JPH09266607A - 防水カバーのシール構造 - Google Patents

防水カバーのシール構造

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JPH09266607A
JPH09266607A JP8073967A JP7396796A JPH09266607A JP H09266607 A JPH09266607 A JP H09266607A JP 8073967 A JP8073967 A JP 8073967A JP 7396796 A JP7396796 A JP 7396796A JP H09266607 A JPH09266607 A JP H09266607A
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JP
Japan
Prior art keywords
waterproof cover
packing material
mounting frame
boss
seal structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP8073967A
Other languages
English (en)
Inventor
Yorihisa Kitagawa
順久 北川
Kazutoshi Takaku
和敏 高久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水カバーの軽量化、製作性の向上を計るこ
とができて、しかも雨水の侵入を確実に防止することが
できる防水カバーのシール構造を提供すること。 【解決手段】 電気機器等を雨水から保護する防水カバ
ー12を、前記電気機器等の取付枠11に取り付けたと
きに、外側に略U字状に折り曲げられた取付枠端部11
Aと前記防水カバー12裏面との間に介装された第1の
パッキン材13Aと、前記防水カバー12端部と前記取
付枠11の外表面との間に介装された第2のパッキン材
13Bとで液密性が確保されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外又は船舶など
に設置される電気機器等を雨水から保護する防水カバー
のシール構造に関する。詳細には防水カバーの軽量化、
製作性の向上を計ることができて、しかも雨水の侵入を
確実に防止することができる防水カバーのシール構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外又は船舶などに設置される電
気機器等を雨水から保護する防水カバーのシール構造と
しては、図4及び図5に示すものがある。このシール構
造は、防水カバー2を取り付けるための取付枠1の端部
1Aが外側に略L字状に折り曲げられている。また防水
カバー2裏面には板部材8が立設状態に溶接されてい
て、この板部材8と防水カバー2との間でパッキン材収
納部9が形成されている。また取付枠1の外表面上であ
って、前記防水カバー2端部が当接する位置よりも外側
位置には、ねじ込みボス4が配されており、このねじ込
みボス4に前記防水カバー2を押える押圧板7を介して
ボルト5が螺合することで、取付枠1に防水カバー2が
締め付け固定されて取り付けられている。
【0003】そして、この防水カバー2を取付枠1に取
り付けることで、防水カバー2裏面側の収納部9内に納
めたパッキン材3に、前記取付枠1の折曲部1Aが強く
押し当てられ、液密性が確保される構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の防水
カバーのシール構造にあっては、パッキン材収納部9を
構成する板部材8の防水カバー2裏面への溶接が、図5
に示すように、防水カバー2裏面側全周に渡って行われ
ており、しかもその溶接は均一に行われなければならな
いことから、当該防水カバーの製作には多大の労力を必
要としていた。
【0005】また板部材8は、本来防水カバー2裏面よ
り垂直に立設した状態に溶接すべきであるが、板部材8
を防水カバー2裏面側全周に渡って、しかも垂直に立設
した状態に溶接することはきわめて難しく、図4に点線
で示したように、板部材8が部分的に傾斜して溶接され
てしまうこともあった。
【0006】この場合には、板部材8と防水カバー2端
部とで形成されるパッキン材収納部9の形状が部分的に
変形することになり、このため、パッキン材3がパッキ
ン材収納部9内に収納できなかったり、あるいはパッキ
ン材収納部9を構成する板部材8及び防水カバー2とパ
ッキン材3との間には隙間が生じ、この隙間から雨水が
侵入することもあった。
【0007】また、板部材8を防水カバー2裏面に溶接
する時には歪みが発生しやすい。このため、板部材8や
防水カバー2には歪みが発生ない程度の厚みが必要とさ
れ、この結果、製作される防水カバー2の重量は重くな
っていた。
【0008】さらにこのシール構造は、ねじ込みボス4
及びこれに螺合するボルト5が外気に晒される構造とな
っているので、海洋などでの使用では、その部分が腐食
