JPH0926732A - 両面画像形成装置 - Google Patents

両面画像形成装置

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JPH0926732A
JPH0926732A JP7198219A JP19821995A JPH0926732A JP H0926732 A JPH0926732 A JP H0926732A JP 7198219 A JP7198219 A JP 7198219A JP 19821995 A JP19821995 A JP 19821995A JP H0926732 A JPH0926732 A JP H0926732A
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Takeo Tsukamoto
武雄 塚本
Yoshie Yoshino
美枝 吉野
Yuusuke Takeda
有介 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材の両面に画像形成を行う両面画像形成
装置で、第一面に可視像が加熱定着される際に記録材に
生じるゆがみに起因して第二面への可視像を転写する際
に生じる転写不良を解消するために、記録材に水分を付
与する水分付与装置を設ける。 【解決手段】 定着装置80と記録紙反転装置90とを
気密ケース95内に設け、この気密ケース95の内部を
加湿器(不図示)により一定以上の湿度に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写紙等の記録材
の両面に画像形成を行う、複写機、ファクシミリ、プリ
ンター等の両面画像形成装置に係り、詳しくは、記録材
の第一面にトナー像等の可視像を加熱定着した後に該記
録材の第二面に可視像を転写する両面画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の両面画像形成装置で記録材の両
面に画像形成を行うには、各面に対して可視像を転写
し、この転写した可視像を該面に定着させる。また、転
写がなされたものの定着がなされていない可視像は記録
材表面で移動しやすく、該移動は画像最終的に形成され
る画像を乱す直接の原因となる。そこで、従来の両面画
像形成装置では、記録材の第一面に可視像の転写がなさ
れた後にまず該可視像を第一面に定着して画像の乱れが
生じない状態としてから、第二面に可視像を転写してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、可視像
の定着を行うために、該可視像を加熱して定着を実現す
る加熱定着装置を用いた場合、従来の両面画像形成装置
では弊害が発生してしまう。以下、係る弊害について説
明する。すなわち、第一面への可視像の定着のためにこ
の可視像が加熱されると、加熱に伴って可視像が転写さ
れている記録材も加熱されることになる。そして、加熱
がなされると、紙等の記録材に含まれる水分の量が低下
して記録材にゆがみが発生してしまう。これにより、第
二面に可視像を転写させる際に転写装置と記録材のとの
距離が記録材の部分ごとで一定しなくなり、転写時に記
録材にのる電荷の量が均一でなくなってしまう。よっ
て、この電荷の不均一により、記録材の部分ごとで可視
像を形成するトナーの量が一定しなくなるという画像不
良を発生させることがあるのである。
【0004】また、第一面への可視像の定着のための加
熱にともなう記録材からの水分の蒸発は記録材の抵抗値
を高くすることにもなる。よって、像担持体から記録材
に可視像を転写する際に記録材にのる電荷量が低下し、
水分が蒸発していない記録材と比べて転写されるトナー
の量が少なくなるという画像不良を発生させる原因とも
なる。
【0005】さらに、第一面への可視像の定着のための
加熱にともなう記録材からの水分の蒸発は、記録材にゆ
がみを発生させるのみならず記録材を縮ませる原因とも
なる。この縮む量は、記録材の種類によってまちまちで
はあるが、記録材として縮みやすい紙を用いた場合、1
パーセントにも及ぶ。これにより第一面に形成された画
像が小さくなってしまい第一面に形成される画像の大き
さと第二面に形成される画像の大きさとに差異が生じて
しまうことになる。また、例えばフルカラー画像形成装
置等の記録材の一方の面に複数の可視像を重ね合わせて
画像形成を行う画像形成装置においては、記録材の縮み
は各可視像の位置ズレの原因ともなってしまう。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、記録材の第一面に可
視像を加熱定着した後に該記録材の第二面に可視像を転
写する両面画像形成装置における、記録材のゆがみ、縮
み、もしくは記録材の抵抗値の上昇に起因する画像不良
の発生を防止する両面画像形成装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1ないし請求項4の両面画像形成装置は、像
担持体と、前記像担持体に潜像を形成する潜像形成装置
と、前記潜像を現像して前記像担持体の表面に可視像を
