JPH1165293A - 湿式電子写真装置 - Google Patents

湿式電子写真装置

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JPH1165293A
JPH1165293A JP23013497A JP23013497A JPH1165293A JP H1165293 A JPH1165293 A JP H1165293A JP 23013497 A JP23013497 A JP 23013497A JP 23013497 A JP23013497 A JP 23013497A JP H1165293 A JPH1165293 A JP H1165293A
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liquid
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wet
photoreceptor
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JP23013497A
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Yutaka Nakajima
豊 中島
Akihiko Inamoto
彰彦 稲本
Satoru Moto
悟 本
Motoharu Ichida
元治 市田
Masanao Takahata
昌尚 高畠
Shigeji Okano
茂治 岡野
Yasukazu Takeda
靖一 竹田
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、不揮発性を示す高粘度で高濃度の液
体トナーを用いる構成を採るときにあって、感光体に塗
布されるプリウェット層を破壊することなく、感光体に
対して液体トナーを安定に供給できるようにする新たな
湿式電子写真装置の提供を目的とする。 【解決手段】本発明は、現像ローラに、感光体に対して
電界を印加するための導電性、及び弾性を備えるととも
に、静止時には、前記感光体と接触するが、回転時に
は、該弾性と、表面に塗布される液体現像液の粘度と、
前記感光体上のプリウェット液の粘度とに従い前記感光
体と非接触に当接して回転するように構成して、液体現
像液を前記感光体上に供給する。また、感光体に対して
電界を印加するための導電性、及び弾性を現像ローラに
備えるとともに、前記感光体に当接しつつ回転するよう
構成されて、押圧手段が、前記現像ローラの受ける反発
力に応じて、前記現像ローラを前記感光体手段に押圧す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性を示す高
粘度で高濃度の液体トナーを用いる湿式電子写真装置に
関し、特に、感光体に塗布されるプリウェット層を破壊
することなく、感光体に対して液体トナーを供給できる
ようにする湿式電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体(感光ドラム)に静電潜像を生成
し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着
する電子写真装置では、粉体トナーを用いる乾式のもの
が広く用いられている。
【0003】しかし、粉体トナーは、トナーが飛散する
という問題点があるとともに、トナー粒子が7〜10μ
mと大きいことから解像度が悪いという問題点がある。
そこで、高い解像度が必要となる場合には、液体トナー
を用いる湿式のものが用いられる。液体トナーは、トナ
ー粒子が1μm程度と小さいとともに、帯電量が大きい
ことでトナー画像の乱れが起きにくく、高い解像度を実
現できるからである。
【0004】従来の湿式の電子写真装置では、現像液と
して、有機溶剤にトナーを1〜2%の割合で混ぜた低粘
度の液体トナーを用いていた。しかしながら、このよう
な現像液は、人体に危害を与える有機溶剤を用いるとと
もに、トナー濃度が低いことでそれを大量に用いること
から、環境問題を引き起こすという大きな問題点をかか
えていた。
【0005】このようなことを背景にして、国際公開番
号「WO95/08792」で、シリコンオイルなどに
高濃度のトナーを分散させることで構成される高粘度で
高濃度の現像液を用いる湿式電子写真装置の発明が開示
された。
【0006】この液体トナーを用いると、人体に危害が
与えるという問題点が発生しないとともに、トナー濃度
