JP3715625B2 - 潜像を現像する装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
発明の分野
本発明は一般に現像装置に関し、特に電子写真印写装置における潜像現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発明の背景
液状トナーの電気泳動転写により光伝導面に形成された潜像を現像する方法は当該技術分野においては周知である。この方法においては、無極絶縁キャリヤー液に懸濁された帯電粒子は静電界の作用により移動し、かつ像形成形態で光伝導面の相対的な帯電領域あるいは放電領域上で濃縮される。次いで、現像された像は、直接あるいは1個以上の中間転写部材により、例えば紙のような基板に転写される。
【0003】
米国特許第4,504,138号においては潜像を現像する別の方法が記載されている。本特許は、トナー粒子の薄くて粘性の高密度層をローラの周面に付与し、このように形成された層を光伝導面に持ってくることを述べている。次いで、潜像によって誘導された電界によってトナー層の選定された部分が光伝導面上に転写される。
【0004】
カナダ国特許第990589号においては、第1のアプリケータにおいて液状トナーの膜を作り、該アプリケータを潜像を有する最終基板と接触させることにより像を現像することを含む静電像を現像する方法が記載されている。次いで、キャリヤー液の層を有する第2のアプリケータが基板と接触するようにされ、バックの析出物を除去し、余分の液体を絞り出す。カナダ国特許第990589号に記載の液状トナーの膜はトナー濃縮物の2〜4%がキャリヤー液に拡散している。
【0005】
米国特許第4,327,664号に記載の潜像現像装置は細メッシュサイズのネットによって周囲方向に囲繞されている多孔性の弾性スポンジの現像ローラを含む。前記現像ローラはドラムの潜像を有する面に対して押圧され、ローラによって運ばれている液状トナーが細かいネットを介して圧縮されたスポンジから絞り出される。液状トナーに含有されているトナー粒子が電気泳動法によりドラムの表面に選択的に析出されて像を形成する。
【0006】
米国特許第4,400,079号は非接触の現像ローラを用いている光レセプタ上に潜像を現像する液状トナー現像装置を記載している。現像ローラの表面は光レセプタの面と同じ方向あるいは反対方向に運動しうる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述の装置の殆んど、並びに当該技術分野で公知の多くのその他の技術は、現像ローラの表面にトナーの層を作り、該層の厚さ分全体を、像を有する層にある潜像に転送することに関する。そのような装置に対しては、この厚さが像の濃度を決めるので、層の厚さの均一性が重要である。通常、特に層の厚さが一般に当該装置の以前の像形成履歴によって決まる場合であれば、たとえ高価で、かつ複数な手段を用いたとしても現像されつつある層の均一性を制御することは極めて難しい。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明の要約
本発明の目的は、最終の像のトーン領域におけるトナーの光学的密度が概ね均一である、濃縮した液状トナーを転写することにより電子写真印写装置において潜像を現像するための簡素化した装置を提供することである。
【0009】
本発明の好適実施例においては、弾性材から作ることが好ましい現像ローラは、第1の電圧の像領域と、第2の電圧で前記像領域の上に形成された背景領域とを有する、例えば光レセプタのような像形成面に対して押圧される。現像ローラは所定層厚さの濃縮液状トナー材の相対的に薄い膜が塗布されている。この層厚さ分の少なくとも一部は、その上に形成された潜像に従って像形成面に選択的に転写される。
【0010】
本発明の一局面によれば、現像剤は第1と第2の電圧の中間の電圧まで帯電される。本発明の好適実施例において、現像電圧は層厚さ分の一部のみが潜像の像領域に転写されるように選択される。本発明の発明者は、現像電圧が適正に選択されると、単位面積当りのトナー粒子の密度(DMA)は現像ローラ上のトナー濃縮物の層の厚さ、あるいは層の固体の濃度に余り強力に左右されないことを見出した。このように、たとえ現像ローラ上の層の厚さが許容しえない量だけ変動したとしても、像形成面に転写される層の非均一性は少なくとも2の係数で向上する。
【0011】
