートリッジ本体から取り外
す際に同時にカートリッジ本体から引き出されるように
構成されていることが望ましい。この場合には、再利用
時において、現像剤収容袋を蓋体とともにカートリッジ
本体から容易に取り外すことができる上に蓋体からも容
易に取り外すことができる。これにより、使用済みの現
像剤収容袋を取り外して新しい収容袋への交換が極めて
容易に行うことができる。
【0014】また、上記カートリッジ本体に、空気の吸
い出し又は注入を行うための通気孔を設けてなることが
望ましい。この場合には、現像剤収容袋をカートリッジ
本体の中空内に挿入した後におけるカートリッジ本体中
空内に対する現像剤収容袋の着脱は、その通気孔から空
気の吸い出しを行うことにより収容袋を中空内の内壁面
に接するように装着することができる一方、その通気孔
から空気の注入を行うことにより収容袋を中空内の内壁
面から剥がすことができる。
【0015】この通気孔を設けない場合には、上記した
カートリッジ本体中空内に対する現像剤収容袋の着脱
は、例えば、カートリッジ本体を加熱して中空内部の空
気を膨張させた後に徐冷することにより収容袋を中空内
の内壁面に接するように装着することができる一方、加
熱した状態で引き抜くことにより収容袋を中空内の内壁
面から剥がすことができる。
【0016】また、上記カートリッジ本体の中空内壁面
と現像剤収容袋の外周面のいずれか一方に、剥離性を有
する接着剤を塗布することが望ましい。この場合には、
カートリッジ本体の内壁面と現像剤収容袋の外周面のと
密着性を確実に高めることができる。
【0017】さらに、上記蓋体は、現像剤収容袋内に収
容されている現像剤を搬送する回転搬送部材が取り付け
られているものが使用される。この場合には、その回転
搬送部材が現像剤収容袋に接触して袋を破損させないよ
うに、その収容袋をカートリッジ本体の内壁面に確実に
当接させるように装着することが重要となる。また、蓋
体は、上記のような回転搬送部材を備えていないもので
あってもよいが、その場合には、現像剤収容袋内に収容
されている現像剤の搬送は、例えば、カートリッジ本体
の内壁面に螺旋状に連続して突出するような凸部を形成
し、そのカートリッジ全体を回転させることにより行う
ようにすればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0019】[例1]図1は本発明に係るトナーカート
リッジの一例を示すものであり、このトナーカートリッ
ジ1は、同図aに示すように静電潜像を現像剤により顕
像化する現像装置50に着脱可能に装着して現像剤を補
給するものである。図1aにおいて符号51はカートリ
ッジ1を保持して現像剤をカートリッジから現像装置5
0側に対して中継して搬送する中間搬送装置(リザーブ
タンク等を含む)、52は現像ロールである。
【0020】そして、このトナーカートリッジ1は、図
1bや図2に示すようにカートリッジ本体2と、蓋体3
と、補給用の現像剤を収容する現像剤収容袋4とでその
主要部が構成されている。図1bと図2において、符号
5は現像剤、6は蓋体3に取り付けられた回転搬送部材
である。
【0021】カートリッジ本体2としては、一端側に開
口部2aを有する中空構造からなる容器形態のものであ
れば如何なる構成のものでも使用することができ、本例
では、一端を閉じ他端を開口して開口部2aとした円筒
形状からなるものを使用している。
【0022】蓋体3としては、カートリッジ本体の開口
部2aに着脱可能に取り付けるとともに現像剤補給用の
排出口3aを有する蓋形状からなるものであれば如何な
る構成のものでも使用することができる。この蓋体3の
カートリッジ本体開口部2aへの取り付け方式は、その
着脱が容易にできるものであれば特に限定されず、単に
嵌め込む方式をはじめ、係止具により係止させる方式等
であってもよい。本例では、開口部2aに嵌め込んで取
り付けることができる2段状の円盤体からなり、その一
部に現像剤5を補給のために排出する排出口3aを形成
した蓋体を使用している。図中において符号3bは、カ
ートリッジ内部と排出口3aとを結ぶ、現像剤搬送路と
しての貫通路である。
【0023】また、蓋体3には、螺旋形態が形成される
ように折り曲げ加工された線状部材からなる回転搬送部
材(例えばアジテータ)6が回転可能に取り付けられて
いる。回転搬送部材6は、その一端側が蓋体3の内部に
軸支されているとともにカートリッジ1を装着した際に
現像装置又は画像形成装置の回転駆動系と連結するため
の駆動連結部6aに接続されている。回転搬送部材6
は、本例のものに限定されず、収容袋4内に収容されて
