JPH09262509A - 多色静電塗装機 - Google Patents
多色静電塗装機Info
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- JPH09262509A JPH09262509A JP7691696A JP7691696A JPH09262509A JP H09262509 A JPH09262509 A JP H09262509A JP 7691696 A JP7691696 A JP 7691696A JP 7691696 A JP7691696 A JP 7691696A JP H09262509 A JPH09262509 A JP H09262509A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/001—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means incorporating means for heating or cooling, e.g. the material to be sprayed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/025—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
- B05B5/04—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
- B05B5/0415—Driving means; Parts thereof, e.g. turbine, shaft, bearings
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁ケーシングで形成される収容空間内に配
設された色替バルブから当該空間内に作動用加圧エアを
排出させても、そのエア中の水分が収容空間内で凝縮し
て結露するのを未然に防止する。 【解決手段】 多色静電塗装機(1) のエアモータ(4) に
供給されるエアタービンの駆動用エア又はその軸受用エ
アの少なくとも一部を絶縁ケーシング(7) で形成される
収容空間(6) 内に導入させ、当該収容空間(6) 内に導入
されたエアを収容空間(6) 外に排出させるようにしたの
で、塗装機(1) が稼働している間中、前記収容空間(6)
内をエアが継続的に流通し、その内部に結露を生ずるこ
とが防止され、また、結露を生じたとしてもその結露水
は通風によって蒸発作用が促進されるので、収容空間
(6) 内が水浸しになったり、色替バルブ(8) が動作不良
を起こすおそれが確実に解消される。
設された色替バルブから当該空間内に作動用加圧エアを
排出させても、そのエア中の水分が収容空間内で凝縮し
て結露するのを未然に防止する。 【解決手段】 多色静電塗装機(1) のエアモータ(4) に
供給されるエアタービンの駆動用エア又はその軸受用エ
アの少なくとも一部を絶縁ケーシング(7) で形成される
収容空間(6) 内に導入させ、当該収容空間(6) 内に導入
されたエアを収容空間(6) 外に排出させるようにしたの
で、塗装機(1) が稼働している間中、前記収容空間(6)
内をエアが継続的に流通し、その内部に結露を生ずるこ
とが防止され、また、結露を生じたとしてもその結露水
は通風によって蒸発作用が促進されるので、収容空間
(6) 内が水浸しになったり、色替バルブ(8) が動作不良
を起こすおそれが確実に解消される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装機の機体ハウ
ジング内に色替バルブ装置を搭載した多色静電塗装機に
関する。
ジング内に色替バルブ装置を搭載した多色静電塗装機に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の多色静電塗装機は、高電圧が印
加される霧化頭を回転駆動するエアモータが内蔵された
機体ハウジング内に色替バルブ装置を設けて、霧化頭と
色替バルブ装置とを互いに近接させることにより、色替
バルブ装置から霧化頭へ各色の塗料や洗浄エア、洗浄液
を供給する流路を短くし、色替の際にその流路内から洗
浄除去される残存塗料の量を最小限に減らして塗料の節
約を図り、洗浄時間も大幅に短縮するようにしたもので
ある。色替バルブ装置を設ける機体ハウジング内には、
その色替バルブ装置の収容空間を形成する絶縁ケーシン
グが配設されると共に、色替バルブ装置の各色替バルブ
を開閉させる作動用加圧エア(オペレートエア)を供給
するエア配管が配管されている。
加される霧化頭を回転駆動するエアモータが内蔵された
機体ハウジング内に色替バルブ装置を設けて、霧化頭と
色替バルブ装置とを互いに近接させることにより、色替
