JPH1040124A - 診断プログラムの実行制御方法 - Google Patents
診断プログラムの実行制御方法Info
- Publication number
- JPH1040124A JPH1040124A JP8190682A JP19068296A JPH1040124A JP H1040124 A JPH1040124 A JP H1040124A JP 8190682 A JP8190682 A JP 8190682A JP 19068296 A JP19068296 A JP 19068296A JP H1040124 A JPH1040124 A JP H1040124A
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- JP
- Japan
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- diagnostic program
- diagnostic
- program
- execution
- execution control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】実行回数や異常検出回数などを含む統計値をフ
ィードバックして診断プログラムを効率的に実行制御す
る診断プログラムの実行制御方法を提供する。 【解決手段】診断プログラム実行制御部12は、診断プ
ログラム13を実行したときに、統計値テーブル格納部
17に格納された、その診断プログラム13に対応する
実行回数などの各種統計値を更新する。そして、診断プ
ログラム実行制御部12は、これらの統計値を整列キー
として診断プログラム13の並べ換えを実行し、その並
べ換えた先頭から予め定められた個数だけ選択して実行
するなどといった実行制御を実施する。すなわち、診断
プログラム実行制御部12は、たとえば実行回数の少な
いものを優先的に実行したり、異常を検出する頻度の高
いものを優先的に実行するなどといった、統計値に基づ
いた保守員の経験などに依存しない適切な実行制御を実
施する。
ィードバックして診断プログラムを効率的に実行制御す
る診断プログラムの実行制御方法を提供する。 【解決手段】診断プログラム実行制御部12は、診断プ
ログラム13を実行したときに、統計値テーブル格納部
17に格納された、その診断プログラム13に対応する
実行回数などの各種統計値を更新する。そして、診断プ
ログラム実行制御部12は、これらの統計値を整列キー
として診断プログラム13の並べ換えを実行し、その並
べ換えた先頭から予め定められた個数だけ選択して実行
するなどといった実行制御を実施する。すなわち、診断
プログラム実行制御部12は、たとえば実行回数の少な
いものを優先的に実行したり、異常を検出する頻度の高
いものを優先的に実行するなどといった、統計値に基づ
いた保守員の経験などに依存しない適切な実行制御を実
施する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば磁気デ
ィスク装置などの周辺機器を初めとする各種システム資
源の動作状況を診断するための診断プログラムの実行制
御方法に係り、特にその実行回数や異常検出回数を含む
各種統計値をその後の実行計画などにフィードバックさ
せることによって、診断プログラムをより効率的に実行
制御することを可能とする診断プログラムの実行制御方
法に関する。
ィスク装置などの周辺機器を初めとする各種システム資
源の動作状況を診断するための診断プログラムの実行制
御方法に係り、特にその実行回数や異常検出回数を含む
各種統計値をその後の実行計画などにフィードバックさ
せることによって、診断プログラムをより効率的に実行
制御することを可能とする診断プログラムの実行制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムのハードウェア
は、多くのデバイスによって構成されており、これらの
各種デバイスが正常に動作することによって、コンピュ
ータシステムは稼働することが可能となる。このため、
コンピュータシステムでは、これらの各種デバイスが正
常に動作するかどうかを確認するための診断プログラム
が複数種類用意されていることが一般的である。この診
断プログラムは、たとえば通常処理に影響を与えない範
囲内で各種デバイスを動作させて各種デバイスの動作を
確認し、その結果をメッセージ出力するといったように
構成されるものであり、メモリデバイスの動作を確認す
る診断プログラムなどでは、所定の領域に格納されたデ
ータの読み出し要求を発行してみて、その読み出しが正
常に行なわれたときに、そのデバイスは正常に動作して
いると診断するなどといったように構成されるものであ
る。
は、多くのデバイスによって構成されており、これらの
各種デバイスが正常に動作することによって、コンピュ
ータシステムは稼働することが可能となる。このため、
コンピュータシステムでは、これらの各種デバイスが正
常に動作するかどうかを確認するための診断プログラム
が複数種類用意されていることが一般的である。この診
断プログラムは、たとえば通常処理に影響を与えない範
囲内で各種デバイスを動作させて各種デバイスの動作を
確認し、その結果をメッセージ出力するといったように
構成されるものであり、メモリデバイスの動作を確認す
る診断プログラムなどでは、所定の領域に格納されたデ
ータの読み出し要求を発行してみて、その読み出しが正
常に行なわれたときに、そのデバイスは正常に動作して
いると診断するなどといったように構成されるものであ
る。
【0003】そして、たとえば納入したコンピュータシ
ステムの保守・点検を担当する保守員などは、この用意
された複数種類の診断プログラムの中から適切と思われ
る診断プログラムを適宜選択して実行することによっ
て、コンピュータシステムの保守・点検作業を行なって
いる。
ステムの保守・点検を担当する保守員などは、この用意
された複数種類の診断プログラムの中から適切と思われ
る診断プログラムを適宜選択して実行することによっ
て、コンピュータシステムの保守・点検作業を行なって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、コンピュータシステムのハードウェアを構成する各
種デバイスそれぞれが正常に動作しているかどうかを診
断プログラムを実行させることによって確認していた。
