JP2002278305A - 静電潜像の液体現像装置 - Google Patents

静電潜像の液体現像装置

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JP2002278305A
JP2002278305A JP2001080032A JP2001080032A JP2002278305A JP 2002278305 A JP2002278305 A JP 2002278305A JP 2001080032 A JP2001080032 A JP 2001080032A JP 2001080032 A JP2001080032 A JP 2001080032A JP 2002278305 A JP2002278305 A JP 2002278305A
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English (en)
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Tsutomu Sasaki
努 佐々木
Yoshie Yoshino
美枝 吉野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像支持体の潜像面に安定したトナー濃度の
液体現像剤を均一に供給することができる静電潜像の液
体現像装置を提供する。 【解決手段】 現像剤支持体510と、高粘度の液体現
像剤508を現像剤支持体510上に塗布する複数のロ
ーラのうち少なくとも1つのローラに電圧を印加する電
圧印加手段511,513,531と、液体現像剤50
8を貯容する現像剤槽502と、現像剤槽502に内設
された導電板503とを有し、現像剤支持体510上に
塗布された液体現像剤508を画像支持体10の潜像面
に供給する液体現像装置50において、複数のローラと
してその一部が現像剤槽502に貯容された液体現像剤
508に浸漬された供給ローラ502aを有し、電圧印
加手段511,513,531が供給ローラ502aと
導電板503との間に電圧を印加し、供給ローラ502
aの回転数を制御することにより液体現像剤508の濃
度を制御する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真や静電記
録、イオノグラフィ等の方法で形成された静電潜像を、
液体現像剤を用いて可視像化する静電潜像の液体現像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像支持体上に形成された静電潜
像を帯電した顕像化粒子であるトナーによって現像する
静電潜像の液体現像装置では、画像支持体上の潜像面に
液体現像剤を供給する方法として、現像剤支持体である
現像ローラの表面に凹凸を設け、凹部に液体現像剤を保
持して画像支持体に供給する方法、現像剤支持体にスポ
ンジローラを用い、スポンジローラを画像支持体に押圧
することによりスポンジローラに吸収された液体現像剤
を画像支持体に供給する方法、または、画像支持体を液
体現像剤が貯蔵された現像剤槽に浸漬することにより、
現像剤支持体を用いずに直接画像支持体に液体現像剤を
供給する方法等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の静電
記録装置等では、一般に有機溶剤であるIsoparG
(登録商標:Exxon社製)にトナーを約1〜2%の
割合で混ぜた低粘性の液体現像剤を使用している。しか
し、溶剤の蒸気発生を抑えてより安全かつ小型の液体現
像装置を実現するためには、従来の装置に用いられる液
体現像剤よりも高い濃度を有する高粘性の液体現像剤を
使用することが望ましいが、安定したトナー濃度の現像
剤を静電ドラムに供給できる液体現像装置は未だ提案さ
れていない。特開平8−328392号公報に開示され
た技術では、複数のローラを用いて現像剤層の厚さを制
御しているが、画像支持体と現像剤支持体との間の現像
空間が変化して安定した現像が行えず、さらに現像剤の
濃度を制御する手段に関して述べられていない。従っ
て、このような高濃度高粘性の液体現像剤を用いた場
合、画像支持体の潜像面に液体現像剤を供給する方法と
して如何なる方法が好適であるのかは明らかでない。
【0004】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、その目的は、画像支持体の潜像面に安定したト
ナー濃度の液体現像剤を均一に供給することができる静
電潜像の液体現像装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像支持体上に形成された静電潜像を、帯電した顕像化
粒子であるトナーによって現像する静電潜像の液体現像
装置であって、現像剤支持体と、絶縁性液体中にトナー
が高濃度に分散された100〜1000mPa・sの高
粘度の液体現像剤を複数のローラを介して前記現像剤支
持体上に塗布する塗布手段と、前記複数のローラのうち
少なくとも1つのローラに電圧を印加する電圧印加手段
と、所望の現像剤濃度に調整された前記液体現像剤を貯
容する現像剤槽と、前記現像剤槽に内設された導電板と
を有し、前記現像剤支持体上に塗布された前記液体現像
剤を前記画像支持体の潜像面に供給する静電潜像の液体
現像装置において、前記複数のローラとして、その一部
が前記現像剤槽に貯容された前記液体現像剤に浸漬され
た供給ローラを有し、前記電圧印加手段が前記供給ロー
ラと前記導電板との間に電圧を印加し、前記供給ローラ
の回転数を制御することにより前記液体現像剤の濃度を
制御することを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の静
電潜像の液体現像装置において、さらに前記現像剤支持
体上に塗布された前記液体現像剤の濃度を測定する現像
剤濃度測定手段を有し、該現像剤濃度測定手段で測定さ
れた現像剤濃度に基づいて前記電圧印加手段の作動を制
御することを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の静
電潜像の液体現像装置において、さらに前記現像剤支持
体上に塗布された前記液体現像剤の濃度を測定する現像
剤濃度測定手段を有し、該現像剤濃度測定手段で測定さ
れた現像剤濃度に基づいて前記複数のローラの周速度を
制御することを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1、請求項
2または請求項3記載の静電潜像の液体現像装置におい
