JPH10139237A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH10139237A
JPH10139237A JP8296724A JP29672496A JPH10139237A JP H10139237 A JPH10139237 A JP H10139237A JP 8296724 A JP8296724 A JP 8296724A JP 29672496 A JP29672496 A JP 29672496A JP H10139237 A JPH10139237 A JP H10139237A
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JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
roll
opening
closing cover
braking force
Prior art date
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Pending
Application number
JP8296724A
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English (en)
Inventor
Hideo Kanbe
秀夫 神戸
Kazuyasu Ono
和康 小野
Kanji Suzuki
完次 鈴木
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Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10139237A publication Critical patent/JPH10139237A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J15/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in continuous form, e.g. webs
    • B41J15/04Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles
    • B41J15/042Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles for loading rolled-up continuous copy material into printers, e.g. for replacing a used-up paper roll; Point-of-sale printers with openable casings allowing access to the rolled-up continuous copy material

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新しいロール状記録紙を取付けたときに生じ
易い記録紙の弛みを解消することができる記録装置を提
供すること。 【解決手段】 装置本体と、旋回軸線を中心として開位
置と閉位置との間を旋回自在に装置本体に装着された開
閉カバー32と、開閉カバー32に回転自在に支持さ
れ、搬送経路を通して搬送されるロール状記録紙82
と、ロール状記録紙82からの記録紙100に情報を記
録するための印字手段72と、を具備する記録装置。開
閉カバー32には、ロール状記録紙32に制動力を付与
するための制動力付与手段が設けられ、開閉カバー32
を閉位置に向けて旋回すると、制動力付与手段の作用に
よって、ロール状記録紙は開閉カバー32の旋回動と一
体的に旋回され、これによってロール状記録紙82はそ
こから引出された記録紙100を巻戻す方向に移動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状記録紙に
情報を記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、記録紙としてロール状のもの
を用いた記録装置が広く実用に供されている。この種の
記録装置として、たとえばレシート等に印字するプリン
タ、電送された信号を記録するファクシミリ等が存在し
ており、かかる装置は、装置本体と、装置本体に設けら
れた搬送経路と、搬送経路を通して搬送されるロール状
記録紙と、搬送経路を通して搬送される記録紙に情報を
記録するための記録手段と、を備えている。装置本体に
は、旋回軸線を中心として開位置と閉位置との間を旋回
自在に開閉カバーが装着され、開閉カバーには、ロール
状記録紙を回転軸線を中心として回転自在に支持、保持
する記録紙保持手段が設けられ、記録紙はロール状記録
紙から引出されての先端部が搬送経路を通して所要のと
おりに搬送される。
【0003】この種の記録装置に用いられるロール状記
録紙は、一般に、細い円筒状の芯部材を有し、この芯部
材に細長い記録紙を所要のとおりに巻くことによって構
成される。使用済みロール状記録紙を新しいロール状記
録紙に交換する場合には、まず、開閉カバーを開位置に
開放する。そして、開位置の保持した状態にて、ロール
状記録紙(幾分記録紙が残っている場合もあるが、記録
紙が全くなく芯部材のみとなっている場合もある)を記
録紙保持手段から外した後、新しいロール状記録紙を記
録紙保持手段に装着する。そして、かく装着した後、記
録紙の先端部をロール状記録紙から引出して搬送経路に
導き、印字手段または印字手段に向けて記録紙を送給す
