JPH09263024A - 感熱プリンタにおける異物侵入防止アタッチメント - Google Patents

感熱プリンタにおける異物侵入防止アタッチメント

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JPH09263024A
JPH09263024A JP8099450A JP9945096A JPH09263024A JP H09263024 A JPH09263024 A JP H09263024A JP 8099450 A JP8099450 A JP 8099450A JP 9945096 A JP9945096 A JP 9945096A JP H09263024 A JPH09263024 A JP H09263024A
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JP8099450A
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Katsumi Kawamura
克己 河村
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
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  • Electronic Switches (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸くずや塵等の異物のプリンタ内への侵入を
防止することが可能な、感熱プリンタにおける異物侵入
防止アタッチメントを提供することを目的とする。 【解決手段】 プリンタ(10)の感熱ヘッド(1)に
対し、記録媒体挿入方向上流側に、記録媒体(P)の印
字面に接するように、ウレタンフォームで形成された拭
き取り部材(30)を配置し、記録媒体の印字面が拭き
取り部材に接した状態で記録媒体を感熱プリンタ内に挿
入するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルラインプ
リンタ等の感熱プリンタに取り付けられ、感熱プリンタ
内への異物の侵入を防止する、異物侵入防止アタッチメ
ントに関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、サーマルラインプリンタ等の感熱
プリンタは、抵抗素子を有する感熱ヘッドによって、感
熱紙である記録媒体に印字を行うものである。感熱ヘッ
ドは、記録媒体を、感熱ヘッドに隣接して設けられたプ
ラテンローラの間で所定の押圧力(即ち印字圧)で押圧
した状態で、印字情報に応じて抵抗素子を加熱すること
によって印字を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録媒
体が感熱プリンタに挿入される際に、記録媒体の印字面
(感熱ヘッド側の面)に糸くずや塵等の異物が付着して
いると、感熱プリンタ内で、感熱ヘッドの抵抗素子と記
録媒体との間に巻き込まれる可能性がある。
【0004】異物が記録媒体と抵抗素子との間に入り込
んだ場合、印字面において異物が付着した部分は、抵抗
素子からの熱伝達が妨げられる。記録媒体として、比較
的柔軟な通常の感熱紙が使用されている場合には、印字
圧によって感熱紙が異物を包むように変形する。そのた
め、抵抗素子からの熱伝達が妨げられるのは、異物が付
着した部分だけである。通常、異物のサイズは大きくて
も50μm程度であるため、肉眼で確認できるような印
字のむらにはなることは少ない。
【0005】しかしながら、近年、感熱プリンタで、感
熱性のOHPシート(以後、感熱OHPシートとする)
が使用されることがある。感熱OHPシートは比較的剛
性が高いため、印字圧を受けても変形しにくい。そのた
め、抵抗素子からの熱が伝わらない部分が、異物の付着
した部分だけでなく、その周辺部にまで及ぶ。即ち、肉
眼で確認できるような大きさの印字むら(印字されない
部分)が発生する。
【0006】特に、近年、消費電力節約のためプラテン
ローラの回転トルクを下げる目的で、印字圧が低目に設
定されたプリンタがあり、このような印字圧の低いプリ
ンタでは、感熱OHPシートがさらに変形しにくくなる
ため、印字面において、抵抗素子からの熱伝達が妨げら
