JPH09263792A - 樹脂汚れ用洗浄剤組成物及び洗浄方法 - Google Patents

樹脂汚れ用洗浄剤組成物及び洗浄方法

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JPH09263792A
JPH09263792A JP9907996A JP9907996A JPH09263792A JP H09263792 A JPH09263792 A JP H09263792A JP 9907996 A JP9907996 A JP 9907996A JP 9907996 A JP9907996 A JP 9907996A JP H09263792 A JPH09263792 A JP H09263792A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】芳香族単環化合物や1,4−ブタンジオー
ル等の化合物、グリコールエーテル化合物、及びエチレ
ングリコール系化合物を含有する樹脂汚れ用洗浄剤組成
物、芳香族化合物、金属封止剤、アルカリ金属水酸化
物、及び水を含有する樹脂汚れ用洗浄剤組成物、並びに
上記洗浄剤組成物を用いる樹脂汚れの洗浄方法。 【効果】本発明の洗浄剤組成物は、難洗浄性の樹脂汚れ
に優れたものである。しかも、塩化メチレンを用いない
ため安全性にも優れている。また、本発明の洗浄方法
は、単純な工程で難洗浄性の樹脂汚れを効果的に洗浄す
る方法を提供するものであり、さらには洗浄剤組成物を
特定の割合で組み合わせることにより、一つの洗浄槽を
設けるだけで実施することができるため、簡便な設備で
の洗浄方法をも提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂汚れ用洗浄剤組
成物及び洗浄方法に関し、更に詳細には、プラスチック
レンズ等の光学部品又はその製造工程に使用される母型
・治工具類に付着したプラスチックレンズ樹脂、接着
剤、粘着剤などの樹脂、半導体やリードフレーム、液晶
カラーフィルター、磁気ヘッド等のセラミック電子部
品、プリント配線板、金属打ち抜き加工物を製造する際
のレジスト、アルミサッシや建築物等の構造物の塗膜、
自動車製造の際の色替え時のボディー、塗装用治具、回
収再生時の自動車用バンパーの塗膜、グラビア印刷等の
印刷時の印刷機に付着したインキの硬化物等、硬質表面
に付着した難洗浄性樹脂汚れの洗浄性に優れた洗浄剤組
成物並びに洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズ等の光学部品又はそ
の製造工程に使用される母型・治工具類に付着したプラ
スチックレンズ樹脂、接着剤、粘着剤などの樹脂、半導
体やリードフレーム、液晶カラーフィルター、磁気ヘッ
ド等のセラミック電子部品、プリント配線板、金属打ち
抜き加工物を製造する際のレジスト、アルミサッシや建
築物等の構造物の塗膜、自動車製造の際の色替え時のボ
ディー、塗装用治具、回収再生時の自動車用バンパーの
塗膜等の樹脂汚れは、硬質表面に強固に付着(接着)
し、しかも樹脂汚れ自身の分子量が高いため、溶解、膨
潤、軟化、崩壊、剥離作用等を利用した薬剤による洗浄
が非常に困難である。中でも、プラスチックレンズの製
造時にガラス母型に付着したプラスチックレンズ樹脂汚
れは非常に分子量が高く、最も洗浄が困難な樹脂汚れの
一つである。
【0003】プラスチックレンズ用の樹脂としては、ジ
エチレングリコールビスアリルカーボネートをラジカル
重合して得られる樹脂やメタクリル系樹脂、フマル酸エ
ステル/アリル系モノマー共重合樹脂、トリアジン環ア
クリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、臭素配合系樹
脂、ウレタン系樹脂、含硫黄ウレタン系樹脂、チオエー
テル・エステル系樹脂などが使用される。
【0004】一般的なプラスチックレンズの製造方法と
しては、内面に所定の曲率を有する一対、2枚のガラス
母型とその外周縁側に取り付けられた合成樹脂からなる
環状のパッキング(ガスケット)又はテープで構成され
る鋳型の中に形成材料のモノマーを注入したのち加熱重
合する方法で行われる。この重合工程の後に、鋳型から
環状のパッキングを取り外し、さらにガラス母型とプラ
スチックレンズとを離型する。できあがったプラスチッ
クレンズは外周部が非均一形状であるために、外周整形
を行い、さらにエッジ部分の面取りを行って、洗浄工程
に送られる。離型時にレンズ表面に付着したオリゴマー
及びポリマー状汚れ、外周整形及び面取り時に付着する
ポリマー粉、レンズ表面に残る未反応モノマー、その他
雰囲気中の粉塵等を洗浄した後、染色、ハードコート、
反射防止コート、アクアコート等の表面処理が施されて
製品となる。
【0005】プラスチックレンズ製造時に用いられるガ
ラス母型はとても高価なため、壊れない限り、数百回〜
数千回繰り返して使用される。それゆえ、プラスチック
レンズそのものと同様に、モノマー注入時にこぼれた原
料由来のオリゴマー及びポリマー状汚れ等を洗浄する必
要がある。ガラス母型が清浄でなければ、表面がスムー
ズな良質のプラスチックレンズが得られなくなり、その
ガラス母型は廃棄せざるを得ない。その結果、非常に不
経済的でもある。
【0006】従来、プラスチックレンズ製造時に用いら
れるガラス母型のオリゴマー及びポリマー状汚れの洗浄
には、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムをベースとし
たアルカリ洗浄剤や塩化メチレン等が使用されてきた。
このうちアルカリ洗浄剤は、洗浄力が不十分で、汚れを
完全に除去するのに長い時間を必要としたり、手作業で
除去したりする必要がある。又、塩化メチレンは、それ
だけでは洗浄力が不足するため、アルカリ洗浄剤と併用
している場合もある。さらに、塩化メチレンは発ガン性
の物質である可能性が有るため、排水、大気への漏洩に
対して厳しい規制が行われており、その使用の削減・禁
止が叫ばれている。
【0007】プラスチックレンズ製造に係わるプラスチ
ックレンズ及びガラス母型のオリゴマー及びポリマー状
