JP2617676B2 - 断熱形材 - Google Patents
断熱形材Info
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- JP2617676B2 JP2617676B2 JP5151113A JP15111393A JP2617676B2 JP 2617676 B2 JP2617676 B2 JP 2617676B2 JP 5151113 A JP5151113 A JP 5151113A JP 15111393 A JP15111393 A JP 15111393A JP 2617676 B2 JP2617676 B2 JP 2617676B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建具の枠または框を押
出形材でなる室内側部材と室外側部材とに分割し、これ
らの部材の対向面部にそれぞれ形成したかしめホールに
断熱性のブリッジ材の両端部を内嵌してかしめつけてな
る断熱形材に関する。
出形材でなる室内側部材と室外側部材とに分割し、これ
らの部材の対向面部にそれぞれ形成したかしめホールに
断熱性のブリッジ材の両端部を内嵌してかしめつけてな
る断熱形材に関する。
【0002】
【従来の技術】寒冷地等において使用される窓、扉等の
建具においては、熱伝導性の良いアルミニウム合金製押
出形材でなる枠あるいは框を通して熱が室外に奪われる
ことを防止するため、図4に障子のコーナー部について
例示するように、縦框1、横框2を押出形材でなる室内
側部材1a、2aと室外側部材1b、2bとに分割し、
これらの部材の対向面部にそれぞれ形成したかしめホー
ル3、4に断熱性の合成樹脂等でなるブリッジ材5、6
の両端部を内嵌してかしめつけてなる。
建具においては、熱伝導性の良いアルミニウム合金製押
出形材でなる枠あるいは框を通して熱が室外に奪われる
ことを防止するため、図4に障子のコーナー部について
例示するように、縦框1、横框2を押出形材でなる室内
側部材1a、2aと室外側部材1b、2bとに分割し、
これらの部材の対向面部にそれぞれ形成したかしめホー
ル3、4に断熱性の合成樹脂等でなるブリッジ材5、6
の両端部を内嵌してかしめつけてなる。
【0003】このような断熱形材は、一方の框(図示例
では縦框1)の両端の気密材保持片7、8(これらの気
密材保持片7、8は、図1に示すように、パネル9と框
1、2との間の気密性を保持する気密材10を装着する
ものである)を切除し、他方の框(図示例では横框2)
をその切除部に嵌め込み、ねじ(図示せず)で結合する
構造が採用される。このような構造を採用する場合、図
5に示すように、かしめホール3、4にブリッジ材5、
6(縦横のブリッジ材5、6は図示のように2本ずつ設
けるのではなく、それぞれ1本ずつ設ける場合もある)
の両端を内嵌した状態で両側からローラ11、12によ
りかしめ片3a、4aに圧力をかけた状態で挟んで形材
を引き出すことにより、かしめ片3a、4aを変形させ
てブリッジ材5、6の端部をかしめつけ、これにより、
框1、2の室内外部材1aと1b、2aと2bとを結合
して縦框1、横框2を構成する。
では縦框1)の両端の気密材保持片7、8(これらの気
密材保持片7、8は、図1に示すように、パネル9と框
1、2との間の気密性を保持する気密材10を装着する
ものである)を切除し、他方の框(図示例では横框2)
をその切除部に嵌め込み、ねじ(図示せず)で結合する
構造が採用される。このような構造を採用する場合、図
5に示すように、かしめホール3、4にブリッジ材5、
6(縦横のブリッジ材5、6は図示のように2本ずつ設
けるのではなく、それぞれ1本ずつ設ける場合もある)
の両端を内嵌した状態で両側からローラ11、12によ
りかしめ片3a、4aに圧力をかけた状態で挟んで形材
を引き出すことにより、かしめ片3a、4aを変形させ
てブリッジ材5、6の端部をかしめつけ、これにより、
框1、2の室内外部材1aと1b、2aと2bとを結合
して縦框1、横框2を構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このか
しめつけ構造によると、図5に示すように、ローラ1
1、12によってかしめ片3a、4aを押圧してブリッ
ジ材5、6をかしめつける際、気密材保持片7がローラ
