JPH09265787A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

Info

Publication number
JPH09265787A
JPH09265787A JP7450496A JP7450496A JPH09265787A JP H09265787 A JPH09265787 A JP H09265787A JP 7450496 A JP7450496 A JP 7450496A JP 7450496 A JP7450496 A JP 7450496A JP H09265787 A JPH09265787 A JP H09265787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
write
erasing
memory cell
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7450496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2924774B2 (ja
Inventor
Mariko Takahashi
真理子 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7450496A priority Critical patent/JP2924774B2/ja
Priority to US08/826,047 priority patent/US5768189A/en
Publication of JPH09265787A publication Critical patent/JPH09265787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2924774B2 publication Critical patent/JP2924774B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】書込み動作時、温度変化に対する書込み時間,
書込み速度の変化量を低減して安定した書込み特性が得
られるようにする。 【解決手段】書込み用ドレイン電圧発生回路7の基準電
圧発生部71を、抵抗R1の活性化エネルギーEoを
0.2eV、抵抗R2を0.1eVとして温度変化に対
して正の温度特性をもつ基準電圧Vraを発生する回路
とする。この基準電圧Vraと対応する電圧レベルの書
込み用ドレイン電圧パルス信号Pvdを選択されたメモ
リセルトランジスタのドレインに印加する。メモリセル
トランジスタに供給される高温時のドレイン電流を増大
させ、書込み時間の温度変化に対する変化量を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性半導体記憶
装置に関し、特に、電気的に書込み,書換え,消去可能
な不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的にデータの書込みあるいは書換え
(以下、単に書込みという)及び消去が可能な不揮発性
半導体記憶装置においては、通常、メモリセルを形成す
る電界効果トランジスタ(以下、メモリセルトランジス
タという)のしきい値電圧を電気的に変化させて、デー
タの書込み,消去を行う。このようなメモリセルトラン
ジスタの代表的な例として、フローティングゲートを有
する電界効果トランジスタが上げられる。
【0003】フローティングゲートを有する電界効果ト
ランジスタをメモリセルトランジスタとする一般的な不
揮発性半導体記憶装置の一例を図7に示す。なお、図7
には、データの読出しに関す回路は省略されており、以
下、データの書込み,消去を主体に説明する。
【0004】この不揮発性半導体記憶装置は、メモリセ
ルトランジスタを複数のブロックに分割し、この分割さ
れたブロック単位でそのブロック内のメモリセルトラン
ジスタのデータを一括消去するように構成されている。
【0005】各ブロックには、メモリセルトランジスタ
M11〜Mmnを複数行(m行),複数列(n列)に配
置したメモリセルアレイ1と、メモリセルトランジスタ
の複数行それぞれと対応して設けられ対応する行のメモ
リセルトランジスタのコントロールゲートと接続する複
数のワード線WL1〜WLmと、メモリセルトランジス
タの複数列それぞれと対応して設けられ対応する列のメ
モリセルトランジスタのドレインと接続する複数のディ
ジット線DL1〜DLnと、書込み制御信号WEが活性
レベルの書込み動作時には行アドレス信号ADrに従っ
て複数のワード線WL1〜WLmのうちの1本を選択し
て書込み用の電圧を供給し消去制御信号ERが活性レベ
ルの消去動作時には複数のワード線WL1〜WLm全て
を接地電位レベルとする行選択回路2と、消去動作時に
は複数のディジット線DL1〜DLn全てを解放状態と
して消去動作時以外(書込み動作時,読出し動作時等)
には列アドレス信号ADcに従って複数のディジット線
DL1〜DLnのうちの1本を選択する列デコーダ3及
び列選択回路4と、消去動作時(ERaが活性レベル)
のブロック選択信号(BS1等)が活性化レベルのとき
にはメモリセルトランジスタM11〜Mmn全てのソー
スに消去用ソース電圧Vsxを供給し消去動作時以外で
はメモリセルトランジスタM11〜Mmn全てのソース
を接地電位レベル(0V)とする消去用ソース電圧生成
回路9xとが含まれている。
【0006】この不揮発性半導体記憶装置のこれらブロ
ック以外の部分は、書込み動作時に活性レベルとなる書
込み制御信号WEa〜WEcに従って書込み用ドレイン
電圧VDxを生成する書込み用ドレイン電圧生成回路7
xと、書込み用ドレイン電圧VDxを書込みデータ信号
WDSのレベルに応じて加工し書込み用ドレイン電圧パ
ルス信号Pvdxとして出力する書込み回路8と、ブロ
ックアドレス信号ADbに従って複数のブロックのうち
の1つを選択し、選択されたブロックの列デコーダ3及
び列選択回路4で選択されたディジット線に書込み回路
8で加工された書込み用ドレイン電圧パルス信号Pxd
xを供給するブロックデコーダ5及びブロック選択回路
6とを含む構成となっている。