汚れの洗浄については、例えば、特開平5−26944
8号公報に、汚れが付着したプラスチックレンズ及びガ
ラス母型の洗浄において、溶剤中にモノマーを分散させ
て、超音波洗浄、液中・気中シャワー洗浄、攪拌洗浄す
る方法が示されている。しかし、この洗浄方法の場合、
樹脂汚れの分子量が大きくなれば、それだけ溶解・分散
に時間がかかってしまい、洗浄性が充分ではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ようにこれまでに解決されたことのない課題を解決する
ことにある。即ち、従来の洗浄剤の持つ欠点を改良し、
樹脂汚れに対する洗浄性、安全性に優れた洗浄剤組成物
並びに洗浄方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を解決すべく鋭意研究を行った結果、特定の有機化合
物、グリコールエーテル化合物、及びエチレングリコー
ル系化合物を特定の比率で組み合わせた洗浄剤及び特定
の芳香族化合物、金属封止剤、アルカリ金属水酸化物及
び水を特定の比率で組み合わせた洗浄剤を単独又は併
用、混合使用することによって、安全性に優れ、高い洗
浄性が達成できることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0010】即ち、本発明の要旨は、 〔1〕 次の成分(a)〜(c): (a)一般式(1) Ph−X−Y (1) (但し、Phはフェニル基を示し、Xは
【0011】
【化3】
【0012】であり、Yは−Ck 2k+1、−OCH3
−OH(ただし、kは1〜11の整数である。))で表
される芳香族単環化合物、1,4−ブタンジオール、ア
ジピン酸ジメチル、プロピレンカーボネート、トリエチ
レングリコールジメチルエーテル、及びジアセトンアル
コールからなる群より選ばれる1種以上の化合物を65
〜94重量%; (b)一般式(2) R1 O(CH2 CH2 O)j −H (2) (但し、R1 は炭素数1〜8の炭化水素基、jは1〜8
の整数である。)で表されるグリコールエーテル化合物
の1種以上を5〜20重量%;並びに (c)一般式(3) HO−(CH2 CH2 O)m −H (3) (但し、mは1〜10の整数である。)で表されるエチ
レングリコール系化合物の1種以上を1〜15重量%;
を含有することを特徴とする樹脂汚れ用洗浄剤組成物、 〔2〕 次の成分(d)〜(g): (d)一般式(4)
【0013】
【化4】
【0014】(但し、R2 は炭素数6〜18の炭化水素
基であり、Mは水素原子、アルカリ金属原子、又はアル
カリ土類金属原子である。)で表される芳香族化合物の
1種以上を0.25〜10重量%; (e)0.2重量部の金属封止剤、2.0重量部の水酸
化ナトリウム、1.0重量部のステアリン酸鉄、及び9
6.8重量部の水を混合したものを、80℃、10分間
振盪の後、室温まで冷却し、次いで5Cの濾紙で濾過し
た場合、濾過残が100ppm以上となる金属封止剤を
0.25〜10重量%; (f)アルカリ金属水酸化物を0.5〜20重量%;及
び (g)水を60〜99重量%;を含有することを特徴と
する樹脂汚れ用洗浄剤組成物、 〔3〕 硬質表面に付着した樹脂汚れを、まず前記
〔1〕記載の洗浄剤組成物で、次いで前記〔2〕記載の
洗浄剤組成物を使用して洗浄し、次いですすぎ水ですす
ぐことを特徴とする樹脂汚れの洗浄方法、 〔4〕 硬質表面に付着した樹脂汚れを、前記〔1〕
記載の洗浄剤組成物〔A〕と前記〔2〕記載の洗浄剤組
成物〔B〕を重量比で〔A〕/〔B〕=20/80〜9
5/5に混合した液を使用して洗浄し、次いですすぎ水
ですすぐことを特徴とする樹脂汚れの洗浄方法、 〔5〕 樹脂汚れが、光学部品又はその製造工程に使
用される母型・治工具類に付着した樹脂、半導体やリー
ドフレーム、液晶カラーフィルター、磁気ヘッドのセラ
ミック電子部品、プリント配線板、金属打ち抜き加工物
を製造する際のレジスト、アルミサッシや建築物の構造
物の塗膜、自動車製造の際の色替え時のボディーの塗装
又はその塗装用治具、回収再生時の自動車用バンバーの
塗膜、及びグラビア印刷等の印刷時の印刷機に付着した
インキの硬化物からなる群より選ばれる1つ以上の樹脂
汚れである前記〔1〕又は〔2〕記載の洗浄剤組成物、 〔6〕 樹脂汚れがプラスチックレンズ製造時のレン
ズ樹脂である前記〔5〕記載の洗浄剤組成物、 〔7〕 樹脂汚れが、光学部品又はその製造工程に使
用される母型・治工具類に付着した樹脂、半導体やリー
ドフレーム、液晶カラーフィルター、磁気ヘッドのセラ
ミック電子部品、プリント配線板、金属打ち抜き加工物
を製造する際のレジスト、アルミサッシや建築物の構造
物の塗膜、自動車製造の際の色替え時のボディーの塗装
又はその塗装用治具、回収再生時の自動車用バンバーの
塗膜、及びグラビア印刷等の印刷時の印刷機に付着した
インキの硬化物からなる群より選ばれる1つ以上の樹脂
汚れである前記〔3〕又は〔4〕記載の洗浄方法、 〔8〕 樹脂汚れがプラスチックレンズ製造時のレン
ズ樹脂である前記〔7〕記載の洗浄方法、に関するもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】
1.洗浄剤組成物〔A〕について 本発明の洗浄剤組成物〔A〕で用いられる成分のうち、
(a)成分としては、まず芳香族単環化合物が挙げら
れ、一般式(1)で表される。 Ph−X−Y (1) (但し、Phはフェニル基を示し、Xは
【0016】
【化5】
【0017】であり、Yは−Ck 2k+1、−OCH3
−OH(ただし、kは1〜11の整数である。)であ
る。Xは
【0018】
【化6】
【0019】Yは−OCH3 、−OHがより好ましい。
またXとYのどちらかに、又は両方に極性酸素が入って
いる方が、さらに好ましい。)
【0020】かかる芳香族単環化合物の具体例として
は、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、ブチルベンゼ
ン、ペンチルベンゼン、ヘキシルベンゼン、シクロヘキ
シルベンゼン、ヘプチルベンゼン、オクチルベンゼン、
ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼ
ン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、アセトフ
ェノン、エチルフェニルケトン、プロピルフェニルケト
ン、ブチルフェニルケトン、ペンチルフェニルケトン、
ヘキシルフェニルケトン、シクロヘキシルフェニルケト
ン、ヘプチルフェニルケトン、オクチルフェニルケト
ン、ノニルフェニルケトン、デシルフェニルケトン、ウ
ンデシルフェニルケトン、プロピルフェニルエーテル、
ブチルフェニルエーテル、ペンチルフェニルエーテル、
ヘキシルフェニルエーテル、シクロヘキシルフェニルエ
ーテル、ヘプチルフェニルエーテル、オクチルフェニル
エーテル、ノニルフェニルエーテル、デシルフェニルエ
ーテル、ウンデシルフェニルエーテル、ドデシルフェニ
ルエーテル、トリデシルフェニルエーテル、ベンジルメ
チルエーテル、メトキシエチルベンゼン、安息香酸メチ
ル、モノエチレングリコールフェニルメチルエーテル、
ベンジルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、
安息香酸、モノエチレングリコールモノフェニルエーテ
ル等が挙げられる。
【0021】(a)成分としては、さらに、1,4−ブ
タンジオール、アジピン酸ジメチル、プロピレンカーボ
ネート、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジ
アセトンアルコールが挙げられる。上記化合物は、1種
類を単独で用いても良く、2種類以上を混合して用いて
も良い。
【0022】上記化合物のうち、エチルベンゼン、プロ
ピルベンゼン、ブチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシ
ルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、
トリデシルベンゼン、アセトフェノン、エチルフェニル
ケトン、プロピルフェニルケトン、ブチルフェニルケト
ン、ベンジルメチルエーテル、安息香酸メチル、モノエ
チレングリコールフェニルメチルエーテル、ベンジルア
ルコール、2−フェニルエチルアルコール、モノエチレ
ングリコールモノフェニルエーテル、1,4−ブタンジ
オール、アジピン酸ジメチル、プロピレンカーボネー
ト、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジアセ
トンアルコールが洗浄性能と入手の容易性の観点から好
ましく用いることができる。
【0023】成分(a)は、本発明の洗浄剤組成物
〔A〕中に65〜94重量%、より好ましくは70〜9
0重量%、特に好ましくは75〜85重量%含有され
る。含有量が65重量%未満では樹脂汚れの洗浄性が劣
る場合があり、含有量が94重量%を越えるとリンス性
が劣る場合がある。
【0024】本発明の洗浄剤組成物〔A〕で用いられる
成分のうち、(b)成分のグリコールエーテル化合物は
一般式(2)で表される。 R1 O(CH2 CH2 O)j −H (2) (但し、R1 は炭素数1〜8の炭化水素基、jは1〜8
の整数である。) 一般式(2)において、R1 は炭素数1〜8の炭化水素
基であるが、特に炭素数3〜6の炭化水素基であること
が好ましい。R1 の炭素数が8を越えると、水に対する
溶解性が悪くなったり、粘度も上昇するため、作業性が
悪くなる場合がある。R1 の炭化水素基の具体例として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、アリル基、ブチル基、イソブチル基、ヘキシル基、
2−エチルヘキシル基、オクチル基、フェニル基、ベン
ジル基等が挙げられる。jは1〜8の整数、好ましくは
1〜4である。jが8を越えると、粘度が上昇して、作
業性が悪くなる場合がある。
【0025】かかるグリコールエーテル化合物の具体例
としては、以下に示す化合物が挙げられる。モノエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ペンタエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ヘキサエチレングリコールモノメチルエーテル、ヘ
プタエチレングリコールモノメチルエーテル、オクタエ
チレングリコールモノメチルエーテル〔上記の化合物を
それぞれ(POE)1 モノメチルエーテル、(POE)
2 モノメチルエーテル、(POE)3 モノメチルエーテ
ル、(POE)4 モノメチルエーテル、(POE)5
ノメチルエーテル、(POE)6 モノメチルエーテル、
(POE)7 モノメチルエーテル、(POE)8 モノメ
チルエーテルと略記する場合がある。また、これらの化
合物をまとめて(POE)1 8 モノメチルエーテルと
略記する場合がある。なお、同様の化合物等はそれに対
応した表現で上記と同様に略記する場合がある。〕、
(POE)1 8 モノエチルエーテル、(POE)1
8 モノプロピルエーテル、(POE)1 8 モノイソプ
ロピルエーテル、(POE)18 モノアリルエーテ
ル、(POE)1 8 モノブチルエーテル、(POE)
18 モノイソブチルエーテル、(POE)1 8 モノ
ヘキシルエーテル、(POE)1 8 モノ2−エチルヘ
キシルエーテル、(POE)1 8 モノオクチルエーテ
ル、(POE)1 8 モノフェニルエーテル、(PO
E)1 8 モノベンジルエーテル等のエチレングリコー
ルモノエーテル類。
【0026】上記化合物のうち、 (POE)1 4 モノ
メチルエーテル、 (POE)1 4モノエチルエーテ
ル、(POE)1 4 モノイソプロピルエーテル、(P
OE)1 4 モノアリルエーテル、(POE)1 4
ノブチルエーテル、(POE)1 4 モノイソブチルエ
ーテル、(POE)1 4 モノヘキシルエーテル、(P
OE)1 4 モノ2−エチルヘキシルエーテル、(PO
E)1 4 モノフェニルエーテル、(POE)1 4
ノベンジルエーテルが性能と入手の容易性の観点から好
ましく用いることができる。尚、これらのグリコールエ