バルブ装置から霧化頭へ各色の塗料や洗浄エア、洗浄液
を供給する流路を短くし、色替の際にその流路内から洗
浄除去される残存塗料の量を最小限に減らして塗料の節
約を図り、洗浄時間も大幅に短縮するようにしたもので
ある。色替バルブ装置を設ける機体ハウジング内には、
その色替バルブ装置の収容空間を形成する絶縁ケーシン
グが配設されると共に、色替バルブ装置の各色替バルブ
を開閉させる作動用加圧エア(オペレートエア)を供給
するエア配管が配管されている。
【0003】ここで、加圧エア供給源からエア配管を介
して各色替バルブごとに作動用加圧エアを給排して色替
バルブを開閉すると、加圧エア供給源から色替バルブに
至るまでの配管長が長い場合には、その配管内に充填さ
れた圧縮性に起因して、色替バルブの開閉タイミングの
応答速度が遅くなるという問題があった。また、この場
合に、配管内に充填されたエアが加圧/減圧されて、断
熱圧縮,断熱膨張を繰り返すことになり、したがって、
そのエアに含まれる水分が凝縮して結露を生じ、これを
放置すると配管内に水が溜まって、色替バルブの動作不
良を起こすという問題も生じた。
して各色替バルブごとに作動用加圧エアを給排して色替
バルブを開閉すると、加圧エア供給源から色替バルブに
至るまでの配管長が長い場合には、その配管内に充填さ
れた圧縮性に起因して、色替バルブの開閉タイミングの
応答速度が遅くなるという問題があった。また、この場
合に、配管内に充填されたエアが加圧/減圧されて、断
熱圧縮,断熱膨張を繰り返すことになり、したがって、
そのエアに含まれる水分が凝縮して結露を生じ、これを
放置すると配管内に水が溜まって、色替バルブの動作不
良を起こすという問題も生じた。
【0004】このため、色替バルブ内から排気されるエ
アを別途排気管を介して外部に排出するようにすれば、
配管内に水が溜まるのを防止できるが、塗装機に接続さ
れるホース類が多くなりすぎるという新たな問題を生ず
る。そこで、最近では、作動用加圧エアの供給が停止さ
れた色替バルブの内部から色替バルブ装置を収容した絶
縁ケーシング内に加圧エアを排出させることにより、接
続すべきホースの数を減らすと共に、各色替バルブの応
答速度を速くしている。
アを別途排気管を介して外部に排出するようにすれば、
配管内に水が溜まるのを防止できるが、塗装機に接続さ
れるホース類が多くなりすぎるという新たな問題を生ず
る。そこで、最近では、作動用加圧エアの供給が停止さ
れた色替バルブの内部から色替バルブ装置を収容した絶
縁ケーシング内に加圧エアを排出させることにより、接
続すべきホースの数を減らすと共に、各色替バルブの応
答速度を速くしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き構
成の多色静電塗装機は、色替バルブの内部から、絶縁ケ
ーシングで形成される収容空間内にエアが排出されるた
びに、収容空間内の空気が加圧/減圧されるので、断熱
圧縮,断熱膨張を繰り返すと共に、静電塗装機は熱容量
が大きく比較的低温に維持されているので、エアが収容
空間の内壁と接触したときにそのエア中の水分が収容空
間内で凝縮して、色替バルブや急速排気バルブの表面に
結露し、その結露で生じた水滴が各バルブの内部に侵入
・浸透して、やはり、バルブの動作不良を引き起こすお
それがある。また、色替バルブに供給される作動用加圧
エアの温度と、絶縁ケーシング内の雰囲気温度との間に
著しい温度差があると、絶縁ケーシング内が水浸しにな
る程の結露水を生じ、その結露水が絶縁ケーシングの外
部にまで漏れ出して、霧化頭に印加された高電圧をリー
クさせるおそれもある。そこで本発明は、コストの嵩ま
ない簡易な手段によって結露の被害を確実に防止するこ
とを技術的課題としている。
成の多色静電塗装機は、色替バルブの内部から、絶縁ケ
ーシングで形成される収容空間内にエアが排出されるた
びに、収容空間内の空気が加圧/減圧されるので、断熱
圧縮,断熱膨張を繰り返すと共に、静電塗装機は熱容量
が大きく比較的低温に維持されているので、エアが収容
空間の内壁と接触したときにそのエア中の水分が収容空
間内で凝縮して、色替バルブや急速排気バルブの表面に
結露し、その結露で生じた水滴が各バルブの内部に侵入
・浸透して、やはり、バルブの動作不良を引き起こすお
それがある。また、色替バルブに供給される作動用加圧
エアの温度と、絶縁ケーシング内の雰囲気温度との間に
著しい温度差があると、絶縁ケーシング内が水浸しにな
る程の結露水を生じ、その結露水が絶縁ケーシングの外
部にまで漏れ出して、霧化頭に印加された高電圧をリー
クさせるおそれもある。そこで本発明は、コストの嵩ま
ない簡易な手段によって結露の被害を確実に防止するこ
とを技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、塗装機の機体ハウジング内に、高電圧が
