JPH0926285A - 熱交換装置の水漏れ検知装置 - Google Patents

熱交換装置の水漏れ検知装置

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JPH0926285A
JPH0926285A JP7179042A JP17904295A JPH0926285A JP H0926285 A JPH0926285 A JP H0926285A JP 7179042 A JP7179042 A JP 7179042A JP 17904295 A JP17904295 A JP 17904295A JP H0926285 A JPH0926285 A JP H0926285A
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義裕 須藤
Kazuo Yagi
和男 八木
Yuuko Fujimine
祐子 藤峰
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱交換装置(A) の熱交換器(1) の水漏れの有無
を容易に判別できるようにすること。 【構成】バーナの燃焼排気が露点以下になるまで熱交換
させてドレンを生成するようにした熱交換器(1) を具備
する熱交換装置(A) のドレン排出経路に、前記ドレンを
貯留する為のドレン容器(2) を挿入し、このドレン容器
(2) には、これに貯留されたドレンが所定水位に達する
度に一定量を前記ドレン排出経路の下流側に排出するサ
イフォン(22)を具備させ、このサイフォン(22)の作動を
検知して信号を出力する検知手段(K) と、前記熱交換装
置(A) の運転中の一定時間に於いて前記信号の出力回数
を累積する累積手段(G) と、前記累積された出力回数が
設定回数に達した時に水漏れ信号を出力する水漏れ判定
手段(R) と、前記水漏れ信号の入力によって発音又は表
示により報知状態となる報知手段(L) とを設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換装置の水漏
れ検知装置、特に、熱交換装置に内蔵される熱交換器の
水漏れを検知する為の水漏れ検知装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の熱交換装置(A) では、熱交換効率
を向上させる為に、バーナ(B) からの燃焼排気が露点以
下になるまで熱交換器(1) に吸熱させる形式の所謂、コ
ンデンシングタイプのものが実現されている。このコン
デンシングタイプの熱交換装置(A) は、その熱交換器
(1) の熱交換用フィンに積極的に結露水(ドレン)を生
成させるものであり、そのドレン生成量が多いことか
ら、この熱交換装置(A) には、前記熱交換器(1) から滴
下して集合されたドレンを装置外に排出する為のドレン
排出経路が具備されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このコンデ
ンシングタイプの熱交換装置(A) では、熱交換器(1) の
通水管に穴があいて水漏れが生じても、この漏水がドレ
ンと共に上記ドレン排出経路を介して排水されてしまう
から、前記水漏れの有無が装置外からは容易に判別でき
ないという問題があった。
【0004】請求項1〜3の夫々の発明は、熱交換器
(1) の水漏れの有無を容易に判別できる熱交換装置の水
漏れ検知装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[請求項1の発明]この請求項1の発明は、『バーナの
燃焼排気が露点以下になるまで熱交換させてドレンを生
成するようにした熱交換器(1) を具備する熱交換装置
(A) のドレン排出経路に、前記ドレンを貯留する為のド
レン容器(2) を挿入し、このドレン容器(2) には、これ
に貯留されたドレンが所定水位に達する度に一定量を前
記ドレン排出経路の下流側に排出するサイフォン(22)を
具備させ、このサイフォン(22)の作動を検知して信号を
出力する検知手段(K) と、前記熱交換装置(A) の運転中
の一定時間に於いて前記信号の出力回数を累積する累積
手段(G) と、前記累積された出力回数が設定回数に達し
た時に水漏れ信号を出力する水漏れ判定手段(R)と、前
記水漏れ信号の入力によって発音又は表示により報知状
態となる報知手段(L) とを設けた』ことを特徴とする。