て、さらに前記供給ローラを除く前記複数のローラは前
記現像剤支持体に印加される現像バイアス電圧と略等電
位であることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のうちの何れか1つに記載の静電潜像の液体現像
装置において、さらに前記複数のローラとして前記供給
ローラと所定の空隙を持って配置された搬送ローラを有
し、前記搬送ローラと前記供給ローラとの間に電位差を
生じさせることで前記液体現像剤の濃度を制御すること
を特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のうちの何れか1つに記載の静電潜像の液体現像
装置において、さらに前記複数のローラとして前記現像
剤支持体に接触する塗布ローラを有し、前記塗布ローラ
と前記現像剤支持体との間に電位差を生じさせることで
前記液体現像剤の濃度を制御することを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のうちの何れか1つに記載の静電潜像の液体現像
装置において、さらに前記複数のローラとして、前記現
像剤支持体に接触する塗布ローラと、前記供給ローラと
所定の空隙を有すると共に前記塗布ローラに接触して配
置された搬送ローラとを有し、前記搬送ローラと前記塗
布ローラとの間に電位差を生じさせることで前記液体現
像剤の濃度を制御することを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項1ないし請
求項7のうちの何れか1つに記載の静電潜像の液体現像
装置において、さらに前記液体現像剤として、前記絶縁
性液体の粘度が0.5〜1000mPa・s、電気抵抗
が1012Ωcm以上、表面張力が21dyn/cm以
下、沸点が100℃以上のものが用いられることを特徴
とする。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項8記載の静
電潜像の液体現像装置において、さらに前記絶縁性液体
としてシリコンオイルからなるものが用いられることを
特徴とする。
【0014】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
請求項9のうちの何れか1つに記載の静電潜像の液体現
像装置において、さらに前記液体現像剤として、平均粒
径が0.1〜5μmの前記トナーを5〜40%の濃度で
含むものが用いられることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態で示す画像形
成装置は、画像支持体をトナーとは逆極性の電荷で帯電
した後に光を当てて反転像を露光し、光が当たらなかっ
た部分、すなわち導電化していない部分に可視像化すべ
き静電潜像を形成する、いわゆる正規現像を用いたもの
である。本実施形態における画像形成装置1は、図1に
示すように、画像支持体である感光体ドラム10、感光
体ドラム10を帯電する帯電装置30、感光体ドラム1
0上に像を露光する露光装置40、感光体10の静電潜
像が形成された部分にトナーを供給することにより静電
潜像を顕像化する液体現像装置としての現像装置50、
感光体10上に形成されたトナー像を所定の紙に転写す
る転写装置60、感光体10上に残留したトナーを除去
するクリーニング装置70、帯電された感光体10を除
電する除電装置80、紙に転写されたトナー像を定着す
る定着装置90等を備えている。帯電装置30は除電装
置80による影響を防ぐため、除電装置80が設置され
る側の側面に遮光板302が取り付けられている。
【0016】上述の構成中、感光体10、帯電装置3
0、露光装置40、除電装置80及び定着装置90は従
来の画像形成装置と同様の周知の構成であるため、上記
各装置の説明を省略して、以下に本実施形態の主要部で
ある現像装置50、転写装置60、およびクリーニング
装置70について説明する。
【0017】現像装置50は、図1、図2に示すよう
に、現像剤支持体である現像ローラ510、現像ローラ
510の表面に後述する液体現像剤508を塗布する塗
布ローラ506a,506b、液体現像剤508を貯容
する現像剤槽としてのタンク502、タンク502内に
貯容された液体現像剤508を汲み上げる供給ローラ5
02a、供給ローラ502aによって汲み上げられた液
体現像剤508を塗布ローラ506a,506bに向け
て搬送する搬送ローラ504、導電性部材で形成された
導電板としてのバックプレート503、供給ローラ50
2aに電圧を印加する電圧印加手段としての電源装置5
13、搬送ローラ504に電圧を印加する電圧印加手段
としての電源装置511、塗布ローラ506a,506
bに電圧を印加する電圧印加手段としての電源装置53
1、現像ローラ510上の液体現像剤508の現像剤濃
度を測定する現像剤濃度測定装置53、現像剤濃度測定
装置53の結果に基づき電源装置511,513,53
1を制御する制御装置54、現像後に現像ローラ510
上に残留する液体現像剤508を回収する現像剤回収装
置52等を備えている。
【0018】現像ローラ510は感光体ドラム10に当
接するように配設されており、感光体ドラム10の回転
方向と逆方向に回転することにより、感光体ドラム10
の潜像面に塗布ローラ506a,506bによって塗布
された液体現像剤508を供給する。現像ローラ510
は、ステンレス等の剛体で形成された芯金と、芯金の周
囲に形成された弾性層と、弾性層の表面に形成された表
面層とを有する。このため、現像ローラ510の感光体
ドラム10への押圧力を調節することにより、現像ロー
ラ510上に形成された液体現像剤層をキャリア層とト
ナー層とに分離させ、この2層状態を維持しつつ現像ロ
ーラ510と感光体ドラム10とを接触させることがで
きる。なお、現像ローラ510の硬度は、JIS−A5
〜60度であることが望ましい。硬度がJIS−A5度
以下であると柔らかすぎるため、現像ローラ510が一
定形状を保つことが困難になる。一方、硬度がJIS−
A60度以上であると固すぎるため、現像ローラ510
上の液体現像剤層がキャリア層とトナー層の2層状態を
維持した状態で現像ローラ510と感光体ドラム10と
を接触させるには、現像ローラ510と感光体10との
間に間隙が形成されるように現像ローラ510を設置す
る必要が生じる。
【0019】現像ローラ510の弾性層を形成する部材
としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル、NBR(ニトリルブチレンゴム)