形成する現像装置と、前記可視像を記録材に転写する転
写装置と、前記記録材に前記可視像を加熱定着させる定
着装置と、を備えた、前記記録材の第一面に可視像の加
熱定着を行った後に該記録材の第二面に可視像の転写を
行う両面画像形成装置であって、前記記録材の第二面に
可視像の転写がなされる前に、該記録材に水分を付与す
る水分付与装置を有することを特徴とするものである。
【0008】係る請求項1乃至請求項4の両面画像形成
装置においては、記録材の第二面に可視像の転写がなさ
れる前に、水分付与装置により該記録材に水分が付与さ
れる。よって、第一面への可視像の加熱定着に伴い記録
材に含まれる水分の量が不足しその抵抗値が上昇した
り、この水分の不足でゆがみや縮みが生じたりしたまま
の状態にある記録材の第二面に可視像の転写がなされる
ことがなくなる。
【0009】また、請求項2の両面画像形成装置は、請
求項1の両面画像形成装置であって、前記水分付与装置
が、前記記録材の第一面に可視像の加熱定着がなされる
前に該記録材に水分を付与するものであることを特徴と
するものである。
【0010】係る請求項2の両面画像形成装置において
は、記録材の第一面に可視像の加熱定着がなされる前
に、水分付与装置より記録材に水分の付与がなされる。
よって、第一面への可視像の加熱定着がなされた後であ
っても、記録材が含む水分の量が不足することがなくな
り、水分の不足による記録材の抵抗値の上昇、ゆがみ、
もしくは縮みが発生することがない。
【0011】また、請求項3の両面画像形成装置は、請
求項1の両面画像形成装置であって、前記水分付与装置
が、前記記録材の第一面に可視像の加熱定着がなされた
後に該記録材に水分を付与するものであることを特徴と
するものである。
【0012】係る請求項3の両面画像形成装置において
は、第一面への可視像の加熱定着に伴い水分が蒸発した
状態にある記録材の第二面に可視像の転写がなされる前
に、水分付与装置により該記録材に水分が付与される。
よって、水分の蒸発により発生した記録材の抵抗値の上
昇、ゆがみ、もしくは縮みが水分の補給により解消され
る。
【0013】また、請求項4の両面画像形成装置は、請
求項1の両面画像形成装置であって、前記水分付与装置
が、前記記録材に水分を付与すると同時に該記録材に熱
を加える加熱水分付与装置であることを特徴とするもの
である。
【0014】係る請求項4の両面画像形成装置において
は、加熱水分付与装置が記録材の第一面に可視像の加熱
定着をすることと併せて、記録材に水分の付与を行う。
よって、水分付与装置とは別に定着装置を設ける必要が
ない。
【0015】また、請求項5の両面画像形成装置は、像
担持体と、前記像担持体に潜像を形成する潜像形成装置
と、前記潜像を現像して前記像担持体の表面に可視像を
形成する現像装置と、前記可視像を記録材に転写する転
写装置と、前記記録材に前記可視像を加熱定着させる定
着装置と、を備えた、前記記録材の第一面に可視像の加
熱定着を行った後に該記録材の第二面に可視像の転写を
行う両面画像形成装置であって、前記転写装置が前記第
二面に転写を行う際の転写電界を、該転写装置が前記第
一面に転写を行う際の転写電界よりも強くすることを特
徴とするものである。
【0016】係る請求項5の両面画像形成装置において
は、転写装置が記録材の第二面に可視像の転写を行う際
の転写電界を、該転写装置が記録材の第一面に可視像の
転写を行う際の転写電界よりも強くするので、第二面に
可視像の転写がなされる際には可視像が強い力で記録材
方向に引き寄せられることになる。よって、記録材の第
一面への可視像の加熱定着に伴い含まれる水分の量が不
足し、抵抗値が上昇し、また、ゆがみが生じた状態にあ
る記録材であっても、転写不良が生じることがない。
【0017】また、請求項6の両面画像形成装置は、像
担持体と、前記像担持体に潜像を形成する潜像形成装置
と、前記潜像を現像して前記像担持体の表面に可視像を
形成する現像装置と、前記可視像を記録材に転写する転
写装置と、前記記録材に前記可視像を加熱定着させる定
着装置と、を備えた、前記記録材の第一面に可視像の加
熱定着を行った後に該記録材の第二面に可視像の転写を
行う両面画像形成装置であって、前記転写装置が前記記
録材の第二面に転写を行う際に該記録材を前記像担持体
に圧接する圧接力を、該転写装置が該記録材の第二面に
転写を行う際に該記録材を該潜像担持体に圧接する圧接
力よりも大きくすることを特徴とするものである。
【0018】係る請求項6の両面画像形成装置において
は、転写装置が記録材の第二面に転写を行う際に該記録
材を像担持体に圧接する圧接力を、転写装置が記録材の
第二面に転写を行う際に該記録材を潜像担持体に圧接す
る圧接力よりも大きくする。よって、第二面への可視像
の転写がなされやすくなり、記録材の第一面への可視像
の加熱定着に伴い含まれる水分の量が不足し、抵抗値が
上昇し、ゆがみが生じた状態にある記録材であっても、
転写不良が生じることがない。
【0019】また、請求項7乃至請求項11の両面画像
形成装置は、像担持体と、前記像担持体に潜像を形成す
る潜像形成装置と、前記潜像を現像して前記像担持体の
表面に可視像を形成する現像装置と、前記可視像を記録