本発明の第2の局面においては、現像ローラ上のトナー濃縮物の層の厚さ均一性はトナー濃縮物を、好ましくは現像ローラに対して押圧され、現像ローラの速度とは相違する速度で回転しているスポンジローラから前記2個のローラの間の接触点において供給することにより向上する。たとえ現像ローラ上に残っているトナー濃縮物が、トナー濃縮物の新しい層を付与する前にローラから除去されなかったとしても均一性は向上する。アプリケータローラと現像ローラとが接触個所において同速で運動していると、先行の像の顕著な「メモリ」(痕跡)があり、その不均一性が現像ローラ上の層の単位面積当りの現像されたトナー粒子の質量(DMA)に影響を与える。
【0012】
本発明の好適実施例において、層のトナー粒子の濃度は、像形成面に転写する前に層に帯電したスキージローラを適用することにより増加する。
【0013】
本発明の好適実施例においては、アプリケータローラは現像ローラとは反対の方向に、それらの間の接触個所において運動する。
【0014】
本発明の一好適実施例においては、現像ローラは、固定されたプレート型式の現像ローラを用いて液状トナーからの電気泳動によりトナー粒子の層をその上で現像することによりトナー層が塗布される。
【0015】
塗布段階に続いて、現像ローラ上の層を高電圧および高圧でスキージローラを用いて圧搾しその層の中の液体の大部分を、像形成面に層の厚さ分の全て、あるいは一部を転写する前に除去することが好ましい。
【0016】
さらに、潜像の現像の後現像ローラに残っている材料を、現像ローラを再塗布する前にクリーニング段階において除去することが好ましい。
【0017】
本発明の好適実施例において、現像ローラはタンデム式ローラ系によってクリーニングしうるが、そこでは第1の押圧されたスキージローラが静電転写によりトナー粒子を現像ローラから除去する。第2のスポンジのクリーニングローラは好ましくは静電界によって支援されて摩擦により押圧されたスキージローラからトナー粒子を除去する。トナーはスポンジの表面に喰い込み、押し出される材料をかき落すブレードによりスポンジローラから除去される。好ましくは、スキージ現像面あるいはスキージスポンジ面の一方あるいは双方はトナー粒子の転写や除去を促進するためにクリーニング液あるいは稀釈トナーで湿らされる。除去されたトナーは循環され、現像ローラを再塗布するために使用されることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
好適実施例の詳細説明
本発明の好適実施例により構成され、かつ作動する像形成装置を示す第1図と第2図とを参照する。
【0019】
本装置は、セレニウム、セレニウム化合物、有機性光伝導体あるいは当該技術分野で周知のその他のいずれかの適当な光伝導体で作った円筒形の光レセプタ面16を有することが好ましいドラム10を含む。
【0020】
作動中、ドラム10は矢印13で指示する方向に回転し、光レセプタ面16は帯電器18によって典型的には1000ボルト程度の全体的に均一な所定の電圧まで帯電される。帯電器18は、例えばクロトロン、スコロトロンあるいはローラのような当該技術分野で公知のいずれかの型式の帯電器でよい。
【0021】
ドラム10が連続して回転することにより帯電された光レセプタ面16を、(プリンタの場合は)レーザスキャナ、(写真複写機の場合は)原板の投影である例えば光源19のような露光装置との受像関係に持ってくる。光源19は光レセプタ面16の一部を選択的に放電することにより、帯電された光レセプタ面16上に望ましい潜像を形成する。像部分は第1の電圧にあり、背景部分は第2の電圧にある。放電された部分は約100ボルトより低い電圧を有することが好ましい。
【0022】
ドラム10を引続き回転させることにより、選択的に帯電した光レセプタ面16を現像ローラ22の面21と作動接触係合させる。現像ローラ22は矢印13で示すようにドラム10とは反対の方向に回転することが好ましく、そのため接触個所におけるそれぞれの面の間の相対運動は概ね零である。現像ローラ22はドラム10に対して押圧されるのが最も好ましい。
【0023】
本発明の一実施例においては、現像ローラ22は、好ましくは20〜40のショアA硬度を有する軟質弾性材料が好ましくは1〜2ミリ塗布された金属コアから形成される。本発明の一実施例においては、この塗布は好ましくは105と107オーム・センチの間の抵抗まで導電性として作られている。本実施例においては、導電層は鋳造あるいはその他の方法により、N3以上が好ましい滑らかな面を有するように形成される。
【0024】
