JPH09262974A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09262974A
JPH09262974A JP8097689A JP9768996A JPH09262974A JP H09262974 A JPH09262974 A JP H09262974A JP 8097689 A JP8097689 A JP 8097689A JP 9768996 A JP9768996 A JP 9768996A JP H09262974 A JPH09262974 A JP H09262974A
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JP
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timing
latch
data
ink jet
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JP8097689A
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English (en)
Inventor
Koji Imai
浩司 今井
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字周期を跨ぐ駆動クロック信号の採用を可
能とし、分割駆動のグループ数の制約を緩和して、駆動
電流の集中防止をより徹底させたインクジェット記録装
置を提供すること。 【解決手段】 印字周期の境目である第1タイミング時
に、第1シリアルパラレル変換回路12の出力データを
第1ラッチ回路14に取り込み、第1タイミング時を所
定時間経過した第2タイミング時に、第2シリアルパラ
レル変換回路13の出力データを第2ラッチ回路15に
取り込む。そして、遅延量の小さい印字クロック(A、
B)に従うグループのチャンネルについては第1ラッチ
回路14の保持データにより印字を行わせ、遅延量の大
きい印字クロック(C、D)に従うグループのチャンネ
ルについては第2ラッチ回路15の保持データにより印
字を行わせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャンネルをグル
ープ分けして駆動タイミングをずらすことにより駆動電
流の集中による過電流の防止を図ったインクジェット記
録装置に関し、駆動クロック信号が記録サイクルを跨ぐ
ことを可能として分割のグループ数の制約を緩和し、電
流集中の排除の徹底を図ったインクジェット記録装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクジェット記録装置にお
いては、駆動電流の集中を避けるため、ノズルに個別に
連通されたチャンネルをいくつかのグループに分割し、
グループごとに駆動タイミングをずらすことが行われて
いる。このような分割駆動を行うためのヘッドドライバ
の例を図7に示す。このドライバは、印字データをシリ
アルからパラレルに変換する変換回路91と、変換回路
91で変換したデータを取り込んで保持するラッチ回路
92とを主要部として構成されている。そして、ラッチ
回路92に保持されている印字データを所定のタイミン
グで出力するアンドゲート93(a、b、…)と、その
出力に従いインクジェットヘッドの駆動電極を駆動する
アンプ94(a、b、…)とが、各チャンネルごとに、
設けられている。
【0003】変換回路91には、印字データと転送クロ
ックとが入力される。印字データはパソコンのような上
位機から伝送されるデータであり、インクジェット記録
装置内でイメージデータに展開されてからドライバに入
力される。転送クロックは、変換回路91に印字データ
の取り込みを指示するクロック信号である。ラッチ回路
92には、ラッチ信号が入力される。ラッチ信号は、ラ
ッチ回路92にパラレルデータの取り込みを指示するク
ロック信号である。そして、アンドゲート93(a、
c、…)には印字クロックAが、アンドゲート93
(b、d、…)には印字クロックBが、それぞれ入力さ
れる。印字クロックA、同Bは、アンドゲート93
(a、b、…)に、ラッチ回路92が保持している当該
チャンネルの印字データの出力を指示するクロック信号
である。そして各チャンネルは、A、Bの2つのグルー
プに分けられており、Aグループ(a、c、…)のもの
は印字クロックAに、Bグループ(b、d、…)のもの
は印字クロックBに、それぞれ従うようになっている。
転送クロック、ラッチ信号、印字クロックA、同Bは、
いずれもインクジェット記録装置内で発生されるもので
ある。
【0004】かかるヘッドドライバにより、図8に示す
タイミングチャートに従ってインクジェットヘッドの駆
動が行われる。このタイミングチャートで時刻t1 から
時刻t2 までが印字サイクルLの1周期を示している。
印字データは、印字サイクルL内の初期に入力され、転
送クロックに同期して転送される。この転送クロックに
より変換回路91が印字データを取り込むので、シリア
ル−パラレル変換出力が新たな印字データを反映して更
新される。また、ラッチ信号は、パルス信号であり印字
サイクルLの変わり目、すなわち時刻t1 、同t2 に印
加される。このパルスによりラッチ回路92がシリアル
−パラレル変換出力を取り込む。従ってラッチ出力は、
印字サイクルLの変わり目直前におけるシリアル−パラ
レル変換出力を、そのサイクル中保持する。
