JPH0926887A - オペレーティングシステム及びこれを用いるデータ処理装置 - Google Patents
オペレーティングシステム及びこれを用いるデータ処理装置Info
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- JPH0926887A JPH0926887A JP17628695A JP17628695A JPH0926887A JP H0926887 A JPH0926887 A JP H0926887A JP 17628695 A JP17628695 A JP 17628695A JP 17628695 A JP17628695 A JP 17628695A JP H0926887 A JPH0926887 A JP H0926887A
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- interrupt
- event
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 事象対応処理を集中処理する縮退機構を実現
するリアルタイムオペレーティングシステムを得ること
を目的としている。 【解決手段】 ソフトウエア割込み発生部12、外部ハ
ードウエア割込み発生部13からの割込み処理起動要求
をカウントし、事象連続多発時即ち縮退モード時と通常
時を事象連続多発判断処理部19で判断し、事象連続多
発時には、時系列変化の緩やかなデータを処理する定周
期プログラムの起動周期を延長させる定周期タスクスケ
ジューラ21を備え、事象対応の割込み処理を優先処理
させる縮退機構を実現する。 【効果】 定周期プログラムの起動周期を延長し、事象
対応の割込み処理を優先処理させる縮退機構を実現した
ので、安定したリアルタイム処理機能を維持することが
できる。
するリアルタイムオペレーティングシステムを得ること
を目的としている。 【解決手段】 ソフトウエア割込み発生部12、外部ハ
ードウエア割込み発生部13からの割込み処理起動要求
をカウントし、事象連続多発時即ち縮退モード時と通常
時を事象連続多発判断処理部19で判断し、事象連続多
発時には、時系列変化の緩やかなデータを処理する定周
期プログラムの起動周期を延長させる定周期タスクスケ
ジューラ21を備え、事象対応の割込み処理を優先処理
させる縮退機構を実現する。 【効果】 定周期プログラムの起動周期を延長し、事象
対応の割込み処理を優先処理させる縮退機構を実現した
ので、安定したリアルタイム処理機能を維持することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アプリケーションプ
ログラムを起動制御するオペレーティングシステム及び
これを用いるデータ処理装置に関するものである。
ログラムを起動制御するオペレーティングシステム及び
これを用いるデータ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特開平2−183343
号公報に示された従来のタイマ割込み通知階層化処理方
式(オペレーティングシステムの1つの処理)である。
図8において、1はインタバルタイマ、2はインタバル
タイマ1よりの割込みを処理する割込みハンドラ、3は
割込みハンドラ2内のタイマ割込み通知インタフェー
ス、4は割込み処理レベルでタイマ割込みに関する処理
を行う処理部A、5は所定の周期で発生するタイマ割込
みにより、要求タイマ値分の時間が経過したタイムアウ
トを、タイムアウト通知要求元へ通知すると共にタスク
処理レベルで動作するタイマ処理タスク、6はタイマ割
込み通知インタフェース3からの通知により、タスク処
理レベルでタイマ割込みに関する処理を行う処理部B、
7はタイマ処理タスク5からの通知により、タスク処理
レベルでタイマ割込みに関する処理を行う処理部Cで、
複数設けられている。8は制御ブロックキュー、9は次
制御ブロックアドレス、完了情報、要求元タスク、要求
元ハンドラアドレス、タイマ値を持つ制御ブロックで、
制御ブロックキュー8内に複数ブロック設けられ、タイ
マ処理タスク5によって管理されている。10はcp
u、メモリを有する処理装置である。
号公報に示された従来のタイマ割込み通知階層化処理方
式(オペレーティングシステムの1つの処理)である。