【0007】次に、この不揮発性半導体記憶装置の各部
の詳細な回路構成等について説明する。
【0008】メモリセルトランジスタM11〜Mmn
は、例えば図8に示すように、P型シリコンの基板10
にソース11及びドレインが形成され、これらソース1
1及びドレイン間のチャネル上に、絶縁膜15を介し
て、フローティングゲート14及びコントロールゲート
13が順次形成されたスタックゲート型となっている。
【0009】書込み動作時には、コントロールゲート1
3に書込み・消去用電源電圧Vpp(例えば12V程
度)を、ドレイン12に書込み用ドレイン電圧(例えば
6〜7V程度)をそれぞれ印加し、ソース11を接地電
位(0V)としてソース・ドレイン間の高電界によって
ドレイン12近傍のチャネル部分にホットエレクトロン
を発生させ、このホットエレクトロンをコントロールゲ
ート13に印加された高電圧によってフローティングゲ
ート14に注入する。この結果、メモリセルトランジス
タのしきい値電圧は上昇する。このときのしきい値電圧
を読出し動作時のコントロールゲート13の電圧(例え
ば5V)より高くしておけば(例えば7V)、読出し動
作時、メモリセルトランジスタは非導通状態となり、一
方書込み前や初期状態、消去状態では、しきい値電圧が
低い(例えば3V)ため導通状態にあり、これらを区別
することができる。
【0010】また、消去動作時には、コントロールゲー
ト13を接地電位とし、ドレイン12を開放状態とし、
ソース11に書込み・消去用電源電圧Vppとほぼ同一
レベルのソース電圧Vsxを印加してコントロールゲー
ト・ソース間に高電界を発生させ、フローティングゲー
ト14に蓄積されていた電子をソース11に引き抜き
(F−Nトンネリング現象)、しきい値電圧を低くする
(例えば3V程度に)。
【0011】書込み用ドレイン電圧生成回路7xは、一
端に書込み・消去用電源電圧Vppを受け多結晶シリコ
ンで形成された抵抗R1x、及び一端をこの抵抗R1x
の他端と接続し他端を接地電位点と接続し多結晶シリコ
ンで形成された抵抗R2xから成りこれら抵抗R1x,
R2xの接続点から基準電圧Vrxを出力する基準電圧
発生部71xと、ソースに書込み・消去用電源電圧Vp
pを受けゲートに書込み制御信号WEaを受けるPチャ
ネル型のトランジスタQ71と、ドレインをこのトラン
ジスタQ71のドレインと接続しゲートに基準電圧Vr
xを受けるNチャネル型のトランジスタQ72と、ドレ
インをトランジスタQ72のソースと接続しゲートに書
込み制御信号WEbを受けソースを接地電位点と接続す
るNチャネル型のトランジスタQ73と、ドレインに電
源電位Vccを受けゲートに書込み制御信号WEcを受
けソースをトランジスタQ72,Q73の接続点と接続
してこのソースから書込み用ドレイン電圧VDxを出力
するNチャネルディプレッション型のトランジスタQ7
4とを備えた構成となっている。
【0012】ここで、抵抗R1x,R2xは同一の温度
係数をもつように形成され、従って基準電圧Vrxは温
度変化に対して一定の電圧となっている。
【0013】書込み回路8は、ソースを接地電位点と接
続しゲートに、書込みデータのレベルに応じて活性レベ
ルとなりかつこの活性レベルの期間により書込み時間を
設定する書込みデータ信号WDSをNチャネルディプレ
ッション型のトランジスタQ85を通して受けるNチャ
ネル型のトランジスタQ81と、ソースに書込み用ドレ
イン電圧VDxを受けゲートに書込みデータ信号WDS
をトランジスタQ85を通して受けドレインをトランジ
スタQ81のドレインと接続するPチャネル型のトラン
ジスタQ82と、ソースに書込み用ドレイン電圧VDx
を受けゲートをトランジスタQ81,Q82のドレイン
と接続しドレインをトランジスタQ81,Q82のゲー
トと接続するPチャネル型のトランジスタQ83と、ド
レインに書込み・消去用電源電圧Vppを受けゲートに
書込みデータ信号WDSを受けソースから書込み用ドレ
イン電圧パルス信号Pxdxを出力するNチャネル型の
トランジスタQ84とを備えた構成となっている。
【0014】ブロック選択回路6は、複数のブロックそ
れぞれと対応して設けられ、ゲートにブロックデコーダ
5からの対応するブロック選択信号(B1〜Bk)を受
け各ブロックの列選択回路4と書込み回路8との間を選
択,接続制御するNチャネル型のトランジスタQ61〜
Q6kを含んで構成され、列選択回路4は、ディジット
線DL1〜DLnそれぞれと対応して設けられ、ゲート
に列デコーダ3からの対応する列選択信号(Y1〜Y
n)を受けるNチャネル型のトランジスタQ41〜Q4
nを備え、列選択信号Y1〜Ynに従って1本のディジ
ット線を選択しブロック選択回路6の対応するトランジ
スタ(例えばQ61)に接続する。
【0015】消去用ソース電圧生成回路9xは、消去制
御信号ERaとブロック選択信号BS1とのAND処理
を行うAND回路G91と、このAND回路G91の出
力信号をレベル反転するインバータIV91と、ソー
ス,ドレインのうちの一方にAND回路G91の出力信
号を受けゲートを接地電位点と接続するNチャネルディ
プレッション型のトランジスタQ91と、ソースを接地
電位点と接続しゲートをトランジスタQ91のソース,
ドレインのうちの他方と接続するNチャネル型のトラン
ジスタQ92と、ソースに書込み・消去用電源電圧Vp
pを受けゲートをトランジスタQ92のゲートと接続し
ドレインをトランジスタQ92のドレインと接続するP
チャネル型のトランジスタQ93と、ソースに書込み・
消去用電源電圧Vppを受けゲートをトランジスタQ9
2,Q93のドレインと接続しドレインをトラジスタQ
92,Q93のゲートと接続するPチャネル型のトラン
ジスタQ94と、ソースを接地電位点と接続しゲートに
インバータIV91の出力信号を受けドレインをメモリ
セルトランジスタM11〜Mmnのソースと接続するN
チャネル型のトランジスタQ95と、ソースに書込み・
消去用電源電圧Vppを受けゲートをトランジスタQ9
2,Q93のドレインと接続しドレインをトランジスタ
Q95のドレインと接続するPチャネル型のトランジス
タQ96とを備えた構成となっている。
【0016】次に、この不揮発性半導体記憶装置の動作
について説明する。
【0017】まず、書込み動作について説明する。この