が高いことから、大量の現像液を使用しないで済むとい
う利点がある。
【0007】この不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体
トナーを用いる場合、高粘度のトナーが、感光体に形成
される静電潜像の非露光部分に付着しないようにするた
めに、液体トナーを塗布する前に、感光体に対して、シ
リコンオイルなどのプリウェット液を塗布するというプ
リウェット処理を行うことになる。
【0008】このプリウェット処理により塗布されるプ
リウェット層に従って、図3に示すように、感光体の非
露光部分に、トナーが付着されることを防止できるよう
になる。
【0009】これから、感光体に対して液体トナーを供
給する現像装置は、感光体と接触するときに、感光体に
塗布されるプリウェット層を破壊しないようにする必要
がある。なお、感光体の露光部分と現像装置との間に
は、大きな電界が形成され、それによりトナーがプリウ
ェット層を通過して、感光体の露光部分に付着すること
になる。
【0010】従来では、国際公開番号「WO95/08
792」で開示されるように、可撓性を示す現像ベルト
を使って現像装置を構成することで、現像ベルトに塗布
された液体トナーと、感光体に塗布されたプリウェット
層との2層構造を実現しつつ、現像ベルトと感光体とを
接触させる構成を採っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のように、現像ベルトを使って現像装置を構成する
と、現像ベルトの調整が難しく手間がかかるという問題
点があった。すなわち、現像ベルトの張りが強すぎる
と、剛性がでてしまい可撓性が小さくなることで、現像
ベルトに塗布された液体トナーと、感光体に塗布された
プリウェット層との2層構造が実現できなくなり、現像
ベルトの張りが弱すぎると、現像ベルトの液体トナー
と、感光体に塗布されたプリウェット層との間に隙間が
できて、トナーの移動が実現できなくなる。このよう
に、現像ベルトを使って現像装置を構成すると、現像ベ
ルトの調整が難しく手間がかかるという問題点があっ
た。
【0012】高粘度の液体現像剤を使用する場合におい
て、接触ローラの方法により現像剤を薄層に形成し、か
つプリウエット層を破壊しないようにするためには、以
下の要件が満足される必要がある。第一に、感光体と現
像ローラの回転によって運ばれる現像剤とプリウエット
剤の総量が、現像ローラと感光体の接触部の接触圧力以
下で通過できなければならない。現像ローラが低硬度ほ
ど液体の通過可能量は増加する。しかし、一方、現像ロ
ーラの外径寸法精度、回転時の振れ精度が高いほど液体
層にかかる圧力が一定に保たれるが、加工上は、低硬度
になるほど加工精度の向上は困難である。
【0013】第二に、現像剤と感光体表面の間には常に
全領域でプリウエットオイル層が存在し、高粘度の現像
剤が直接感光体表面に接触しないようにしなければなら
ない。高粘度のトナー層の表面が均一な平面でなく凹凸
が存在すると、その凸部がプリウエット層を突き破り、
感光体表面に直接接触し、プリウエットによる剥離効果
がその部分では得られず、非画像部のかぶり(不要なト
ナーの付着)になる。また、画像部においても、現像ロ
ーラ面の不均一層がそのまま画像部に現れて、良好な画
像が得られないことがある。
【0014】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体トナー
を用いる構成を採るときにあって、感光体に塗布される
プリウェット層を破壊することなく、感光体に対して液
体トナーを安定に供給できるようにする新たな湿式電子
写真装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明の湿式電
子写真装置の全体構成が示されている。感光体10は、
帯電装置11により約700Vに帯電させられた後、露
光装置12によって露光されて、露光部分の電位が約1
00Vとなる静電潜像が形成される。
【0016】プリウェット装置13は、2.5cSt程度
の粘度を持つシリコンオイルを4〜5μmの厚さで感光
体10の表面に塗布する。現像装置14は、イエロー/
マゼンタ/シアン/ブラックに対応付けて設けられ、ト
ナー粘度が400〜4000mPa・Sで、キャリア粘
度が20cStを持つ、不揮発性を示す高粘度で高濃度
の液体トナーを液体現像液として用いる。現像ローラ
は、感光体に対して電界を印加するための導電性、及び
弾性を有するとともに、前記感光体の長さと概略同一の
