JPH11288178A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH11288178A JPH11288178A JP10357998A JP10357998A JPH11288178A JP H11288178 A JPH11288178 A JP H11288178A JP 10357998 A JP10357998 A JP 10357998A JP 10357998 A JP10357998 A JP 10357998A JP H11288178 A JPH11288178 A JP H11288178A
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Abstract
電層の上に形成され抵抗層22と、中間転写体の端部の
表面に露出し導電層に転写電圧を給電するための電極部
23とを有しており、転写部における感光体10端部と
電極部23との間に、これら両者と摺接する、感光体お
よび電極部23よりも低耐摩耗性の絶縁材料からなる摺
接部材50が介在されている。摺接部材の幅は電極部の
幅よりも大きく構成することが望ましく、摺接部材の電
極部からのはみ出し部分は徐々に肉薄に形成することが
望ましい。電極クリーニング部材50の帯電列はトナー
と同極性とする。
Description
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特に、その中間転写体に関
するものである。
装置は、導電層の外周面に感光層を有する感光体と、こ
の感光体の感光層を一様に帯電させる帯電手段と、この
帯電手段により一様に帯電させられた感光層を選択的に
露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段
により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与
して可視像(トナー像)とする現像手段と、この現像手
段により現像されたトナー像を用紙等の記録媒体に転写
させる転写装置とを有している。
用紙等の記録媒体に転写させる転写装置としては、従
来、感光体上に形成されたトナー像が転写(一次転写)
され、このトナー像をさらに記録媒体に転写(二次転
写)する中間転写体を備えたものが知られている。
像形成装置の一例を示す図で、(a)は概略斜視図、
(b)は図(a)におけるb−b部分断面図である。
aと、この導電層1a上に形成された感光層1bとを有
している。導電層1aは接地されている。
107〜1014Ωcmの誘電体(中抵抗層)で構成され
ている。このような中間転写体2は、合成樹脂等に導電
性カーボンを混練することによって作成することができ
る。
は感光体1と接触し、この接触部T1が転写部(この場
合一次転写部)を形成する。一次転写部T1には、中間
転写体2の内方から一次転写ローラ3が配置されてお
り、この一次転写ローラ3によって中間転写媒体2に一
次転写電圧が印加される。
印加する二次転写ローラ4が圧接され、この圧接部が二
次転写部T2を形成する。二次転写部T2には、中間転
写体2の内方からバックアップローラ5が配置されてい
る。
間転写体2が回転駆動され、感光体1の感光層1bが帯
電手段(図示せず)で一様に帯電させられた後に露光手
段(図示せず)で選択的に露光されて静電潜像が形成さ
れる。次いで、静電潜像に現像手段(図示せず)で現像
剤であるトナーが付与されて可視像(トナー像)とな
り、このトナー像が、一次転写部T1において中間転写
体2上に転写され、その後、二次転写部T2において、
この二次転写部T2に供給される用紙等の記録媒体に転
写される。
ない定着器を通過することによってトナー像が定着され
る。
成装置における中間転写体2は、合成樹脂等に導電性カ
ーボン等の導電性粒子を混練することにより作成される
単層構造のものであり、導電性粒子が樹脂中に均一に分
散しにくいため、その抵抗値にムラが生じ易かった。
生じ易く、結果として転写ムラが生じ易いという問題が
あった。
凝集塊による中間転写体表面の局部的な突起が生じ易
く、したがって、感光体と中間転写体との当接部や中間
転写体とその裏面に配置されるローラとの当接部におい
て、当接が局部的に不安定となり、やはり転写ムラが生
じ易いという問題があった。
し、転写ムラが生じ難く、良好な画像を形成することの
できる画像形成装置を提供することにある。
に請求項1記載の画像形成装置は、回転駆動され、導電
層上に形成された感光層の表面にトナー画像が形成され