等の発泡体、あるいはシリコンゴム、ウレタンゴム等の
低硬度のゴム部材、あるいは発泡体が挙げられる。な
お、芯金の周囲に弾性層を形成し、さらにその表面にゴ
ム部材あるいは発泡体で弾性層を形成してもよい。現像
ローラ510の表面層は液体現像剤508のキャリア液
であるシリコンオイルに膨潤しない弾性部材で形成され
ている。弾性部材の電気抵抗値は、図2に符号515で
示すように電源装置によって現像ローラ510に電気的
な現像バイアスを印加できるようにするため、10Ω
cm程度であることが望ましい。
【0020】弾性層を形成する方法としては、例えば弾
性層にカーボンブラック等の導電性粒子が分散された合
成ゴム系結合体を形成する方法、10Ωcm以上の抵
抗体で表面層を形成してこれを熱収縮チューブで覆い、
これに熱を加えて熱収縮させる方法等がある。表面層と
しては5〜200μmの厚みを有するものを用いるが、
表面層の厚み及び電気抵抗値は電気的にリークが発生し
ない数値であればよい。表面層は、抵抗体であるチュー
ブの内部に弾性材料を注入したり、注入した弾性材料を
発泡させたりして、その内部に導電性弾性層を形成して
もよい。表面層を構成するチューブとしては、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、ナイロン等の樹脂チューブやニ
ッケル等の金属チューブが用いられる。また、熱収縮チ
ューブとしては、PFA(四フッ化エチレン−パーフロ
ロアルキルビニルエーテル共重合樹脂)、PTFE(四
フッ化エチレン樹脂)等の樹脂チューブが用いられる。
これ等のチューブは、繋ぎ目のない、いわゆるエンドレ
スチューブであることが望ましい。なお現像バイアス電
圧は、トナーと現像ローラ510との間に働く静電気力
(引力)がトナーと感光体ドラム10の静電潜像が形成
されている部分との間に働く静電気力(引力)より弱
く、かつトナーと感光体ドラム10の静電潜像が形成さ
れていない部分との間に働く静電気力(引力)より強く
なるように設定する必要がある。本実施形態では、液体
現像剤にプラスに帯電したトナーを用い、現像バイアス
電圧をマイナス150Vに設定した。
【0021】供給ローラ502aは、一部がタンク50
2内の液体現像剤508に浸漬するように設置されてお
り、搬送ローラ504の回転方向と逆方向に回転するこ
とによりタンク502内に貯蔵された液体現像剤508
を汲み上げ、搬送ローラ504に供給する。電源装置5
13は、制御手段54からの信号に基づき所定のバイア
ス電圧を供給ローラ502aに印加する。バックプレー
ト503は、供給ローラ502aの一部を覆うようにタ
ンク502の内部に設けられており、供給ローラ502
aと等電位あるいは電位差が発生するように構成されて
いる。これにより、供給ローラ502aとバックプレー
ト503との間に電界を生じさせ、トナーに働く静電気
力により、図3に示すようにタンク502から搬送され
る液体現像剤508におけるトナー粒子の搬送量を調節
することができる。また、供給ローラ502aの近傍に
は、供給ローラ502aに付着する液体現像剤508を
規制するためのブレード502bが配設されている。
【0022】搬送ローラ504は、供給ローラ502a
と当接あるいは間隙Gを有する状態で配設されており、
塗布ローラ506a,506bの回転方向と逆方向に回
転することにより、供給ローラ502aによって供給さ
れた液体現像剤508を塗布ローラ506a,506b
に搬送する。間隙Gは供給ローラ502aに付着する現
像剤層の厚さ以下に設定される。電源装置511は、制
御手段54からの信号に基づき所定のバイアス電圧を搬
送ローラ504に印加する。これにより搬送ローラ50
4と供給ローラ502aとの間に電界を生じさせ、トナ
ーに働く静電気力により、図3に示すように供給ローラ
502aから搬送ローラ504への液体現像剤508の
搬送量を調節している。さらに、搬送ローラ504と供
給ローラ502aとの間の電界だけでなく、図4に示す
ように供給ローラ502aの回転数を制御することによ
り現像剤濃度を制御することができる。
【0023】塗布ローラ506a,506bは、搬送ロ
ーラ504及び現像ローラ510とそれぞれ当接するよ
うに設けられており、現像ローラ510の回転方向と逆
方向にそれぞれ回転することにより、現像ローラ510
の表面に搬送ローラ504によって搬送された液体現像
剤508を塗布する。電源装置531は、制御手段54
からの信号に基づき所定のバイアス電圧を塗布ローラ5
06a,506bに印加する。これにより、塗布ローラ
506a,506bと搬送ローラ504との間に電界を
生じさせて、トナーに働く静電気力により、図3に示す
ように、搬送ローラ504から塗布ローラ506a,5
06bへの液体現像剤508の搬送量を調節すると共に
塗布ローラ506a,506bと現像ローラ510との
間に電界を生じさせて、液体現像剤508の現像ローラ
510への現像剤濃度を調節している。
【0024】液体現像剤508の現像ローラ510への
供給に、供給ローラ502a、搬送ローラ504及び塗
布ローラ506a,506bを用いたのは、本実施形態
では後述するようにトナーが高濃度に分散された高粘性
の液体現像剤508を用いているため、現像ローラ51
0上に少量の液体現像剤508を薄くムラなく塗布する
必要があるからである。複数のローラを介して現像剤支
持体上に液体現像剤を塗布することにより、各ローラ上
の液体現像剤の層厚は隣合うローラとの当接部で薄く均
一に規制されるので、現像剤支持体上に高濃度高粘性の
液体現像剤を薄く均一に塗布することができる。また、
2個の塗布ローラ506a,506bを用いたのは、液
体現像剤508の粘性とトナーの分散性との影響により
発生する塗布ムラ(波立ち)を密にしてより均一な液体
現像剤層を現像ローラ上に形成するためである。なお、
塗布ローラは2個に限定されるものではなく1個又は3
個以上設けてもよい。すなわち、画質のムラ等要求され
る精度に応じて塗布ローラの数を決定することが望まし
い。
【0025】搬送ローラ504、塗布ローラ506a,
506b、現像ローラ510間に電位差を生じさせず、
各ローラを等電位で接触させる場合には各ローラの電気
抵抗値に制約はないが、搬送ローラ504、塗布ローラ
506a,506b、現像ローラ510間で電界を生じ
させ、トナー粒子の搬送量、すなわち現像剤濃度を制御
する場合には以下の方法が必須である。
【0026】搬送ローラ504及び塗布ローラ506
a,506bは、電気抵抗値が高いものでなければなら