図8において、1はインタバルタイマ、2はインタバル
タイマ1よりの割込みを処理する割込みハンドラ、3は
割込みハンドラ2内のタイマ割込み通知インタフェー
ス、4は割込み処理レベルでタイマ割込みに関する処理
を行う処理部A、5は所定の周期で発生するタイマ割込
みにより、要求タイマ値分の時間が経過したタイムアウ
トを、タイムアウト通知要求元へ通知すると共にタスク
処理レベルで動作するタイマ処理タスク、6はタイマ割
込み通知インタフェース3からの通知により、タスク処
理レベルでタイマ割込みに関する処理を行う処理部B、
7はタイマ処理タスク5からの通知により、タスク処理
レベルでタイマ割込みに関する処理を行う処理部Cで、
複数設けられている。8は制御ブロックキュー、9は次
制御ブロックアドレス、完了情報、要求元タスク、要求
元ハンドラアドレス、タイマ値を持つ制御ブロックで、
制御ブロックキュー8内に複数ブロック設けられ、タイ
マ処理タスク5によって管理されている。10はcp
u、メモリを有する処理装置である。
【0003】次に動作について説明する。インタバルタ
イマ1が発生させる割込みを割込みハンドラ2が受付
け、割込みハンドラ2内のタイマ割込み通知インタフェ
ース3が、定周期割込み発生要求及びその通知を、処理
部A4、タイマ処理タスク5、処理部B6へ行う。タイ
マ処理タスク5は、定周期起動アプリケーションプログ
ラムである処理部C7a、7b…よりの起動要求を、制
御ブロックキュー8にエンキューし、順次キュー内の制
御ブロック9の情報を取り出し、定周期起動アプリケー
ションプログラムである処理部Cを通知起動する。
イマ1が発生させる割込みを割込みハンドラ2が受付
け、割込みハンドラ2内のタイマ割込み通知インタフェ
ース3が、定周期割込み発生要求及びその通知を、処理
部A4、タイマ処理タスク5、処理部B6へ行う。タイ
マ処理タスク5は、定周期起動アプリケーションプログ
ラムである処理部C7a、7b…よりの起動要求を、制
御ブロックキュー8にエンキューし、順次キュー内の制
御ブロック9の情報を取り出し、定周期起動アプリケー
ションプログラムである処理部Cを通知起動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のリアルタイムオ
ペレーティングシステムでは、プライオリティスケジュ
ーリングを行っており、定周期起動アプリケーション
(タスク)、事象発生時起動処理するアプリケーション
プログラム(タスク)の各々に、プライオリティ(優先
度)を付けて、プライオリティ順にプログラム実行する
ため、事象が連続多発した場合には、事象発生時起動処
理するアプリケーションプログラムよりプライオリティ
の低い定周期起動アプリケーションプログラムは、タイ
マ処理タスク5よりタイムアウト通知を受けても対応処
理が実行できず、制御ブロックキュー8内から対応制御
ブロック9を抜き出せず、デッドロック状態を発生させ
るという問題点があった。また、定周期起動アプリケー
ションのプライオリティを、事象発生時起動処理するア
プリケーションプログラムより高くすると、事象発生時
許容時間内に処理完了させねばならないリアルタイム性
が崩れるという問題点もあった。
ペレーティングシステムでは、プライオリティスケジュ
ーリングを行っており、定周期起動アプリケーション
(タスク)、事象発生時起動処理するアプリケーション
プログラム(タスク)の各々に、プライオリティ(優先
度)を付けて、プライオリティ順にプログラム実行する
ため、事象が連続多発した場合には、事象発生時起動処
理するアプリケーションプログラムよりプライオリティ
の低い定周期起動アプリケーションプログラムは、タイ
マ処理タスク5よりタイムアウト通知を受けても対応処
理が実行できず、制御ブロックキュー8内から対応制御
ブロック9を抜き出せず、デッドロック状態を発生させ
るという問題点があった。また、定周期起動アプリケー
ションのプライオリティを、事象発生時起動処理するア
プリケーションプログラムより高くすると、事象発生時
許容時間内に処理完了させねばならないリアルタイム性
が崩れるという問題点もあった。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、事象対応処理を集中処理す
る縮退機構を実現するオペレーティングシステム及びそ