【0005】印字クロックA、同Bは、ともに印字サイ
クルL開始後にハイアップし、駆動時間E経過後に印字
サイクルLを跨ぐことなくローダウンする。ただし印字
クロックBは、同Aよりハイアップ、ローダウンとも所
定時間遅延している。印字クロックA、同Bのハイ信号
に従い、各グループごとにアンドゲート93(a、b、
…)、アンプ94(a、b、…)を介して、対応するチ
ャンネルのラッチ出力に基づきインクジェットヘッドが
駆動される。このグループ間での印字クロックの時間差
により、インクジェットヘッドへの駆動電流の集中が緩
和されるのである。電流集中の緩和により瞬間電流の最
大値が低下するので、インクジェットヘッドとヘッドド
ライバとの配線の電流容量を小さなもので済ますことが
できる。ここではチャンネルを2グループに分けること
として説明したが、グループ数を増やせば電流集中の緩
和効果はさらに大きくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年で
は、インクジェット記録装置にも高速印字が強く求めら
れており、印字サイクルLを短縮する必要が生じてい
る。一方、駆動時間Eはあまり短縮できないので、前記
の方式では分割のグループ数をあまり増やすことができ
ない。駆動時間Eが印字サイクルLを跨ぐようなグルー
プがあると、そのグループにおいてはインクジェットヘ
ッドを駆動している最中に印字データが更新されてしま
い、印字結果に異常を来すからである。その一方で、高
解像度化のためのチャンネル数自体の増加や、あるいは
多色印字のためのマルチヘッドなど、グループ数を増や
す方向の要請はますます強まる傾向にある。
【0007】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、記録サイクル(印字サイ
クル)を跨ぐ駆動クロック信号の採用を可能とすること
により、分割駆動のグループ数の制約を緩和して、駆動
電流の集中をより徹底して防止したインクジェット記録
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1の発明は、インクを吐出するノズルに連通され
るとともにグループ分けされた複数のチャンネルを有す
るインクジェットヘッドを備え、上位機から伝送される
記録データに基づいて各チャンネルを選択的に駆動して
所定の記録サイクルで記録を行うインクジェット記録装
置であって、前記チャンネルをそのグループごとに所定
間隔ずつ遅延させて駆動するための駆動クロック信号を
出力する駆動クロック信号発生手段と、上位機から伝送
される記録データを各チャンネルに対応したパラレルの
記録データに変換する第1変換手段および第2変換手段
と、前記第1変換手段により得られたパラレルの記録デ
ータを前記記録サイクルの1周期の開始時である第1タ
イミング時に取り込んでこれを保持する第1ラッチ手段
と、前記第2変換手段により得られたパラレルの記録デ
ータを前記第1タイミング時から所定時間経過後の第2
タイミング時に取り込んでこれを保持する第2ラッチ手
段とを備え、少なくとも、前記第1タイミング時を跨ぐ
駆動クロック信号に従うグループのチャンネルが前記第
2ラッチ手段に保持されているパラレルの記録データに
基づいてインクの吐出を行い、それ以外のグループのチ
ャンネルが前記第1ラッチ手段に保持されているパラレ
ルの記録データに基づいてインクの吐出を行うことを特
徴とする。
【0009】このインクジェット記録装置では、上位機
から伝送された記録データは、まずチャンネルに対応し
たパラレルの記録データに変換される。この変換操作
は、第1変換手段および第2変換手段により記録サイク
ルの周期毎に新たな記録データについてなされる。変換
して得られたパラレルの記録データは、第1タイミング
時、すなわち記録サイクルの1周期の開始時に第1変換
手段から第1ラッチ手段に取り込まれる。第1ラッチ手
段は取り込んだ記録データを、次周期の第1タイミング
時に新たなデータを取り込むまで保持する。そして、第
2タイミング時、すなわち第1タイミング時から所定時
間経過後に、第2変換手段から第2ラッチ手段に取り込
まれる。第2ラッチ手段は取り込んだ記録データを、次
周期の第2タイミング時に新たなデータを取り込むまで
保持する。このため、第1ラッチ手段には第1タイミン
グ時直前における記録データが記録サイクルの1周期に
わたって保持され、第2ラッチ手段にはそれより所定時
間遅延して第2タイミング時直前における記録データが
保持される。
【0010】一方、駆動クロック信号発生手段が、所定
間隔ずつ遅延する駆動クロック信号を発生しており、こ
の駆動クロック信号により、各チャンネルはグループご
とに所定間隔ずつ遅延して駆動されることになる。ここ
で、チャンネルのグループによっては遅延量が大きいた
めに駆動クロック信号が第1タイミング時を跨ぐものが
あり、そのようなグループのチャンネルについては第2
ラッチ手段に保持されている記録データに基づいて駆動
され、ノズルからのインクの吐出が行われる。それ以外
のグループ、すなわち遅延量が小さいために駆動クロッ
ク信号が第1タイミング時を跨がないグループのチャン
ネルについては第1ラッチ手段に保持されている記録デ
ータに基づいて駆動され、ノズルからのインクの吐出が
行われる。これにより、チャンネルの駆動がグループご
とに分割され、駆動電流の集中が緩和される。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
するインクジェット記録装置であって、前記第2タイミ
