JPH09262071A - 練製品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

練製品の製造方法及びその製造装置

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JPH09262071A
JPH09262071A JP8354036A JP35403696A JPH09262071A JP H09262071 A JPH09262071 A JP H09262071A JP 8354036 A JP8354036 A JP 8354036A JP 35403696 A JP35403696 A JP 35403696A JP H09262071 A JPH09262071 A JP H09262071A
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勝 原田
Koji Masuda
浩二 増田
Noboru Kuwabara
登 桑原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風の流れの影響を受けることなく、温度コン
トロールが極めて容易で、焼き色コントロールが容易な
練製品の製造方法及び製造装置を提供する。 【解決手段】 電熱ヒータ(3)で加熱されている熱板
(1)に、串杆(10)に成形した竹輪(11)を回転
させながら熱板(1)の表面に接触させて移送する。竹
輪(11)の熱板(1)の表面に接触させている部分
は、焼き色付け部分(12)が形成され、熱板(1)に
接していない部分は白い部分(13)となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、練製品の製造方法
及びその製造装置に関し、特に焼色付け加熱工程を有す
る練製品の製造方法及びその製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、練製品の製造は魚肉を水でさら
し、脂肪などを除いたのち肉挽機、擂潰機にかけてよく
擂り潰し、各種調味料を加えたすり身を竹輪等の所望の
形状に成形し、これをコンベヤ等で連続的に移送しつつ
加熱処理としての焼成をすることにより製品化するもの
である。この加熱処理としての焼成は第1焼成工程及び
第2焼成工程からなっおり、これらの焼成工程は、それ
ぞれガスバーナー(シュバンクバーナー)又は電気ヒー
ターによる焙ぶり焼きで行われていた。また加熱処理と
しての第2焼成工程については、熱風を利用して色付け
加熱することが提案されている。
【0003】従来技術の加熱処理としての焼成工程にお
いる色付け加熱について、図16、図17で説明する。
図16は、ガスバーナーによる色付け加熱を示す図であ
る。これは串杆(10)に付けられた竹輪(11)をガ
スバーナー(20)で加熱する際に、ガスバーナー(2
0)の上に邪魔板(21)を設け、竹輪(11)の焼き
色付け部分(12)と焼き色が付けられない白抜き部分
(13)を調製するものである。また、図17は、熱風
による色付け加熱を示す図である。これは串杆(10)
に成形された竹輪(11)を送風ダクト(23)よりの
熱風(24)で加熱し、竹輪(11)に焼き色付け部分
(12)と焼き色が付けられない白抜き部分(13)を
調製するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術の図
16に示すガスバーナー加熱は、ガスバーナー(20)
の上に邪魔板(21)を設けるだけのもので、設備のイ
ニシアル及びランニングコスト共に安価なものではある
が、バーナーによる加熱であるので環境の影響を受け易
い。特に風の流れの影響を受け易く焼き色に影響を与え
る。これはバーナーが風の影響を受け易く、焼き色を付
ける加熱温度のコントロールが難い。また邪魔板(2
1)の位置を調整して焼き色付け部分(12)と焼き色
が付けられない白抜き部分(13)を形成するものであ
るが、バーナーが風の影響を受けるので邪魔板(21)
の調整が困難である。
【0005】図17に示す熱風加熱は、上記の図16に
示したものに比べて焼き色のコントロールが容易で白抜
き部分の調整が行い易いが、送風ダクトを設ける必要が
ありイニシアルコストがかかり、その装置も大きくいも
のである。また熱風により加熱するので、そのランニン
グコストが高価なものである。さらに、加熱に用いた熱
風の排熱が環境を高温にするという問題、送風音による
環境悪化の問題もある。本発明は、風の流れの影響を受