れを用いるデータ処理装置を得ることを目的としてい
る。
ためになされたものであり、事象対応処理を集中処理す
る縮退機構を実現するオペレーティングシステム及びそ
れを用いるデータ処理装置を得ることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるオペレ
ーティングシステムにおいては、一定周期毎に起動され
る定周期プログラムと割込み事象が発生したつど起動さ
れる事象処理プログラムがマルチタスク処理され、割込
み事象の発生状況に応じて、定周期プログラムの起動周
期を制御する定周期タスクスケジューラを備えたもので
ある。また、定周期プログラムは、タイマで起動される
ものである。また、割込み事象は、ソフトウェア割込み
と外部ハードウェア割込みのいずれか一方または両方で
あるものである。さらに、この発明に係わるデータ処理
装置においては、このようなオペレーティングシステム
を用いるものである。
ーティングシステムにおいては、一定周期毎に起動され
る定周期プログラムと割込み事象が発生したつど起動さ
れる事象処理プログラムがマルチタスク処理され、割込
み事象の発生状況に応じて、定周期プログラムの起動周
期を制御する定周期タスクスケジューラを備えたもので
ある。また、定周期プログラムは、タイマで起動される
ものである。また、割込み事象は、ソフトウェア割込み
と外部ハードウェア割込みのいずれか一方または両方で
あるものである。さらに、この発明に係わるデータ処理
装置においては、このようなオペレーティングシステム
を用いるものである。
【0007】
【作用】上記のように構成されたオペレーティングシス
テム及びそれを用いるデータ処理装置においては、割込
み事象の発生状況に応じて、定周期プログラムの起動周
期を制御する定周期タスクスケジューラを備え、割込み
事象の多発時には起動周期を延長する。また、割込み事
象は、ソフトウェア割込みと外部ハードウェア割込みの
いずれか一方または両方であり、異常状態に対処でき
る。さらに、このようなオペレーティングシステムを用
いたデータ処理装置とし、割込み事象の多発時には起動
周期を延長し、異常状態にも対処できる。
テム及びそれを用いるデータ処理装置においては、割込
み事象の発生状況に応じて、定周期プログラムの起動周
期を制御する定周期タスクスケジューラを備え、割込み
事象の多発時には起動周期を延長する。また、割込み事
象は、ソフトウェア割込みと外部ハードウェア割込みの
いずれか一方または両方であり、異常状態に対処でき
る。さらに、このようなオペレーティングシステムを用
いたデータ処理装置とし、割込み事象の多発時には起動
周期を延長し、異常状態にも対処できる。
【0008】
実施例1.図1は、この発明の実施例1による電子計算
機の構成を示す図である。図1において、10はデータ
処理装置としての電子計算機、11はインタバルタイ
マ、12はソフトウェア割込み発生部、13は外部ハー
ドウェア割込み発生部、14はインタバルタイマ11か
らの割込みを処理する割込みハンドラA、15はソフト
ウェア割込み発生部12からの割込みを処理する割込み
ハンドラB、16は外部ハードウェア割込み発生部13
からの割込みを処理する割込みハンドラC、17は割込
みハンドラB15の割込み通知を受け、該当処理の起動
要求を発生させる該当処理起動要求発生部B、18は割
込みハンドラC16の割込み通知を受け、該当処理の起
動要求を発生させる該当処理起動要求発生部C、19は
該当処理起動要求発生部B17、C18の起動要求をカ
ウントし、事象連続多発時即ち縮退モード時と通常時を
判断する事象連続多発判断処理部、20は事象発生対応
処理タスクを起動する該当処理起動部、21は割込みハ
ンドラA14よりの通知を受け、定周期を作る定周期タ
スクスケジューラ、22は通常時、縮退時の定周期情報
を有する定周期タスク起動管理テーブル、23は定周期
タスクスケジューラ21より起動される定周期タスク起
動部である。図2は、図1における事象連続多発判断処
理部の処理フローを示す図であり、図3は、図1におけ
る定周期タスクスケジューラの処理フローを示す図であ
る。
機の構成を示す図である。図1において、10はデータ
処理装置としての電子計算機、11はインタバルタイ
マ、12はソフトウェア割込み発生部、13は外部ハー
ドウェア割込み発生部、14はインタバルタイマ11か