【0006】熱交換装置(A) の運転中は、その熱交換器
(1) に生じたドレンがドレン排出経路からドレン容器
(2) に流入して貯留される。このドレン容器(2) 内のド
レンの水位が所定水位(最高水位)に達すると、その一
定量がサイフォン(22)により排出されて前記水位が降下
し、前記排出終了時点で最低水位となった後、ドレン流
入により再び水位上昇する。このサイフォン(22)の作動
毎に、これを検知する検知手段(K) から信号が出力され
る。そして、この信号の出力回数が、前記運転中の一定
時間に於いて、累積手段(G) により累積され、その累積
回数が設定回数に達すると水漏れ判定手段(R) から水漏
れ信号が出力される。この水漏れ信号の出力によって、
報知手段(L) が発音又は表示により報知状態となる。
【0007】熱交換装置(A) の運転中に於ける一定時間
のドレン生成量、つまり、ドレン容器(2) へのドレン流
入流量は、バーナでの燃焼量や熱交換器(1) の通水管内
の水温等の運転条件の変動に応じて変動するものの所定
範囲内に維持される。ところが、前記熱交換器(1) に水
漏れがあった場合には、その漏水がドレンと共にドレン
容器(2) に流入するから、前記ドレン流入流量が過大か
否かにより、つまり、前記一定時間内に於いて上記サイ
フォン動作を検知する検知手段(K) からの信号の出力回
数が設定回数に達したか否かにより、前記水漏れ発生の
有無が判別できるものとなっている。 [請求項2の発明]この請求項2の発明は、『バーナの
燃焼排気が露点以下になるまで熱交換させてドレンを生
成するようにした熱交換器(1) を具備する熱交換装置
(A) のドレン排出経路に、前記ドレンを貯留する為のド
レン容器(2) を挿入し、このドレン容器(2) には、これ
に貯留されたドレンが所定水位に達する度に一定量を前
記ドレン排出経路の下流側に排出するサイフォン(22)を
具備させ、このサイフォン(22)の作動を検知して信号を
出力する検知手段(K) と、前記熱交換装置(A) の運転停
止時からの前記信号の出力回数を累積する累積手段(G)
と、前記累積された出力回数が設定回数に達した時に水
漏れ信号を出力する水漏れ判定手段(R) と、前記水漏れ
信号の入力によって発音又は表示により報知状態となる
報知手段(L) とを設けた』ことを特徴とする。
【0008】このものでも、上記請求項1の発明と同様
に、ドレン容器(2) のサイフォン(22)が作動する毎に検
知手段(K) から信号が出力されるが、このものでは、熱
交換装置(A) の運転停止時からの前記信号の出力回数が
累積手段(G) により累積される。その累積回数が設定回
数に達すると上記請求項1の発明と同様に報知手段(L)
が報知状態となる。
【0009】上記運転停止後は、新たに生成されるドレ
ンはなく前記停止時点で熱交換器(1) に残留付着してい
たドレンがドレン容器(2) に流入するものとなるから、
前記運転停止後に於けるドレン容器(2) へのドレン流入
量は熱交換器(1) でのドレン付着容量に対応しほぼ一定
である。このドレン流入量が所定値より大きいか否か
(大きい場合は水漏れ有り)を、前記運転停止後に於い
てサイフォン動作を検知する検知手段(K) からの信号の
出力回数が設定回数に達したか否かにより判別できるも
のとなっている。 [請求項3の発明]この請求項3の発明は、『バーナの
燃焼排気が露点以下になるまで熱交換させてドレンを生
成するようにした熱交換器(1) を具備する熱交換装置
(A) のドレン排出経路に、前記ドレンを貯留する為のド
レン容器(2) を挿入し、このドレン容器(2) には、これ
に貯留されたドレンが所定水位に達する度に一定量を前
記ドレン排出経路の下流側に排出するサイフォン(22)を
具備させ、前記ドレン容器(2)に貯留されたドレンの水
位を検知する水位検知手段(S) と、この水位検知手段
(S) の検知水位が前記サイフォン(22)の作動する所定水
位よりも低い設定水位を越えて上昇する時と降下する時
に信号を出力する水位判定手段(H) と、前記熱交換装置
(A) の運転停止時からの前記信号の出力回数を累積する
累積手段(G) と、前記累積された出力回数が設定回数に
達した時に水漏れ信号を出力する水漏れ判定手段(R)
と、前記水漏れ信号の入力によって発音又は表示により
報知状態となる報知手段(L) とを設けた』ことを特徴と
する。