る搬送ローラ対にニップさせて記録紙の送給可能状態と
する。その後、開閉カバーを閉位置に位置付ける。この
ようにして、古いロール状記録紙に代えて新しいロール
状記録紙を装着することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録装置では、次のとおりの解決すべき問題が存在す
る。通常、新しいロール状記録紙を装着すると、このロ
ール状記録紙から搬送経路に導出された記録紙を適切に
引張った状態に保持することが困難であり、ロール状記
録紙から引張り出された記録紙には幾分弛みが生じてい
る。従来の記録装置では、このように生じた記録紙の弛
みを解消するための手段を備えておらず、したがって、
ロール状記録紙を交換した後は幾分弛るんだ状態にて記
録紙が搬送経路に保持されている。このような状態にて
記録紙への記録を行うと、記録紙の送給によって上述し
た弛みが解消されたときに、ロール状記録紙を回動させ
るための力が衝撃的に記録紙に作用し、この衝撃的力に
よって記録紙表面への印字が乱れるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、新しいロール状記録紙を
取付けたときに生じ易い記録紙の弛みを、カバーおよび
ロール紙保持機構に新たな部材を追加することなく解消
することができる記録装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体と、
旋回軸線を中心として開位置と閉位置との間を旋回自在
に前記装置本体に装着された開閉カバーと、前記装置本
体に設けられた搬送経路と、前記開閉カバーに回転軸線
を中心として回転自在に支持され、前記搬送経路を通し
て搬送されるロール状記録紙と、前記搬送経路を通して
搬送される記録紙に情報を記録するための記録手段と、
を具備する記録装置において、前記開閉カバーには、ロ
ール状記録紙に制動力を付与するための制動力付与手段
が設けられており、前記開閉カバーを前記開位置から前
記閉位置に向けて旋回すると、前記制動力付与手段の作
用によって、前記ロール状記録紙は前記開閉カバーの旋
回動と一体的に旋回され、これによってロール状記録紙
はそこから引出された記録紙を巻戻す方向に回動される
ことを特徴とする記録装置である。本発明に従えば、開
閉カバーにはロール状記録紙に制動力を付与する制動力
付与手段が設けられているので、ロール状記録紙を交換
して開閉カバーを閉位置に向けて旋回すると、この開閉
カバーの旋回動と一体的にロール状記録紙が旋回されれ
る。そして、ロール状記録紙のかかる旋回動によってロ
ール状記録紙はそこから引出された記録紙を巻戻す方向
に移動する。したがって、ロール状記録紙の交換の際に
幾分の弛みが生じていても、かかる弛みがロール状記録
紙の回動によって解消される。
【0007】また本発明は、前記開閉カバーには、ロー
ル状記録紙を前記旋回軸線と実質上平行に延びる回転軸
線を中心として回転自在に支持する記録紙保持手段が設
けられており、前記開閉カバーの前記旋回軸線と前記ロ
ール状記録紙の前記回転軸線とが実質上一致しているこ
とを特徴とする。本発明に従えば、ロール状記録紙の回
転軸線と開閉カバーの旋回軸線とが実質上一致している
ので、開閉カバーの開閉をスムースに行うことができ
る。また、上記旋回軸線と上記回転軸線とが実質上一致
しているので、開閉カバーを開位置から閉位置に旋回す
ると、ロール状記録紙はそこから引出された記録紙を巻
戻す方向に確実に回動され、かかる回動によって記録紙
の弛みを解消することができる。
【0008】また本発明は、前記ロール状記録紙は、芯
部材とこの芯部材に巻かれた記録紙から構成され、前記
制動力付与手段は前記芯部材に作用して制動力をロール
状記録紙に付与することを特徴とする。本発明に従え
ば、制動力付与手段はロール状記録紙の芯部材に作用し
て制動力を付与するので、記録紙の使用状況に関係なく
一定した制動力を付与することができる。
【0009】さらに本発明は、前記記録手段は印字ヘッ
ドとこの印字ヘッドに押圧される対向部材を有し、前記
印字ヘッドおよび前記対向部材による記録紙のニップ力
は、前記制動力付与手段によってロール状記録紙に付与
される制動力よりも大きいことを特徴とする。本発明に
従えば、印字ヘッドと対向部材によるニップ力が制動力
付与手段による制動力よりも大きいので、記録紙の弛み
が少ない場合には、この弛みが解消された後はロール状
記録紙が開閉カバーに対して相対的に回動されるように
なり、印字ヘッドと対向部材とによる記録紙のニップ状
態が実質上変化することはない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う記録装置の一実施形態について説明する。図1
および図2において、図示の記録装置は装置本体2を備
え、装置本体2は、たとえばテーブル等に載置される下
部ハウジング4と下部ハウジング4に装着された上部ハ
ウジング6から構成されている。下部ハウジング4には
テーブル8が設けられ、テーブル8は装置本体2の前端
部(図1において右下部)から後端部(図1において左
上部)に向けて実質上水平に延びている。下部ハウジン
グ4と上部ハウジング6との間には、一側面(図1にお
いて左下側面)に開口する細長いスリット10が設けら
れ、上記テーブル8はこのスリット10内を延びてい
る。複数枚の複写紙等から構成される単票紙12は、こ
のスリット10を通してテーブル8の上面に位置付けら
れ、テーブル8に沿って搬送される間に、その表面に所
定の印字等の情報の記録が行われる。このような単票紙
12は、たとえばクレジットカード用の複写紙であり、
店、顧客、店員等のために必要枚数の控えを同時に作成
するときに用いられる。