いる現像剤を排出側に搬送できるものであれば如何なる
ものであってもよい。
【0024】現像剤収容袋4としては、カートリッジ本
体2の中空形状に近似するとともに蓋体の排出口3aと
連接し得る開口4aを有する袋形状からなるものであれ
ばよく、本例では、一端が開口した円筒形状からなる袋
部材を使用している。この収容袋4は、通常、ポリエチ
レン等からなる材料にて形成され、特に、収容袋4のカ
ートリッジ本体2への装着を後述する加熱操作により行
う場合には、塩化ビニル樹脂等からなる材料にて形成す
ることが好ましい。しかも、現像剤収容袋4は、カート
リッジ本体2の中空内にその内壁面2bと接するように
着脱可能に装着されるものである。
【0025】また、この現像剤収容袋4は、図8に例示
するように、その開口4aを介して蓋体3に着脱可能に
取り付けるようになっている。本例では、蓋体3の取付
け部側に凹溝部3cを設け、この凹溝部3cにおいて収
容袋の開口4aをゴムバンド等の固定具7により絞り込
んで密着固定させている(図8)。この収容袋4の蓋体
3に対する着脱可能な取付け方式は、本例のものに何ら
限定されず、その着脱が容易にできる構成のものであれ
ば如何なるものであってもよい。
【0026】トナーカートリッジ1は、次のようにして
組み立てられる。
【0027】まず、図3aに示すように、現像剤収容袋
4を、回転搬送部材6を包み込むような状態で、その開
口4aを介して蓋体3に装着する。この収容袋4の蓋体
3への装着方式は、例えば、図8に例示した方式を利用
することができるが、もちろん他の方式を利用してもよ
く、例えば図3aに示すように収容袋の開口開口4aを
蓋体3の取付け段部に嵌め込むようにしてもよい。
【0028】次に、この現像剤収容袋4を装着した蓋体
3をカートリッジ本体2に取り付ける。すなわち、図3
bに示すように、カートリッジ本体2の中空内に現像剤
収容袋4を挿入し、蓋体3をカートリッジ本体の開口部
2aに装着する。この時点では、現像剤収容袋4がカー
トリッジ本体の内壁2bに必ずしも接していない。
【0029】そこで、本例では、蓋体の排出口3aから
空気を送り込むことにより、現像剤収容袋4を膨らませ
てカートリッジ本体の内壁2bに沿わせた状態にした
後、その排出口3aを閉じたカートリッジ本体を、収容
袋4が溶けない程度の高温の雰囲気下におく。これによ
り、カートリッジ本体の内壁2bと収容袋4の間にある
空気が熱膨張する。この高温状態に所定時間放置させた
後、常温状態に戻す。これにより、上記の熱膨張した空
気が冷やされる結果、収容袋4がカートリッジ本体の内
壁2bに密着した状態になる(図3c)。
【0030】現像剤収容袋4をカートリッジ本体2の中
空内に密着状態で装着した後に、現像剤5を蓋体の排出
口3aを通して収容袋4内に所定量充填する。これによ
り、図1bに示すような状態のトナーカートリッジ1が
組み立てられる。
【0031】そして、トナーカートリッジ1は、図1a
に示すように所定の現像装置50を装備する複写機やプ
リンター等の画像形成装置に装着される。この装着の
際、蓋体3に配設された回転搬送部材6の駆動連結部6
bが画像形成装置等の回転駆動系に接続される。装着後
は、現像剤の補給タイミングに応じて回転搬送部材6が
回転することにより、現像剤収容袋4内に収容された現
像剤5が蓋体の排出口3a側に搬送され、その排出口3
aから中間搬送装置51等を経て現像装置50に供給さ
れる。
【0032】このようなトナーカートリッジ1による現
像剤補給がなされ、その現像剤5の残量が少なくなった
時点で、そのトナーカートリッジ1は現像剤収容袋4の
みを新しいものに交換した後(このとき交換した収容袋
に現像剤を充填するのは言うまでもない)、再利用され
る。
【0033】すなわち、その使用済みになったトナーカ
ートリッジ1から現像剤収容袋4を取り外せばよいが、
まず、そのカートリッジ1を一旦高温状態下におき、カ
ートリッジ本体の内壁2bに密着していた現像剤収容袋
4をその内壁2bから剥離させる。この後で、蓋体3を
カートリッジ本体2から取り外すことにより、その蓋体
3とともに現像剤収容袋4がカートリッジ本体2から引
き出される。最後に、現像剤収容袋4を蓋体3から取り
外す。
【0034】これ以降は、新しい現像剤収容袋4を使用
し、再度、トナーカートリッジ1を組み立てればよい
が、その組み立ては前記した組み立て作業を同様に繰り
返せばよい。つまり、概略的には、新しい現像剤収容袋
4を蓋体3に取り付けてカートリッジ本体2に装着した
後に密着処理を施し(図3)、最後に現像剤を充填する
ことにより、新たなトナーカートリッジが組み立てられ