11の邪魔になり、かしめ片3a、4aの先端を気密材
保持片7よりもhで示す突出高さの差が生じるように突
出させなければならず、また、外観を悪くしないため
に、かしめホール3を形成する面の背面aと気密材保持
片7を形成する面の背面bとの境界をフラットに形成す
る必要があるにもかかわらず、縦框1に横框2が呑み込
まれ、さらに縦框1に用いるブリッジ材5と横框2に用
いるブリッジ材6とはWで示す同一幅の同じ材料を用い
ることが好ましいため、縦框1の室外側部材1aのかし
めホール3形成部分の厚みdは、気密材保持片7の形成
部分の厚みeよりもはるかに大となる。
しめつけ構造によると、図5に示すように、ローラ1
1、12によってかしめ片3a、4aを押圧してブリッ
ジ材5、6をかしめつける際、気密材保持片7がローラ
11の邪魔になり、かしめ片3a、4aの先端を気密材
保持片7よりもhで示す突出高さの差が生じるように突
出させなければならず、また、外観を悪くしないため
に、かしめホール3を形成する面の背面aと気密材保持
片7を形成する面の背面bとの境界をフラットに形成す
る必要があるにもかかわらず、縦框1に横框2が呑み込
まれ、さらに縦框1に用いるブリッジ材5と横框2に用
いるブリッジ材6とはWで示す同一幅の同じ材料を用い
ることが好ましいため、縦框1の室外側部材1aのかし
めホール3形成部分の厚みdは、気密材保持片7の形成
部分の厚みeよりもはるかに大となる。
【0005】このため、第1に、室外側部材1aの押出
成形時にdに示す厚みの大きい部分に溶融状態のアルミ
ニウム合金が優先的に流れて目的とする寸法範囲から外
れたものが形成され、歩留が悪くなるという問題点があ
り、第2に、図5に示すように、肉厚dの厚肉部と肉厚
eの薄肉部との段差部にアルミニウム合金の流れ易さに
よってアルミニウム合金が局部的に引けてしまい、その
結果、スジ状の凹部fを生じ、光の反射によって折れて
いるように見えるとか、実際に折れてしまうことがある
という問題点があり、第3に、アルミニウム合金の押出
中における温度差により、厚肉部の面aと薄肉部の面b
で色が違って見える(同じ銀色であるが、一方は黒みが
かって見え、他方は白みがかって見える)という問題点
がある。
成形時にdに示す厚みの大きい部分に溶融状態のアルミ
ニウム合金が優先的に流れて目的とする寸法範囲から外
れたものが形成され、歩留が悪くなるという問題点があ
り、第2に、図5に示すように、肉厚dの厚肉部と肉厚
eの薄肉部との段差部にアルミニウム合金の流れ易さに
よってアルミニウム合金が局部的に引けてしまい、その
結果、スジ状の凹部fを生じ、光の反射によって折れて
いるように見えるとか、実際に折れてしまうことがある
という問題点があり、第3に、アルミニウム合金の押出
中における温度差により、厚肉部の面aと薄肉部の面b
で色が違って見える(同じ銀色であるが、一方は黒みが
かって見え、他方は白みがかって見える)という問題点
がある。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑み、ブリッジ
材かしめホールの底面部と他の部分との肉厚差の存在に
よって押出工程時に発生する材料の偏流を要因とした歩
留の低下、並びに外観の低下を防止できると共に、材料
の節減が可能となる構造の断熱形材を提供することを目
的とする。
材かしめホールの底面部と他の部分との肉厚差の存在に
よって押出工程時に発生する材料の偏流を要因とした歩
留の低下、並びに外観の低下を防止できると共に、材料
の節減が可能となる構造の断熱形材を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、建具の枠または框をアルミニウム合金製押
出形材でなる室内側部材と室外側部材とに分割し、これ
らの部材の対向面部にそれぞれ形成したかしめ片間のか
しめホールに断熱性のブリッジ材の両端部を内嵌してか
しめつけ、前記かしめ片に隣接して該かしめ片と同方向
に突出した突出部を前記室内側部材および室外側部材の
少なくともいずれか一方に備えるとともに、該突出部の
突出高さより前記かしめ片の突出高さを高くし、かつ該
かしめホールの底面の肉厚を該底面以外の肉厚より厚く
し、前記かしめホールの底面に薄肉化用の溝を設けたこ
とを特徴とする。障子においては、縦横の框の一方の端