場合、書込み制御信号WE,WEa〜WEcは活性レベ
ル、消去制御信号ER,ERaは非活性レベル、書込み
データ信号WDSは通常の低レベルから、書込みデータ
のレベルに応じて所定の期間だけ高レベルとなり、ま
た、ブロックデコーダ5によってブロック選択回路6の
トランジスタQ61が導通しているものとする(このと
きブロック選択信号BS1も活性レベルとなる)。
【0018】書込み制御信号WEa〜WEcの活性レベ
ルは、WEa,WEcが低レベル、WEbが高レベルで
あり、従ってトランジスタQ71,Q73,Q74は導
通状態となり、トランジスタQ72はそのソースがトラ
ンジスタQ73によって接地電位方向に引っぱられるの
で、このトランジスタQ72も導通状態となる。ただ
し、トランジスタQ73の導通抵抗は極めて大きく設定
されており、書込み用ドレイン電圧VDxは VDx=Vrx−Vt72 に設定される。ここでVt72は、トランジスタQ72
のバックゲートバイアス効果を加味したしきい値電圧で
ある(以下、同様に表示する)。なお、基準電圧Vrx
は、抵抗R1x,R2xの抵抗値を記号と同じR1x,
R2xとすると、 Vrx=Vpp・R2x/(R1x+R2x) である。
【0019】この書込み用ドレイン電圧VDxは書込み
回路8に供給され、書込みデータ信号WDSが低レベル
の期間ではトランジスタQ81,Q83,Q84が非道
通となるので書込み用ドレイン電圧VDxの伝達が抑え
られ、高レベルの期間だけトランジスタQ81,Q8
3,Q84が導通し、かつトランジスタQ84のゲート
にはトランジスタQ83を通して書込み用ドレイン電圧
VDxが供給されるので、そのソースから、(VDx−
Vt84)のレベルの書込み用ドレイン電圧パルス信号
Pvdxが出力される。
【0020】この書込み用ドレイン電圧パルス信号Px
dxは、ブロック選択回路6のトランジスタQ61を通
り、列デコーダ5によって導通状態となっている列選択
回路4のトランジスタ(例えばQ41)を通って1本の
ディジット線(例えばDL1)に供給される。
【0021】一方、行選択回路2は、行アドレス信号A
Drに従って1本のワード線(例えばWL1)を選択し
て書込み用のワード線の電圧、例えば書込み・消去用電
源電圧Vppを供給する。
【0022】また、消去用ソース電圧生成回路9xは、
消去制御信号ERaが非活性レベル(低レベル)である
ので、AND回路G91の出力は低レベル、インバータ
IV91の出力は高レベルとなって、トランジスタQ9
3,Q95を導通させ、トランジスタQ92,Q94,
Q96を非導通としてメモリセルトランジスタM11〜
Mmnのソースを接地電位とする。
【0023】こうして1つのメモリセルトランジスタ
(M11)が選択されてそのコントロールゲートに書込
み・消去用電源電圧Vppが、ドレインには書込み用ド
レイン電圧パルス信号Pxdxがそれぞれ印加され、ま
たソースは接地されてこのメモリセルトランジスタ(M
11)に対するデータの書込みが行なわれる。このメモ
リセルトランジスタ(M11)に対するデータの書込み
時間は書込み用ドレイン電圧パルス信号Pxdxのパル
ス幅により決まり、そのパルス幅は、メモリセルトラン
ジスタのしきい値電圧が、初期状態,消去状態の値(読
出し動作時に導通状態の例えば3V)から書込み状態の
値(読出し動作時に非導通状態の例えば7V)へと変化
するまでの時間に設定される。またこのときの書込み用
ドレイン電圧パルス信号Pvdxの電圧Vpdxは、こ
れまでの説明から Vpdx=Vpp・R2x/(R1x+R2x)−Vt
72−Vt84 となる。なお、この電圧Vpdxが選択されたメモリセ
ルトランジスタのドレインに供給されるまでの経路に
は、多少の回路抵抗も含まれるので、このドレインに印
加される実際の電圧は上記電圧Vpdxより多少低くな
る。
【0024】次に消去動作について説明する。
【0025】この場合、消去制御信号ERが活性レベル
となり、列デコーダ3によって列選択回路4のトランジ
スタQ41〜Q4n全てを非導通としてメモリセルトラ
ンジスタM11〜Mmn全てのドレインを開放状態と
し、行選択回路2によってメモリセルトランジスタM1
1〜Mmn全てのコントロールゲートを接地電位レベル
とする。また、消去単位の各ブロックのうちの選択され
たブロックと対応するブロック選択信号(例えばBS
1)及び消去制御信号ERaが活性レベル(高レベル)
となり、AND回路G91の出力は高レベル、インバー
タIV91の出力は低レベルとなるので、トランジスタ
Q92,Q94,Q96が導通し、トランジスタQ9
3,Q95が非導通となり、メモリセルトランジスタM
11〜Mmn全てのソースに書込み・消去用電源電圧V
ppのレベルの消去用ソース電圧Vsxが供給される。
【0026】こうして、メモリセルトランジスタM11
〜Mmn全てのソース・コントロールゲート間に高電圧
が印加され、フローティングゲートの電子が引き抜かれ
てそのしきい値電圧が低下する。メモリセルトランジス
タM11〜MmnにVppレベルの消去用ソース電圧V
sxが印加されている時間は、消去制御信号ERaが活
性レベルにある期間で決まり、その期間は、メモリセル
トランジスタのしきい値電圧が、書込み状態の値(例え
ば7V)から初期状態,消去状態の値(例えば3V)へ
と変化するまでの時間に設定される。
【0027】なお、消去動作時には当然書込み制御信号
WE,WEa〜WEc等は非活性レベル、書込みデータ
信号WDSは常に低レベルとなっており、書込み用ドレ
イン電圧VDxは電源電圧Vccレベル、トランジスタ
Q84は非導通となっている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】この従来の不揮発性半
導体記憶装置では、書込み動作時、基準電圧発生部71
xで発生した温度変化に対して一定レベルの基準電圧V
rxから、トランジスタQ72のしきい値電圧Vt72
だけ低い書込み用ドレイン電圧VDxを生成し、この書
込み用ドレイン電圧VDxを書込みデータ信号WDSに
よって加工すると共にその電圧レベルを更にトランジス
タQ84のしきい値電圧Vt84だけ低くした書込み用
ドレイン電圧パルス信号Pvdxとしてブロック選択回
路6及び列選択回路4のトランジスタ(Q61,Q41