【0011】下部ハウジング4の前右部には、操作パネ
ル16が配設されている。この操作パネル16には、印
字形態を選択するためのスイッチ18,20が設けられ
ているとともに、種々の表示ランプ22,24,26が
設けられている。スイッチ18は、単票紙12への印字
を選択するためのものであり、このスイッチ18を押圧
することにより、第1の印字手段(後述する)によって
単票紙に印字を行うことができる。また、スイッチ20
は、ロール状記録紙(後述する)への印字を選択するた
めのものであり、このスイッチ20を押圧することによ
り、第2の印字手段(後述する)によってロール状記録
紙に印字を行うことができる。ランプ22は、連続点灯
することによって記録装置が通電状態であることを表示
し、点滅することによって、単票紙が搬入状態であるこ
とを表示する。ランプ24は、連続点灯することによっ
て単票紙12が搬出状態であることを表示し、点滅する
ことによって、記録装置にトラブルが発生していること
を示す。また、ランプ26は、連続点灯することによっ
て、単票紙12がリリース状態であることを表示し、点
滅することによって、外部のホスト装置、たとえばホス
トコンピュータとオフライン状態であることを表示す
る。
【0012】上部ハウジング6は、両側に配設された側
壁カバー28,30を有し、これら側壁カバー28,3
0の間には、開閉カバー32が配設されている。開閉カ
バー32は、図1および図2に示す閉位置と、図4に示
す開位置との間を旋回自在に上部ハウジング6に装着さ
れている。上記閉位置にあるときには、開閉カバー32
は上部ハウジング6前面、天面、後面の上部および両側
面の上部を覆い、それに取付けられたロール状記録紙
(後述する)は、所定位置に位置付けられる。一方、上
記開位置まで旋回すると、上部ハウジング6の前面およ
び天面が開放され、後述する如くしてロール状記録紙の
交換を容易に行うことができる。
【0013】本実施形態では、上部ハウジング6の右後
部には、外部のホスト装置より指示されたデータを表示
するための表示手段34が設けられている。表示手段3
4は、上部ハウジング6から上方に延びる支持ロッド3
6を有し、支持ロッド36の上端部に表示部38が設け
られている。表示部38の表面には矩形状の表示パネル
40が配設されており、この表示パネル40に上記ホス
ト装置からのデータが表示される。
【0014】次に、主として図3を参照して、上述した
記録装置の構成の概略を説明する。下部ハウジング4の
テーブル8の所定部位には、複数個の開口が設けられて
いる。開口42に対応してフォトセンサ44が設けられ
ている。フォトセンサ44は、たとえば透過型のセンサ
から構成することができ、光を発光する発光素子と発光
素子からの光を受光する受光素子の組合わせから構成さ
れる。このフォトセンサ44は、テーブル8上の単票紙
を検出する。開口46に対応して、ローラ対48と第1
の印字手段50が配設されている。ローラ対48は、一
対のローラ52,54から構成され、単票紙12(図
1)を矢印56で示す挿入方向に向けて搬送するときに
は矢印で示す方向に回動され、挿入・排出口58に向け
て搬送するときには矢印で示す方向とは反対方向に回動
される。第1の印字手段50は、この実施形態では、イ
ンパクト式の印字手段から構成され、印字ヘッドを含む
印字ユニット60と印字ユニット60と対向するプラテ
ン62から構成されている。印字ユニット60には、図
4から理解されるとおり、リボンカセット64が着脱自
在に装着される。テーブル8の上方には、また、単票紙
12の搬送方向に間隔を置いて案内板66,68が配設
されている。このように構成されているので、テーブル
8、ローラ52およびプラテン62は、下部ハウジング
4に設けられて単票紙12を搬送するための第1の搬送
経路70の下側を規定し、ローラ54、印字ユニット6
0および案内板66,68は、上部ハウジング6に設け
られて上記第1の搬送経路70の上側を規定し、この第
1の搬送経路70は、下部ハウジング4と上部ハウジン
グ6との間のスリット10に対応して配設されている。
【0015】本実施形態では、第1の印字手段50の上
方に第2の印字手段72が設けられている。第2の印字
手段72は、感熱記録式の印字手段から構成され、ライ
ン型サーマルヘッドを有する印字ヘッド74とこの印字
ヘッド74に対向するプラテンローラ76を備えた印字
ユニット78から構成され、プラテンローラ76が破線
矢印で示す方向に回動される。プラテンローラ76はば
ね等の偏倚部材(図示せず)によって印字ヘッド74に
押圧されており、これら印字ヘッド74とプラテンロー
ラ76との間を通って第2の搬送経路80が延びてい
る。第2の搬送経路80の上流端には、ロール状記録紙
82が配設され、このロール状記録紙82が後述する如
くして開閉カバー32に交換可能に取付けられる。印字
ユニット78には、所定の間隔を置いて一対の案内板8
4,86が装着されている。また、第2の印字手段72
の上方には、カッタユニット88が配設されている。カ
ッタユニット88は、固定刃90と固定刃90に向けて
可動する可動刃92を備え、ロール状記録紙82を所定
長さに切断する。カッタユニット88には、また、所定
の間隔を置いて一対の案内板94,96が設けられてい
る。この記録装置では、第2の搬送経路80が上方に向
けて延びていることに関連して、開閉カバー32の上面
に第2の排出口98が設けられている。このように構成
されているので、案内板84、印字ヘッド74、案内板
94および固定刃90が、ロール状記録紙82を搬送す
るための第2の搬送経路80の片側を規定し、案内板8
6、プラテンローラ76、案内板96および可動刃92
