JPH09263259A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置Info
- Publication number
- JPH09263259A JPH09263259A JP10328696A JP10328696A JPH09263259A JP H09263259 A JPH09263259 A JP H09263259A JP 10328696 A JP10328696 A JP 10328696A JP 10328696 A JP10328696 A JP 10328696A JP H09263259 A JPH09263259 A JP H09263259A
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- Japan
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- torque sensor
- torque
- value
- steering
- electric power
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動パワーステアリング装置において、トル
クセンサの取付時に、ステアリングの中立位置でのトル
クセンサの出力値を記憶手段に記憶させることで、トル
クセンサの取付け時の調整が不要となり、工数の削減を
図り、低コスト化を図る。 【解決手段】 ステアリングに捩れがない中立状態での
トルクセンサ4の出力値をトルク基準値として不揮発性
メモリ10に記憶させる。ECU5は、装置の駆動時
に、トルクセンサ4の出力値を上記トルク基準値で補正
した値に応じてモータ6への供給電流を制御する。
クセンサの取付時に、ステアリングの中立位置でのトル
クセンサの出力値を記憶手段に記憶させることで、トル
クセンサの取付け時の調整が不要となり、工数の削減を
図り、低コスト化を図る。 【解決手段】 ステアリングに捩れがない中立状態での
トルクセンサ4の出力値をトルク基準値として不揮発性
メモリ10に記憶させる。ECU5は、装置の駆動時
に、トルクセンサ4の出力値を上記トルク基準値で補正
した値に応じてモータ6への供給電流を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に用いら
れる電動パワーステアリング装置に関するものである。
れる電動パワーステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動パワーステアリング装置は、
図1に示すように、操舵輪1をギヤ部2を介してステア
リングするステアリングシャフト3に取付けられたトル
クセンサ4により、該ステアリングシャフト3に加えら
れた操舵トルクを検出し、その大きさに応じて、コント
ロール装置を成すECU(エレクトリック・コントロー
ル・ユニット)5がステアリングシャフト3等に取付け
られた操舵補助力発生用のモータ6を通電制御すること
により、該モータ6を駆動し、その駆動力でもってステ
アリング操舵を補助するようになっている。また、EC
U5の内部構成は図2に示すごとくであり、装置を制御
するCPU7と、モータ6を駆動するモータドライブ回
路8を備えている。そして、この種の電動パワーステア
リング装置におけるトルクセンサ4は、ステアリングシ
ャフト3の捩れを検出する構成となっており、トルクセ
ンサ4をステアリングシャフト3に取付ける際、ステア
リングシャフト3に捻れのない状態のトルクセンサ出力
を基準値としてCPU7に認識させる必要がある。
図1に示すように、操舵輪1をギヤ部2を介してステア
リングするステアリングシャフト3に取付けられたトル
クセンサ4により、該ステアリングシャフト3に加えら
れた操舵トルクを検出し、その大きさに応じて、コント
ロール装置を成すECU(エレクトリック・コントロー
ル・ユニット)5がステアリングシャフト3等に取付け
られた操舵補助力発生用のモータ6を通電制御すること
により、該モータ6を駆動し、その駆動力でもってステ
アリング操舵を補助するようになっている。また、EC
U5の内部構成は図2に示すごとくであり、装置を制御
するCPU7と、モータ6を駆動するモータドライブ回
路8を備えている。そして、この種の電動パワーステア
リング装置におけるトルクセンサ4は、ステアリングシ
ャフト3の捩れを検出する構成となっており、トルクセ
ンサ4をステアリングシャフト3に取付ける際、ステア
リングシャフト3に捻れのない状態のトルクセンサ出力
を基準値としてCPU7に認識させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、電動パワーステアリング装置によって固定的に決ま
ったステアリングの捻れのない状態、つまり中立位置で
の基準値(以降、これを中立値という)に対してトルク
センサの検出信号が一致するように、トルクセンサの装