等)を通してメモリセルトランジスタのドレインに印加
する構成となっており、トランジスタQ72,Q84の
しきい値電圧Vt72,Vt84は温度変化に対して殆
んど変化ないため、メモリセルトランジスタのドレイン
に印加される電圧Vpdxは温度変化に対してほぼ一定
となるものの、高温になるに従ってメモリセルトランジ
スタと直列接続しているトランジスタ(Q84,Q61
〜Q6k,Q41〜Q4n)の伝達コンダクタンスが低
下し、書込み用ドレイン電圧パルス信号Pvdxによる
メモリセルトランジスタのドレインから流れ込む電流量
が減少し、メモリセルトランジスタのしきい値電圧を初
期状態,消去状態の値から書込み状態の値へと変化させ
る時間が長くなり、すなわち書込み速度が遅くなり、書
込み用ドレイン電圧パルス信号Pvdxのパルス幅の期
間内に書込み状態のしきい値電圧まで到達しないことも
あり、これを解決するためにパルス幅を広げると書込み
動作速度が低下するという問題点がある。この書込み時
間の温度に対する変化は、図9に示すように、温度0℃
から100℃の間で、3.5倍程度になる例もある。
【0029】また、消去動作時には、温度変化に対して
一定の書込み・消去用電源電圧Vppが所定の期間、メ
モリセルトラジスタのソースに消去用ソース電圧Vsx
として印加される構成となっており、この消去動作時に
はメモリセルトランジスタに、高温になるに従って、書
込み状態のしきい値電圧の値から初期状態,消去状態の
しきい値電圧の値へと変化させる消去時間が短かくな
り、すなわち消去速度が速くなり、過剰消去状態のもの
が発生する危険性があり、これを解消しようとして消去
用ソース電圧Vsxの印加期間を短かくすると低温にお
いて消去不足が発生するという問題点があった。この消
去時間の温度に対する変化は、図10に示すように、温
度0℃から100℃の間で2倍程度である。
【0030】本発明の目的は、書込み動作時、書込み動
作速度を低下させることなく温度変化に対する書込み時
間,書込み速度の変化量を抑えて安定した書込み特性を
得ることができ、また、消去動作時、温度変化に対する
消去時間,消去速度の変化量を抑えて安定した消去特性
を得ることができ不揮発性半導体記憶装置を提供するこ
とにある、
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、電気的にしきい値電圧を変化させてデータ
の書込み,消去を行うメモリセルトランジスタを複数
行,複数列に配置したメモリセルアレイと、前記メモリ
セルトランジスタの複数列それぞれと対応して設けられ
対応する列のメモリセルトランジスタのドレインと接続
する複数のディジット線と、書込み動作時に前記複数の
ディジット線のうちの所定のディジット線を選択する列
選択手段と、所定のレベルの電源電圧から基準電圧を発
生する基準電圧発生部を含み前記基準電圧と対応する電
圧レベルで所定のパルス幅をもつ書込み用ドレイン電圧
パルス信号を発生して前記列選択手段で選択されたディ
ジット線に供給する書込み用ドレイン電圧供給手段と、
消去動作時に消去用ソース電圧を発生して前記メモリセ
ルアレイの全てのメモリセルトランジスタのソースに供
給する消去用ソース電圧発生手段とを有する不揮発性半
導体記憶装置において、前記書込み用ドレイン電圧供給
手段を、書込み動作時に所定の温度特性をもつ電圧レベ
ルの前記書込み用ドレイン電圧パルス信号を発生する回
路とし、書込み動作時の前記メモリセルトランジスタの
初期状態,消去状態のときのしきい値電圧から書込み状
態のときのしきい値電圧へと変化するまでの時間の温度
変化に対する変化量を低減するようにして構成される。
また、書込み用ドレイン電圧パルス信号の電圧レベルの
温度特性を、温度変化に対して正の温度係数をもつよう
にして構成される。
【0031】また、書込み用ドレイン電圧供給手段に含
まれる基準電圧発生部を、一端に所定のレベルの電源電
圧を受け第1の温度特性をもつ第1の抵抗値の第1の抵
抗と、一端をこの第1の抵抗の他端と接続し他端を接地
電位点と接続し前記第1の温度特性とは異なる第2の温
度特性をもつ第2の抵抗値の第2の抵抗とを備え、前記
第1及び第2の抵抗の接続点から所定の温度特性をもつ
基準電圧を発生する回路として構成され、更に、基準電
圧発生部の第1及び第2の抵抗を、互いに異なる活性化
エネルギーをもちかつ所定の抵抗値をもつように形成
し、互いに異なる温度特性及び所定の抵抗値をもつ抵抗
として構成される。
【0032】また、消去用ソース電圧発生手段を、消去
動作時に所定の温度特性をもつ電圧レベルの消去用ソー
ス電圧を発生する回路とし、消去動作時のメモリセルト
ランジスタの書込み状態のときのしきい値電圧から初期
状態,消去状態のときのしきい値電圧へと変化するまで
の時間の温度変化に対する変化量を低減するようにして
構成され、更に、消去用ソース電圧の電圧レベルの温度
特性を、温度変化に対して負の温度係数をもつようにし
て構成される。
【0033】また、消去用ソース電圧発生手段に、一端
に所定のレベルの電源電圧を受け第3の温度特性をもつ
第3の抵抗と、一端をこの第3の抵抗の他端と接続し他
端を接地電位点と接続し前記第3の温度特性とは異なる
第4の温度特性をもつ第4の抵抗値の第4の抵抗とを備
え、前記第3及び第4の抵抗の接続点から消去用の基準
電圧を発生する消去用基準電位発生部を設け、前記消去
用の基準電圧と対応する電圧レベルの消去用ソース電圧
を発生するようにして構成され、更に、消去用基準電圧
発生部の第3及び第4の抵抗を、互いに異なる活性化エ
ネルギーをもちかつ所定の抵抗値をもつように形成し、
互いに異なる温度特性及び所定の抵抗値をもつ抵抗とし
て構成される。
【0034】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0035】図1は本発明の第1の実施の形態を示す回
路図である。
【0036】この実施の形態が図7に示された従来の不
揮発性半導体記憶装置と相違する点は、書込み用ドレイ
ン電圧生成回路7xを、その内部の基準電圧発生部71
xに代えて、一端に書込み・消去用電源電圧Vppを受
け第1の温度特性をもつ第1の抵抗値の第1の抵抗R1
と、一端をこの抵抗R1の他端と接続し他端を接地電位