材に転写する転写装置と、前記記録材に前記可視像を加
熱定着させる定着装置と、を備えた、前記記録材の第一
面に可視像の加熱定着を行った後に該記録材の第二面に
可視像の転写を行う両面画像形成装置であって、前記像
担持体に形成される前記第二面に転写される可視像のト
ナーの量が、該潜像担持体に形成される前記第一面に転
写される可視像のトナーの量よりも多くすることを特徴
とするものである。
【0020】係る請求項7乃至請求項11の両面画像形
成装置においては、像担持体に形成される記録材の第二
面に転写される可視像のトナーの量を、潜像担持体に形
成される記録材の第一面に転写される可視像のトナーの
量よりも多くする。よって、記録材の第一面への可視像
の加熱定着に伴い含まれる水分の量が不足し、抵抗値が
上昇し、ゆがみが生じた状態にある記録材に対してであ
っても、十分な量のトナーが転写されるようになり転写
不良が生じることがない。
【0021】また、請求項8の両面画像形成装置は、請
求項7の両面画像形成装置であって、前記像担持体の表
面電位を制御することにより、前記第二面に転写される
可視像のトナーの量を前記第一面に転写されるトナーの
量より多くすることを特徴とするものである。
【0022】係る請求項8の両面画像形成装置において
は、像担持体の表面電位を制御することにより、記録材
の第二面に転写される可視像のトナーの量を記録材の第
一面に転写されるトナーの量より多くする。
【0023】また、請求項9の両面画像形成装置は、請
求項7の両面画像形成装置であって、前記現像装置が前
記像担持体に付与するトナーの量を制御することによ
り、前記第二面に転写される可視像のトナーの量を前記
第一面に転写されるトナーの量より多くすることを特徴
とするものである。
【0024】係る請求項9の両面画像形成装置において
は、現像装置が像担持体に付与するトナーの量を制御す
ることにより、記録材の第二面に転写される可視像のト
ナーの量を記録材の第一面に転写されるトナーの量より
多くする。
【0025】また、請求項10の両面画像形成装置は、
請求項7の両面画像形成装置であって、前記現像装置が
液体キャリアにトナーが分散されてなる現像液を用いる
湿式現像装置であり、前記現像液のトナー濃度を制御す
ることにより、前記第二面に転写される可視像のトナー
の量を前記第一面に転写されるトナーの量より多くする
ことを特徴とすることを特徴とするものである。
【0026】係る請求項10の両面画像形成装置におい
ては、潜像の現像に用いられる現像液のトナー濃度を制
御することにより、記録材の第二面に転写される可視像
のトナーの量を記録材の第一面に転写されるトナーの量
より多くする。
【0027】また、請求項11の両面画像形成装置は、
請求項7の両面画像形成装置であって、前記現像装置が
固形キャリアにトナーが分散されてなる現像剤を用いる
乾式二成分現像装置であり、前記現像剤のトナー混合比
を制御することにより、前記第二面に転写される可視像
のトナーの量を前記第一面に転写されるトナーの量より
多くすることを特徴とするものである。
【0028】係る請求項11の両面画像形成装置におい
ては、現像に用いられる現像剤のトナー混合比を制御す
ることにより、記録材の第二面に転写される可視像のト
ナーの量を記録材の第一面に転写されるトナーの量より
多くする。
【0029】また、請求項12の両面画像形成装置は、
像担持体と、前記像担持体に潜像を形成する潜像形成装
置と、前記潜像を、液体キャリアにトナーが分散されて
なる現像液を用いて現像して前記像担持体の表面に可視
像を形成する湿式現像装置と、前記可視像を記録材に転
写する転写装置と、前記記録材に前記可視像を加熱定着
させる定着装置と、を備えた、記録材の第一面に可視像
の加熱定着を行った後に該記録材の第二面に可視像の転
写を行う両面画像形成装置であって、前記第二面に可視
像を転写する際に前記像担持体表面に存在する液体キャ
リアの量を、前記第一面に可視像を転写する際に該像担
持体表面の表面に存在する液体キャリアの量よりも多く
することを特徴とするものである。
【0030】係る請求項12の両面画像形成装置におい
ては、記録材の第二面に可視像を転写する際に像担持体
表面に存在する液体キャリアの量を、記録材の第一面に
可視像を転写する際に該像担持体表面の表面に存在する
液体キャリアの量よりも多くする。よって、像担持体か
ら第二面との間には十分な量の液体キャリアが存在する
状態となり、たとえ抵抗値が上昇しゆがみが生じた状態
にある記録材への転写であっても可視像を形成するトナ
ーの像担持体から第二面への電気泳動が良好に行われ、
転写不良が生じることがなくなる。
【0031】また、請求項13の両面画像形成装置は、
像担持体と、前記像担持体に潜像を形成する潜像形成装
置と、前記潜像を、液体キャリアにトナーが分散されて
なる現像液を用いて現像して前記像担持体の表面に可視
像を形成する湿式現像装置と、前記可視像を形成する各
トナー粒子を結着させる結着手段と、各トナー粒子の結
着がなされた前記可視像を記録材に転写する転写装置
と、前記記録材に前記可視像を加熱定着させる定着装置
と、を備えた、記録材の第一面に可視像の加熱定着を行
