JPH09230706A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09230706A
JPH09230706A JP3968296A JP3968296A JPH09230706A JP H09230706 A JPH09230706 A JP H09230706A JP 3968296 A JP3968296 A JP 3968296A JP 3968296 A JP3968296 A JP 3968296A JP H09230706 A JPH09230706 A JP H09230706A
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roller
length
developing solution
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JP3968296A
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English (en)
Inventor
Yoshie Yoshino
美枝 吉野
Takeo Tsukamoto
武雄 塚本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液溜りの発生を防止し、転写率が良く、像な
がれや像がつぶれない良質の画像が得られる画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 像担持体4上に形成された静電潜像に現
像ローラ18で現像液を供給してトナー像を形成し、ス
クイズローラ20により像担持体4上の余剰の現像液を
除去し、転写材支持体26に転写材Pを支持して搬送
し、転写材Pにトナー像を転写し、像担持体4上に残っ
た現像液Tをクリーニング部材15で除去する画像形成
装置において、現像ローラ18の軸方向の長さが像担持
体4のそれよりも短く、転写材支持体26の移動方向に
直交する方向の長さが現像ローラ18の軸方向の長さよ
りも短い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に液体キャリアにトナーが分散されてなる現像液を用い
る湿式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】潜像担持体である感光体上に形成された
静電潜像に、現像ローラでキャリア液にトナーが分散さ
れてなる現像液を供給してトナー像を形成し、転写する
たに必要なキャリア液を残して感光体上から余剰のキャ
リア液を除去し、転写材にトナー像を転写して画像形成
を行う画像形成装置が一般に良く知られている。この装
置は、現像時に感光体の表面にトナーを付着させたり、
転写時に潜像担持体の表面からトナーを転写材に移動さ
せたりするために、キャリア液の中の静電泳動現象を用
いている。
【0003】転写材をベルトやドラム等の支持体により
支持し、感光体に対向して搬送し、この搬送中に、支持
体の表面や背面からコロナチャージャや電圧を印加した
ローラで、トナー像を転写材に転写する方式がある。こ
の方式には、支持体に転写材を静電吸着して搬送するの
で、転写材の搬送の信頼性や多色複写の場合の位置合わ
せが容易になるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
技術において、感光体上に形成されたトナー像を支持体
に支持させた転写材に転写する際に、図6に示すよう
に、支持体51と転写材Pと感光体52との間に液溜り
53が形成される。この液溜り53は、液膜Aが供給源
であり、液膜Aは感光体52及び支持体51の回転によ
り支持体51に接触し、液膜Bとして支持体51へ、液
膜Cとして、感光体52上に残留する。液膜Aが一定量
ならば液溜り53はある量で飽和し、定常状態となる。
【0005】このとき、感光体に必要以上にキャリア液
が付着していると、液溜りが必要以上に多くなり、この
支持体に搬送されてくる転写材に不必要にキャリア液が
供給され、転写材を濡らすことになる。キャリア液が多
すぎると、転写率が悪く、像が流れたり、定着すると像
がつぶれたり、定着の熱量が多く必要になるなどの問題
がある。