る感光体と、同じく回転駆動され、この感光体表面との
間で転写部を形成し、この転写部において前記トナー画
像が転写される中間転写体とを有する画像形成装置であ
って、前記中間転写体が、導電層と、この導電層の上に
形成され前記画像が転写される抵抗層と、中間転写体の
端部の表面に露出し前記導電層に転写電圧を給電するた
めの電極部とを有しているとともに、前記転写部におけ
る前記感光体端部と前記電極部との間に、これら両者と
摺接する絶縁材料からなる摺接部材が介在されており、
この摺接部材が前記電極部の耐摩耗性よりも耐摩耗性の
低い材料で構成されていることを特徴とする。
記載の画像形成装置において、前記摺接部材は、前記感
光体端部の耐摩耗性よりも耐摩耗性の低い材料で構成さ
れていることを特徴とする。
または2記載の画像形成装置において、前記摺接部材
は、フッ素含有樹脂で構成されていることを特徴とす
る。
1,2,または3記載の画像形成装置において、前記摺
接部材の帯電列が、前記トナー画像をなすトナーと同極
性であることを特徴とする。
1,2,3,または4記載の画像形成装置において、前
記摺接部材の幅が前記電極部の幅よりも大きく構成され
ていることを特徴とする。
記載の画像形成装置において、前記摺接部材の前記電極
部からのはみ出し部分は、徐々に肉薄に形成されている
ことを特徴とする。
され、導電層上に形成された感光層の表面にトナー画像
が形成される感光体と、同じく回転駆動され、この感光
体表面との間で転写部を形成し、この転写部において前
記トナー画像が転写される中間転写体とを有しているの
で、感光体表面に形成されたトナー画像が、転写部にお
いて中間転写体に転写される。
電層の上に形成され前記画像が転写される抵抗層とを有
する複層構造となっているので、抵抗層は、例えば、導
電性粒子を分散させた樹脂溶液を塗布し、硬化、乾燥さ
せることにより形成することが可能となる。このよう
に、樹脂を溶剤に溶解させた樹脂溶液中に導電性粒子を
分散させた場合、熱溶融させた樹脂中に導電性粒子を混
練した場合よりも導電性粒子の分散性が良好となる。し
たがって、抵抗層自体の抵抗ムラを生じ難くすることが
できる。また、導電性粒子の分散性が良好となるので、
抵抗層表面の局部的な突起もほとんど生じなくすること
ができ、感光体等との当接を安定させて転写不良を防止
することが可能となる。
れているため、電極部によって導電層に転写電圧が供給
されると、抵抗層の裏側の電位が略均一となり、転写領
域全面に亙って略均一な転写電界が形成されることとな
る。
装置によれば、転写部における電界にムラが生じ難くな
り、結果として、転写ムラの少ない良好な画像を形成す
ることが可能となる。
の電極部が、中間転写体の端部の表面に露出しているの
で、転写電圧を容易に導電層に給電することができる。
成すなわち、導電層の上に抵抗層が形成されており、導
電層に転写電圧を給電するための電極部が中間転写体の
端部の表面に露出している構成であると、次のような問
題が生じることが分かった。
層1bにはピンホール1cが存在することがあり、この
ピンホール1cは図示のように感光体1の端部に存在し
ていることがある。
すように、中間転写体20の構成が、導電層21の上に
抵抗層22が形成され、導電層21に転写電圧V1を給
電するための電極部23が中間転写体10の端部の表面
に露出している構成であると、何等の方策も講ぜられな
ければ、電極部23からピンホール1cを介して感光体
1の導電層1aに流れる放電電流Eが生じ、転写電圧V
1が適正に印加されなくなって転写不良が生じるという
ことが分かった。
装置によれば、転写部における前記感光体端部と前記電
極部との間に、これら両者と摺接する絶縁材料からなる
摺接部材が介在されているので、中間転写体が上記構成
となっているにも拘らず、感光体端部にピンホールがあ
っても、上記放電電流が発生せず、したがって、転写不
良も生じなくなる。
で絶縁材料とは、10の7乗Ωcm以上の体積抵抗率を
有する材料で構成されるものをいう。また、摺接部材の
抵抗は、中間転写体の抵抗層よりも高抵抗であることが
好ましく、このような構成とすると、転写時に摺接部材
を経由して感光体に流れる電流を低減することができ、
転写電圧を印加するための電源の負荷を小さくすること
ができる。また、さらに摺接部材の抵抗は、感光体の暗
時抵抗よりも大きいことが好ましく、このような構成と
すると感光体上の摺接部材の近傍の静電潜像の電位が摺
接部材により低下することなく、摺接部材近傍において
も安定した画像を形成することができる。