点と接続し第1の温度特性とは異なる第2の温度特性を
もつ第2の抵抗R2とを備え、これら抵抗R1,R2の
接続点から温度変化に対して正の温度係数をもつ基準電
圧Vraを発生する基準電圧発生部71を設けて書込み
用ドレイン電圧生成回路7とし、書込み動作時のメモリ
セルトランジスタ(M11〜Mmn)の初期状態,消去
状態のときのしきい値電圧から書込み状態のときのしき
い値電圧へと変化するまでの書込み時間(以下、単に書
込み時間という)の温度変化に対する変化量を低減する
(抑える)ようにした点にある。
【0037】抵抗R1,R2の温度特性及び抵抗値は、
図2に示すように、温度特性が共に負の係数でかつ抵抗
R1の方が抵抗R2に比べて大きく変化し、抵抗値は、
25℃で抵抗R1が6.5MΩ、R2が8.0MΩに設
定されている。このように抵抗R1,R2の温度特性及
び抵抗値を設定することにより、図3(A)に示すよう
な正の温度係数をもつ基準電圧Vraを発生することが
でき、この基準電圧Vraと対応した電圧レベルの書込
み用ドレイン電圧VDがトランジスタQ84のゲートに
印加されるので、温度上昇に伴って伝達コンダクタンス
が小さくなる特性をもつトランジスタQ84に流れる電
流を増大させ、かつそのゲート電圧上昇することによっ
てそのソース電圧、すなわち書込み用ドレイン電圧パル
ス信号Pvdの電圧レベルも上昇する。
【0038】従って、選択されたメモリセルトランジス
タ(例えばM11)と直列接続するブロック選択回路6
及び列選択回路4のトランジスタ(Q61,Q41)の
伝達コンダクタンスが小さくなっても、これらトランジ
スタに流れる電流を書込みドレイン電圧パルス信号Pv
dの電圧レベル上昇分だけ増加させることができ、かつ
選択されたメモリセルトランジスタ(M11)のドレイ
ンに印加される電圧レベルも上昇するので、このメモリ
セルトランジスタ(M11)のドレインに流れ込む電流
量を従来例より増大させることができ、図3(B)に示
すように、書込み時間の温度変化に対する変化量を、従
来例では0℃から100℃の間で3.5倍あったもの
を、1.5倍程度に低減することができる。
【0039】この第1の実施の形態において、抵抗R
1,R2に図2に示されたような温度特性を持たせるに
は、これら抵抗R1,R2を多結晶シリコンで形成し、
この多結晶シリコンで形成された抵抗が次のような性質
を持つことを利用する。
【0040】(a).抵抗Rの温度特性はR=Roex
p(Eo/kT)で表わされる。ここでRoは定数、E
oは活性化エネルギー、kはボルツマン定数、Tは温度
である。
【0041】(b).(a)項で示されたRo,Eoは
多結晶シリコンの構造で決まり、ドープする不純物濃度
で制御できる。活性化エネルギーEo及び抵抗率(Ro
/長さ)はドープする不純物濃度を上げることによりそ
の値を大きくすることができる。
【0042】上述の(a)項より、活性化エネルギーを
大きくすると抵抗Rの温度依存性を大きくすることがで
きることが分る。また、(b)項により、活性化エネル
ギーEoはドープする不純物濃度によって制御できる。
この第1の実施の形態では、基準電圧Vraに図3
(A)に示すような温度特性を持たせるために、抵抗R
1の温度依存性を抵抗R2より大きくすることによって
実現している。具体的には、抵抗R2の活性化エネルギ
ーEoを0.1eVとしているのに対し、R1は0.2
eVとし、更に、これら抵抗R1,R2の幅及び長さを
調節して、抵抗値を、常温(25℃)においてR1=
6.5MΩ、R2=8.0MΩ程度となるように設定し
ている。
【0043】こうして、図3(A)に示すような温度特
性を持つ基準電圧Vraを発生させ、この基準電圧Vr
aと対応する電圧レベルの書込み用ドレイン電圧パルス
信号Pvdにより、メモリセルトランジスタのドレイン
を駆動することにより、図3(B)に示すように、書込
み時間(書込み速度)の温度依存性を従来例より大幅に
低減することができ、書込み用ドレイン電圧パルス信号
Pvdのパルス幅を一定にしても書込み動作後のメモリ
セルトランジスタのしきい値を所定の範囲に入るように
することができ、温度変化に対して安定した書込み特性
を得ることができる。
【0044】図4は本発明の第2の実施の形態の主要部
分の回路図である。
【0045】この第2の実施の形態は、消去用ソース電
圧生成回路部分に本発明を適用したものであって、図1
に示された第1の実施の形態及び図7に示された従来例
の消去用ソース電圧生成回路9xでは、そのトランジス
タQ93,Q94,Q96のソースに書込み・消去用電
源電圧Vppを直接供給しているのに対し、この第2の
実施の形態では、第1の実施の形態の書込み用ドレイン
電圧生成回路7と同様の回路構成で所定の温度特性をも
つ消去用電源電圧Vepを発生する消去用電源電圧発生
回路92を設け、この消去用電源電圧Vepをトランジ
スタQ93,Q94,Q96のソースに供給する回路と
して、消去用ソース電圧生成回路9としている。
【0046】消去動作時、メモリセルトランジスタ(M
11〜Mmn)のソースに印加される電圧が一定の場
合、温度低下に伴い消去速度が低下する、すなわち、書
込み状態のしきい値電圧から消去状態のしきい値電圧へ
と変化するまでの時間(消去時間)が長くなる、という
温度依存性あがるので、この第2の実施の形態では、メ
モリセルトランジスタのソースに印加される電圧(消去
用ソース電圧Vs)を、低温時には高く、高温時には低
くなるように温度変化に対し負の温度特性を持つよう
に、基準電圧発生部91の抵抗R3,R4の温度係数,
抵抗値を設定する。
【0047】この第2の実施の形態では、抵抗R4の活
性化エネルギーEoを0.2eV、R3を0.1eVと
して抵抗R4の温度依存性をR3より大きくすると共
に、これらの抵抗値を、その幅、長さを調節してR4=
9MΩ,R3=1MΩ程度として図5に示された温度特
性をもつようにし、図6(A)に示された温度抵抗の消
去用電源電圧Vep及び消去用ソース電圧Vsを得るよ
うにしている(消去用電源電圧発生回路92の動作は第
1の実施の形態の書込み用ドレイン電圧生成回路7の動
作とほぼ同様であるので省略する)。
【0048】このような温度特性をもつ消去用ソース電
圧Vsをメモリセルトランジスタのソースに供給するこ