するという不具合もあった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、防水カバーの軽量化、製作性の向上を計る
ことができて、しかも雨水の侵入を確実に防止すること
ができる防水カバーのシール構造を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電気機器等を雨水から保護する防水カバ
ーを、前記電気機器等の取付枠に取り付けたときに、外
側に略U字状に折り曲げられた取付枠端部と前記防水カ
バー裏面との間に介装された第1のパッキン材と、前記
防水カバー端部と前記取付枠の外表面との間に介装され
た第2のパッキン材とで液密性が確保されていることを
特徴とする防水カバーのシール構造をその要旨とした。
【0011】請求項2記載の発明は、取付枠の外表面上
であって、前記第1のパッキン材と第2のパッキン材と
の間に、ねじ込みボスが配されており、このねじ込みボ
スに防水カバーを貫通してボルトが螺合することで、取
付枠に防水カバーが取り付けられていることを特徴とす
る防水カバーのシール構造をその要旨とした。
【0012】請求項3記載の発明は、ボルトが、シール
ワッシャーを介して前記防水カバーを貫通し、前記ねじ
込みボスに螺合していることを特徴とする防水カバーの
シール構造をその要旨とした。
【0013】請求項4記載の発明は、取付枠の外表面上
であって、前記第2のパッキン材の外側位置に、ねじ込
みボスが配されており、このねじ込みボスに前記防水カ
バーを押える押圧板を介してボルトが螺合することで、
取付枠に防水カバーが取り付けられていることを特徴と
する防水カバーのシール構造をその要旨とした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防水カバーのシー
ル構造(以下シール構造という)の実施の形態を詳しく
説明する。本発明の防水カバーは、屋外、例えば建造物
の外壁や支柱、船舶、運搬車両、作業機械などの水に濡
れやすい箇所に設置される電気機器等を雨水から保護す
るものである。
【0015】図1及び図2に示すように、防水カバー1
2はパレット形をなしており、その裏面には平板状に成
形された第1のパッキン材13Aが接着されている。ま
た防水カバー12の先端部には、全周に渡って溝形に設
けた第2のパッキン材13Aが嵌め込まれている。また
防水カバー12の折曲部分近傍には、後述するボルト1
5が貫通する孔が形成されている。
【0016】防水カバー12を取り付ける取付枠11
は、電気機器等と一体的に、または電気機器等を取り囲
むように別体に設けた枠であり、電気機器の種類や大き
さ、形状に応じた形態に設けられている。図1及び図2
に示す取付枠11は四角状をなしており、その端部11
Aは外側に略U字状に折り曲げられている。
【0017】この取付枠11の外表面上であって、前記
第1のパッキン材13Aと第2のパッキン材13Bとの
間には、ねじ込みボス14が溶接16によって固定され
ており、このねじ込みボス14に防水カバー12を貫通
して六角ボルト15が螺合することで、防水カバー12
が取付枠11に締め付け固定されて取り付けられてい
る。
【0018】このようにして、取付枠11に防水カバー
12を取り付けたとき、外側に略U字状に折り曲げられ
た取付枠11の端部11Aと、前記防水カバー12裏面
との間には第1のパッキン材13Aが介装され、前記防
水カバー12端部と前記取付枠11の外表面との間には
第2のパッキン材13Bが介装されることになる。防水
カバー12内部への水の侵入は、これら第1のパッキン
材13Aと第2のパッキン材13Bとによって阻止さ
れ、ここに高度な液密性が確保されることになる。
【0019】尚、この態様の場合、ねじ込みボス14及
びこれに螺合するボルト15が、前記第1のパッキン材
13Aと第2のパッキン材13Bとの間に配される構造
となっていることから、外気に晒されることがなく、海
洋などでの使用でも、その部分が腐食するという不具合
が生じることもない。
【0020】またボルト15は、シールワッシャー18
を介して前記防水カバー12を貫通し、前記ねじ込みボ
ス15に螺合されており、液密化のさらなる向上が計ら
れている。
【0021】尚、図1及び図2に示す態様では、第1の
パッキン材13Aは、防水カバー12裏面に接着した
が、これに限らず取付枠11の略U字状に折り曲げた端
部11Aに接着しても良い。
【0022】図3に示す態様は、取付枠11の外表面上
であって、前記第2のパッキン材13Bの外側位置に、
ねじ込みボス14が溶接16によって固定されており、
このねじ込みボス14に前記防水カバー12を押える押
圧板17を介して六角ボルト15が螺合することで、取
付枠11に防水カバー12が取り付けられている。
【0023】この態様の場合、第1のパッキン材13A
と第2のパッキン材13Bとの間には、ボルト孔もな
く、完全な液密構造となるので、より効果的な雨水の侵
入防止を計ることができる。
【0024】尚、本発明の第1のパッキン材13A及び
第2のパッキン材13Bの素材、形状、大きさは任意で
あり、電気機器の種類や用途、大きさや形状、あるいは
設置場所に応じて適宜決定すればよい。
【0025】尚、取付枠の外表面上であって、前記第1