のものであると、図7(b)に示すように、感光体1の
端部にピンホール1cがあっても上述したような問題は
生じない。
によれば、次のような作用効果が得られる。
と前記電極部との間に、これら両者と摺接する摺接部材
が介在される構成であると、この摺接部材の感光体との
摺接部および中間転写体の電極部との摺接部に、本来不
要なトナー(画像形成に必要ではないトナー)が溜ま
り、これを放置すると、摺接部材表面にトナーのフィル
ミングが生じて摺動抵抗が増加し、感光体および中間転
写体の駆動負荷が増大してしまうということが分かっ
た。
装置によれば、摺動部材が少なくとも中間転写体の電極
部の耐摩耗性よりも耐摩耗性の低い材料で構成されてい
るので、摺接部材の少なくとも電極部との摺接部表面が
削れ易くなり、結果として、上述したトナーのフィルミ
ングが生じ難くなる。
摺動抵抗の増加が抑制され、感光体および中間転写体の
駆動負荷の増大が抑制されることとなる。
求項1記載の画像形成装置において、さらに、前記摺接
部材は、前記感光体端部の耐摩耗性よりも耐摩耗性の低
い材料で構成されているので、摺接部材の感光体端部と
の摺接部表面も削れ易くなり、結果として、上述したト
ナーのフィルミングが生じ難くなる。
摺動抵抗の増加がさらに抑制され、感光体および中間転
写体の駆動負荷の増大がさらに抑制されることとなる。
求項1または2記載の画像形成装置において、前記摺接
部材は、フッ素含有樹脂で構成されているので、感光体
および中間転写体に対する摺接抵抗が低減する。
動負荷の低減が図られる。
求項1,2,または3記載の画像形成装置において、前
記摺接部材の帯電列が、前記トナー画像をなすトナーと
同極性であるので、摺接部材にトナーが付着し難くな
り、上述したトナーのフィルミングが一層生じ難くな
る。
摺動抵抗の増加が一層抑制され、感光体および中間転写
体の駆動負荷の増大が一層抑制されることとなる。
求項1,2,3,または4記載の画像形成装置におい
て、前記摺接部材の幅が前記電極部の幅よりも大きく構
成されているので、前述した放電電流の発生をより一層
確実に防止することができる。特に、中間転写体を中間
転写ベルトで構成した場合には、これが多少蛇行した
り、片寄ったりすることがあるが、このような場合に
も、摺接部材が感光体端部と中間転写体の電極部との間
に確実に介在することとなるので、前述した放電電流の
発生がより一層確実に防止されることとなる。
性の低い材料で構成されているので、その幅を前記電極
部の幅よりも大きく構成しても、感光体および中間転写
体の回転負荷が過度に増大してしまうという事態が生じ
ない。
求項5記載の画像形成装置において、前記摺接部材の前
記電極部からのはみ出し部分は、徐々に肉薄に形成され
ているので、摺接部材が中間転写体の抵抗層に対して過
度のストレスを与えるということがなくなる。
性の低い材料で構成されているので、前記はみ出し部分
が徐々に肉薄に形成されていることと相俟って、幅広の
摺接部材を設けることによる感光体および中間転写体の
回転負荷の増大をより一層効果的に低減させることがで
きる。
て図面を参照して説明する。
画像形成装置の第1の実施の形態を示す図で、(a)は
概略的な斜視図、(b)は図(a)におけるb−b部分
断面図である。
10aと、この導電層10a上に形成された感光層10
bとを有している。
この導電層21の上に形成された抵抗層22と、中間転
写体の端部の表面に露出し前記導電層21に転写電圧V
1を給電するための電極部23とを有している。この実
施の形態では、合成樹脂からなる絶縁性基体24の上に
前記導電層21が形成されており、この導電層21の上
に前記抵抗層22が形成されている。抵抗層22が中間
転写体20の一側縁部において帯状に除去され、あるい
は予め帯状に形成されないことによって導電層21が帯
状に露出しており、この露出部に電極部23が形成され
ている。なお、導電層21の帯状露出部自体によって電
極部を形成することも可能である。
には感光体10と接触し、この接触部T1が転写部(こ
の場合一次転写部)を形成する。一次転写部T1には、
中間転写体20の内方からゴム等の弾性体からなる一次
転写ローラ15が配置されているが、この一次転写ロー
ラ15は必ずしも設けなくてもかまわない。
電極部23には、電極ローラ37が接触するように配置
されており、この電極ローラ37および電極部23を介
して、導電層21に、一次転写電圧V1が印加されるよ
うになっている。
V2を印加する二次転写ローラ38が圧接され、この圧
接部が二次転写部T2を形成する。二次転写部T2に