けることなく、加熱温度のコントロールが極めて容易
で、かつ焼き色のコントロールを容易に行うことができ
る焼色付け加熱工程を有する練製品の製造方法及びその
製造装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、すり身を成形
し加熱処理する練製品の製造する方法において、加熱処
理が焼色付け加熱工程を有し、前記焼色付け加熱工程が
練製品を熱板に接触させながら移送することを特徴とす
る練製品の製造方法である。また本発明は、すり身を串
杆に塗り付け又は巻き付け成形し加熱処理する練製品の
製造する方法において、加熱処理が焼色付け加熱工程を
有し、前記焼色付け加熱工程が串杆に成形された練製品
を熱板に接触、回転させながら移送することを特徴とす
る練製品の製造方法である。また本発明は、焼色付け加
熱工程が練製品を熱板に押さえ接触させながら移送する
ことを特徴とする練製品の製造方法である。
【0007】また本発明は、串杆に付けられた練製品を
移送しながら加熱処理する練製品焼の製造装置におい
て、練製品が成形されている串杆を移送させる手段及び
加熱手段を備えた熱板よりなり、串杆に成形されている
練製品を熱板に接触、回転させながら移送することを特
徴とする練製品の製造装置である。また本発明は、串杆
に付けられた練製品を移送しながら加熱処理する練製品
焼の製造装置において、練製品が成形されている串杆を
移送させる手段及び串杆を押さえる手段、並びに加熱手
段を備えた熱板よりなり、串杆に成形されている練製品
を熱板に接触、回転させながら移送することを特徴とす
る練製品の製造装置であり、さらに串杆を押さえる手段
がチェーンであることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明において、焼色付け加熱工程が練製品を
熱板に接触させながら移送するものであり、また熱板に
接触させながら回転しつつ移送するものであるので、風
の流れの影響を受けることなく、加熱温度のコントロー
ルが極めて容易であり、練製品に所望の焼き色をつける
ことができ、表面の焦げ目、焼き色、食感の調整を行う
ことができるものである。さらに、練製品を押さえ熱板
に接触させながら移送することることにより、練製品が
熱板に密着し、効率的に所望の焼き色をつけることがで
きるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、練製品としは例
えば、竹輪、多層に巻き付けられたチーズ入り竹輪、笹
蒲鉾等が挙げられる。竹輪についてはすり身を串杆に塗
り付け又は巻き付け成形し、これを加熱処理するもので
例えばすり身を成形し予め固化させる白焼を行い次いで
色付け焼を行うもので、その加熱処理の焼色付け加熱工
程が串杆に成形された練製品を加熱されている熱板に接
触させながら回転しつつ移送することをものである。熱
板の加熱手段としては電熱ヒータ、例えば熱板に埋め込
まれた電熱線、熱板の下面に付けれた面状ヒータ、ある
いはバーナーが用いられる。
【0010】また、練製品を加熱されている熱板に接触
させるものであるが、その熱板の端部に丸みを付けるこ
とにより、焼き色付け部分と白い部分(焼き付けがされ
ない部分)との境目がぼかされる。即ち、熱板端部の丸
みの付け具合によって境界の焼き色の度合いを調整する
ことができる。また、熱板端部に斜面(隅の面取り)を
付け、その斜面の角度の大きさよっても境界の焼き色の
度合いを調整することができる。
【0011】また笹蒲鉾の場合は、例えば笹蒲鉾を熱板
で挟持して接触させる。或るいは、例えば熱板に接触さ
せながら移送し、かつ反転しさらに移送するものであ
る。そして、その製造装置は移送しながら加熱処理する
笹蒲鉾を移送させる手段及び反転させる手段を有し、加
熱手段を設けた熱板に笹蒲鉾を接触させながら移送し、
かつ反転し移送するものである。さらに、練製品を押さ
え接触させながら移送する場合には、串杆に塗り付け又
は巻き付け成形した練製品を熱板に押さえ接触させる手
段としては、串杆の両側をチェーンで押さえるものであ
る。本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0012】
【実施例1】本発明の第1実施例として竹輪の製造につ
いて図1(a)(b)(c)、図2を参照して説明す
る。図1(a)は本発明の実施例の正面図で、串杆(1
0)に成形した竹輪(11)を熱板(1)のコーテング
(2)の表面に接触させている状態を示している。熱板