は、コンピュータシステムのハードウェアを構成する各
種デバイスそれぞれが正常に動作しているかどうかを診
断プログラムを実行させることによって確認していた。
【0005】しかしながら、このような作業は、コンピ
ュータシステムの保守・点検を担当する保守員の経験な
どに依存する部分が大きい。たとえば、複数種類用意さ
れている診断プログラムの中から、どの診断プログラム
を実行するかなどといった選択は、保守員の判断に委ね
られてしてしまうために、保守員相互間で診断プログラ
ムの実行頻度などにばらつきが発生してしまい、すべて
の保守員が効率的に診断プログラムを実行しているとは
いえないといった問題があった。
ュータシステムの保守・点検を担当する保守員の経験な
どに依存する部分が大きい。たとえば、複数種類用意さ
れている診断プログラムの中から、どの診断プログラム
を実行するかなどといった選択は、保守員の判断に委ね
られてしてしまうために、保守員相互間で診断プログラ
ムの実行頻度などにばらつきが発生してしまい、すべて
の保守員が効率的に診断プログラムを実行しているとは
いえないといった問題があった。
【0006】また、これらの診断プログラムが診断対象
とするデバイスの異常を検出した場合には、エラーログ
情報などが採取されるために、たとえば診断プログラム
の開発者に対するフィードバックが可能であるが、デバ
イスの異常をなんら検出しなかった場合には(ほとんど
はこの場合に該当する)、このようなログは採取され
ず、あるいは採取されても診断プログラムの開発者に対
するフィードバックが行なわれることはない。すなわ
ち、開発者によって開発された診断プログラムが、保守
員にどのように活用されているのか、その診断プログラ
ムがどのような効果をあげているのかといった情報を開
発者自身にフィードバックされない(情報が一方通行と
なってしまう)ために、開発者は今後診断プログラムを
開発していくにあたって指針となるような情報をなんら
収集できないでいたといった問題があった。
とするデバイスの異常を検出した場合には、エラーログ
情報などが採取されるために、たとえば診断プログラム
の開発者に対するフィードバックが可能であるが、デバ
イスの異常をなんら検出しなかった場合には(ほとんど
はこの場合に該当する)、このようなログは採取され
ず、あるいは採取されても診断プログラムの開発者に対
するフィードバックが行なわれることはない。すなわ
ち、開発者によって開発された診断プログラムが、保守
員にどのように活用されているのか、その診断プログラ
ムがどのような効果をあげているのかといった情報を開
発者自身にフィードバックされない(情報が一方通行と
なってしまう)ために、開発者は今後診断プログラムを
開発していくにあたって指針となるような情報をなんら
収集できないでいたといった問題があった。
【0007】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たものであり、実行回数や異常検出回数などを含む各種
統計値をその後の診断プログラムの実行計画などにフィ
ードバックさせることによって、診断プログラムをより
効率的に実行制御することを可能とするとともに、その
統計値を診断プログラムの開発者に提供することによっ
て、診断プログラムの開発を支援する診断プログラムの
実行制御方法を提供することを目的とする。
たものであり、実行回数や異常検出回数などを含む各種
統計値をその後の診断プログラムの実行計画などにフィ
ードバックさせることによって、診断プログラムをより
効率的に実行制御することを可能とするとともに、その
統計値を診断プログラムの開発者に提供することによっ
て、診断プログラムの開発を支援する診断プログラムの
実行制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、システム資
源が正常に動作しているか否か診断するための診断プロ
グラムを複数種類備えたコンピュータシステムに適用さ
れる前記診断プログラムの実行制御方法において、前記
診断プログラムそれぞれの実行回数を計数するステップ
と、前記計数した実行回数を呈示するステップとを具備
し、前記診断プログラムに関する統計値をその後の実行
計画や開発計画などに反映させることを特徴とする。
源が正常に動作しているか否か診断するための診断プロ
グラムを複数種類備えたコンピュータシステムに適用さ
れる前記診断プログラムの実行制御方法において、前記
診断プログラムそれぞれの実行回数を計数するステップ
と、前記計数した実行回数を呈示するステップとを具備
し、前記診断プログラムに関する統計値をその後の実行
計画や開発計画などに反映させることを特徴とする。
【0009】この発明においては、保守・点検するコン
ピュータシステムに用意された診断プログラムごとの実
行回数がカウントされて呈示されるため、保守員は、た
とえば実行回数が少ない診断プログラムなどを容易に把
握することができ、より効率的に診断プログラムの実行
を進めていくことが可能となる。また、このカウントし
た値を診断プログラムの開発者にフィードバックすれ
ば、開発者は、保守・点検の現場レベルでの診断プログ
ラムの実施状況を認識することができ、その後の開発作
業の指針としたり、保守員に対する診断プログラム使い
分けの指導が可能となる。
ピュータシステムに用意された診断プログラムごとの実
行回数がカウントされて呈示されるため、保守員は、た
とえば実行回数が少ない診断プログラムなどを容易に把
握することができ、より効率的に診断プログラムの実行
を進めていくことが可能となる。また、このカウントし
た値を診断プログラムの開発者にフィードバックすれ
ば、開発者は、保守・点検の現場レベルでの診断プログ
ラムの実施状況を認識することができ、その後の開発作
業の指針としたり、保守員に対する診断プログラム使い
分けの指導が可能となる。
【0010】このとき、実行回数に加えて、診断プログ
ラムがシステム資源の異常を検出した回数をカウントし
て呈示することが好ましい。これにより保守員は、異常
を検出する確率の高い診断プログラム(異常を発生させ
る頻度の高いシステム資源を診断対象とする診断プログ
ラム)の優先度を高めて実行計画を作成するなどといっ
たことが容易に行なえるため、その作業効率は飛躍的に
向上する。また、診断プログラムが異常終了した回数を
さらにカウントしておけば、開発者に対してより有益な
情報をフィードバックすることができる。