は、中間転写体20の内方からバックアップローラ33
が配置されている。
くとも一方は、可撓性を有する薄肉円筒状あるいはベル
ト状に構成されている。
中間転写体20が回転駆動され、感光体10の感光層1
0bが帯電手段(図示せず)で一様に帯電させられた後
に露光手段(図示せず)で選択的に露光されて静電潜像
が形成される。次いで、静電潜像に現像手段(図示せ
ず)で現像剤であるトナーが付与されて可視像(トナー
像)となり、このトナー像が、一次転写部T1において
中間転写体20上に転写され、その後、二次転写部T2
において、この二次転写部T2に供給される用紙等の記
録媒体に転写される。
ない定着器を通過することによってトナー像が定着され
る。
光層10bにはピンホール10cが存在することがあ
り、このピンホール10cは図(b)に示すように感光
体10の端部に存在していることがある。
の構成が、上述したように、導電層21の上に抵抗層2
2が形成され、導電層21に転写電圧V1を給電するた
めの電極部23が中間転写体10の端部の表面に露出し
ている構成であると、何等の方策も講ぜられなければ、
電極部23からピンホール10cを介して感光体10の
導電層10aに流れる放電電流が生じ、転写電圧V1が
適正に印加されなくなって転写不良が生じることは前述
した通りである。
T1における感光体10の端部と電極部23との間に、
これら両者と摺接する絶縁材料からなる摺接部材50を
介在させてある。
が装置のフレームあるいは感光体10を保持するカート
リッジケース52に固定されている。したがって、この
摺接部材50は、感光体10および中間転写体20が回
転駆動されると、その一面50aが感光体10の端部と
摺接し、他面50bが中間転写体20の端部すなわち電
極部23と摺接することとなる。
50は、電極部23および感光体10端部の耐摩耗性よ
りも耐摩耗性の低い材料で構成してある。具体的には、
フッ素含有樹脂で構成する。また、その帯電列は、トナ
ーと同極性となるように構成してある。
ような作用効果が得られる。
10bの表面にトナー画像が形成される感光体10と、
この感光体表面との間で転写部T1を形成し、この転写
部T1において前記トナー画像が転写される中間転写体
20とを有しているので、感光体10表面に形成された
トナー画像が、転写部T1において中間転写体に転写さ
れる。
と、この導電層21の上に形成され前記画像が転写され
る抵抗層22とを有する複層構造となっているので、抵
抗層22は、例えば、導電性粒子を分散させた樹脂溶液
を塗布し、硬化、乾燥させることにより形成することが
可能となる。このように、樹脂を溶剤に溶解させた樹脂
溶液中に導電性粒子を分散させた場合、熱溶融させた樹
脂中に導電性粒子を混練した場合よりも導電性粒子の分
散性が良好となる。したがって、抵抗層22自体の抵抗
ムラを生じ難くすることができる。また、導電性粒子の
分散性が良好となるので、抵抗層22表面の局部的な突
起もほとんど生じなくすることができ、感光体10等と
の当接を安定させて転写不良を防止することが可能とな
る。
に形成されているため、電極部23によって導電層21
に転写電圧が供給されると、抵抗層22の裏側の電位が
略均一となり、転写領域全面に亙って略均一な転写電界
が形成されることとなる。
置によれば、転写部T1における電界にムラが生じ難く
なり、結果として、転写ムラの少ない良好な画像を形成
することが可能となる。
するための電極部23が、中間転写体20の端部の表面
に露出しているので、例えば図示のような電極ローラ3
7によって転写電圧V1を容易に導電層21に給電する
ことができる。
部と中間転写体20の電極部23との間に、これら両者
と摺接する絶縁材料からなる摺接部材50が介在されて
いるので、中間転写体20が上記構成となっているにも
拘らず、感光体10の端部にピンホール10cがあって
も、前述した放電電流が発生せず、したがって、転写不
良も生じなくなる。
よび感光体10端部には、本来不要なトナー(画像形成
に必要ではないトナー)が付着することがある。したが
って、転写部T1における感光体10端部と電極部23
との間に、これら両者と摺接する摺接部材50が介在さ
れる構成であると、この摺接部材50の感光体10との
摺接部および中間転写体の電極部23との摺接部に、本
来不要なトナーが溜まり、これを放置すると、摺接部材
50表面50a,50bにトナーのフィルミングが生じ
て摺動抵抗が増加し、感光体10および中間転写体20
の駆動負荷が増大してしまうこととなるが、この実施の
形態の画像形成装置によれば、摺動部材50が感光体1