【0010】このものでは、上記請求項1の作用の項で
説明したと同様にして、ドレン容器(2) へのドレン流入
とサイフォン動作によるドレン容器(2) からのドレン排
出とが繰り返されることにより、前記ドレン容器(2) 内
の水位は上昇と降下とを繰り返すものとなる。そして、
この水位を検知する水位検知手段(S) の検知水位が設定
水位を越えて上昇する時と降下する時に、水位判定手段
(H) から信号が出力される。この信号の出力回数が、熱
交換装置(A) の運転停止後に於いて、累積手段(G) によ
り累積され、その累積回数が設定回数に達すると、上記
請求項の発明と同様に報知手段(L) が報知状態となる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の夫
々の発明では、熱交換器(1) に水漏れがあると、報知手
段(L) が発音又は表示により報知状態となるから、前記
水漏れの有無を容易に判別できる。又、請求項1の発明
では、上記運転条件の変動に応じて変動するドレン発生
量を基準にして水漏れ判定するのに対して、請求項2の
発明では、前記運転停止時点で残留付着していたほぼ一
定量のドレンを基準にしているから、水漏れ発生の有無
を判定する為の上記設定回数を前記ドレン量に対してよ
り正確に対応させることができ、前記判定の精度が前記
請求項1の発明よりも向上する。
【0012】更に、請求項3の発明では、ドレン容器
(2) 内の水位が、上記のように水位変動して上記設定水
位を越えて上昇する時と降下する時に信号出力回数が累
積されるから、上記運転停止時点での初期水位に関わら
ず、初回の信号出力までに要するドレン量のバラツキが
少なくて済み、上記累積回数とドレン量とがより正確に
対応する。又、サイフォンが作動開始してドレンが排出
され再びサイフォンが作動開始するまでの1サイクル当
たりに2回、上記累積回数として累積するものであるか
ら、上記請求項2の発明のように前記1サイクル当たり
に1回、累積するものに比べて水漏れ検知の精度がより
一層向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。この実施の形態は、図1に示すよう
に、所謂コンデンシングタイプの熱交換装置(A) のドレ
ン排出経路に、サイフォン(22)を具備するドレン容器
(2) を挿入したものであり、既述請求項3の発明に対応
している。 [各部の構成について] **熱交換装置(A) ** 上記熱交換装置(A) は、缶体(10)内に、バーナ(B) と、
その下方に位置し主に燃焼排気の顕熱を吸熱して熱交換
を行う主熱交換器(1a)、及び、主に燃焼排気の潜熱を吸
熱して熱交換を行う副熱交換器(1b)を内蔵すると共に、
前記缶体(10)の上端に連設したファン(F) から前記バー
ナ(B) へ燃焼用空気を供給し、バーナ(B) の燃焼排気の
熱を、前記主・副熱交換器(1a)(1b)の多数の熱交換用フ
ィンを介してこれらを貫通する通水管内の通水に熱交換
し、前記燃焼排気を、前記缶体(10)の下端の一側に接続
した排気経路(11)から排気する構成である。又、副熱交
換器(1b)は、主熱交換器(1a)の下方に位置すると共に、
前記主熱交換器(1a)の排気の下流側に直列に接続された
構成となっている。これら構成により、前記バーナ(B)
からの燃焼排気は、前記主熱交換器(1a)で先ず顕熱が吸
収され、次いで副熱交換器(1b)で露点以下に冷やされて
潜熱が吸収される。この潜熱吸収により前記副熱交換器
(1b)の熱交換用フィンに多量のドレンが生成される。
【0014】そして、上記缶体(10)の底面部は、ロート
部(13)となっており、その下端に連設されたドレン排出
管(12)が、後述のドレン容器(2) に挿入されている。従
って、上記副熱交換器(1b)に付着したドレンは、滴下し
て前記ロート部(13)により集められ、前記ドレン排出管
(12)を介してドレン容器(2) に流入する。 **ドレン容器(2) ** 上記ドレン容器(2) は、上記ドレン排出管(12)が下方に
向って挿入されてトラップ構造に構成されたドレン流入
室(23)と、このドレン流入室(23)にその上端にて連通さ
れ且つドレンを貯留する為の貯留室(21)と、この貯留室
(21)からドレンを排出する為のサイフォン(22)とが並設
された構成となっている。前記ドレン流入室(23)が上記
トラップ構造になっていることから、前記ドレン排出管