【0006】本発明は、液溜りの発生を防止し、転写率
が良く、像ながれや像がつぶれない良質の画像が得られ
る画像形成装置を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
像担持体上に形成された静電潜像に現像ローラで現像液
を供給してトナー像を形成し、スクイズローラにより上
記像担持体上の余剰の現像液を除去し、転写材支持体に
転写材を支持して搬送し、上記転写材に上記トナー像を
転写し、上記像担持体上に残った現像液をクリーニング
部材で除去する画像形成装置において、上記現像ローラ
の軸方向の長さが上記像担持体のそれよりも短く、上記
転写材支持体の移動方向に直交する方向の長さが上記現
像ローラの軸方向の長さよりも短いことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、像担持体上に形成
された静電潜像に現像ローラで現像液を供給してトナー
像を形成し、スクイズローラにより上記像担持体上の余
剰の現像液を除去し、転写材支持体に転写材を支持して
搬送し、上記転写材に上記トナー像を転写し、上記像担
持体上に残った現像液をクリーニング部材で除去する画
像形成装置において、上記スクイズローラの軸方向の長
さが上記像担持体のそれよりも短く、上記転写材支持体
の移動方向に直交する方向の長さが上記スクイズローラ
の軸方向の長さよりも短いことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、像担持体上に形成
された静電潜像に現像ローラで現像液を供給してトナー
像を形成し、スクイズローラにより上記像担持体上の余
剰の現像液を除去し、転写材支持体に転写材を支持して
搬送し、上記転写材に上記トナー像を転写し、上記像担
持体上に残った現像液をクリーニング部材で除去する画
像形成装置において、 上記クリーニング部材の上記像
担持体の軸方向における長さが上記像担持体の軸方向の
長さよりも短く、上記転写材支持体の移動方向に直交す
る方向の長さが上記クリーニング部材の長さよりも短い
ことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、像担持体上に形成
された静電潜像に現像ローラで現像液を供給してトナー
像を形成し、スクイズローラにより上記像担持体上の余
剰の現像液を除去し、転写材支持体に転写材を支持して
搬送し、上記転写材に上記トナー像を転写し、上記像担
持体上に残った現像液をクリーニング部材で除去する画
像形成装置において、上記像担持体の軸方向の長さを、
上記現像ローラ、上記スクイズローラ、上記クリーニン
グ部材の上記像担持体の軸方向における長さよりも短く
したことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、像担持体上に形成
された静電潜像に現像ローラで現像液を供給してトナー
像を形成し、スクイズローラにより上記像担持体上の余
剰の現像液を除去し、転写材支持体に転写材を支持して
搬送し、上記転写材に上記トナー像を転写し、上記像担
持体上に残った現像液をクリーニング部材で除去する画
像形成装置において、上記転写材支持体の移動方向に直
交する方向の長さを、使用される最大サイズの転写材の
幅よりも長くしたことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、像担持体上に形成
された静電潜像に現像ローラで現像液を供給してトナー
像を形成し、スクイズローラにより上記像担持体上の余
剰の現像液を除去し、余剰の現像剤が除去されたトナー
像を結着ローラで結着し、転写材支持体に転写材を支持
して搬送して上記転写材に上記トナー像を転写し、上記
像担持体上に残った現像液をクリーニング部材で除去す
る画像形成装置において、上記結着ローラの軸方向の長
さを上記現像ローラのそれよりも短くしたことを特徴と
する。
【0013】請求項7記載の発明は、像担持体上に形成
された静電潜像に現像ローラで現像液を供給してトナー
像を形成し、スクイズローラにより上記像担持体上の余
剰の現像液を除去し、転写材支持体に転写材を支持して
搬送し、上記転写材に上記トナー像を転写し、上記像担
持体上に残った現像液をクリーニング部材で除去する画
像形成装置において、上記像担持体、上記現像ローラ、