とにより、低温時におけるソース・フローティングゲー
ト間の電界を強くしてF−Nトンネリング電流を増加さ
せ、消去時間の変化量を、0℃から100℃の間で2倍
程度あった従来例に対し、図6(B)に示されたように
1.3倍程度に低減することができる。従って、消去用
ソース電圧Vsのメモリセルトランジスタのソースに対
する印加時間を一定にしても、消去動作後のメモリセル
トランジスタのしきい値電圧を所定の範囲に入るように
することができて過剰消去状態のものが発生するのを防
止することができ、温度変化に対して安定した消去特性
を得ることができる。
【0049】これら実施の形態においては、抵抗R1〜
R4の活性化エネルギーを0.1eV,0.2eVとし
たが、これに限定されるものではなく、また抵抗値も任
意に設定することにより、所望の温度特性をもつ基準電
圧を発生し、書込み速度(書込み時間),消去速度(消
去時間)の温度依存性を制御することができる。また、
抵抗は多結晶シリコン以外であってもよく、要は活性化
エネルギーの差を利用することができる材料で形成すれ
ばよい。
【0050】更に、これら実施の形態では、メモリセル
アレイ1の全てのメモリセルトランジスタを一括消去す
るフラッシュメモリ型としたが、これに限定されるもの
ではなく、他の型のEPROM,EEPROM等の、電
気的にしきい値電圧を変化させてデータの書込み,消去
を行う構成のものであれば本発明を適用することができ
る。また、消去用ソース電圧生成回路にのみ本発明を適
用することもできる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、書込み動
作時、所定の温度特性をもつ電圧レベルの書込み用ドレ
イン電圧パルス信号を発生してメモリセルトランジスタ
のドレインに印加し、メモリセルトランジスタの初期状
態,消去状態のときのしきい値電圧から書込み状態のと
きのしきい値電圧へと変化すまでの時間(書込み時間)
の温度変化に対する変化量を低減するようにしたので、
書込み用ドレイン電圧パルス信号のパルス幅を一定にし
ても書込み動作後のメモリセルトランジスタのしきい値
電圧を所定の範囲に入るようにすることができ、書込み
動作速度を低下させることなく温度変化に対して安定し
た書込み動作を得ることができ、また、消去動作時、所
定の温度特性をもつ消去用ソース電圧を発生してメモリ
セルトランジスタのソースに印加し、メモリセルトラン
ジスタの書込み状態のときのしきい値電圧から消去状態
のしきい値電圧へと変化するまでの時間(消去時間)の
温度変化に対する変化量を低減するようにしたので、メ
モリセルトランジスタのソースに対する消去用ソース電
圧の印加時間を一定にしても消去動作後のメモリセルト
ランジスタのしきい値電圧を所定の範囲に入るようにす
ることができて過剰消去等の発生を防止することがで
き、温度変化に対して安定した消去特性を得ることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】図1に示された実施の形態の基準電圧発生部の
抵抗の温度特性図である。
【図3】図1に示された実施の形態の基準電圧の温度特
性図及び書込み時間の温度変化に対する変化量の低減効
果を説明するための特性図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の主要部分の回路図
である。
【図5】図4に示された実施の形態の基準電圧発生部の
抵抗の温度特性図である。
【図6】図4に示された実施の形態の消去用ソース電圧
の温度特性図及び消去時間の温度変化に対する変化量の
低減効果を説明するための特性図である。
【図7】従来の不揮発性半導体記憶装置の一例を示す回
路図である。
【図8】不揮発性半導体記憶装置の使用されるメモリセ
ルトランジスタの構造を示す断面図である。
【図9】図7に示された不揮発性半導体記憶装置の課題
を説明するための書込み時間の温度変化に対する変化量
を示す特性図である。
【図10】図7に示された不揮発性半導体記憶装置の課
題を説明するための消去時間の温度変化に対する変化量
を示す特性図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 行選択回路 3 列デコーダ 4 列選択回路 5 ブロックデコーダ 6 ブロック選択回路 7,7x 書込み用ドレイン電圧生成回路 8 書込み回路 9,9x 消去用ソース電圧発生回路 71,91 基準電圧発生部 92 消去用電源電圧発生回路 DL1〜DLn ディジット線 M11〜Mmn メモリセルトランジスタ R1〜R4,R1x,R2x 抵抗 WL1〜WLm ワード線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にしきい値電圧を変化させてデー
    タの書込み,消去を行うメモリセルトランジスタを複数
    行,複数列に配置したメモリセルアレイと、前記メモリ
    セルトランジスタの複数列それぞれと対応して設けられ
    対応する列のメモリセルトランジスタのドレインと接続
    する複数のディジット線と、書込み動作時に前記複数の
    ディジット線のうちの所定のディジット線を選択する列
    選択手段と、所定のレベルの電源電圧から基準電圧を発
    生する基準電圧発生部を含み前記基準電圧と対応する電
    圧レベルで所定のパルス幅をもつ書込み用ドレイン電圧
    パルス信号を発生して前記列選択手段で選択されたディ
    ジット線に供給する書込み用ドレイン電圧供給手段と、
    消去動作時に消去用ソース電圧を発生して前記メモリセ
    ルアレイの全てのメモリセルトランジスタのソースに供
    給する消去用ソース電圧発生手段とを有する不揮発性半
    導体記憶装置において、前記書込み用ドレイン電圧供給
    手段を、書込み動作時に所定の温度特性をもつ電圧レベ
    ルの前記書込み用ドレイン電圧パルス信号を発生する回
    路とし、書込み動作時の前記メモリセルトランジスタの
    初期状態,消去状態のときのしきい値電圧から書込み状
    態のときのしきい値電圧へと変化するまでの時間の温度