れる部分がより広い範囲に亘る。そのため、上述の印字
むらはより顕著になる。例えば、50μm程度の異物が
あれば、搬送方向に延びる1mm程度の幅のすじ状のむ
らとなって現れることがある。
【0007】上記の事情に鑑み、本発明は、糸くずや塵
等の異物のプリンタ内への侵入を防止することが可能
な、感熱プリンタにおける異物侵入防止アタッチメント
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する手段】本発明に係る感熱プリンタにお
ける異物侵入防止アタッチメントは、プリンタの感熱ヘ
ッドに対し、記録媒体のプリンタ内部への挿入方向の上
流側に拭き取り部材を設けると共に、該拭き取り部材
を、プリンタに挿入される記録媒体の、感熱ヘッド側に
挿入される面である印字面に接するように配置し、拭き
取り部材に印字面が接した状態で、記録媒体を感熱プリ
ンタ内に挿入することにより、感熱プリンタの感熱ヘッ
ド部分への異物の侵入を防止することを特徴とするもの
である。上記の拭き取り部材としては、スポンジ状のポ
リウレタンからなるウレタンフォームとすることができ
る。
【0009】拭き取り部材を記録媒体の印字面に所定の
付勢力で付勢する付勢手段をさらに備えた構成が可能で
ある。この付勢手段は、記録媒体を該記録媒体の両面か
ら挟む2枚のシート部材ととして構成することができ、
当該2枚のシート部材は、記録媒体の印字面に対向する
ように配置され且つ拭き取り部材を支持する第1のシー
ト部材と、記録媒体の印字面と反対側の面に対向するよ
う配置された第2のシート部材よりなっており、第2の
シートは弾性を有する部材で構成されると共に、屈曲さ
れた状態で、記録媒体に接するように配置されており、
記録媒体が、第2のシート部材と拭き取り部材との間を
通過するに伴い、屈曲された第2のシート部材の弾性力
によって、記録媒体の印字面が拭き取り部材に接触する
方向に付勢されるよう構成されるものである。上記の第
1及び第2のシートは、樹脂製、特にポリエチレンテレ
フタレート(PET)製とすることができる。
【0010】第1及び第2のシート部材は、プリンタの
外部に設けることができる。この場合、(プリンタに記
録媒体を挿入するための)挿入口からプリンタ内部に、
記録媒体の印字面に相対するように延びる第3のシート
部材を設けることも可能である。あるいは、第1及び第
2のガイド部材を、プリンタの内部に設けることもでき
る。この場合、第1及び第2のガイド部材は、プリンタ
に記録媒体を挿入するための挿入口から、プリンタ内部
に延びるよう構成することができる。
【0011】上記のガイド部材には、プリンタの前記挿
入口に前記プリンタの内側から係合する係合部材を設け
ることができる。また、拭き取り部材に対し、記録媒体
挿入方向の下流側には、除電ブラシを配置しても良い。
【発明の実施の形態】
【0012】図1は、本発明の感熱プリンタにおける異
物侵入防止アタッチメントの実施の形態を装着したサー
マルラインプリンタを示す側断面図である。図1に示す
ように、サーマルラインプリンタであるプリンタ10
は、画像情報に応じてライン出力を行う感熱ヘッド1
と、感熱ヘッド1に対向して設けられたプラテンローラ
2を備えるものである。
【0013】プリンタ10で使用される記録媒体Pは、
加熱により表面に画像が形成される所謂感熱紙である。
感熱ヘッド1は印字情報に応じて加熱する抵抗素子1a
を持ち、記録媒体Pに印字を行う。
【0014】感熱ヘッド1は、揺動軸1b(点線で示
す)を中心として矢印方向に揺動可能となっており、感
熱ヘッド1の下側に設けられたばね5によって上方(A
方向)に向けて付勢されている。そして、記録媒体P
は、感熱ヘッド1の抵抗素子1aとプラテンローラ2と
の間に挟まれると共に、ばね5の付勢力によって、所定
の押圧力で押圧される。この押圧力を印字圧という。ま
た、プラテンローラ2が、感熱ヘッド1との間で記録媒
体Pを挟み込んだ状態で回転することにより、記録媒体
Pが搬送される。
【0015】プリンタ10の上部には、感熱ヘッド1と
プラテンローラ2に記録媒体を供給するための挿入口3
が形成されている。また、挿入口3から供給された記録
媒体Pは、挿入口3から感熱ヘッド1に向けて延出する
案内部4によって、感熱ヘッド1まで案内される。ま
た、プリンタ10の側面には、感熱ヘッド1により印字
された記録媒体を排出するための排出口7が設けられて
