JPH09287590A - 立軸ポンプ - Google Patents

立軸ポンプ

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JPH09287590A
JPH09287590A JP9809296A JP9809296A JPH09287590A JP H09287590 A JPH09287590 A JP H09287590A JP 9809296 A JP9809296 A JP 9809296A JP 9809296 A JP9809296 A JP 9809296A JP H09287590 A JPH09287590 A JP H09287590A
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JP
Japan
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shaft
pump
bearing device
water
impeller shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP9809296A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Arimura
学 有村
Yuuji Kanemori
祐治 兼森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Torishima Pump Manufacturing Co Ltd filed Critical Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9809296A priority Critical patent/JPH09287590A/ja
Publication of JPH09287590A publication Critical patent/JPH09287590A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で、地震等に左右されず長期間の
ドライ運転に使用される立軸ポンプを提供する。 【解決手段】 インペラシャフト4の下部をベーンケー
シング3に設けた軸受装置8により支持するとともに、
揚水管1の屈曲部2を貫通するインペラシャフトの上部
を軸封装置7で軸封し、かつ、前記ベーンケーシングと
前記軸封装置間にインペラシャフトを保護する保護管1
0を設けてなる立軸ポンプにおいて、前記ベーンケーシ
ングの軸受装置より下方に軸封装置9を設けて前記保護
管を貯水槽として機能させ、該保護管の上部および前記
軸受装置と軸封装置間に形成される室13を少なくとも
途中にフレキシブルチューブ19を介在させてポンプ本
体に設けた貯水タンク16と連通させ、かつ前記保護管
内のインペラシャフトに液循環機構15を設けた立軸ポ
ンプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立軸ポンプ、特に、
地震等により水道、電気等のライフラインが停止しても
運転を継続することのできる立軸ポンプに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、雨水排水機場においては立軸ポン
プが広く採用されている。ところで、この立軸ポンプの
軸受装置にはセラミックス軸受または樹脂性軸受を使用
する傾向にある。一方、近年、都市圏の排水機場におい
ては、ヒートアイランド化による局所的な大雨や道路等
のアスファルト化による土地の雨水吸収能力の低下によ
り、雨水排水機場への雨水の流入が急激でかつ流入量が
大になる傾向にある。これに対処するため、降雨量を予
想してポンプを予め運転状態で待機させておく、いわゆ
る先行待機運転を行なうことが多くなりつつある。しか
しながら、前記先行待機運転中においては、水槽への雨
水流入量が少ないため、長時間ドライ運転をすることと
なるが、このドライ運転が長くなると、前記セラミック
ス軸受装置が発熱により破損するため、先行待機運転時
に外部から潤滑水をセラミックス軸受装置に供給する必
要がある。そのため、外部から直接セラミックス軸受装
置に潤滑水を供給する方法と、ポンプのセラミックス軸
受装置の一部に水ためを設け、ここから潤滑水を供給す
る方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法では、外部給水配管を必要とするためそのメンテナ
ンスが必要であり、また、地震により水道、電気等のラ
イフラインが停止すると給水設備も停止するためポンプ
の運転もできなくなる。一方、後者においては水ためを
余り大きくできず潤滑水が不足する危険性があるという
課題を有する。本発明は、ライフラインの停止があって
も長時間にわたって潤滑水を軸受装置に供給することの
できる立軸ポンプを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、インペラシャフトの下部をベーンケーシ
ングに設けた軸受装置により支持するとともに、揚水管
の屈曲部を貫通するインペラシャフトの上部を軸封装置
で軸封し、かつ、前記ベーンケーシングと前記軸封装置
間にインペラシャフトを保護する保護管を設けてなる立
軸ポンプにおいて、前記ベーンケーシングの軸受装置よ
り下方に軸封装置を設けて前記保護管を貯水槽として機
能させ、該保護管の上部および前記軸受装置と軸封装置
間に形成される室を少なくとも途中にフレキシブルチュ
ーブを介在させてポンプ本体に設けた貯水タンクと連通
させ、かつ前記保護管内のインペラシャフトに液循環機
構を設けたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