印加される霧化頭を回転駆動するエアモータと、前記霧
化頭に各色塗料や洗浄流体を選択供給する色替バルブ装
置と、当該色替バルブ装置の収容空間を形成する絶縁ケ
ーシングが配設されると共に、色替バルブ装置の各色替
バルブに作動用加圧エアを供給するエア流路が設けられ
た多色静電塗装機において、前記エアモータに供給され
るエアタービンの駆動用エア又はその軸受用エアの少な
くとも一部を前記収容空間内に導入すると共に、当該収
容空間内に導入されたエアを収容空間外に排出するよう
に成されていることを特徴とする。
に、本発明は、塗装機の機体ハウジング内に、高電圧が
印加される霧化頭を回転駆動するエアモータと、前記霧
化頭に各色塗料や洗浄流体を選択供給する色替バルブ装
置と、当該色替バルブ装置の収容空間を形成する絶縁ケ
ーシングが配設されると共に、色替バルブ装置の各色替
バルブに作動用加圧エアを供給するエア流路が設けられ
た多色静電塗装機において、前記エアモータに供給され
るエアタービンの駆動用エア又はその軸受用エアの少な
くとも一部を前記収容空間内に導入すると共に、当該収
容空間内に導入されたエアを収容空間外に排出するよう
に成されていることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、塗装機を稼働させると、
その機体ハウジング内に配設したエアモータに供給され
るエアタービンの駆動用エアあるいはその軸受用エアの
一部が、絶縁ケーシングで形成された収容空間内に導入
され、当該収容空間内に導入されたエアが収容空間外に
排出される。これにより、塗装機が稼働している間中、
前記収容空間内をエアが継続的に流通して、その内部に
結露を生ずることが防止され、また、結露を生じたとし
てもその結露水は通風によって蒸発作用が促進されるの
で、収容空間内が水浸しになったり、色替バルブが動作
不良を起こすおそれが確実に解消される。なお、収容空
間内に導入されるエアは、エアモータや軸受けに供給さ
れる給気であっても、排気であってもよい。
その機体ハウジング内に配設したエアモータに供給され
るエアタービンの駆動用エアあるいはその軸受用エアの
一部が、絶縁ケーシングで形成された収容空間内に導入
され、当該収容空間内に導入されたエアが収容空間外に
排出される。これにより、塗装機が稼働している間中、
前記収容空間内をエアが継続的に流通して、その内部に
結露を生ずることが防止され、また、結露を生じたとし
てもその結露水は通風によって蒸発作用が促進されるの
で、収容空間内が水浸しになったり、色替バルブが動作
不良を起こすおそれが確実に解消される。なお、収容空
間内に導入されるエアは、エアモータや軸受けに供給さ
れる給気であっても、排気であってもよい。
【0008】また、エアモータに供給されるエアタービ
ンの駆動用エアやその軸受用エアは加圧エアであるか
ら、もともと塗装機に供給されており、別途供給配管を
形成したり、ホースを接続する必要もなく、したがっ
て、塗装機の構造が煩雑化したり、コストが嵩むことも
ない。なお、エアモータに供給するエアタービンの駆動
用エアやその軸受用エアとして、例えば40〜90℃程
度の高温に加熱されたホットエアを用いれば、塗装機の
稼働開始時に収容空間内に水分が付着していてもその水
分を短時間で払拭することができ、また、稼働中におけ
る結露の発生を完全に防止することができる。
ンの駆動用エアやその軸受用エアは加圧エアであるか
ら、もともと塗装機に供給されており、別途供給配管を
形成したり、ホースを接続する必要もなく、したがっ
て、塗装機の構造が煩雑化したり、コストが嵩むことも
ない。なお、エアモータに供給するエアタービンの駆動
用エアやその軸受用エアとして、例えば40〜90℃程
度の高温に加熱されたホットエアを用いれば、塗装機の
稼働開始時に収容空間内に水分が付着していてもその水
分を短時間で払拭することができ、また、稼働中におけ
る結露の発生を完全に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る多
色静電塗装機を示す概略説明図である。
態に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る多
色静電塗装機を示す概略説明図である。
【0010】本例の多色静電塗装機1は、機体ハウジン
グ2内に、高電圧が印加される霧化頭3を回転駆動する
エアモータ4と、前記霧化頭3に各色塗料や洗浄流体を
選択供給する色替バルブ装置5と、当該色替バルブ装置
5の収容空間6を形成する絶縁ケーシング7が配設さ
れ、当該絶縁ケーシング7内には高電圧発生器HVが配
設されている。そして、前記収容空間6内には、色替バ
ルブ装置5を構成する色替バルブ8,8・・が配設さ
れ、各色替バルブ8には、作動用加圧エアの供給が停止
された色替バルブ8の内部から当該収容空間6内に加圧