いる。
【0016】プリント時には、ユーザーが挿入口3から
記録媒体Pを挿入する。記録媒体Pは、記録媒体先端が
感熱ヘッド1とプラテンローラ2に当接するまで挿入さ
れる。そして、パソコンなどの情報処理機器からプリン
タ10に印字情報を送ることにより、プラテンローラ2
は回転を始め、記録媒体Pの搬送が開始される。記録媒
体Pの搬送開始に伴い、感熱ヘッド1は画像情報に応じ
て加熱を開始する。印字された記録媒体Pは、排出口7
から排出される。
【0017】ここで、記録媒体Pがプリンタ10に挿入
される際に、記録媒体Pの印字面(感熱ヘッド側の面)
に糸くずや塵等の異物が付着していると、プリンタ10
内で、感熱ヘッドの抵抗素子1aと記録媒体Pとの間に
入り込む可能性がある。
【0018】異物が記録媒体Pと抵抗素子1aとの間に
入り込んだ場合、印字面において異物が付着した部分
は、抵抗素子1aからの熱伝達が妨げられる。記録媒体
Pとして通常の感熱紙が使用されている場合には、印字
圧によって記録媒体Pが異物を包むように変形する。そ
のため、抵抗素子1aからの熱伝達が妨げられるのは、
異物が付着した部分だけである。通常、異物のサイズは
大きくても50μm程度であるため、肉眼で確認できる
ような印字のむらにはなることは少ない。
【0019】これに対し、記録媒体Pとして、比較的剛
性の高い感熱性のOHPシート(以後、感熱OHPシー
トとする)が使用される場合には、感熱OHPシートが
印字圧を受けても変形しにくいため、抵抗素子1aから
の熱が伝わらない部分が、異物の付着した部分だけでな
く、その周辺部にまで及ぶ。即ち、肉眼で確認できるよ
うな大きさの印字むら(印字されない部分)が発生す
る。
【0020】そこで、プリンタ10の上部には、プリン
タ内への異物の侵入を防止するため、異物侵入防止用ア
タッチメント50が設けられている。アタッチメント5
0は、通常の感熱紙を使用する場合には取り外し、感熱
OHPシート等を使用する時にのみ取り付けられるよ
う、プリンタ10に対し、着脱可能となっている。
【0021】アタッチメント50は、プリンタ10のケ
ーシング6の上部に、プリンタ10の挿入口3を覆うよ
うに装着される。アタッチメント50には、プリンタ1
0上面の後方(図中右側)から挿入口3に向かって延
び、挿入口3の近傍で上方に屈曲された第1ガイドシー
ト51と、プリンタ10上面の前方(図中左側)から挿
入口3に向かって延び、挿入口3の近傍で上方に屈曲さ
れた第2ガイドシート52が設けられている。第1、及
び第2ガイドシート51,52は、挿入口3の上部でプ
リンタ10の前後方向に相対し、記録媒体の挿入口3へ
の搬送経路を形成する。
【0022】第1ガイドシート51の上端近傍には、プ
リンタ10に挿入される記録媒体Pの印字面(ヘッド側
の面)に接触して異物のプリンタへの侵入を阻止するた
めの、拭き取り部材30が設けられている。拭き取り部
材30は、平滑な表面を持ち、柔らかさを持つ素材で形
成されるものである。本実施の形態では、ウレタンフォ
ーム(スポンジ状のポリウレタン)が使われている。
【0023】第2ガイドシート52は、屈曲されたこと
による弾性力によって、上端部が第1ガイドシート51
に固定された拭き取り部材30に当接する。このよう
に、拭き取り部材30は、屈曲された第1、第2ガイド
シート51,52の弾性力によって、プリンタ10の前
後方向から付勢されている。この付勢力は、第2ガイド
シート52と拭き取り部材30の間を記録媒体Pを容易
に通過させることができる程度に設定される。
【0024】このように構成されているため、記録媒体
Pを拭き取り部材30と第2ガイドシート52の間を通
すと、屈曲した第1、第2ガイドシート51,52の弾
性力によって、記録媒体Pと拭き取り部材30とが適度
な力で付勢される。つまり、印字面と拭き取り部材30
とが適度な力で押し当てられる。拭き取り部材30は、
平滑な表面を持つと共に柔らかさを持つ素材で形成され
ているため、印字面に付着していた異物は拭き取り部材
によって拭き取られる。即ち、記録媒体Pの印字面に付
着している異物のプリンタ10内への侵入が防止され
る。
【0025】なお、ウレタンフォームの表面の平滑性及
び柔らかさは、素材の気孔率に依存する。拭き取り部材
30の表面が平滑でないと記録媒体Pとの摩擦が大きく