が上記第2の搬送経路80の他側を規定している。そし
て、ロール状記録紙82から引出された記録紙100の
先端部は、ロール記録紙82の下側から開閉カバー32
の開放される側、すなわち装置本体の前上部に第2の印
字手段72に向かって延びて第2の送給経路80に導か
れる。
【0016】この記録装置においては、単票紙12(図
1)に印字する場合には、単票紙12は第1の搬送経路
70を通して搬送され、第1の搬送経路70を通して搬
送される間に、第1の印字手段50によってその表面に
所定の印字記録が行われ、印字が終了した単票紙は挿入
・排出口58を通して装置本体2外に排出される。ま
た、ロール状記録紙82に印字する場合には、ロール状
記録紙82から引出された記録紙は第2の搬送経路80
を通して搬送され、第2の搬送経路80を通して搬送さ
れる間に、第2の印字手段72によってその表面に所定
の印字記録が行われ、記録された記録紙は、二点鎖線1
00で示すとおりに、開閉カバー32の第2の排出口9
8から装置本体2の外部に排出される。このようなロー
ル状記録紙82への記録は、たとえば、顧客へ渡すため
のレシート(領収書)として用いることができる。単票
紙12およびロール状記録紙82の双方に印字記録する
場合には、第1の搬送経路70を通して単票紙12が搬
送されるとともに、第2の搬送経路80を通してロール
状記録紙82が搬送される。なお、この記録装置におい
ては、第2の印字手段72がロール状記録紙82に印字
記録するための記録手段として機能する。
【0017】次に、図4および図5を参照して、開閉カ
バー32の開閉構造およびロール状記録紙82の支持構
造について説明する。上部ハウジング6の両側壁カバー
28,30(図1、図2)の内側には、横方向(図4に
おいて左下から右上方向、図5において左右方向)に間
隔を置いて一対の上部支持壁102,104が設けられ
ている。これら上部支持壁102,104は、側壁カバ
ー28,30と別体に形成されているが、側壁カバー2
8,30と一体的に形成するようにしてもよい。上部支
持壁102,104の内面には、それぞれ、上端から下
方に直線上に延びる案内凹部106,107が形成さ
れ、案内凹部106,107の下端部には円形凹部10
8,109が設けられている(図8も参照)。一方、開
閉カバー32は、上部ハウジング6の前面を覆う前壁1
10、上部ハウジング6の天面を覆う天壁112、上部
ハウジング6の天面後部および後面を覆う弧状後壁11
4(図2、図4)および上部ハウジング6の両側面上部
を覆う両側壁116,118を有している。両側壁11
6,118の後部外面には、両側方に突出する支持突部
120,122が一体的に設けられている。各支持突部
120,122は円形凹部108,109に対応した短
円筒状であり、その対向する部分は直線状に切欠かれて
いる。この支持突部120,122の短い幅W1は案内
凹部106,107の幅W2よりも幾分小さく設定され
ている(図8)。
【0018】開閉カバー32を図6に二点鎖線32Aで
示す位置、すなわち図6に実線で示す閉位置(図1〜図
3に示す位置)と図6に二点鎖線32Bで示す開位置
(図4で示す位置)との間の略中間の位置に移動する
と、上部支持壁102,104の案内凹部106,10
7と開閉カバー32の側壁116,118の支持突部1
20,122とが、図8に示す位置関係、すなわち支持
突部120,122が案内凹部106,107と一致し
て上下方向に細長く位置する位置関係に位置付けられ
る。したがって、支持突部120,122を側壁11
6,118の案内凹部106,107を通して円形凹部
108,109内に位置付けることができ、かく位置付
けることによって、開閉カバー32が上部ハウジング6
の側壁116,118間に回動自在に装着される。かく
支持突部120,122を円形凹部108,109に装
着した状態においては、支持突部120,122の中心
軸線は装置本体2の横方向に延び、開閉カバー32は上
記閉位置と上記開位置との間を、支持突部120,12
2の上記中心軸線を旋回軸線124(図5)として旋回
自在である。この開閉カバー32を上記閉位置(または
上記開位置)に旋回すると、図8に二点鎖線で示すとお
り、支持突部120,122の両端部が円形凹部10
8,109内に位置し、支持突部120,122の円形
凹部108,109からの離脱が防止される。また、上
述した位置関係では、支持突部120,122と案内凹
部106,107とが一致しているので、支持突部12
0,122を案内凹部106,107を通して上方に移
動させことができ、かく移動させることによって開閉カ
バー32を上部ハウジング6から離脱させることができ
る。
【0019】開閉カバー32の側壁116,118の後
部には、それぞれ、U字状のカット溝を設けることによ
って弾性片126(図6において側壁116に設けられ
たもののみを示す)が一体的に設けられ、各弾性片12
6の先端部には外側に突出する半球状突起128が設け
られている(図5に2個示す)。片方の側壁116に設
けられた弾性片126の突起128は、弾性片126自
体の弾性によって上部支持壁102の内面に押圧され、
他方の側壁118に設けられた弾性片126の突起12
8は、弾性片126自体の弾性によって他方の上部支持
壁104の内面に押圧されている。したがって、半球状
突起128と上部支持壁102,104との間に作用す
る摩擦力が開閉カバー32を旋回させる際の制動力とし
て作用し、開閉カバー32を旋回させるのに適度の旋回
力が必要となり、その自重による旋回動を防止し、安全
性の向上を図ることができる。なお、この制動力は、突
起128の大きさ、換言すると、弾性片126の変形の
程度を変えることによって調整することができる。