のパッキン材と第2のパッキン材との間にボルトを溶接
によって立設固定し、この取付枠の外表面上に防水カバ
ーを配置したときに、ボルトの先端が防水カバーを貫通
して防水カバーの外表面側に突出するようにしておき、
このボルトに袋ナットを螺合させることで、防水カバー
を取付枠に締め付け固定して取り付るようにすることも
できる。
【0026】尚、図面に示した第2パッキン材は、防水
カバー先端部の全周に渡って嵌め込まれる溝形のもので
あるが、例えば第1のパッキン材と同じく平板状に成形
したものを用い、これを取付枠外表面の防水カバー先端
が当接する位置に接着して防水カバー端部と前記取付枠
の外表面との間に介装させるようにすることもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明のシール構造にあっては、防水カ
バーを電気機器等の取付枠に取り付けたときに、外側に
略U字状に折り曲げられた取付枠端部と前記防水カバー
裏面との間に介装された第1のパッキン材と、前記防水
カバー端部と前記取付枠の外表面との間に介装された第
2のパッキン材とで液密性が確保されるようになってい
るので、雨水の侵入を確実に防止することができる。
【0028】またこのシール構造は、防水カバーに溶接
する部分がまったくないので、当該防水カバーの製作も
容易であり、その分防水カバーの厚みも薄くでき、軽量
化を計ることができる。
【0029】さらにこのシール構造は、防水カバー端部
と取付枠の外表面との間に第2のパッキン材が介装され
るので、防水カバーを取付枠に取り付けたときに、取付
枠に傷が付くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール構造を示した要部拡大図。
【図2】本発明の防水カバーを示した斜視図。
【図3】本発明のシール構造の別の態様を示した要部拡
大図。
【図4】従来のシール構造を示した要部拡大図。
【図5】従来の防水カバーを示した斜視図。
【符号の説明】
11 ・・・取付枠 11A・・・取付枠端部(折曲部) 12 ・・・防水カバー 13A・・・第1のパッキン材 13B・・・第2のパッキン材 14 ・・・ねじ込みボス 15 ・・・六角ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器等を雨水から保護する防水カバ
    ーを、前記電気機器等の取付枠に取り付けたときに、外
    側に略U字状に折り曲げられた取付枠端部と前記防水カ
    バー裏面との間に介装された第1のパッキン材と、前記
    防水カバー端部と前記取付枠の外表面との間に介装され
    た第2のパッキン材とで液密性が確保されていることを
    特徴とする防水カバーのシール構造。
  2. 【請求項2】 前記取付枠の外表面上であって、前記第
    1のパッキン材と第2のパッキン材との間に、ねじ込み
    ボスが配されており、このねじ込みボスに防水カバーを
    貫通してボルトが螺合することで、取付枠に防水カバー
    が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の
    防水カバーのシール構造。
  3. 【請求項3】 前記ボルトが、シールワッシャーを介し
    て前記防水カバーを貫通し、前記ねじ込みボスに螺合し
    ていることを特徴とする請求項2記載の防水カバーのシ
    ール構造。
  4. 【請求項4】 前記取付枠の外表面上であって、前記第
    2のパッキン材の外側位置に、ねじ込みボスが配されて
    おり、このねじ込みボスに前記防水カバーを押える押圧
    板を介してボルトが螺合することで、取付枠に防水カバ
    ーが取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
    の防水カバーのシール構造。
JP8073967A 1996-03-28 1996-03-28 防水カバーのシール構造 Pending JPH09266607A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014000699A1 (zh) * 2012-06-30 2014-01-03 华为技术有限公司 室外拼装机柜及其安装方法
JP2014036454A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Nitto Kogyo Co Ltd 電気機器収納用箱
JP2016103498A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 日東工業株式会社 電気機器収納用箱
CN109921312A (zh) * 2019-03-20 2019-06-21 四川省汇电送变电工程有限公司 一种轨道交通高压电缆头预制舱式电配箱
CN112203449A (zh) * 2020-11-02 2021-01-08 苏州江南航天机电工业有限公司 一种信号控制盒结构

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