なり、記録媒体Pを拭き取り部材30に接触させた状態
で通過させることが困難になる。また、拭き取り部材3
0が固すぎると十分な拭き取りができない。そこで、十
分な表面の平滑性及び柔らかさを得るために、ウレタン
フォームの種類としては、気孔の数が30個/25mm
3以上であるものが望ましい。
【0026】次に、アタッチメント50をプリンタ10
に取り付けるための構成について説明する。図2は、ア
タッチメント50を示す斜視図である。図2に示すよう
に、第1、第2ガイドシート51,52は、両ガイドシ
ートの周囲を囲む長方形のシートであるベースシート5
3と一体として形成されている。
【0027】そして、アタッチメント50は、第1、第
2ガイドシート51,52を含むベースシート53と、
アタッチメント50をプリンタ10に着脱可能に装着す
るための取付部55よりなっている。
【0028】取付部55は、ベースシート53の外周に
固定されるコの字状のフレームである取付フレーム54
を有している。なお、取付フレーム54は樹脂製の薄板
で形成されており、取付フレーム54のコの字の先端に
は、後述の支軸を回転可能に支持するための丸孔を持つ
一対の支軸ホルダ56が設けられている。
【0029】取付フレーム54には、長方形の板部材で
ある取付板57が設けられている。取付板57には、長
方形の一方の長辺の近傍を中心として揺動可能となるよ
う、両短辺から支軸57aが突出形成されている。支軸
57aは、取付フレーム54の支軸ホルダ59に回動可
能に支持される。即ち、取付板57は支軸ホルダ56に
回動可能に支持される。
【0030】支軸ホルダ59は、取付板57が取付フレ
ーム54に対して90度以上回転しないよう、ストッパ
ー部材59が設けられている(図1)。このようにし
て、取付板57は、図2の二点鎖線で示すように、取付
フレーム54に対して90度まで揺動可能となる。な
お、取付板57の2つの長辺のうち揺動中心側でない方
の長辺を規定する端部は、当該端部から所定量だけ直角
に屈曲され、フック部58を形成している。
【0031】取付部55は、取付フレーム54を、ベー
スシート53の外周のプリンタ10後方の一辺を除く3
辺に上から接着固定されることによって、第1、第2ガ
イドシート51,52を含むベースシート53と一体に
なる。
【0032】そして、図3に示すように、アタッチメン
ト50をプリンタ10の後方から矢印で示すように嵌合
させることによって、プリンタ10の上面と下面を、ベ
ースシート53とフック部58によって挟み込む(図
1)。このようにして、アタッチメント50は、簡単に
プリンタ10に取り付けられる。また、アタッチメント
50を取り外す際には、アタッチメント50をプリンタ
10の後方に向けて移動させることによって、簡単に取
り外すことが可能となる。かくして、アタッチメント5
0は、プリンタ10に着脱自在に取り付けることが可能
になる。
【0033】このように、この第1実施形態による異物
侵入防止アタッチメントによると、記録媒体Pの印字面
に付着した異物を、拭き取り部材30によって除去する
ことができる。また、プリンタへの取り付け、取り外し
も、簡単に行うことができる。
【0034】次に、本発明による異物侵入防止アタッチ
メントの第2の実施形態について説明する。第2の実施
の形態によるアタッチメント60は、第1、第2ガイド
シート51、52に加えて、第3のガイドシート61を
設けたものである。なお、以下の説明において、第1の
実施形態と同符号を付した部材は、第1の実施形態と同
様の構成を持つものとする。
【0035】図4は、アタッチメント60を示す側断面
図である。図4に示すように、第3のガイドシート61
は、プリンタ10の後方(図中右側)から、プリンタ1
0の案内部4に沿って感熱ヘッド1の手前まで延びてい
る。この第3のガイドシート61を設けることによっ
て、アタッチメント50をプリンタ10に装着した時点
で、案内部4や挿入口3の周辺に異物が既に付着してい
た場合でも、記録媒体Pの印字面が第3ガイドシートに
よってカバーされるため、異物が印字面に付着すること
が防止される。
【0036】なお、記録媒体Pが、拭き取り部材30と
の摩擦による静電気によって帯電し、プリンタ内の塵を
吸着してしまわないよう、拭き取り部材30の下側に除
電ブラシ33が設けられている。除電ブラシ33は、そ
の先端が記録媒体Pに接すると共に、プリンタ内に設け