部を他方の端部に呑み込ませて結合し、縦横の室内側部
材と室内側部材との間に介装するブリッジ材の幅を等し
くし、前記かしめ片に隣接して該かしめ片と同方向に突
出した突出部として気密材保持片を備えた構造とする。
成するため、建具の枠または框をアルミニウム合金製押
出形材でなる室内側部材と室外側部材とに分割し、これ
らの部材の対向面部にそれぞれ形成したかしめ片間のか
しめホールに断熱性のブリッジ材の両端部を内嵌してか
しめつけ、前記かしめ片に隣接して該かしめ片と同方向
に突出した突出部を前記室内側部材および室外側部材の
少なくともいずれか一方に備えるとともに、該突出部の
突出高さより前記かしめ片の突出高さを高くし、かつ該
かしめホールの底面の肉厚を該底面以外の肉厚より厚く
し、前記かしめホールの底面に薄肉化用の溝を設けたこ
とを特徴とする。障子においては、縦横の框の一方の端
部を他方の端部に呑み込ませて結合し、縦横の室内側部
材と室内側部材との間に介装するブリッジ材の幅を等し
くし、前記かしめ片に隣接して該かしめ片と同方向に突
出した突出部として気密材保持片を備えた構造とする。
【0008】
【作用】本発明は、上述のように、かしめホールの底面
に、薄肉化用の溝を設けたので、押出成形時の形材素材
の流れの偏りが防止され、これに伴う外観不良、折れ、
色違いの発生が起こらず、溝形成分だけ材料が少なくて
すむ。
に、薄肉化用の溝を設けたので、押出成形時の形材素材
の流れの偏りが防止され、これに伴う外観不良、折れ、
色違いの発生が起こらず、溝形成分だけ材料が少なくて
すむ。
【0009】
【実施例】図1は本発明による断熱形材の一実施例を内
倒し窓に適用した場合を示す横断面図、図2はその縦断
面図、図3は図1の要部拡大図である。図1〜図3にお
いて、20は前記左右の縦框1と上下の横框2とパネル
9とにより構成される障子であり、該障子20の縦框
1、横框2は前述のようにそれぞれアルミニウム合金製
押出形材からなる室外側部材1a、2aと、室内側部材
1b、2bと、両者間のブリッジ材5、6とにより構成
される。
倒し窓に適用した場合を示す横断面図、図2はその縦断
面図、図3は図1の要部拡大図である。図1〜図3にお
いて、20は前記左右の縦框1と上下の横框2とパネル
9とにより構成される障子であり、該障子20の縦框
1、横框2は前述のようにそれぞれアルミニウム合金製
押出形材からなる室外側部材1a、2aと、室内側部材
1b、2bと、両者間のブリッジ材5、6とにより構成
される。
【0010】21は左右の縦枠22と上下の横枠23と
により構成される枠であり、前記縦枠22、横枠23は
それぞれアルミニウム合金製押出形材からなる室外側部
材22a、23aと室内側部材22b、23bと、両者
間のブリッジ材24、25とにより構成される。
により構成される枠であり、前記縦枠22、横枠23は
それぞれアルミニウム合金製押出形材からなる室外側部
材22a、23aと室内側部材22b、23bと、両者
間のブリッジ材24、25とにより構成される。
【0011】障子20は、図2に示すように、下側の横
枠23の室内側部材23bに形成したR状の支点部26
に、障子21の下側の横框2の室内側部材2bに形成し
たR状の枢着部27を係合させることにより、矢印rで
示すように室内側に倒すように回動可能となっており、
縦枠22と縦框1との間に介装したリンク19が最大限
に伸長するとそれ以上障子20を開くことはできないよ
うに開き角が規制される。29は障子20の上部に設け
たロック爪、30は上側の横枠23に設けたロック爪2
9の係止金具、31は障子20の框に当接させるように
窓枠21に取付けた気密材、32は網戸である。
枠23の室内側部材23bに形成したR状の支点部26
に、障子21の下側の横框2の室内側部材2bに形成し
たR状の枢着部27を係合させることにより、矢印rで
示すように室内側に倒すように回動可能となっており、
縦枠22と縦框1との間に介装したリンク19が最大限
に伸長するとそれ以上障子20を開くことはできないよ
うに開き角が規制される。29は障子20の上部に設け
たロック爪、30は上側の横枠23に設けたロック爪2
9の係止金具、31は障子20の框に当接させるように
窓枠21に取付けた気密材、32は網戸である。
【0012】本発明は、枠や框の端部を例えば45度の