らの割込みを処理する割込みハンドラA、15はソフト
ウェア割込み発生部12からの割込みを処理する割込み
ハンドラB、16は外部ハードウェア割込み発生部13
からの割込みを処理する割込みハンドラC、17は割込
みハンドラB15の割込み通知を受け、該当処理の起動
要求を発生させる該当処理起動要求発生部B、18は割
込みハンドラC16の割込み通知を受け、該当処理の起
動要求を発生させる該当処理起動要求発生部C、19は
該当処理起動要求発生部B17、C18の起動要求をカ
ウントし、事象連続多発時即ち縮退モード時と通常時を
判断する事象連続多発判断処理部、20は事象発生対応
処理タスクを起動する該当処理起動部、21は割込みハ
ンドラA14よりの通知を受け、定周期を作る定周期タ
スクスケジューラ、22は通常時、縮退時の定周期情報
を有する定周期タスク起動管理テーブル、23は定周期
タスクスケジューラ21より起動される定周期タスク起
動部である。図2は、図1における事象連続多発判断処
理部の処理フローを示す図であり、図3は、図1におけ
る定周期タスクスケジューラの処理フローを示す図であ
る。
【0009】次に動作について説明する。定周期起動タ
スク群は、インタバルタイマ11より割込みを受けて、
割込みハンドラA14が、定周期タスクスケジューラ2
1に時間積算を要求する。事象割込みとなるソフトウェ
ア割込み発生部12、外部ハードウェア割込み発生部1
3は、割込みハンドラB15、C16にそれぞれ割込み
を通知する。通知を受けた該当処理起動要求発生部B1
7、C18は、該当処理タスク起動要求を、事象連続多
発判断処理部19にそれぞれ送る。事象連続多発判断処
理部19は、図2のごとく、起動要求を内部テーブルに
格納してカウントし(S1)、過去T時間にN件発生し
たか否かを監視(T、Nはパラメータ)し(S2)、通
常モード(S3)か、縮退モード(S4)かを決定し、
起動要求を該当処理起動部20へ送る(S5)。一方、
定周期タスクスケジューラ21は、図3のごとく、割込
みハンドラA14よりの割込みをカウントし、定周期間
隔を作成し(S12)、次いで、モード状態(通常/縮
退)を参照し(S13)、該当モード状態における定周
期情報を定周期タスク起動管理テーブル23から得て
(S14)、S12で作成した定周期と一致する周期を
有するタスク群を選定し(S15)、それらのタスク群
を起動する(S16)。S15で、作成した定周期と一
致する周期を有するタスクが無い場合は、S12の定周
期間隔の作成に戻る。ここで、縮退モード時定周期期間
延長を許さないタスクに関しては、通常時と同一設定と
する。
スク群は、インタバルタイマ11より割込みを受けて、
割込みハンドラA14が、定周期タスクスケジューラ2
1に時間積算を要求する。事象割込みとなるソフトウェ
ア割込み発生部12、外部ハードウェア割込み発生部1
3は、割込みハンドラB15、C16にそれぞれ割込み
を通知する。通知を受けた該当処理起動要求発生部B1
7、C18は、該当処理タスク起動要求を、事象連続多
発判断処理部19にそれぞれ送る。事象連続多発判断処
理部19は、図2のごとく、起動要求を内部テーブルに
格納してカウントし(S1)、過去T時間にN件発生し
たか否かを監視(T、Nはパラメータ)し(S2)、通
常モード(S3)か、縮退モード(S4)かを決定し、
起動要求を該当処理起動部20へ送る(S5)。一方、
定周期タスクスケジューラ21は、図3のごとく、割込
みハンドラA14よりの割込みをカウントし、定周期間
隔を作成し(S12)、次いで、モード状態(通常/縮
退)を参照し(S13)、該当モード状態における定周
期情報を定周期タスク起動管理テーブル23から得て
(S14)、S12で作成した定周期と一致する周期を
有するタスク群を選定し(S15)、それらのタスク群
を起動する(S16)。S15で、作成した定周期と一
致する周期を有するタスクが無い場合は、S12の定周
期間隔の作成に戻る。ここで、縮退モード時定周期期間
延長を許さないタスクに関しては、通常時と同一設定と
する。
【0010】実施例2.実施例1では電子計算機につい
て述べたが、実施例2では、このオペレーティングシス
テムを用いたデータ処理装置であるプラントデータ収集
記録装置について述べる。図4はプラント監視システム
全体構成図である。図において、51はプラントデータ