長さを有していて、静止時には、前記感光体と接触する
が、回転時には、該弾性と、表面に塗布される液体現像
液の粘度と、前記感光体上のプリウェット液の粘度とに
従い前記感光体と非接触に当接して回転するように構成
されている。これによって、現像ローラは、液体現像液
を前記感光体上に供給し、前記感光体との間に生成され
る電界に応じて、該液体現像液のトナー粒子を前記感光
体に付着させる。
【0017】また、本発明の現像ローラは、感光体に対
して電界を印加するための導電性、及び弾性を有すると
ともに、前記感光体の長さと概略同一の長さを有してい
て、前記感光体に当接しつつ回転するよう構成されてい
る。そして、押圧手段が、前記現像ローラの受ける反発
力に応じて、前記現像ローラを前記感光体手段に押圧す
る。これによって、液体現像液を前記感光体上に供給
し、かつ前記感光体との間に生成される電界に応じて、
該液体現像液のトナー粒子を前記感光体に付着させる。
【0018】この現像液の現像ローラへの供給は、アプ
リケータローラによって、トナー溜まりから薄く延ばし
ながら搬送していくことでおこなわれ、それによって、
現像ローラに2〜3μmの厚さのトナー層が形成され
る。
【0019】中間転写体15は、約−800Vにバイア
スされて、感光体10との間の電界に従って、感光体1
0に付着されたトナーを、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの順に転写する。加圧ローラ19は、加熱
装置18により溶融された中間転写体15のトナーを印
刷媒体に定着させる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。なお、本発明は、不揮発性を示す高
粘度で高濃度の液体トナーを液体現像液として用いるも
のであるが、液体トナーは、液体キャリア(オイル)中
に顔料などのトナー粒子を分散させたものである。
【0021】図1に、本発明を具備する湿式電子写真装
置の全体構成を図示する。この図に示すように、本発明
の湿式電子写真装置は、感光体10と、帯電装置11
と、露光装置12と、プリウェット装置13と、現像装
置14と、中間転写体15と、ブレード16と、除電装
置17と、加熱装置18と、加圧ローラ19とを備え
る。
【0022】帯電装置11は、感光体10を約700V
に帯電させる。露光装置12は、780nmの波長を持
つレーザ光を使って感光体10を露光することで、露光
部分の電位が約100Vとなる静電潜像を感光体10に
形成する。
【0023】プリウェット装置13は、2.5cSt程度
の粘度を持つシリコンオイルを4〜5μmの厚さで感光
体10の表面に塗布する。ここで、プリウェット装置1
3は、露光装置12により実行される露光処理の前でプ
リウェット処理を実行することもあるが、露光処理の後
でプリウェット処理を実行することもある。
【0024】現像装置14は、イエロー/マゼンタ/シ
アン/ブラックに対応付けて設けられ、約400Vにバ
イアスされて、図2に示すように、トナー粘度が400
〜4000mPa・Sで、キャリア粘度が20cStを
持つ液体トナーを、現像液塗布手段を構成する一連のア
プリケータローラ140を使ってトナー溜まりから薄く
延ばしながら搬送していくことで現像ローラ141に2
〜3μmの厚さのトナー層を形成して、感光体10との
間の電界に従って、正に帯電しているそのトナーを感光
体10に供給することで、約100Vに帯電される感光
体10の露光部分にトナーを付着させる。
【0025】プリウェット装置13の塗布するプリウェ
ット層に従って、図3に示したように、感光体10の非
露光部分に、トナーが付着されることが防止できるよう
になる。
【0026】中間転写体15は、約−800Vにバイア
スされて、感光体10との間の電界に従って、感光体1
0に付着されたトナーを転写する。この中間転写体15
は、先ず最初に、感光体10に付着されるイエローのト
ナーを転写し、続いて、感光体10に付着されるマゼン
タのトナーを転写し、続いて、感光体10に付着される
シアンのトナーを転写し、続いて、感光体10に付着さ
れるブラックのトナーを転写することになる。
【0027】ブレード16は、感光体10に残存するト
ナーやプリウェット液を取り除く。除電装置17は、感
光体10を除電する。加熱装置18は、中間転写体15
の表面を加熱することで中間転写体15に付着されるト
ナーを溶融する。加圧ローラ19は、加熱装置18によ
り溶融された中間転写体15のトナーを印刷媒体に定着
