JPH09261381A - ファクシミリ装置及びその待機モード制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びその待機モード制御方法

Info

Publication number
JPH09261381A
JPH09261381A JP8094706A JP9470696A JPH09261381A JP H09261381 A JPH09261381 A JP H09261381A JP 8094706 A JP8094706 A JP 8094706A JP 9470696 A JP9470696 A JP 9470696A JP H09261381 A JPH09261381 A JP H09261381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
standby mode
power consumption
low power
time
caller number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8094706A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Imai
聡 今井
Kazuhiro Sugawara
一浩 菅原
Toru Fujino
徹 藤野
Hitoshi Saito
斉 齋藤
Kaori Nakagawa
香織 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8094706A priority Critical patent/JPH09261381A/ja
Publication of JPH09261381A publication Critical patent/JPH09261381A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者番号通知サービスの登録の有無に基づ
き低消費電力待機モードへ移行するか否かを選択するこ
とにより、確実に発信者番号通知信号を受信できるよう
にすること等を可能としたファクシミリ装置及びその待
機モード制御方法を提供する。 【解決手段】 電源の供給を停止する低消費電力待機モ
ード機能と、交換機からの発信者番号通知サービスを解
読する発信者番号通知解読機能とを有するファクシミリ
装置のCPU1は、低消費電力待機モードへの移行の可
否を判定する待機モード移行判定機能と、待機モード移
行判定機能による判定時に交換機からの発信者番号通知
サービスに基づき発信者番号通知解読機能を作動させる
場合は低消費電力待機モードへの移行を禁止する待機モ
ード移行制御機能とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
及びその待機モード制御方法に係り、更に詳しくは、フ
ァクシミリ装置本体に搭載されているCPU(中央演算
処理装置)への電源の供給を停止する低消費電力待機モ
ード機能を有すると共に、交換機から発信者番号通知サ
ービスを受ける場合に好適なファクシミリ装置及びその
待機モード制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の観点から各種事務機器
における低消費電力化の要求が高まっている。各種事務
機器のうち例えばファクシミリ装置においては、特に、
動作しない待機時間が長いことから、待機時における消
費電力を軽減することが強く要求されており、このよう
な消費電力軽減の要求を実現すべく種々の提案がなされ
ている。
【0003】ところで、前述したファクシミリ装置の消
費電力を軽減するためには、ファクシミリ装置内のプリ
ンタ、ディスプレイ等の各資源に対する電源の供給をカ
ットするという手法をとっている。従来、ファクシミリ
装置の低消費電力待機モード中に交換機から発信者番号
通知信号を受信しようとする場合、ファクシミリ装置が
交換機からの端末呼び出し信号を受信すると低消費電力
待機モードを解除し、交換機によっても相異するが、端
末呼び出し信号の信号間に送出される発信者番号通知信
号を受信していた。即ち、従来のファクシミリ装置の低
消費電力待機モードにおいては、常時通電して必要に応
じてCPU以外の周辺装置が通電を切っていたため、低
消費電力待機モードから通常モードへ復帰した際には、
即座に発信者番号通知信号の受信が可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のファクシミリ装置においては下記のような問題
があった。即ち、ファクシミリ装置のCPUの動作を停
止した低消費電力待機モードから通常モードへ復帰する
際において、交換機から送信される発信者番号通知信号
の受信を行おうとした場合、最初の端末呼び出し信号に
よりCPUを再起動していた。しかし、CPUの再起動
には所定時間(数秒間)を要するため、端末呼び出し信
号の信号間に送出される発信者番号通知信号の受信にC
PUの再起動が間に合わないという問題があった。
【0005】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、発信者番号通知サービスの登録の有無に基づき
低消費電力待機モードへ移行するか否かを選択すること
により、確実に発信者番号通知信号を受信できるように
すること等を可能としたファクシミリ装置及びその待機
モード制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電源動作部への電源の供給を停
止する低消費電力待機モード機能と、交換機からの発信
者番号通知サービスを解読する発信者番号通知解読機能
とを有するファクシミリ装置において、前記低消費電力
待機モードへの移行の可否を判定する待機モード移行判
定手段と、該待機モード移行判定手段による判定時に前
記交換機からの発信者番号通知サービスに基づき前記発
信者番号通知解読機能を作動させる場合は前記低消費電
力待機モードへの移行を禁止する待機モード移行制御手
段とを具備することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、前記請求項1記載のファクシミリ装置において、前
記発信者番号通知サービスを前記交換機に登録している
場合に前記低消費電力待機モードへの移行の可否を手動