ウェイ、52はプラント機器計装設備を制御する複数の
コントローラ、55はプラントデータ収集記録装置で、
コントローラ52からプラントデータウェイ51を介
し、プラント状態信号を受信して、プラント状態変化信
号(故障、警報、運転、停止等)、センサー情報等のア
ナログデータ、電力計等のパルスデータなどのプラント
データを収集、保存、蓄積する。56は、帳票操作出力
用ワークステーション、57はLAN(ローカルエリア
ネットワーク)であり、データ収集記録装置55は、L
AN57を介して、帳票操作出力用ワークステーション
56とデータ授受を行う。60はプラントデータ監視制
御装置で、プラントデータウェイ51を介し、コントロ
ーラ52群から、プラント状態信号を受信している。6
1はプラントデータ監視制御装置60へ、外部より機器
の故障信号等を入力する外部入力信号、62は、プラン
ト監視制御用ワークステーションで、プラントデータ監
視制御装置60とLAN57を介して、データ授受を行
う。
て述べたが、実施例2では、このオペレーティングシス
テムを用いたデータ処理装置であるプラントデータ収集
記録装置について述べる。図4はプラント監視システム
全体構成図である。図において、51はプラントデータ
ウェイ、52はプラント機器計装設備を制御する複数の
コントローラ、55はプラントデータ収集記録装置で、
コントローラ52からプラントデータウェイ51を介
し、プラント状態信号を受信して、プラント状態変化信
号(故障、警報、運転、停止等)、センサー情報等のア
ナログデータ、電力計等のパルスデータなどのプラント
データを収集、保存、蓄積する。56は、帳票操作出力
用ワークステーション、57はLAN(ローカルエリア
ネットワーク)であり、データ収集記録装置55は、L
AN57を介して、帳票操作出力用ワークステーション
56とデータ授受を行う。60はプラントデータ監視制
御装置で、プラントデータウェイ51を介し、コントロ
ーラ52群から、プラント状態信号を受信している。6
1はプラントデータ監視制御装置60へ、外部より機器
の故障信号等を入力する外部入力信号、62は、プラン
ト監視制御用ワークステーションで、プラントデータ監
視制御装置60とLAN57を介して、データ授受を行
う。
【0011】図5は、この発明の実施例2によるプラン
トデータ収集記録装置の内部構成を示す図である。図5
において、11〜23は図1と同一のものであり、その
説明を省略する。65は、図4においてプラントデータ
ウェイ51よりプラント状態変化信号を入力するプラン
ト状態変化検出ロジック部であり、状態変化をソフトウ
ェア割込み発生部12に、割込み発生依頼として通知す
る。状態変化を事象発生として扱い、該当処理起動部2
0に事象対応処理プログラム(タスク)を登録してお
く。一方、帳票データ等のプラントデータ収集プログラ
ム(タスク)を定周期タスク起動管理テーブル22に登
録しておく。以上のような構成をとるプラントデータ収
集記録装置55により、プラントの異常状態(プラント
状態変化信号の連続多発状態)においては、異常対応処
理を優先し、時系列変化のゆるやかなプラントデータ収
集プログラムの収集周期を延長させて、データ収集させ
ることにより、プラント異常状態の状態アナウンス、保
存、通知をもれなく処理し、安定したデータ収集記録機
能を維持することができる。
トデータ収集記録装置の内部構成を示す図である。図5
において、11〜23は図1と同一のものであり、その
説明を省略する。65は、図4においてプラントデータ
ウェイ51よりプラント状態変化信号を入力するプラン
ト状態変化検出ロジック部であり、状態変化をソフトウ
ェア割込み発生部12に、割込み発生依頼として通知す
る。状態変化を事象発生として扱い、該当処理起動部2
0に事象対応処理プログラム(タスク)を登録してお
く。一方、帳票データ等のプラントデータ収集プログラ
ム(タスク)を定周期タスク起動管理テーブル22に登
録しておく。以上のような構成をとるプラントデータ収
集記録装置55により、プラントの異常状態(プラント
状態変化信号の連続多発状態)においては、異常対応処
理を優先し、時系列変化のゆるやかなプラントデータ収
集プログラムの収集周期を延長させて、データ収集させ
ることにより、プラント異常状態の状態アナウンス、保
存、通知をもれなく処理し、安定したデータ収集記録機
