JPH09269010A - 旋回軸受のシール構造 - Google Patents

旋回軸受のシール構造

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JPH09269010A
JPH09269010A JP10350896A JP10350896A JPH09269010A JP H09269010 A JPH09269010 A JP H09269010A JP 10350896 A JP10350896 A JP 10350896A JP 10350896 A JP10350896 A JP 10350896A JP H09269010 A JPH09269010 A JP H09269010A
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JP
Japan
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seal
ring
attached
seals
outer ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP10350896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kishida
尚 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09269010A publication Critical patent/JPH09269010A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/7886Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted outside the gap between the inner and outer races, e.g. sealing rings mounted to an end face or outer surface of a race

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリース漏れの確実な抑制が行えて、環境の
悪化を防止でき、また給脂間隔を長くできるものとす
る。 【解決手段】 シール5,6を覆う密封カバー7,8を
設ける。シール5,6は、内外輪1,2の環状凹部9,
11に厚肉部5a,6aで嵌合し、密封カバー7,8で
押し付け状態に取付けられる。密封カバー7,8は環状
突部7a,8aを有し、シール5,6のリップ部5b,
6bが環状突部7a,8aで内外輪1,2の幅面1a,
2bに押し付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種クレーン、
建設機械、一般産業機械等に使用される旋回軸受のシー
ル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】旋回軸受は、ターンテーブル軸受とも呼
ばれ、各種の形式のものが使用されている。このうち、
単列型のものとして、図4に示すように、内輪51と外
輪52の間に球状転動体53を介在させたものがある。
内輪51および外輪52は、いずれか片方が固定輪とし
て、もう片方が旋回輪として使用されるものであり、互
いに幅面に段差が生じている。内外輪51,52間には
グリース(図示せず)が充填され、このグリースの漏れ
を防止するゴム製のシール54,54が、各輪51,5
2の引っ込み側の幅面に接するように、内輪51および
外輪52に取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このシール5
4は、そのリップ部54aの撓みによる締め代だけで接
触圧を得てグリース漏れを防止するものであるため、リ
ップ部54aが劣弱化すると、密封性が低下し、多量の
グリース漏れを抑制することができなくなる。そのた
め、グリースの給脂間隔が短くなり、これを長くすると
潤滑不良の原因となる。また、漏れたグリースにより、
装置周辺の環境を悪化させるため、漏れグリースを除去
する必要があって、その除去に手間がかかる。これらの
ため、メンテナンスに手間がかかる。
【0004】この発明は、上記課題を解消するものであ
り、グリース漏れの確実な抑制が行えて、環境の悪化を
防止でき、また給脂間隔を長くできる旋回軸受のシール
構造を提供することを目的とする。この発明の他の目的
は、シールの保持を強固にでき、またシールの取付が簡
単に行えるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のシール構造
は、内輪と外輪の間に転動体が介在し、これら内外輪の
幅面が互いに段差を持ち、その引っ込み側の幅面に接す
る弾性体のシールが、前記内外輪の出っ張り側部分に取
付けられた旋回軸受に適用される。この旋回軸受におい
て、前記各シールの外側面を押付け状態に覆うリング状
の密封カバーを、このシールの取付けられた内輪または
外輪に取付ける。このように密封カバーを設けること
で、密封効果が高められてグリース漏れが抑制され、グ
リースの給脂間隔を長くすることができる。シールの劣
化に対しても、密封カバーで押さえることにより、シー
ル性能の低下が緩和される。また、密封カバーの取付け
により、シールの保持が強固になる。上記構成におい
て、前記シールは厚肉部からリップ部が突出したものと
することが好ましい。この場合に、前記密封カバーは、
シールのリップ部を押し付ける環状突部を有するものと
する。この構成の場合、密封カバーの環状突部がシール
のリップ部を押し付けることで、密封性を高める。ま
た、前記シールは、内輪または外輪に形成された段差部
状の環状凹部に前記厚肉部で嵌合させ、この厚肉部を密
封カバーで押し付けて内輪または外輪に取付けても良
い。このようなシールの取付構造とすることで、シール
を縮径させたり拡径させたりすることなく内外輪に取付
けることができ、また密封カバーを取付けるボルト等の
締め付けによって、シールの保持が行え、シールの取付
作業が簡単となる。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1に基
づいて説明する。この軸受は、内輪1および外輪2の間
に球形の転動体3を介在させた単列型で内歯式のもので
あり、内外輪1,2の上面となる幅面1a,2a同志
と、下面となる幅面1b,2b同志が、互いに段差を持
っている。すなわち、内輪1が下方にずれている。内輪
1は旋回輪として使用されるものであり、内径面に歯車
部4を有している。外輪2は固定輪として使用される。
これら内外輪1,2の引っ込み側の幅面1a,2bに接
するシール5,6が、内外輪1,2の出っ張り側の幅面
2a,1b付近に取付けられ、その外側面を押付け状態