本発明の第2の実施例において、非導電性でよい軟質の弾性材料に、例えば金属コアに電気的に取り付けられた金属あるいは導電性ラッカ層のような極めて薄い導電性層が塗布される。この導電性層は、好ましくは107〜109オーム・センチの抵抗性を有する導電性ポリマの薄い(好ましくは15〜60ミクロメータの)層で被覆されることが好ましい。
【0025】
代替的に、ドラム10は相対的に弾性の材料で形成し、面21は剛性あるいは服従材料から構成しうる。
【0026】
前述のように、面21は、好ましくは極めて濃縮された液状トナーである液状トナーの薄い層で塗布される。現像ローラ自体22は、光レセプタ面16の帯電面と放電面の電圧の中間の電圧まで帯電している。
【0027】
液状トナー濃縮物の層を有する面21がドラム10の光レセプタ面16と係合すると、現像ローラ22と面16との間の電位差がトナー粒子の層を面16に選択的に転写させることによって潜像を現像させる。トナーの帯電極性の選択と、当該技術分野において周知の「書込み−白」あるいは「書込み−黒」装置の使用に応じて、面16の帯電領域あるいは放電領域のいずれかに選択的にトナー粒子の層が引き付けられ、トナー層の残りの部分は面21に接着し続ける。
【0028】
本発明の好適実施例におけるように、現像時極めて高濃度の固体を含有する液状トナーが使用されると、電気泳動が少なく、層の厚さ全体あるいは層の制御可能部分が現像ローラ面の層と概ね同じトナー濃度で潜像の像領域に転写される。
【0029】
本発明の代替的な特に好ましい実施例においては、潜像の像部分と現像ローラとの間の電圧差を、トナー濃縮物の層の厚さの極一部のみが現像ローラから潜像の像部分に転写されるような値にまで低下させる。
【0030】
転写される層の厚さは主として層の単位容積当りの帯電量によって決まり、かつ層の局部的な厚さや、あるいは固体の濃度によって僅かに左右される。このように、たとえ現像ローラ上の層が均一でないとしても、像領域に転写される層は均一なDMAを、従って均一な光学密度を有している。
【0031】
この現象は多分以下の作用によるものと思われる。現像ローラと像形成面の像領域との間でトナー濃縮物の層にわたって電圧が加えられると、この二つの面の間に電界が発生する。この電界は像形成面において最も強力で、層自体内の諸点において層の帯電によって低下する。トナー濃縮物の層に高電圧が加えられると、層内の電界は一方向性となり、トナー層全体を像領域において像形成面に向かって押圧するように作用する。印加された電圧が低い場合、電界は層のある個所において反転しうる。この個所と現像ローラとの間の層のこれらの部分に対して、電界は実際にトナー粒子を現像ローラに向かって押圧するように作用する。
【0032】
層の凝集度が余り高くないとすれば、層はトナー層の一部を像形成面に転写させ、一部を現像ローラに残しながら、この点あるいはその近傍において分割される。
【0033】
転写される固体の量は層における単位質量当りの帯電量によってのみ左右され、層の厚さ、あるいは層におけるトナー粒子の正確な濃度に強力に関係するものではない。このように、本発明の現像装置は、制御が困難な適用パラメータの変動に対して顕著に敏感でないことが分かる。
【0034】
さらに、DMAは基本的には印加された電圧の差に直接比例するので、DMAはこの電圧を変えることにより容易に制御しうる。特に、本発明の好適実施例においては、当該技術分野において周知のように、センサ100が現像領域の下流の像形成面に位置され、像の光学密度(および従ってDMAと)を測定する。
【0035】
次に、光学密度の測定された値は、現像ローラ22に電圧を供給する電源104を制御するように作動する制御装置102を制御する。
【0036】
本発明の好適な液状トナーが(約0.17〜0.25mgm/cm2の変動で)0.2mgm/cm2のDMAにおいて現像層上の25〜30%のトナー粒子濃度で用いられるとすれば、転写された層は約0.15mgm/cm2であることが好ましく最悪の場合でも±10%未満の変動である。
【0037】
この状態において、像部分と現像ローラとの間の500〜600ボルトの電圧差によって層を完全に転写し、一方300〜500ボルトの電圧差が50ミリ/秒の処理速度において前述のより均一な粒子転写をもたらす。
【0038】
前述のような部分現像を使用することにより面21のトナー層の不均一による可能な作用を驚異的に減少させる。詳しくは、本発明の発明者は現像面21での約±20%の層不均一性(すなわち種々領域の間のトナー層の±20%までの相違)は部分現像法を用いることにより光レセプタ面16上の潜像の像部分の概ね±10%未満の非均一性まで低下させることができる。例えば±5%のような初期不均一性が低い場合、不均一性は1〜2%の範囲まで低下される。
