JPH09269238A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH09269238A
JPH09269238A JP1912897A JP1912897A JPH09269238A JP H09269238 A JPH09269238 A JP H09269238A JP 1912897 A JP1912897 A JP 1912897A JP 1912897 A JP1912897 A JP 1912897A JP H09269238 A JPH09269238 A JP H09269238A
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Yuichi Abe
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Sanyo Electric Co Ltd
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が所望する交差点のみを拡大表示でき
るようにする。このため、表示画面の有用範囲が不要な
拡大表示部分により狭くなるのを防止する。 【解決手段】 経路誘導表示動作や模擬走行表示動作を
行い、且つ、前記経路誘導表示動作や前記模擬走行表示
動作のときに車両の交差点近傍位置では交差点の拡大表
示を行わせる制御回路1を備えたナビゲーション装置に
おいて、前記拡大表示の対象から除外する交差点の指定
を行う除外キー95を備え、制御回路1は前記模擬走行
表示動作時に前記除外キー95で指定された交差点を前
記経路誘導表示動作時に拡大表示させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交差点の拡大表示
あるいは経路の誘導を行うナビゲーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】市販されているナビゲーション装置の多
くが経路誘導機能(実開平5−84975号参照)を備
えている。これは、使用者が予め出発点、目的地及び必
要に応じて経路点を入力することにより走行の予定経路
を設定し、実際の走行時に設定された経路の表示や音声
による進路変更の案内等を行うものである。また、模擬
走行表示(シミュレーション)よる経路の確認を行うこ
ともできる。
【0003】一方、車両が接近していく交差点(分岐
路)近傍を拡大表示させることが考えられ(特開平4−
127015号参照)、これを経路誘導機能に取り入れ
たもの(特開平5−53500号参照)もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来は全て
の交差点が拡大表示されるが、使用者にとって拡大表示
しなくても良い交差点の拡大は、表示画面の有用範囲を
不要な拡大部分で狭くするだけである。
【0005】一方、交差点の確認には充分な時間が必要
であるが、車両の速度に規制されると、拡大表示された
交差点を充分に確認することができない。
【0006】このように、交差点の拡大に関し、不要な
ものが削除されず、また、必要なものを充分確認するこ
とができないという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のナビゲーション
装置はかかる点に鑑みてなされたもので、経路誘導表示
動作や模擬走行表示動作を行い、且つ、前記経路誘導表
示動作や前記模擬走行表示動作のときに車両の交差点近
傍位置では交差点の拡大表示を行わせる制御回路とを備
えたナビゲーション装置において、前記拡大表示の対象
から除外する交差点の指定を行う除外キーを備え、前記
制御回路は前記模擬走行表示動作時に前記除外キーで指
定された交差点を前記経路誘導表示動作時に拡大表示さ
せない。
【0008】また、前記制御回路は、前記模擬走行表示
動作中における車両の移動速度を前記交差点の拡大表示
中は遅くさせあるいは車両の進行を一時停止させる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の形態を図に基づ
き説明する。図1は、本発明の実施例の要部を示すブロ
ック図である。(1)は制御回路であり、ROM(2)
に記憶されたプログラムにより動作し、装置全体の制御
を行う。(3)はGPS測位手段であり、GPS衛星か
らの電波を受信して現在位置を測定し、測定データを制
御回路(1)に出力する。(4)はCD−ROM再生装
置であり、地図情報が書き込まれたCD−ROMより地
図情報を読み取り、制御回路(1)に出力する。(5)
は表示手段であり、制御回路(1)の制御に基づき地図
や現在位置等を表示する。(6)は音声発生手段であ
り、制御回路(1)の制御に基づき走行案内等の音声を
発生する。(7)はブレーキ検出器であり、車両のパー
キングブレーキラインに接続され、パーキングブレーキ
が作動しているか否かを検出して制御回路(1)に出力
する。
【0010】(8)はRAMであり、制御回路(1)の
動作に必要なデータ、例えばGPS測位手段(3)で検
出された現在位置(81)、自宅の位置(82)、走行
予定経路(83)に使用する出発点(84)、目的地
(85)や経路点(86)の位置等を記憶する。
【0011】(9)は入力手段であり、画面を8方向に
スクロールさせる為のスクロールキー(91)と、制御
回路(1)へのデータ出力を実行させる為の実行キー
(92)と、走行予定経路の設定を行う為のルート設定
キー(93)と、設定した経路の確認を行う為のシミュ
レーションキー(94)と、前記シミュレーション中に