エアを排出させて当該色替バルブ8を瞬時に閉鎖させる
急速排気バルブ9が夫々配設されている。
グ2内に、高電圧が印加される霧化頭3を回転駆動する
エアモータ4と、前記霧化頭3に各色塗料や洗浄流体を
選択供給する色替バルブ装置5と、当該色替バルブ装置
5の収容空間6を形成する絶縁ケーシング7が配設さ
れ、当該絶縁ケーシング7内には高電圧発生器HVが配
設されている。そして、前記収容空間6内には、色替バ
ルブ装置5を構成する色替バルブ8,8・・が配設さ
れ、各色替バルブ8には、作動用加圧エアの供給が停止
された色替バルブ8の内部から当該収容空間6内に加圧
エアを排出させて当該色替バルブ8を瞬時に閉鎖させる
急速排気バルブ9が夫々配設されている。
【0011】前記エアモータ4には、エアタービンの駆
動用エア,その軸受用エアを供給する流路10が形成さ
れると共に、前記色替バルブ装置5には、霧化頭3に供
給する各色塗料,洗浄流体を供給する流路(図示せず)
の他、色替バルブ8を開閉する加圧作動エアを供給する
流路11が形成されている。そして、これら各流路1
0,11が、前記機体ハウジング2内に挿脱自在に装填
される筒状の配管ユニット12に形成された管路13,
14を介して、エア供給ホース15などに接続されてい
る。また、前記配管ユニット12には、色替バルブ8の
内部から排出されたエアを前記絶縁ケーシング7で形成
された収容空間6内から機体ハウジング2外へ放出させ
るエア抜き通路16が形成されている。
動用エア,その軸受用エアを供給する流路10が形成さ
れると共に、前記色替バルブ装置5には、霧化頭3に供
給する各色塗料,洗浄流体を供給する流路(図示せず)
の他、色替バルブ8を開閉する加圧作動エアを供給する
流路11が形成されている。そして、これら各流路1
0,11が、前記機体ハウジング2内に挿脱自在に装填
される筒状の配管ユニット12に形成された管路13,
14を介して、エア供給ホース15などに接続されてい
る。また、前記配管ユニット12には、色替バルブ8の
内部から排出されたエアを前記絶縁ケーシング7で形成
された収容空間6内から機体ハウジング2外へ放出させ
るエア抜き通路16が形成されている。
【0012】17は、エアモータ4の軸受けに供給され
た軸受けエアの排気を前記収容空間6内に導く導入流路
であって、前記絶縁ケーシング7で形成された収容空間
6内に開口して形成されている。そして、本例では、エ
アモータ4の軸受けエアを送給する流路10が、前記配
管ユニット12の管路13に接続されたホース15を介
して、加熱空気を所定のエア圧に加圧して供給する軸受
けエア供給源18に接続され、エアモータ4に供給する
軸受けエアとして、例えば80℃程度の高温に加熱され
たホットエアが供給されるように成されている。
た軸受けエアの排気を前記収容空間6内に導く導入流路
であって、前記絶縁ケーシング7で形成された収容空間
6内に開口して形成されている。そして、本例では、エ
アモータ4の軸受けエアを送給する流路10が、前記配
管ユニット12の管路13に接続されたホース15を介
して、加熱空気を所定のエア圧に加圧して供給する軸受
けエア供給源18に接続され、エアモータ4に供給する
軸受けエアとして、例えば80℃程度の高温に加熱され
たホットエアが供給されるように成されている。
【0013】以上が本発明の一例構成であって、次に、
その作用について説明する。まず、塗装機1を稼動させ
ると、軸受けエア供給源18から、80℃程度に加熱さ
れたホットエアが100〜300リットル/min の流量
で供給され、エアモータ4にエアタービンの駆動用エア
を供給して霧化頭3を回転駆動させる。
その作用について説明する。まず、塗装機1を稼動させ
ると、軸受けエア供給源18から、80℃程度に加熱さ
れたホットエアが100〜300リットル/min の流量
で供給され、エアモータ4にエアタービンの駆動用エア
を供給して霧化頭3を回転駆動させる。
【0014】このとき、エア流路10を介してエアター
ビン4に供給された軸受けエアは、軸受けから排出され
て、導入流路17を介して介して絶縁ケーシング7で形
成された収容空間6内に導入される。そして、当該収容
空間6内に導入されたエアが、色替バルブ8の内部から
排出されたエアを放出させるために形成されたエア抜き
通路16を通じて機体ハウジング2外に放出される。
ビン4に供給された軸受けエアは、軸受けから排出され
て、導入流路17を介して介して絶縁ケーシング7で形
成された収容空間6内に導入される。そして、当該収容
空間6内に導入されたエアが、色替バルブ8の内部から
排出されたエアを放出させるために形成されたエア抜き
通路16を通じて機体ハウジング2外に放出される。
【0015】これにより、塗装機1が稼働している間
中、絶縁ケーシング7で形成された収容空間6内をエア
が継続的に流通して、その内部に結露を生ずることが防