ーテル化合物は単独或いは併用しても何ら差し支えな
い。
【0027】(b)成分のグリコールエーテル化合物
は、洗浄剤組成物中に5〜20重量%、より好ましくは
7〜15重量%、特に好ましくは8〜13重量%含有さ
れる。含有量が5重量%未満ではリンス性が劣る場合が
あり、又、20重量%を越えると、樹脂汚れの洗浄性が
劣る場合がある。これらのグリコールエーテル化合物
は、例えば炭素数1〜8のアルコールに苛性ソーダ等の
触媒の存在下、加熱しながらエチレンオキサイドを気体
状で加えて反応させることにより得られる。
【0028】本発明の洗浄剤組成物〔A〕で用いられる
成分のうち、(c)成分のエチレングリコール系化合物
は一般式(3)で表される。 HO−(CH2 CH2 O)m −H (3) (但し、mは1〜10の整数である。) 一般式(3)において、mは1〜10の整数、好ましく
は1〜5である。mが10を越えると、粘度が上昇し
て、作業性が悪くなる場合がある。
【0029】かかるエチレングリコール系化合物の具体
例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、ペンタエチレングリコール、ヘキサエチレングリコ
ール、ヘプタエチレングリコール、オクタエチレングリ
コール、ノナエチレングリコール、デカエチレングリコ
ールが挙げられる。上記化合物のうち、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコ
ールが洗浄性とリンス性、安全性の観点から好ましく用
いることができる。尚、これらのエチレングリコール系
化合物は単独或いは併用しても何ら差し支えない。
(c)成分のエチレングリコール系化合物は、洗浄剤組
成物〔A〕中に1〜15重量%、より好ましくは2〜1
0重量%、特に好ましくは4〜8重量%含有される。含
有量が1重量%未満ではリンス性が劣る場合があり、
又、15重量%を越えると樹脂汚れの洗浄性が劣る場合
がある。
【0030】また、本発明の洗浄剤組成物〔A〕は非水
系で用いても良く、水で適当な濃度に希釈して用いても
良い。水で希釈して用いる場合、水の添加量としては特
に限定されるものではないが、安全性及び洗浄性の観点
から、好ましくは洗浄剤組成物100重量部に対して3
〜15重量部であり、より好ましくは5〜12重量部で
ある。希釈に用いられる水は、本発明の洗浄剤組成物
〔A〕の効果を損なわないものであれば特に限定される
ものではなく、超純水、純水、イオン交換水、蒸留水、
通常の水道水等が用いられる。
【0031】本発明の洗浄剤組成物〔A〕においては、
本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、通常
洗浄剤に用いられる、ヒドロキシエチルアミノ酢酸、ヒ
ドロキシエチルイミノ2酢酸、エチレンジアミンテトラ
酢酸等のアミノカルボン酸塩等のキレート力を持つ化合
物、防腐剤、防錆剤、シリコーン等の消泡剤、酸化防止
剤、窒素原子数が1〜5であって分子量が50〜300
の範囲のアミン系化合物;アルカノールアミン類、モル
ホリン類、環式アミン類、ポリアミン類、直鎖、分岐鎖
アルキルアミン類等のアミン系化合物、ヤシ脂肪酸メチ
ルや酢酸ベンジル等のエステル、炭化水素系溶剤あるい
はアルコール類等を適宜併用することができる。
【0032】本発明の洗浄剤組成物〔A〕は、前記
(a)〜(c)成分及び任意成分等を常法により混合す
ることにより、製造することができる。なお、本発明の
洗浄剤組成物〔A〕は樹脂汚れに適用されるものであ
る。かかる樹脂汚れとしては光学部品又はその製造工程
に使用される母型・治工具類に付着した樹脂、半導体や
リードフレーム、液晶カラーフィルター、磁気ヘッドの
セラミック電子部品、プリント配線板、金属打ち抜き加
工物を製造する際のレジスト、アルミサッシや建築物の
構造物の塗膜、自動車製造の際の色替え時のボディーの
塗装又はその塗装用治具、回収再生時の自動車用バンバ
ーの塗膜、及びグラビア印刷等の印刷時の印刷機に付着
したインキの硬化物からなる群より選ばれる1つ以上の
樹脂汚れが挙げられる。とりわけプラスチックレンズ製
造時のレンズ樹脂に対して特に好ましく適用される。
【0033】2.洗浄剤組成物〔B〕について 本発明の洗浄剤組成物〔B〕で用いられる成分のうち、
(d)成分の芳香族化合物は一般式(4)で表される。
【0034】
【化7】
【0035】(但し、R2 は炭素数6〜18の炭化水素
基であり、Mは水素原子、アルカリ金属原子、又はアル
カリ土類金属原子である。) 一般式(4)において、R2 は炭素数6〜18の炭化水
素基である。これらの範囲外では、充分な洗浄性が得ら
れない場合があり、また入手が困難であったりする。R
2 の具体例としては、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、
ヘプタデシル基、オクタデシル基等の直鎖アルキル基、
1,3−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル
基、1−メチルヘプチル基、2−エチルヘキシル基、
1,5−ジメチルヘキシル基、t−オクチル基、t−ト
リデシル基等の分岐鎖アルキル基等が挙げられる。ま
た、Mは水素原子、アルカリ金属原子、又はアルカリ土
類金属原子である。Mはそれぞれ同じものであっても良
く、異なっていても良い。
【0036】これらの芳香族化合物は、例えば、炭素数
6〜18の直鎖又は分岐鎖のオレフィンを塩化アルミニ
ウム等の触媒の存在下、加熱しながらジフェニルエーテ
ルに反応させた後、精製する。次いで1,2−ジクロロ
エタン等の溶媒の中で、三酸化硫黄を反応させてスルフ
ォン化し、溶媒を留去することにより得られる。これに
よって得られる芳香族化合物の炭化水素基の炭素数は、
原料となる炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖のオレフィ
ンの炭素数分布に依存する。平均炭素数として8〜16
の範囲に入るものが特に好ましい。
【0037】(d)成分の芳香族化合物は洗浄剤組成物
〔B〕中に0.25〜10重量%、より好ましくは0.