ず、その電気抵抗値は10〜1013Ωcmであるこ
とが望ましい。電気抵抗値が10Ωcm以下である
と、バイアス電圧を印加した際に隣接するローラへ急激
に放電がなされ、液体現像剤508の汲み上げ量や搬送
量の調整が十分にできなくなる。特に、塗布ローラ50
6a,506bは現像ローラ510に接触するため、現
像ローラ510の電気抵抗値に対して十分に大きくする
必要がある。一方、電気抵抗値が1013Ωcm以上で
あると、バイアス電圧を印加した際に帯電が十分でなく
なり、やはり液体現像剤508の汲み上げ量や搬送量の
調整が十分にできなくなる。
【0027】現像ローラ510がソフトローラで構成さ
れている場合には、塗布ローラ506a,506bとし
て硬度がJIS−A60度以上のハードローラを用い、
搬送ローラ504として硬度がJIS−A60度以下の
ソフトローラを用いることが望ましい。このように、ハ
ードローラとソフトローラとを交互に当接して配列する
ことにより、ハードローラへの押圧力によりソフトロー
ラが弾性変形してハードローラとの当接部にニップが形
成されるので、このニップにより各ローラ上の液体現像
剤層を均一にすることができる。なお、ソフトローラを
弾性変形させるためにはハードローラは硬いほどよく、
ハードローラの硬度はJIS−A90度以上が望まし
い。また、ソフトローラのハードローラへの押圧力が強
いと各ローラを回転させるのに高トルクが必要となるた
め、ソフトローラは弱い押圧力で弾性変形するものがよ
く、その硬度はJIS−A40度以下が望ましい。
【0028】現像剤濃度測定装置53は、現像ローラ5
10上に塗布された液体現像剤508の光反射率を測定
し、この光反射率に基づき現像剤濃度を算出するもので
ある。制御装置54は、現像剤濃度測定装置53で算出
された現像剤濃度に基づき、電源装置511、電源装置
513及び電源装置531の電圧値を調整し、これによ
り、現像ローラ510に適量の液体現像剤508を供給
する。なお、電源装置511,513,531の電圧値
の制御は手動でも行えることが望ましい。本発明者等の
実験によれば、液体現像剤にプラスに帯電したトナーを
用い、現像ローラ510に印加する現像バイアス電圧を
マイナス150Vに設定したところ、各ローラに印加す
るバイアス電圧と液体現像剤のコーティング量との間に
表1に示す関係があることが確認できた。ここで、V1
は塗布ローラ506a,506bに印加するバイアス電
圧を、V2は搬送ローラ504に印加するバイアス電圧
を、V3は供給ローラ502aに印加するバイアス電圧
を、Vpはバックプレート503の電圧を表している。
【0029】
【表1】
【0030】さらに、塗布ローラ506a,506bが
現像ローラ510と接触し、搬送ローラ504が塗布ロ
ーラ506a,506bに接触する際には、現像ローラ
510の電位を保つために等電位を保つことがより好ま
しく、上記したように、全てのローラ間に電位差を生じ
させるためには、各ローラの電気抵抗値を最適化する必
要がある。さらに供給ローラ502a、塗布ローラ50
6a,506b、現像ローラ510が順次接触する構成
であって各ローラのバイアス設定値を現像バイアスに設
定したとき、図4に示すように供給ローラ502aと搬
送ローラ504との間の電界と供給ローラの回転数で十
分な現像剤濃度の制御が可能であった。
【0031】現像剤回収装置52は、現像ローラ510
に当接するように設けられた現像剤回収ブレード51
4、回収された液体現像剤508を貯蔵する現像剤調整
部524、現像剤調整部524に貯蔵された液体現像剤
508よりもさらにトナー濃度の高い液体現像剤509
が貯蔵されたタンク526、図示しない現像剤濃度測定
装置、現像剤補給装置、キャリア液体補給装置、再分散
装置等を備えている。現像剤調整部524には、現像を
終えた現像ローラ510に付着する現像剤及び感光体ド
ラム10に転写されずに残留する現像剤が各ブレードで
回収され、これらの現像剤は補給再分散される。
【0032】現像ローラ510に付着した液体現像剤5
08は現像剤調整部524に回収され、再利用するため
に分散処理される。現像剤調整部524の現像剤濃度は
図示しない現像剤濃度測定装置により調整される。さら
に、ユーザの指定により画像濃度を上昇させる等の方法
として、現像ローラ510上の現像剤濃度を現像剤濃度
測定装置53によって測定し、複数のローラの周速度あ
るいはローラ間の電界によって現像剤濃度を制御する方
法を採ることができる。
【0033】転写装置60は、中間転写体である中間転
写ドラム602、中間転写ドラム602に離接可能に設
けられた2次転写体である2次転写ローラ604、中間
転写ドラム602に残留するトナーを除去するブレード
606等を備えている。
【0034】中間転写ドラム602は、感光体ドラム1
0と当接設置されており、感光体ドラム10の回転方向
と逆方向に回転する。また中間転写ドラム602は、転
写時に図示しない電源装置によりトナーと反対の極性を
有する電荷で帯電される。これにより、すなわち静電気
力によって感光体ドラム10上のトナー像が中間転写ド
ラム602上に1次転写される。
【0035】中間転写ドラム602は、ステンレス等の
剛体で形成された芯金と、芯金の周囲に形成された弾性
層と、弾性層の表面に形成された表面層とを有する。こ
のため、感光体ドラム10上に形成されたトナー像と中
間転写ドラム602とが接触する際の接触圧力を分散さ
せることができるので、感光体ドラム10上でのトナー
像の乱れを防止することができる。なお、中間転写ドラ
ム602の硬度はJIS−A5〜50度、好ましくはJ
IS−A15〜40度であることが望ましい。硬度がJ
IS−A5度以下であると、柔らかすぎるため一定形状
を保つことが困難になる。一方、硬度がJIS−A50
度以上であると固すぎるため、感光体ドラム10上に形
成されたトナー像と中間転写ドラム602とを接触させ
た際に、感光体ドラム10上のトナー像を押しつぶす虞
がある。
【0036】中間転写ドラム602の弾性層を形成する
部材としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリウレ
タン、ポリ塩化ビニル、NBR(ニトリルブチレンゴ
ム)等の発泡体、あるいは、シリコンゴム、ウレタンゴ
ム等の低硬度のゴム部材が挙げられる。ただし、ゴム部
材は一般に弾性変形させた状態で長期間使用すると、永
久変形して本来の形状、すなわち円柱状に戻らなくなる
場合がある。このため、弾性層を形成する部材には、で
きれば発泡体を用いることが好ましい。なお、芯金の周