(12)から貯留室(21)への空気の侵入が防止され、後述の
サイフォン機能が確実に作動するものとなっている。
又、前記サイフォン(22)は、貯留室(21)に並設されて下
端部相互が連通された上下方向に長い空室(25)と、この
空室(25)内にこれの底板を貫通し上方に向って挿入され
た中央管(26)とからなり、この中央管(26)の上端と空室
(25)の天板(25a) との間には、中央管(26)の径及びドレ
ンの表面張力とドレンの水位上昇スピード等を考慮して
空気溜りを生じさせない程度の間隙(例えば5mm)が
形成されている。又、前記貯留室(21)の天板には、大気
開放用の透孔(24)が設けられている。
【0015】この構成のドレン容器(2) では、上記熱交
換装置(A) から前記貯留室(21)にドレンが流入して、こ
の貯留室(21)内の水位が、図2ーaに示すように、上記
空室(25)内にドレンが充満し、この空室(25)の天板(25
a) から中央管(26)までの間隔をドレンの表面張力によ
り閉塞した状態の水位(作動水位)になると、サイフォ
ン(22)の作用により、前記貯留室(21)内のドレンが中央
管(26)から吸引され排出される。そして、図2ーbに示
すように、前記貯留室(21)内の水位が、この貯留室(21)
と前記空室(25)との連通路の高さに一致した最低水位と
なると、透孔(24)を介して空室(25)に空気が侵入した時
点で中央管(26)内への吸引作用が消失して、ドレン排出
が終了する(図2ーcの状態)。従って、このドレン容
器(2) の貯留室(21)内の水位がサイフォン(22)の作動水
位に達する度に、前記サイフォン作用により、一定量の
ドレン排出が繰り返されるものとなる。
【0016】尚、上記貯留室(21)内には、ドレンを中和
する為の例えば、酸化マグネシウム、炭酸カルシウムの
粒体からなる中和剤(21a) が収容され、これにより、前
記ドレンが貯留室(21)に貯留されている間に、酸性から
中性に中和される。更に、前記貯留室(21)の側壁には、
水位スイッチ(S1)が添設され、この水位スイッチ(S1)
は、上記空室(25)の天板(25a) の高さに一致する作動水
位と上記サイフォン動作終了時点での最低水位との中間
水位(作動水位と最低水位の平均水位)を検知した時点
で作動するスイッチとしてあり、前記貯留室(21)内の水
位が前記中間水位を越えている時にオンとなり、逆に降
下している時にオフとなる構成である。従って、前記水
位スイッチ(S1)が、オンからオフに変化したことによ
り、サイフォン(22)が作動したことを検知できる。
【0017】この水位スイッチ(S1)のオン・オフ信号
は、マイクロコンピューターからなる制御装置(C) に入
力され、この実施の形態では、上記熱交換装置(A) の運
転停止時において、前記制御装置(C) が作動し、これに
より、熱交換器の水漏れを検知するようにしている。 [動作の実際について]次に、前記制御装置(C) の動作
を、図3のフローチャートに基づいて、説明する。
【0018】上記熱交換装置(A) が運転停止されると、
その時の信号入力により制御装置(C) の動作が開始され
る構成であり、この制御装置(C) には、制御条件毎の水
位スイッチ(S1)の出力状態によって、「0」か「1」を
出力するフラグ機能部を設け、このフラグの出力が変化
する度に、記憶値(I) を「1」づつ加算する記憶機能部
を設けている。
【0019】熱交換装置(A) の運転が停止されると、制
御が開始され、記憶値(I) がクリアされる(ステップ(5
0)、(51))。次に、前記水位スイッチ(S1)がオンかどう
かを判定する(ステップ(53))。熱交換装置(A) の運転
停止時において、上記貯留室(21)内の水位が上記中間水
位より高い場合には、水位スイッチ(S1)の出力は、「オ
ン」状態にあり、この場合には、フラグ(F) を「1」と
して(ステップ(54))、第1ルーチン(6a)を実行する。
又、前記ステップ(53)で逆に、前記貯留室(21)内の水位
が上記中間水位より低い場合で水位スイッチ(S1)の出力
が「オフ」状態であれば、前記フラグ(F) を「0」とし
て(ステップ(55))、後述の第2ルーチン(6b)を実行す
る。
【0020】前記第1ルーチン(6a)では、先ず、前記水
位スイッチ(S1)の出力がオンからオフに変化したかどう
かを判定する(ステップ(61))。これは、サイフォン(2
2)が作動したかどうかに対応している。変化がない場合