上記スクイズローラ、上記クリーニング部材の上記像担
持体の軸方向における長さが、使用される最大サイズの
転写材の幅よりも長いことを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、像担持体上に形成
された静電潜像に現像ローラで現像液を供給してトナー
像を形成し、スクイズローラにより上記像担持体上の余
剰の現像液を除去し、転写材支持体に転写材を支持して
搬送し、上記転写材に上記トナー像を転写し、上記像担
持体上に残った現像液をクリーニング部材で除去する画
像形成装置において、上記現像ローラの軸方向の長さ
を、上記スクイズローラのそれよりも短くしたことを特
徴とする。
【0015】請求項9記載の発明は、像担持体上に形成
された静電潜像に現像ローラで現像液を供給してトナー
像を形成し、スクイズローラにより上記像担持体上の余
剰の現像液を除去し、余剰の現像液が除去されたトナー
像を結着ローラで結着し、転写材支持体に転写材を支持
して搬送して上記転写材に上記トナー像を転写し、上記
像担持体上に残った現像液をクリーニング部材で除去す
る画像形成装置において、上記転写材支持体の上記像担
持体の軸方向における長さを、上記像担持体、上記現像
ローラ、上記スクイズローラ、上記結着ローラ、上記ク
リーニング部材のそれよりも長くしたことを特徴とす
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機に適用した実施例を図1に基づいて説明する。画
像形成装置2には、図1に示すように、転写材としての
転写紙Pを給紙する給紙装置24と、給紙装置により給
紙された転写紙Pを支持して搬送する転写材支持体とし
ての転写ベルト26と、転写ベルト26が搬送する転写
紙Pに順次トナー像を形成する、イエロートナー像形成
ユニットYと、マゼンタトナー像形成ユニットMと、シ
アントナー像形成ユニットCと、ブラックトナー像形成
ユニットBと、記録紙Pに形成されたトナー像を定着す
る定着装置28などを備えている。
【0017】転写ベルト26は、図示しない駆動装置に
より回転駆動される駆動ローラ30と、従動ローラ32
とに巻き掛けられていて、駆動ローラ30から伝達され
る回転力により各トナー像形成ユニットY、M、C、B
にそれぞれ設けられた像担持体としての円筒状の感光体
ドラム4と同速度で回転する。
【0018】定着装置28は、転写紙Pと転写紙Pの表
面に分さする現像液とを加熱して、現像液中のトナーを
溶融し、トナーを転写紙Pに定着させる。よって、定着
時に現像液中の液体キャリア蒸気が発生するので、この
蒸気を回収すべく、定着装置28は密閉された筐体の内
部に収納されている。なお、この蒸気は図示しない液化
装置で液化されるようになっている 次にトナー像形成ユニットについて説明する。なお、各
トナー像形成ユニットY、M、C、Bの構成は同一なの
で、イエロートナー像形成ユニットYについてのみ説明
し、他のトナー像形成ユニットM、C、Bについては、
イエロートナー像形成ユニットYと同一の符号を附すに
止めて、その説明は省略する。
【0019】イエロートナー像形成ユニットYは、図2
に示すように、感光体ドラム4を有していて、感光体ド
ラム4の周囲には、帯電チャージャ8、露光装置9、イ
レーサ11、現像装置6、転写装置12、クリーニング
装置14、除電器16がそれぞれ備えられている。
【0020】現像装置6には、感光体ドラム4に、キャ
リア液にトナーが分散されてなる現像液を供給してトナ
ー像を形成する現像ローラ18と、この現像スリーブ1
8と共に水平に配置され、転写するたに必要なキャリア
液を残して感光体ドラム4上から余剰のキャリア液を除
去するスクイズローラ20と、結着ローラ10と、これ
ら各部材を収容する容器7とを有している。
【0021】現像ローラ18は、不図示の駆動手段によ
り矢印a方向に回転する感光体ドラム4と逆方向である
矢印b方向に回転されるものである。現像ローラ18の
上方には、現像ローラ18に現像剤を供給する現像液供
給手段19が配置されている。現像ローラ18の図中右
側には、スクレーパ18aがその端部を現像ローラ18
の外周面に当接して配置されている。現像剤供給手段1
9より供給された現像剤は現像ローラ18とスクレーパ
