JPH09262772A - 石材等の研磨用砥石及びその製造方法 - Google Patents
石材等の研磨用砥石及びその製造方法Info
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- JPH09262772A JPH09262772A JP1041697A JP1041697A JPH09262772A JP H09262772 A JPH09262772 A JP H09262772A JP 1041697 A JP1041697 A JP 1041697A JP 1041697 A JP1041697 A JP 1041697A JP H09262772 A JPH09262772 A JP H09262772A
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Abstract
被加工物(石材等)との接触点でより弾性を有し、セグ
メントが石材に衝突することなく、曲面と円滑に接触し
て研磨できる石材研磨用砥石を提供する。 【解決手段】 ダイヤモンド砥粒8を含む金属粉末9を
焼結して顆粒状チップ10としたものを、個々に接触し
あう密度で金型12a内に投入し、接触しあう顆粒状チ
ップ10の隙間に樹脂11を圧入充填し、セグメント6
eを設け、これらセグメント6eを柔軟性を得るのに充
分な間隔をあけて所望の形状に複数個配置したシ−ト状
の研磨用砥石Eとした。
Description
をスピ−ディ−に研磨することができる柔軟性を有する
研磨用砥石及びその製造方法に関するものである。
#40,#60,#150)の粒度において、砥粒を含
む複数個の研磨用突起を有し、シ−ト状の柔軟性をもっ
たヴィトリファイド質研磨工具はしられている。しか
し、これは曲面研磨における被加工物(たとえば石材)
との密着性においていまひとつ劣り、曲面のなめらかさ
を創りにくかった。
た(実公平4−5252号公報)柔軟性を具備したヴィ
トリファイド質ダイヤモンド研磨工具である。図13で
1は円筒状の砥石粒で、ダイヤモンドあるいは立方晶窒
化硼素いわゆるCBN砥粒を含むヴィトリファイド質の
混合粉末を、同心円状に配列した複数の小穴を有する金
型に充填し焼成してつくられる。他方2は熱硬化性樹脂
を含浸させた柔軟性を有する基材たとえば人工皮革であ
る。前記砥石粒1・・・と基材2とで砥石部分が構成さ
れる。
には、熱硬化性樹脂を基材2に含浸させ、この上に前記
焼結して出来上った砥石粒1を重ねたのち加熱すること
により、熱硬化性樹脂の硬化と砥石粒1の基材2への一
体接合とを同時に行う。かくして砥石部分が構成された
ならば、柔軟性を保持しつつ硬化した基材2の裏面には
面ファスナ−3を接着する。面ファスナ−3は加工時に
於ては電動工具(又は空気工具)等の出力軸に取付けた
取付具側のファスナ−に取付けられる。
ド質研磨工具に比べ、被加工物(石材等)との接触点で
より弾性を有し、セグメントが石材に衝突することな
く、曲面と円滑に接触して研磨できる石材研磨用砥石を
提供することを課題とする。
ヤモンド砥粒を含む金属粉末を焼結してペレットチップ
としたものを、金型内に投入し、ペレットチップの周囲
に樹脂を圧入充填し、セグメントを設け、これらセグメ
ントを柔軟性を得るのに充分な間隔をあけて所望の形状
に複数個配置したシ−ト状砥石としたことを特徴とす
る。 (2) 請求項2に記載の石材等の研磨用砥石は、ダイ
ヤモンド砥粒を含む金属粉末を焼結して顆粒状チップと
したものを、個々に接触しあう密度で金型内に投入し、
接触しあう顆粒状チップの隙間に樹脂を圧入充填し、セ
グメントを設け、これらセグメントを柔軟性を得るのに
充分な間隔をあけて所望の形状に複数個配置したシ−ト
状砥石としたことを特徴とする。 (3) 請求項3に記載の石材等の研磨用砥石の製造方
法は、ダイヤモンド砥粒を含む金属粉末を焼結して顆粒
状チップとしたものを、個々に接触しあう密度で金型内
に投入し、接触しあう顆粒状チップの隙間に樹脂を圧入
充填することにより所望の形状の研磨用砥石に成形する
ことを特徴とする。 (4) 請求項4に記載の石材等の研磨用砥石は、ダイ
ヤモンド砥粒を含むヴィトリファイドボンドを焼成して
顆粒状チップとしたものを、個々に接触しあう密度で金
型内に投入し、接触しあう顆粒状チップの隙間に樹脂を
圧入充填し、セグメントを設け、これらセグメントを柔
軟性を得るのに充分な間隔をあけて所望の形状に複数個
配置したシ−ト状砥石としたことを特徴とする。 (5) 請求項5に記載の石材等の研磨用砥石の製造方
法は、ダイヤモンド砥粒を含むヴィトリファイドボンド