囲にゴム部材で弾性層を形成し、さらにその表面に発泡
体で弾性層を形成してもよい。
【0037】中間転写ドラム602の表面層は、液体現
像剤508のキャリア液であるシリコンオイルに膨潤し
ない部材で形成されている。表面層を形成する方法とし
ては、例えば弾性層の表面に合成ゴム系結合体をコーテ
ィングする方法、弾性層の表面をチューブで被覆する方
法等がある。これ等のチューブは、繋ぎ目のない、いわ
ゆるエンドレスチューブである樹脂チューブ、例えばポ
リイミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)等で
形成されたチューブであることが望ましい。なお、弾性
層がウレタンゴム等のシリコンオイルに膨潤しないゴム
部材で形成されている場合は中間転写ドラム602の側
面を表面層で覆う必要はないが、発泡体等のシリコンオ
イルに膨潤するもので形成されている場合は中間転写ド
ラム602の側面を表面層で覆う必要がある。
【0038】中間転写ドラム602の電気抵抗値は10
〜1011Ωcm、できれば10 〜10Ωcmあ
ることが望ましい。電気抵抗値が10Ωcm以下であ
ると、中間転写ドラム602を帯電した際に、中間転写
ドラム602から感光体ドラム10に対して急激に放電
がなされ、感光体ドラム10を損傷して転写不良が発生
する。一方、電気抵抗値が1011Ωcm以上である
と、中間転写ドラム602の帯電が十分でなくなり、中
間転写ドラム602と感光体ドラム10上に形成された
トナー像との間の静電気力が弱まり、トナーの移動が十
分に行われなくなる。中間転写ドラム602を上記のよ
うな電気抵抗値にするためには、中間転写ドラム602
の表面を導電加工するか、あるいは表面層を形成する部
材に導電性微粒子を添加するなどして電気抵抗値を下げ
る必要がある。
【0039】中間転写ドラム602の表面は、離型性を
有する光沢面であることが望ましい。これは、トナーと
の離型性をよくすることにより、中間転写ドラム602
に付着したトナーの除去を容易にするためである。した
がって、中間転写ドラム602の表面層を形成する部材
としては、ラテックス、コーティングされたゴム部材、
フッ素コーティング等の離型コートが施されたポリイミ
ド等の樹脂チューブ、または、表面に離型効果を有する
PFA、PTFE、ETFE(四フッ化エチレン−エチ
レン共重合樹肥脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フ
ッ化プロピレン共重合樹脂)等の樹脂チューブを用いる
ことが望ましい。
【0040】2次転写ローラ604は、中間転写ドラム
602の回転方向と逆方向に回転することにより、記録
媒体である紙を中間転写ドラム602と2次転写ローラ
604との間に送り込む。この際、2次転写ローラ60
4は紙を介して中間転写ドラム602に押圧される。ま
た、2次転写ローラ604は、図示しない電源装置によ
りトナーと反対の極性を有する電荷で帯電されている。
このため、中間転写ドラム602の弾性層と2次転写ロ
ーラ604の静電気力とにより中間転写体と記録媒体と
の密着性を向上させることができるので、記録媒体の表
面の凹凸に関係なく良好な転写を行うことができる。
【0041】2次転写ローラ604の表面には、フッ素
コーティングが施されている。これは、トナーとの離型
性を向上させることにより、2次転写ローラ604に付
着したトナーの除去を容易にして2次転写ローラ604
が汚れるのを防止するためである。
【0042】ブレード606は、中間転写ドラム602
に離接可能に、かつクリーニング時に当接するように設
置されており、図示しない電源装置によりトナーと反対
の極性を有する電荷で帯電されている。ブレード606
は、2次転写工程終了後に中間転写ドラム602に残留
するトナーをその表面に電気的に付着させ、中間転写ド
ラム602からトナーを除去する。
【0043】クリーニング装置70は、ブレード701
と、ブレード701に接続された図示しない電源装置と
を備えており、ブレード701は感光体ドラム10に当
接配置されている。ブレード701は図示しない電源装
置によりトナーと反対の極性を有する電荷で帯電され、
除電後に感光体ドラム10上に残留するトナーをその表
面に電気的に付着させ、感光体ドラム10からトナーを
除去する。
【0044】次に、本実施形態に用いられる画像形成用
資材について説明する。液体現像剤508は、エポキシ
等のバインダーとなるレジン、トナーに所定の電荷(本
実施形態ではプラスの電荷)を付与する荷電制御剤、着
色顔料、トナーを均一に分散させる分散剤等からなるト
ナーと、キャリア液とから構成されている。トナーは、
従来の液体現像剤に用いられてきたものと基本的には同
様であるが、帯電特性及び分散性の調整のため、それら
の処方はシリコンオイルに適合するよう変更されてい
る。またトナーは、その平均粒径は小さいほど解像度が
向上するが、粒径が小さいと物理的接着力が大きくな
り、転写する際に剥がし難くなるため、本実施形態にお
けるトナーの平均粒径は、転写性の向上を目的として2
〜4μmあたりに中心が来るように調整してある。
【0045】液体現像剤の粘性は、用いるキャリア液、
レジン、着色顔料、荷電制御剤等の材質及びそれらの濃
度により決定される。本実施形態では、粘度を50〜6
000mPa・s、トナー濃度を5〜40%の範囲で変
化させて実験を行った。
【0046】キャリア液は、高電気抵抗を示すジメチル
ポリシロキサンオイル、環状ポリジメチルシロキサンオ
イル等を用いる。なお、現像ローラ510上の液体現像
剤層中に含まれるキャリア液はきわめて少量であるの
で、感光体ドラム10の潜像面に供給される液体現像剤
中に含まれるキャリア液もきわめて少量である。従っ
て、転写時に紙等に吸収されるキャリア液はきわめて少
量となり、粘度が1000mPa・s以下であれば定着
後に残留するキャリア液はほとんど見られない。本発明
者等の実験によれば、キャリア液に粘度が50mPa・
sである米国ダウコーニング社のSH200及び粘度が
100mPa・sのものを用いて出画実験を行ったとき
は、いずれも定着後に紙上に残留するキャリア液は見ら
れなかったが、揮発性が高いために現像装置を密閉構造
にする必要が生じた。また、キャリア液に粘度が20m
Pa・sである信越シリコン社のKF−96−20を用
いて出画実験を行ったときは、定着後に紙上に残留する
キャリア液は見られず、しかも揮発し難いので現像装置
を密閉構造にする必要は生じなかった。キャリア液につ
いては、信越シリコン社のKF96等他に多くの種類が