5〜8重量%、特に好ましくは1.0〜5.0重量%含
有される。含有量が0.25重量%未満では洗浄性が劣
る場合があり、又、10重量%を越えると、粘度が上昇
して、作業性が悪くなる場合がある。尚、これらの芳香
族化合物は単独或いは併用しても何ら差し支えない。
【0038】本発明の洗浄剤組成物〔B〕で用いられる
成分のうち、(e)成分の金属封止剤は特に限定されな
いが、次のような性状のものが好適に用いられる。即
ち、0.2重量部の金属封止剤、2.0重量部の水酸化
ナトリウム、1.0重量部のステアリン酸鉄、及び9
6.8重量部の水を混合したものを、80℃、10分間
振盪の後、室温まで冷却し、次いで5C(φ110m
m、東洋濾紙(株)製)の濾紙で濾過した場合、濾過残
が100ppm以上となる金属封止剤である。濾過残と
しては、200〜1000ppmがより好ましく、30
0〜700ppmが特に好ましい。濾過残が100pp
m未満の金属封止剤では、充分な洗浄性が得られない場
合がある。
【0039】かかる金属封止剤の具体例としては、グル
コン酸、タンニン酸、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、
3,4−ジヒドロキシ安息香酸(プロトカテキュ酸)、
2,3,4−トリヒドロキシ安息香酸(没食子酸)、ポ
リ−α−ヒドロキシアクリル酸、グルクロン酸等のカル
ボン酸、及びこれらとアルカリ金属等との塩類、ヘプト
ン酸、2,3−ジヒドロキシフェノール(ピロガロー
ル)、2−ヒドロキシフェノール、D−ソルビット、D
−マンニット、ズルシット、D−アラビット、キシリッ
ト、グルコノラクトン、D−マンノース、D−ガラクト
ース、トレイトール、アミノナフトール、アミノナフト
ールSO3 H、及びこれらとアルカリ金属等との塩類、
トリエタノールアミン等が挙げられる。
【0040】上記化合物のうちグルコン酸、タンニン
酸、3,4−ジヒドロキシ安息香酸(プロトカテキュ
酸)、2,3,4−トリヒドロキシ安息香酸(没食子
酸)等のカルボン酸、及びこれらとアルカリ金属等との
塩類、2,3−ジヒドロキシフェノール(ピロガロー
ル)、D−ソルビット、D−マンニット、グルコノラク
トン、D−ガラクトース、アミノナフトール、アミノナ
フトールSO3 H、及びこれらとアルカリ金属等との塩
類、トリエタノールアミンが洗浄性、リンス性の観点か
ら好ましく用いることができる。尚、これらの金属封止
剤は単独或いは併用しても何ら差し支えない。
【0041】(e)成分の金属封止剤は洗浄剤組成物
〔B〕中に0.25〜10重量%、より好ましくは0.
5〜8.5重量%、特に好ましくは1.0〜5.0重量
%含有される。含有量が0.25重量%未満では洗浄性
が劣る場合があり、又、10重量%を越えると、未溶解
物が残留したり、粘度が上昇して、作業性が悪くなる場
合がある。
【0042】本発明の洗浄剤組成物〔B〕で用いられる
成分のうち、(f)成分のアルカリ金属水酸化物として
は、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等が挙げられ、特に水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムが好適に使用される。これらのアルカリ金属水
酸化物はそれぞれ単独で用いてもよく或いは2種以上を
併用してもよい。(f)成分のアルカリ金属水酸化物は
洗浄剤組成物〔B〕中に0.5〜20重量%、より好ま
しくは1〜18重量%、特に好ましくは3〜15重量%
含有される。含有量が0.5重量%未満では洗浄性が劣
る場合があり、又、20重量%を越えると、製品の均一
性が阻害されたり、アルカリによる危険性が増加する場
合がある。
【0043】本発明の洗浄剤組成物〔B〕で用いられる
成分のうち、(g)成分の水は(d)成分、(e)成分
及び(f)成分を均一に溶解する溶媒として、洗浄剤組
成物〔B〕中に60〜99重量%、より好ましくは75
〜95重量%、特に好ましくは85〜92重量%含有さ
れる。ここで用いられる水は、本発明の洗浄剤組成物
〔B〕の効果を損なわないものであれば特に限定される
ものではなく、超純水、純水、イオン交換水、蒸留水、
通常の水道水等が用いられる。
【0044】本発明の洗浄剤組成物〔B〕においては、
本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、通常
洗浄剤に用いられる、ヒドロキシエチルアミノ酢酸、ヒ
ドロキシエチルイミノ2酢酸、エチレンジアミンテトラ
酢酸等のアミノカルボン酸塩等のキレート力を持つ化合
物、防腐剤、防錆剤、シリコン等の消泡剤、酸化防止
剤、窒素原子数が1〜5であって分子量が50〜300
の範囲のアミン系化合物;アルカノールアミン類、モル
ホリン類、環式アミン類、ポリアミン類、直鎖、分岐鎖
アルキルアミン類等のアミン系化合物、ヤシ脂肪酸メチ
ルや酢酸ベンジル等のエステル、炭化水素系溶剤あるい
はアルコール類等を適宜併用することができる。本発明
の洗浄剤組成物〔B〕は、前記(d)〜(g)成分及び
任意成分等を常法により混合することにより、製造する
ことができる。なお、本発明の洗浄剤組成物〔B〕は樹
脂汚れに適用されるものである。ここで樹脂汚れとして
は洗浄剤組成物〔A〕と同様であり、本発明の洗浄剤組
成物〔B〕はプラスチックレンズ製造時のレンズ樹脂に
対して特に好ましく適用される。
【0045】3.洗浄方法について 本発明の洗浄方法は、上記洗浄剤組成物〔A〕及び
〔B〕を用いて実施するものであり、以下の2つの態様
が例示される。 1)硬質表面に付着した樹脂汚れを、まず洗浄剤組成物
〔A〕で、次いで洗浄剤組成物〔B〕を使用して洗浄