ング時とその直後の前記第1タイミング時との間に収ま
る駆動クロック信号に従うグループのチャンネルが前記
第2ラッチ手段に保持されているパラレルの記録データ
に基づいてインクの吐出を行うことを特徴とする。
【0012】駆動クロック信号の遅延量によっては、第
2タイミング時とその直後の第1タイミング時との間に
収まるものも有りえ、そのような駆動クロック信号に従
うグループについては第1、第2のいずれのラッチ手段
に基づいてもチャンネルの駆動ができるわけだが、請求
項2のインクジェット記録装置では第2ラッチ手段に保
持されている記録データに基づいて駆動がなされる。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2に記載するインクジェット記録装置であって、
前記第1ラッチ手段または第2ラッチ手段にパラレルの
記録データの取り込みを指示するラッチ信号を前記第1
タイミング時および第2タイミング時に発生するラッチ
励起手段と、前記ラッチ信号を前記第1ラッチ手段また
は第2ラッチ手段のいずれかに排他的に伝達する選択手
段とを有し、前記選択手段による前記ラッチ信号の伝達
先が、前記第1タイミング時には前記第1ラッチ手段で
あり、前記第2タイミング時には前記第2ラッチ手段で
あることを特徴とする。
【0014】このインクジェット記録装置では、ラッチ
励起手段により第1タイミング時および第2タイミング
時にラッチ信号が発生されており、このラッチ信号は選
択手段により、第1タイミング時には第1ラッチ手段
に、第2タイミング時には第2ラッチ手段に、排他的に
伝達される。第1ラッチ手段および第2ラッチ手段は、
ラッチ信号を受けたときにパラレルの記録データの取り
込みを行う。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項3に記載
するインクジェット記録装置であって、前記選択手段が
上位機から伝送された記録データを前記第1変換手段ま
たは第2変換手段のいずれかに排他的に提供し、その提
供先が、前記第1タイミング時後最初の記録データにつ
いては前記第1変換手段であり、前記第2タイミング時
後最初の記録データについては前記第2変換手段である
ことを特徴とする。
【0016】このインクジェット記録装置では、上位機
から伝送された記録データは、選択手段により、第1タ
イミング時後最初の記録データであれば第1変換手段
に、第2タイミング時後最初の記録データあれば第2変
換手段に、排他的に提供されチャンネルに対応したパラ
レルの記録データへの変換がなされる。
【0017】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
請求項4のインクジェット記録装置であって、前記イン
クジェットヘッドが圧電素子式のインクジェットヘッド
であることを特徴とする。
【0018】圧電素子式のインクジェットヘッドの場合
には、各チャンネルには駆動クロック信号の開始時と終
了時とに電流が流れるがその間にはほとんど電流が流れ
ない。従って、駆動が分割されていることにより、チャ
ンネル間での駆動電流の重なり合いがほとんどない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態に係る
インクジェット記録装置10は、圧電素子式のインクジ
ェットヘッドを使用したものであり、その主要部は図1
に示す概略構成を有している。
【0020】図1の概略斜視図において、インクジェッ
ト記録装置10のフレーム80には、記録用紙Sを搬送
するための円筒状のプラテンローラ81が軸まわりに回
転可能に配置されている。そしてプラテンローラ81と
平行にガイドロッド82およびガイドレール83が設け
られ、これらに支持されつつキャリッジ84がプラテン
ローラ81と平行に移動できるようになっている。キャ
リッジ84は、フレーム80の下部に設けられたCRモ
ータ85によりベルト86を介して駆動されるようにな
っている。キャリッジ84には、ノズルからインクを吐
出して印刷記録を行うインクジェットヘッド70が搭載
されている。
【0021】またフレーム80には、インクジェットヘ
ッド70のインク吐出状態が悪化したときにこれを回復
させるための回復系として、ノズル面を拭き払うワイパ
87と、ノズル面を覆って劣化したインクを吸引除去す
るパージキャップ88とが設けられている。さらに、プ
ラテンローラ81や回復系を駆動するPFモータ89が
搭載されている。
【0022】インクジェットヘッド70の主要部は図2
に示すように、概略、圧電セラミックスプレート71
と、カバープレート72と、ノズルプレート73とを組
み合わせて構成されている。圧電セラミックスプレート
71は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミッ
クス材料で形成され、複数の同一深さおよび同一ピッチ
の平行な溝74を有している。この溝74間の隔壁部分
には分極処理がほどこされている。各溝74の側面上部
には、金属電極75がスパッタリング等により形成され
ている。
【0023】カバープレート72は、アルミナ等のセラ
ミックスで形成され、圧電セラミックスプレート71の
上面に接着されて溝74を封止するものである。封止さ
れた溝74は使用状態ではインクが満たされるチャンネ
ルであり、金属電極75はその駆動電極である。ノズル
プレート73は、プラスチック製であり圧電セラミック
スプレート71およびカバープレート72の前面に接着
されている。ノズルプレート73には、各チャンネルに