あり、電気抵抗、蒸発特性、表面張力、安全性等が満た
されていれば何れを選択してもよい。
【0047】また、発明者等が行った実験では、表面張
力が大きい場合にはかぶりやトナーの塊が付着すること
があり、実験的には表面張力が21dyn/cm以上で
は濡れ性が悪化して画質に問題が起こりやすいことが分
かった。このことから、表面張力はできるだけ低い値が
望ましい。
【0048】電気抵抗値としては、トナーの帯電安定性
の問題があり、1014Ωcm以上が望ましく、10
12Ωcm以下となると絶縁性が悪化し、トナーの導電
性の問題が発生して現像剤として使用できなくなる。従
って電気抵抗はできるだけ高い値が望ましく、最低限1
12Ωcm以上は必要である。本実施形態の説明で
は、これらの実験結果に鑑み、価格が低く入手の容易な
SH200 50mPa・sを用いた例を示す。
【0049】次に、画像形成装置1の動作について説明
する。先ず、帯電装置30により感光体ドラム10の表
面をトナーと反対の極性を有する電荷、本実施形態の場
合はマイナスの電荷で帯電する。一般に帯電装置30と
してはコロナ放電器が用いられる。次に、露光装置40
により帯電した感光体ドラム10上に、レーザースキャ
ナによって反転像を露光して静電潜像を形成する。レー
ザースキャナの光が当たった部分は導電化するので電荷
が消失し、光の当たらなかった部分は電荷の像である静
電潜像として残る。
【0050】次に、現像装置50により静電潜像を顕像
化する。タンク502に貯容された液体現像剤508は
供給ローラ502aにより搬送ローラ504に供給さ
れ、塗布ローラ506a,506bに搬送された後、現
像ローラ510に塗布される。このように、複数のロー
ラを介して液体現像剤508を塗布することにより、現
像ローラ510上に均一で薄層の液体現像剤層を形成す
る。また、供給ローラ502a、搬送ローラ504及び
塗布ローラ506a,506bには、電源装置513,
511,531によりバイアス電圧がそれぞれ印加され
ているので、現像ローラ510に対する液体現像剤50
8の供給量が調節可能である。次に、現像ローラ510
上の液体現像剤層を感光体ドラム10上にソフトコンタ
クトさせることにより、感光体ドラム10の表面に形成
された静電潜像に現像剤層を近接させて、帯電したトナ
ーを静電気力により感光体ドラム10上に移動させるこ
とで、感光体ドラム10上にトナー像を形成する。
【0051】次に、転写装置60により感光体ドラム1
0上に形成されたトナー像を記録媒体である紙に転写す
る。先ず、感光体ドラム10上に形成されたトナー像
を、トナーと図示しない電源装置によりトナーと反対の
極性を有する電荷で帯電された中間転写ドラム602と
の間に生じる静電気力により、中間転写ドラム602上
に1次転写する。次に、中間転写ドラム602上に1次
転写されたトナー像を、2次転写ローラ604の中間転
写ドラム602への押圧力及び2次転写ローラ604に
印加された2次転写バイアスによって生じる静電気力に
より、中間転写ドラム602と2次転写ローラ604と
の間に送り込まれた紙に2次転写する。一方、感光体ド
ラム10は、クリーニング装置70によりその表面上に
残留した液体現像剤508が除去された後、除電装置8
0により除電される。
【0052】次に、定着装置90によって紙上に2次転
写されたトナー像を定着する。定着は、定着装置90の
定着ローラ92内に設けられた定着ヒータ94により、
紙上に転写されたトナーを熱的に溶融させることで行わ
れる。
【0053】上述した実施形態によれば、供給ローラ5
02a、搬送ローラ504及び塗布ローラ506a,5
06bを介して現像ローラ510上に液体現像剤508
を塗布することにより、各ローラ上の液体現像剤の層厚
は隣合うローラとの当接部で薄く均一に規制されるの
で、現像ローラ510上に高濃度高粘性の液体現像剤5
08を薄く均一に塗布することができる。
【0054】また、上記実施形態によれば、供給ローラ
502aにバイアス電圧を印加する電源装置513を設
け、さらに、電源装置に接続されたバックプレート50
3を現像タンク502に内設したことにより、供給ロー
ラ502aとバックプレート503との間に電界を生じ
させて、トナーに働く静電気力によって液体現像剤50
8の汲み上げ量を調節することができる。さらに、搬送
ローラ504にバイアス電圧を印加する電源装置511
と塗布ローラ506a,506bに電圧を印加する電源
装置531とを設けたことにより、トナーと搬送ローラ
504との間に働く静電気力及びトナーと塗布ローラ5
06a,506bとの間に働く静電気力によって液体現
像剤508の現像ローラ510への現像剤濃度、すなわ
ち現像ローラ510上の液体現像剤の現像剤濃度を調節
することができる。
【0055】さらに、塗布ローラ506a,506bが
現像ローラ510と接触し、搬送ローラ504が塗布ロ
ーラ506a,506bに接触する際は現像ローラ51
0の電位を保つために等電位を保つことがより好まし
く、上述したように全てのローラ間に電位差を生じさせ
るためには、各ローラの電気抵抗値を最適化する必要が
ある。さらに供給ローラ502a、塗布ローラ506
a,506b、現像ローラ510が順次接触する構成で
あって、各ローラのバイアス設定値を現像バイアスに設
定したとき、供給ローラ502aと搬送ローラ504と
の間の電界と供給ローラ502aの回転数とで十分な現
像剤濃度の制御が可能である。
【0056】また、上記実施形態によれば、現像ローラ
510上の液体現像剤層の光反射率を測定し、この光反
射率に基づき現像剤濃度を算出する現像剤濃度測定装置
53と、現像剤濃度測定装置53で算出された現像剤濃
度に基づき、電源装置511及び電源装置513の電圧
値を調整する制御装置54とを設けたことにより、常に
最適な現像剤濃度の液体現像剤508を現像ローラ51
0に供給することができる。
【0057】さらに、上記実施形態によれば、現像ロー
ラ510上に液体現像剤508を塗布する2つの塗布ロ
ーラ506a,506bを設けたことにより、液体現像
剤508の粘性とトナーの分散性との影響により発生す
る塗布ムラ(波立ち)を密にして、より均一な液体現像
剤層を現像ローラ510上に形成することができる。
【0058】また、上記実施形態によれば、液体現像剤
508のキャリア液としてシリコンオイルを用いたこと
により、従来のものに比べて以下に述べる利点を有す
る。従来の液体現像剤は、一般にキャリア液としてIs
oparG(登録商標:Exxon社製)を用いてい
る。このIsoparは、シリコンオイルほど抵抗値が