0の端部および中間転写体20の電極部23の耐摩耗性
よりも耐摩耗性の低い材料で構成されているので、摺接
部材50の上記摺接部表面が削れ易くなり、結果とし
て、上述したトナーのフィルミングが生じ難くなる。
樹脂で構成されているので、感光体10および中間転写
体20に対する摺接抵抗が低減する。
20の駆動負荷の低減が図られる。
同極性となっているので、摺接部材50にトナーが付着
し難くなり、上述したトナーのフィルミングが一層生じ
難くなる。
摺動抵抗の増加が一層抑制され、感光体10および中間
転写体20の駆動負荷の増大が一層抑制されることとな
る。
画像形成装置の第2の実施の形態を示す図で、図1
(a)におけるb−b部分断面図に相当する図である。
同図において、前述した第1の実施の形態と同じ部分あ
るいは相当する部分には同じ符号を付してある。
施の形態と異なる点は、摺接部材50の幅W1が電極部
23の幅W2よりも大きく構成されている点にありその
他の点に変わりはない。
た第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
3の幅W2よりも大きく構成されているので、前述した
放電電流の発生をより確実に防止することができる。特
に、中間転写体20を中間転写ベルトで構成した場合に
は、これが多少蛇行したり、片寄ったりすることがある
が、このような場合にも、摺接部材50が感光体10端
部と中間転写体20の電極部23との間に確実に介在す
ることとなって、前述した放電電流の発生を確実に防止
することができる。
摩耗性の低い材料で構成されているので、その幅を電極
部23の幅よりも大きく構成しても、感光体10および
中間転写体20の回転負荷が過度に増大してしまうとい
う事態が生じない。
画像形成装置の第3の実施の形態を示す図で、図1
(a)におけるb−b部分断面図に相当する図である。
同図において、前述した第1の実施の形態と同じ部分あ
るいは相当する部分には同じ符号を付してある。
実施の形態と異なる点は、摺接部材50の幅W1が電極
部23の幅W2よりも大きく構成され、かつ摺接部材5
0の電極部23からのはみ出し部分53が徐々に肉薄に
形成されている点にありその他の点に変わりはない。
材50の幅W1が電極部23の幅W2よりも大きく構成
されているので、上述した第2の実施の形態と同様な作
用効果が得られる。
はみ出し部分53が徐々に肉薄に形成されているので、
摺接部材50が中間転写体20の抵抗層22に対して過
度のストレスを与えることがなくなる。
摩耗性の低い材料で構成されているので、前記はみ出し
部分53が徐々に肉薄に形成されていることと相俟っ
て、幅広の摺接部材50を設けることによる感光体10
および中間転写体20の回転負荷の増大をより一層効果
的に低減させることができる。
の形態を適用することのできる画像形成装置の一実施例
を示す模式図である。図4において、上述した実施の形
態と同様の部分あるいは相当する部分には同じ符号を付
してある。
マゼンタ、ブラックの4色のトナーによる現像器を用い
てフルカラー画像を形成することのできる装置である。
しない適宜の駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動
可能である。
って、帯電手段としての帯電ローラ11、現像手段とし
ての現像ローラ17(Y,C,M,K)、中間転写装置
30、およびクリーニング手段12が配置されている。
と、その表面に形成された感光層10bとを有してい
る。
当接して感光層10bを一様に帯電させることが可能で
ある(例えば−600V程度に帯電させることが可能で
ある)。一様に帯電した感光体10の外周面には、図示
しない露光ユニットによって所望の画像情報に応じた選
択的な露光Lがなされ、この露光Lによって感光体10
上に静電潜像が形成される。露光された部位すなわち静
電潜像が形成された部位の電位は、例えば−100V程
度となるようにすることができる。
「−」に帯電させられたトナーが付与されて現像され
る。
ーラ17Y、シアン用の現像ローラ17C、マゼンタ用
の現像ローラ17M、およびブラック用の現像ローラ1
7Kが設けられている。これら現像ローラ17Y,17
C,17M,17Kは、選択的に感光体10に当接し得
るようになっており、当接したとき、イエロー、シア
ン、マゼンタ、ブラックのうちのいずれかのトナーを感
光体10の表面に付与して感光体10上の静電潜像を現
像する。
体としての中間転写ベルト20上に転写される。
感光体10の外周面に残留し付着しているトナーを掻き
