JPH09263833A - 押出形材の冷却方法 - Google Patents

押出形材の冷却方法

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JPH09263833A
JPH09263833A JP7602296A JP7602296A JPH09263833A JP H09263833 A JPH09263833 A JP H09263833A JP 7602296 A JP7602296 A JP 7602296A JP 7602296 A JP7602296 A JP 7602296A JP H09263833 A JPH09263833 A JP H09263833A
Authority
JP
Japan
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cooling
shaped material
extrusion
extruded profile
cooling chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7602296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouzou Michisaka
浩三 道阪
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出形材表面全域を均一に冷却することがで
き、冷却後の押出形材および冷却媒体の後処理が不要か
つ冷却媒体の付着跡が発生することのないようにする。 【解決手段】 一端に押出形材入口11b が、他端に押出
形材出口11a がそれぞれ形成された冷却室11に圧縮空気
を用いて粒状のドライアイス14を吹込むとともに、冷却
室11内を押出直後の押出型材2 を通過させることにより
押出形材2 を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出加工により成
形された押出形材を冷却する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】押出加工により成形された押出形材を冷
却する方法として、冷却媒体として空気または水を用
い、それらの冷却媒体を押出形材に吹き付けることや、
冷却媒体として水を用い、浴槽内に水を溜めてその浴槽
に押出形材を漬けることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、空気は
冷却能力が小さく、押出形材が大きい場合または高温で
ある場合には冷却媒体として適さないという問題があ
る。一方、水は冷却能力が大きく、押出形材が大きい場
合や高温である場合にも冷却媒体として用いることがで
きる。
【0004】しかしながら、冷却媒体として水を使用し
た場合は、押出形材表面全域を均一に冷却することは困
難であり、そのため、押出形材表面に温度差が生じ、押
出形材が変形するという問題がある。さらに、冷却後の
押出形材表面が濡れているため、押出形材表面を乾燥さ
せるための後処理および冷却媒体として使用した水の後
処理が必要であるという問題がある。また、押出形材表
面に水滴が付着した跡が発生することがあるという問題
もある。
【0005】本発明の目的は、上記課題をすべて解決し
た冷却能力が大きく、押出形材表面全域を均一に冷却す
ることができ、冷却後の押出形材および冷却媒体の後処
理が不要かつ冷却媒体の付着跡が発生することのない押
出形材の冷却方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による押出形材の
冷却方法は、一端に押出形材入口が、他端に押出形材出
口がそれぞれ形成された冷却室に圧縮空気を用いて粒状
のドライアイスを吹込むとともに、その冷却室内を押出
直後の押出形材を通過させることにより押出形材を冷却
することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1から図8を参照して本
発明の実施形態について説明する。
【0008】まず、図1から図6は本発明の押出形材の
冷却方法を実施するための1実施形態の冷却装置(1) を
示したものである。同図の冷却装置(1) は押出装置によ
り成形された押出形材(2) の焼入れに使用されるもので
あり、公知の押出装置(3) によりビレットから成形され
た高温かつ円筒状の押出形材(2) が図1の右側から、す
なわち冷却装置(1) の後方から冷却装置(1) に供給され
るようになされている。
【0009】冷却装置(1) は、押出装置(3) の前方に設
けられた下面が開口した前後に長い箱状の冷却室上部形
成体(4) 、冷却室上部形成体(4) の下方に設けられた上
面が開口した前後に長い箱状の冷却室下部形成体(5) 、
両形成体(4)(5)の前方および後方にそれぞれ4個ずつ配
置された長方形状の耐熱樹脂製蓋板(6) 、両形成体(4)
(5)の直前の待機位置に位置し、待機位置から前方に移
動して押出装置(3) により成形された押出形材(2) を前
方に搬送する搬送装置(7) とからなる。
【0010】冷却室上部形成体(4) は、上下方向に厚い
箱状をなし、各周壁が下方に向かって外方に傾斜してい
る。上部形成体(4) の前後端面の中央下部に切欠が形成
されている。上部形成体(4) の左右の周壁の下端部に外
方に向かって折り返された結合部(4a)が形成されてい
る。冷却室上部形成体(4) の上壁面には複数の冷却媒体
供給パイプ(8) が連結されている。各冷却媒体供給パイ
プ(8) は図示しない冷却媒体供給装置に連結されてい
る。また、冷却室上部形成体(4) はエアシリンダー(12)
により上下に移動自在になされている。
【0011】冷却室下部形成体(5) は上下方向に薄い箱
状をなし、各周壁が上方に向かって外方に傾斜してい
る。下部形成体(5) の前後端面の中央上部に切欠が形成
されている。また、冷却室下部形成体(5) はエアシリン
ダー(13)により上下に移動自在になされている。
【0012】両形成体(4)(5)の前後の4個の蓋板(6)
は、それぞれの長手方向中心線の交わる角度が直角にな
るようにかつ、上下の蓋板(6) の長手方向中心線が水平
方向に平行に、左右の蓋板(6) の長手方向中心線が鉛直
方向に平行になるように配置されている。さらに、上下
に平行な2個の蓋板(6) が同一鉛直平面上に、左右に平
行な蓋板(6) が同一鉛直平面上にそれぞれ配置されてい
る。各蓋板(6) はそれぞれ外周側に位置して各蓋板(6)
の長手方向中心線と直角をなすように配置されたエアシ
リンダー(9) に連結されており、両形成体(4)(5)の左右
に位置した蓋板(6) は左右方向に、両形成体(4)(5)の上
下に位置した蓋板(6) は上下方向にそれぞれ移動自在に
なされている。
【0013】搬送装置(7) は、筒状をなして後端に押出
形材(2) を保持するチャックが設けられている。また、
搬送装置(7) は図示しないレール上に載置され、そのレ
ールにそって前後に移動自在になされている。
【0014】押出形材(2) は、上記の装置を用いて以下
の手順で冷却される。
【0015】まず、図1に示したように押出装置(3) に
より成形された押出形材(2) が前方に押し出される。押
出形材(2) が前方に押し出されると、図2に示したよう