ラムがシステム資源の異常を検出した回数をカウントし
て呈示することが好ましい。これにより保守員は、異常
を検出する確率の高い診断プログラム(異常を発生させ
る頻度の高いシステム資源を診断対象とする診断プログ
ラム)の優先度を高めて実行計画を作成するなどといっ
たことが容易に行なえるため、その作業効率は飛躍的に
向上する。また、診断プログラムが異常終了した回数を
さらにカウントしておけば、開発者に対してより有益な
情報をフィードバックすることができる。
【0011】また、たとえば診断プログラムが、起動時
に与えられるパラメータに応じて診断対象を決定するよ
うに構成されている場合には、この診断プログラムとパ
ラメータとで一意に構成される組それぞれの実行回数を
カウントして呈示することが好ましい。たとえば、磁気
ディスク装置やメインメモリのアドレス空間などを特定
する情報は、診断プログラムに対して起動パラメータと
して与えられることが多いため、診断プログラムそのも
のの実行回数のみではなく、診断プログラムとパラメー
タとで一意に構成される組それぞれの実行回数をカウン
トして呈示することは非常に有効である。
に与えられるパラメータに応じて診断対象を決定するよ
うに構成されている場合には、この診断プログラムとパ
ラメータとで一意に構成される組それぞれの実行回数を
カウントして呈示することが好ましい。たとえば、磁気
ディスク装置やメインメモリのアドレス空間などを特定
する情報は、診断プログラムに対して起動パラメータと
して与えられることが多いため、診断プログラムそのも
のの実行回数のみではなく、診断プログラムとパラメー
タとで一意に構成される組それぞれの実行回数をカウン
トして呈示することは非常に有効である。
【0012】また、たとえば周辺機器の交換や、周辺機
器を駆動制御するためのプログラムを格納するファーム
ウエアの交換が行なわれたときに、その旨を知得して、
その周辺機器を診断する診断プログラムに関するカウン
ト値を初期化することが好ましい。これにより、保守員
の作業を増加させることなしに、カウント値を常に適切
な状態に保つことが可能となる。さらに、このときに、
この初期化するカウント値をフロッピィディスクなどの
可般容易な記憶媒体上に退避したり、通信網を介して他
のコンピュータシステムの記憶媒体上に退避することが
好ましい。たとえば、交換前のカウント値をフロッピィ
ディスクなどに退避させる場合には、取り外された周辺
機器などにそのフロッピィディスクを付属させることが
できるため、そのカウント値を修理や不具合要因の解析
に利用することが可能となる。また、通信網を介してサ
ービスセンタなどに設置されたコンピュータシステムに
送信しても同様のことを行なえる。
器を駆動制御するためのプログラムを格納するファーム
ウエアの交換が行なわれたときに、その旨を知得して、
その周辺機器を診断する診断プログラムに関するカウン
ト値を初期化することが好ましい。これにより、保守員
の作業を増加させることなしに、カウント値を常に適切
な状態に保つことが可能となる。さらに、このときに、
この初期化するカウント値をフロッピィディスクなどの
可般容易な記憶媒体上に退避したり、通信網を介して他
のコンピュータシステムの記憶媒体上に退避することが
好ましい。たとえば、交換前のカウント値をフロッピィ
ディスクなどに退避させる場合には、取り外された周辺
機器などにそのフロッピィディスクを付属させることが
できるため、そのカウント値を修理や不具合要因の解析
に利用することが可能となる。また、通信網を介してサ
ービスセンタなどに設置されたコンピュータシステムに
送信しても同様のことを行なえる。
【0013】また、この発明は、前記実行回数および異
常検出回数を含む各種統計値の中から少なくとも一つ以
上の統計値を整列鍵として前記診断プログラムを順序づ
けるステップと、前記順序づけにしたがって前記診断プ
ログラムを実行するステップとをさらに具備してなるこ
とを特徴とする。
常検出回数を含む各種統計値の中から少なくとも一つ以
上の統計値を整列鍵として前記診断プログラムを順序づ
けるステップと、前記順序づけにしたがって前記診断プ
ログラムを実行するステップとをさらに具備してなるこ
とを特徴とする。
【0014】この発明においては、実行回数や異常検出
回数などのカウント値をソートキーとして診断プログラ
ムを並べ換え、この並べ換えた結果にしたがって、診断
プログラムを実行する。たとえば、所定の時刻に(ある
いは所定の間隔で)、複数用意された診断プログラムの
中から所定の数だけ選択して実行していくような場合に
は、その都度、実行回数の少ない順(昇順)に並べ換
え、この並び換えた結果の先頭から所定の数だけ順次実
行していけば、保守員の経験などに依存することなく適
切な実行制御が行なえることになる。また、たとえば予
め指定された時間内で順次診断プログラムを実行してい
くような場合には、異常検出回数の多い順(降順)に並
べ換え、この並び換えた結果の先頭から可能な限り実行
していくなどといった、より効率的な実行制御を行なう
ことが可能となる。
回数などのカウント値をソートキーとして診断プログラ
ムを並べ換え、この並べ換えた結果にしたがって、診断
プログラムを実行する。たとえば、所定の時刻に(ある
いは所定の間隔で)、複数用意された診断プログラムの
中から所定の数だけ選択して実行していくような場合に
は、その都度、実行回数の少ない順(昇順)に並べ換
え、この並び換えた結果の先頭から所定の数だけ順次実
行していけば、保守員の経験などに依存することなく適
切な実行制御が行なえることになる。また、たとえば予
め指定された時間内で順次診断プログラムを実行してい
くような場合には、異常検出回数の多い順(降順)に並
べ換え、この並び換えた結果の先頭から可能な限り実行
していくなどといった、より効率的な実行制御を行なう
ことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1には、本実施形態に係るコ
ンピュータシステムの概略構成が示されている。図1に
示したように、本実施形態のコンピュータシステム10
は、オペレーティングシステム11、診断プログラム実
行制御部12、複数種類の診断プログラム13、表示部
14、外部記憶入出力部15、通信部16および統計値
テーブル格納部17を具備してなる。
実施の形態を説明する。図1には、本実施形態に係るコ
ンピュータシステムの概略構成が示されている。図1に