(1)は電熱ヒータ(3)で加熱されており、竹輪(1
1)が熱板(1)表面に接触している部分には焼き色付
け部分(12)が形成され、熱板(1)に接していない
部分は白い部分(13)となる。また、熱板(1)の端
部に丸みが設けられており、焼き色付け部分(12)と
白い部分(13)との境界の焼きがぼかされたものとな
る。
【0013】図1(b)は、短い竹輪(11)を熱板
(1)のコーテング(2)の表面に接触させている状態
を示している。これは、熱板(1)の表面は滑らかな凸
状(R付き)になっており、焼き色付け部分(12)の
形成は、竹輪(11)が熱板(1)の凸状の中心部に接
しているところは強く押され、かつ密着して接触する。
そのため竹輪(11)が熱板(1)の凸状の中心部に接
しているところは、焼き付け部分(12)の焼き色は濃
いものとなる。一方、竹輪(11)が熱板(1)の端部
は接触が弱いので、焼き付け部分(12)の焼き色は薄
いものとなる。そして、熱板(1)の表面は滑らかな凸
状になっているので、竹輪(11)の焼き付け部分(1
2)の焼き色は濃い部分から薄い部分へと少しずつ変わ
って行くもので、焼き色付け部分(12)と白い部分
(13)との境目がぼかされたものが形成される。
【0014】図1(c)は、加熱手段としては面状ヒー
タを用いたもので、熱板(1)の下面に面状ヒータ(1
9)を設けているものである。面状ヒータは例えばシリ
コンゴムにヒータが入っているものである。面状ヒータ
で熱板を加熱すると、熱板(1)の全面がほぼ同じ温度
に加熱され、竹輪(11)に綺麗に焼き色付け部分(1
2)を形成することができる。
【0015】図2は、本発明の実施例の斜視図で、串杆
(10)に成形した竹輪(11)を熱板(1)のコーテ
ング(2)の表面に接触させながら移送している状態を
示している。熱板(1)は電熱ヒータ(3)で加熱され
ている。竹輪(11)が成形されている串杆(10)を
矢印のように回転させながら熱板(1)の表面に接触さ
せて移送する。焼き色付け部分(12)は熱板(1)の
表面に接触して移送されるにつれて焼きが進み焼き色は
濃いものとなる。
【0016】図1、図2の実施例において、熱板(1)
としては、例えばステンレス管或るいは鉄製の管を用い
る。熱板(1)にコーテング(2)の層を設けること
は、接触する竹輪(11)の表面を綺麗な焼き色を付け
るためのには好ましい。また竹輪(11)は、熱板
(1)に接触し、熱板(1)の上を回転しながら移送す
るので、焼き色付け部分(12)を傷めるこがない。コ
ーテングとしては、例えばテフロン(ポリフッ化エチレ
ン)の層が用いられる。具体的には、テフロン(ポリフ
ッ化エチレン)の層は、テープにして耐熱性の接着剤で
熱板に貼り付けるものである。コーテングとしてテフロ
ンの層の例を示したが、竹輪の表面に焼き色を付けるに
は、熱板の温度は140℃〜280℃になるものであ
り、コーテングの材料は温度に合わせて選択されるもの
である。なお、コーテングを行なはずに熱板(1)の表
面に食用油等を塗り竹輪(11)を接触させ移送しても
よい。
【0017】また、一般に竹輪(11)は、焼き色付け
部分(12)よりも焼き付けられない白い部分(13)
が太くなっているもので、従来は竹輪を串杆に塗り付け
又は巻き付け成形しするときに、中央部と端部の太さを
調整していたが、本発明においては竹輪を熱板に接触さ
せながら回転しつつ移送することにより、焼き色付け部
分(12)がこの工程で少し径が小さくなるので、竹輪
を串杆に塗り付け又は巻き付け成形しするときは、同じ
径に成形できるので、成形工程が容易である。
【0018】また、この実施例では、熱板(1)の温度
は、例えば140℃以上、特に180℃、長さは通常の
太さの竹輪の場合に0.5〜1.5mで、熱板(1)上
の竹輪(11)の移送は1〜3分が適当である。なお、
熱板温度、熱板の長さ、移送の速度等を調整して、焼き
色付け部分の濃薄、色合を適宜に調整するものである。
また竹輪の太さ等によっても熱板温度、熱板の長さ、移
送の速度等を適宜調整するものである。また、この実施
例では、熱板(1)を電熱ヒータ(3)で加熱されてい
るもので、この場合、温度のコントロールにが容易であ
る。さらに面状ヒータで熱板を加熱すると熱板(1)の
全面がほぼ同じ温度に加熱することができる。
【0019】
【実施例2】本発明の第2の実施例を図3に示す。図3
は本発明の第2の実施例の正面図で、串杆(10)に成
形した竹輪(11)を熱板(4)のコーテング(2)の
表面に接触させている状態を示している。熱板(4)は