対応する位置にノズル76が設けられている。実際には
ノズル76の個数はずっと多い。
【0024】次に、インクジェット記録装置10の制御
系を説明する。この制御系は、図3に示すように、ヘッ
ドドライバ20と、ゲートアレイ31と、CPU32と
を中心に構成されている。ヘッドドライバ20は、イン
クジェットヘッド70の各チャンネルに駆動信号を印加
する回路である。ゲートアレイ31は、ホスト(パソコ
ン等)79からインタフェイス33を介して印字データ
(コードデータ)を受け取り、そのイメージデータへの
展開やヘッドドライバ20への転送等を行う回路であ
る。ゲートアレイ31には、展開したイメージデータを
貯蔵するイメージメモリ34が付設されている。
【0025】CPU32は、インクジェット記録装置1
0の動作全体の統括制御を行うワンチップマイコンであ
る。CPU32とゲートアレイ31とはバス35で接続
されており、データやタイミング信号等のやりとりがで
きるようになっている。また、ROM36やRAM37
にも接続されている。そしてCPU32は、印字パラメ
ータ等の設定操作や表示を行うスイッチパネル38や機
械部分の駆動系39にも接続されている。ここで駆動系
39には、CRモータ85やPFモータ89およびそれ
らのための位置センサ等が含まれる。
【0026】ヘッドドライバ20について、図4により
さらに詳細に説明する。ヘッドドライバ20は、第1シ
リアルパラレル変換回路12、第2シリアルパラレル変
換回路13、第1ラッチ回路14、第2ラッチ回路15
を中心に構成されている。第1シリアルパラレル変換回
路12、第2シリアルパラレル変換回路13は、ゲート
アレイ31から伝送される印字データ(イメージデー
タ)がシリアルであるためにこれをパラレルに変換する
回路である。第1ラッチ回路14は、第1シリアルパラ
レル変換回路12で変換して得られたデータを取り込ん
でこれを保持する回路である。そして第2ラッチ回路1
5は、第2シリアルパラレル変換回路13で変換して得
られたデータを取り込んでこれを保持する回路である。
そして、ゲートアレイ31から伝送されるデータや信号
類を、第1シリアルパラレル変換回路12および第1ラ
ッチ回路14と、第2シリアルパラレル変換回路13お
よび第2ラッチ回路15とのいずれかに振り分ける選択
回路11が設けられている。
【0027】そして、第1ラッチ回路14もしくは第2
ラッチ回路15に保持されている印字データに基づいて
インクジェットヘッド70の金属電極55に駆動信号を
印加するためのアンドゲート16(a、b、…)および
アンプ17(a、b、…)が、チャンネルごとに設けら
れている。ここで英小文字の添字がチャンネルを示して
いる。以下の説明では適宜、添字を省略して言及する。
チャンネル(a、b、c、…)がグループAを、チャン
ネル(e、f、g、…)がグループBを、チャンネル
(i、j、k、…)がグループCを、チャンネル(m、
n、o、…)がグループDを、それぞれ構成している。
そして、グループA、Bに属するアンドゲート16は第
1ラッチ回路14の印字データに従い、グループC、D
に属するアンドゲート16は第2ラッチ回路15の印字
データに従うようにされている。
【0028】このヘッドドライバ20において、選択回
路11は、ゲートアレイ31から印字データ(シリア
ル)と転送クロックとラッチ信号と選択信号とを入力さ
れるようになっている。印字データは、ゲートアレイ3
1から転送クロックに同期して送出される。ラッチ信号
はパルス信号であり、第1ラッチ回路14または第2ラ
ッチ回路15に、第1シリアルパラレル変換回路12ま
たは第2シリアルパラレル変換回路13の出力データの
取り込みを指示する信号である。選択信号は、選択回路
11に、第1シリアルパラレル変換回路12および第1
ラッチ回路14と、第2シリアルパラレル変換回路13
および第2ラッチ回路15とのいずれを選択するかを指
定する信号である。
【0029】選択回路11は、選択信号がハイであると
きには第1シリアルパラレル変換回路12および第1ラ
ッチ回路14を選択し、印字データおよび転送クロック
を第1シリアルパラレル変換回路12に(data1、clock
1 )、ラッチ信号を第1ラッチ回路14に(latch1)、
入力する。選択信号がローであるときには第2シリアル
パラレル変換回路13および第2ラッチ回路15を選択
し、印字データおよび転送クロックを第2シリアルパラ
レル変換回路13に(data2、clock2 )、ラッチ信号を
第2ラッチ回路15に(latch2)、入力する。
【0030】第1シリアルパラレル変換回路12は、転
送クロック(clock1)の立ち上がりエッジ毎に印字デー
タ(data1 )の取り込みを行ってパラレルに変換し、以
後新たな印字データを第1ラッチ回路14に向けて出力
するようになっている。この第1シリアルパラレル変換
回路12の出力のハイローは、ドットのオンオフと対応
している。第1ラッチ回路14は、第1シリアルパラレ
ル変換回路12からチャンネルごとのデータを受け取る
ほか、選択回路からラッチ信号(latch1)の入力を受け
るようになっており、そのパルスを受けると第1シリア
ルパラレル変換回路12の出力データを取り込み、以後
それを保持するようになっている。
【0031】第2シリアルパラレル変換回路13は第1
シリアルパラレル変換回路12と、第2ラッチ回路15
は第1ラッチ回路14と、それぞれ同様の機能を有し、
それらの振り分けは前記のように選択回路11が選択信
号のハイローにより行う。