置への取付け時にセンサ自身の調整を行うため、各製品
毎に調整が必要である。すなわち、従来の組立工程は、
図4に示すように、ギヤアッシィとモータアッシィとを
組立て(#1)、さらに、これにトルクセンサを組立て
た後(#2)、トルクセンサ中立調整を行い(#3)、
中立検査(#4)の結果がOKとなるまで、中立調整、
検査を繰返し行う。このような組立工程であるため、工
数が増大し、コストアップとなり、また、高い調整精度
が要求されていた。本発明は、上述した問題点を解決す
るためになされたものであり、トルクセンサの取付時
に、ステアリングの中立位置でのトルクセンサの出力値
を記憶手段に記憶させることで、トルクセンサの取付け
時の調整が不要となり、工数の削減が図れ、低コスト化
が図れる電動パワーステアリング装置を提供することを
目的とする。
は、電動パワーステアリング装置によって固定的に決ま
ったステアリングの捻れのない状態、つまり中立位置で
の基準値(以降、これを中立値という)に対してトルク
センサの検出信号が一致するように、トルクセンサの装
置への取付け時にセンサ自身の調整を行うため、各製品
毎に調整が必要である。すなわち、従来の組立工程は、
図4に示すように、ギヤアッシィとモータアッシィとを
組立て(#1)、さらに、これにトルクセンサを組立て
た後(#2)、トルクセンサ中立調整を行い(#3)、
中立検査(#4)の結果がOKとなるまで、中立調整、
検査を繰返し行う。このような組立工程であるため、工
数が増大し、コストアップとなり、また、高い調整精度
が要求されていた。本発明は、上述した問題点を解決す
るためになされたものであり、トルクセンサの取付時
に、ステアリングの中立位置でのトルクセンサの出力値
を記憶手段に記憶させることで、トルクセンサの取付け
時の調整が不要となり、工数の削減が図れ、低コスト化
が図れる電動パワーステアリング装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、ステアリングの操舵補助力を発生
させるモータと、前記ステアリングの捩れを検出するト
ルクセンサと、このトルクセンサにより検出された捩れ
量に応じてモータに供給される電流を制御する制御手段
とを備えた電動パワーステアリング装置において、ステ
アリングに捩れがない中立状態でのトルクセンサの出力
値をトルク基準値として記憶しておく基準値記憶手段を
備え、制御手段は、装置の駆動時に、トルクセンサの出
力値をトルク基準値で補正した値に応じてモータへの供
給電流を制御するものである。上記構成においては、基
準値記憶手段は、ステアリングの中立状態でのトルクセ
ンサの出力値をトルク基準値として記憶しており、装置
の駆動時に、制御手段は、トルクセンサの出力値をトル
ク基準値で補正した値に応じてモータへ供給する電流を
制御する。トルクセンサの取付け時に、ステアリングの
中立位置でのトルクセンサの出力値を基準値記憶手段に
記憶させることにより、トルクセンサの取付け時のセン
サ調整が不要となる。
に請求項1の発明は、ステアリングの操舵補助力を発生
させるモータと、前記ステアリングの捩れを検出するト
ルクセンサと、このトルクセンサにより検出された捩れ
量に応じてモータに供給される電流を制御する制御手段
とを備えた電動パワーステアリング装置において、ステ
アリングに捩れがない中立状態でのトルクセンサの出力
値をトルク基準値として記憶しておく基準値記憶手段を
備え、制御手段は、装置の駆動時に、トルクセンサの出
力値をトルク基準値で補正した値に応じてモータへの供
給電流を制御するものである。上記構成においては、基
準値記憶手段は、ステアリングの中立状態でのトルクセ
ンサの出力値をトルク基準値として記憶しており、装置
の駆動時に、制御手段は、トルクセンサの出力値をトル
ク基準値で補正した値に応じてモータへ供給する電流を
制御する。トルクセンサの取付け時に、ステアリングの
中立位置でのトルクセンサの出力値を基準値記憶手段に
記憶させることにより、トルクセンサの取付け時のセン
サ調整が不要となる。
【0005】また、請求項2の発明は、上記請求項1に
記載の構成において、制御手段は、トルクセンサが組付
けられた状態でステアリングが中立状態にある時に、該
トルクセンサが中立位置にあることを該制御手段自身に
認識させる認識信号を外部から入力する入力手段と、こ
の認識信号が入力された時に、その時のトルクセンサの
出力値を読込む読込手段とを備え、この読込手段により
読込んだ値をトルク基準信号として基準値記憶手段に記
憶させるものである。上記構成においては、トルクセン
サが組付けられた時にステアリングの中立状態を作り、
この状態で、入力手段により認識信号が入力されると、
制御手段は、その時のトルクセンサの出力値を読込手段
により読込み、この値をトルク基準信号として基準値記
憶手段に記憶させる。これにより、トルクセンサの組付
け時のセンサ調整は不要となる。
記載の構成において、制御手段は、トルクセンサが組付
けられた状態でステアリングが中立状態にある時に、該
