JPH09268849A - 格子体および格子材の取付方法 - Google Patents

格子体および格子材の取付方法

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JPH09268849A
JPH09268849A JP7909896A JP7909896A JPH09268849A JP H09268849 A JPH09268849 A JP H09268849A JP 7909896 A JP7909896 A JP 7909896A JP 7909896 A JP7909896 A JP 7909896A JP H09268849 A JPH09268849 A JP H09268849A
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JP
Japan
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lattice
cut
raised
punch
raised piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP7909896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Ohashi
橋 清 大
Hidenori Kakizawa
澤 秀 則 柿
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小さい寸法の枠材においても、切り起
し片によって格子材を連結することができ、組立作業性
の改善と共に、コスト低減を図ることができる格子体お
よび格子材の取付方法を提供する。 【解決手段】 連結面3dの裏面側からの第1ポンチP
1 のストロークによって、切り起し片7を基端部を残し
て枠材3から切り離したのち、連結面3dの前方側から
の第2ポンチP2 のストロークによって、切り残された
切り起し片7の基端部に凹部7aを形成するとともに切
り起し片7の先端部を連結面側に突出させて係合部7b
とし、この係合部7bに格子材を係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、格子障子
や格子窓,フェンスなどに用いられる格子体と、このよ
うな格子体を組み立てるのに利用される格子材の取付方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、部材と部材とを接合する方法のひ
とつとして、一方の部材を構成する形材の接合面に切り
起し片を形成して係合部となし、この切り起し片に他方
の部材を係止させることによって両部材を接続する方法
がある(例えば、特開平6−129179号公報参
照)。
【0003】しかしながら、部材を構成する形材の寸法
や形状によっては、切り起し片形成用のポンチが接合面
の裏面側に挿入できたとしても、切り起し片を切り起す
に足る十分なストロークが得られないために、切り起し
片を形成することができない場合がある。
【0004】例えば、障子の框材に格子桟を接合する場
合、框材を構成する形材は接合面となる形材壁の裏側空
間部が狭くて、切り起し片を形成することができないた
め、接合面となる形材の見付け面に、別途プレス成形し
た格子桟取付ピースをリベット止めし、この取付ピース
に格子桟を係止することによって框材に格子桟を取付け
るようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た格子桟取付ピースを用いる従来の接合方法において
は、別部材をリベット止めする関係上、部品コストや部
品の管理コストが増加するばかりでなく、取付ピースを
リベット止めした接合面の裏側空間部がガラス嵌合溝と
なっているため、ガラスを嵌め込むためのガラスビニー
ルが格子桟取付ピースと交錯することから、障子の組立
て作業性が著しく劣化するという問題点があり、このよ
うな問題点を解決することが上記のような格子障子のコ
ストあるいは組立て上の課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、従来の格子障子の組立て作業
における上記課題に着目してなされたものであって、比
較的小さい寸法の枠材を用いた格子体においても枠材と
格子体とを切り起し片によって連結することができ、部
品点数や組立て工数の削減によりコスト低減が可能な格
子体および格子材の取付方法を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る格子体は、枠材と、枠材に連結された格子材を有し、
枠材には、格子材との連結面から切り起され、切り起し
基端部に連結面から後退した凹部を備えると共に、先端
部に連結面から突出した係合部を備えた切り起し片が形
成されており、格子材が切り起し片の係合部に係止され
ている構成としたことを特徴としており、格子体におけ
るこのような構成を前述した従来の課題を解決するため
の手段としている。
【0008】また、本発明の請求項2に係わる格子材の
取付方法は、格子材と枠材とを連結するに際し、枠材の
格子材との連結面の裏面側からの第1ポンチのストロー
クにより所定形状の切り起し片を連結面から基端部を残