【0032】アンドゲート16は、第1ラッチ回路14
もしくは第2ラッチ回路15から該当するチャンネルの
印字データを入力されるほか、ゲートアレイ31から印
字クロックA〜Dの入力を受けるようになっている。印
字クロックの添字A〜Dは、チャンネルのグループに対
応する。つまり、グループAに属するアンドゲート16
(a、b、c、…)は、印字クロックAの入力を受け
る。グループB〜Dも同様である。印字クロックA〜D
は、インクジェットヘッド70の金属電極55が駆動さ
れる間ハイとなり、それ以外はローである。そしてアン
ドゲート16は、印字データとクロック信号とがともに
ハイであるときに限りアンプ17にハイ信号を出力する
ものである。言い換えると、印字クロックA〜Dは、該
当するグループのアンドゲート16に、第1ラッチ回路
14もしくは第2ラッチ回路15からの入力データをア
ンプ17に向けて出力させるものである。そして、各印
字クロックA〜Dは、駆動電流の集中排除のため印字ク
ロックAを先頭に所定時間ずつ遅延して出力される。そ
の遅延量については後に詳しく説明する。
【0033】アンプ17は、アンドゲート16が印字ク
ロックを受けるとインクジェットヘッド70の金属電極
55に駆動信号を印加するものである。この駆動信号の
波形を図5により説明する。インクジェットヘッド70
が圧電素子式であるため、金属電極55の電圧は印字ク
ロック(図5の上段)の立ち上がりによりハイアップ
し、立ち下がりによりローダウンする波形(図5の中
段)でなければならない。これを実現するため駆動信号
の電流波形は、図5の下段に示すものである。すなわ
ち、電極電圧を時間微分した波形であり、立ち上がり時
の正パルスと立ち下がり時の負パルスとからなりそれ以
外の電流はほとんどゼロである。
【0034】続いて、インクジェット記録装置10の動
作を説明する。その基本的な動作は、ホスト79から伝
送される印字データに従い、記録用紙Sの搬送およびキ
ャリッジ84の移動を行いつつ、インクジェットヘッド
70のノズル76からインクを吐出して記録用紙Sに印
字記録を行うことである。この動作は、CPU32が統
括制御して行う。
【0035】ここで、前記したように、ホスト79から
伝送される印字データは、まずゲートアレイ31により
イメージメモリ34上にイメージデータとして展開され
そしてそのイメージデータがゲートアレイ31からヘッ
ドドライバ20に供給されて、インクジェットヘッド7
0の実際の駆動が行われる。ゲートアレイ31からヘッ
ドドライバ20へのデータ送信およびそれに基づくイン
クジェットヘッド70の駆動は、図6のタイミングチャ
ートに示すように所定の印字周期Lに従って周期的に行
われる。
【0036】ゲートアレイ31からヘッドドライバ20
への印字データ(イメージデータ、シリアル)の転送
は、毎印字周期Lの比較的初期とほぼ中期との2回に分
けて行われる。比較的初期に転送されるのは、グループ
A、Bに属するチャンネルの印字データであり、中期の
印字データは、グループC、Dに属するチャンネルの印
字データである。そしてこれらの印字データの転送が行
われる間、ゲートアレイ31は転送クロック信号をクロ
ック出力する。この印字データと転送クロック信号とは
受け側であるヘッドドライバ20においてともに、前記
のようにまず選択回路11に入力される。ここで選択信
号は、比較的初期のデータ転送時にはハイであり、中期
のデータ転送時にはローである。従って選択回路11に
入力された印字データおよび転送クロック信号は、比較
的初期のものは第1シリアルパラレル変換回路12に
(data1、clock1 )、中期のものは第2シリアルパラレ
ル変換回路13に(data2、clock2 )、それぞれ入力さ
れる。
【0037】そして、第1シリアルパラレル変換回路1
2は、転送クロック(clock1)に同期して印字データ
(data1 )の取り込みを行い、転送クロック(clock1)
が入力されている間取り込みを続ける。第1シリアルパ
ラレル変換回路12では取り込んだ印字データを順に各
チャンネルに割り振ってパラレルに保持する。これによ
り第1シリアルパラレル変換回路12の出力データは、
古い印字データから新しい印字データに更新される。第
2シリアルパラレル変換回路13は、これと同様のこと
を転送クロック(clock2)および印字データ(data2 )
に基づいて行う。
【0038】ゲートアレイ31からヘッドドライバ20
へのラッチ信号のパルスの印加は、毎印字周期Lの境目
(第1タイミング時、t11、t12、…)と、前記した中
期のデータ転送時の少し前(第2タイミング時、t21
…)とに行われる。ラッチ信号は受け側であるヘッドド
ライバ20において、前記のようにまず選択回路12に
入力される。ここで選択信号は、第1タイミング時には
ハイであり、第2タイミング時にはローである。従って
選択回路11に入力されたラッチ信号のパルスは、第1
タイミング時のものは第1ラッチ回路14に(latch
1)、第2タイミング時のものは第2ラッチ回路15に
(latch2)、それぞれ入力される。
【0039】第1ラッチ回路14はlatch1のパルスによ
り第1シリアルパラレル変換回路12の出力データを取
り込む。これにより第1ラッチ回路14の保持データ
(出力データも同じ)は、古い印字データから新しい印
字データに更新される。すなわち各印字周期Lの比較的
初期に転送クロックとともに転送されたデータは、第1
ラッチ回路14により次周期まで保持されるのである。