電熱ヒータ(3)で加熱されており、竹輪(11)が熱
板(4)の表面に接触している部分には、焼き色付け部
分(12)が形成され、熱板(4)に接していない部分
は白い部分(13)となる。この第2の実施例では、熱
板(4)は、上記第1実施例と熱板端部の丸みの寸法が
異なるもので、これにより焼き色付け部分(12)と白
い部分(13)との境界が明瞭になっているものであ
る。このように熱板端部の丸みの寸法を変えることによ
り、焼き色付け部分と白い部分とのぼかしを調整するこ
とができる。
【0020】
【実施例3】本発明の第3の実施例を図4に示す。図4
は第3の実施例の正面図で、串杆(10)に成形した竹
輪(11)を熱板(5)のコーテング(2)の表面に接
触させている状態を示している。熱板(5)はバーナ
(6)で加熱されており、竹輪(11)の熱板(5)の
表面に接触させている部分は、焼き色付け部分(12)
が形成される。この第3の実施例では、熱板(5)の加
熱手段としてバーナ(9)で加熱さる場合を示したもの
である。バーナーは加熱中の風の流れの影響を受け易く
ものであるが、熱板(5)の内で行われるので風の影響
はなく温度コントロールができ、ランニングコストは安
価である。
【0021】
【実施例4】本発明の第4の実施例を図5に示す。図5
は第4の実施例を示す斜視図で、熱板(6)の表面に模
様(8)が付けられている。熱板(6)にコーテング
(2)が設けられているが、コーテング(2)は薄膜で
あるので、熱板(6)の模様(8)は竹輪(11)との
接触面に刻されている。熱板(6)は電熱ヒータ(3)
で加熱されており、竹輪(11)の串杆(10)を矢印
のように回転させながら熱板(6)の表面に接触させて
移送し、竹輪(11)の熱板(6)との表面に接触させ
ている部分は、模様がつけられた焼き色付け部分(1
4)が形成される。
【0022】模様(8)は、網目、絵柄、文字等いずれ
でもよい。なお、竹輪(11)は、回転させながら熱板
(6)の表面に接触させて移送するものであるから、絵
柄、文字等は竹輪(11)が一回転するときに絵柄、文
字等に焼け付けられるように熱板(6)の表面に設けれ
ばよい。また、串杆(10)に成形された竹輪(11)
は、その成形、加熱工程と連続的に移送され、そして熱
板の表面に回転させながら移送していくものであるが、
その際に熱板(6)の表面スムーズに接触して移送され
るように、図5に示すように、熱板(6)にテーパー部
(7)を設けてもよい。
【0023】
【実施例5】本発明の第5の実施例を図6、図7で説明
する。図6は本発明の第5実施例の正面図、図7はその
平面図で、串杆(10)に成形された複数本の竹輪(1
1)をそれぞれ熱板(1)のコーテング(2)の表面に
接触させている状態を示している。複数本、例えば2本
の竹輪(11)に対応する複数個、例えば2個の熱板
(1)が設けられ、それぞれ電熱ヒータ(3)で加熱さ
れており、竹輪(11)の熱板(1)の表面に接触して
いる部分は、焼き色付け部分(12)が形成され、熱板
(1)に接していない部分は白い部分(13)となる。
【0024】串杆(10)はベルト(16)で回転させ
られながらスクリューコンベヤ(15)で移送される。
(17)はベルト(16)の支持台板である。このよう
に串杆(10)に成形された竹輪(11)は、連続的に
熱板(1)の表面に回転させながら移送していくもので
ある。
【0025】実施例5では、串杆(10)の移送にスク
リューコンベヤ(15)及びその回転のためにベルト
(16)が設けられているが、これに限るものではな
く、例えばチェーンコンベヤを用いてもよい。また、実
施例5では、串杆(10)にベルト(16)で回転を与
えるものを示したが、竹輪を熱板に接触させてその上を
移送させることにより、竹輪は熱板上を転がりながら移
送されるので、ベルト(16)を用いなくても熱板に接
触、回転させることができる。
【0026】
【実施例6】本発明の第6の実施例を図8〜図12で説
明する。図8は本発明の第6実施例の斜視図、図9は図
8の正面図、また図10〜図12は第6実施例を説明す
る図である。図8、図9に示す第6実施例は、串杆(1
0)に成形された2本の竹輪(11)が熱板(1)上に
接触し、矢印の方向に移送するときに、串杆(10)を
チェーン(40)で押さえられながら移送するものであ
る。
【0027】串杆(10)は、移送手段(30)のフッ
ク(31)で移送される。この移送で串杆(10)に成
形された2本の竹輪(11)は熱板(1)上に接触し、
その上をころがり移送されて行く。竹輪(11)の熱板