拡大表示させたくない交差点を除外させる為の除外キー
(95)と、出発点あるいは目的地に自宅を指定する為
の自宅キー(96)と、近づいていない場合でも交差点
の拡大表示をさせる為の交差点表示キー(97)とを具
備する。
【0012】次に基本動作として、GPS電波を受信し
てから、地図の道路上に本装置を搭載した車両の現在位
置を表示するまでを説明する。
【0013】現在位置の検出はGPS測位手段(3)に
より検出される。初めてナビゲーション装置の電源をO
Nしたときは位置の検出に数分を要するが、継続して位
置を検出するときは1秒毎に新しい位置データを検出す
る。制御回路(1)は新しい位置データを受信すると、
このデータをRAM(8)の現在位置の記憶領域(8
1)に記憶させデータ更新を行う。そして、表示手段
(5)に表示されている地図上の現在位置を更新させ
る。
【0014】車両がまだ移動していないときはGPSの
誤差により現在位置が道路上には位置されていないこと
がある。このような場合は、車両が移動するとその移動
方向を考慮した各道路までの距離を計算し、これを比較
することにより適切な道路を選択し、その道路上に車両
を位置(マップマッチング)させる。そして、このマッ
プマッチングした位置でRAM(8)の現在位置データ
を補正する。
【0015】次に走行予定経路の設定動作について説明
する。図2は制御回路(1)のこの動作を示すフローチ
ャートである。
【0016】ルート設定キー(93)が押されると(S
1)、制御回路(1)は「出発点を入力してください」
等の出発点の入力を要求する文字と出発点を示す十字形
状のカーソルを表示手段(5)に表示させる(S2)。
そして、実行キー(92)と自宅キー(96)とスクロ
ールキー(91)の入力を待つ待機状態となる(S3の
N,S4のN,S5のN)。
【0017】ここで自宅キー(96)が押されると、R
AM(8)より予め使用者の入力により記憶された自宅
の位置を読み取り、自宅を表示させると共に(S6)、
RAM(8)の出発点の記憶領域(84)に自宅の位置
を記憶させる(S7)。
【0018】出発点が自宅でない場合は、スクロールキ
ー(91)の操作により画面がスクロールされてカーソ
ルが出発点にしたい位置に合わされ(S5のY,S
8)、実行キー(92)が押される(S3のY)。する
と、制御回路(1)は実行キー(92)が押された時の
カーソルの位置をRAM(8)の出発点の記憶領域(8
4)に記憶させる(S7)。
【0019】ステップS7の動作後、制御回路(1)は
「目的地を入力してください」等の目的地の入力を要求
する文字と目的地を示す十字形状のカーソルを表示手段
(5)に表示させる(S9)。そして、出発点の入力
(S3〜S7)と同様に、自宅キー(96)によるワン
タッチ操作かあるいはスクロール操作により指定された
位置をRAM(8)の目的地の記憶領域(85)に記憶
させる(S10〜S15)。
【0020】そして、出発点と目的地間の経路を所定の
道路選択方法により作成して表示させ、表示させた経路
と異なる経路点の入力が必要か否かの表示を行い、経路
点の入力があれば経路を補正表示させと共に、経路点を
RAM(8)の経路点の記憶領域(86)に記憶させる
(S16、S17)。
【0021】次に設定された経路の確認動作であるシミ
ュレーションについて説明する。図3は制御回路(1)
のこの動作を示すフローチャートである。
【0022】シミュレーションキ−(94)が押される
と(S20のY)、RAM(8)に記憶されている走行
予定経路(83)を読み出してこの経路の交差点を検出
する(S21)。この交差点に、道路の種別が異なる地
点も加える(S22)。この道路の種別はCD−ROM
に書き込まれており、高速自動車道路,都市高速道路,
国道,主要地方道路,都道府県道路,基本道路(5.5
m以上の幅),その他(細街路)とフェリー航路の8つ
に種別される。例えば、分岐点がない一本道の途中で基
本道路から幅の狭い街路になった場合、この道幅が変化
した地点も交差点として認識することになる。
【0023】次に、車両を出発地点から目的地へ向けて
所定の速度で模擬走行させる。そして、交差点の拡大表
示モ−ドにするか否かを調べる(S23)。ここでは、
車両が近づいている交差点がありそれが所定以内の距離
であるか否かを調べる。交差点拡大表示モ−ドでなけれ
ばそのままの車両速度で表示し(S24)、ステップS
29に進む。交差点拡大表示であれば、車両の速度を遅
くして交差点の拡大表示を行う(S25,S26)。
【0024】そして、除外キー(95)が押されれば拡
大表示されている交差点を拡大表示の対象から除外させ
る(S27,S28)。
【0025】また、パーキングブレーキが作動している
か否かを調べ、パーキングブレーキが作動していない期
間はシミュレーション動作を中断させる(S29〜S3
1)。以上の動作を車両が目的地に到着するまで行う
(S32)。
【0026】このようにして、交差点の確認時間を、車
両の通常速度に規制されることなく充分長くとることが
できる。また、この時間は、拡大表示が不要な交差点の
指定をするための考慮時間を使用者に与えることにもな
る。
【0027】次に実際の車両走行に於ける動作について
説明する。図4は制御回路(1)のこの動作を示すフロ
ーチャートである。
【0028】制御回路(1)はRAM(8)の現在位置
の記憶領域(81)より現在位置を読み込む(S4
0)。読み込んだ位置に基づき車両が進行する前方の交
差点を検出する(S41)。このとき、道路の種別が異
なる地点も交差点に加え(S42)、シミュレーション
時に拡大表示することを除外された交差点は除外する
(S43)。これにより、使用者にとって必要な交差点