に各々覆うリング状の密封カバー7,8が、これらシー
ル5,6を取付けた内輪1または外輪2に取付けられて
いる。
【0007】シール5,6は、ゴム等の弾性体からなる
リング状のものであり、厚肉部5a,6aの厚み方向の
端縁から、リップ部5b,6bが突出している。すなわ
ち、上面側のシール5は、厚肉部5aの内径端の上縁か
らリップ部5bが内径側へ斜め下方へ延び、下面側のシ
ール6は、厚肉部6aの外径端の下縁からリップ部6b
が外径側へ斜め上方へ延びている。外輪2の出っ張り側
の幅面2aには、内径側からシール取付用環状凹部9と
カバー取付用環状凹部10とが階段状の段差部として形
成され、内輪1の出っ張り側の幅面1bには、外径側か
らシール取付用環状凹部11とカバー取付用環状凹部1
2とが階段状の段差部として形成されている。
【0008】各シール5,6は、その厚肉部5a,6a
で内外輪1,2のシール取付用環状凹部9,11に嵌合
している。各密封カバー7,8は内外輪1,2のカバー
取付用環状凹部10,12に嵌合し、貫通ボルト13に
より内外輪1,2のねじ孔に取付けられている。密封カ
バー7,8は、各々環状突部7a,8aを内径縁および
外径縁に有するリング状のものであり、ボルト13で締
め付けることにより、環状突部7a,8aが各シール
5,6のリップ部5b,6bを押し付ける。密封カバー
7,8は、鉄系等の金属製のものであっても良く、また
樹脂製や硬質のゴム製のものであっても良い。
【0009】この構成によると、密封カバー7,8がシ
ール5,6を覆って押し付けるため、シール5,6によ
る密封性が高められ、グリース漏れが抑制されて、グリ
ース給脂間隔を長くすることができる。また、密封カバ
ー7,8でシール5,6の厚肉部5a,6aが押し付け
るられるため、シール5,6の取付けが強固となる。シ
ール5,6は、密封カバー7,8を外せば軸方向に着脱
できるため、図4の従来例のように環状溝に嵌合させる
ものに比べて簡単に装着できる。そのため、シール5,
6の材質の選定も容易となる。また、密封カバー7,8
をボルト13で取付けることによりシール5,6の保持
が行えるので、密封カバー7,8がシール5,6を覆う
手段と取付ける手段とを兼用することになる。
【0010】図2はこの発明の他の実施形態を示す。こ
の例は、内輪1を固定輪として、外輪2を旋回輪として
使用する外歯式のものであって、内輪1は外輪2に対し
て上側にずれており、外輪2の外径面に歯車部4が設け
られている。その他の構成は図1の例と同じである。こ
れら図1,図2の例の他に、内外輪1,2共に歯車部を
有しないリング式の旋回軸受にも、この発明を適用でき
る。
【0011】図3はこの発明のさらに他の実施形態を示
す。この例は、3列円筒ころ型の旋回軸受に適用したも
のであり、外輪2を上側分割外輪2Aと、下側分割外輪
2Bとに分割し、内外輪1,2の間に、複列にスラスト
ころ3A,3Bと、単列のラジアルころ3Cとを介在さ
せてある。その他の構成は図1の例と同じである。
【0012】
【発明の効果】この発明の旋回軸受のシール構造は、シ
ールの外側面を押付け状態に覆うリング状の密封カバー
を、このシールの取付けられた内輪または外輪に取付け
たものであるため、次の各効果が得られる。 a.密封カバーの取付けにより、シールの締めしろ部か
らのグリース漏れを抑制し、取付物の環境の悪化や汚れ
を防止できる。 b.密封カバーの取付により、多量のグリースを漏れ防
止状態に軸受内に保持でき、潤滑不足による旋回不良を
防止できる。 c.汚れたグリースを除去する手間が簡素化される。 d.シールの保持を強固にできる。 e.グリースの給脂間隔を長くすることができる。 前記シールが、厚肉部からリップが突出したものであっ
て、前記密封カバーが、前記シールのリップ部を押し付
ける環状突部を有するものである場合は、密封カバーの
押し付けによる密封性の向上効果が大きく、またリップ
部による内外輪に対する円滑な接触が維持される。この
場合に、前記シールが、前記内輪または外輪に形成され
た段差部状の環状凹部に前記厚肉部で嵌合し、このシー
ルの前記厚肉部を密封カバーで押し付けて前記内輪また
は外輪に取付けた場合は、シールの取付けが簡単で押し
付けが一層確実に行え、しかも構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の部分断面図である。
【図2】この発明の他の実施形態の部分断面図である。
【図3】この発明のさらに他の実施形態の部分断面図で
ある。
【図4】従来例の部分断面図である。
【符号の説明】
1…内輪、2…外輪、1a,1b,2a,2b…幅面、
3…転動体、5,6…シール、7,8…密封カバー、7
a,8a…環状突部、9,11…環状凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と外輪の間に転動体が介在し、これ
    ら内外輪の幅面が互いに段差を持ち、その引っ込み側の
    幅面に接する弾性体のシールが、前記内外輪の出っ張り
    側部分に取付けられた旋回軸受において、前記シールの
    外側面を押付け状態に覆うリング状の密封カバーを、こ
    のシールの取付けられた内輪または外輪に取付けた旋回
    軸受のシール構造。
  2. 【請求項2】 前記シールが、厚肉部からリップ部が突
    出したものであって、前記密封カバーが、前記シールの
    リップ部を押し付ける環状突部を有するものである請求
    項2記載の旋回軸受のシール構造。
  3. 【請求項3】 前記シールが、前記内輪または外輪に形
    成された段差部状の環状凹部に前記厚肉部で嵌合し、こ
    のシールの前記厚肉部を前記密封カバーで押し付けて前
    記内輪または外輪に取付けた請求項1記載の旋回軸受の
    シール構造。
JP10350896A 1996-03-29 1996-03-29 旋回軸受のシール構造 Pending JPH09269010A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011085955A1 (de) * 2010-01-14 2011-07-21 Imo Holding Gmbh Vorrichtung zur befestigung elastischer elemente

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011085955A1 (de) * 2010-01-14 2011-07-21 Imo Holding Gmbh Vorrichtung zur befestigung elastischer elemente
CN102725567A (zh) * 2010-01-14 2012-10-10 Imo控股有限责任公司 用于固定弹性元件的装置

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