られた図示しないアースに接地されており、記録媒体P
に生じた電荷を逃がすものである。
【0037】このように、この第2実施形態による異物
侵入防止アタッチメント60によると、第3ガイドシー
ト61を設けることによって、案内部4や挿入口3の周
辺に付着していた異物が記録媒体の印字面に付着するこ
とが防止される。また、拭き取り部材30の下側に除電
ブラシ33を設けることによって、記録媒体Pの帯電に
よる印字面への異物の付着が防止される。
【0038】次に、本発明による異物侵入防止アタッチ
メントの第3の実施形態について説明する。第3の実施
形態によるアタッチメント70は、拭き取り部材30が
プリンタ10の内部に位置するよう構成されたものであ
る。
【0039】図5は、アタッチメント70を示す側断面
図である。図5に示すように、拭き取り部材30を固定
するための第1ガイドシート71は、プリンタ10の上
面の後方(図中右側)から、挿入口3を通り案内部4に
沿って感熱ヘッド1の手前まで延びている。そして、拭
き取り部材30は、第1ガイドシート71に固定され、
プリンタ10の内部で、記録媒体Pの印字面に相対する
よう配置されている。
【0040】また、第2ガイドシート72は、挿入口3
の前方(図中左側)から挿入口3の前方側の縁で屈曲
し、記録媒体Pの印字面と反対側の面に対向するように
延びている。
【0041】第1の実施形態と同様、記録媒体Pを拭き
取り部材30と第2ガイドシート72の間を通すことに
より、第2ガイドシート72の弾性力によって、記録媒
体Pの印字面と拭き取り部材30とが適度な力で押し当
てられる。そのため、印字面に付着していた異物は拭き
取り部材によって拭き取られる。
【0042】このように、第3の実施形態のアタッチメ
ント70では、第1の実施形態に比べ、感熱ヘッド1の
近傍に拭き取り部材30が位置するため、拭き取り後に
空気中の異物が付着する余地が少ない。従って、第1の
実施形態よりもさらに効率よく異物を除去することがで
きる。また、アタッチメント70は下流側に開口してい
るので、記録媒体Pを挿入し易い。さらに、拭き取り部
材30がプリンタ内に入り込むため、プリンタ10にア
タッチメント70を取り付けた際に、プリンタ10の外
部に突出するものが無く、全体がコンパクトになる。
【0043】また、第2の実施形態と同様、記録媒体P
が拭き取り部材30との摩擦によって帯電し、プリンタ
内部の塵を吸着してしまわないよう、拭き取り部材30
の下端には除電ブラシ33が設けられている。除電ブラ
シ33は、先端を印字面に接し、プリンタ10内に設け
られた図示しないアースに接続されている。
【0044】なお、第3の実施形態のアタッチメント7
0では、第1、第2ガイドシート71,72が下方に突
出しているため、第1の実施形態のように、アタッチメ
ントをプリンタ10に後方から嵌合させることができな
い。そこで、図5に一点鎖線で示すように、ストッパ部
79を、取付板57が取付フレーム54に対し90度以
上の所定角度(例えば110度)揺動開成し得るような
形状に形成する。そして、コイルばね79aによって、
取付板57を、取付板57が取付フレーム54に対して
直角になる方向に付勢する。
【0045】そして、アタッチメント70をプリンタ1
0に取り付ける際には、取付板57を(図中一点鎖線で
示すように)コイルばね79aの付勢力に抗してプリン
タ10の後方側に傾けた状態で、第1、第2ガイドシー
ト71,72を挿入口3からプリンタ10の内部に導入
し、その後、取付板57を図中実線で示す位置まで戻
し、フック部58によりプリンタ10の下面をフックす
る。このようにして、アタッチメント70は、プリンタ
10に取り付けられる。
【0046】このように、この第3実施形態による異物
侵入防止アタッチメント70によると、感熱ヘッド1の
近傍に設けた拭き取り部材30によって、記録媒体Pの
印字面に付着した異物を、第1実施形態よりもさらに効
率よく除去することができる。また、拭き取り部材30
がプリンタ内に入り込む構成となるため、プリンタにア
タッチメントを取り付けた際に、第1実施形態のよう
に、外に突出する部材が無く、全体がコンパクトにな
る。
【0047】次に、本発明による異物侵入防止アタッチ
メントの第4の実施形態について説明する。第4の実施
形態による異物侵入防止アタッチメント80は、案内部