18aとによって形成される楔状空間13に溜り、現像
ローラ18の回転により感光体ドラム4と現像ローラ1
8とが対向する現像部に供給される。スクレーパ18a
は楔状空間13を形成するだけでなく、その圧接力によ
り現像ローラ18の表面から現像液を除去する機能をも
有する。
【0022】スクイズローラ20は、不図示の駆動手段
により、感光体ドラム4と同一方向である矢印c方向に
回転されるものであり、現像後の感光体ドラム4上の余
剰のキャリア液を除去する。スクイズローラ20の図中
右側には、スクレーパ20aがその端部をスクイズロー
ラ20の外周面に当接して配置されている。スクレーパ
20aはその圧接力によりスクイズローラ20の表面か
ら現像液を除去する。
【0023】結着ローラ10は導電体から成り、感光体
ドラム4と50μmの間隔をおいて設けられている。結
着ローラ10としては、その表面を絶縁体でコーティン
グしたものを用いても良い。結着ローラ10には、感光
体ドラム4に供給されているトナーと同極性の高い電圧
を印加してトナーを感光体ドラム4に押しつける方向の
電界を発生させる高圧電源22が接続されている。印加
する電圧としては、直流電圧でも良いし、直流電圧に交
流電圧を重畳させても良い。交流電圧を重畳すると、周
波数の条件や直流分の電圧設定によって、トナーを押圧
する条件を広範囲に設定することが可能となる。結着ロ
ーラ10は任意の方向に回転され、その表面には、スク
レーパ10aがその端部を当接して配置されている。ス
クレーパ10aはその圧接力により結着ローラ10の表
面に付着した現像液を除去する。
【0024】現像装置6は、現像液が現像装置6から漏
れだすことにより感光体ドラム4の表面のトナー像が乱
されるのを防止するために、感光体ドラム4の下方に設
けられている。また転写装置12は感光体ドラム4の側
方に、クリーニング装置14は感光体ドラムの上方に配
置され、装置全体として各トナー像形成ユニットY、
M、C、Bを縦に配列し転写ベルト26で転写紙Pを下
から上へ縦方向に搬送する構成を採用している。
【0025】クリーニング装置14は、図1に示すよう
に、感光体ドラム4に当接して配置され、感光体ドラム
4上の現像剤を除去するクリーニング部材としてのブレ
ード15を有している。
【0026】画像形成装置2における作像工程の概略を
説明する。先ず、各トナー像形成ユニットY、M、C、
Bにおいてそれぞれ、感光体ドラム4は除電器16によ
り除電され、基準電位に平均化され、帯電チャージャ8
により均一に帯電される。次に露光装置9で露光され静
電潜像が形成され、不要な部分の電荷がイレーサ11で
消去される。静電潜像に現像ローラ18により現像液が
供給され、トナー像が形成され、その後、感光体ドラム
4上の余剰のキャリア液が除去され、結着ローラ10で
トナーが感光体ドラム4に押しつけられる。
【0027】転写ベルト26により下方から搬送されて
きた転写紙P上に、順次、イエロートナー像形成ユニッ
トYにてイエロートナー像を、マゼンタトナー像形成ユ
ニットMにてマゼンタトナー像を、シアントナー像形成
ユニットCにてシアントナー像を、ブラックトナー像形
成ユニットBにてブラックトナー像を転写装置12で転
写し、重ね合わせられる。次に、色重ねの完了した転写
紙Pは、従動ローラ32の近傍に設けられた分離チャー
ジャ34により転写ベルト26から分離され、定着装置
28でトナー像が形成されて、排紙トレイ36に排出さ
れる。
【0028】一方、感光体ドラム4上に残った残留トナ
ーは、クリーニングブレード15により掻き落とされ
る。その後除電光により感光体ドラム4の残留電荷の除
電がなされ、トナーの無い初期状態となり、再び次の作
像工程へ移る。
【0029】図3aに示すように、感光体ドラム4と現
像ローラと18とのギャップは例えば100〜200μ
mに設定されていて、現像ローラ18の軸方向の長さ
は、感光体ドラム4の軸方向の長さよりも短くなってい
る。この場合、図3bに示すように、現像ローラ18と
感光体ドラム4とが対向している対向部T18におい
て、現像液Tは、感光体ドラム4に、キャリア液膜を例
えば30〜200μmに均一に供給される。その後感光
体ドラム4に供給された現像液Tが、現像ローラ18と
感光体ドラム4に対向していない非対向部H18に流れ