止され、また、結露を生じたとしてもその結露水は通風
によって蒸発作用が促進されるので、高電圧がリークし
たり、絶縁ケーシング7内が水浸しになったり、色替バ
ルブ8や急速排気バルブ9が動作不良を起こすおそれが
確実に解消される。
中、絶縁ケーシング7で形成された収容空間6内をエア
が継続的に流通して、その内部に結露を生ずることが防
止され、また、結露を生じたとしてもその結露水は通風
によって蒸発作用が促進されるので、高電圧がリークし
たり、絶縁ケーシング7内が水浸しになったり、色替バ
ルブ8や急速排気バルブ9が動作不良を起こすおそれが
確実に解消される。
【0016】また、エアモータ4に供給される軸受けエ
アは、もともと塗装機1に供給されているので、軸受け
エアの排気を収容空間6内に導入する流路17を確保す
るだけで、別途ホースを接続する必要もなく、したがっ
て、塗装機1の構造が煩雑化したり、コストが嵩むこと
もない。
アは、もともと塗装機1に供給されているので、軸受け
エアの排気を収容空間6内に導入する流路17を確保す
るだけで、別途ホースを接続する必要もなく、したがっ
て、塗装機1の構造が煩雑化したり、コストが嵩むこと
もない。
【0017】さらに本例では、エアモータ4に供給する
軸受けエアとして、例えば80℃程度の高温に加熱され
たホットエアを用いているので、塗装機1の稼働開始時
に前記収容空間6内に水分が付着していてもその水分を
短時間で払拭することができるだけでなく、ホットエア
を供給することにより塗装機1が加熱されるので、機体
ハウジング2や絶縁ケーシング7の周囲に付着していて
もこれを短時間で蒸発させることができ、さらに、稼働
中における結露の発生を完全に防止することができる。
軸受けエアとして、例えば80℃程度の高温に加熱され
たホットエアを用いているので、塗装機1の稼働開始時
に前記収容空間6内に水分が付着していてもその水分を
短時間で払拭することができるだけでなく、ホットエア
を供給することにより塗装機1が加熱されるので、機体
ハウジング2や絶縁ケーシング7の周囲に付着していて
もこれを短時間で蒸発させることができ、さらに、稼働
中における結露の発生を完全に防止することができる。
【0018】なお、上記説明では、エアモータ4に供給
されるエアタービンの軸受けエアを絶縁ケーシング7で
形成される収容空間6内に導入する場合について説明し
たが、エアモータ4には、軸受けエアの他、エアタービ
ンの駆動用エアが500〜800リットル/min で供給
されているので、エアタービンの軸受けエアに替えて駆
動用エアを絶縁ケーシング7で形成される収容空間6内
に導入するようにしてもよい。ただし、軸受けエアの方
が流量が少ないので、ホットエアを用いる場合には、エ
アを加熱するためのエネルギーロスが少ない。
されるエアタービンの軸受けエアを絶縁ケーシング7で
形成される収容空間6内に導入する場合について説明し
たが、エアモータ4には、軸受けエアの他、エアタービ
ンの駆動用エアが500〜800リットル/min で供給
されているので、エアタービンの軸受けエアに替えて駆
動用エアを絶縁ケーシング7で形成される収容空間6内
に導入するようにしてもよい。ただし、軸受けエアの方
が流量が少ないので、ホットエアを用いる場合には、エ
アを加熱するためのエネルギーロスが少ない。
【0019】また、軸受けエアの排気全部を収容空間6
内に導入する場合について説明したが、本発明はこれに
限らず、エアタービンの駆動用エアの排気全部を収容空
間6内に導入したり、軸受けエアや駆動用エアの排気の
一部を分岐させて収容空間6内に導入したり、軸受けエ
アや駆動用エアの給気の一部を分岐させて収容空間6内
に導入したり、軸受けエアや駆動用エアの給気全部を収
容空間6内に導入した後に軸受けやエアモータに送給さ
せるようにしてもよい。さらに、収容空間内にホットエ
アを導入する場合について説明したが、結露がそれほど
ひどくない場合には室温空気を用いて、これを、絶縁ケ
ーシング7で形成される収容空間6内に継続的に流通さ
せれば足りる。
内に導入する場合について説明したが、本発明はこれに
限らず、エアタービンの駆動用エアの排気全部を収容空
間6内に導入したり、軸受けエアや駆動用エアの排気の
一部を分岐させて収容空間6内に導入したり、軸受けエ
アや駆動用エアの給気の一部を分岐させて収容空間6内
に導入したり、軸受けエアや駆動用エアの給気全部を収
容空間6内に導入した後に軸受けやエアモータに送給さ
せるようにしてもよい。さらに、収容空間内にホットエ
アを導入する場合について説明したが、結露がそれほど
ひどくない場合には室温空気を用いて、これを、絶縁ケ
ーシング7で形成される収容空間6内に継続的に流通さ
せれば足りる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、塗