高くないので、トナー濃度を濃くすると、すなわち粒子
間距離が小さくなるとトナーの帯電性が悪くなる。従っ
て、Isoparの場合はトナー濃度に限界がある。こ
れに対して、本実施形態で用いたシリコンオイルは、抵
抗値が十分に大きいのでトナー濃度を濃くすることがで
きる。また、一般にIsoparの場合、トナーの分散
状態がよく、従ってトナー濃度が1〜2%でもトナー同
士が反発し合うため、均一にトナーが分散している。こ
れに対して、シリコンオイルはトナー濃度が1〜2%の
場合には分散性がよくなく、すぐに沈殿してしまう。し
かし、トナー濃度を5〜40%にすると密に詰まった状
態となり、安定して分散する。このため、本実施形態で
は、液体現像剤として平均粒径0.1〜5μmのトナー
を5〜40%の濃度で含み、トナーが高密度に分散され
た高粘度の液体現像剤を使用している。トナー粒径は、
その大きさに略反比例して解像度が向上する。通常、ト
ナーはプリントアウトされた紙上で5〜10個位の塊と
なって存在しているので、トナーの平均粒径が5μm以
上になると解像度が悪化し、0.1μm以下になると物
理的な接着力が大きくなって転写の際にトナーを剥がし
にくくなる。これにより、従来の低濃度の液体現像剤に
比べて現像液の液量を大幅に低減することができ、現像
装置の小型化を図ることができる。さらに、本実施形態
の液体現像剤は高粘度の液体であるので、保管や取り扱
いの点でも従来の低粘度の液体現像剤や粉体現像剤に比
べて容易になる。
【0059】従来の液体現像剤で用いていたIsopa
rは、前述のように、揮発性が高くしかも悪臭を放つの
で、作業環境を悪化させるだけでなく公害を起こすとい
う問題があった。これに対して本実施例で用いているシ
リコンオイルは、化粧品用として用いられていることか
らも明らかなように安全な液体であり、また無臭である
ので、本実施形態によれば作業環境を改善することがで
き、また公害の問題も発生しない。
【0060】なお、上記実施形態では、画像支持体をト
ナーと反対の極性を有する電荷で帯電し、その後、画像
支持体に光を当てて反転像を露光し、光が当たらなかっ
た部分、即ち導電化していない部分に可視像化すべき静
電潜像を形成する、いわゆる正規現像を用いたものにつ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、画像支持体をトナーと同じの極性を有する電荷で帯
電し、その後、画像支持体に光を当てて正規像を露光
し、画像支持体の光が当たった部分に可視像化すべき潜
像を形成する、いわゆる反転現像を用いたものでもよ
い。本発明者等は、反転現像を適用した装置において、
プラスに帯電したトナーを用い、現像バイアス電圧を5
00Vに設定したところ、各ローラに印加するバイアス
電圧と液体現像剤のコーティング量との間に、表2に示
す関係があることを確認した。ここで、V1は塗布ロー
ラ506a,506bに印加するバイアス電圧を、V2
は搬送ローラ504に印加するバイアス電圧を、V3は
供給ローラ502aに印加するバイアス電圧を、VPは
バックプレート503の電圧をそれぞれ表している。
【0061】
【表2】
【0062】さらに、塗布ローラ506a,506bが
現像ローラ510と接触し、搬送ローラ502aが塗布
ローラ506a,506bに接触する際には、現像ロー
ラ510の電位を保つために等電位を保つことがより好
ましく、上述したように全てのローラ間に電位差を生じ
させるためには、各ローラの電気抵抗値を最適化する必
要がある。さらに供給ローラ502a、塗布ローラ50
6a,506b、現像ローラ510が順次接触する構成
であって、各ローラのバイアス設定値を現像バイアスに
設定したとき、供給ローラ502aと搬送ローラ504
間の電界と供給ローラ502aの回転数で十分な現像剤
濃度の制御が可能である。
【0063】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能であ
る。たとえば、上記実施形態では、画像支持体として感
光体ドラムを用いた場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、画像支持体は、カール
ソン法で用いる各種感光体あるいはイオノグラフィ等の
静電潜像を直接形成する導体上に絶縁体層を形成したも
の、静電プロッタで用いるような静電記録紙でもよい。
【0064】さらに、上記実施形態では、転写装置にお
ける1次転写として静電転写方式について述べたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、粘着力で1次転
写し中間転写するものであってもよい。また、上記実施
形態では、転写装置における2次転写として2次転写ロ
ーラ604の中間転写ドラム602への押圧力及び2次
転写ローラ604に印加されたバイアス電圧によって生
じる静電気力により、中間転写ドラム602上のトナー
像を紙に2次転写するものについて説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。転写装置は、中間転
写体上のトナー像を紙に2次転写することができるもの
であればよい。例えば、中間転写体の内部に定着ヒータ
を設け、中間転写体上のトナーを加熱した場合には、中
間転写体上のトナー像を紙に2次転写すると同時に定着
することができる。
【0065】また、本発明は、上記実施形態で説明した
画像形成装置1を所望の色毎に配置し、カラー画像を得
る画像形成装置に適用してもよい。さらに、中間転写体
上に複数のトナー像を形成し、一括して記録体に転写す
る画像形成装置に適用してもよい。
【0066】また、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、液体現像剤の層厚が5〜40μmであれ
ば、高粘性現像剤の粘度は10000mPa・sであっ
てもよい。現状では、6000mPa・s以上の高粘度
の現像剤はキャリア液とトナーとの攪拌が難しくなるの
でコスト的に合わなくなると考えられるが、安価に入手
できるようになれば6000mPa・s以上のものを用
いてもよい。粘度が10000mPa・sを越えるもの
は現実的でなくなる。また、液体現像剤のキャリア液は
シリコンオイルに限定されない。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、電圧印加手段が供給ロ
ーラと導電板との間に電圧を印加し、供給ローラの回転
数を制御することにより液体現像剤の濃度を制御するこ