出し、この部分のキャリア液膜が10〜30μmとな
る。
【0030】ここで、対向部T18のキャリア液膜がス
クイズローラ20と感光体ドラム4とのギャップよりも
厚いので、対向部T18の現像液Tは、スクイズローラ
20を通過することにより正常にスクイズされ、図3c
に示すように、スクイズローラ20と感光体ドラム4と
のギャップよりも薄い、約1μmのキャリア液膜とな
る。一方、非対向部H18のキャリア液膜がスクイズロ
ーラ20と感光体ドラム4とのギャップよりも薄いの
で、非対向部H18の現像液Tは、スクイズローラ20
と感光体ドラム4とのギャップをすり抜けてスクイズさ
れずに通過し、適正なキャリア液膜よりも厚いキャリア
液膜となる。そこで、本例では非対向部H18の現像液
Tに転写紙Pが接触しないように、転写ベルト26の移
動方向に直行する方向の長さを現像ローラ18の軸方向
の長さよりも短く設定している。
【0031】スクイズローラ20は、現像後の感光体ド
ラム4上の30μm以上のキャリア液膜を1μm以下に
する。本例において、転写に必要な量のキャリア液膜と
は、転写紙Pのキャリア液の吸収性にも支配されるが、
約1μmをいう。スクイズローラ20と感光体ドラム4
との線速比を変化することや、スクイズローラ20と感
光体ドラム4とのギャップを変化することにより、感光
体ドラム4上のキャリア液膜を制御できる。
【0032】スクイズローラ20の軸方向の長さが、図
4aに示すように、感光体ドラム4の軸方向の長さより
も短い場合、スクイズローラ20が対向する対向部T2
0において、図4bに示すように、現像液Tは、そのキ
ャリア液膜を1μm以下にスクイズされるが、一方、ス
クイズローラ20に対向しない非対向部H20において
は、現像液Tはそのまま残る。非対向部H20の現像液
Tは、感光体ドラム4が転写部まで回転されると、図4
cに示すように、キャリア液膜の薄い対向部T20へ流
れ出す。そこで、本例では非対向部H20から流れ出し
た現像液Tに転写紙Pが接触しないように、転写ベルト
26の移動方向に直行する方向の長さをスクイズローラ
20の軸方向の長さよりも短く設定している。
【0033】また、感光体ドラム4よりもスクイズロー
ラ20が長いかあるいは同じ長さの場合も、感光体ドラ
ム4の端部を中央部と同程度の表面性に保つことは困難
であり、スクイズローラ20とのギャップを保つ手段等
の問題で感光体ドラム4の端部のキャリア液膜が多くな
ることが多い。よって、この場合でも転写ベルト26の
移動方向に直行する方向の長さをスクイズローラ20の
軸方向の長さよりも短くする。
【0034】ブレード15の感光体ドラム4の軸方向に
おける長さは、図5aに示すように、感光体ドラム4の
軸方向の長さよりも短くなっている場合に、ブレード1
5が対向する対向部T15の現像液Tは、図5bに示す
ように、ブレード15を通過後に除去されるが、一方、
ブレード15に対向しない非対向部H15においては、
現像液Tはそのまま残る。非対向部H15の現像液T
は、その後、図5cに示すように、対向部T15へ流れ
出す。トナーが無く液体キャリアのみでも、濡れが多い
部分が感光体ドラム4に残り、転写ベルト26に接触す
ると、濡れた部分がまわりに広がり、画像をつぶした
り、転写紙Pを不要に濡らす原因となる。そこで、本例
では非対向部H15から流れ出した現像液Tに転写紙P
が接触しないように、転写ベルト26の移動方向に直行
する方向の長さをブレード15の軸方向の長さよりも短
く設定している。
【0035】なお、現像液Tの性質上、キャリア液の多
い部分は、現像ローラ18、スクイズローラ20、ブレ
ード15の端部の内側に流れ込もうとするので、転写ベ
ルト26の移動方向に直行する方向の長さは、現像ロー
ラ18、スクイズローラ20、ブレード15の感光体ド
ラム4の軸方向における長さに比べてやや余裕を持っ
て、短く設定されている。
【0036】また、現像液Tが異常に多くなる部分が感
光体ドラム4上にできないように、感光体ドラム4の軸
方向の長さを、現像ローラ18、スクイズローラ20、
ブレード15の感光体ドラム4の軸方向における長さよ
りも短くしてもよい。さらに、転写ベルト26の感光体
4の軸方向における長さを、現像ローラ18、スクイズ
ローラ20、結着ローラ10、ブレード15の感光体4
の軸方向における長さよりも長くすると、感光体ドラム