には、後述のステップ(73)にジャンプし、オフに変化し
た場合には、フラグ(F) を「0」に更新し(ステップ(6
2))、上記記憶値(I) に1を加えて更新する(ステップ
(63))。そして、前記記憶値(I) が「2」に達したかど
うかを判定する(ステップ(71))。「2」でなければ、
この第1ルーチン(6a)から後述のステップ(73)に進む。
「2」であれば、この制御装置(C) から水漏れ信号を出
力し(ステップ(75))、LED(L1)を点灯状態とする。
【0021】又、上記第2ルーチン(6b)では、先ず、水
位スイッチ(S1)がオフからオンに変化したかどうかを判
定する(ステップ(64))。変化がない場合には、後述の
ステップ(73)にジャンプし、オンに変化した場合には、
フラグ(F) を「1」に更新し(ステップ(65))、上記記
憶値(I) に1を加えて更新する(ステップ(66))。この
第2ルーチン(6b)でも、上記ステップ(71)と同様の判定
処理が実行される(ステップ(72))。
【0022】フラグ(F) の値が「1」であるかどうかが
判定され、「1」であれば、第1ルーチン(6a)にリター
ンし、「0」であれば、第2ルーチン(6b)にリターンす
る。そして、前記第1・第2ルーチン(6a)(6b)を繰り返
し実行することにより、運転停止後に生じる水位スイッ
チ(S1)の出力変化回数が累積され、運転開始されると上
記動作が終了する。
【0023】上記した制御において記憶値(I) が「2」
の場合とは、具体的には、水位スイッチ(S1)が、オン→
オフ→オンに変化した場合、オフ→オン→オフに変化し
た場合の何れかであり、この場合には、熱交換装置(A)
の運転停止後に、ドレンの貯留量が増えてサイフォン(2
2)が一回作動したことを示すと共に、貯留室(21)へのド
レン貯留量が運転停止時に於ける熱交換器(1) の残留ド
レン量に相当する一定量以上に増量した場合と判断す
る。そして、このような場合に、熱交換器(1) の通水管
からの水漏れ有りと判定され、このことが上記のように
LED(L1)によって表示される。尚、本実施の形態で
は、停止時の残留ドレン量に相当する一定量を最大で貯
留室(21)の容積分と設定している。
【0024】この実施の形態の水位スイッチ(S1)は、検
知水位が設定水位よりも高いか否かによって、接点部が
オン・オフするもので、既述請求項に記載の水位検知手
段(S) に相当する。又、前記接点部の変化態様を判定す
る為のステップが、水位判定手段(H) に相当する。上記
ステップ(63)、(66)が、累積手段(G) 、ステップ(71)、
(72)が、水漏れ判定手段(R) となる。又、上記LED(L
1)が報知手段(L) となる。尚、前記水位検知手段(S)
は、上記のものに限定されない。例えば、ドレン容器
(2) 内の水位を計測して計測値を出力する水位センサー
としてもよい。この場合、上記水位判定手段(H) は、前
記計測値が設定値に一致したときに信号出力する構成と
すれば、ドレン容器(2) 内の水位が設定水位を越えて上
昇する時と降下する時とに信号出力されるものとなる。
更に、上記報知手段(L) を、ブザー等に変更してもよ
い。 [実施の形態の変形について] .上記実施の形態では、停止時の残留ドレン量に相当
する一定量を最大で貯留室(21)の容積分と設定して、運
転停止後に上記出力変化の回数が2回になると水漏れ有
りと判定する構成としたが、前記回数は、熱交換器(1)
の大小による運転停止時の残留ドレン量、貯留室(21)の
大きさ、サイフォン(22)の作動水位等によって、任意に
設定可能である。この場合、上記制御プログラムのステ
ップ(71)、(72)をI=n(n:設定回数)に変更する。
【0025】.上記実施の形態では、上記出力変化回
数で熱交換器の通水管の水漏れを判定する構成とした
が、これを、運転停止後に於けるサイフォン(22)の作動
回数で判定する構成としてもよい。この場合、前記サイ
フォン(22)の作動を検知して信号を出力する検知手段
(K) と、熱交換装置(A) の運転停止時からの前記信号の
出力回数を累積する累積手段(G) とを設けた構成が採用
できる。
【0026】具体的には、上記実施の形態において、水
位スイッチ(S1)がオン→オフとなる回数を監視するよう
に上記制御プログラムを変更する。この制御プログラム
としては、例えば、図4に示すものが採用できる。この