傾斜で切断して互いにつき合わせ、そのつき合わせ部に
L字形の結合金具を配設してねじ等で結合する構造の建
具の枠あるいは框にも適用できるが、本実施例において
は、図1、図3に示すように、障子20の縦框1は横框
2を呑み込ませる構造としているから、横框2より室内
外方向の幅が広幅となる一方、縦横のブリッジ材5、6
は同じ種類の同幅Wのものを用いているので、縦框1の
室外側部材1aに設けたかしめホール3の底面部の厚み
dは気密材保持片7の形成面の厚みeより大としてい
る。本実施例においては、このかしめホール3の底面部
に薄肉化のための溝13を設けている。
傾斜で切断して互いにつき合わせ、そのつき合わせ部に
L字形の結合金具を配設してねじ等で結合する構造の建
具の枠あるいは框にも適用できるが、本実施例において
は、図1、図3に示すように、障子20の縦框1は横框
2を呑み込ませる構造としているから、横框2より室内
外方向の幅が広幅となる一方、縦横のブリッジ材5、6
は同じ種類の同幅Wのものを用いているので、縦框1の
室外側部材1aに設けたかしめホール3の底面部の厚み
dは気密材保持片7の形成面の厚みeより大としてい
る。本実施例においては、このかしめホール3の底面部
に薄肉化のための溝13を設けている。
【0013】このような溝13を設けることにより、か
しめホール3の底面部が全体的にみて薄肉化され、室外
側部材1aの押出成形時に厚みの大きい部分に溶融状態
のアルミニウム合金が優先的に流れて寸法のくるいを生
じる現象の発生が防止されるとともに、厚みの段差部に
スジ状の凹部を生じて折れたり外観上折れて見えること
もなくなり、さらに、厚肉部の面aと薄肉部の面bにお
けるアルミニウム合金押出中における温度差により、素
材で色が違って見えることもなくなる。また、前記肉厚
の差を解消する為、室外側部材1aのかしめホール形成
面の背面aと気密材保持片7の形成面の背面bとの境界
に段差を設ければ外観が低下し、商品価値の低下を招く
が、本実施例においては前記境界部がフラットに形成さ
れるので、このような不具合を招くことがない。
しめホール3の底面部が全体的にみて薄肉化され、室外
側部材1aの押出成形時に厚みの大きい部分に溶融状態
のアルミニウム合金が優先的に流れて寸法のくるいを生
じる現象の発生が防止されるとともに、厚みの段差部に
スジ状の凹部を生じて折れたり外観上折れて見えること
もなくなり、さらに、厚肉部の面aと薄肉部の面bにお
けるアルミニウム合金押出中における温度差により、素
材で色が違って見えることもなくなる。また、前記肉厚
の差を解消する為、室外側部材1aのかしめホール形成
面の背面aと気密材保持片7の形成面の背面bとの境界
に段差を設ければ外観が低下し、商品価値の低下を招く
が、本実施例においては前記境界部がフラットに形成さ
れるので、このような不具合を招くことがない。
【0014】なお、気密材保持片7を形成した薄肉部の
肉厚eは一般的には0.8mm〜1.2mm程度に設定され、かし
めホール3の底面部の肉厚dは3.5mm〜5.0mm程度に設定
されるが、これに対し、溝13を設ける部分の厚みj
は、かしめつけ作業時のこの溝13の部分における曲が
りを防止する上で、前記薄肉部の厚みe以上の1.2mm〜
2.0mm程度に設定することが好ましい。また、かしめつ
け片3aが気密材保持片7よりhに示す高低差を有して
突出することは前記従来例で説明したとおりであり、こ
の高低差hとしては、2.5mm〜4.0mm程度に設定すること
が好ましい。
肉厚eは一般的には0.8mm〜1.2mm程度に設定され、かし
めホール3の底面部の肉厚dは3.5mm〜5.0mm程度に設定
されるが、これに対し、溝13を設ける部分の厚みj
は、かしめつけ作業時のこの溝13の部分における曲が
りを防止する上で、前記薄肉部の厚みe以上の1.2mm〜
2.0mm程度に設定することが好ましい。また、かしめつ
け片3aが気密材保持片7よりhに示す高低差を有して
突出することは前記従来例で説明したとおりであり、こ
の高低差hとしては、2.5mm〜4.0mm程度に設定すること
が好ましい。
【0015】このようにかしめホール3の底部に溝13
を設ける構造は、障子20のみに設けることなく、枠2
1側に設けても良い。この枠21に本発明の構造を適用