【0020】本実施形態では、開閉カバー32を閉位置
に位置付けると、図1から理解されるとおり、前壁11
0の下端の一部が下部ハウジング4の一部上面(操作パ
ネル16が設けられている部分の近傍上面)に当接し、
これによって開閉カバー32の上記閉位置を越える旋回
動が阻止される。なお、開閉カバー32には、図示して
いないが、 開閉カバー32を閉位置にロックするため
のロック用爪部材が設けられている。一方、開閉カバー
32を開位置に位置付けると、図2〜図4から理解され
るとおり、弧状後壁114の一部が上部ハウジング6の
後壁130の上縁に当接し、開閉カバー32の上記閉位
置を越える旋回動が阻止される。
【0021】この実施形態では、図2および図3に示す
とおり、開閉カバー32の弧状後壁114の下端部に、
横方向(図2において左下から右上の方向、図3におい
て紙面に垂直な方向)に間隔を置いて一対の案内リブ1
34が一体的に設けられている。一対の案内リブ134
は略三角状であり、開閉カバー32が閉位置にあるとき
には、上部ハウジング6の後壁130の上縁から幾分上
方に位置し、それらの傾斜上面は、後壁130の上縁上
方にて開閉カバー32の外面から後壁130の後方まで
直線状に下方に傾斜して延びている。このような案内リ
ブ134が存在しない場合には、開閉カバー32の排出
口98を通して排出された記録紙100が開閉カバー3
2の上面に沿って移動され、その先端部が開閉カバー3
2の弧状後壁114と上部ハウジング6の後壁130と
の間に存在する間隙に侵入する恐れがある。これに対し
て、本実施形態の如く案内リブ134を設けた場合に
は、排出口98を通して排出された記録紙100の先端
部は案内リブ134の上面に沿って下部ハウジング4の
後壁130の外側に導かれ、記録紙100の先端部が上
記間隙に侵入することが確実に防止される。
【0022】なお、実施形態では、開閉カバー32の開
位置に向けての旋回動を許容するために、上部ハウジン
グ6の後壁130の上端部には、案内リブ134に対応
して矩形状の切欠き136(図2)が形成されており、
したがって、開閉カバー32を旋回させたときには、案
内リブ134は上記切欠き136を通して移動される。
このような案内リブ134および切欠き136は、記録
紙100をより確実に後壁130の外側に導くために、
装置本体2の横方向に間隔を置いて3個以上設けること
もできる。
【0023】次いで、図3、図4および図5を参照し
て、ロール状記録紙82の支持構造について説明する。
開閉カバー32の弧状後壁114の内面には、横方向
(図5において左右方向)に間隔を置いて一対の取付突
部142,144が設けられている。側壁116の内側
に配設された取付突部142には、取付ねじ146によ
って支持部材148が取付けられている。支持部材14
8は、取付突部142から図5において下方に延びる本
体部150を有し、この本体部150の先端部に記録紙
支持部152が設けられている。支持部材148にあっ
ては、さらに、本体部150の先端部から略逆L字状に
延びる操作部154が一体的に設けられている。また、
側壁118の内側に配設された取付突部144には、取
付ねじ156によって支持部材158が取付けられてい
る。支持部材158は、取付突部144から図5におい
て下方に延びる本体部160を有し、この本体部160
の先端部に記録紙支持部162が設けられている。支持
部材148,158の記録紙支持部152,162は実
質上同一の構成であり、図7をも参照して、その片方の
支持部152について説明する。図7において、記録紙
支持部152は、円形状の第1突部164を有し、この
第1突部164が本体部150の先端部内面に設けられ
ている。第1突部164は内方に突出しており、この第
1突部164の先端面には、さらに内方に突出する円形
状の第2突部166が同心状に設けられている。支持部
材148,158の第2突部166の中心軸線167
(図7)は装置本体2の横方向に延びており、図5に示
すとおり、開閉カバー32の旋回軸線124と実質上一
致している。このような支持部材148,158は、合
成樹脂の一体成形によって形成することができ、かく構
成することによって支持部材148,158自体に幾分
の弾性を持たせることができる。このように構成されて
いるので、支持部材148の操作部154を矢印168
で示す外方に押すことによって、支持部材148が図5
に二点鎖線で示すように外側に幾分弾性変形し、支持部
材148,158の記録紙支持部152,162の間の
間隔を幾分拡げることができる。このような一対の支持
部材148,158は、ロール状記録紙82を保持する
記録紙保持手段を構成する。
【0024】開閉カバー32の記録紙保持手段に取付け
られるロール状記録紙82は、図3および図5に示すと
おりの構成を有している。すなわち、ロール状記録紙8
2は、細長い円筒状の芯部材170を有し、この芯部材
170の外周面に記録紙100が何重にも巻かれてい
る。芯部材170は比較的硬い紙から形成され、その中
心は中空となっている。芯部材170の軸線方向の長さ
と記録紙100の幅(ロール状に巻いた場合における軸
線方向の長さ)は、実質上等しく、したがって芯部材1
70に記録紙100を巻いた状態では、それらの両端面
は実質上同一の端面を規定する(図5、図7参照)。
【0025】本実施形態では、さらに、次のとおりに構
成されている。図7に示すとおり、支持部材148,1
58の第1突部164の外径はロール状記録紙82の芯
部材170の外径よりも幾分小さく設定されている。ま
た、支持部材148,158の第2突部166の外径は
芯部材170の中空孔170の内径と実質上等しく、ま
たはこれよりも幾分小さく設定されており、したがって