4に導電性の部分がある場合や、装置のレイアウト上、
結着ローラ10が転写装置12に近接したりしている場
合に、これら導電性の部分及び結着ローラ10を転写装
置12から隔離できる。
【0037】結着ローラ10は、通常スクイズローラ2
0でスクイズされた感光体ドラム4の現像液Tに対向し
ているので、現像液Tと接触しない。ところが、結着ロ
ーラ10には高電界が印加されるので、誘電体である液
体キャリアが結着ローラ10に引き付けられることがあ
る。感光体ドラム4上の液体キャリアが結着ローラ10
の高電界に引き付けられ、感光体ドラム4と結着ローラ
10との間に液ニップが形成されると、画像を乱す原因
となる。スクイズローラ20を通過した感光体ドラム4
の上のキャリア液膜が均一の厚さであればこのような状
態が発生しにくいが、現像ローラ18が結着ローラ10
よりも短いと、図3cに示したように、現像ローラ18
の端部に対応するキャリア液膜が異常になり、感光体ド
ラム4と結着ローラ10との間に液ニップの原因とな
る。そこで、結着ローラ10の軸方向の長さは現像ロー
ラ18の軸方向の長さよりも短く設定されている。
【0038】上述したように、キャリア液膜に異常な部
分(液溜り)が感光体ドラム4の上に形成されたとして
も、転写紙Pに液溜りが接触しなければ、異常画像が発
生しないので、この液溜りが感光体ドラム4や他のロー
ラなどの回転により移動しても、転写紙Pに接触しない
程度の位置に液溜りができるように、即ち、感光体ドラ
ム4、現像ローラ18、スクイズローラ20、ブレード
15の感光体ドラム4の軸方向における長さを、使用さ
れる最大サイズの転写紙Pの幅よりも長くしてもよい。
【0039】現像ローラ18及びスクイズローラ20の
軸方向の長さが、感光体ドラム4の軸方向の長さよりも
短く、現像ローラ18の軸方向の長さがスクイズローラ
20の軸方向の長さよりも長いと、図4に示したよう
に、感光体ドラム4にスクイズローラ20が対向しない
非対向部H20の現像液Tはスクイズされず、余剰の液
体キャリアが溜り液溜りが形成される。そこで、本例で
は液溜りに転写紙Pが接触しないように、現像ローラ1
8の軸方向の長さを、スクイズローラ20の軸方向の長
さよりも短く設定している。
【0040】転写紙Pの幅は転写材支持体の移動方向に
直交する方向の長さが、画像形成装置で使用される最大
サイズの転写紙Pの幅よりも転写ベルト26の移動方向
に直交する方向の長さが短いと、転写紙Pが転写ベルト
26からはみ出し、転写紙Pが一様に転写装置12での
転写条件が得られなくなるので、本例では転写ベルト2
6の移動方向に直交する方向の長さを、使用される最大
サイズの転写紙Pの幅よりも長く設定している。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、現像ローラの軸
方向の長さが像担持体のそれよりも短いとき、転写材支
持体の移動方向に直交する方向の長さを現像ローラの軸
方向の長さよりも短くしたので、転写材が液溜りに接触
しなくなり、像のながれやつぶれのない良質の画像が得
られる。
【0042】請求項2記載の発明は、スクイズローラの
軸方向の長さが像担持体のそれよりも短いとき、転写材
支持体の移動方向に直交する方向の長さをスクイズロー
ラの軸方向の長さよりも短くしたので、転写材が液溜り
に接触しなくなり、像のながれやつぶれのない良質の画
像が得られる。
【0043】請求項3記載の発明は、クリーニング部材
の像担持体の軸方向における長さが像担持体の軸方向の
長さよりも短いとき、転写材支持体の移動方向に直交す
る方向の長さをクリーニング部材の長さよりも短くした
ので、転写材が液溜りに接触しなくなり、転写材を不要
に濡らしたり汚したりしなくなり、像のながれやつぶれ
のない良質の画像が得られる。
【0044】請求項4記載の発明は、像担持体の軸方向
の長さを、現像ローラ、スクイズローラ、クリーニング
部材の像担持体の軸方向における長さよりも短くしたの
で、像担持体上に液溜りができなくなり、像のながれや
つぶれのない良質の画像が得られる。
【0045】請求項5記載の発明は、転写材支持体の移
動方向に直交する方向の長さを、使用される最大サイズ
の転写材の幅よりも長くしたので、転写材一面に一様な
転写条件が得られ、良好な画像が得られる。