(1)の表面に接触させている部分は、焼き色付け部分
(12)が形成され、熱板(1)に接していない部分は
白い部分(13)である。
【0028】串杆(10)を押さえるチェーン(40)
について説明する。チェーン(40)は、図8、図9に
示すように支持具(41)とその凸部(42)で固定さ
れている。そして串杆(10)の両側を押さえるもので
ある。詳しくはチェーン(40)は、図10に示すよう
に、一端は支持具(41)とその凸部(42)で固定さ
れ、もう一端は支持具(43)で固定されている。
【0029】練製品を熱板に押さえ接触させるチェーン
(40)の作用を図11に示す。一端を支持具(41)
とその凸部(42)で固定し、もう一端は支持具(4
3)で固定されているチェーン(40)は、矢印のよう
に搬送されてくる串杆(10)を押さえ、竹輪(11)
を熱板(1)の表面に接触させ所定の圧力で押し付けな
がら、回転、搬送させるものである。
【0030】串杆(10)がチェーン(40)に送り込
まれるところは、チェーン(40)が支持具(41)の
凸部(42)で固定されている。これは串杆(10)が
熱板(1)に接触するときに、熱板(1)とチェーン
(40)の間にスムーズに送られ、常に所定の圧力で押
し付るようにするためである。また、図11に示すよう
に複数の串杆(10)が、連続してチェーン(40)で
熱板(1)に押し付けられる場合でも、チェーン(4
0)が凸部(42)で押さえるているので、どの位置で
も常に所定の圧力で押し付るものである。また、チェー
ン(40)のもう一端は支持具(43)で固定されてい
るが、この支持具(43)は、チェーン(40)の長
さ、または張力を調整するために矢印のように回動可能
な構造になっている。また、竹輪(11)を熱板(1)
の表面に接触させ所定の圧力で押し付けながら、串杆
(10)を回転、搬送させるには、図12に示すよう
に、チェーン(40)を構成するリンク部材(45)の
長さLは、串杆(10)の直径Lより小さいもの、
即ちL<Lが好ましい。
【0031】
【実施例7】本発明の第7の実施例を図13〜図15で
説明する。図13、図14は本発明の第7実施例の斜視
図、図15は串杆に成形された2本の多層に巻き付けら
れた竹輪を示す図である。図13は、串杆(10)をチ
ェーン(40)で押さえられながら、竹輪(11)を熱
板(1)上に接触し、矢印の方向に移送するもので、第
1焼成工程である竹輪を白焼する工程と焼色付け加熱工
程を連続的に行うものである。
【0032】串杆(10)に成形された竹輪(11)
は、バーナー(33)を有する加熱部で白焼される。こ
こで串杆(10)は移送手段(30)のフック(31)
で移送され、ベルト(16)で串杆(10)に回転が与
えられている。続いて、上述した第6実施例に示したよ
うに串杆(10)をチェーン(40)で押さえられなが
ら、移送手段(30)のフック(31)で移送され、竹
輪(11)は熱板(1)上に接触し、その上をころがり
移送されて、焼き色付け部分(12)が形成されるもの
である。
【0033】図14は、串杆(10)をチェーン(4
0)で押さえられながら、2本の竹輪(11)を熱板
(1)上に接触し、矢印の方向に移送するもので、竹輪
を白焼する工程と焼色付け加熱工程を連続的に行うもの
を示す図である。2本の竹輪(11)は、図15に示す
ように、串杆(10)にすり身の層(36)、チーズの
層(37)、すり身の層(38)よりなる多層に巻き付
けられたチーズ入り竹輪で、これを第1焼成工程である
竹輪を白焼する工程と焼色付け加熱工程を連続的に行う
例を示すものである。
【0034】串杆(10)のチーズ入り竹輪(11)
は、すり身の層(36)及びすり身の層(38)がバー
ナー(33)で加熱されることにより、弾力のあるゲ
ル、即ちねりり製品となる。チーズの層(37)はその
両端もすり身の層(36)(38)て覆われており加熱
で温度が高くなっても溶け出すことはない。このように
加熱(白焼)された後、連続して串杆(10)をチェー
ン(40)で押さえられながら、移送手段(30)のフ
ック(31)で移送され、竹輪(11)は熱板(1)上
に接触し、その上をころがり移送されて、焼き色付け部
分(12)が形成されるものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、焼
色付け加熱工程が練製品を熱板に接触させながら移送す
ることにより、また熱板に接触させながら移送すること
により、風の流れの影響を受けることなく温度コントロ