落とすクリーナブレード13と、このクリーナブレード
13によって掻き落とされたトナーを受ける受け部14
とを備えている。
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラの回りに張架された中間転写ベルト20とを有し
ている。
図示しない歯車が、感光体10の駆動用歯車(図示せ
ず)と噛み合っていることによって、感光体10と略同
一の周速で回転駆動され、したがって中間転写ベルト2
0が感光体10と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆
動され得る。
で中間転写ベルト20がそれ自身の張力によって感光体
10に圧接される位置に配置されていおり、感光体10
と中間転写ベルト20との圧接部において一次転写部T
1が形成されている。したがって、一次転写ローラ15
は設けられていない。従動ローラ35は、中間転写ベル
ト20の循環方向上流側において一次転写部T1の近く
に配置されている。
を介して電極ローラ37が配置されており、前述したよ
うに、この電極ローラ37を介して、中間転写ベルト2
0の導電層21に上記感光体10の帯電極性と逆極性の
転写電圧(一次転写電圧であり、例えば+500V程度
の電圧)V1が印加可能である。
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト20を
その張り方向に付勢している。
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ33には、中間転写ベルト20を介して二次転写ロー
ラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト20に対して
接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電
圧V2(一次転写電圧より大きな電圧であり例えば+1
000V程度の電圧)が印加される。
ためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39
は、中間転写ベルト20と接触してその外周面に残留し
付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39
aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とさ
れたトナーを受ける受け部39bとを備えている。この
ベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中
間転写ベルト20に対して接離可能である。
は、その絶縁性基体24をシート状の透明なPETで構
成し、その上にAL蒸着して導電層21を形成し、その
上に、ウレタンをベースとしフッ素微粒子および導電剤
としてのSnOを分散させた塗料を10〜100μm程
度の厚さで塗布して抵抗層22を形成したベルトの両端
を超音波融着で溶着して無端状に構成してある。抵抗層
22の表面抵抗は、108〜1015Ω/□程度、体積抵
抗率は107〜1014Ωcm程度とする。導電層21の
抵抗値は、10の6乗Ωcm以下とすることが望まし
い。なお、塗料は、ベルトの一側端縁部を帯状に残して
塗布することにより導電層21を帯状に露出させ、この
露出部で電極部23を形成し、この電極部23に電極ロ
ーラ37を接触させるようにしてある。
で、一次転写部T1において、感光体10上のトナー像
が中間転写ベルト20上に転写され、中間転写ベルト2
0上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等の記
録媒体Sに転写される。記録媒体Sは、図示しない給紙
装置から給送され、ゲートローラ対40によって所定の
タイミングで二次転写部T2に供給される。
ローラ11、およびクリーニング手段12は、図5に示
すように1つのカートリッジCとして構成されており、
そのカートリッジケース60の取付部61,62に摺接
部材50の両端部51,54が取り付けられて、摺接部
材50が張架されており、これによって摺接部材50が
感光体10端部と中間転写体20の電極部23との間に
確実に介在するように構成されている。
動は次の通りである。
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部に入力されると、
感光体10、現像ローラ17、および中間転写ベルト2
0が回転駆動される。
11によって一様に帯電される。