して切り離したのち、第1ポンチにより形成された切り
起し片の基端部に第2ポンチのストロークを連結面側か
ら加え、切り起し片の基端部に連結面から後退した凹部
を形成するとともに切り起し片の先端部を連結面側に突
出させて係合部となし、格子材を切り起し片の係合部に
係止させる構成としたものであって、格子材の取付方法
におけるこのような構成を前述した従来の課題を解決す
るための手段としたことを特徴としている。
【0009】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる格子体におい
て、格子材は、枠材の格子材との連結面から切り起さ
れ、切り起し基端部に凹部を備えた切り起し片によって
枠材に連結されているので、枠材の寸法が小さくても切
り起し片の先端部が突出して格子材との係合部となり、
取付ピースのリベット止めが不要となって、部品点数お
よび組立て工数が削減されることから、格子体のコスト
が低減する。
【0010】また、本発明の請求項2に係わる格子材の
取付方法においては、格子体と枠材とを連結するに際
し、第1ポンチによって枠材の格子材との連結面から基
端部を残して切り離された切り起し片の基端部に、第2
ポンチによるストロークを連結面側から加え、これによ
って切り起し片の基端部に連結面から陥没した凹部を形
成すると共に切り起し片の先端部を連結面側に突出させ
て格子材との係合部とするようにしている。したがっ
て、枠材の連結面裏側の空間部が狭くて、切り起し片形
成用のポンチのストロークが十分に得られない場合であ
っても、第2ポンチのストロークによって切り起し片の
先端部が連結面側に突出して、格子材を係止するための
係合部となり、取付ピースのリベット止めが不要とな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0012】図1ないし図4は、本発明に係わる格子体
および格子材の取付方法の一実施例を説明するためのも
のであって、図1(a)ないし(d)は本発明における
切り起し片の形成手順を示す工程図、図2は本発明方法
によって格子材を取付けた格子障子を示す正面図であ
る。
【0013】すなわち、図2は、2枚の格子障子1(格
子体)を引き違い状態に建て込んだ玄関引戸を示し、図
に示す格子障子1は、左右の竪框2,2,上框3,下框
4および中桟5からなり、上框3および下框4(枠材)
の間にそれぞれ9本の格子桟6(格子材)が取付けてあ
る。
【0014】上框3は、図3(a)および(b)に示す
ように、アルミニウム合金の押出形材からなるものであ
って、前面側および背面側見付け面を形成する前壁3a
および後壁3bと、後壁3bのやや下端寄りの位置から
前面側に向けて水平に延出して前壁3aの下端に連結さ
れる見込み壁3cを有し、さらに、この見込み壁3cの
ほぼ中央部から下方に延出して、後壁3bの下端との間
にガラスビニールを介して図示しないガラスが嵌め込ま
れるガラス嵌合溝Gを形成するとともに格子桟6との連
結面となる段差壁3dを備えている。そして、見込み壁
3cには、この上框3を竪框2,2に連結するためのタ
ッピングホール3eが設けてあり、段差壁3dには格子
桟6を係止するための切り起し片7が格子桟6の数だ
け、すなわち、この実施例では上框3の長手方向の9か
所に形成されている。
【0015】一方、下框4は、その空洞部内に戸車を収
納するために見付け面の幅寸法が上框3よりも若干大き
くなることを除いて、上框3と基本的に同様な形状を備
えたアルミニウム合金の押出形材からなるものであっ
て、段差壁4dには同様の形状を有する9個の切り起し
片7が上框3に形成した切り起し片7に対向する位置に
それぞれ設けてある。
【0016】この切り起し片7は、格子桟6との連結面
である段差壁3dおよび4dから後退する凹部7aを基
端部に備えると共に、先端部は両側にくさび状の突起を
有する係合部7bとなって、段差壁3dおよび4dから
前面側に突出している。
【0017】このような形状の切り起し片7は、組み立
てに先だって、図1(a)ないし(d)に示す手順によ
り、上框3および下框4の段差壁3dおよび4dに形成
される。
【0018】すなわち、まず図1(a)に示すように、
上框3の段差壁3dの裏面側空間部、つまり段差壁3d
と後壁3bとの間に形成されるガラス嵌合溝G内に、所
定形状の第1ポンチP1 を挿入し、図1(b)に示すよ
うに、段差壁3dを裏面側から押圧することによって、
段差壁3dを図中上端側を残して、先端部両側にくさび
状の突起を備えた所定の屋根形形状に押し抜き、切り起
し片7とする。
【0019】次に、図1(c)に示すように、第1ポン
チP1 によって形成された切り起し片7の切り残された
基端部に、第2ポンチP2 を段差壁3dの前面側から押
し当てる。これによって、切り起し片7の基端部に凹部
7aが形成され、同時に切り起し片7の先端部が段差壁
3dの前面側に突出して係合部7bとなる。
【0020】そして、同様の手順により、下框4の段差
壁4dにも同様の形状を有する切り起し片7が形成され
る。
【0021】このような手順によって切り起し片7が形
成された上框3および下框4は、中央部に中桟5を取付
けることによってH形に組立てられ、ガラスビニールを