を焼成して顆粒状チップとしたものを、個々に接触しあ
う密度で金型内に投入し、接触しあう顆粒状チップの隙
間に樹脂を圧入充填することにより所望の形状の研磨用
砥石に成形することを特徴とする。 (6) 請求項6に記載の石材等の研磨用砥石は、請求
項1、2又は4記載の構成に加えて、研磨用砥石の裏面
に面ファスナ−を接着した。 (7) 請求項7に記載の石材等の研磨用砥石の製造方
法は、請求項3又は5記載の工程に加えて、成形された
研磨用砥石の裏面に面ファスナ−を接着した。
について説明する。図1は本発明の一実施例に係る研磨
用砥石Aの平面図、図2は同じく断面図である。4はペ
レットチップで、ダイヤモンド砥粒を含む金属粉末を焼
結してペレット状にしたものである。5はレジノイド基
材で、シ−ト状をなした基材5上に複数のセグメント6
が柔軟性を得るのに充分な間隔をあけて同心円状に複数
列配置されている。各セグメント6はその中に前記ペレ
ットチップ4を1個宛挿入した構造をもっている。7は
面ファスナ−であり、レジノイド基材5の裏面に接着さ
れている。
平面図であり、セグメント6bは碁盤目状に配置されて
いる。各セグメント6bはその中にペレットチップ4b
を1個宛挿入した構造を有している。
石Cの平面図であり、細長のセグメント6cが複数列配
置されている。各セグメント6bはその中に針状のペレ
ットチップ4bを1個宛挿入した構造を有している。
砥石Dの平面図であり、図に示すように5個のセグメン
ト6dが点対称に配置されている。各セグメント6dは
その中にペレットチップ4dが複数個挿入された構造を
有している。
図6(A)で10はダイヤモンド砥粒8を含む金属粉末9
で焼結した顆粒状チップである。金型のセグメント成形
箇所12aにこの顆粒状チップ10を、個々に接触し合
う密度で投入する。そして顆粒状チップ10の隙間に樹
脂11を圧入、充填する。上述した顆粒製法としては、
ダイヤモンド砥粒を含む金属粉末を焼結した顆粒状チッ
プが最も好ましいが、次善のものとしてダイヤモンド砥
粒を含むヴィトリファイドボンドを焼成した顆粒状チッ
プを金型のセグメント成形箇所に個々に接触し合う密度
で投入してもよい。
セグメント6eを、柔軟性を得るのに充分な間隔をあけ
て、同心円状に複数列配置してシ−ト状の研磨用砥石E
を製造する。セグメントの配置や形状は、これに限定さ
れず、所望の形状に複数個配置して薄いシ−ト状砥石と
すればよい。
の部分拡大断面図であり、図7はペレットチップ4を各
セグメント6に備えたものであり、図8は顆粒状チップ
10を各セグメント6に備えた研磨用砥石である。ここ
で、レジノイド基材5は、基材51の部分と樹脂52の
部分から構成されている。基材51には、柔軟性のある
例えば不織布等が使用され、樹脂52は、液状樹脂、ペ
−スト状樹脂、シ−ト状樹脂または粉体状樹脂等から成
形される。研磨用砥石の製造方法は、樹脂の種類によっ
て異なるので、次に説明する。
させる方法(図9参照) この方法は、液状樹脂やペ−スト状樹脂に適用される。 1)まず、金型12のセグメント成形箇所12aにペレ
ットチップ4または顆粒状チップ10(以下、単に「チ
ップ」という)を投入する(図9(a))。 2)樹脂を基材51に含浸させる。 3)樹脂を含浸させた基材51を金型12の上に置き、
上金型13を閉じて、圧密しながら加熱する(図9
(b))。 4)樹脂52の硬化が終了したら、圧密をやめて(図9
(c))、金型12から所望の形状に成形されたシ−ト状
砥石を取り出す。そして、このシ−ト状砥石の裏面に面
ファスナ−を接着する。
基材51中に含浸されていた樹脂52が金型12内に滲
み出し、チップを抱き込みそれらを基材51に固定する
ことになる。
または接着させる方法(図10参照) この方法は、ペ−スト状樹脂やシ−ト状樹脂に適用され
る。 1)まず、金型12のセグメント成形箇所12aにチッ
プ4(10)を入れる(図10(a))。 2)樹脂を基材51の裏面に塗布または接着させる。 3)樹脂を塗布または接着した基材51を金型12の上
に置き、上金型13を閉じて、圧密しながら加熱する
(図10(b))。 4)樹脂52の硬化が終了したら、圧密をやめて(図1
0(c))、金型12から所望の形状に成形されたシ−ト
状砥石を取り出す。そして、このシ−ト状砥石の裏面に
面ファスナ−を接着する。
材表面に存在した樹脂52が金型12内に充満し、チッ
プ4(10)を抱き込みそれらを基材51に固定するこ
とになる。方法(A)と大きく異なる点は工程2)にお
いて樹脂が一部は基材の内部に浸透しているかもしれな
いが、基本的に基材の表面に存在している点にある。ま
た、この方法では基材は必ずしも樹脂を基材内部に浸透