ものでは、熱交換装置(A) が運転停止すると、水位スイ
ッチ(S1)がオンかどうかが判定され(ステップ(81))、
オンとなると前記水位スイッチ(S1)がオフとなったかど
うかが判定される(ステップ(82))。そして、オフにな
ると、上記実施の形態と同様の記憶値(I) に1を加えて
更新し(ステップ(83))、前記記憶値(I) が設定回数n
に達したかどうかが判定される。このものでは、前記水
位スイッチ(S1)、ステップ(81)、(82)が上記検知手段
(K) 、ステップ(83)が累積手段(G) 、ステップ(84)が水
漏れ判定手段(R) となる。尚、前記水位スイッチ(S1)を
サイフォン(22)の作動開始する水位にてオンとなるよう
に配置してもよい。又、上記サイフォン(22)の作動を検
知する為の構成としては、中央管(26)に水流スイッチを
設けた構成としてもよい。
【0027】.上記実施の形態では、運転停止後に再
び運転開始されるまでの間にわたって水漏れを監視する
ものとしたが、これを、運転停止後の一定時間、つま
り、残留ドレンが排出終了した直後までの時間を監視す
る構成としてもよい。 .上記実施の形態では、水位検知手段(S) としての水
位スイッチ(S1)を、ドレン容器(2) の貯留室(21)に於け
るサイフォン作動水位(最高水位)とサイフォン動作終
了時点での最低水位との中間位置に設けたが、これを、
前記最高水位と最低水位との間にて、これを等分する高
さに複数個、設けてもよい。例えば、2個の水位スイッ
チ(S1)(S1)を設け、上記実施の形態のように停止時の最
大残留ドレン量を貯留室(21)の容積分と設定した場合に
は、運転停止後に上記出力変化の回数が5回になると水
漏れ有りと判定する構成とする。このように、前記最高
水位と最低水位との間の複数水位を検知するようにした
ものでは、上記運転停止時点でのドレンの初期水位に関
わらず、初回の信号出力までに要するドレン量のバラツ
キが少なくて済み、上記累積手段(G) での累積回数とド
レン量とがより正確に対応する。従って、このもので
は、上記した水漏れ判定の精度がより一層向上する。
【0028】.上記実施の形態では、熱交換装置(A)
の運転停止後のドレン排出量により水漏れを判定してい
るが、これを、運転中の一定時間内のサイフォン作動回
数により判定する構成としてもよい。この場合、上記と
同様の検知手段(K) と、前記運転中の一定時間において
前記信号の出力回数を累積する累積手段(G) とを設けた
構成が採用できる。
【0029】具体的には、上記実施の形態において、制
御プログラムを図5に示すものに変更したものが採用で
きる。このものでは、熱交換装置(A) が運転開始される
と、所定時間待機した後、タイマー(T) がリセットされ
て時間計測が開始されると共に、上記と同様の記憶値
(I) がリセットされる(ステップ(91)〜(94))。この
後、図4に示したものと同様の検知及び累積動作が実行
され(ステップ(95)〜(97))、前記記憶値(I) が設定回
数に達したかどうかが判定される(ステップ(98))。記
憶値(I) が設定回数に達しない場合には、上記タイマー
(T) の計測時間(T0)が設定時間(T1)に達するまでステッ
プ(95)〜(97)の累積動作が繰り返される。前記設定時間
(T1)に達するとこの制御プログラムが終了する。このも
のでは、前記運転中の一定時間内におけるサイフォン作
動回数により熱交換装置(A) からのドレン排出量の大小
を判断して前記水漏れを判定できる。
【0030】.上記実施の形態における水位スイッチ
(S1)を用いて、上記ドレン容器(2)の穴あきを検知する
ことができる。例えば、前記水位スイッチ(S1)よりも下
に穴あきがあった場合、熱交換装置(A) を運転状態とし
ても、ドレンの水位が前記穴あきの位置よりも高くなら
ないから、前記運転開始から設定時間内において水位ス
イッチ(S1)がオフのままであると、穴あき有りと判定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明実施の形態における熱交換装置(A) の
説明図
【図2】これのドレン容器(2) のサイフォン動作の説明
【図3】制御装置(C) の制御プログラムを示すフローチ
ャート
【図4】制御プログラムの形態の変形を示すフローチャ
ート
【図5】同上
【符号の説明】