これらの第2突部166は芯部材170の中空孔170
内に挿入、離脱可能となっている。さらに、芯部材17
0の軸線方向の長さは、支持部材148,158の第1
突部164間の間隔よりも幾分長く設定されており、し
たがって後述する如くロール状記録紙82を取付ける
と、芯部材170の両端面が第2突部166の先端面に
作用して支持部材148,158を両側に幾分弾性変形
する。
【0026】次いで、ロール状記録紙82の装着手順に
ついて説明する。ロール状記録紙82を装着する場合
(たとえば使用に際して新しいロール状記録紙82を取
付ける場合)には、開閉カバー32を図6に示すよう
に、閉位置(図1〜図3に示すとともに、図6に実線で
示す位置)から開位置(図4に示すとともに、図6に二
点鎖線32Bで示す位置)に位置付ける。このような位
置付けは、開閉カバー32のたとえば前壁110を持上
げることによって行うことができ、開閉カバー32は旋
回軸線124を中心として旋回される。
【0027】開閉カバー32を上記開位置に位置付ける
と、図4に示すとおり、開閉カバー32の内側が外方に
開放され、開閉カバー32と第2の印字手段72との間
にロール状記録紙82を装着するための空間が生成され
る。本実施形態では、第2の印字手段72の印字ユニッ
ト78にカッタユニット88が閉位置(図3に示す位
置)と開位置(図4に示す位置)との間を旋回自在に装
着されている。このカッタユニット88は、通常閉位置
に保持されてロール状記録紙82からの記録紙100を
切断するが、ロール状記録紙82を装着する際には上記
開位置に位置付けられる。カッタユニット88を開位置
に位置付けると、図4に示すとおり、印字ユニット78
とカッタユニット88との間の間隙が開放される。ま
た、開閉カバー32を開位置に位置付けると、上部ハウ
ジング6の前面が開放され、それ故に、リボンカセット
64を印字ユニット60に着脱自在に装着することがで
きる。
【0028】次に、開閉カバー32を開放した状態にお
いて、図5に示すように、支持部材148の操作部15
4を矢印168で示す方向に移動させて支持部材14
8,158の記録紙支持部152,162の間の間隔を
幾分拡げ、このように拡げた状態において、ロール状記
録紙82の芯部材170の中空孔172内に支持部材1
48,158の第2突部166を位置付け(図7も参
照)、しかる後、操作部154による支持部材148へ
の弾性変形を解除する。かくすると、図5および図7に
示すとおり、支持部材148,158の第2突部166
が芯部材170に挿入され、ロール状記録紙82は一対
の支持部材148,158の第2突部166に支持さ
れ、第2突部166の中心軸線167を回転軸線として
回動自在に保持される。かかる保持状態においては、支
持部材148,158の第1突部164間の間隔は芯部
材170の長さよりも幾分小さく設定されているので、
支持部材148,158の弾性作用によって、第1突部
164の先端面がロール状記録紙82の芯部材170の
端面に圧接され、記録紙100が引出される際における
ロール状記録紙82の回動に対して制動力が付与され、
引出された記録紙100の弛みの発生が防止される。こ
の実施形態では、支持部材148,158の第1突部1
64が制動力付与手段として機能し、ロール状記録紙8
2の芯部材170に作用する。ロール状記録紙82の記
録紙100は使用によって減少するが、芯部材170は
その径が変化することがなく、したがって記録紙100
の使用状況に実質上関係なく一定の制動力が付与され
る。なお、記録紙100の使用状況によって制動力が大
きく変化しない場合には、第1突部166の先端面を芯
部材170および記録紙100の端面に圧接させるよう
にしてもよい。
【0029】本実施形態では、ロール状記録紙82の取
付け、取外しを容易にするために、支持部材148,1
58の第2突部166の先端部に第1の傾斜部166a
および第2の傾斜部166bが設けられている。図7に
示すように、第1の傾斜部166aは、開閉カバー32
が閉位置にあるときほぼ上方に向けて内方に傾斜して延
びており、各第2突部166の第1の傾斜部166aに
沿って芯部材ロール状記録紙82を移動させることによ
って一対の支持部材148,158を外側に弾性変形す
ることができ、これによって、ロール状記録紙82を第
2突部166に容易に装着することができる。また、第
2の傾斜部166bは、開閉カバー32が閉位置にある
ときほぼ下方に向けて内方に傾斜して延びており、この
第2の傾斜部166bを利用することによってロール状
記録紙82(記録紙100がなくなったときには芯部材
170)を第2突部166間から容易に取外すことがで
きる。この形態では、ロール状記録紙82の取付けの容
易性を優先するために、第1の傾斜部166aは回転軸
線167を越えて延び、第2の傾斜部166bよりも大
きく形成されている。なお、ロール状記録紙82(また
は芯部材170)の取外しは、支持部材148の操作部
154を外側に押して支持部材148,158間の間隔
を拡げることによって行うことができる。
【0030】その後、図3から理解されるように、ロー
ル状記録紙82から記録紙100の先端部を引張って第
2の搬送経路80を通して排出口98から外側に導出
し、しかる後開閉カバー32を旋回して閉位置に位置付
ける。なお、印字ヘッド74とプラテンローラ76は圧
接状態を解除できるように構成されており、記録紙10
0を印字ヘッド74とプラテンローラ76との間を通し
て挿入する際には、かかる圧接状態を解除して記録紙1
00の先端部を両者間に挿入する。この記録装置では、
開閉カバー32の旋回中心とロール状記録紙82の回転