4が比較的短く、挿入口3の幅が比較的大きいタイプの
プリンタに適したものである。図6及び図7は、アタッ
チメン80を示す側断面図である。(なお、図7では拭
き取り部材30は省略する。)第3の実施形態と同様、
第4の実施形態によるアタッチメント80は、拭き取り
部材30をプリンタ10の内部に位置するよう構成され
ているものである。
【0048】図6に示すように、プリンタ10の後方
(図中右側)から挿入口3を通りプリンタ10内に延び
ている第1のガイド部材81は、挿入口3の近傍で上方
に盛り上がるように屈曲している。そして、第1ガイド
シート81の案内部4の側には、プリンタ10の案内部
4の下側に係合する突起81aが突出している。
【0049】図7に示すように、アタッチメント80
は、第1、第2ガイドシート81,82、及び両シート
を囲むベースシート83を一体形成したものにより構成
されており、第1から第3の実施形態のような取付フレ
ーム等は無い。
【0050】アタッチメント80は、プリンタ10に上
方から取り付けられる。即ち、第1、第2ガイドシート
81,82を挿入口3からプリンタ内に導入する際に
は、第1ガイドシート81の弾性変形がするため、突起
81aが案内部4を通過する。これにより、案内部4と
突起81aが係合し、アタッチメント80はプリンタ1
0に取り付けられる。
【0051】一方、アタッチメント80をプリンタ10
から取り外す際には、第1ガイドシート81を図中矢印
方向に押すことにより、案内部4と突起81aとの係合
が外れ、アタッチメント80はプリンタ10から簡単に
取り外すことができる。
【0052】このように、この第4実施形態による異物
侵入防止アタッチメントによると、シート状部材(第
1、第2ガイドシート81,82、ベースシート83)
の他に取付部材を設ける必要が無く、シート状の部材だ
けでアタッチメントを構成することができる。そのた
め、第1から第3の実施形態に比べ、アタッチメントの
構成が極めて簡単になる。また、プリンタ10に取り付
けた状態で、プリンタ10の外に突出するのは、第1ガ
イドシート81の屈曲部分だけあるため、極めてコンパ
クトになる。
【0053】なお、この第4実施形態でも、第2及び第
3の実施形態と同様に、拭き取り部材30の下側に除電
ブラシを設け、記録媒体Pの帯電による印字面への異物
の付着を防止するよう構成することも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の異物侵
入防止アタッチメントによると、記録媒体の印字面に付
着した異物を、印字前に効率よく除去することができ
る。また、拭き取り部材をプリンタ内に位置させる構成
により、プリンタにアタッチメントを取り付けた際に、
全体をコンパクトにすることができる。ガイド部材のプ
リンタ内に挿入される部分に係合突起を設けた構成によ
り、アタッチメントの構成をさらに簡単にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異物侵入防止アタッチメントの第1の
実施の形態を示す側断面図である。
【図2】図1の異物侵入防止アタッチメントの組立斜視
図である。
【図3】図1の異物侵入防止アタッチメントのプリンタ
本体への取付斜視図である。
【図4】本発明の異物侵入防止アタッチメントの第2の
実施の形態を示す側断面図である。
【図5】本発明の異物侵入防止アタッチメントの第3の
実施の形態を示す側断面図である。
【図6】本発明の異物侵入防止アタッチメントの第4の
実施の形態を示す側断面図である。
【図7】図6の異物侵入防止アタッチメントの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 感熱ヘッド 2 プラテンローラ 3 挿入口 4 案内部 10 プリンタ 30 拭き取り部材 50 アタッチメント 51 第1ガイド部材 52 第2ガイド部材 54 取付フレーム 57 取付板 60 アタッチメント 61 第3ガイド部材 70 アタッチメント 71 第1ガイド部材 72 第2ガイド部材 80 アタッチメント 81 第1ガイド部材 82 第2ガイド部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱ヘッドにより記録媒体に印字を行う感