能を維持することができる。
【0012】実施例3.実施例1では電子計算機につい
て述べたが、実施例3では、このオペレーティングシス
テムを用いたデータ処理装置であるプラントデータ監視
制御装置について述べる。図4におけるプラントデータ
監視制御装置60は、コントローラ52群からプラント
データウェイ51を介し、プラント状態信号を受信し、
外部より機器の故障信号等を取り込む外部入力信号6
1、プラント状態変化信号(故障、警報、運転、停止
等)、センサー情報等のアナログデータ、電力計等のパ
ルスデータなどのプラントデータを収集、保存、蓄積
し、プラント監視制御用ワークステーション62に対し
て、LAN(ローカルエリアネットワーク)57経由の
データ授受を行う。
て述べたが、実施例3では、このオペレーティングシス
テムを用いたデータ処理装置であるプラントデータ監視
制御装置について述べる。図4におけるプラントデータ
監視制御装置60は、コントローラ52群からプラント
データウェイ51を介し、プラント状態信号を受信し、
外部より機器の故障信号等を取り込む外部入力信号6
1、プラント状態変化信号(故障、警報、運転、停止
等)、センサー情報等のアナログデータ、電力計等のパ
ルスデータなどのプラントデータを収集、保存、蓄積
し、プラント監視制御用ワークステーション62に対し
て、LAN(ローカルエリアネットワーク)57経由の
データ授受を行う。
【0013】図6は、この発明の実施例3によるプラン
トデータ監視制御装置の内部構成を示す図である。図6
中、11〜23は図1におけるものと、65は図5にお
けるものとそれぞれ同一のものであり、その説明を省略
する。66は図4中の外部入力信号61を受信し、外部
ハードウェア割込み発生部13に割込み発生依頼を送信
する外部入力受付回路である。プラント状態変化検出ロ
ジック部65、外部入力受付回路66で検出する状態変
化を事象発生として扱い、該当処理起動部20に事象対
応処理プログラム(タスク)を登録しておく。一方、ト
レンドデータ等のプラントデータ収集プログラム(タス
ク)を定周期タスク起動管理テーブル22に登録してお
く。以上のような構成をとるプラントデータ監視制御装
置により、プラントの異常状態(事象の連続多発状態)
においては、異常対応処理を優先し、時系列変化のゆる
やかなプラントデータ収集プログラムの収集周期を延長
させてデータ収集させることにより、プラント異常状態
の警報メッセージ表示、ガイダンス表示、操作制御をも
れなく処理し、安定したプラント監視制御機能を維持す
ることができる。
トデータ監視制御装置の内部構成を示す図である。図6
中、11〜23は図1におけるものと、65は図5にお
けるものとそれぞれ同一のものであり、その説明を省略
する。66は図4中の外部入力信号61を受信し、外部
ハードウェア割込み発生部13に割込み発生依頼を送信
する外部入力受付回路である。プラント状態変化検出ロ
ジック部65、外部入力受付回路66で検出する状態変
化を事象発生として扱い、該当処理起動部20に事象対
応処理プログラム(タスク)を登録しておく。一方、ト
レンドデータ等のプラントデータ収集プログラム(タス
ク)を定周期タスク起動管理テーブル22に登録してお
く。以上のような構成をとるプラントデータ監視制御装
置により、プラントの異常状態(事象の連続多発状態)
においては、異常対応処理を優先し、時系列変化のゆる
やかなプラントデータ収集プログラムの収集周期を延長
させてデータ収集させることにより、プラント異常状態
の警報メッセージ表示、ガイダンス表示、操作制御をも
れなく処理し、安定したプラント監視制御機能を維持す
ることができる。
【0014】実施例4.実施例1では電子計算機につい
て述べたが、実施例4では、このオペレーティングシス
テムを用いたデータ処理装置であるトンネル内換気制御
装置について述べる。図7は、この発明の実施例4によ
るトンネル内換気制御装置の内部構成を示す図である。
図7中、11〜23は図1におけるものと同一であり、
その説明を省略する。67はトンネル内計装設備(セン
サ等)より入力される火災時起動外部入力受付回路であ
る。この火災時起動外部入力受付回路67より、外部ハ
ードウェア割込み発生部13に割込み発生依頼として通
知する。この割込みを事象発生として扱い、該当処理起