中心とが実質上一致しているので、開閉カバー32を開
位置から閉位置にまたはその反対の方向に向けて旋回さ
せても、ロール状記録紙82の開閉カバー32に作用す
るモーメント力は実質上零(ゼロ)であり、ロール状記
録紙82は開閉カバー32の旋回軸線を中心として回動
するのみである。それ故に、旋回角度に関係なく開閉カ
バー32をスムースに旋回させることができ、また開閉
時における開閉カバー32の旋回モーメントが大きく変
化することがなく、開閉操作時における安全性も確保す
ることができる。
【0031】本実施形態では、また、開閉カバー32の
閉方向の旋回動によってロール状記録紙82の弛みを解
消することができる。主として図9を参照してさらに説
明すると、開閉カバー32に設けられた制動力付与手段
の作用によって、ロール状記録紙82は開閉カバー32
に対して相対的に自由に回動することが防止され(図5
参照)、ロール状記録紙82は、開閉カバー32の旋回
動と一体的に旋回軸線を中心として旋回される。このよ
うにロール状記録紙82が上記旋回軸線を中心として旋
回されると、開閉カバー32が閉位置にあるときのロー
ル状記録紙82の部位P(記録紙100が引出さる部
位)(図9(a)参照)は、開閉カバー32が閉位置ま
で旋回されると図9(b)に示す位置まで移動し、開閉
カバー32に保持されたロール状記録紙82は、引出さ
れた記録紙100を巻戻す方向に回動される。したがっ
て、ロール状記録紙82と第2の印字手段72(印字ヘ
ッド74とプラテンローラ76)の間にて弛んでいた記
録紙100は、ロール状記録紙82の上述した移動によ
ってロール状記録紙82に巻取られ、記録紙100の弛
みが解消される。特に、この形態では、開閉カバー32
の旋回軸線124とロール状記録紙82の回転軸線16
7とが実質上一致しているので、開閉カバー32の閉位
置方向の旋回動によってロール状記録紙82は確実に巻
取り方向に移動され、その移動量も開閉カバー32の開
位置と閉位置との間の旋回角度に対応したものとなり、
それ故に、弛んだ記録紙100をロール状記録紙82に
巻き戻すことができる。
【0032】この記録装置では、さらに、第2の印字手
段72の印字ヘッド74とプラテンローラ76(印字ヘ
ッド74に押圧される対向部材を構成する)とによる記
録紙100のニップ力は制動力付与手段によって付与さ
れる制動力よりも大きくなるように設定されている。こ
のように制動力を設定することによって、記録紙100
の弛み量が小さい場合には、記録紙100の弛みが解消
された後はロール状記録紙82が回転軸線167を中心
として開閉カバー32に対して相対的に矢印180(図
9(b))で示す方向に幾分回動され、ロール状記録紙
82から引出された記録紙100に大きな引張り力が作
用することがなく、また記録紙100は印字ヘッド74
とプラテンローラ76とによるニップ状態が維持され
る。
【0033】上述した実施形態では、ロール状記録紙8
2から導出された記録紙100の先端部は、まず、第2
の印字手段72の印字ヘッド74とプラテンローラ76
にニップされる構成であり、それ故に、印字ヘッド74
とプラテンローラ76とのニップ力が関係するが、ロー
ル状記録紙82からの記録紙100がまず搬送ローラ対
にニップされる構成である場合には、搬送ローラ対のニ
ップ力が関係する。すなわち、この場合には、搬送ロー
ラ対によるニップ力が制動力付与手段による制動力より
も大きくなるように構成され、かく構成することによっ
て上述したと同様の作用効果が達成される。
【0034】以上、本発明に従う記録装置の一実施形態
について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく、
種々の変形、修正が可能である。
【0035】たとえば、図示の実施形態では、開閉カバ
ー32に一対の支持部材148,158を取付け、この
支持部材148,158に記録紙支持部152,162
を設けているが、これに代えて、支持部材148,15
8の一方または双方を省略して記録紙支持部152,1
62の一方または双方を開閉カバー32の側壁116,
118の内面に直接設けるようにすることもできる。
【0036】また、たとえば、図示の実施形態では、単
票紙12に印字を行う第1の印字手段50とロール状記
録紙82に印字を行う第2の印字手段72を備えた記録
装置に適用して説明したが、ロール状記録紙82に印字
を行う印字手段のみを備えた記録装置にも当然に適用す
ることができ、このような記録装置としては、ロール状
記録紙を用いるファクシミリ、レシート等を作成するプ
リンタ等が存在する。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1の記録装置によれば、
開閉カバーにはロール状記録紙に制動力を付与する制動
力付与手段が設けられているので、ロール状記録紙を交
換して開閉カバーを閉位置に向けて旋回すると、この開
閉カバーの旋回動と一体的にロール状記録紙が旋回され
る。そして、ロール状記録紙のかかる旋回動によってロ
ール状記録紙はそこから引出された記録紙を巻戻す方向
に回動する。したがって、ロール状記録紙の交換の際に
幾分の弛みが生じていても、かかる弛みがロール状記録
紙の回動によって解消される。
【0038】また本発明の請求項2の記録装置によれ
ば、ロール状記録紙の回転軸線と開閉カバーの旋回軸線
とが実質上一致しているので、開閉カバーの開閉をスム
ースに行うことができる。また、上記旋回軸線と上記回
転軸線とが実質上一致しているので、開閉カバーを開位
置から閉位置に旋回すると、ロール状記録紙はそこから
引出された記録紙を巻戻す方向に確実に移動され、かか
る移動によって記録紙の弛みを解消することができる。