【0039】
この方法は密度のより均一な像を提供し、像の密度が印写すべき面積比率によって制御されるハーフトーンの像形成に対して特に有用である。
【0040】
好ましいトナー材料あるいはその他のトナー材料に対して40〜50%程度の高い液体トナーの他の濃度を本発明の実施において現像ローラ上の層に対して用いることもできる。これらのその他のトナーや、その他の濃度あるいは種々の処理速度に対して必要な正確な電圧は実験によって決められる。
【0041】
多色用装置に対しては、各色に対して1個の複数の現像ローラを光レセプタの周囲に離隔して設けることができ、光レセプタ面16と順次係合して順次作られた潜像を現像する。
【0042】
本発明の好適実施例において、ローラ22は全体的に参照番号23によって指示するアプリケータ組立体によって塗布される。
【0043】
アプリケータ組立体23はフルートの形状を有しているものとして見ることのできるトナー分配器62を含み、該分配器はその長手方向の寸法にわたって種々の位置において複数の孔を有する円筒形チューブ状であり、該孔を通して液状トナーがアプリケータローラ65の面64に分配される。アプリケータ65は導電性添加剤を含有することが好ましいフォーム状ポリウレタンのような弾性の連続気ほうのフォーム(スポンジ)の比較的厚い層68で被覆した金属コア66から形成されることが好ましい。ポリウレタン(孔の無い)の体抵抗が107〜109オーム・センチの間であることが好ましい。好適実施例において、アプリケータローラ65の面64は、例えば、コア66の端部に作用するばね72により現像ローラ22の面21にして押圧される。
【0044】
第2図から分かるように、分配器62はアプリケータローラ65に押し込まれることによってアプリケータローラ65の外面がくぼみ、そのため変形面64が形成されることが好ましい。前記面64を引続き変形させ、層68を圧縮することにより、現像装置組立体23の作動の間時折詰らせることがありうる層68のセルを開放させるよう作用し、変形を順次解放していくことにより連続気ほうを充てんするように作用する。分配器62から分配されるトナーの殆んどはアプリケータローラ65の層68によって急速に吸収され、層がスポンジ状連続気ほう構造であり、ローラが変形するため層68内で均一に分配される。トナーを分配するのに必要な圧力は、予め設定した圧力でトナー容器(図示せず)からトナーを汲み上げる小さいポンプ(図示せず)によって供給されることが好ましい。この目的に対して、当該技術分野において周知のいずれかの適当なポンプや、いずれかの適当な容器並びに(例えば望ましい液状トナーを収容する加圧タンクのような)所望のトナー圧を提供するその他いずれかの適当な手段を使用することができる。層68によって吸収されなかった余分のトナーは再使用のため容器に戻される。
【0045】
本発明の好適実施例においては、現像ローラ22とアプリケータローラ65とは(第2図において、それぞれ矢印13と70とによって指示するように)同じ回転方向に回転するため、それらの面は反対方向に運動する。本実施例において、アプリケータローラ65は表面21をこすり、面21上の(トナーを面16に選択的に転写した後通常残っている)残余のトナーを除去するように作用し、一方電気泳動により面に新しい均一なトナー層を供給する。詳しくは、好適実施例において、面64の絶対速度は面21の速度より約2〜3倍速いことが好ましい。
【0046】
このこすり作用が無く、かつ現像の後現像ローラに残っているトナーが除去されないとすれば、現像ローラ上のDMAは30%の変動範囲で不均一である。さらに、像を現像した後現像ローラに残っているトナーは極めて濃縮されており、面21を痛めないようにクリーニングのため特にスポンジ製ローラが用いられた場合は除去は容易でない。
【0047】
こすり形式の好ましい方法に対して、面21と64とが接触して面組合せ線74において接触するにつれて、面とばね72によって加えられる圧力との間の著しい相対運動により残留トナーは面64の連続気ほうによって面21からかき落とされる。比較的長い面の係合時間の間、かき落とされたトナーは面64が担持する新しいトナーとは分解することなく混合され、面が発散線76で外れるにつれてトナーの均質な層が面21に残る。
【0048】