する場合は、縦枠22あるいは横枠23にリブ等の突起
部が設けられている等の理由でその突起部によって前記
ロール11、12の挿入が邪魔される場合であり、この
場合、外観等の必要からリブ形成面の背面とかしめホー
ル形成面の背面との境界をフラットに形成すれば、かし
めホールの底面部の厚みが大きくならざるを得ないが、
ブリッジ材24のかしめホールの底部に薄肉化用の溝を
設けることにより、前記した肉厚の差によりもたらされ
る不具合の発生を押さえることができる。
を設ける構造は、障子20のみに設けることなく、枠2
1側に設けても良い。この枠21に本発明の構造を適用
する場合は、縦枠22あるいは横枠23にリブ等の突起
部が設けられている等の理由でその突起部によって前記
ロール11、12の挿入が邪魔される場合であり、この
場合、外観等の必要からリブ形成面の背面とかしめホー
ル形成面の背面との境界をフラットに形成すれば、かし
めホールの底面部の厚みが大きくならざるを得ないが、
ブリッジ材24のかしめホールの底部に薄肉化用の溝を
設けることにより、前記した肉厚の差によりもたらされ
る不具合の発生を押さえることができる。
【0016】また、本発明は、上記実施例以外に、溝1
3を複数条設ける等種々の変更が可能であり、また、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、枠、框、ブリッ
ジ材、かしめホール、かしめホール底部の溝、突出部等
の構造や組合せについて種々の変更、付加が可能であ
る。また、本発明において、薄肉化用溝を有するかしめ
ホール形成面の背面と突出部形成面の背面との境界は、
実質的に外観を損なわない程度にフラットであればよ
い。
3を複数条設ける等種々の変更が可能であり、また、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、枠、框、ブリッ
ジ材、かしめホール、かしめホール底部の溝、突出部等
の構造や組合せについて種々の変更、付加が可能であ
る。また、本発明において、薄肉化用溝を有するかしめ
ホール形成面の背面と突出部形成面の背面との境界は、
実質的に外観を損なわない程度にフラットであればよ
い。
【0017】
【発明の効果】請求項1によれば、室外側部材と室内側
部材との間に断熱性のブリッジ材を介装してなる断熱形
材において、かしめホールの底部に薄肉化用の溝を設け
たので、突出部形成面の背面とかしめホール形成面の背
面との境界をフラットに形成して外観を良好に保持した
ままでかしめホール底面部と他の部分との肉厚の差を小
さくすることができ、これにより、押出成形時の素材偏
流による外観不良、折れ、色違いの発生が起こらず、歩
留低下を防止できる。また、かしめホールの底部に溝を
設けたことにより、材料費が節約でき、その結果、前記
歩留の向上と相まって、製造コストの低減に寄与しう
る。
部材との間に断熱性のブリッジ材を介装してなる断熱形
材において、かしめホールの底部に薄肉化用の溝を設け
たので、突出部形成面の背面とかしめホール形成面の背
面との境界をフラットに形成して外観を良好に保持した
ままでかしめホール底面部と他の部分との肉厚の差を小
さくすることができ、これにより、押出成形時の素材偏
流による外観不良、折れ、色違いの発生が起こらず、歩
留低下を防止できる。また、かしめホールの底部に溝を
設けたことにより、材料費が節約でき、その結果、前記
歩留の向上と相まって、製造コストの低減に寄与しう
る。
【0018】請求項2によれば、前記外観等の向上のた
めに縦横のブリッジ材として異なる幅のものを用いる必
要がないため、材料費が安価となり、また製造上の煩雑
さがない。
めに縦横のブリッジ材として異なる幅のものを用いる必
要がないため、材料費が安価となり、また製造上の煩雑
さがない。
【図1】本発明による断熱形材の一実施例を内倒し窓に
適用した場合を示す横断面図である。
適用した場合を示す横断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】従来の障子のコーナー部を示す横断面図であ
る。
る。
【図5】図4の障子のかしめつけ作業を説明する縦框の
横断面図である。
横断面図である。