示したように、本実施形態のコンピュータシステム10
は、オペレーティングシステム11、診断プログラム実
行制御部12、複数種類の診断プログラム13、表示部
14、外部記憶入出力部15、通信部16および統計値
テーブル格納部17を具備してなる。
【0016】オペレーティングシステム11は、コンピ
ュータシステム10全体の制御を司る。診断プログラム
実行制御部12は、統計値テーブル格納部17に格納さ
れた各種統計値に基づいて、複数種類の診断プログラム
13の中から所定数(すべてであってもよい)の診断プ
ログラム13を選択して起動するとともに、その起動に
伴なって、統計値テーブル格納部17に格納された統計
値を更新するなどといった統計値の管理を実行する。
ュータシステム10全体の制御を司る。診断プログラム
実行制御部12は、統計値テーブル格納部17に格納さ
れた各種統計値に基づいて、複数種類の診断プログラム
13の中から所定数(すべてであってもよい)の診断プ
ログラム13を選択して起動するとともに、その起動に
伴なって、統計値テーブル格納部17に格納された統計
値を更新するなどといった統計値の管理を実行する。
【0017】診断プログラム13は、診断プログラム実
行制御部12によって起動され、コンピュータシステム
10が備える周辺機器を初めとした各種資源が正常に動
作しているか否かを診断する。この診断プログラム13
は、資源それぞれに対応して個別に設けられるものであ
ってもよいし、起動時に与えられるパラメータによって
診断する資源を決定するものであってもよい。すなわ
ち、診断プログラム実行制御部12が、所望の資源を診
断対象として診断プログラム13を起動可能であればよ
い。
行制御部12によって起動され、コンピュータシステム
10が備える周辺機器を初めとした各種資源が正常に動
作しているか否かを診断する。この診断プログラム13
は、資源それぞれに対応して個別に設けられるものであ
ってもよいし、起動時に与えられるパラメータによって
診断する資源を決定するものであってもよい。すなわ
ち、診断プログラム実行制御部12が、所望の資源を診
断対象として診断プログラム13を起動可能であればよ
い。
【0018】なお、これらオペレーティングシステム1
1、診断プログラム実行制御部12および診断プログラ
ム13は、コンピュータシステム10が搭載するCPU
によって実行制御されるソフトウェアとして構成される
ものである。
1、診断プログラム実行制御部12および診断プログラ
ム13は、コンピュータシステム10が搭載するCPU
によって実行制御されるソフトウェアとして構成される
ものである。
【0019】また、表示部14は、ディスプレイ装置な
どであり、診断プログラム13の実行結果や統計値テー
ブル格納部17に格納された統計値を保守員などに表示
するためのものである。外部記憶入出力部15は、たと
えば磁気ディスク装置やフロッピィディスク装置などで
あり、コンピュータシステム10の二次記憶装置として
動作するものである。さらに、通信部16は、通信コン
トローラなどであり、ネットワークを介して他のコンピ
ュータとデータの送受信を実行するためのものである。
どであり、診断プログラム13の実行結果や統計値テー
ブル格納部17に格納された統計値を保守員などに表示
するためのものである。外部記憶入出力部15は、たと
えば磁気ディスク装置やフロッピィディスク装置などで
あり、コンピュータシステム10の二次記憶装置として
動作するものである。さらに、通信部16は、通信コン
トローラなどであり、ネットワークを介して他のコンピ
ュータとデータの送受信を実行するためのものである。
【0020】そして、統計値テーブル格納部17は、診
断プログラム13それぞれの実行に応じて診断プログラ
ム実行制御部12が管理する統計値をテーブルとして格
納する。なお、この統計値の取り扱いが本実施形態の特
徴とするところであり、これについては後述する。図2
および図3には、この統計値テーブル格納部17による
統計値の格納例が示されている。
断プログラム13それぞれの実行に応じて診断プログラ
ム実行制御部12が管理する統計値をテーブルとして格
納する。なお、この統計値の取り扱いが本実施形態の特
徴とするところであり、これについては後述する。図2
および図3には、この統計値テーブル格納部17による
統計値の格納例が示されている。
【0021】図2は、診断プログラム13がシステム資
源それぞれに対応して個別に設けられている場合の統計
値の格納例を示すものであり、診断プログラム名、実行
回数、正常動作の確認回数(OK回数)、および異常検
出回数(NG回数)をフィールドとしてレコードを形成
して統計値を格納する。一方、図3は、診断プログラム
13が起動時に与えられるパラメータによって診断対象
とする資源を決定する場合の格納例を示すものであり、
この場合は、図2の場合と比較して、診断プログラム名
と起動パラメータとの組みを1フィールドとしてレコー
ドを形成して統計値を格納する。また、図2および図3
の双方ともに、実行回数からOK回数とNG回数とを除
すれば、診断プログラム13が異常終了した回数を算出
することができることになる。
源それぞれに対応して個別に設けられている場合の統計
値の格納例を示すものであり、診断プログラム名、実行
回数、正常動作の確認回数(OK回数)、および異常検
出回数(NG回数)をフィールドとしてレコードを形成
して統計値を格納する。一方、図3は、診断プログラム
13が起動時に与えられるパラメータによって診断対象
とする資源を決定する場合の格納例を示すものであり、
この場合は、図2の場合と比較して、診断プログラム名
と起動パラメータとの組みを1フィールドとしてレコー
ドを形成して統計値を格納する。また、図2および図3
の双方ともに、実行回数からOK回数とNG回数とを除
すれば、診断プログラム13が異常終了した回数を算出
することができることになる。
【0022】このような構成をもつコンピュータシステ
ム10において、診断プログラム13に関する統計値を
収集するときの動作手順を図4を参照して説明する。診
断プログラム13の実行が指示されると(ステップA
1)、診断プログラム実行制御部12は、デバイスの交
換またはデバイスを駆動制御するためのファームウェア
の交換が行なわれたかどうかを構成情報などを参照する
ことによって判定する(ステップA2)。もし、デバイ
スまたはファームウェアの交換が行なわれていた場合