ローラ65はDC電源により面21のそれとは異なる電圧まで帯電され、ローラ65から面21までトナー粒子を電気泳動転写することが好ましい。前記面の間の物理的接触により前述のように電気泳動により供給されるトナーの層を付与するのではなく、むしろトナーの付与された層を圧搾し、かつ均質化するように作用する。一般に、トナーを面21に静電付与する間にトナーの固体濃度が著しく上昇する。
【0049】
本発明の好適実施例においては、固体濃度が5%〜10%の液状トナーが分配器62からローラ65に供給される。層は現像ローラに供給された後は15〜20%の間の固体濃度を有する。
【0050】
さらに濃縮されたトナーが分配器62によって供給されると、アプリケータ65はさらに、あるいは代替的にAC電圧源に接続でき、該電圧源はトナーの粘度を若干低下させ、かつ一般に現像ローラ22の面21により滑らかな層を溶着させるように作用する。
【0051】
一般に、潜像を現像する液状トナーの層はできるだけ固体濃度が高い、好ましくは30〜50%であることが望ましい。
【0052】
本発明の好適実施例においては、現像装置組立体23は分配ローラ65の下流で、ローラ22がドラム10と接触する前にローラ22と作動接触するスキージローラ78をさらに含む。スキージローラ78はアプリケータ65の電圧に匹敵する電圧で帯電しており、スキージローラの外面が面21上のトナー層の帯電粒子を放出する。スキージローラ78はまた、ローラ22に対して押圧されることが好ましく、そのため層がスキージローラを通るにつれて該層から液体キャリヤーが除去される。機械的圧力とローラ78の電気的放出力とがトナーの層を圧搾するように作用し、そのため層が像を有する面16に達するにつれてさらに濃縮され、かつ均一とされる。機械的圧力を調整し、かつローラを適当な電圧にバイアスすることにより、トナー層の濃度を望ましいレベルまで調整することができる。
【0053】
このように、好適実施例においては、液状トナーは潜像を最適に現像するのに要するもの以下の濃度でローラ78に供給される。ローラ78が現像ローラ22の面21に対して押圧されると、面21に印加された層から余分のトナー流体を機械的に除去し、適当な電位差で帯電されると、帯電されたトナー粒子を放出し、該粒子を面21にさらに緊密に接触させる。除去された余分の流体は再使用のために回収される。層の固体含有量は主としてローラの機械的特性と、供給された電圧と圧力との関数であって、著しい範囲の初期トナー濃度にわたって初期濃度によって影響されるのは極僅かである。
【0054】
本発明の好適実施例においては、スキージローラ78は陽極酸化され、ポリウレタンの薄い(約50ミクロメータの)層で塗布される。
【0055】
原則として、前述の装置は潜像の現像時ドラム10に転写されなかったトナー層の部分がサイクルの間現像ローラ22から除去されることを要しない。しかしながら、本発明の発明者は、塗布サイクルの間に現像ローラ上の残留トナーが除去される場合、トナーの均一性をさらに向上しうることを発見した。この目的に対して、現像ローラ22の面21から余分のトナー濃縮物を除去するためにスポンジあるいはブラシまたは類似の装置から構成しうるクリーニングステーション82を設けることができる。このように除去されたトナーは新鮮なトナーと混合された後再使用のために分配器62を介してアプリケータ65のスポンジ中へ汲み戻せばよい。
【0056】
クリーニングステーション82は、ローラ65の層68のそれと類似の弾性の連続気ほう構造材料から形成することが好ましいスポンジローラ84からなることが好ましい。ローラ84は、転写領域(すなわち、面16と係合する面21の領域)と付与領域(すなわち、面64と係合する面21の領域)との間で面21の一部と弾力的に係合することによって新しいトナーを供給する前に面21から残留トナーを除去するように位置している。本発明の好適実施例においては、スポンジ84には面からかき落とされた残留トナー粒子をほぐし、運び去ることにより面21のクリーニングを促進しうるトナーキャリヤー液を供給しうる。
【0057】
現像ローラから残留トナーを除去するのに特に適したクリーニングシステム110の代替的な好適実施例が第3図に示されている。クリーニングシステム110はタンデム式のローラ配置を含み、第1の弾圧されたスキージローラ112が静電転写により現像ローラ22から残留トナー粒子を除去する。この目的に対して、ローラ112は、現像ローラの電圧と関連して、帯電されたトナー粒子がローラ112に吸引されるようにする電圧までバイアスされる。ローラ112の全体的な構造はローラ78に関して前述したものと類似であることが好ましい。