させ得るようなものでなくても良く、例えば耐熱樹脂シ
−トの様に基材内部に樹脂が含浸出来ないものでも良
い。
セグメント成形箇所に直接加える方法(図11及び図1
2) この方法は、液状樹脂、シ−ト状樹脂または粉体状樹脂
に適用される。 1)まず、金型12のセグメント成形箇所12aにチッ
プ4(10)を入れる(図11(a)または図12
(a))。 2)液状樹脂であれば、セグメント成形箇所12aに流
し込み、金型とチップの間に液状樹脂を満たす(図11
(b))。また、シ−ト状樹脂、粉体状樹脂の場合は、金
型12の上に被せる(図12(b))。 3)基材51を金型12の上に置き、上金型13を閉じ
て、圧密しながら加熱する。 4)樹脂の硬化が終了したら(図11(c),図12
(c))、圧密をやめて、金型12から所望の形状に成形
されたシ−ト状砥石を取り出す。そして、このシ−ト状
砥石の裏面に面ファスナ−を接着する。
うことによって、樹脂が液状ならば金型12内部に充満
し存在した液状樹脂が、チップを抱き込みそれらを基材
に固定し、また樹脂がシ−ト状または粉体状ならば上方
から金型内部に充填されチップを抱き込みそれらを基材
に固定する。方法(A),(B)と異なる点は工程2)にお
いて樹脂が基材の方にではなく、チップを充填し終えた
金型の方に置かれる点である。また、この方法では基材
は必ずしも樹脂を基材内部に浸透させ得るようなもので
なくても良く、例えば耐熱樹脂シ−トの様に基材内部に
樹脂が含浸出来ないものでも良い。
粒を含む金属粉末を焼結してペレットチップとしたもの
を、金型内に投入し、ペレットチップの周囲に樹脂を圧
入充填し、セグメントを設け、これらセグメントを柔軟
性を得るのに充分な間隔をあけて所望の形状に複数個配
置したシ−ト状砥石としたので、樹脂の弾性と、ペレッ
トチップの特性である切削性とを持った複雑な形状の優
れたメタルボンド砥石を簡単に作ることができる。ま
た、本発明の研磨用砥石は、ダイヤモンド砥粒を含む金
属粉末(またはヴィトリファイドボンド)を焼結(又は
焼成)して顆粒状チップとしたものを金型に投入し、接
触しあう顆粒状チップの隙間に樹脂を圧入充填してセグ
メントを設けたので、レジノイド基材にメタルのペレッ
トチップを埋め込むものよりもさらに柔軟性が増し、曲
面での作業性が向上する。また、砥石の外周部でも研削
することができる。
図。
図。
図。
チップを有する研磨用砥石の平面図。
示す工程図。
させる方法を示す工程図。
成形箇所に直接加える方法を示す工程図(液状樹脂の場
合)。
成形箇所に直接加える方法を示す工程図(シ−ト状・粉
体状樹脂の場合)。
粒 9 金属粉末 10 顆粒状チップ 11 樹脂 12 金型 13 上金型 51 基材 52 樹脂
Claims (7)
- 【請求項1】 ダイヤモンド砥粒を含む金属粉末を焼結
してペレットチップとしたものを、金型内に投入し、ペ
レットチップの周囲に樹脂を圧入充填し、セグメントを
設け、これらセグメントを柔軟性を得るのに充分な間隔
をあけて所望の形状に複数個配置したシ−ト状砥石とし
たことを特徴とする石材等の研磨用砥石。 - 【請求項2】 ダイヤモンド砥粒を含む金属粉末を焼結
して顆粒状チップとしたものを、個々に接触しあう密度
で金型内に投入し、接触しあう顆粒状チップの隙間に樹
脂を圧入充填し、セグメントを設け、これらセグメント
を柔軟性を得るのに充分な間隔をあけて所望の形状に複
数個配置したシ−ト状砥石としたことを特徴とする石材
等の研磨用砥石。 - 【請求項3】 ダイヤモンド砥粒を含む金属粉末を焼結
して顆粒状チップとしたものを、個々に接触しあう密度
で金型内に投入し、接触しあう顆粒状チップの隙間に樹
脂を圧入充填することにより所望の形状の研磨用砥石に
成形することを特徴とする石材等の研磨用砥石の製造方
法。 - 【請求項4】 ダイヤモンド砥粒を含むヴィトリファイ
ドボンドを焼成して顆粒状チップとしたものを、個々に
接触しあう密度で金型内に投入し、接触しあう顆粒状チ
ップの隙間に樹脂を圧入充填し、セグメントを設け、こ
れらセグメントを柔軟性を得るのに充分な間隔をあけて
所望の形状に複数個配置したシ−ト状砥石としたことを
特徴とする石材等の研磨用砥石。 - 【請求項5】 ダイヤモンド砥粒を含むヴィトリファイ
ドボンドを焼成して顆粒状チップとしたものを、個々に
接触しあう密度で金型内に投入し、接触しあう顆粒状チ
ップの隙間に樹脂を圧入充填することにより所望の形状
の研磨用砥石に成形することを特徴とする石材等の研磨
用砥石の製造方法。 - 【請求項6】 研磨用砥石の裏面に面ファスナ−を接着
した請求項1、請求項2又は請求項4記載の石材等の研
磨用砥石。 - 【請求項7】 成形された研磨用砥石の裏面に面ファス