介して間にガラスが嵌め込まれた状態の左右竪框2,2
の上端部および下端部にそれぞれ連結される。
【0022】そして最後に、図4に示すように、同じく
アルミニウム合金の押出形材からなり、略U字状断面を
有し、開口側にリップ状の係合片6a,6aを備えた格
子桟6の一端を上框3に形成された切り起し片7の係合
部7bに嵌め込むと共に、他端を下框4に同様に形成し
た切り起し片7の係合部7bに嵌め込むことによって格
子障子1が完成する。格子桟6は、その係合片6a,6
aが切り起し片7の係止部7bにしっかりと係止され、
外れたり、脱落したりするようなことはない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる格子体は、上記構成、すなわち枠材と格子材と
が枠材から切り起され、基端部に凹部を備えた切り起し
片によって連結されているので、枠材の寸法が小さくて
も切り起し片の先端部を連結面側に突出させて格子材と
の係合部とすることができ、連結用の別部材を用いるこ
となく組立てることができることから、このような格子
体を安価に製造することができる。また、本発明の請求
項1に係わる格子材の取付方法においては、第1ポンチ
の連結面の裏面側からの第1ポンチのストロークによっ
て、切り起し片を基端部を残した状態に枠材から切り離
したのち、連結面側からの第2ポンチのストロークを加
え、切り残された切り起し片の基端部に凹部を形成する
とともに切り起し片の先端部を連結面側に突出させて格
子材との係合部となすようにしたものであるから、枠材
の形状や寸法の関係上、切り起し片形成用ポンチのスト
ロークが十分に得られない場合でも、係合部を容易に形
成することができるようになり、例えば、従来、取付ピ
ースをリベット止めすることによって框材と障子桟とを
接合していた格子障子に、本発明方法を適用することに
より、組立て作業性の改善、および製造コストの大幅な
削減が可能になるという極めて優れた効果がもたらされ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(d)は、本発明に係わる格子材
の取付方法による切り起し片の形成要領を順次説明する
工程図である。
【図2】本発明に係わる格子材の取付方法を適用して組
立てた格子障子の全体構造を示す正面図である。
【図3】(a) 図2に示した格子障子の上框に形成し
た切り起し片の形状を示す拡大正面図である。 (b) 図3(a)の切断線B−Bについての縦断面図
である。
【図4】格子障子の框に形成した切り起し片への格子桟
の装着要領を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 格子障子(格子体) 3 上框(枠材) 3d 段差壁(連結面) 4 下框(枠材) 4d 段差壁(連結面) 6 格子桟(格子材) 7 切り起し片 7a 凹部 7b 係止部 P1 第1ポンチ P2 第2ポンチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】そして最後に、図4に示すように、同じく
アルミニウム合金の押出形材からなり、略U字状断面を
有し、開口側にリップ状の係合片6a,6aを備えた格
子桟6の一端を上框3に形成された切り起し片7の係合
部7bに嵌め込むと共に、他端を下框4に同様に形成し
た切り起し片7の係合部7bに嵌め込むことによって格
子障子1が完成する。格子桟6は、その係合片6a,6
aが切り起し片7の係合部7bにしっかりと係止され、
外れたり、脱落したりするようなことはない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 格子障子(格子体) 3 上框(枠材) 3d 段差壁(連結面) 4 下框(枠材) 4d 段差壁(連結面) 6 格子桟(格子材) 7 切り起し片 7a 凹部 7b 係合部 P1 第1ポンチ P2 第2ポンチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠材と、枠材に連結された格子材を有
    し、 枠材には、格子材との連結面から切り起され、切り起し
    基端部に連結面から後退した凹部を備えると共に、先端
    部に連結面から突出した係合部を備えた切り起し片が形
    成されており、 格子材が切り起し片の係合部に係止されていることを特
    徴とする格子体。
  2. 【請求項2】 格子材と枠材とを連結するに際し、 枠材の格子材との連結面の裏面側からの第1ポンチのス
    トロークにより所定形状の切り起し片を連結面から基端
    部を残して切り離したのち、 第1ポンチにより形成された切り起し片の基端部に第2
    ポンチのストロークを連結面側から加え、切り起し片の
    基端部に連結面から後退した凹部を形成するとともに切
    り起し片の先端部を連結面側に突出させて係合部とな
    し、 格子材を切り起し片の係合部に係止させることを特徴と
    する格子材の取付方法。
JP7909896A 1996-04-01 1996-04-01 格子体および格子材の取付方法 Pending JPH09268849A (ja)

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