トルクセンサが中立位置にあることを該制御手段自身に
認識させる認識信号を外部から入力する入力手段と、こ
の認識信号が入力された時に、その時のトルクセンサの
出力値を読込む読込手段とを備え、この読込手段により
読込んだ値をトルク基準信号として基準値記憶手段に記
憶させるものである。上記構成においては、トルクセン
サが組付けられた時にステアリングの中立状態を作り、
この状態で、入力手段により認識信号が入力されると、
制御手段は、その時のトルクセンサの出力値を読込手段
により読込み、この値をトルク基準信号として基準値記
憶手段に記憶させる。これにより、トルクセンサの組付
け時のセンサ調整は不要となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。図3は本発明の一実施例
による電動パワーステアリング装置におけるコントロー
ル装置(ECU)の内部構成を示す。電動パワーステア
リング装置は、その構成は前述した図1と同等であり、
アシスト力を発生させるモータ6とステアリングシャフ
ト3の捩れを検出するトルクセンサ4を取付けたギヤ部
2(もしくは、コラムシャフト部)とトルクセンサ4の
出力に応じて、モータ6に流れる電流を制御するコント
ロール装置(ECUという)5で構成される。ECU5
は、CPU7と、モータドライブ回路8と、E2 PRO
Mに代表される不揮発性メモリ10と、外部との通信を
行い、外部からトルク中立位置をECU5に認識させる
ための信号(認識信号)を入力するインターフェイス
(以下、入力手段という)11とを内蔵する構成とす
る。認識信号は、外部スイッチ等により発生させること
ができる。
例を図面を参照して説明する。図3は本発明の一実施例
による電動パワーステアリング装置におけるコントロー
ル装置(ECU)の内部構成を示す。電動パワーステア
リング装置は、その構成は前述した図1と同等であり、
アシスト力を発生させるモータ6とステアリングシャフ
ト3の捩れを検出するトルクセンサ4を取付けたギヤ部
2(もしくは、コラムシャフト部)とトルクセンサ4の
出力に応じて、モータ6に流れる電流を制御するコント
ロール装置(ECUという)5で構成される。ECU5
は、CPU7と、モータドライブ回路8と、E2 PRO
Mに代表される不揮発性メモリ10と、外部との通信を
行い、外部からトルク中立位置をECU5に認識させる
ための信号(認識信号)を入力するインターフェイス
(以下、入力手段という)11とを内蔵する構成とす
る。認識信号は、外部スイッチ等により発生させること
ができる。
【0007】図5は、上記構成の装置の組付け工程を示
す。組付け工程においては、ギヤアッシィとモータアッ
シィとを組立て(#1)、さらに、これにトルクセンサ
を組立てた後(#2)、トルクセンサ中立記憶を行う
(#5)。トルクセンサ4の組立て後の中立記憶の具体
的処理手順は、ギヤ部2(又は、コラムシャフト)にト
ルクセンサ4を組立てた時に、ステアリングの中立状態
(メカ機構に捩れのない状態)を作り、この状態におい
て、ECU5に対して外部より入力手段11を介してト
ルク中立位置の認識信号を入力する。ECU5はこの認
識信号を受取ると、その時のトルクセンサ4の値(トル
ク中立値又は基準値)を読み込み、これをトルク中立値
としてECU5内蔵の不揮発性メモリ10に記憶する。
この中立値記憶の処理で組付けは完了する。通常の使用
状態においては、ECU5は、始動毎に、内蔵のメモリ
10からこのトルク中立値を読出し、これを中心に、ス
テアリングの左右の捩れ量をトルクセンサ4より読取
り、アシスト量、すなわち、モータ6に流れる電流量を
制御する。
す。組付け工程においては、ギヤアッシィとモータアッ
シィとを組立て(#1)、さらに、これにトルクセンサ
を組立てた後(#2)、トルクセンサ中立記憶を行う
(#5)。トルクセンサ4の組立て後の中立記憶の具体
的処理手順は、ギヤ部2(又は、コラムシャフト)にト
ルクセンサ4を組立てた時に、ステアリングの中立状態
(メカ機構に捩れのない状態)を作り、この状態におい
て、ECU5に対して外部より入力手段11を介してト
ルク中立位置の認識信号を入力する。ECU5はこの認
識信号を受取ると、その時のトルクセンサ4の値(トル
ク中立値又は基準値)を読み込み、これをトルク中立値
としてECU5内蔵の不揮発性メモリ10に記憶する。
この中立値記憶の処理で組付けは完了する。通常の使用
状態においては、ECU5は、始動毎に、内蔵のメモリ
10からこのトルク中立値を読出し、これを中心に、ス
テアリングの左右の捩れ量をトルクセンサ4より読取
り、アシスト量、すなわち、モータ6に流れる電流量を
制御する。
【0008】ECU5による上記中立値記憶の処理とそ
の後の通常動作のフローチャートを図6に示す。ECU
5に内蔵のCPU7は、トルク中立認識処理を行う認識
信号を外部から入力手段11を経て受けたかを調べ(#
11)、認識信号を受けたときは、その時のトルクセン
サ4の出力値、すなわちトルク中立値(基準値)を入力