1 縦框 1a、2a、22a、23a 室外側部材 1b、2b、22b、23b 室内側部材 2 横框 3、4 かしめホール 5、6、24、25 ブリッジ材 7、8 気密材保持片 9 パネル 10 気密材 11、12 ロール 13 溝 20 障子 21 枠 22 縦枠 23 横枠
Claims (2)
- 【請求項1】建具の枠または框をアルミニウム合金製押
出形材でなる室内側部材と室外側部材とに分割し、これ
らの部材の対向面部にそれぞれ形成したかしめ片間のか
しめホールに断熱性のブリッジ材の両端部を内嵌してか
しめつけ、前記かしめ片に隣接して該かしめ片と同方向
に突出した突出部を前記室内側部材および室外側部材の
少なくともいずれか一方に備えるとともに、該突出部の
突出高さより前記かしめ片の突出高さを高くし、かつ該
かしめホールの底面の肉厚を該底面以外の肉厚より厚く
し、前記かしめホールの底面に薄肉化用の溝を設けたこ
とを特徴とする断熱形材。 - 【請求項2】框をアルミニウム合金製押出形材でなる室
内側部材と室外側部材とに分割し、これらの部材の対向
面部にそれぞれ形成したかしめ片間のかしめホールに断
熱性のブリッジ材の両端部を内嵌してかしめつけ、縦横
の框の一方の端部を他方の端部に呑み込ませて結合し、
縦横の室内側部材と室内側部材との間に介装するブリッ
ジ材の幅を等しくし、前記他方の端部を有する部材に前
記かしめ片に隣接して該かしめ片と同方向に突出した気
密材保持片を備えるとともに、該気密材保持片の高さよ
り前記かしめ片の突出高さを高くし、かつ該かしめホー
ルの底面の肉厚を該底面以外の肉厚より厚くし、前記か
しめホールの底面に薄肉化用の溝を設けたことを特徴と
する断熱形材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5151113A JP2617676B2 (ja) | 1993-05-29 | 1993-05-29 | 断熱形材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5151113A JP2617676B2 (ja) | 1993-05-29 | 1993-05-29 | 断熱形材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06336881A JPH06336881A (ja) | 1994-12-06 |
JP2617676B2 true JP2617676B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=15511645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5151113A Expired - Fee Related JP2617676B2 (ja) | 1993-05-29 | 1993-05-29 | 断熱形材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2617676B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0485349A1 (en) * | 1990-11-09 | 1992-05-13 | METRA METALLURGICA TRAFILATI ALLUMINIO S.p.A. | Section member assembly for making sliding wing window frames |
-
1993
- 1993-05-29 JP JP5151113A patent/JP2617676B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0485349A1 (en) * | 1990-11-09 | 1992-05-13 | METRA METALLURGICA TRAFILATI ALLUMINIO S.p.A. | Section member assembly for making sliding wing window frames |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06336881A (ja) | 1994-12-06 |
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