し、次いですすぎ水ですすぐ態様。 2)硬質表面に付着した樹脂汚れを、洗浄剤組成物
〔A〕と洗浄剤組成物〔B〕を重量比で〔A〕/〔B〕
=20/80〜95/5に混合した液を使用して洗浄
し、次いですすぎ水ですすぐ態様。
【0046】1)の態様では、まず洗浄剤組成物〔A〕
で、次いで洗浄剤組成物〔B〕を使用して洗浄する。こ
の洗浄剤組成物〔A〕→〔B〕の使用順序では、〔A〕
で樹脂汚れを崩壊及び溶解した後、〔B〕で樹脂汚れが
剥離されるので、さらに高い洗浄効果を示すことにな
る。
【0047】また、2)の態様では、洗浄剤組成物
〔A〕と洗浄剤組成物〔B〕を混合して洗浄を行う。混
合の比率は、重量比で〔A〕/〔B〕=20/80〜9
5/5であり、好ましくは50/50〜90/10、特
に好ましくは60/40〜80/20である。上記の範
囲外では、洗浄効果の増大が達成されない場合がある。
即ち、上記の混合比の範囲内の混合液は懸濁、分離傾向
にあるため、前述の如く、〔A〕で樹脂汚れを崩壊及び
溶解した後〔B〕で樹脂汚れを剥離する効果が1槽で発
現しているものと考えられる。樹脂汚れの種類および重
合・付着状態の違いによって最適な範囲は異なってくる
が、大部分の樹脂汚れに対しては、〔A〕成分が連続相
で、〔B〕成分が乳化状態にあることが好ましい。な
お、完全に硬化したプラスチックレンズ樹脂汚れの場合
には、剥離力を強化した方が洗浄力が増大することが有
る。以上のように、樹脂汚れの種類および重合・付着の
状態の違いによって、上記の比率がコントロールされる
のは言うまでもない。
【0048】本発明の洗浄剤組成物及び洗浄方法を用い
て硬質表面に付着した樹脂汚れを洗浄するには、例え
ば、本発明の洗浄剤組成物を用いて浸漬法、超音波洗浄
法、浸漬揺動法、スプレー法等の各種の洗浄方法が採用
でき、最後に溶剤又は温水ですすぐ等の方法を連続的に
行う方法等が、効率の良い洗浄方法として挙げられ、か
つ好ましい結果を得ることができる。また、すすぎ水と
しては、表面の汚染物を除去できるものであれば特に限
定されないが、例えば超純水、純水、イオン交換水、蒸
留水、通常の水道水等がリンス性の面から好ましい。
【0049】本発明の洗浄剤組成物及び洗浄方法は、硬
質表面に付着した難洗浄性樹脂汚れの洗浄性に優れてい
る。硬質表面に付着した樹脂汚れとは、プラスチックレ
ンズ等の光学部品又はその製造工程に使用される母型・
治工具類に付着したプラスチックレンズ樹脂、接着剤、
粘着剤などの樹脂、半導体やリードフレーム、液晶カラ
ーフィルター、磁気ヘッド等のセラミック電子部品、プ
リント配線板、金属打ち抜き加工物を製造する際のレジ
スト、アルミサッシや建築物等の構造物の塗膜、自動車
製造の際の色替え時のボディー、塗装用治具、回収再生
時の自動車用バンパーの塗膜、グラビア印刷等の印刷時
の印刷機に付着したインキの硬化物等の樹脂汚れの洗浄
に適用される。中でも、非常に分子量が高く、最も洗浄
が困難であるプラスチックレンズの製造時にガラス母型
に付着したプラスチックレンズ樹脂汚れの洗浄において
も好適に利用される。
【0050】
【実施例】以下に本発明を製造例、実施例及び比較例を
もって詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例等に
制限されるものではない。 製造例1 1リットルの四ツ口フラスコに、ジフェニルエーテルを
204.3g(1.2モル)と無水塩化アルミニウム粉
末を8.0g(0.06モル)仕込み、よく攪拌しなが
ら90℃になるまで昇温した。次いで、1−ドデセン1
68.3g(1モル)を、窒素雰囲気下で1時間滴下
後、更に、60℃にて1時間反応させた。反応終了後、
同量の水を加えることによる水洗を4回繰り返した後、
過剰のジフェニルエーテル等の低沸点分を留去した。
【0051】得られたドデシルジフェニルエーテルの3
3.9g(0.1モル)を別の1リットルの四ツ口フラ
スコに入れ、更に、1,2-ジクロロエタンを678g(2
0倍量)仕込み、攪拌しながら5℃になるまで降温し
た。次いで、液体SO3 の18.4g(0.23モル)
を窒素雰囲気下で、1時間滴下しながら、少しずつ反応
させた。ロータリーエバポレーターにて、反応物から、
1,2-ジクロロエタンを留去して、ドデシルジフェニルエ
ーテルスルフォン酸を得た。得られたドデシルジフェニ
ルエーテルスルフォン酸はジアルキル体:20モル%、
モノアルキル体:80モル%、スルフォン化度は1.9
8であった。
【0052】製造例2 1リットルの四ツ口フラスコに、ジフェニルエーテルを
204.3g(1.2モル)と無水塩化アルミニウム粉
末を8.0g(0.06モル)仕込み、よく攪拌しなが
ら90℃になるまで昇温した。次いで、1−オクテン1
12.2g(1モル)を、窒素雰囲気下で1時間滴下
後、更に、60℃にて1時間反応させた。反応終了後、
同量の水を加えることによる水洗を4回繰り返した後、
過剰のジフェニルエーテル等の低沸点分を留去した。
【0053】得られたオクチルジフェニルエーテルの2
8.2g(0.1モル)を別の1リットルの四ツ口フラ
スコに入れ、更に、1,2-ジクロロエタンを565g(2
0倍量)仕込み、攪拌しながら5℃になるまで降温し
た。次いで、液体SO3 の16.8g(0.21モル)
を窒素雰囲気下で、1時間滴下しながら、少しずつ反応
させた。ロータリーエバポレーターにて、反応物から、
1,2-ジクロロエタンを留去して、オクチルジフェニルエ
ーテルスルフォン酸を得た。得られたオクチルジフェニ
ルエーテルスルフォン酸はジアルキル体:25モル%、
モノアルキル体:75モル%、スルフォン化度は1.9
0であった。
【0054】実施例1〜20及び比較例1〜18(ガラ