し(#12)、これを不揮発性メモリ10に記憶する
(#13)。上記#11でトルク中立認識処理でないと
きは、始動時であるかを調べ(#14)、始動時であれ
ば、不揮発性メモリ10よりトルク中立値を読出し(#
15)、次いで、トルクセンサ4の出力値である現在ト
ルクを入力する(#16)。その後、現在トルクと中立
値との差、つまり、現在トルク値を中立値で補正した値
に応じてモータ6に供給する電流値を算出する(#1
7)。この電流値でモータ6は駆動され、ステアリング
のアシスト制御が行われる(#18)。なお、上記#1
4において始動時でない時、つまり、通常動作時には#
15の読出しは飛ばして、直ちに#16へ進む。
の後の通常動作のフローチャートを図6に示す。ECU
5に内蔵のCPU7は、トルク中立認識処理を行う認識
信号を外部から入力手段11を経て受けたかを調べ(#
11)、認識信号を受けたときは、その時のトルクセン
サ4の出力値、すなわちトルク中立値(基準値)を入力
し(#12)、これを不揮発性メモリ10に記憶する
(#13)。上記#11でトルク中立認識処理でないと
きは、始動時であるかを調べ(#14)、始動時であれ
ば、不揮発性メモリ10よりトルク中立値を読出し(#
15)、次いで、トルクセンサ4の出力値である現在ト
ルクを入力する(#16)。その後、現在トルクと中立
値との差、つまり、現在トルク値を中立値で補正した値
に応じてモータ6に供給する電流値を算出する(#1
7)。この電流値でモータ6は駆動され、ステアリング
のアシスト制御が行われる(#18)。なお、上記#1
4において始動時でない時、つまり、通常動作時には#
15の読出しは飛ばして、直ちに#16へ進む。
【0009】上記のようにして、ECU5に、トルクセ
ンサ4の組付け時に、ステアリングの中立位置でのトル
クセンサ4の出力値を読込み、これを基準値として、以
降の動作ではトルクセンサ4の検出値を補正するように
しているので、トルクセンサ4の最初の組付け時に、セ
ンサの中立調整・検査の工程を個々の製品毎に行う手間
が省け、工数の削減が可能となり、また、調整精度が厳
しく要求されないものとなる。また、本実施例構成にお
いては、ステアリングのメカ中立位置をECU5に記憶
した時点で、メカ部(ギヤ部2又はコラムシャフト)、
トルクセンサ4、モータ6等)とECU5とは、1対1
の関係となるため、ECU5がメカ部に内蔵、もしく
は、一体化される構成にすることによって、より実現が
容易になり、また、トルク基準値をメモリ10に記憶さ
せているので、経時的な動作性能の劣化を生じることも
ない。
ンサ4の組付け時に、ステアリングの中立位置でのトル
クセンサ4の出力値を読込み、これを基準値として、以
降の動作ではトルクセンサ4の検出値を補正するように
しているので、トルクセンサ4の最初の組付け時に、セ
ンサの中立調整・検査の工程を個々の製品毎に行う手間
が省け、工数の削減が可能となり、また、調整精度が厳
しく要求されないものとなる。また、本実施例構成にお
いては、ステアリングのメカ中立位置をECU5に記憶
した時点で、メカ部(ギヤ部2又はコラムシャフト)、
トルクセンサ4、モータ6等)とECU5とは、1対1
の関係となるため、ECU5がメカ部に内蔵、もしく
は、一体化される構成にすることによって、より実現が
容易になり、また、トルク基準値をメモリ10に記憶さ
せているので、経時的な動作性能の劣化を生じることも
ない。
【0010】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
ステアリングのメカ中立位置でのトルクセンサ出力値を
制御手段に基準値として記憶手段に記憶させるようにし
ているので、トルクセンサの組付け時の調整工程及び調
整精度が必要でなくなり、取付工数の削減が可能とな
る。また、ステアリングのメカ中立位置を記憶手段に記
憶させるため、経時的な動作性能の劣化を生じることが
ない。また、請求項2の発明によれば、トルクセンサの
組付け時にステアリングの中立状態を作り、この状態に
おいて制御手段に認識信号が入力されると、その時のト
ルクセンサの出力値を読込み、この値をトルク基準信号
として記憶させるようにしているので、トルクセンサの
組付け時のセンサ調整・検査が不要となり、工数の削減
が可能となる。
ステアリングのメカ中立位置でのトルクセンサ出力値を
制御手段に基準値として記憶手段に記憶させるようにし
ているので、トルクセンサの組付け時の調整工程及び調
整精度が必要でなくなり、取付工数の削減が可能とな
る。また、ステアリングのメカ中立位置を記憶手段に記
憶させるため、経時的な動作性能の劣化を生じることが
ない。また、請求項2の発明によれば、トルクセンサの
組付け時にステアリングの中立状態を作り、この状態に
おいて制御手段に認識信号が入力されると、その時のト
ルクセンサの出力値を読込み、この値をトルク基準信号
として記憶させるようにしているので、トルクセンサの
組付け時のセンサ調整・検査が不要となり、工数の削減