させる。このように、加熱装置18及び加圧ローラ19
を使い、印刷媒体を加熱しないで、中間転写体15に付
着されるトナーを溶融して印刷媒体に定着させる構成を
採ることから、紙以外の印刷媒体も取り扱えることにな
る。
【0028】本発明のように、400〜4000mPa
・Sのような高い粘度を持つ液体トナーの現像液を用い
る場合には、上述したように、感光体10の非露光部分
にトナーが付着されるのを防ぐために、予め離型性を持
たせる目的で、感光体10の表面に液体トナーのシリコ
ンオイルよりも低い粘度を持つシリコンオイルをプリウ
ェット層として塗布する構成を採って、現像ローラ14
1を、そのプリウェット層を破壊しない程度の接触圧力
で感光体10に接触させる構成を採ることになる。
【0029】これから、現像装置14は、感光ドラム1
0と現像ローラ141の回転によって運ばれる液体トナ
ーやプリウェット液の量が、感光ドラム10と現像ロー
ラ141との間の接触部分を通過できるようにする必要
がある。また、現像ローラ141の硬度は、あまり大き
なものであってはならない。具体的な数値で示すなら
ば、JISーA硬度測定で60度以下であることが好ま
しい。現像ローラ141の硬度が低くなるほど、液体ト
ナーやプリウェット液の通過可能量は増加し、この点か
らすると、スポンジなどのようなものを用いることが好
ましい。
【0030】一方、現像ローラ141の外形寸法精度や
回転時の振れ精度は、高いほど液体層にかかる圧力が一
定に保たれることから好ましいが、硬度が低くなると加
工精度の向上は困難である。現像ローラ141の硬度
と、現像ローラ141の外形精度をバランスさせる必要
がある。
【0031】なお、現像ローラ141の回転速度が大き
くなるほど液体の通過量は増加し、圧力条件は緩和され
るが、液体トナーに働く電界の印加時間は減少し、トナ
ーの移動に必要となる時間が不足することになるので、
自ずと制限がある。また、現像ローラ141の径が大き
いほど液体の通過量は増加し、圧力条件は緩和される
が、外形精度の維持が困難となるので、自ずと制限があ
る。
【0032】更に、高粘度故に、現像ローラ141に塗
布されるトナー層の表面が均一な平面でなく、凹凸が存
在することが起こり得るが、このようなことが起こる
と、図4に示すように、その凸部によりプリウェット層
が突き破られ、感光ドラム10の表面に到達することで
非露光部分のノイズとなる。また、露光部分について
も、この不均一層が画像部に現れ、これにより良好な画
像が得られない。これから、現像ローラ141の表面全
体へ、安定してトナー量を塗布する必要がある。
【0033】本発明は、現像ローラとして、弾性を有す
るソフトローラ、好ましくは硬度60°以下(JIS
A)のものを用いる。このため、静止時にはドラムとロ
ーラは接触しているが(ギャップ0)、ドラムの回転に
伴い、液体の粘性によって、ドラムとローラは、ドラム
の回転速度に応じた浮力を受け、弾性ローラが弾性に応
じた変形を生じ、結果としてドラム−ローラ間にギャッ
プが生じる。これによって、一定厚さのトナー層を形成
することができる。
【0034】図5は、このような弾性ローラの一例であ
る。図示したように、芯金のまわりにスポンジロールを
ベースとして、表面にフィルムチューブを被せた構造を
有している。さらに、現像ローラは、電界が印加される
ことになるが、そのために、スポンジロール及びフィル
ムチューブはそれぞれ導電性にされ、好ましくは、それ
ぞれ104 〜109 Ω・cmにされる。例えば、導電性
スポンジとして、ブリヂストン製EPT−51(アスカ
−F硬度68°)を、また表面フィルムチューブとし
て、導電性PFAチューブ(厚さ30ミクロン)を用い
ることができる。このような現像ローラの大きさの一例
としては、図示したように、直径が32mmであり、か
つその面長が220mmである。
【0035】下記の表は、このような現像ローラを用い
て、液体通過量を測定したものである。なお、DC34
4は、ダウコーニング社製のシリコーンオイルである。
【0036】
【表1】 この測定結果が示すように、液体の単位面積当たりの通
過量は、ローラ周速の増加に伴い大きくなっていること
がわかる。
【0037】また、表面フィルムチューブの表面を粗
く、例えばRz1〜10にすることにより、粗くしたロ
ーラ表面凹凸の凹部にトナーを保持して搬送することが
でき、トナー吸着性を増すことができる。
【0038】さらに、弾性ローラとして、シリコーンゴ
ムを用いることができる。このシリコーンゴムは、抵抗