ス母型の洗浄試験) 表1〜表4に示す組成(組成比単位は重量%)の各種洗
浄剤組成物を調製し、これらの洗浄剤組成物を用いて、
表5及び表6に示す組合せにて洗浄性を評価した。
【0055】〔金属封止剤の濾過残値〕本実施例等に用
いた金属封止剤の濾過残値(ppm)は次のようにして
測定した。0.2重量部の使用する金属封止剤、2.0
重量部の水酸化ナトリウム、1.0重量部のステアリン
酸鉄、及び96.8重量部の水を混合した。このものを
80℃、10分間振盪の後、室温まで冷却し、次いで5
C(φ110mm、東洋濾紙(株)製)の濾紙で濾過し
た。そして得られた濾過残を送風定温乾燥機(FV−6
30、(株)東洋製作所製)にて80℃、1時間乾燥
後、その重量を測定した。
【0056】〔テストピース〕直径8.0cm、外周縁
側0.5cmのガラス母型の外周縁側に、厚み0.1c
mのシリコンゴムシート((株)井内盛栄堂製)を、幅
0.5cm、長さ30.0cmに切りとったものを巻き
付けて、端をセロハンテープで止めた。ガラス母型の外
周縁側と巻き付けたシリコンゴムシートの隙間に、モノ
マーとしてジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト:CR−39モノマー(PPG社製)100重量部と
重合触媒としてジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト:パーロイルIPP−27(CR)(日本油脂(株)
製)11重量部とを配合し、低温で均一になるように攪
拌したモノマー混合物を0.3mL入れた。このガラス
母型を共栓付きの500mLガラス製ビーカーに入れ、
窒素シールした。40℃で2時間、60℃で2時間、さ
らに80℃で18時間加熱することによって重合、固形
化の後、シリコンゴムシートを外して洗浄試験用のテス
トピースとした。
【0057】〔洗浄試験〕上記のガラス母型のテストピ
ースを、60℃に保った表5及び表6記載の洗浄剤組成
物に浸漬し、39kHz、200Wの超音波洗浄装置
(SILENTSONIC UT-204 、シャープ(株)製)で60秒
間洗浄した。ここで、実施例1〜12、比較例1〜11
のように、1種の成分単独で洗浄を行った例は、一つの
槽中で60秒間洗浄を行った(一槽)。実施例13〜1
6、比較例12〜14のように、〔A〕→〔B〕或いは
〔B〕→〔A〕の二段洗浄系で洗浄を行った例は、各々
1槽=30秒×2槽、即ち、合計の洗浄時間を60秒間
とした(二槽)。また、実施例17〜20、比較例15
〜17のように〔A〕/〔B〕混合系で洗浄を行った例
は、一つの槽のみを用いて60秒間洗浄を行った(混
合)。
【0058】次いで、30℃のイオン交換水に浸漬し、
洗浄と同様の超音波洗浄装置で60秒間リンス(第一リ
ンス)した。更に、同じく、30℃のイオン交換水に浸
漬し、超音波洗浄機で60秒間仕上げリンス(第二リン
ス)した。この後、1分間エアーブローし、送風定温乾
燥機(FV−630、(株)東洋製作所製)にて80
℃、10分間乾燥した。なお、比較例18では、塩化メ
チレンを洗浄剤として一つの槽で洗浄温度35℃(沸
点:40.2℃)で、60秒間同様に洗浄した。その
後、塩化メチレン(温度は室温)に浸漬し、上記の超音
波洗浄装置を用いて60秒間リンスを2回(第1リン
ス、第2リンス)の後、室内にて風乾した。各洗浄剤組
成物について、同一の条件で、5枚のガラス母型のテス
トピースを洗浄し、その洗浄の程度(洗浄性)を目視で
評価した。尚、評価基準は下記の通りである。 ◎:100%(完全に)樹脂汚れが洗浄された。 ○:少なくとも90%程度樹脂汚れが洗浄された。 △:少なくとも70%程度樹脂汚れが洗浄された。 ×:50%以上樹脂汚れが残留した。 以上の結果を表5、表6に示す。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】以上の結果より、本発明の洗浄剤組成物は
洗浄性に優れたものであることが分かる(実施例1〜1
2)。さらに、本発明の二つの洗浄剤組成物を併用する
ことにより、洗浄性をさらに向上することができたり
(実施例13〜16)、装置や工程の簡素化を図ること
ができる(実施例17〜20)。また、組成が本発明の
範囲外のものは、いずれも洗浄性に劣るものである(比
較例1〜18)。
【0066】実施例21〜32及び比較例19〜26
(塗装膜の剥離・洗浄試験) 表1〜表4に示す組成(組成比単位は重量%)の各種洗
浄剤組成物を調製し、これらの洗浄剤組成物を用いて、
表7に示す組合せにて洗浄性を評価した。 〔テストピース〕8cm×4cm×0.5mmの鋼板を
用いて、アクリルメラミン静電塗装品(プライマーは
エポキシ−メラミン、塗膜厚:合計40μm)、ポリ
エステル粉体静電塗装品(塗膜厚:max 4400μm)
を得、それぞれテストピースとした。
【0067】〔剥離・洗浄試験〕各洗浄液を500mL
ガラスビーカーに500mL採取し、恒温槽(温水槽)
に入れて、設定温度に上昇後、テストピースを設定時間
浸漬した。その後、水道水流水で1分間すすいで、エア
ーブロー1分間の後、塗膜の剥離・洗浄の程度(洗浄
性)を目視で評価した。なお、評価基準は下記の通りで
ある。 ◎:100%(完全に)樹脂が剥離・洗浄されていた。 ○:少なくとも70%程度樹脂が剥離・洗浄されてい
た。 △:70%未満(一部分)樹脂が剥離・洗浄されてい
た。 ×:樹脂が全く剥離・洗浄されていない。 結果を表7に示す。
【0068】
【表7】
【0069】以上の結果から、本発明の洗浄剤組成物は
アクリルメラミン系、ポリエステル系塗膜に対して剥離
性・洗浄性に優れたものであることが分かる(実施例2