(ステップA2のY)、診断プログラム実行制御部12
は、そのデバイスを識別する(ステップA3)。そし
て、診断プログラム実行制御部12は、この識別したデ
バイスに関連する診断プログラムの統計値を統計値テー
ブル格納部17から読み出して、外部記憶入出力部15
を介してフロッピィディスクなどの別領域に保存する
(ステップA4)。この保存が完了すると、診断プログ
ラム実行制御部12は、その統計値テーブル格納部17
に格納された統計値をクリアする(ステップA5)。こ
れにより、周辺機器に関する統計値は保守員自身による
作業を伴なうことなく、常に適切な状態に保たれること
になる。
ム10において、診断プログラム13に関する統計値を
収集するときの動作手順を図4を参照して説明する。診
断プログラム13の実行が指示されると(ステップA
1)、診断プログラム実行制御部12は、デバイスの交
換またはデバイスを駆動制御するためのファームウェア
の交換が行なわれたかどうかを構成情報などを参照する
ことによって判定する(ステップA2)。もし、デバイ
スまたはファームウェアの交換が行なわれていた場合
(ステップA2のY)、診断プログラム実行制御部12
は、そのデバイスを識別する(ステップA3)。そし
て、診断プログラム実行制御部12は、この識別したデ
バイスに関連する診断プログラムの統計値を統計値テー
ブル格納部17から読み出して、外部記憶入出力部15
を介してフロッピィディスクなどの別領域に保存する
(ステップA4)。この保存が完了すると、診断プログ
ラム実行制御部12は、その統計値テーブル格納部17
に格納された統計値をクリアする(ステップA5)。こ
れにより、周辺機器に関する統計値は保守員自身による
作業を伴なうことなく、常に適切な状態に保たれること
になる。
【0023】次に、診断プログラム実行制御部12は、
実行指示された診断プログラム13の実行回数をカウン
トアップして(ステップA6)、その診断プログラム1
3を起動する(ステップA7)。
実行指示された診断プログラム13の実行回数をカウン
トアップして(ステップA6)、その診断プログラム1
3を起動する(ステップA7)。
【0024】この起動した診断プログラム13が、診断
対象とするデバイスなどの異常を検出した場合(ステッ
プA8の“NG”)、統計値テーブル格納部17に格納
された、この診断プログラム13についてのNG回数を
カウントアップし(ステップA9)、さらにそのエラー
ログを採取する(ステップA10)、一方、この起動し
た診断プログラム13が、診断対象とするデバイスなど
の異常を検出せずに終了した場合には(ステップA8の
“OK”)、統計値テーブル格納部17に格納された、
この診断プログラム13についてのOK回数をカウント
アップする(ステップA11)。そして、診断プログラ
ム実行制御部12は、その診断プログラム13の実行結
果(“OK”または“NG”)を表示部14を介して表
示する。なお、システムの異常により診断プログラム1
3が正常終了しなかった場合には(ステップA8の“シ
ステム異常”)、システムをリセットして(ステップA
13)、再立ち上げを実行する。
対象とするデバイスなどの異常を検出した場合(ステッ
プA8の“NG”)、統計値テーブル格納部17に格納
された、この診断プログラム13についてのNG回数を
カウントアップし(ステップA9)、さらにそのエラー
ログを採取する(ステップA10)、一方、この起動し
た診断プログラム13が、診断対象とするデバイスなど
の異常を検出せずに終了した場合には(ステップA8の
“OK”)、統計値テーブル格納部17に格納された、
この診断プログラム13についてのOK回数をカウント
アップする(ステップA11)。そして、診断プログラ
ム実行制御部12は、その診断プログラム13の実行結
果(“OK”または“NG”)を表示部14を介して表
示する。なお、システムの異常により診断プログラム1
3が正常終了しなかった場合には(ステップA8の“シ
ステム異常”)、システムをリセットして(ステップA
13)、再立ち上げを実行する。
【0025】このように、診断プログラム13それぞれ
の実行に伴なって各種統計値を収集しておけば、たとえ
ばこの統計値を表示部14を介して表示することによ
り、保守員は、経験などに依存せずに実行すべき診断プ
ログラム13を適切に選択することができるようにな
る。また、このようにして収集された統計値を、図5に
示すように、たとえばフロッピィディスクなどの持ち運
びが容易な記憶媒体151に保存して交換時にそのデバ
イスに付属させたり、あるいは通信部16を介して統計
情報収集用コンピュータシステム20に送信したりする
ことによって、デバイスの修理やその後の診断プログラ
ムの開発などに利用することが可能となる。
の実行に伴なって各種統計値を収集しておけば、たとえ
ばこの統計値を表示部14を介して表示することによ
り、保守員は、経験などに依存せずに実行すべき診断プ
ログラム13を適切に選択することができるようにな
る。また、このようにして収集された統計値を、図5に
示すように、たとえばフロッピィディスクなどの持ち運
びが容易な記憶媒体151に保存して交換時にそのデバ
イスに付属させたり、あるいは通信部16を介して統計
情報収集用コンピュータシステム20に送信したりする
ことによって、デバイスの修理やその後の診断プログラ
ムの開発などに利用することが可能となる。
【0026】次に、図6および図7を参照して、統計値
を利用して診断プログラムを実行制御するときの動作手
順を説明する。ここでは、統計値テーブル格納部17に
は図6(a)に示すような統計値が格納されているもの
とする。そして、コンピュータシステム10は、診断プ
ログラム13の実行が指示されたときに、予め定められ
た時間内において、いずれかの診断プログラム13を順
次選択して可能な限り実行していくものとする。
を利用して診断プログラムを実行制御するときの動作手
順を説明する。ここでは、統計値テーブル格納部17に
は図6(a)に示すような統計値が格納されているもの
とする。そして、コンピュータシステム10は、診断プ
ログラム13の実行が指示されたときに、予め定められ
た時間内において、いずれかの診断プログラム13を順
次選択して可能な限り実行していくものとする。
【0027】並べ換えに使う統計値(昇順または降順の
指定を含む)が入力されると(図7のステップB1)、
診断プログラム実行制御部12は、統計値テーブル格納