が可能となる。
【図1】従来の電動パワーステアリング装置の構成図で
ある。
ある。
【図2】そのコントロール装置の内部構成図である。
【図3】本発明の一実施例による電動パワーステアリン
グ装置におけるコントロール装置の構成図である。
グ装置におけるコントロール装置の構成図である。
【図4】従来の組立工程を示すフロー図である。
【図5】本発明における組立工程を示すフロー図であ
る。
る。
【図6】本発明の一実施例によるコントロール装置の動
作のフローチャートである。
作のフローチャートである。
3 ステアリングシャフト 4 トルクセンサ 5 コントロール装置(ECU、制御手段) 6 モータ 10 不揮発性メモリ 11 入力手段
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリングの操舵補助力を発生させる
モータと、前記ステアリングの捩れを検出するトルクセ
ンサと、このトルクセンサにより検出された捩れ量に応
じて前記モータに供給される電流を制御する制御手段と
を備えた電動パワーステアリング装置において、 ステアリングに捩れがない中立状態での前記トルクセン
サの出力値をトルク基準値として記憶しておく基準値記
憶手段を備え、 前記制御手段は、装置の駆動時に、前記トルクセンサの
出力値を前記トルク基準値で補正した値に応じて前記モ
ータへの供給電流を制御することを特徴とする電動パワ
ーステアリング装置 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記トルクセンサが組
付けられた状態で前記ステアリングが中立状態にある時
に該トルクセンサが中立位置にあることを該制御手段自
身に認識させる認識信号を外部から入力する入力手段
と、この認識信号が入力された時に、その時の前記トル
クセンサの出力値を読込む読込手段とを備え、この読込
手段により読込んだ値をトルク基準信号として前記基準
値記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記
載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328696A JPH09263259A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328696A JPH09263259A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09263259A true JPH09263259A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=14350079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10328696A Pending JPH09263259A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09263259A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6467329B1 (en) | 1999-02-15 | 2002-10-22 | Showa Corporation | Neutral point voltage adjuster of torque sensor |
JP2006264617A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵装置 |
JP2007069855A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング制御装置 |
JP2012214101A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP10328696A patent/JPH09263259A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6467329B1 (en) | 1999-02-15 | 2002-10-22 | Showa Corporation | Neutral point voltage adjuster of torque sensor |
JP2006264617A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵装置 |
JP2007069855A (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-22 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング制御装置 |
JP2012214101A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040601 |