1,2にしたがって説明する。図1は本発明の立軸ポン
プを示し、1は上部が屈曲した揚水管、4は上端が前記
揚水管1の屈曲部(吐出エルボ部)2を貫通し、下端に
インペラ5を備えたインペラシャフトで、該シャフト4
は上端部を軸受装置6で、下端部は揚水管1のベーンケ
ーシング3に設けたセラミックス軸受装置8で支持され
ている。なお、セラミックス軸受装置8には図3に示す
ように下記するセラミックス軸受装置11と同様、潤滑
水通過用の多数の孔Hが設けられている。また、前記イ
ンペラシャフト4の揚水路Pに露出する部分は、前記ベ
ーンケーシング3と揚水管1の屈曲部2間に水密的に取
り付けた保護管10内にあり、インペラシャフト4が揚
水中の異物により損傷するのを防止する。なお、インペ
ラシャフト4との中間部は保護管10のほぼ中央に設け
たセラミックス軸受装置11で支持されている。
【0006】一方、前記ベーンケーシング3の下端内壁
とインペラシャフト4との間にメカニカルシールやグラ
ンドパッキング装置等の軸封装置9が設けられ、前記セ
ラミックス軸受装置8と軸封装置9とで室13が形成さ
れている。また、前記セラミックス軸受装置8より若干
上方のインペラシャフト4には、インペラシャフト4の
回転により保護管10内の水を下方に移動させる液循環
機構の1つである羽根車15が設けてある。その他、7
は軸封装置である。また、ポンプ本体には貯水タンク1
6が設けられ、前記保護管10の上部と前記室13は、
少なくとも一部にフレキシブルチューブ19を備えた配
管17,18にて前記貯水タンク16と連通している。
本発明にかかる立軸ポンプは、前記構成からなるため、
初めに何らかの図示しない外部注水装置等により前記貯
水タンク16と保護管10内に循環水(清水)を給水す
る。
【0007】このように、前記貯水タンク16と保護管
10内に大量の潤滑水が貯留されているため、長時間後
に先行待機運転にもとづくドライ運転を行なっても、セ
ラミックス軸受装置8,11は常に潤滑水に浸された状
態にあり、しかも、保護管10内の潤滑水は羽根車15
により配管17,18を介して循環してその間に冷却さ
れるため、セラミックス軸受装置8,11が焼付いたり
焼損することはない。また、ポンプ運転時には、保護管
10内の水は羽根車15により強制流通されるため、た
とえ、貯水タンク16に砂等が混入してもこれら異物が
セラミックス軸受装置8近傍に堆積することなく、セラ
ミックス軸受装置8、インペラシャフト4の異常摩耗等
を防止することになる。
【0008】さらに、貯水タンク16はポンプ本体と同
一基礎に設置してあり、かつ、貯水タンク16と保護管
10とはフレキシブルチューブ19を介在させて配管1
7,18で接続しているため、たとえ地震においてもそ
の振動をフレキシブルチューブ19が吸収し貯水タンク
16が使用不能となることがない。
【0009】なお、前記説明では、軸受装置8,11と
してセラミックス軸受を使用する場合について記載した
が、潤滑水は十分にあるため、ゴム製の軸受装置を使用
してもよい。
【0010】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、貯水タンクの他に保護管を潤滑水の貯水部とす
るものであって貯水部の容積が大きく、かつ、ポンプ全
ての軸受装置は浸水状態となっているため、長期間後先
行待機運転に入っても軸受装置は損傷することはない。
また、運転停止期間中に蒸発、少量の漏れ等が生じても
貯水量が十分であるため潤滑水が不足する恐れもなく、
メインテナンスも楽である。さらに、循環水はポンプ運
転時に強制的に循環するため、砂等の異物が軸受部に堆
積することを防止、軸受の損傷も少ないものである。ま
た、一般に、この種のポンプはエンジンあるいはガスタ
ービンで運転され、ライフラインの停止には左右され
ず、しかも貯水タンクと保護管とはフレキシブルチュー
ブを介して接続されているため破損しない。したがっ
て、地震等の災害時においてもポンプを運転することが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる立軸ポンプの概略図。
【図2】 図1の部分拡大図。
【図3】 セラミックス軸受の断面図。
【符号の説明】
1…揚水管、2…屈曲部、3…ベーンケーシング、4…
インペラシャフト、5…インペラ、8…セラミックス軸
受装置、9…軸封装置、10…保護管、12…揚水流入
口、13…室、14…循環パイプ、15…液循環機構、
16…貯水タンク、17,18…配管、19…フレキシ
ブルチューブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラシャフトの下部をベーンケーシ
    ングに設けた軸受装置により支持するとともに、揚水管
    の屈曲部を貫通するインペラシャフトの上部を軸封装置
    で軸封し、かつ、前記ベーンケーシングと前記軸封装置
    間にインペラシャフトを保護する保護管を設けてなる立
    軸ポンプにおいて、 前記ベーンケーシングの軸受装置より下方に軸封装置を
    設けて前記保護管を貯水槽として機能させ、該保護管の
    上部および前記軸受装置と軸封装置間に形成される室を
    少なくとも途中にフレキシブルチューブを介在させてポ
    ンプ本体に設けた貯水タンクと連通させ、かつ前記保護
    管内のインペラシャフトに液循環機構を設けたことを特
    徴とする立軸ポンプ。
JP9809296A 1996-04-19 1996-04-19 立軸ポンプ Pending JPH09287590A (ja)

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