値が体積抵抗で104 〜109 Ωcm程度で、またその
硬度は60度(JISA)以下で、機械的反発力に優れ
たものである。これのみで弾性ローラを構成することも
できるが、前記表面フィルムチューブと共に用いるのが
好ましい。
【0039】図6は、このような現像ローラの別の例を
示している。この現像ローラは、図示したように、その
両側に、現像ローラと同軸にそれぞれスペーサローラを
有している。このスペーサローラは、現像ローラと感光
ドラム(OPCドラム)の間の間隔を一定に維持するた
めに設けられるものであって、基本的に絶縁性でなけれ
ばならない。これは、例えば、絶縁性の樹脂によって構
成され、或いは精度を出すために金属表面に絶縁性樹脂
層を設けて構成することができる。そして、例えば、直
径32mmの現像ローラに対して、スペーサローラは直
径31.8mmにすることができ、これによって、現像
ローラは、食い込み量0.1mmでもって、感光ドラム
に付き当て、ローラのニップ付圧を最適に維持すること
ができる。
【0040】以上に説明したものは、現像ローラとし
て、弾性ローラを用いるものであるが、図7或いは図8
に示したものは、現像ローラとして、剛体ローラ又は任
意の硬度のローラを用いるものである。図7に示した現
像ローラは、ローラの自重によって付圧を与えている。
図示したように、一方の端で支持体に略水平方向に支持
された回転アームの他方の端に現像ローラが取り付けら
れて、現像ローラの自重により感光ドラムに対して付圧
を与えるものである。
【0041】また、図8は、自重に代えて、バネにより
付圧を与えるものである。図示したように、一方の端で
支持体に支持された回転アームの他方の端に現像ローラ
が取り付けられると共に、現像ローラを感光ドラムに押
しつけ偏倚させるように回転アームと支持体の間に付圧
バネを取り付けるものである。
【0042】このように、自重又はバネにより現像ドラ
ムを感光ドラムに対して押しつけることにより、前述し
た弾性を有する現像ローラと同様に、静止時には、現像
ローラと感光ドラムは接触しているが、ドラムの回転に
伴い、液体の粘性によって現像ローラと感光ドラムは、
ドラムの回転速度に応じた浮力を受け、現像ローラは、
現像ローラの自重、又はバネ力に釣り合ったギャップが
生じるものである。これによって、所望の一定厚さのト
ナー層を形成することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、現像ローラに、感光体に対し
て電界を印加するための導電性、及び弾性を備えるとと
もに、静止時には、前記感光体と接触するが、回転時に
は、該弾性と、表面に塗布される液体現像液の粘度と、
前記感光体上のプリウェット液の粘度とに従い前記感光
体と非接触に当接して回転するように構成し、液体現像
液を前記感光体上に供給するものであるから、また、感
光体に対して電界を印加するための導電性、及び剛性を
現像ローラに備えるとともに、前記感光体に当接しつつ
回転するよう構成されて、押圧手段が、前記現像ローラ
の受ける反発力に応じて、前記現像ローラを前記感光体
手段に押圧するものであるから、本発明は、不揮発性を
示す高粘度で高濃度の液体トナーを用いる構成を採ると
きにあって、感光体に塗布されるプリウェット層を破壊
することなく、感光体に対して液体トナーを安定に供給
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湿式電子写真装置の全体構成図であ
る。
【図2】アプリケータローラ及び現像ローラの働きの説
明図である。
【図3】プリウェット処理により塗布されるプリウェッ
ト層の働きの説明図である。
【図4】現像ローラに塗布されるトナー層の表面の凹凸
により生じる作用を説明する図である。
【図5】現像ローラとして用いられる弾性ローラの一例
である。
【図6】弾性ローラの別の例を示している。
【図7】ローラの自重によって付圧を与える現像ローラ
の一例である。
【図8】バネにより付圧を与える他の現像ローラの例で
ある。
【符号の説明】
10 感光体(ドラム) 11 帯電装置 12 露光装置 13 プリウエット装置 14 現像装置 15 中間転写体(ローラ) 16 ブレード 17 除電装置 18 加熱装置 19 加圧ローラ