る。そして、その組み立てたカートリッジを画像形成装
置等に装着することにより、再利用することができる。
【0035】このように本例におけるトナーカートリッ
ジは、その再利用に際し、煩雑な分解作業やトナー除去
作業を行う必要がなく、しかも、現像剤により機内や機
外を汚染する心配もない。また、再利用する際の使用済
みカートリッジの取扱いも極めて簡単で便利である。
【0036】[例2]図4は、本発明に係るトナーカー
トリッジの他の例を示すものであり、このトナーカート
リッジ1は、カートリッジ本体として通気孔7を設けた
カートリッジ本体20を使用する以外は前記した例1と
同じ構成からなるものである。
【0037】上記の通気孔7は、現像剤収容袋4をカー
トリッジ本体20の中空内壁20bに密着させたり剥離
する際に、カートリッジ本体20の中空内から空気を吸
い出したり、或いは、その中空内に空気を注入すること
ができるものであればよい。本例では複数の通気孔7を
形成しているが、通気孔7の数や寸法等についてはこれ
に限定されず適宜設定することができる。
【0038】このトナーカートリッジ1は、現像剤収容
袋4をカートリッジ本体20の中空内壁20bに密着さ
せる作業工程が異なる以外は例1とほぼ同じ作業工程に
より組み立てることができる。すなわち、現像剤収容袋
4の内壁20bへの密着は、図5に示すように、蓋体3
とともに現像剤収容袋4をカートリッジ本体20に装着
した後、吸引装置等を用いて通気孔7から収容袋4と内
壁20bの間にある空気を吸い込む(矢印P)。これに
より、現像剤収容袋4が吸い寄せられるようにしてカー
トリッジ本体の内壁20bに確実に密着する。
【0039】また、使用済みになったトナーカートリッ
ジ1を再利用する際、そのカートリッジ1を分解して現
像剤収容袋4を取り出す場合には、図5に示すように、
送風装置等を用いて通気孔7からカートリッジ本体20
内に空気を送りこむ(矢印Q)。これにより、カートリ
ッジ本体の内壁20bに密着していた現像剤収容袋4が
その内壁20bから容易に剥離される。
【0040】本例2のトナーカートリッジ1によって
も、使用済みの現像剤収容袋4を交換するだけで簡単に
再利用することができる。しかも、その再利用に際して
は、煩雑な分解作業やトナー除去作業を行う必要がな
く、現像剤により機内や機外を汚染する心配もない。ま
た、使用済みカートリッジの取扱いも極めて簡単で便利
である。
【0041】[例3]図6は、本発明に係るトナーカー
トリッジの他の例を示すものであり、このトナーカート
リッジ1は、例1や例2における回転搬送部材6を使用
せず、また、カートリッジ本体としてその胴部周面に中
空内側に突出し、本体の開口部側に向けて螺旋状に連な
る搬送用凸条部8を設けたカートリッジ本体21を使用
し、さらに、蓋体として回転軸部31を設けた蓋形状か
らなる蓋体30を使用する以外は前記した例1と同じ構
成からなるものである。
【0042】上記の搬送用凸条部8は、カートリッジ本
体21が回転することにより、収容された現像剤5を螺
旋方向に応じた一定方向に搬送できるものであればよ
い。また、蓋体30には、図6に示すように現像剤の排
出口30aが設けられている。
【0043】このトナーカートリッジ1は、例1とほぼ
同じ作業工程により組み立てることができ、特に、現像
剤収容袋4をカートリッジ本体21の中空内壁に密着さ
せる作業についても同様にして行うことができる。すな
わち、ある高温状態に加熱してから常温に戻せばよい。
また、その使用に際しても、画像形成装置等に装着して
蓋体30の回転軸部31を回転駆動系に接続し、カート
リッジ全体を回転駆動させればよい。
【0044】そして、使用済みになったトナーカートリ
ッジ1を再利用する際、そのカートリッジ1を分解して
現像剤収容袋4を取り出す場合には、例1と同様に高温
状態下に保持した後に使用済みの現像剤収容袋4を取り
外し、新しい現像剤収容袋4に交換する。次いで、現像
剤を充填することにより新しいトナーカートリッジを組
み立てることができる。
【0045】本例3のトナーカートリッジ1によって
も、使用済みの現像剤収容袋4を交換するだけで簡単に
再利用することができる。しかも、その再利用に際して
は、煩雑な分解作業やトナー除去作業を行う必要がな
く、現像剤により機内や機外を汚染する心配もない。ま
た、使用済みカートリッジの取扱いも極めて簡単で便利
である。
【0046】なお、前記した例1〜3において、カート
リッジ本体2、20、21の中空内壁面と現像剤収容袋
4の外周面のいずれか一方に、剥離性を有する接着剤を
塗布することができる。剥離性を有する接着剤とは、接