装機が稼働している間中、絶縁ケーシングで形成された
収容空間内をエアが継続的に流通して、その内部に結露
を生ずることが防止され、また、結露を生じたとしても
その結露水は通風によって蒸発作用が促進されるので、
高電圧がリークしたり、収容空間内が水浸しになった
り、色替バルブが動作不良を起こすおそれが確実に解消
されるという大変優れた効果を有する。また、収容空間
内には、エアモータに供給されるエアタービンの駆動用
エア又はその軸受用エアの少なくとも一部を導入するよ
うにしているので、新たなホースを接続することもな
く、塗装機の構造が煩雑化したり、コストが嵩むことも
ないという効果がある。
装機が稼働している間中、絶縁ケーシングで形成された
収容空間内をエアが継続的に流通して、その内部に結露
を生ずることが防止され、また、結露を生じたとしても
その結露水は通風によって蒸発作用が促進されるので、
高電圧がリークしたり、収容空間内が水浸しになった
り、色替バルブが動作不良を起こすおそれが確実に解消
されるという大変優れた効果を有する。また、収容空間
内には、エアモータに供給されるエアタービンの駆動用
エア又はその軸受用エアの少なくとも一部を導入するよ
うにしているので、新たなホースを接続することもな
く、塗装機の構造が煩雑化したり、コストが嵩むことも
ないという効果がある。
【図1】 本発明に係る多色静電塗装機を示す説明図。
1・・・・多色静電塗装機 2・・・・機体ハウジ
ング 3・・・・霧化頭 4・・・・エアモータ 5・・・・色替バルブ装置 6・・・・収容空間 7・・・・絶縁ケーシング 8・・・・色替バルブ 9・・・・急速排気バルブ 10,11・・流路 13,14・・管路 16・・・・エア抜き
通路 17・・・・導入通路 18・・・・軸受けエ
ア供給源
ング 3・・・・霧化頭 4・・・・エアモータ 5・・・・色替バルブ装置 6・・・・収容空間 7・・・・絶縁ケーシング 8・・・・色替バルブ 9・・・・急速排気バルブ 10,11・・流路 13,14・・管路 16・・・・エア抜き
通路 17・・・・導入通路 18・・・・軸受けエ
ア供給源
Claims (2)
- 【請求項1】 塗装機の機体ハウジング(2)内に、高
電圧が印加される霧化頭(3)を回転駆動するエアモー
タ(4)と、前記霧化頭(3)に各色塗料や洗浄流体を
選択供給する色替バルブ装置(5)と、当該色替バルブ
装置(5)の収容空間(6)を形成する絶縁ケーシング
(7)が配設されると共に、色替バルブ装置(5)の各
色替バルブ(8)に作動用加圧エアを供給するエア流路
(11,14)が設けられた多色静電塗装機において、前記
エアモータ(4)に供給されるエアタービンの駆動用エ
ア又はその軸受用エアの少なくとも一部を前記収容空間
(6)内に導入すると共に、当該収容空間(6)内に導
入されたエアを収容空間(6)外に排出するように成さ
れていることを特徴とする多色静電塗装機。 - 【請求項2】 前記駆動用エア又は軸受用エアが、40
〜90℃に加熱されたホットエアである請求項1記載の
多色静電塗装機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7691696A JPH09262509A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 多色静電塗装機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7691696A JPH09262509A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 多色静電塗装機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262509A true JPH09262509A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13619024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7691696A Pending JPH09262509A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 多色静電塗装機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09262509A (ja) |
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-
1996
- 1996-03-29 JP JP7691696A patent/JPH09262509A/ja active Pending
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