部17に格納された統計値を参照して診断プログラム1
3の並べ換えを実行する(ステップB2)。たとえば、
「“NG回数”を降順に並べ換え」といった指示が入力
された場合、診断プログラム13は、診断プログラム実
行制御部12によって図6(b)に示すように並べ換え
られることになる。そして、診断プログラム実行制御部
12は、この並べ換えた後の順番を診断プログラム13
の実行優先度として取り扱う。
指定を含む)が入力されると(図7のステップB1)、
診断プログラム実行制御部12は、統計値テーブル格納
部17に格納された統計値を参照して診断プログラム1
3の並べ換えを実行する(ステップB2)。たとえば、
「“NG回数”を降順に並べ換え」といった指示が入力
された場合、診断プログラム13は、診断プログラム実
行制御部12によって図6(b)に示すように並べ換え
られることになる。そして、診断プログラム実行制御部
12は、この並べ換えた後の順番を診断プログラム13
の実行優先度として取り扱う。
【0028】したがって、この並べ換えが終了すると、
診断プログラム実行制御部12は、その先頭から順番
(“NG回数”の多い順)に診断プログラム13を実行
していき(ステップB3)、実行した診断プログラム1
3を並べ換えたリストから削除していく(ステップB
4)。
診断プログラム実行制御部12は、その先頭から順番
(“NG回数”の多い順)に診断プログラム13を実行
していき(ステップB3)、実行した診断プログラム1
3を並べ換えたリストから削除していく(ステップB
4)。
【0029】一方、診断プログラム13の実行が終了す
ると、診断プログラム実行制御部12は、さらに次の診
断プログラム13を実行する時間があるかどうか判定し
(ステップB5)、あれば(ステップB5のY)、並べ
換えたリスト上で次の診断プログラム13を実行する。
また、次の診断プログラム13を実行する時間がなかっ
た場合には(ステップB5のN)、この処理を終了す
る。
ると、診断プログラム実行制御部12は、さらに次の診
断プログラム13を実行する時間があるかどうか判定し
(ステップB5)、あれば(ステップB5のY)、並べ
換えたリスト上で次の診断プログラム13を実行する。
また、次の診断プログラム13を実行する時間がなかっ
た場合には(ステップB5のN)、この処理を終了す
る。
【0030】これにより、予め定められた時間内に適切
な診断プログラム13を選択して実行していくことがで
き、保守・点検作業が効率良く行なえることになる。ま
た、たとえば時間で診断プログラム13の実行の継続/
終了を判定するのではなく、予め実行する診断プログラ
ム13の個数が設定されている場合であっても、その都
度並べ換えたリストの先頭からその個数分だけ選択して
実行することによって、同様に適切な実行制御が実現さ
れることになる。
な診断プログラム13を選択して実行していくことがで
き、保守・点検作業が効率良く行なえることになる。ま
た、たとえば時間で診断プログラム13の実行の継続/
終了を判定するのではなく、予め実行する診断プログラ
ム13の個数が設定されている場合であっても、その都
度並べ換えたリストの先頭からその個数分だけ選択して
実行することによって、同様に適切な実行制御が実現さ
れることになる。
【0031】なお、前述の実施形態に記載した診断プロ
グラムおよびこの診断プログラムの実行制御方法は、コ
ンピュータに実行させることのできるプログラムとして
フロッピィディスク、光ディスクおよび半導体メモリな
どの記憶媒体に格納して頒布することが可能である。フ
ロッピィディスクのように書き換え可能な記憶媒体の場
合、記憶媒体151と兼用することにより、一つの記憶
媒体にプログラムおよび実行回数などの各種統計値を格
納できるため、操作性が向上する。
グラムおよびこの診断プログラムの実行制御方法は、コ
ンピュータに実行させることのできるプログラムとして
フロッピィディスク、光ディスクおよび半導体メモリな
どの記憶媒体に格納して頒布することが可能である。フ
ロッピィディスクのように書き換え可能な記憶媒体の場
合、記憶媒体151と兼用することにより、一つの記憶
媒体にプログラムおよび実行回数などの各種統計値を格
納できるため、操作性が向上する。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、保守・点検するコンピュータシステムに用意された
複数種類の診断プログラムそれぞれの実行回数がカウン
トされるために、保守員は、たとえば実行回数の少ない
診断プログラムなどを容易に把握できることになり、よ
り効率的に診断プログラムの実行を進めていくことが可
能となる。また、このカウントした値をその後の開発作
業の指針として診断プログラムの開発者にフィードバッ
クするなどといった、診断プログラムの開発を支援する
ことが可能となる。
ば、保守・点検するコンピュータシステムに用意された
複数種類の診断プログラムそれぞれの実行回数がカウン
トされるために、保守員は、たとえば実行回数の少ない
診断プログラムなどを容易に把握できることになり、よ
り効率的に診断プログラムの実行を進めていくことが可
能となる。また、このカウントした値をその後の開発作
業の指針として診断プログラムの開発者にフィードバッ
クするなどといった、診断プログラムの開発を支援する
ことが可能となる。
【0033】また、このカウントした統計値を整列鍵と
して並べ換えを実行し、その並べ換えた後の順序で診断
プログラムを実行していくことにより、たとえば予め定
められた時間内において、優先されるべき診断プログラ
ムを順次選択して実行していくなどといった、保守員の
経験などに依存することのない適切な実行制御を実施す
ることが可能となる。
して並べ換えを実行し、その並べ換えた後の順序で診断
プログラムを実行していくことにより、たとえば予め定
められた時間内において、優先されるべき診断プログラ
ムを順次選択して実行していくなどといった、保守員の
経験などに依存することのない適切な実行制御を実施す
ることが可能となる。
【図1】この発明の実施形態に係るコンピュータシステ
ムの概略構成を示す図。
ムの概略構成を示す図。
【図2】同実施形態の統計値テーブル格納部による統計
値の格納例を示す図。
値の格納例を示す図。
【図3】同実施形態の統計値テーブル格納部による統計
値の格納例を示す図。
値の格納例を示す図。
【図4】同実施形態の診断プログラムに関する統計値を
収集するときの動作手順を説明するためのフローチャー