周面に、図示しない露光ユニットによって第1色目(例
えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光Lがな
され、イエロー用の静電潜像が形成される。
ばイエロー)用の現像ローラ17Yのみが接触し、これ
によって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えばイ
エロー)のトナー像が感光体10上に形成される。
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧V1が印加され、感
光体10上に形成されたトナー像が、一次転写部すなわ
ち、感光体10と中間転写ベルト20との圧接部T1に
おいて中間転写ベルト20上に転写される。このとき、
二次転写ローラ38およびベルトクリーナ39は、中間
転写ベルト20から離間している。
ーがクリーニング手段12によって除去された後、図示
しない除電手段からの除電光によって感光体10が除電
される。
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト20上において重ね合わされて中間
転写ベルト20上に形成される。
Sが供給され、記録媒体Sの先端が第2転写部T2に達
する直前にあるいは達した後に(要するに記録媒体S上
の所望の位置に、中間転写ベルト20上のトナー像が転
写されるタイミングで)二次転写ローラ38が中間転写
ベルト20に押圧されるとともに二次転写電圧V2が印
加され、中間転写ベルト20上のトナー像(基本的には
フルカラー画像)が記録媒体S上に転写される。また、
ベルトクリーナ39が中間転写ベルト20に当接し、二
次転写後に中間転写ベルト20上に残留しているトナー
が除去される。
を通過することによって記録媒体S上にトナー像が定着
し、その後、記録媒体Sが装置外に排出される。
体10に対して、中間転写ベルト20がローラ31,3
5間で圧接されるので、圧接部(一次転写部)T1にお
いて、中間転写ベルト20は、それ自体の張力によって
感光体10に圧接されることとなる。
転写ベルト20を感光体10に圧接させるための圧接ロ
ーラ(一次転写ローラ)を設けることなく、感光体10
上の可視像を中間転写ベルト20上に転写させることが
できる。
と、この導電層21の上に形成され、感光体10に圧接
される抵抗層22とを有する複層ベルトで構成されてい
るので、感光体10と中間転写ベルト20との圧接部
(すなわち一次転写部)T1の全領域に亙って、中間転
写ベルト20の抵抗層22の裏側の電位が略均一とな
り、結果としてトナーの散りの少ない転写が得られるこ
ととなる。
面抵抗のムラの影響を受け難くなり、一層濃度ムラが生
じ難くなる。しかも、感光体10と中間転写ベルト20
との圧接部(すなわち一次転写部)T1の全領域に亙っ
て、中間転写ベルト20の抵抗層21の裏側の電位が略
均一となるので、必要最小限の電圧での転写が可能とな
る。
ついて説明したが、本発明は上記の実施の形態および実
施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内
において適宜変形実施可能である。
置によっても、転写不良、および転写部における電界に
ムラが生じ難くなり、結果として、転写ムラの少ない良
好な画像を形成することが可能となる。また、転写電圧
を容易に給電することができる。しかも、感光体および
中間転写体の駆動負荷の増大が抑制されることとなる。
れば、感光体および中間転写体の駆動負荷の増大がさら
に抑制されることとなる。
光体および中間転写体の駆動負荷の低減が図られる。
光体および中間転写体の駆動負荷の増大が一層抑制され
ることとなる。
写不良を一層確実に防止することができる。しかも、感
光体および中間転写体の回転負荷が過度に増大してしま
うという事態が生じない。
接部材が中間転写体の抵抗層に対して過度のストレスを
与えるということがなくなる。しかも、感光体および中
間転写体の回転負荷の増大をより一層効果的に低減させ
ることができる。
を示す図で、(a)は概略的な斜視図、(b)は図
(a)におけるb−b部分断面図。
を示す図で、図1(a)におけるb−b部分断面図に相
当する図である。
を示す図で、図1(a)におけるb−b部分断面図に相
当する図。
用した画像形成装置の一実施例を示す模式図。
示す図。
は概略斜視図、(b)は図(a)におけるb−b部分断
面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 回転駆動され、導電層上に形成された感