った後に該記録材の第二面に可視像の転写を行う両面画
像形成装置であって、前記第二面に転写される可視像が
前記像担持体に対する結着力を、前記第一面に転写され
る可視像の該像担持体に対する結着力よりも弱くするこ
とを特徴とするものである。
【0032】係る請求項13の両面画像形成装置におい
ては、記録材の第二面に転写される可視像の像担持体に
対する結着力を、記録材の第一面に転写される可視像の
該像担持体に対する結着力よりも弱くする。よって、第
二面への可視像の転写、すなわち、結着力に抗して像担
持体から記録材の第二面へ可視像が移動する工程である
転写はなされやすくなり、抵抗値が上昇しゆがみが生じ
た状態にある記録材への転写であっても転写不良が生じ
ることがない。 (以下、余白)
【0033】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕以下、本発明を両面画像形成装置である
電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した第一
の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係
る複写機の概略構成を示す説明図である。像担持体であ
る感光体ドラム1は複写時には一定速度で矢印a方向に
回転駆動される。そして、感光体ドラム1外周表面はメ
インチャージャー2より暗中にて一様に帯電された後、
潜像形成装置としての露光用レーザスキャナ3により現
像光像が照射結像されて潜像としての静電潜像が形成さ
れ、次にイレーサ4により感光体ドラム1外周表面上の
作像領域外部分が除電される。
【0034】その後、上記静電潜像は、現像装置もしく
は湿式現像装置としての湿式現像装置5との対向領域を
通過する間に該湿式現像装置から供給される液体キャリ
アにトナーが分散されてなる現像液により現像されて可
視像としてのトナー像となる。該トナー像は、図示を省
略した給紙装置から給紙ローラ対70と搬送ベルト71
とを介して給送されてきた記録材としての記録紙6へ転
写装置としての転写チャージャ7により転写される。す
なわち、該トナー像は感光体ドラム1と記録紙6の間の
液体キャリア中を静電泳動して、感光体ドラム1から記
録紙6へと移動する。感光体ドラム1は記録紙6の分離
後、クリーニングブレード8により残留トナーが除去さ
れる。なお、クリーニングブレード8の配設方向はトレ
ーリング方向でもカウンタ方向でも良い。その後、感光
体ドラム1表面は除電ランプ9により残留電位が除去さ
れて次のトナー像形成に備えられる。
【0035】トナー像が転写された記録紙6は、搬送ベ
ルト71とガイド板(不図示)とにより、トナー像を記
録紙6に加熱定着する定着装置80へと搬送される。定
着装置80は、ヒータを内蔵した加熱ローラ81と加熱
ローラ81に接するように設けられた加圧ローラ82と
からなり、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を記録
紙6が通過する際に、記録紙6に転写されたトナー像を
加熱して該トナー像を記録紙6に定着させる。
【0036】トナー像が定着された記録紙6は、次に記
録材反転装置90へと搬送される。この記録材反転装置
90は、切換部材91、正逆回転可能な搬送ローラ対9
2、及び反転通路93から構成され、定着装置80から
搬送されたきた記録紙6の裏表を反転させる。
【0037】反転装置90により反転した記録紙6は、
搬送ローラ対75と搬送ベルト71とにより感光体ドラ
ム1と転写チャージャ7との間の領域に搬送され、感光
体ドラム1に形成されたトナー像が再び転写される。し
かしながら、記録紙6のトナー像が転写される面は、最
初の転写においては第一面としての表面であったのに対
して、今回の転写では第二面としての裏面である。この
裏面にもトナー像が転写された記録紙は、その後に定着
処理が施されて複写機外へと排紙され、両面複写が完了
する。
【0038】また、この複写機においては、定着装置8
0と記録紙反転装置90とを含む領域が気密ケース90
に覆われていて、該ケース内は加湿器(不図示)により
一定の湿度以上に保たれている。よって、定着装置80
により記録紙6が加熱されても、水分の蒸発により該記
録紙が歪んだり縮んだりすることがない。なお、気密ケ
ース95と上記加湿器とが記録紙6に水分を付与する水
分付与装置として機能する。
【0039】上記湿式現像装置5について説明を加え
る。湿式現像装置5においては、現像容器51内に作像
順に現像液担持体としての現像ローラ52、余剰液除去
手段としてのスクイズローラ57、及びトナー像を形成
するトナー粒子を感光体ドラム1に結着させる結着手段
としてのセットローラ60が感光体ドラム1と近接対向
して配置されている。現像ローラ52は、図示されない
モータ等の駆動手段によって感光体ドラム1と逆回転方
向である矢印b方向へ回転駆動される。現像ローラ52
の上方には、現像ローラ52へ現像液を供給する現像液
供給部54が配設されている。現像ローラ52の図中右
側にはスクレーパ55がその端部を現像ローラ52外周
表面上に接触させて配設されている。現像液供給部54