ト。
収集するときの動作手順を説明するためのフローチャー
ト。
【図5】同実施形態の診断プログラムに関する統計値の
収集例を示す図。
収集例を示す図。
【図6】同実施形態の統計値テーブル格納部による統計
値の格納例を示す図。
値の格納例を示す図。
【図7】同実施形態の統計値を利用して診断プログラム
を実行制御するときの動作手順を説明するためのフロー
チャート。
を実行制御するときの動作手順を説明するためのフロー
チャート。
10…コンピュータシステム、11…オペレーティング
システム、12…診断プログラム実行制御部、13…診
断プログラム、14…表示部、15…外部記憶入出力
部、16…通信部、17…統計値テーブル格納部。
システム、12…診断プログラム実行制御部、13…診
断プログラム、14…表示部、15…外部記憶入出力
部、16…通信部、17…統計値テーブル格納部。
Claims (18)
- 【請求項1】 システム資源が正常に動作しているか否
か診断するための診断プログラムを複数種類備えたコン
ピュータシステムに適用される前記診断プログラムの実
行制御方法において、 前記診断プログラムそれぞれの実行回数を計数するステ
ップと、 前記計数した実行回数を呈示するステップとを具備し、
前記診断プログラムに関する統計値をその後の実行計画
や開発計画などに反映させることを特徴とする診断プロ
グラムの実行制御方法。 - 【請求項2】 前記診断プログラムそれぞれがシステム
資源の異常を検出した回数を計数するステップと、 前記計数した異常検出回数を呈示するステップとをさら
に具備してなることを特徴とする請求項1記載の診断プ
ログラムの実行制御方法。 - 【請求項3】 前記診断プログラムそれぞれが異常終了
した回数を計数するステップと、 前記計数した異常終了回数を呈示するステップとをさら
に具備してなることを特徴とする請求項1または2記載
の診断プログラムの実行制御方法。 - 【請求項4】 システム資源が正常に動作しているか否
か診断するための診断プログラムであって、起動時に与
えられるパラメータに応じて診断対象を決定する診断プ
ログラムを少なくとも一つ以上備えたコンピュータシス
テムに適用される前記診断プログラムの実行制御方法に
おいて、 前記診断プログラムとパラメータとで一意に構成される
組それぞれの実行回数を計数するステップと、 前記計数した実行回数を呈示するステップとを具備し、
前記診断プログラムに関する統計値をその後の実行計画
や開発計画などに反映させることを特徴とする診断プロ
グラムの実行制御方法。 - 【請求項5】 周辺機器の交換が行なわれたことを知得
するステップと、 その周辺機器を診断対象とする診断プログラムまたは診
断プログラムおよびパラメータに対応した計数値を初期
化するステップとをさらに具備してなることを特徴とす
る請求項1、2、3または4記載の診断プログラムの実
行制御方法。 - 【請求項6】 周辺機器を駆動制御するためのプログラ
ムを格納するファームウエアの交換が行なわれたことを
知得するステップと、 その交換が行なわれた周辺機器を診断対象とする診断プ
ログラムまたは診断プログラムおよびパラメータに対応
した各種計数値を初期化するステップとをさらに具備し
てなることを特徴とする請求項1、2、3、4または5
記載の診断プログラムの実行制御方法。 - 【請求項7】 前記計数値を初期化するときに、その計
数値を他の記憶領域に退避するステップをさらに具備し
てなることを特徴とする請求項5または6記載の診断プ
ログラムの実行制御方法。 - 【請求項8】 前記他の記憶領域を可般容易な記憶媒体
上に確保することを特徴とする請求項7記載の診断プロ
グラムの実行制御方法。 - 【請求項9】 前記他の記憶領域を通信網を介した他の
コンピュータシステムの記憶媒体上に確保することを特
徴とする請求項7記載の診断プログラムの実行制御方
法。 - 【請求項10】 前記実行回数および異常検出回数を含
む各種統計値の中から少なくとも一つ以上の統計値を整
列鍵として前記診断プログラムを順序づけるステップ
と、 前記順序づけにしたがって前記診断プログラムを実行す
るステップとをさらに具備してなることを特徴とする請
求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の診
断プログラムの実行制御方法。 - 【請求項11】 前記実行回数および異常検出回数を含
む各種統計値の中から少なくとも一つ以上の統計値を整
列鍵として前記診断プログラムを順序づけるステップ
と、 前記順序づけられた全診断プログラムのうち、先頭から
予め定められた順位までの範囲内にある診断プログラム
を実行するステップとをさらに具備してなることを特徴
とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9
記載の診断プログラムの実行制御方法。 - 【請求項12】 前記実行回数および異常検出回数を含
む各種統計値の中から少なくとも一つ以上の統計値を整
列鍵として前記診断プログラムを順序づけるステップ
と、 予め定められた時間内で前記順序づけにしたがって前記
診断プログラムを実行していくステップとをさらに具備
してなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6、7、8または9記載の診断プログラムの実行制御方
法。 - 【請求項13】 前記実行回数および異常検出回数を含
む各種統計値の中から少なくとも一つ以上の統計値を整
列鍵として前記診断プログラムを順序づけるステップ
と、 前記診断プログラムを前記順序づけにしたがって呈示す
るステップとをさらに具備してなることを特徴とする請
求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の診
断プログラムの実行制御方法。 - 【請求項14】 システム資源が正常に動作しているか
否か診断するための診断プログラムを複数種類備えたコ
ンピュータシステムに適用される前記診断プログラムを
実行制御するプログラムであって、 前記診断プログラムそれぞれの実行回数を計数し、この
計数した実行回数を呈示するようにコンピュータを制御
するためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能
な記憶媒体。 - 【請求項15】 システム資源が正常に動作しているか
否か診断するための診断プログラムを複数種類備えたコ