    熱プリンタに取り付けられるアタッチメントであって、 前記プリンタの前記感熱ヘッドに対し、前記記録媒体の
    前記プリンタ内部への挿入方向上流側に拭き取り部材を
    設けると共に、 該拭き取り部材を、前記プリンタに挿入される前記記録
    媒体の、前記感熱ヘッド側に相対する側である印字面に
    接するように配置し、 前記拭き取り部材に前記印字面が接した状態で、前記記
    録媒体を前記感熱プリンタ内に挿入することにより、前
    記感熱プリンタの前記感熱ヘッド部分への異物の侵入を
    防止することを特徴とする、感熱プリンタにおける異物
    侵入防止アタッチメント。
  2. 【請求項2】前記拭き取り部材は、スポンジ状のポリウ
    レタンからなるウレタンフォームであること、を特徴と
    する請求項1に記載の感熱プリンタにおける異物侵入防
    止アタッチメント。
  3. 【請求項3】前記拭き取り部材を、前記記録媒体の前記
    印字面に所定の付勢力で付勢する付勢手段をさらに有す
    ること、を特徴とする請求項1又は2に記載の感熱プリ
    ンタにおける異物侵入防止アタッチメント。
  4. 【請求項4】前記付勢手段は、前記記録媒体を該記録媒
    体の両面から挟む2枚のシート部材であり、 前記2枚のシート部材は、前記記録媒体の前記印字面に
    対向するように配置され且つ前記拭き取り部材を支持す
    る第1のシート部材と、前記記録媒体の前記印字面と反
    対側の面に対向するよう配置された第2のシート部材よ
    りなっており、 前記第2のシートは弾性を有する部材で構成されると共
    に、屈曲された状態で、前記記録媒体に接するように配
    置されており、 前記記録媒体が、前記第2のシート部材と前記拭き取り
    部材との間を通過するに伴い、屈曲された前記第2のシ
    ート部材の弾性力によって、前記記録媒体の印字面が前
    記拭き取り部材に接触する方向に付勢されること、を特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載の感熱プリン
    タにおける異物侵入防止アタッチメント。
  5. 【請求項5】前記シート部材は樹脂製であること、を特
    徴とする請求項4に記載の感熱プリンタにおける異物侵
    入防止アタッチメント。
  6. 【請求項6】前記シート部材はポリエチレンテレフタレ
    ート製であること、を特徴とする請求項5に記載の感熱
    プリンタにおける異物侵入防止アタッチメント。
  7. 【請求項7】前記第1及び第2のシート部材は、前記プ
    リンタの外部に位置すること、を特徴とする請求項4か
    ら6のいずれかに記載の感熱プリンタにおける異物侵入
    防止アタッチメント。
  8. 【請求項8】前記プリンタに前記記録媒体を挿入するた
    めの挿入口から前記プリンタ内部に、前記記録媒体の前
    記印字面に相対するように延びる第3のシート部材がさ
    らに設けられていること、を特徴とする請求項7に記載
    の感熱プリンタにおける異物侵入防止アタッチメント。
  9. 【請求項9】前記第1及び第2のシート部材は、前記プ
    リンタの内部に位置すること、を特徴とする請求項4か
    ら6のいずれかに記載の感熱プリンタにおける異物侵入
    防止アタッチメント。
  10. 【請求項10】前記第1及び第2のシート部材は、前記
    プリンタに前記記録媒体を挿入するための挿入口から前
    記プリンタ内部に延びていること、を特徴とする請求項
    9に記載の感熱プリンタにおける異物侵入防止アタッチ
    メント。
  11. 【請求項11】前記第1のシート部材には、前記プリン
    タの前記挿入口に前記プリンタの内側から係合する係合
    部材が設けられていること、を特徴とする請求項10に
    記載の感熱プリンタにおける異物侵入防止アタッチメン
    ト。
  12. 【請求項12】前記拭き取り部材に対し、前記記録媒体
    の挿入方向の下流側には、除電ブラシが設けられている
    こと、を特徴とする請求項1から11のいずれかに記載
    の感熱プリンタにおける異物侵入防止アタッチメント。
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