【0058】
第2のスポンジからなるクリーニングローラ114は、好ましくは静電界の支援を受けて摩擦により、バイアスされたスキージローラ112からトナー粒子を除去する。トナーは、スポンジの表面に喰い込み、押し出される材料をかき落すブレード116によりスポンジローラから除去される。ある状況下においては、使用されるトナー材料に応じて、スキージローラ/現像ローラの面、あるいはスキージローラ/スポンジローラの面の一方あるいは双方がトナー粒子を転送および除去しやすくするクリーニング液あるいは稀釈トナーで湿らされる。
【0059】
いずれかの方法によって除去されたトナーは循環され、現像ローラを再コーティングするために使用されることが好ましい。
【0060】
そのようなクリーニングは、たとえ完全でなくとも現像ローラ上の「メモリ」の影響を低下、あるいは排除する傾向のあることが判明した。クリーニングステーション82は、トナーが現像ローラ22とドラム10との面の間の境界における電界により放電されるようになる種類のトナーである場合特に有用である。
【0061】
前述の方法により現像された潜像は当該技術分野において周知の要領で像形成面から所望する基板に直接転写できる。代替的に、第1図に示すように、中間転写部材40を設けてよく、該部材はドラムあるいはベルトでよく、現像された像を有するドラム10の光レセプタ面16と作動係合する。中間転写部材40は矢印43によって示すように、光レセプタ面16のそれとは反対の方向に回転することにより、像転写個所においてそれぞれの面の間で概ね零の相対運動を提供する。
【0062】
中間転写部材40は光レセプタ面16からトナー像を受け取り、例えば紙のような最終基板42にトナー像を転写するように作動する。中間部材40の内部に、当該技術分野において周知のように中間転写部材40を加熱するためにヒータ45を設ければよい。中間転写部材40への像の転写は中間転写部材40を帯電させて中間転写部材40と光レセプタ面16の像領域の間で電界を提供するように支援することが好ましい。中間転写部材40は、僅かに導電性の弾性ポリマ層であることが好ましい弾性層46を下に位置させている。
【0063】
中間転写部材の種々形式のものが、例えば米国特許第4,684,238号、国際特許公報第WO 90/04216および米国特許第4,974,027号に記載され、それらの全ての開示は参考のため本明細書に含めてある。
【0064】
基板42あるいは中間転写部材40へのトナー像の転写に続き、光レセプタ面16は、従来のいずれかのクリーニングステーションでよいクリーニングステーション49と係合する。スクレーパ56はクリーニングステーション49によって除去されなかったいずれかの残留トナーの除去を完了する。次に、ランプ58が光レセプタ面16から先行する像の残留チャージを除去することによりサイクルを完了する。
【0065】
本発明の好適実施例においては、クリーニングステーション49の代りに第3図に示すクリーニング装置も使用される。その場合、スキージローラ112と像形成面との間の良好な接触を確実なものとするために若干より軟質で、より適合性のあるローラが使用される。
【0066】
本発明の代替実施例においては、逆転写が用いられる。本実施例においては、光レセプタ面16を現像した後現像ローラ22の表面21に残っているトナー濃縮物の領域によって所望の像が形成され、次いでドラム10でなく現像ローラが中間転写部材あるいは最終の基板と作動関連して所望する像の印写を得る。前述した現像装置組立体の好適実施例は本実施例に関しても使用できる。
【0067】
本発明のさらに別の好適実施例においては、アプリケータ組立体65は、現像ローラ上で約6時の関係で現像ローラの面に対して平行に位置した湾曲状の帯電プレート現像装置に代えてもよい。固体濃度が約1〜10%、好ましくは5〜10%の液状トナーがプレートと現像ローラとの間の領域へ送り込まれ、現像ローラに約5〜20%のトナー固体、好ましくは15〜20%を有する層を溶着させる。次にクリーニングローラが作動して前記層を潜像を現像するのに望ましい濃度までさらに濃縮する。本実施例においては、クリーニングステーション49が設けられる場合、±5%の均一性を有するトナー層が像形成面に提供される。
【0068】
本発明において用いる、好ましいが必らずしも限定的ではない液状トナー材は以下の要領で調製される。
【0069】
混合