ナ−を接着したことを特徴とする請求項3又は請求項5
記載の石材等の研磨用砥石の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01041697A JP3293097B2 (ja) | 1996-01-25 | 1997-01-23 | 石材等の研磨用砥石及びその製造方法 |
US08/957,929 US6071182A (en) | 1997-01-23 | 1997-10-27 | Grindstone and method of manufacturing the same |
EP97119463A EP0855249A1 (en) | 1997-01-23 | 1997-11-06 | Grindstone and method of manufacturing the same |
US09/377,874 US6273805B1 (en) | 1997-01-23 | 1999-08-20 | Grindstone and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1077196 | 1996-01-25 | ||
JP8-10771 | 1996-01-25 | ||
JP01041697A JP3293097B2 (ja) | 1996-01-25 | 1997-01-23 | 石材等の研磨用砥石及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262772A true JPH09262772A (ja) | 1997-10-07 |
JP3293097B2 JP3293097B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=26345675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01041697A Expired - Lifetime JP3293097B2 (ja) | 1996-01-25 | 1997-01-23 | 石材等の研磨用砥石及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3293097B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005002765A1 (en) * | 2003-07-07 | 2005-01-13 | Hyo Young Kim | Resin bonding type diamond tool and manufacturing method thereof |
JP2005533670A (ja) * | 2002-07-26 | 2005-11-10 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 研磨製品、その製造方法および使用方法、ならびにその製造のための装置 |
WO2022113449A1 (ja) * | 2020-11-30 | 2022-06-02 | 株式会社ナノテム | 加工用シート、加工用砥石、加工用柱部材及びコアドリル |
-
1997
- 1997-01-23 JP JP01041697A patent/JP3293097B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005533670A (ja) * | 2002-07-26 | 2005-11-10 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 研磨製品、その製造方法および使用方法、ならびにその製造のための装置 |
WO2005002765A1 (en) * | 2003-07-07 | 2005-01-13 | Hyo Young Kim | Resin bonding type diamond tool and manufacturing method thereof |
WO2022113449A1 (ja) * | 2020-11-30 | 2022-06-02 | 株式会社ナノテム | 加工用シート、加工用砥石、加工用柱部材及びコアドリル |
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---|---|
JP3293097B2 (ja) | 2002-06-17 |
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