    変化に対する変化量を低減するようにしたことを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 書込み用ドレイン電圧パルス信号の電圧
    レベルの温度特性を、温度変化に対して正の温度係数を
    もつようにした請求項1記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 書込み用ドレイン電圧供給手段に含まれ
    る基準電圧発生部を、一端に所定のレベルの電源電圧を
    受け第1の温度特性をもつ第1の抵抗値の第1の抵抗
    と、一端をこの第1の抵抗の他端と接続し他端を接地電
    位点と接続し前記第1の温度特性とは異なる第2の温度
    特性をもつ第2の抵抗値の第2の抵抗とを備え、前記第
    1及び第2の抵抗の接続点から所定の温度特性をもつ基
    準電圧を発生する回路とした請求項1記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 基準電圧発生部の第1及び第2の抵抗
    を、互いに異なる活性化エネルギーをもちかつ所定の抵
    抗値をもつように形成し、互いに異なる温度特性及び所
    定の抵抗値をもつ抵抗とした請求項3記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 消去用ソース電圧発生手段を、消去動作
    時に所定の温度特性をもつ電圧レベルの消去用ソース電
    圧を発生する回路とし、消去動作時のメモリセルトラン
    ジスタの書込み状態のときのしきい値電圧から初期状
    態,消去状態のときのしきい値電圧へと変化するまでの
    時間の温度変化に対する変化量を低減するようにした請
    求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 消去用ソース電圧の電圧レベルの温度特
    性を、温度変化に対して負の温度係数をもつようにした
    請求項5記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 消去用ソース電圧発生手段に、一端に所
    定のレベルの電源電圧を受け第3の温度特性をもつ第3
    の抵抗と、一端をこの第3の抵抗の他端と接続し他端を
    接地電位点と接続し前記第3の温度特性とは異なる第4
    の温度特性をもつ第4の抵抗値の第4の抵抗とを備え、
    前記第3及び第4の抵抗の接続点から消去用の基準電圧
    を発生する消去用基準電位発生部を設け、前記消去用の
    基準電圧と対応する電圧レベルの消去用ソース電圧を発
    生するようにした請求項5記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 消去用基準電圧発生部の第3及び第4の
    抵抗を、互いに異なる活性化エネルギーをもちかつ所定
    の抵抗値をもつように形成し、互いに異なる温度特性及
    び所定の抵抗値をもつ抵抗とした請求項7記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
JP7450496A 1996-03-28 1996-03-28 不揮発性半導体記憶装置 Expired - Lifetime JP2924774B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7450496A JP2924774B2 (ja) 1996-03-28 1996-03-28 不揮発性半導体記憶装置
US08/826,047 US5768189A (en) 1996-03-28 1997-03-28 Circuitry and method for stabilizing operating characteristics of memory against temperature variations

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7450496A JP2924774B2 (ja) 1996-03-28 1996-03-28 不揮発性半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09265787A true JPH09265787A (ja) 1997-10-07
JP2924774B2 JP2924774B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=13549226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7450496A Expired - Lifetime JP2924774B2 (ja) 1996-03-28 1996-03-28 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2924774B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100596082B1 (ko) * 1999-07-19 2006-07-05 후지쯔 가부시끼가이샤 반도체 기억 장치의 승압 회로
CN114121096A (zh) * 2020-08-27 2022-03-01 长鑫存储技术有限公司 存储器的调节方法、调节系统以及半导体器件
US20220068321A1 (en) 2020-08-27 2022-03-03 Changxin Memory Technologies, Inc. Method and system for adjusting memory, and semiconductor device
WO2022041957A1 (zh) * 2020-08-27 2022-03-03 长鑫存储技术有限公司 存储器的调节方法、调节系统以及半导体器件
US11928357B2 (en) 2020-08-27 2024-03-12 Changxin Memory Technologies, Inc. Method and system for adjusting memory, and semiconductor device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100596082B1 (ko) * 1999-07-19 2006-07-05 후지쯔 가부시끼가이샤 반도체 기억 장치의 승압 회로