第2ラッチ回路15はlatch2のパルスにより第2シリア
ルパラレル変換回路13の出力データを取り込む。これ
により第2ラッチ回路15もデータの更新を行う。すな
わち各印字周期Lの中期に転送クロックとともに転送さ
れたデータは、第2ラッチ回路15により、第1ラッチ
回路14の場合よりも第1タイミング時と第2タイミン
グ時との差の分遅延して保持される。その保持は、次々
周期に及ぶ。
【0040】ゲートアレイ31からヘッドドライバ20
に印加される印字クロックAは、毎第1タイミング時に
対し時間G遅延してハイアップし(tAS)、そして駆動
時間Eにわたってハイを維持してからローダウンする
(tAE)。タイミングtASとtAEとは同一の印字周期L
内にある。印字クロックAは受け側であるヘッドドライ
バ20において、前記のようにグループAに属する各チ
ャンネルのアンドゲート16(a、b、c、…)に入力
される。これによりグループAの各アンドゲート16
(a、b、c、…)は、第1ラッチ回路14の出力する
印字データに従い、アンプ17(a、b、c、…)を介
してインクジェットヘッド70の対応する金属電極75
に駆動信号を印加する。すなわち、印字データがハイ
(ドットオン)であるチャンネルについて、図5で説明
したように、タイミングtASに正のパルス電流が流れ、
そしてタイミングtAEに負のパルス電流が流れ、タイミ
ングtASとtAEとの間当該チャンネルの電極電圧がハイ
となる。
【0041】ゲートアレイ31からヘッドドライバ20
に印加される印字クロックBは、毎タイミングtASに対
し時間F遅延してハイアップし(tBS)、そして駆動時
間Eにわたってハイを維持してからローダウンする(t
BE)。印字クロックAの場合と同様、タイミングtBS
BEとは同一の印字周期L内にある。印字クロックBは
受け側であるヘッドドライバ20において、前記のよう
にグループBに属する各チャンネルのアンドゲート16
(e、f、g、…)に入力される。これによりグループ
Bの各アンドゲート16(e、f、g、…)は、グルー
プAの場合と同様に第1ラッチ回路14の出力する印字
データに従い、対応する金属電極75に駆動信号を印加
する。
【0042】ゲートアレイ31からヘッドドライバ20
に印加される印字クロックCは、毎タイミングtBSに対
し時間F遅延してハイアップし(tCS)、そして駆動時
間Eにわたってハイを維持してからローダウンする(t
CE)。タイミングtCSは、第2タイミング時t21より遅
い。印字クロックCは受け側であるヘッドドライバ20
において、前記のようにグループCに属する各チャンネ
ルのアンドゲート16(i、j、k、…)に入力され
る。これによりグループCの各アンドゲート16(i、
j、k、…)は、第2ラッチ回路15の出力する印字デ
ータに従い、対応する金属電極75に駆動信号を印加す
る。
【0043】ゲートアレイ31からヘッドドライバ20
に印加される印字クロックDは、毎タイミングtCSに対
し時間F遅延してハイアップし(tDS)、そして駆動時
間Eにわたってハイを維持してからローダウンする(t
DE)。タイミングtDSは、第2タイミング時t21より遅
い。印字クロックDは、受け側であるヘッドドライバ2
0において、前記のようにグループDに属する各チャン
ネルのアンドゲート16(m、n、o、…)に入力さ
れ、グループCの場合と同様に第2ラッチ回路15の出
力する印字データに従い、対応する金属電極75に駆動
信号を印加する。
【0044】かくして、グループA〜Dごとの分割駆動
による印字動作が行われる。図5で説明したように、駆
動電流は印字クロックの立ち上がり時および立ち下がり
時にパルス状に流れるだけなので、2以上のグループの
ための駆動電流が同時に流れることはない。
【0045】ここで、印字クロックDについては、印字
クロックA、Bの場合と異なり、タイミングtDSとtDE
とは同一の印字周期L内になく、印字周期Lを跨いでい
る。すなわち印字クロックDがハイである間に第1ラッ
チ回路14の出力データの更新が行われる。このため、
印字クロックDに従うグループDに属する各チャンネル
においては、第1ラッチ回路14の出力データによる印
字ができない。しかし、タイミングtDSは第2タイミン
グ時t21より遅く、従ってタイミングtDSとtDEとは第
2ラッチ回路15がデータ更新を行わない期間内に収ま
っている。そこで、グループDの各チャンネルにおいて
は第2ラッチ回路15の出力データにより印字を行うこ
ととしたものである。
【0046】なお、印字クロックCについては、タイミ
ングtCSとtCEとが同一の印字周期L内にあり、かつタ
イミングtCSが第2タイミング時t21より遅い。従って
第1ラッチ回路14および第2ラッチ回路15のいずれ
もデータ更新を行わない期間内にクロックが収まってい
るので、第1ラッチ回路14と第2ラッチ回路15との
いずれの出力データに基づいて印字を行ってもよいが、
ここでは第2ラッチ回路15の出力データに基づくこと
としたものである。
【0047】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係るインクジェット記録装置10によれば、シリアル
パラレル変換回路とその出力であるパラレル印字データ
を取り込んで保持するラッチ回路とを2組設け、第1ラ
ッチ回路14により第1タイミング時t11、…に第1シ
リアルパラレル変換回路12の出力データを取り込むと
ともに、第2ラッチ回路15により第2タイミング時t
21、…に第2シリアルパラレル変換回路13の出力デー