【0046】請求項6記載の発明は、結着ローラの軸方
向の長さを現像ローラのそれよりも短くしたので、現像
ローラの端部が対向する像担持体上に液溜りができて
も、液溜りが結着ローラに対向することがなく、像のな
がれやつぶれのない良質の画像が得られる。
【0047】請求項7記載の発明は、像担持体、現像ロ
ーラ、スクイズローラ、クリーニング部材の像担持体の
軸方向における長さを使用される最大サイズの転写材の
幅よりも長くしたので、転写材が液溜りに接触しなくな
り、像のながれやつぶれのない良質の画像が得られる。
【0048】請求項8記載の発明は、現像ローラの軸方
向の長さを、スクイズローラのそれよりも短くしたの
で、像担持体上の現像液がスクイズローラで全てスクイ
ズされ、液溜りがなくなり、転写材を不要に濡らしたり
汚したりしなくなり、像のながれやつぶれのない良質の
画像が得られる。
【0049】請求項9記載の発明は、転写材支持体の像
担持体の軸方向における長さを像担持体、現像ローラ、
スクイズローラ、結着ローラ、クリーニング部材のそれ
よりも長くしたので、像担持体に導電性の部分及び結着
ローラを転写のための電界印加手段から隔離でき、安全
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の概略構成を
示す正面図である。
【図2】図1のイエロートナー像形成ユニット概略構成
を示す正面図である。
【図3】図1の画像形成装置の像担持体上の現像液と現
像ローラとの関係を示す説明図である。
【図4】図1の画像形成装置の像担持体上の現像液とス
クイズローラとの関係を示す説明図である。
【図5】図1の画像形成装置の像担持体上の現像液とと
クリーニング部材との関係を示す説明図である。
【図6】従来の画像形成装置の問題を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 画像形成装置 4 像担持体としての感光体ドラム 6 現像装置 8 帯電チャージャ 10 結着ローラ 12 転写装置 14 クリーニング装置 16 除電器 18 現像ローラ 20 スクイズローラ 26 転写材支持体 P 転写材としての転写紙 T 現像液

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成された静電潜像に現像ロ
    ーラで現像液を供給してトナー像を形成し、スクイズロ
    ーラにより上記像担持体上の余剰の現像液を除去し、転
    写材支持体に転写材を支持して搬送し、上記転写材に上
    記トナー像を転写し、上記像担持体上に残った現像液を
    クリーニング部材で除去する画像形成装置において、 上記現像ローラの軸方向の長さが上記像担持体のそれよ
    りも短く、上記転写材支持体の移動方向に直交する方向
    の長さが上記現像ローラの軸方向の長さよりも短いこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体上に形成された静電潜像に現像ロ
    ーラで現像液を供給してトナー像を形成し、スクイズロ
    ーラにより上記像担持体上の余剰の現像液を除去し、転
    写材支持体に転写材を支持して搬送し、上記転写材に上
    記トナー像を転写し、上記像担持体上に残った現像液を
    クリーニング部材で除去する画像形成装置において、 上記スクイズローラの軸方向の長さが上記像担持体のそ
    れよりも短く、上記転写材支持体の移動方向に直交する
    方向の長さが上記スクイズローラの軸方向の長さよりも
    短いことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体上に形成された静電潜像に現像ロ
    ーラで現像液を供給してトナー像を形成し、スクイズロ
    ーラにより上記像担持体上の余剰の現像液を除去し、転
    写材支持体に転写材を支持して搬送し、上記転写材に上
    記トナー像を転写し、上記像担持体上に残った現像液を
    クリーニング部材で除去する画像形成装置において、 上記クリーニング部材の上記像担持体の軸方向における
    長さが上記像担持体の軸方向の長さよりも短く、上記転
    写材支持体の移動方向に直交する方向の長さが上記クリ