から供給された液体キャリアにトナーが分散されてなる
現像液は現像ローラ52とスクレーパ55とによって形
成される楔状部56に溜り、現像ローラ52の回転によ
って感光体ドラム1と現像ローラ52とが対向する現像
部に供給される。また、現像ローラ52には、現像バイ
アスが印加され、地肌部へのトナー付着が防止される。
すなわち、かぶり防止となる。
【0040】また、スクイズローラ57は図示されない
モータ等の駆動手段によって、感光体ドラム1と同方向
である矢印c方向へ回転駆動されることにより、現像後
の感光体ドラム1上の余剰キャリア液をスクイズする。
スクイズローラ57の感光体ドラム1との対向領域より
も回転方向下流側には、スクイズローラスクレーパ58
がスクイズローラ53外周表面上にその端部を接触して
配設されている。スクイズローラスクレーパ58はスク
イズローラ57上に付着した現像液をクリーニングす
る。
【0041】また、セットローラ60は導電体からな
り、感光体ドラム1と50μm程度のの間隔で設けられ
ている。また、セットローラ60の表面を絶縁体でコー
ディングしてもよい。このセットローラ60には、図示
を省略する電圧印加手段からトナーと同極性の電圧が印
加され、感光体ドラム1とセットローラ60との間にト
ナー粒子を感光体ドラム1に押し付ける方向の電界を発
生させる。印加する電圧としては、直流電圧で構わない
が、直流電圧に交流電圧を重畳させてもよい。交流電圧
を重畳すると、周波数の条件や直流分の電圧設定によっ
て、トナー粒子を押圧する条件を広範囲に設定すること
が可能となる。また、セットローラ60外周面に、押圧
ローラスクレーパ61をその端部が接触するように配設
してもよい。押圧ローラスクレーパ61は、セットロー
ラ60の回転に伴いセットローラ60に付着した現像液
をクリーニングする。 〔実施形態2〕以下、本発明を両面画像形成装置である
電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した第二
の実施形態について説明する。なお、この実施形態は、
水分付与装置の構成がことなるものの、他の構成は第一
の実施形態と同じである。そこで、水分付与装置につい
てのみ説明を行い他の構成の説明は省略する。
【0042】図2は、本実施形態に係る複写機の概略構
成を示す説明図である。図2に示すように、この複写機
は、定着装置80の記録紙6の搬送方向上流に水分付与
手段としての加湿器96が設けられている。この加湿器
96は、定着装置80によりトナー像が記録紙6の表面
に加熱定着されることに先立ち該記録紙に水分を付与す
る。よって、加熱定着処理時に記録紙6から水分が蒸発
しても、加熱定着処理後の記録紙6は十分な水分を含ん
だ状態となり、ゆがんだり縮んだりすることがない。
【0043】また、この複写機においては、定着装置8
0の記録紙6の搬送方向上流に加湿器96を設けること
に代えて、図3に示すように定着装置80の記録紙6の
搬送方向下流に加湿器96を設けても良い。係る構成を
採用すれば、定着装置80による加熱定着処理により記
録紙6から水分が蒸発しても、該記録紙に加湿器96か
ら水分が補給される。
【0044】また、この複写機においては、定着装置8
0に加え水分付与装置としての加湿器を設けることに代
え、定着装置80を水分付与装置としての機能もはたす
ように構成しても良い。具体的には加熱ローラ81と加
圧ローラ82とを蒸気を吹き出すことが可能な材料で形
成して、記録紙6へのトナー像の加熱定着処理と同時に
該記録紙に両ローラ81、82から水分を付与するよう
にする。係る構成を採用すれば、定着装置80加湿器9
6との双方を設けた場合と比較して複写機を小型なもの
とすることができる。 〔実施形態3〕以下、本発明を両面画像形成装置である
電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した第三
の実施形態について説明する。なお、この実施形態は、
水分付与装置が設けられていないものの他の構成は図5
に示すように第一の実施形態と同じである。そして、こ
の複写機では、複写機を構成する各種部材を制御するこ
とで記録紙6の表面にトナー像の加熱定着がなされた後
の、記録紙6の裏面へのトナー像の転写が良好に行われ
るようにしている。そこで、係る制御についてのみ説明
を行い他の説明は省略する。
【0045】この複写機では、記録紙6の裏面にトナー
像を転写する際の転写電界が、記録紙6の表面にトナー
像を転写する際の転写電界よりも強くなるような制御を
行う。具体的には、転写紙6の裏面に転写を行う際の転
写チャージャ7の電流値を高くする。これにより、表面
へのトナー像の加熱定着処理にともない記録紙6に多少
の歪みが生じても、該記録紙の裏面への転写が良好に行
われるようになる。
【0046】また、転写チャージャ7の電流値を制御す
ることに代えて、記録紙6の裏面にトナー像を転写する
際に転写紙6を感光体ドラム6に圧接する圧接力を、記
録紙6の表面にトナー像を転写する際に転写紙6を感光
体ドラム6に圧接する圧接力よりも強くしても良い。具
体的には、図9(a)に示すように、搬送ベルト71を