タを取り込むこととした。従って、印字周期Lの境目を
超えても前サイクルの印字データが第2ラッチ回路15
に保存されているので、グループDのように、印字周期
Lを跨ぐ印字クロックDを採用することが可能となって
いる。このため、インクジェットヘッド70の分割駆動
において最大遅延量を大きくとることができ、分割のグ
ループ数を増やしても駆動電流の集中が確実に防止でき
るインクジェット記録装置10が実現されている。
【0048】ここにおいて、ゲートアレイ31からの印
字データおよび転送クロックを振り分ける選択回路11
を設け、第1ラッチ回路14または第2ラッチ回路15
にデータの取り込みを行わせるラッチ信号も選択回路1
1により振り分けるようにしたので、第1タイミング時
11、…のラッチ信号は第1ラッチ回路14に入力さ
れ、第2タイミング時t21、…のラッチ信号は第2ラッ
チ回路15に入力され、印字クロックの遅延量の大きい
グループの印字データを、印字周期Lの境目を跨いで第
2ラッチ回路15で保持することができるものである。
そして、インクジェットヘッド70が、駆動開始時と終
了時とにしか電流を要しない圧電素子式のヘッドである
ことから、分割駆動の結果として、2以上のグループに
同時に電流を供給することがなく、電流の瞬間最大値が
過大になることはない。
【0049】これらの結果として、インクジェットヘッ
ド70とヘッドドライバ20との配線の電流容量を大き
くすることなく信頼性を向上させることがでる。特に、
高解像度化のためのチャンネル数の増加や多色印字のた
めのマルチヘッド化などで分割のグループ数を多くする
必要のあるインクジェット記録装置10において効果が
大きい。
【0050】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることはもちろんである。例え
ば、分割のグループ数はもっと多くしてもかまわない。
さらに、シリアルパラレル変換回路とラッチ回路とを3
組以上設けてもよい。
【0051】また、前記実施の形態では、駆動開始時と
終了時とにしか電流を要しない圧電素子式のインクジェ
ットヘッドを用いることとしたが、駆動開始時から終了
時まで一定の電流を流し続けるバブルジェット式のヘッ
ドの場合であっても、駆動分割による電流ピーク低下の
効果は得られるものである。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項1
の発明によれば、第1タイミング時に第1変換手段の保
持する記録データの第1ラッチ手段による取り込みを行
わせるとともに、第1タイミング時から所定時間経過後
の第2タイミング時に、第2変換手段の保持する記録デ
ータの第2ラッチ手段による取り込みを行わせるように
したので、記録サイクルが次サイクルに入っても、前サ
イクルの記録データが第2ラッチ手段により保持されて
いる。このため、第1タイミング時を跨ぐ駆動クロック
信号を採用しても、その信号に従う分割グループのチャ
ンネルが第2ラッチ手段の保持する記録データにより記
録を行うことができる。従って、最大遅延量を大きくと
ることができ、分割のグループ数も多くすることができ
るので、駆動電流の集中を効果的に防止することができ
るインクジェット記録装置が提供されている。
【0053】また、請求項2の発明によれば、第2タイ
ミング時とその直後の第1タイミング時との間に収まる
駆動クロック信号に従うグループのチャンネルは第2ラ
ッチ手段の保持する記録データにより記録を行うので、
記録中に記録データが更新されることはなく、他のチャ
ンネルと同様に記録を行うことができる。
【0054】また、請求項3の発明によれば、ラッチ励
起手段のラッチ信号が、選択手段により、第1タイミン
グ時には第1ラッチ手段に、第2タイミング時には第2
ラッチ手段に振り分けられるので、グループ分けに伴う
信号線増加がなくても、第1タイミング時には第1ラッ
チ手段が第1変換手段の記録データを取り込むことがで
き、第2タイミング時には第2ラッチ手段が第2変換手
段の記録データを取り込むことができる。
【0055】また、請求項4の発明によれば、選択手段
が、上位機からの記録データを、第1タイミング時後最
初のものについては第1変換手段に、第2タイミング時
後最初のものについては第2変換手段に振り分けるの
で、グループ分けに伴う信号線増加がなくても、第1変
換手段および第2変換手段に必要な記録データが提供さ
れ、第1ラッチ手段および第2ラッチ手段によるデータ
取り込みを行うことができる。
【0056】また、請求項5の発明によれば、インクジ
ェットヘッドが、駆動クロック信号の立ち上がり時と立
ち下がり時とにパルス的に電流が流れる圧電素子式のヘ
ッドであるので、分割駆動を行うことにより、グループ
間での電流の重なりはほとんどなく、電流集中排除の効
果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の概略構成を示す図で
ある。
【図2】インクジェットヘッドの概略構成を示す図であ
る。
【図3】インクジェット記録装置の制御系を示すブロッ
ク図である。
【図4】ヘッドドライバの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図5】圧電素子式インクジェットヘッドの駆動信号を
説明する図である。
【図6】インクジェットヘッドの分割駆動を説明するタ
イミングチャートである。
【図7】従来のインクジェット記録装置のヘッドドライ
バを示すブロック図である。
【図8】従来の分割駆動を説明するタイミングチャート