動部20に、事象対応プログラム(タスク)を登録して
おく。一方、トンネル内交通量カウント等の測量プログ
ラム(タスク)を定周期タスク起動管理テーブル22に
登録しておく。
て述べたが、実施例4では、このオペレーティングシス
テムを用いたデータ処理装置であるトンネル内換気制御
装置について述べる。図7は、この発明の実施例4によ
るトンネル内換気制御装置の内部構成を示す図である。
図7中、11〜23は図1におけるものと同一であり、
その説明を省略する。67はトンネル内計装設備(セン
サ等)より入力される火災時起動外部入力受付回路であ
る。この火災時起動外部入力受付回路67より、外部ハ
ードウェア割込み発生部13に割込み発生依頼として通
知する。この割込みを事象発生として扱い、該当処理起
動部20に、事象対応プログラム(タスク)を登録して
おく。一方、トンネル内交通量カウント等の測量プログ
ラム(タスク)を定周期タスク起動管理テーブル22に
登録しておく。
【0015】以上のような構成をとるトンネル内換気制
御装置により、火災時(異常信号連続多発状態)におい
ては、火災時対応処理を優先し、時系列変化のゆるやか
な交通量カウント測量プログラムの収集周期を延長させ
て、データ収集させることにより、火災時の避難誘導処
理、消火制御、煙拡散防止換気制御処理等をもれなく実
施でき、安定した換気制御機能を維持することができ
る。
御装置により、火災時(異常信号連続多発状態)におい
ては、火災時対応処理を優先し、時系列変化のゆるやか
な交通量カウント測量プログラムの収集周期を延長させ
て、データ収集させることにより、火災時の避難誘導処
理、消火制御、煙拡散防止換気制御処理等をもれなく実
施でき、安定した換気制御機能を維持することができ
る。
【0016】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。割込み
事象の発生状況に応じて、定周期プログラムの起動周期
を制御する定周期タスクスケジューラを備え、割込み事
象の多発時には、時系列変化の緩やかなデータを処理す
る定周期プログラムの起動周期を延長し、事象対応の割
込み処理を優先処理させる縮退機構を実現したので、安
定したリアルタイム処理機能を維持することができる。
また、割込み事象は、ソフトウェア割込みと外部ハード
ウェア割込みのいずれか一方または両方であり、異常状
態に対処でき、異常事象の優先処理を行うことができ
る。さらに、このようなオペレーティングシステムを用
いたデータ処理装置とし、割込み事象の多発時には起動
周期を延長し、事象対応の割込み処理を優先処理させる
縮退機構を実現したので、安定したリアルタイム処理機
能を維持することができるデータ処理装置とすることが
できる。
れているので、以下に示すような効果を奏する。割込み
事象の発生状況に応じて、定周期プログラムの起動周期
を制御する定周期タスクスケジューラを備え、割込み事
象の多発時には、時系列変化の緩やかなデータを処理す
る定周期プログラムの起動周期を延長し、事象対応の割
込み処理を優先処理させる縮退機構を実現したので、安
定したリアルタイム処理機能を維持することができる。
また、割込み事象は、ソフトウェア割込みと外部ハード
ウェア割込みのいずれか一方または両方であり、異常状
態に対処でき、異常事象の優先処理を行うことができ
る。さらに、このようなオペレーティングシステムを用
いたデータ処理装置とし、割込み事象の多発時には起動
周期を延長し、事象対応の割込み処理を優先処理させる
縮退機構を実現したので、安定したリアルタイム処理機
能を維持することができるデータ処理装置とすることが
できる。
【図1】 この発明の実施例1による電子計算機の構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】 図1における事象連続多発判断処理部の処理
フローを示す図である。
フローを示す図である。
【図3】 図1における定周期スケジューラの処理フロ
ーを示す図である。
ーを示す図である。
【図4】 プラント監視システム全体構成図を示す図で
ある。
ある。
【図5】 この発明の実施例2によるプラントデータ収
集記録装置の内部構成を示す図である。
集記録装置の内部構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施例3によるプラントデータ監