のみが拡大の対象となる。
【0029】このようにして得られた交差点があれば
(S44のY)、この中で最も現在位置に近い交差点を
拡大表示の対象となる交差点として設定する(S4
5)。再び現在位置を読み込んで交差点の距離を計算し
表示装置に表示させる(S46,S47)。
【0030】そして、設定された交差点までの距離が3
00m以内かどうか(S48)、交差点表示キー(9
7)が押されていないか(S49)、また前方の交差点
が手動で画面の所定の中央領域にスクロールされたかど
うか(S50)を調べ、いずれもNOであればステップ
S46に戻る。
【0031】ステップS48において設定された交差点
までの距離が300m以内になると、交差点の拡大表示
を行う(S51)。そして、車両が設定された交差点を
時速5km以上で遠ざかっているかどうかを調べる(S
52)。遠ざかっていない場合はステップS46に戻
り、遠ざかっている場合はステップS40に戻る。
【0032】ステップS49において交差点表示キー
(97)が押されると、設定されている交差点までの距
離を音声発生手段(6)で報知させ(S53)、この交
差点を所定時間だけ拡大表示させ(S54)、ステップ
S46に戻る。
【0033】ステップS50において前方の交差点が手
動で画面の所定の中央領域にスクロールされると、この
前方の交差点までの距離を音声発生手段(6)で報知さ
せ(S53)、この交差点を所定時間だけ拡大表示させ
(S54)、ステップS46に戻る。
【0034】
【発明の効果】上述の如く、使用者が所望する交差点の
みを拡大表示することができる。このため、表示画面の
有用範囲が不要な拡大表示部分により狭くなるというこ
とはない。
【0035】ところで、実際の走行では車両の現在位置
に追従した画面表示が必要であるため、交差点の拡大時
間の長さには限度があるが、シミュレーションではこの
制限がない。従って、上述の如く、車両の移動速度を前
記交差点の拡大表示中は遅くさせるあるいは車両の進行
を一時停止させることにより、交差点の拡大時間を充分
長くすることができる。また、この時間は、拡大表示が
不要な交差点の指定をするための考慮時間を使用者に与
えることにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成の要部を示すブロック図
である。
【図2】実施例の制御回路の経路設定動作を示すフロー
チャートである。
【図3】実施例の制御回路のシミュレーション動作を示
すフローチャートである。
【図4】実施例の制御回路の交差点拡大表示動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 制御回路 2 ROM 3 GPS測位手段 4 CD−ROM再生装置 5 表示手段 6 音声発生手段 7 ブレーキ検出器 8 RAM 9 入力手段 95 除外キー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在位置を検出する現在位置検出
    器と、地図情報が記憶された媒体より地図情報を読み出
    す地図情報再生手段と、走行予定経路を記憶する記憶手
    段と、表示手段と、 前記地図情報再生手段から読み出された地図情報と前記
    記憶手段に記憶する走行予定経路と前記現在位置検出手
    段から検出された現在位置とを前記表示手段に表示させ
    る経路誘導表示動作や、前記記憶手段に記憶する走行予
    定経路と該走行予定経路上に所定の手順と所定の速度で
    仮想の現在位置を前記表示手段に表示させる模擬走行表
    示動作を行い、且つ、前記経路誘導表示動作や前記模擬
    走行表示動作のときに車両の交差点近傍位置では交差点
    の拡大表示を行わせる制御回路とを備えたナビゲーショ
    ン装置において、 前記拡大表示の対象から除外する交差点の指定を行う除
    外キーを備え、前記制御回路は前記模擬走行表示動作時
    に前記除外キーで指定された交差点を前記経路誘導表示
    動作時に拡大表示させないことを特徴とするナビゲーシ
    ョン装置。
  2. 【請求項2】 走行予定経路を記憶する記憶手段と、表
    示手段と、 前記記憶手段に記憶する走行予定経路と該走行予定経路
    上に所定の手順と所定の速度で仮想の現在位置を前記表
    示手段に表示させる模擬走行表示動作を行い、且つ、前
    記模擬走行表示動作のときに車両の交差点近傍位置では
    交差点の拡大表示を行わせる制御回路とを備えたナビゲ
    ーション装置において、 前記制御回路は、前記模擬走行表示動作中における車両
    の移動速度を前記交差点の拡大表示中は遅くさせあるい
    は車両の進行を一時停止させることを特徴とするナビゲ
    ーション装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09269234A (ja) * 1997-01-31 1997-10-14 Sanyo Electric Co Ltd ナビゲーション装置
JP2001311626A (ja) * 2000-02-24 2001-11-09 Fujitsu Ltd 案内データ処理方法,案内データ処理用プログラムの記録媒体および案内データ処理用プログラム
WO2019220884A1 (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 株式会社デンソー 運転支援装置

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