ンピュータシステムに適用される前記診断プログラムを
実行制御するプログラムであって、 前記診断プログラムそれぞれの実行回数および異常検出
回数の少なくとも一方を計数し、 この計数した実行回数および異常検出回数を含む各種統
計値の中から少なくとも一つ以上の統計値を整列鍵とし
て前記診断プログラムを順序づけ、 この順序づけにしたがって前記診断プログラムを実行す
るようにコンピュータを制御するためのプログラムを格
納したコンピュータ読取可能な記憶媒体。 - 【請求項16】 システム資源が正常に動作しているか
否か診断するための診断プログラムと、 前記診断プログラムそれぞれの実行回数を計数し、この
計数した実行回数を呈示するようにコンピュータを制御
するためのプログラムとを格納したコンピュータ読取可
能な記憶媒体。 - 【請求項17】 システム資源が正常に動作しているか
否か診断するための診断プログラムと、 前記診断プログラムそれぞれの実行回数および異常検出
回数の少なくとも一方を計数し、この計数した実行回数
および異常検出回数を含む各種統計値の中から少なくと
も一つ以上の統計値を整列鍵として前記診断プログラム
を順序づけ、この順序づけにしたがって前記診断プログ
ラムを実行するようにコンピュータを制御するためのプ
ログラムとを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒
体。 - 【請求項18】 前記診断プログラムそれぞれの実行回
数を含む各種統計値をさらに格納した請求項14、1
5、16または17記載のコンピュータ読取可能な記憶
媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8190682A JPH1040124A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 診断プログラムの実行制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8190682A JPH1040124A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 診断プログラムの実行制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1040124A true JPH1040124A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16262134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8190682A Pending JPH1040124A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 診断プログラムの実行制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1040124A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003022123A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-24 | Toshiba Corp | 発電プラント監視診断システム及び発電プラント監視診断方法 |
JP2003212352A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-30 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 連続アンローダのリモートモニタリングシステム |
JP2008262510A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子回路装置、故障診断装置、故障診断システム、及び故障診断プログラム。 |
JP2009032134A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Hitachi Ltd | 情報処理装置の自動検査方式 |
JP2012059147A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Toshiba Corp | 保守システム及び保守方法 |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP8190682A patent/JPH1040124A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003022123A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-24 | Toshiba Corp | 発電プラント監視診断システム及び発電プラント監視診断方法 |
JP2003212352A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-30 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 連続アンローダのリモートモニタリングシステム |
JP2008262510A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子回路装置、故障診断装置、故障診断システム、及び故障診断プログラム。 |
JP2009032134A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Hitachi Ltd | 情報処理装置の自動検査方式 |
JP2012059147A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Toshiba Corp | 保守システム及び保守方法 |
US8924180B2 (en) | 2010-09-10 | 2014-12-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Maintenance system and maintenance method |
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