介して記録紙6を感光体ドラム1に押圧するブレード9
7を設け、このブレード97が記録紙6を感光体1に圧
接する圧接力を裏面に転写を行う際に強くすれば良い。
また、図9(b)に示すように転写装置として転写チャ
ージャに代えて転写ローラ98を用いる場合は、転写ロ
ーラ98を搬送ベルト71に押しつける力を制御するこ
とで、記録紙6の感光体ドラム1への圧接力を制御すれ
ば良い。この制御によってもまた、表面へのトナー像の
加熱定着処理にともない記録紙6に多少の歪みが生じて
も、該記録紙の裏面への転写が良好に行われるようにな
る。
【0047】また、これらの制御に代えて、記録紙6の
裏面に転写するトナー像のトナーの量(図7(b)参
照)を転写紙6の表面に転写するトナー像のトナーの量
(図7(a)参照)よりも多くしても良い。具体的に
は、裏面に転写するトナー像を形成する際にメインチャ
ージャ2に流す電流を多くし感光体ドラム1の表面電位
を高くしてトナー像を形成するトナーの量を多くする。
もしくは、現像バイアスを低くして感光体ドラム1の表
面電位を相対的に高くすることで、トナーの量を多くす
る制御を採用することもできる。
【0048】また、記録紙6の裏面に転写するトナー像
のトナーの量を多くするために、感光体ドラム1に供給
されるトナーの量を多くしても良い。具体的には、現像
ローラ52の矢印b方向の回転速度を裏面に転写するト
ナー像を形成する際に速くすれは良い。
【0049】また、記録紙6の裏面に転写するトナー像
のトナーの量を多くするために、感光体ドラム1に供給
される現像液のトナー濃度を高くしても良い。具体的に
は、現像液供給部54に、高トナー濃度の現像液を蓄え
たタンク(不図示)と通常の濃度の現像液を蓄えたタン
ク(不図示)とから選択的に現像液を供給できるようす
る。そして、表面に転写するトナー像を形成する際には
通常の濃度現像液を現像ローラ52に供給し、裏面に転
写するトナー像を形成する際には高濃度の現像液を現像
ローラ52に供給するようにする制御を採用すれば良
い。この制御によってもまた、表面へのトナー像の加熱
定着処理にともない記録紙6に多少の歪みが生じても、
該記録紙の裏面への転写が良好に行われるようになる。
【0050】なお、湿式現像装置5に代えて乾式二成分
現像装置を用いる場合においては、記録紙6の裏面を転
写するトナー像をトナー量を多くするために、感光体ド
ラム1に供給される固形キャリアとトナーとが混合され
てなる現像剤のトナー混合比を高くすればよい。
【0051】また、これらの制御に代えて、記録紙6の
裏面にトナー像を転写する際に記録紙6と感光体ドラム
1との間に存在する液体キャリアの量を、表面にトナー
像を転写する際に記録紙6と感光体ドラム1との間に存
在する液体キャリアの量よりも多くしても良い。具体的
には、裏面に転写するトナー像を形成する際に、スクイ
ズローラ58の矢印c方向の回転速度を低くする。これ
により、感光体ドラム1からスクイズされる液体キャリ
アの量が少なくなり、トナー像を転写紙1に転写する際
に、感光体ドラム1と記録紙6との間に存在する液体キ
ャリアの量が多くなる。この制御によってもまた、表面
へのトナー像の加熱定着処理にともない記録紙6に多少
の歪みが生じても、裏面へのトナー像の転写を行う際に
はトナー粒子の静電泳動がなされやすくなり該記録紙の
裏面への転写が良好に行われるようになる。
【0052】また、これらの制御に代えて、記録紙6の
裏面転写するトナー像の感光体ドラム1への結着力を、
記録紙6の表面に転写するトナー像の感光体ドラム1へ
の結着力よりも弱くしても良い。具体的には、裏面に転
写するトナー像を形成する際にセットローラ60に印加
するトナー像と同極性の電圧を弱くする。この制御によ
ってもまた、表面へのトナー像の加熱定着処理にともな
い記録紙6に多少の歪みが生じても、トナー像の感光体
ドラム1への結着力が弱くなるので該記録紙の裏面への
転写が良好に行われるようになる。
【0053】以上、各種制御を示したが、これらの制御
を組み合わせて用いることもできる。また、第一の実施
形態、または第二の実施形態で示した複写機でこれらの
制御を行えばより効果的である。
【0054】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明によれば、
水分付与装置による水分補給で記録材のゆがみが防止ま
たは解消されるので、該ゆがみにより記録紙にのる電荷
の量が均一でなくなったり、実際の電荷料が本来の電荷
量と一致しなくなることに起因する転写不良が生じるこ
とがなくなる。よって、転写不良により最終的に形成さ
れる画像に乱れが生じることがなくなり、良好な画像形
成がなされる。また、請求項1乃至請求項4の発明によ
れば、水分付与装置による水分補給で記録材の縮みが防
止または解消されるので、記録紙の縮みにより第一面に
形成される画像が第二面に形成される画像よりも小さく
なることが防止される。
【0055】また、特に請求項4の発明によれば、水分
付与装置は別に定着装置を設ける必要がないので、水分
付与装置とは別に定着装置を設けなければならない装置
と比較して、装置を小型化することができる。
【0056】また、請求項5の発明によれば、記録材の