着した後でも容易に剥離することができる特性をもつ接
着剤である。そのような接着剤としては、例えば、シリ
コン樹脂やアクリルゴム等からなる接着剤が使用され
る。上記したような各例の場合においては、中空内壁面
に接着剤を塗布することができる。このように接着剤を
塗布することにより、現像剤収容袋のカートリッジ本体
の内壁面外に対する密着性を高めることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトナーカ
ートリッジは、カートリッジ本体と蓋体と現像剤収容袋
というきわめて簡易な構成からなっており、その現像剤
収容袋を交換するだけで簡単に再利用することができ
る。そして、その再利用に際しても、従来品のような煩
雑な分解作業やトナー除去作業を行う必要がなく、現像
剤による機内や機外の汚染もない。このように本発明に
よれば、使用済みになったトナーカートリッジであって
も、簡単な取扱いで、しかも低コストで再利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るトナーカートリッジの一例を示
すもので、(a)は現像装置等に装着した状態を示す概
念図、(b)は(a)のB−B線に沿う一部断面概念図
である。
【図2】 図1に例示のトナーカートリッジの構成部品
を示す説明図である。
【図3】 図1に例示のトナーカートリッジの組み立て
作業工程を示す説明図である。
【図4】 本発明に係るトナーカートリッジの他の例を
示す一部断面概念図である。
【図5】 図4に例示のトナーカートリッジにおける現
像剤収容袋の密着作業工程を示す説明図である。
【図6】 本発明に係るトナーカートリッジの他の例を
示す一部断面概念図である。
【図7】 図6に例示のトナーカートリッジの外観図で
ある。
【図8】 現像剤収容袋の蓋体への取付け方式例を示す
説明図である。
【図9】 現像剤を袋状の部材に収容する従来技術の一
例を示す説明図である。
【図10】 現像剤を袋状の部材に収容する従来技術の
他例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…トナーカートリッジ、2、20、21…カートリッ
ジ本体、2a…開口部3、30…蓋体、3a…排出口、
4…現像剤収容袋、4a…開口、5…現像剤、7…通気
孔、50…現像装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を現像剤により顕像化する現像
    装置に着脱可能に装着して現像剤を補給するトナーカー
    トリッジであって、 一端側に開口部を有する中空構造からなるカートリッジ
    本体と、カートリッジ本体の開口部に着脱可能に取り付
    けるとともに現像剤補給用の排出口を有する蓋形状から
    なる蓋体と、カートリッジ本体の中空形状に近似すると
    ともに蓋体の排出口と連接し得る開口を有する袋形状か
    らなり、カートリッジ本体の中空内にその内壁面と接す
    るように着脱可能に装着されて補給用の現像剤を収容す
    る現像剤収容袋とから構成されており、 かつ、補給する現像剤が無くなった後においては使用済
    みの現像剤収容袋のみを交換して再利用することを特徴
    とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記現像剤収容袋が、その開口を介して
    蓋体に着脱可能に取り付けられるとともに蓋体をカート
    リッジ本体から取り外す際に同時にカートリッジ本体か
    ら引き出されるように構成されている請求項1記載のト
    ナーカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジ本体に、空気の吸い出
    し又は注入を行うための通気孔を設けてなる請求項1記
    載のトナーカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジ本体の中空内壁面と現
    像剤収容袋の外周面のいずれか一方に、剥離性を有する
    接着剤を塗布してなる請求項1記載のトナーカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 前記蓋体に、現像剤収容袋内に収容され
    ている現像剤を搬送する回転搬送部材が取り付けられて
    いる請求項1〜4のいずれかに記載のトナーカートリッ
    ジ。
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