ールを容易に行うことができ、練製品に所望の焼き色を
つけることができ、表面の焦げ目、焼き色、食感の調整
を行いながら竹輪に焼くことができ、焼き色付け部分と
白い部分とを所定の位置に調整することができる。ま
た、練製品を押さえ接触させながら移送することること
により、練製品が熱板に密着し、効率的に所望の焼き色
をつけることができるものである。そして、設備のイニ
シアル及びランニングコスト共に安価なものであり、風
の影響はなく、排熱も従来方法より少なくなるという効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す正面図
【図2】本発明の第1の実施例を示す斜視図
【図3】本発明の第2の実施例を示す正面図
【図4】本発明の第3の実施例を示す正面図
【図5】本発明の第4の実施例を示す斜視図
【図6】本発明の第5の実施例を示す正面図
【図7】本発明の第5の実施例を示す平面図
【図8】本発明の第6実施例を示す斜視図
【図9】本発明の第6実施例を示す図8の正面図
【図10】本発明の第6実施例を説明する図
【図11】本発明の第6実施例を説明する図
【図12】本発明の第6実施例を説明する図
【図13】本発明の第7実施例を示す斜視図
【図14】本発明の第7実施例を示す斜視図
【図15】多層に巻き付けられた竹輪を示す図
【図16】従来技術を示す図
【図17】従来技術を示す図
【符号の説明】
1、4、5、6 熱板 2 コーテング 3 電熱ヒータ 7 テーパー部 8 模様 9 バーナ 10 串杆 11 竹輪 12 焼き色付け部分 13 白い部分 14 焼き色模様付け部分 15 スクリューコンベヤ 16 ベルト 20 ガスバーナー 21 邪魔板 23 送風ダクト 24 熱風 30 移送手段 31 フック 40 チェーン 41、43 支持具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すり身を成形し、加熱処理する練製品の
    製造する方法において、加熱処理が焼色付け加熱工程を
    有し、前記焼色付け加熱工程が練製品を熱板に接触させ
    ながら移送することを特徴とする練製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 すり身を串杆に塗り付け又は巻き付け成
    形し、加熱処理する練製品の製造する方法において、加
    熱処理が焼色付け加熱工程を有し、前記焼色付け加熱工
    程が串杆に成形された練製品を熱板に接触、回転させな
    がら移送することを特徴とする練製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 焼色付け加熱工程が練製品を熱板に押さ
    え接触させながら移送することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の練製品の製造方法。
  4. 【請求項4】 串杆に付けられた練製品を移送しながら
    加熱処理する練製品焼の製造装置において、練製品が成
    形されている串杆を移送させる手段及び加熱手段を備え
    た熱板よりなり、串杆に成形されている練製品を熱板に
    接触、回転させながら移送することを特徴とする練製品
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 串杆に付けられた練製品を移送しながら
    加熱処理する練製品焼の製造装置において、練製品が成
    形されている串杆を移送させる手段及び串杆を押さえる
    手段、並びに加熱手段を備えた熱板よりなり、串杆に成
    形されている練製品を熱板に接触、回転させながら移送
    することを特徴とする練製品の製造装置。
  6. 【請求項6】 串杆を押さえる手段がチェーンであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の練製品の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002330730A (ja) * 2001-05-07 2002-11-19 Kibun Foods Inc 気泡入り食品の製造方法
JP2012147709A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Kibun Foods Inc 筒状食品の加熱装置

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