フロントページの続き (72)発明者 本 悟 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 市田 元治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 高畠 昌尚 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 岡野 茂治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 竹田 靖一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体ト
    ナーを液体現像液として用いる湿式電子写真装置であっ
    て、 静電潜像の形成される画像支持体と、 前記画像支持体の表面に、プリウェット液の膜を塗布す
    るプリウェット液塗布手段と、 電界印加のための導電性及び弾性を有するとともに、前
    記画像支持体の長さと概略同一の長さを有して、静止時
    には、前記画像支持体と接触し、回転時には、該弾性
    と、表面に塗布される液体現像液の粘度と、前記画像支
    持体上のプリウェット液の粘度とに従い前記画像支持体
    と非接触に当接して回転しつつ液体現像液を前記画像支
    持体上に供給し、前記画像支持体との間に生成される電
    界に応じて、該液体現像液のトナー粒子を前記画像支持
    体に付着させる現像ローラと、 前記現像ローラの表面に、液体現像液の膜を塗布する現
    像液塗布手段とを備えることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の湿式電子写真装置におい
    て、 前記現像ローラは、該現像ローラ表面の液体現像液吸着
    性を増すためにRz1〜10の粗い表面粗さを持つこと
    を、 特徴とする湿式電子写真装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の湿式電子写真装置
    において、 前記現像ローラは、ローラ形状を持つ導電性のスポンジ
    手段と、該スポンジ手段を被覆する導電性のフィルムと
    で構成されることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の湿式電子写真装置
    において、 前記現像ローラは、機械的反発力の強いシリコーンゴム
    で構成されることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の湿
    式電子写真装置において、 前記現像ローラと画像支持体との間の距離を規定するス
    ペーサローラを現像ローラと同軸にその軸方向の両側に
    備えることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  6. 【請求項6】 不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体ト
    ナーを液体現像液として用いる湿式電子写真装置であっ
    て、 静電潜像の形成される画像支持体と、 前記画像支持体の表面に、プリウェット液の膜を塗布す
    るプリウェット液塗布手段と、 電界印加のための導電性及び剛性を有するとともに、前
    記画像支持体の長さと概略同一の長さを有し、前記画像
    支持体に当接しつつ回転して液体現像液を前記画像支持
    体上に供給し、かつ前記画像支持体との間に生成される
    電界に応じて、該液体現像液のトナー粒子を前記画像支
    持体に付着させる現像ローラと、 前記現像ローラの受ける反発力に応じて、前記現像ロー
    ラを前記画像支持体に押圧する押圧手段と、 前記現像ローラの表面に、液体現像液の膜を塗布する現
    像液塗布手段とを備えることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の湿式電子写真装置におい
    て、 前記押圧手段は、前記現像ローラ及びそれを取り付ける
    回転アームの自重によって押圧するものであることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の湿式電子写真装置におい
    て、 前記押圧手段が付圧バネであることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102135722A (zh) * 2010-01-05 2011-07-27 索尼公司 摄像机结构、摄像机系统和方法

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