である。
【符号の説明】
11 選択回路 12、13 シリアルパラレル変換回路 14、15 ラッチ回路 31 ゲートアレイ 32 CPU(駆動クロック信号発生手段、ラッ
チ励起手段) 70 インクジェットヘッド 76 ノズル A〜D 分割グループ a、… チャンネル L 印字周期 t11、t12 第1タイミング時 t21 第2タイミング時

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するノズルに連通されると
    ともにグループ分けされた複数のチャンネルを有するイ
    ンクジェットヘッドを備え、上位機から伝送される記録
    データに基づいて各チャンネルを選択的に駆動して所定
    の記録サイクルで記録を行うインクジェット記録装置に
    おいて、 前記チャンネルをそのグループごとに所定間隔ずつ遅延
    させて駆動するための駆動クロック信号を出力する駆動
    クロック信号発生手段と、 上位機から伝送される記録データを各チャンネルに対応
    したパラレルの記録データに変換する第1変換手段およ
    び第2変換手段と、 前記第1変換手段により得られたパラレルの記録データ
    を前記記録サイクルの1周期の開始時である第1タイミ
    ング時に取り込んでこれを保持する第1ラッチ手段と、 前記第2変換手段により得られたパラレルの記録データ
    を前記第1タイミング時から所定時間経過後の第2タイ
    ミング時に取り込んでこれを保持する第2ラッチ手段と
    を備え、 少なくとも、前記第1タイミング時を跨ぐ駆動クロック
    信号に従うグループのチャンネルが前記第2ラッチ手段
    に保持されているパラレルの記録データに基づいてイン
    クの吐出を行い、 それ以外のグループのチャンネルが前記第1ラッチ手段
    に保持されているパラレルの記録データに基づいてイン
    クの吐出を行うことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するインクジェット記録
    装置において、 前記第2タイミング時とその直後の前記第1タイミング
    時との間に収まる駆動クロック信号に従うグループのチ
    ャンネルが前記第2ラッチ手段に保持されているパラレ
    ルの記録データに基づいてインクの吐出を行うことを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するイン
    クジェット記録装置において、 前記第1ラッチ手段または第2ラッチ手段にパラレルの
    記録データの取り込みを指示するラッチ信号を前記第1
    タイミング時および第2タイミング時に発生するラッチ
    励起手段と、 前記ラッチ信号を前記第1ラッチ手段または第2ラッチ
    手段のいずれかに排他的に伝達する選択手段とを有し、 前記選択手段による前記ラッチ信号の伝達先が、前記第
    1タイミング時には前記第1ラッチ手段であり、前記第
    2タイミング時には前記第2ラッチ手段であることを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載するインクジェット記録
    装置において、 前記選択手段が上位機から伝送された記録データを前記
    第1変換手段または第2変換手段のいずれかに排他的に
    提供し、 その提供先が、前記第1タイミング時後最初の記録デー
    タについては前記第1変換手段であり、前記第2タイミ
    ング時後最初の記録データについては前記第2変換手段
    であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載するインクジェット記録装置において、 前記インクジェットヘッドが圧電素子式のインクジェッ
    トヘッドであることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6808242B2 (en) 2001-12-28 2004-10-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print head drive unit
WO2017154686A1 (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 マークテック株式会社 ノズル駆動ピーク電力を低減する印字タイミング制御方法および工業用印字装置。

Cited By (3)

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US6808242B2 (en) 2001-12-28 2004-10-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print head drive unit
WO2017154686A1 (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 マークテック株式会社 ノズル駆動ピーク電力を低減する印字タイミング制御方法および工業用印字装置。
JP2017165098A (ja) * 2016-03-11 2017-09-21 マークテック株式会社 ノズル駆動ピーク電力を低減する印字タイミング制御方法および工業用印字装置。

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