光層の表面にトナー画像が形成される感光体と、同じく
回転駆動され、この感光体表面との間で転写部を形成
し、この転写部において前記トナー画像が転写される中
間転写体とを有する画像形成装置であって、 前記中間転写体が、導電層と、この導電層の上に形成さ
れ前記トナー画像が転写される抵抗層と、中間転写体の
端部の表面に露出し前記導電層に転写電圧を給電するた
めの電極部とを有しているとともに、 前記転写部における前記感光体端部と前記電極部との間
に、これら両者と摺接する絶縁材料からなる摺接部材が
介在されており、この摺接部材が前記電極部の耐摩耗性
よりも耐摩耗性の低い材料で構成されていることを特徴
とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記摺接部材は、前記感光体端部の耐摩
耗性よりも耐摩耗性の低い材料で構成されていることを
特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記摺接部材は、フッ素含有樹脂で構成
されていることを特徴とする請求項1または2記載の画
像形成装置。 - 【請求項4】 前記摺接部材の帯電列が、前記トナー画
像をなすトナーと同極性であることを特徴とする請求項
1,2,または3記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記摺接部材の幅が前記電極部の幅より
も大きく構成されていることを特徴とする請求項1,
2,3,または4記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記摺接部材の前記電極部からのはみ出
し部分は、徐々に肉薄に形成されていることを特徴とす
る請求項5記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10357998A JP3620565B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10357998A JP3620565B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11288178A true JPH11288178A (ja) | 1999-10-19 |
JP3620565B2 JP3620565B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=14357702
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10357998A Expired - Fee Related JP3620565B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3620565B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7113733B2 (en) * | 2002-12-06 | 2006-09-26 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus with moveable cleaning or transfer member |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10357998A patent/JP3620565B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7113733B2 (en) * | 2002-12-06 | 2006-09-26 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus with moveable cleaning or transfer member |
US7239835B2 (en) | 2002-12-06 | 2007-07-03 | Seiko Epson Corporation | Image forming apparatus with contact/separation mechanism |
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JP3620565B2 (ja) | 2005-02-16 |
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