    ーニング部材の長さよりも短いことを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】像担持体上に形成された静電潜像に現像ロ
    ーラで現像液を供給してトナー像を形成し、スクイズロ
    ーラにより上記像担持体上の余剰の現像液を除去し、転
    写材支持体に転写材を支持して搬送し、上記転写材に上
    記トナー像を転写し、上記像担持体上に残った現像液を
    クリーニング部材で除去する画像形成装置において、 上記像担持体の軸方向の長さを、上記現像ローラ、上記
    スクイズローラ、上記クリーニング部材の上記像担持体
    の軸方向における長さよりも短くしたことを特徴とする
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】像担持体上に形成された静電潜像に現像ロ
    ーラで現像液を供給してトナー像を形成し、スクイズロ
    ーラにより上記像担持体上の余剰の現像液を除去し、転
    写材支持体に転写材を支持して搬送し、上記転写材に上
    記トナー像を転写し、上記像担持体上に残った現像液を
    クリーニング部材で除去する画像形成装置において、 上記転写材支持体の移動方向に直交する方向の長さを、
    使用される最大サイズの転写材の幅よりも長くしたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】像担持体上に形成された静電潜像に現像ロ
    ーラで現像液を供給してトナー像を形成し、スクイズロ
    ーラにより上記像担持体上の余剰の現像液を除去し、余
    剰の現像剤が除去されたトナー像を結着ローラで結着
    し、転写材支持体に転写材を支持して搬送して上記転写
    材に上記トナー像を転写し、上記像担持体上に残った現
    像液をクリーニング部材で除去する画像形成装置におい
    て、 上記結着ローラの軸方向の長さを上記現像ローラのそれ
    よりも短くしたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】像担持体上に形成された静電潜像に現像ロ
    ーラで現像液を供給してトナー像を形成し、スクイズロ
    ーラにより上記像担持体上の余剰の現像液を除去し、転
    写材支持体に転写材を支持して搬送し、上記転写材に上
    記トナー像を転写し、上記像担持体上に残った現像液を
    クリーニング部材で除去する画像形成装置において、 上記像担持体、上記現像ローラ、上記スクイズローラ、
    上記クリーニング部材の上記像担持体の軸方向における
    長さが、使用される最大サイズの転写材の幅よりも長い
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】像担持体上に形成された静電潜像に現像ロ
    ーラで現像液を供給してトナー像を形成し、スクイズロ
    ーラにより上記像担持体上の余剰の現像液を除去し、転
    写材支持体に転写材を支持して搬送し、上記転写材に上
    記トナー像を転写し、上記像担持体上に残った現像液を
    クリーニング部材で除去する画像形成装置において、 上記現像ローラの軸方向の長さを、上記スクイズローラ
    のそれよりも短くしたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】像担持体上に形成された静電潜像に現像ロ
    ーラで現像液を供給してトナー像を形成し、スクイズロ
    ーラにより上記像担持体上の余剰の現像液を除去し、余
    剰の現像液が除去されたトナー像を結着ローラで結着
    し、転写材支持体に転写材を支持して搬送して上記転写
    材に上記トナー像を転写し、上記像担持体上に残った現
    像液をクリーニング部材で除去する画像形成装置におい
    て、 上記転写材支持体の上記像担持体の軸方向における長さ
    を、上記像担持体、上記現像ローラ、上記スクイズロー
    ラ、上記結着ローラ、上記クリーニング部材のそれより
    も長くしたことを特徴とする画像形成装置。
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