第二面に可視像の転写がなされる際には該可視像が強い
力で記録材方向に引き寄せられるため、加熱定着により
ゆがみが生じた状態にある記録材であっても転写不良が
生じることがなく、良好な画像形成が実現される。
【0057】また、請求項6の発明によれば、記録材の
第二面に可視像の転写がなされる際には、記録材が像担
持体に強い力で圧接した状態となるので、加熱定着によ
りゆがみが生じた状態にある記録材に対してであっても
転写不良が生じることがなく、良好な画像形成が実現さ
れる。
【0058】また、請求項7乃至請求項11の発明によ
れば、第二面に転写される可視像のトナーの量が多いの
で、加熱定着によりゆがみが生じた状態にある記録材に
対してであっても十分な量のトナーが転写される。よっ
て、転写不良が生じることなく、良好な画像が形成され
る。
【0059】また、請求項12の発明によれば、像担持
体から第二面への可視像を形成するトナーの電気泳動が
良好に行われるため、加熱定着によりゆがみが生じた状
態にある記録材に対してであっても転写不良が生じるこ
とがなく、良好な画像形成が実現される。
【0060】また、請求項13の発明によれば、結着力
に抗して可視像が移動する工程である転写が結着力を弱
くすることによりなされやすくなるので、加熱定着によ
りゆがみが生じた状態にある記録材に対してであっても
転写不良が生じることがなく、良好な画像形成が実現さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態に係る複写機の概略構成を示す
説明図。
【図2】第二の実施形態に係る複写機の概略構成を示す
説明図。
【図3】同複写機の第一の変形例の概略構成を示す説明
図。
【図4】図2に示す複写機の第二の変形例の概略構成を
示す説明図。
【図5】第三の実施形態に係る複写機の概略構成を示す
説明図。
【図6】(a)と(b)とは、同複写機の変形例を示す
説明図。
【図7】(a)と(b)とは、図5に示す複写機の動作
を示す説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 メインチャージャ 3 露光用レーザスキャナ 4 イレーサ 5 湿式現像装置 6 記録紙 7 転写チャージャ 8 クリーニングブレード 9 除電ランプ 51 現像容器 52 現像ローラ 54 現像液供給部 55 スクレーパ 56 楔状部 57 スクイズローラ 58 スクイズローラスクレーパ 60 押圧ローラ 61 押圧ローラスクレーパ 70 給紙ローラ対 75 搬送ローラ対 71 搬送ベルト 80 定着装置 81 加熱ローラ 82 加圧ローラ 90 記録紙反転装置 91 切換部材 92 搬送ローラ対 95 気密ケース 96 加湿器 97 ブレード 98 転写ローラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、前記像担持体に潜像を形成す
    る潜像形成装置と、前記潜像を現像して前記像担持体の
    表面に可視像を形成する現像装置と、前記可視像を記録
    材に転写する転写装置と、前記記録材に前記可視像を加
    熱定着させる定着装置と、を備えた、前記記録材の第一
    面に可視像の加熱定着を行った後に該記録材の第二面に
    可視像の転写を行う両面画像形成装置であって、前記記
    録材の第二面に可視像の転写がなされる前に、該記録材
    に水分を付与する水分付与装置を有することを特徴とす
    る両面画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の両面画像形成装置であって、前
    記水分付与装置が、前記記録材の第一面に可視像の加熱
    定着がなされる前に該記録材に水分を付与するものであ
    ることを特徴とする両面画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1の両面画像形成装置であって、前
    記水分付与装置が、前記記録材の第一面に可視像の加熱
    定着がなされた後に該記録材に水分を付与するものであ
    ることを特徴とする両面画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1の両面画像形成装置であって、前
    記水分付与装置が、前記記録材に水分を付与すると同時
    に該記録材に熱を加える加熱水分付与装置であることを
    特徴とする両面画像形成装置。
  5. 【請求項5】像担持体と、前記像担持体に潜像を形成す
    る潜像形成装置と、前記潜像を現像して前記像担持体の
    表面に可視像を形成する現像装置と、前記可視像を記録
    材に転写する転写装置と、前記記録材に前記可視像を加
    熱定着させる定着装置と、を備えた、前記記録材の第一
    面に可視像の加熱定着を行った後に該記録材の第二面に
    可視像の転写を行う両面画像形成装置であって、前記転
    写装置が前記第二面に転写を行う際の転写電界を、該転
    写装置が前記第一面に転写を行う際の転写電界よりも強
    くすることを特徴とする両面画像形成装置。