【0039】また本発明の請求項3の記録装置によれ
ば、制動力付与手段はロール状記録紙の芯部材に作用し
て制動力を付与するので、記録紙の使用状況に関係なく
一定した制動力を付与することができる。
【0040】さらに本発明の請求項4の記録装置によれ
ば、印字ヘッドと対向部材によるニップ力が制動力付与
手段による制動力よりも大きいので、記録紙の弛みが少
ない場合には、この弛みが解消された後はロール状記録
紙が開閉カバーに対して相対的に回動されるようにな
り、印字ヘッドと対向部材による記録紙のニップ状態が
実質上変化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う記録装置の一実施形態を正面側か
ら見た斜視図である。
【図2】図1の記録装置を背面側から見た斜視図であ
る。
【図3】図1の記録装置の構成の概要を示す断面図であ
る。
【図4】図1の記録装置における開閉カバーを開位置に
位置付けた状態を正面側からみた斜視図である。
【図5】図1の記録装置における開閉カバーおよびその
近傍を示す断面図である。
【図6】図1の記録装置における開閉カバーの開閉動作
を説明するための簡略説明図である。
【図7】図5の開閉カバーにおける記録紙支持部および
その近傍を拡大して示す拡大断面図である。
【図8】図1の記録装置における開閉カバーの上部ハウ
ジングへの装着動作を説明するための部分拡大断面図で
ある。
【図9】図9(a)および(b)は、それぞれ、開閉カ
バーの閉方向への旋回による記録紙の巻戻しを説明する
ための簡略説明図である。
【符号の説明】
2 装置本体 4 下部ハウジング 6 上部ハウジング 8 テーブル 12 単票紙 32 開閉カバー 50 第1の印字手段 70 第1の搬送経路 72 第2の印字手段 74 印字ヘッド 76 プラテンローラ 80 第2の搬送経路 82 ロール状記録紙 100 記録紙 124 旋回軸線 134 案内リブ 148,158 支持部材 152,162 記録紙支持部 164 第1突部 166 第2突部 167 回転軸線 170 芯部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、旋回軸線を中心として開位
    置と閉位置との間を旋回自在に前記装置本体に装着され
    た開閉カバーと、前記装置本体に設けられた搬送経路
    と、前記開閉カバーに回転軸線を中心として回転自在に
    支持され、前記搬送経路を通して搬送されるロール状記
    録紙と、前記搬送経路を通して搬送される記録紙に情報
    を記録するための記録手段と、を具備する記録装置にお
    いて、 前記開閉カバーには、ロール状記録紙に制動力を付与す
    るための制動力付与手段が設けられており、前記開閉カ
    バーを前記開位置から前記閉位置に向けて旋回すると、
    前記制動力付与手段の作用によって、前記ロール状記録
    紙は前記開閉カバーの旋回動と一体的に旋回され、これ
    によってロール状記録紙はそこから引出された記録紙を
    巻戻す方向に回動されることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉カバーには、ロール状記録紙を
    前記旋回軸線と実質上平行に延びる回転軸線を中心とし
    て回転自在に支持する記録紙保持手段が設けられてお
    り、前記開閉カバーの前記旋回軸線と前記ロール状記録
    紙の前記回転軸線とが実質上一致していることを特徴と
    する請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ロール状記録紙は、芯部材とこの芯
    部材に巻かれた記録紙から構成され、前記制動力付与手
    段は前記芯部材に作用して制動力をロール状記録紙に付
    与することを特徴とする請求項1または2記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段は印字ヘッドとこの印字ヘ
    ッドに押圧される対向部材を有し、前記印字ヘッドおよ
    び前記対向部材による記録紙のニップ力は、前記制動力
    付与手段によってロール状記録紙に付与される制動力よ
    りも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の記録装置。
JP8296724A 1996-11-08 1996-11-08 記録装置 Pending JPH10139237A (ja)

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US09/297,684 US6109805A (en) 1996-11-08 1997-10-29 Recording apparatus with a recording paper mounted in an open/close cover
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017119366A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 カシオ計算機株式会社 プリンタ装置および電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017119366A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 カシオ計算機株式会社 プリンタ装置および電子機器

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