に、上部形成体(4) が下方に、下部形成体(5) が上方に
それぞれ移動し、上部形成体(4) の周壁下端の結合部(4
b)に下部形成体(5) の周壁上端が圧接させられて冷却室
(11)が形成される。このとき、両形成体(4)(5)の前後端
面の切欠により冷却室(11)の前面に押出形材出口(11a)
が後面に押出形材入口(11b) が形成される。
【0016】そして、押出装置(3) により成形された押
出形材(2) が押出形材入口(11b) から冷却室(11)に挿入
される。押出形材(2) が冷却室(11)に挿入されると同時
に、図3に示したように両形成体(4)(5)の後の蓋板(6)
がそれぞれ押出形材(2) の中心方向に移動して後の蓋板
(6) のそれぞれの内側周面の一部が押出形材(2) 外周面
に当接し、冷却室(11)の後端面の開口(11b) を一部に隙
間を残して遮蔽する。一方、前の蓋板(6) もそれぞれ押
出形材(2) の中心方向に移動して、冷却室(11)の押出形
材出口(11a) を遮蔽する。
【0017】そして、図2に示したように、冷却媒体供
給装置から冷却媒体供給パイプ(8)を介して粒状のドラ
イアイス(14)が圧縮空気により冷却室(11)内に吹込まれ
る。このさいの圧縮空気の空気圧は3〜5kg/cm2
程度が好ましい。冷却室(11)内に吹込まれたドライアイ
ス(14)は押出形材(2) を冷却した後、気体の二酸化炭素
となり、空気とともに冷却室(11)の押出形材入口(11b)
の隙間から外部に排出されるため、ドライアイス(14)お
よび圧縮空気を連続して吹込んでも冷却室(11)内部が高
圧になることはない。
【0018】そして、押出形材(2) は押出装置(3) によ
り連続して生成されて前方へと押し出されてその先端が
冷却室(11)の押出形材出口(11a) まで達すると、前の蓋
板(6) がそれぞれ押出形材(2) の中心方向と逆側に移動
して押出形材(2) が通過することのできる開口が形成さ
れ、図4に示したように押出形材(2) の先端が冷却室(1
1)から外部に突出する。外部に突出した押出形材(2) の
先端は図5に示したように前記待機位置に位置した搬送
装置(7) のチャックに保持される。搬送装置(7) は、押
出形材(2) の成形に同調して待機位置から前方に移動
し、成形された押出形材(2) が随時冷却室(11)内を通過
して押出形材(2) の表面全域が均一に冷却される。
【0019】また、上記実施形態のように冷却室(11)を
上部形成体(4) と下部形成体(5) とを組み合わせて形成
すれば、例えば、図7および図8に示したような異形押
出形材(22)等、様々な形状および大きさの押出形材を冷
却することができる。
【0020】また、冷却室(11)を形成する冷却室上部形
成体および冷却室下部形成体の形状は上記実施形態に挙
げられた形状に限られるものではなく、両形成体を組み
合わせることにより冷却室を形成することができる形状
であればよい。例えば、上部形成体を前後面および下面
が開口した筒体、下部形成体を前後面および上面が開口
した筒体から形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の押出形材の冷却方法によれば、
冷却能力が大幅に向上し、押出形材表面全域を均一に冷
却することができるので、冷却時に押出形材表面に温度
差が生じることがなく、押出形材の変形を防止すること
ができる。
【0022】さらに、冷却媒体としてドライアイスを用
いているため、押出形材を冷却するさいに、ドライアイ
スが昇華して気体の二酸化炭素になり、押出形材表面が
濡れることがないので冷却後の押出形材を乾燥させる必
要がなく、押出形材に冷却媒体が付着した跡が発生する
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す冷却装置の横断面図
である。
【図2】冷却開始直後の冷却装置の横断面図である。
【図3】図2の後方向から見た縦断面図である。
【図4】押出形材の先端が冷却室から外部に突出した直
後の冷却装置の横断面図である。
【図5】押出形材を搬送装置により搬送しているときの
冷却装置の横断面図である。
【図6】図1の縦断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図3相当の図面で
ある。
【図8】本発明の他の実施形態を示す図6相当の図面で
ある。
【符号の説明】
(2)(22) 押出形材 (11) 冷却室 (11a) 押出形材出口 (11b) 押出形材入口 (14) ドライアイス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に押出形材入口が、他端に押出形
    材出口がそれぞれ形成された冷却室に圧縮空気を用いて
    粒状のドライアイスを吹込むとともに、 冷却室内を押出直後の押出形材を通過させることにより
    押出形材を冷却することを特徴とする押出形材の冷却方
    法。
JP7602296A 1996-03-29 1996-03-29 押出形材の冷却方法 Withdrawn JPH09263833A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7602296A JPH09263833A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 押出形材の冷却方法

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JP7602296A JPH09263833A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 押出形材の冷却方法

Publications (1)

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JPH09263833A true JPH09263833A (ja) 1997-10-07

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ID=13593209

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JP7602296A Withdrawn JPH09263833A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 押出形材の冷却方法

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JP (1) JPH09263833A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017064729A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 新日鐵住金株式会社 鋼伸線材の冷却方法、鋼伸線材の冷却装置及び鋼線材の伸線装置
KR102326259B1 (ko) * 2020-08-18 2021-11-16 주식회사 포스코 선재 권취장치 및 이를 구비한 선재 제조장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603