1〜24、実施例27〜30)。さらに、本発明の二つ
の洗浄剤組成物を併用することにより、剥離性・洗浄性
をさらに向上することができる(実施例25、26、3
1、32)。また、組成が本発明の範囲外のものは、い
ずれも洗浄性に劣るものである(比較例19〜26)。
【0070】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、難洗浄性の樹
脂汚れに優れたものである。しかも、塩化メチレンを用
いないため安全性にも優れている。また、本発明の洗浄
方法は、単純な工程で難洗浄性の樹脂汚れを効果的に洗
浄する方法を提供するものであり、さらには洗浄剤組成
物を特定の割合で組み合わせることにより、一つの洗浄
槽を設けるだけで実施することができるため、簡便な設
備での洗浄方法をも提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/26 7511−4E H05K 3/26 E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(c): (a)一般式(1) Ph−X−Y (1) (但し、Phはフェニル基を示し、Xは 【化1】 であり、Yは−Ck 2k+1、−OCH3 、−OH(ただ
    し、kは1〜11の整数である。))で表される芳香族
    単環化合物、1,4−ブタンジオール、アジピン酸ジメ
    チル、プロピレンカーボネート、トリエチレングリコー
    ルジメチルエーテル、及びジアセトンアルコールからな
    る群より選ばれる1種以上の化合物を65〜94重量
    %; (b)一般式(2) R1 O(CH2 CH2 O)j −H (2) (但し、R1 は炭素数1〜8の炭化水素基、jは1〜8
    の整数である。)で表されるグリコールエーテル化合物
    の1種以上を5〜20重量%;並びに (c)一般式(3) HO−(CH2 CH2 O)m −H (3) (但し、mは1〜10の整数である。)で表されるエチ
    レングリコール系化合物の1種以上を1〜15重量%;
    を含有することを特徴とする樹脂汚れ用洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 次の成分(d)〜(g): (d)一般式(4) 【化2】 (但し、R2 は炭素数6〜18の炭化水素基であり、M
    は水素原子、アルカリ金属原子、又はアルカリ土類金属
    原子である。)で表される芳香族化合物の1種以上を
    0.25〜10重量%; (e)0.2重量部の金属封止剤、2.0重量部の水酸
    化ナトリウム、1.0重量部のステアリン酸鉄、及び9
    6.8重量部の水を混合したものを、80℃、10分間
    振盪の後、室温まで冷却し、次いで5Cの濾紙で濾過し
    た場合、濾過残が100ppm以上となる金属封止剤を
    0.25〜10重量%; (f)アルカリ金属水酸化物を0.5〜20重量%;及
    び (g)水を60〜99重量%;を含有することを特徴と
    する樹脂汚れ用洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 硬質表面に付着した樹脂汚れを、まず請
    求項1記載の洗浄剤組成物で、次いで請求項2記載の洗
    浄剤組成物を使用して洗浄し、次いですすぎ水ですすぐ
    ことを特徴とする樹脂汚れの洗浄方法。
  4. 【請求項4】 硬質表面に付着した樹脂汚れを、請求項
    1記載の洗浄剤組成物〔A〕と請求項2記載の洗浄剤組
    成物〔B〕を重量比で〔A〕/〔B〕=20/80〜9
    5/5に混合した液を使用して洗浄し、次いですすぎ水
    ですすぐことを特徴とする樹脂汚れの洗浄方法。
  5. 【請求項5】 樹脂汚れが、光学部品又はその製造工程
    に使用される母型・治工具類に付着した樹脂、半導体や
    リードフレーム、液晶カラーフィルター、磁気ヘッドの
    セラミック電子部品、プリント配線板、金属打ち抜き加
    工物を製造する際のレジスト、アルミサッシや建築物の
    構造物の塗膜、自動車製造の際の色替え時のボディーの
    塗装又はその塗装用治具、回収再生時の自動車用バンバ
    ーの塗膜、及びグラビア印刷等の印刷時の印刷機に付着
    したインキの硬化物からなる群より選ばれる1つ以上の
    樹脂汚れである請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂汚れがプラスチックレンズ製造時の
    レンズ樹脂である請求項5記載の洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】 樹脂汚れが、光学部品又はその製造工程
    に使用される母型・治工具類に付着した樹脂、半導体や
    リードフレーム、液晶カラーフィルター、磁気ヘッドの
    セラミック電子部品、プリント配線板、金属打ち抜き加
    工物を製造する際のレジスト、アルミサッシや建築物の
    構造物の塗膜、自動車製造の際の色替え時のボディーの
    塗装又はその塗装用治具、回収再生時の自動車用バンバ
    ーの塗膜、及びグラビア印刷等の印刷時の印刷機に付着
    したインキの硬化物からなる群より選ばれる1つ以上の
    樹脂汚れである請求項3又は4記載の洗浄方法。
  8. 【請求項8】 樹脂汚れがプラスチックレンズ製造時の
    レンズ樹脂である請求項7記載の洗浄方法。
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