視制御装置の内部構成を示す図である。
視制御装置の内部構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施例4によるトンネル内換気制
御装置の内部構成を示す図である。
御装置の内部構成を示す図である。
【図8】 従来のタイマ割込み通知階層化処理方式を示
す図である。
す図である。
10 電子計算機、11 インタバルタイマ、12 ソ
フトウェア割込み発生部、13 外部ハードウェア割込
み発生部、19 事象連続多発判断処理部、21 定周
期タスクスケジューラ
フトウェア割込み発生部、13 外部ハードウェア割込
み発生部、19 事象連続多発判断処理部、21 定周
期タスクスケジューラ
Claims (4)
- 【請求項1】 一定周期毎に起動される定周期プログラ
ムと割込み事象が発生したつど起動される事象処理プロ
グラムをマルチタスク処理するオペレーティングシステ
ムにおいて、上記割込み事象の発生状況に応じて、上記
定周期プログラムの起動周期を制御する定周期タスクス
ケジューラを備えたことを特徴とするオペレーティング
システム。 - 【請求項2】 定周期プログラムは、タイマで起動され
ることを特徴とする請求項1記載のオペレーティングシ
ステム。 - 【請求項3】 割込み事象は、ソフトウェア割込みと外
部ハードウェア割込みのいずれか一方または両方である
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のオペレ
ーティングシステム。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項記
載のオペレーティングシステムを用いるデータ処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17628695A JPH0926887A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | オペレーティングシステム及びこれを用いるデータ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17628695A JPH0926887A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | オペレーティングシステム及びこれを用いるデータ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0926887A true JPH0926887A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16010935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17628695A Pending JPH0926887A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | オペレーティングシステム及びこれを用いるデータ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0926887A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005013130A1 (ja) * | 2003-08-04 | 2005-02-10 | Hitachi, Ltd. | リアルタイム制御システム |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP17628695A patent/JPH0926887A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005013130A1 (ja) * | 2003-08-04 | 2005-02-10 | Hitachi, Ltd. | リアルタイム制御システム |
US7484214B2 (en) | 2003-08-04 | 2009-01-27 | Hitachi, Ltd. | Real time control system |
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