  6. 【請求項6】像担持体と、前記像担持体に潜像を形成す
    る潜像形成装置と、前記潜像を現像して前記像担持体の
    表面に可視像を形成する現像装置と、前記可視像を記録
    材に転写する転写装置と、前記記録材に前記可視像を加
    熱定着させる定着装置と、を備えた、前記記録材の第一
    面に可視像の加熱定着を行った後に該記録材の第二面に
    可視像の転写を行う両面画像形成装置であって、前記転
    写装置が前記記録材の第二面に転写を行う際に該記録材
    を前記像担持体に圧接する圧接力を、該転写装置が該記
    録材の第二面に転写を行う際に該記録材を該潜像担持体
    に圧接する圧接力よりも大きくすることを特徴とする両
    面画像形成装置。
  7. 【請求項7】像担持体と、前記像担持体に潜像を形成す
    る潜像形成装置と、前記潜像を現像して前記像担持体の
    表面に可視像を形成する現像装置と、前記可視像を記録
    材に転写する転写装置と、前記記録材に前記可視像を加
    熱定着させる定着装置と、を備えた、前記記録材の第一
    面に可視像の加熱定着を行った後に該記録材の第二面に
    可視像の転写を行う両面画像形成装置であって、前記像
    担持体に形成される前記第二面に転写される可視像のト
    ナーの量を、該潜像担持体に形成される前記第一面に転
    写される可視像のトナーの量よりも多くすることを特徴
    とする両面画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7の両面画像形成装置であって、前
    記像担持体の表面電位を制御することにより、前記第二
    面に転写される可視像のトナーの量を前記第一面に転写
    されるトナーの量より多くすることを特徴とする両面画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項7の両面画像形成装置であって、前
    記現像装置が前記像担持体に付与するトナーの量を制御
    することにより、前記第二面に転写される可視像のトナ
    ーの量を前記第一面に転写されるトナーの量より多くす
    ることを特徴とする両面画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項7の両面画像形成装置であって、
    前記現像装置が液体キャリアにトナーが分散されてなる
    現像液を用いる湿式現像装置であり、前記現像液のトナ
    ー濃度を制御することにより、前記第二面に転写される
    可視像のトナーの量を前記第一面に転写されるトナーの
    量より多くすることを特徴とする両面画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項7の両面画像形成装置であって、
    前記現像装置が固形キャリアにトナーが分散されてなる
    現像剤を用いる乾式二成分現像装置であり、前記現像剤
    のトナー混合比を制御することにより、前記第二面に転
    写される可視像のトナーの量を前記第一面に転写される
    トナーの量より多くすることを特徴とする両面画像形成
    装置。
  12. 【請求項12】像担持体と、前記像担持体に潜像を形成
    する潜像形成装置と、前記潜像を、液体キャリアにトナ
    ーが分散されてなる現像液を用いて現像して前記像担持
    体の表面に可視像を形成する湿式現像装置と、前記可視
    像を記録材に転写する転写装置と、前記記録材に前記可
    視像を加熱定着させる定着装置と、を備えた、記録材の
    第一面に可視像の加熱定着を行った後に該記録材の第二
    面に可視像の転写を行う両面画像形成装置であって、前
    記第二面に可視像を転写する際に前記像担持体表面に存
    在する液体キャリアの量を、前記第一面に可視像を転写
    する際に該像担持体表面の表面に存在する液体キャリア
    の量よりも多くすることを特徴とする両面画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】像担持体と、前記像担持体に潜像を形成
    する潜像形成装置と、前記潜像を、液体キャリアにトナ
    ーが分散されてなる現像液を用いて現像して前記像担持
    体の表面に可視像を形成する湿式現像装置と、前記可視
    像を形成する各トナー粒子を結着させる結着手段と、各
    トナー粒子の結着がなされた前記可視像を記録材に転写
    する転写装置と、前記記録材に前記可視像を加熱定着さ
    せる定着装置と、を備えた、記録材の第一面に可視像の
    加熱定着を行った後に該記録材の第二面に可視像の転写
    を行う両面画像形成装置であって、前記第二面に転写さ
    れる可視像が前記像担持体に対する結着力を、前記第一
    面に転写される可視像の該像担持体に対する結着力より
    も弱くすることを特徴とする両面画像形成装置。
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