CN114121096A (zh) * 2020-08-27 2022-03-01 长鑫存储技术有限公司 存储器的调节方法、调节系统以及半导体器件
US20220068321A1 (en) 2020-08-27 2022-03-03 Changxin Memory Technologies, Inc. Method and system for adjusting memory, and semiconductor device
WO2022041957A1 (zh) * 2020-08-27 2022-03-03 长鑫存储技术有限公司 存储器的调节方法、调节系统以及半导体器件
US11735233B2 (en) 2020-08-27 2023-08-22 Changxin Memory Technologies, Inc. Method and system for regulating memory, and semiconductor device
US11886721B2 (en) 2020-08-27 2024-01-30 Changxin Memory Technologies, Inc. Method and system for adjusting memory, and semiconductor device
US11928357B2 (en) 2020-08-27 2024-03-12 Changxin Memory Technologies, Inc. Method and system for adjusting memory, and semiconductor device
CN114121096B (zh) * 2020-08-27 2024-03-26 长鑫存储技术有限公司 存储器的调节方法、调节系统以及半导体器件
US11984190B2 (en) 2020-08-27 2024-05-14 Changxin Memory Technologies, Inc. Method and system for adjusting memory, and semiconductor device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2924774B2 (ja) 1999-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6807098B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory with a programming operation and the method thereof
JP3886673B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US5335198A (en) Flash EEPROM array with high endurance
JP4652319B2 (ja) プログラム及び消去検証機能を有する非揮発性半導体メモリ装置
EP0822557B1 (en) Non-volatile semiconductor memory device with variable source voltage
US4979146A (en) Electrically erasable non-volatile semiconductor device
US20050036369A1 (en) Temperature compensated bit-line precharge
JP5361182B2 (ja) 半導体記憶装置
KR100395771B1 (ko) 불휘발성 반도체 메모리 장치 및 그것의 프로그램 방법
US5982662A (en) Semiconductor memory device with improved read characteristics for data having multi values
US7460411B2 (en) Array source line (AVSS) controlled high voltage regulation for programming flash or EE array
JPH07176698A (ja) 半導体集積回路装置
KR960005370B1 (ko) 비휘발성 반도체 메모리 장치를 소거하고 검증하기 위한 방법 및 장치
JPH07169284A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
KR20010070012A (ko) 비휘발성 반도체 기억 장치
KR100502132B1 (ko) 데이터 재기입이 고속인 불휘발성 반도체 기억 장치
JP4426082B2 (ja) 読出時間を短縮させる不揮発性半導体メモリ装置
JPH09293387A (ja) 半導体メモリ
KR100268442B1 (ko) 불 휘발성 반도체 메모리 장치의 프로그램 방법
KR19990029930A (ko) 불휘발성 반도체 메모리 장치
US5768189A (en) Circuitry and method for stabilizing operating characteristics of memory against temperature variations
JP2924774B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3615041B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US6266280B1 (en) Method of programming nonvolatile semiconductor device at low power
JPH0512889A (ja) 不揮発性半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990406