とにより、現像剤支持体へのトナー粒子の搬送量を制御
して液体現像剤の濃度を制御することができ、これによ
り所望の濃度の液体現像剤を画像支持体の潜像面に安定
して均一に供給することができる。さらに、複数のロー
ラにバイアスが印加されるので、現像剤中のトナー粒子
が泳動し、塗布むら(波立ち)が発生しにくくなる。ま
た、現像剤支持体に安定した濃度の現像剤を供給するこ
とができ、画像支持体と現像剤支持体とが現像剤層を挟
んで近接する現像空間の間隔を変化させることのない現
像剤層厚を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した画像形成装置の
概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に用いられる液体現像装置
の概略構成図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるローラ間電位差と
トナー濃度との関係を説明する線図である。
【図4】本発明の一実施形態における供給ローラ−搬送
ローラ線速とトナー濃度との関係を説明する線図であ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 10 画像支持体(感光体ドラム) 50 液体現像装置(現像装置) 53 現像剤濃度測定手段(現像剤濃度測定装置) 502 現像剤槽(タンク) 502a 供給ローラ 503 導電板(バックプレート) 504 搬送ローラ 506a,506b 塗布ローラ 508 液体現像剤 510 現像剤支持体(現像ローラ) 511,513,531 電圧印加手段(電源装置)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H069 BA00 DA00 DA01 DA02 DA03 DA06 DA08 2H074 AA03 AA42 AA46 BB02 BB42 BB50 BB54 BB58 BB72 CC03 CC12 CC21 CC22 CC26 CC28 CC61

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像支持体上に形成された静電潜像を、帯
    電した顕像化粒子であるトナーによって現像する静電潜
    像の液体現像装置であって、 現像剤支持体と、絶縁性液体中にトナーが高濃度に分散
    された100〜1000mPa・sの高粘度の液体現像
    剤を複数のローラを介して前記現像剤支持体上に塗布す
    る塗布手段と、前記複数のローラのうち少なくとも1つ
    のローラに電圧を印加する電圧印加手段と、所望の現像
    剤濃度に調整された前記液体現像剤を貯容する現像剤槽
    と、前記現像剤槽に内設された導電板とを有し、前記現
    像剤支持体上に塗布された前記液体現像剤を前記画像支
    持体の潜像面に供給する静電潜像の液体現像装置におい
    て、 前記複数のローラとして、その一部が前記現像剤槽に貯
    容された前記液体現像剤に浸漬された供給ローラを有
    し、前記電圧印加手段が前記供給ローラと前記導電板と
    の間に電圧を印加し、前記供給ローラの回転数を制御す
    ることにより前記液体現像剤の濃度を制御することを特
    徴とする静電潜像の液体現像装置。
  2. 【請求項2】前記現像剤支持体上に塗布された前記液体
    現像剤の濃度を測定する現像剤濃度測定手段を有し、該
    現像剤濃度測定手段で測定された現像剤濃度に基づいて
    前記電圧印加手段の作動を制御することを特徴とする請
    求項1記載の静電潜像の液体現像装置。
  3. 【請求項3】前記現像剤支持体上に塗布された前記液体
    現像剤の濃度を測定する現像剤濃度測定手段を有し、該
    現像剤濃度測定手段で測定された現像剤濃度に基づいて
    前記複数のローラの周速度を制御することを特徴とする
    請求項1記載の静電潜像の液体現像装置。
  4. 【請求項4】前記供給ローラを除く前記複数のローラは
    前記現像剤支持体に印加される現像バイアス電圧と略等
    電位であることを特徴とする請求項1、請求項2または
    請求項3記載の静電潜像の液体現像装置。
  5. 【請求項5】前記複数のローラとして前記供給ローラと
    所定の空隙を持って配置された搬送ローラを有し、前記
    搬送ローラと前記供給ローラとの間に電位差を生じさせ
    ることで前記液体現像剤の濃度を制御することを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のうちの何れか1つに記載
    の静電潜像の液体現像装置。
  6. 【請求項6】前記複数のローラとして前記現像剤支持体
    に接触する塗布ローラを有し、前記塗布ローラと前記現
    像剤支持体との間に電位差を生じさせることで前記液体
    現像剤の濃度を制御することを特徴とする請求項1ない
    し請求項4のうちの何れか1つに記載の静電潜像の液体
    現像装置。
  7. 【請求項7】前記複数のローラとして、前記現像剤支持
    体に接触する塗布ローラと、前記供給ローラと所定の空
    隙を有すると共に前記塗布ローラに接触して配置された
    搬送ローラとを有し、前記搬送ローラと前記塗布ローラ
    との間に電位差を生じさせることで前記液体現像剤の濃
    度を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のうちの何れか1つに記載の静電潜像の液体現像装置。
  8. 【請求項8】前記液体現像剤として、前記絶縁性液体の
    粘度が0.5〜1000mPa・s、電気抵抗が10
    12Ωcm以上、表面張力が21dyn/cm以下、沸
    点が100℃以上のものが用いられることを特徴とする
    請求項1ないし請求項7のうちの何れか1つに記載の静
    電潜像の液体現像装置。
  9. 【請求項9】前記絶縁性液体としてシリコンオイルから
    なるものが用いられることを特徴とする請求項8記載の
    静電潜像の液体現像装置。
  10. 【請求項10】前記液体現像剤として、平均粒径が0.
    1〜5μmの前記トナーを5〜40%の濃度で含むもの
    が用いられることを特徴とする請求項1ないし請求項9
    のうちの何れか1つに記載の静電潜像の液体現像装置。
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