(DuPontの)スルリン(Surlyn)1605 イオノマ(Ionomer)865.4グラムと、(Cabotの) Mogul−L カーボンブラック288.5グラムと、(Cooksonの)Endurophtalブルー28.8グラムと(Merckの)アルミニウムステアレート17.3グラムとが、それらが均質となるまで、150℃に加熱された2ロールミルで20分間混合される。混合された材料はミルから取り出され、次の段階に備えて剪断される。
【0070】
可塑化
混合された前記材料2キロと、(EXXONの)Marcol 82 2キロが混合することなく複式遊星ミキサにおいて一時間加熱される。次に、低速度で45分、高速度で30分前記材料が混合される。前記材料は温い間にミキサから排出され、剪断され、粉砕に備えて冷却されたミートグラインダで砕かれる。
【0071】
粉砕−粒径低減
可塑化された材料690グラムが4.76ミリ(3/16インチ)の炭素鋼球を装入した摩滅器において1610グラムのMarcol 82と共に砕かれる。この材料は55℃±3℃で30時間250RPMで砕かれる。その結果出来た材料は10%の非蒸発性固体(NVS)含有量まで稀釈され、300マイクロメータのスクリーンを通してふるい分けられ、未粉砕粒子を除去する。トナーに含まれる金属の汚染材料が磁気処理により除去され、その結果出来た材料が帯電導波器によって帯電されて本発明に適した10%NVS液状現像剤を形成する。
【0072】
当該技術分野の専門家には、本発明が特に示し、かつ前述してきたものに限定されないことが認められる。本発明はむしろ以下の請求の範囲によってのみ規定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明の好適実施例に従って構成され、かつ作動する像形成装置の概略図。
【図2】第2図は本発明の好適実施例に従って構成され、かつ作動する現像装置のさらに詳細な概略図。
【図3】第3図は本発明の好適実施例による代替的なクリーニング装置を示す現像組立体の概略図である。

Claims (9)

  1. 像形成面と、現像領域において該像形成面に対して付勢され、かつ該像形成面と作動係合するようにされている現像面を有する現像装置とを含む像形成装置を利用して印刷する方法であって、該方法は、
    該像形成面上で静電潜像を形成する段階であって、該静電潜像は第1の電圧の像領域と第2の電圧の背景領域とを含むものと、
    第2の領域で該現像面を濃縮され帯電された液状トナーの層でコーティングする段階と、
    現像面上の濃縮されたトナーの層を現像領域へ搬送する段階であって、該トナー層は現像領域へ入るときに25%を超えるトナー粒子の濃度を有するものと、
    該現像面を第1の電圧と第2の電圧の中間の第3の電圧に帯電する段階であって、該第3の電圧は、現像面の第3の電圧と像領域の第1の電圧と現像領域のトナー層の帯電とによって発生する電界が該層内で方向を反転するようなものであって、それによって液状トナー濃縮物の層の全体の厚さより薄い厚さ分を像領域へ層転写して潜像を現像するものと、
    該現像された像を該像形成面から最終の基板に転写する段階と、を含む。
  2. 請求項1記載の方法において、前記現像装置は現像ローラを含み、前記搬送段階は該現像ローラを回転する段階を含む。
  3. 請求項1または請求項2に記載の方法において、前記現像面と前記像領域の間の電位差は500ボルトより低い。
  4. 請求項1または請求項2に記載の方法において、前記現像ローラと前記像領域の間の電位差は300ボルトより高い。
  5. 請求項3に記載の方法において、前記現像ローラと前記像領域の間の電位差は300ボルトより高い。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の方法は、該現像面上にコーティングされた該層を第1の領域と第2の領域の間の搬送中にさらに濃縮する段階をさらに含む。
  7. 請求項6に記載の方法において、さらに濃縮する段階は濃縮されたトナー層を帯電したスキージローラに圧搾する段階を含み、該スキージローラは該現像面と作動係合するようにされて該濃縮された液状トナー層を圧搾して液状トナーの濃度を増す。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の方法において、現像された像の像部分における固体の濃度は少なくとも30%である。
  9. 請求項8に記載の方法において、現像された像の像部分における固体の濃度は少なくとも40%である。
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