(A) ・・・熱交換装置 (1) ・・・熱交換器 (2) ・・・ドレン容器 (22)・・・サイフォン (K) ・・・検知手段 (G) ・・・累積手段 (R) ・・・水漏れ判定手段 (L) ・・・報知手段 (S) ・・・水位検知手段 (H) ・・・水位判定手段
フロントページの続き (72)発明者 藤峰 祐子 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナの燃焼排気が露点以下になるまで
    熱交換させてドレンを生成するようにした熱交換器(1)
    を具備する熱交換装置(A) のドレン排出経路に、前記ド
    レンを貯留する為のドレン容器(2) を挿入し、このドレ
    ン容器(2) には、これに貯留されたドレンが所定水位に
    達する度に一定量を前記ドレン排出経路の下流側に排出
    するサイフォン(22)を具備させ、このサイフォン(22)の
    作動を検知して信号を出力する検知手段(K) と、前記熱
    交換装置(A) の運転中の一定時間に於いて前記信号の出
    力回数を累積する累積手段(G) と、前記累積された出力
    回数が設定回数に達した時に水漏れ信号を出力する水漏
    れ判定手段(R) と、前記水漏れ信号の入力によって発音
    又は表示により報知状態となる報知手段(L) とを設けた
    熱交換装置の水漏れ検知装置。
  2. 【請求項2】 バーナの燃焼排気が露点以下になるまで
    熱交換させてドレンを生成するようにした熱交換器(1)
    を具備する熱交換装置(A) のドレン排出経路に、前記ド
    レンを貯留する為のドレン容器(2) を挿入し、このドレ
    ン容器(2) には、これに貯留されたドレンが所定水位に
    達する度に一定量を前記ドレン排出経路の下流側に排出
    するサイフォン(22)を具備させ、このサイフォン(22)の
    作動を検知して信号を出力する検知手段(K) と、前記熱
    交換装置(A) の運転停止時からの前記信号の出力回数を
    累積する累積手段(G) と、前記累積された出力回数が設
    定回数に達した時に水漏れ信号を出力する水漏れ判定手
    段(R) と、前記水漏れ信号の入力によって発音又は表示
    により報知状態となる報知手段(L) とを設けた熱交換装
    置の水漏れ検知装置。
  3. 【請求項3】 バーナの燃焼排気が露点以下になるまで
    熱交換させてドレンを生成するようにした熱交換器(1)
    を具備する熱交換装置(A) のドレン排出経路に、前記ド
    レンを貯留する為のドレン容器(2) を挿入し、このドレ
    ン容器(2) には、これに貯留されたドレンが所定水位に
    達する度に一定量を前記ドレン排出経路の下流側に排出
    するサイフォン(22)を具備させ、前記ドレン容器(2) に
    貯留されたドレンの水位を検知する水位検知手段(S)
    と、この水位検知手段(S) の検知水位が前記サイフォン
    (22)の作動する所定水位よりも低い設定水位を越えて上
    昇する時と降下する時に信号を出力する水位判定手段
    (H) と、前記熱交換装置(A)の運転停止時からの前記信
    号の出力回数を累積する累積手段(G) と、前記累積され
    た出力回数が設定回数に達した時に水漏れ信号を出力す
    る水漏れ判定手段(R)と、前記水漏れ信号の入力によっ
    て発音又は表示により報知状態となる報知手段(L) とを
    設けた熱交換装置の水漏れ検知装置。
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JP2003042566A (ja) * 2001-07-25 2003-02-13 Tokyo Gas Co Ltd 潜熱回収型給湯器
JP2006250415A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Noritz Corp 凝縮水中和器およびこれを備えた給湯装置
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JP2014095507A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Rinnai Corp ドレン排出装置

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