で選択可能な選択手段を具備することを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、電源動作部への電源の供給を停止する低消費電力待
機モード機能と、交換機からの発信者番号通知サービス
を解読する発信者番号通知解読機能とを有するファクシ
ミリ装置の待機モード制御方法において、前記低消費電
力待機モードへの移行の可否を判定する待機モード移行
判定工程と、該待機モード移行判定工程による判定時に
前記交換機からの発信者番号通知サービスに基づき前記
発信者番号通知解読機能を作動させる場合は前記低消費
電力待機モードへの移行を禁止する待機モード移行制御
工程とを有することを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、前記請求項3記載のファクシミリ装置の待機モード
制御方法において、前記発信者番号通知サービスを前記
交換機に登録している場合に前記低消費電力待機モード
への移行の可否を手動で選択可能な選択工程を有するこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】(1)第1の実施の形態 先ず、本発明の請求項1及び請求項3に対応する第1の
実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を図1に基づ
き説明する。本ファクシミリ装置は、低消費電力待機モ
ード機能を有しており、CPU(中央演算処理装置)1
と、起動信号制御回路2と、網制御回路3と、操作パネ
ル4と、時計回路5と、I/Oポート6と、SCU(シ
リアルコントローラ)7と、ROM(リードオンリーメ
モリ)8と、RAM(ランダムアクセスメモリ)9と、
プリンタ10とを備える構成となっている。
【0012】上記各部の構成を詳述すると、CPU(中
央演算処理装置)1は、本ファクシミリ装置全体を制御
するものであり、ROM8に格納されている制御プログ
ラムに基づき後述する図5のフローチャートに示される
ような処理を実行する。起動信号制御回路2は、CPU
1が低消費電力待機モードとなっている時に、網制御回
路3、操作パネル4、時計回路5に起動要因が発生する
と、CPU1に対して起動信号を発生する。網制御回路
3、操作パネル4、時計回路5の起動要因については後
述する。
【0013】網制御回路3は、交換機からの呼び出し信
号の着信等を制御する。操作パネル4は、使用者が各種
操作を行うための各種キーや表示部等を備えており、発
信者番号通知サービスを交換機に登録している場合に使
用者は操作パネル4によりファクシミリ装置の低消費電
力待機モードへの移行の可否を選択し設定することが可
能である。時計回路5は、現在時刻や無操作時間等を計
時する。
【0014】I/Oポート6は、プリンタ10を制御す
る制御信号を扱う。SCU(シリアルコントローラ)7
は、プリンタ10との間でコマンド/ステータスの通信
を行う。ROM(リードオンリーメモリ)8は、制御プ
ログラムを格納する。RAM(ランダムアクセスメモ
リ)9は、ワークエリア及び画像蓄積エリアとして使用
される。プリンタ10は、ファクシミリ装置が外部から
受信した信号に基づき記録紙に対して画像の印字を行
う。
【0015】尚、本ファクシミリ装置は、上記各部の他
に、原稿の読み取りを行う原稿読取装置や、画像信号を
音声信号に変調/復調するMODEM等を装備している
が、本発明とは関係無いため図示及び説明は省略するも
のとする。
【0016】次に、第1の実施の形態に係るファクシミ
リ装置の動作について説明する前に、第1の実施の形態
に係るファクシミリ装置で前提とする発信者番号通知の
サービスと低消費電力待機モードについて図2乃至図4
を参照して説明する。
【0017】第1の実施の形態に係るファクシミリ装置
で前提とする発信者番号通知のサービスは、当該サービ
スを提供する交換機によって種々の方法がある。図2は
基本的な動作を示している。S20は一般的な端末呼び
出し信号であり、信号の間隔、レベル、長さは交換機に
よって相異する。S21は発信者番号通知信号であり、
当該発信者番号通知信号は端末呼び出し信号の合間に送
出されるが、発信者番号通知信号の送信のタイミング
と、何回目の端末呼び出し信号の信号間隔に送出される
かは、交換機によって相異する。発信者番号通知信号を
受信する上で問題となるのが、CPUの再起動に必要な
時間S22と、発信者番号通知信号のタイミングであ
り、この送出タイミングが早い交換機ほどファクシミリ
装置が発信者番号通知信号を受信できない可能性が高く
なる。
【0018】図3はNTT方式の発信者番号通知信号の
送出方法を示したシーケンス図である。S30は端末
側、S31は交換機側である。先ず、交換機は、発呼端
末より呼び出されると加入者回線の極性反転を行う(S
34、S37)。尚、極性反転は交換機によっては無い
場合もある。次に、交換機は、端末に対して起動信号を
送出する(S35、S38)。端末は、起動信号を受信
すると1次応答を行い、発信者番号通知信号受信状態へ
遷移する(S32、S39)。交換機は、1次応答を受
信すると端末が発信者番号通知信号を受信可能であると
判断し、発信者番号通知信号(S36、S40)の送出
を行う。端末は、発信者番号通知信号を受信すると発信
者番号を確認した後、2次応答信号を交換機へ返信し
(S33、S41)、通話シーケンスへと移行する。
【0019】前記NTT方式では、端末の1次応答まで
6秒間の猶予があり、CPUの再起動には充分時間の余
裕がある。また、交換機が端末の1次応答を待機してい
るため、発信者番号通知信号が受信できないという問題
は発生しない。
【0020】図4は他方式の発信者番号通知信号の送出
方法を示したシーケンス図である。図4の方式が図3の
方式と相異するのは、交換機が端末を起動した後(S3
8)、1次応答を確認せずに即座に発信者番号通知信号
を送出する(S40)ことである。端末側は、発信者番
号通知信号を受信した後、応答を行うか否かの判定を行
い、応答しない(拒否する)場合はリアクションをとら
ない。
【0021】前記他方式では、CPUの立ち上がる以前
もしくは立ち上がり直後に発信者番号通知信号が送信さ
れて来た場合(このような仕様の交換機である場合)、
発信者番号通知信号を確認できない可能性が高い。
【0022】第1の実施の形態における低消費電力待機
モードは、動作停止時にCPU1及びプリンタ10を停
止させることで行うものである。この時、CPU1は、
低消費電力待機モードに移行してクロックの発振を停止
しており、低消費電力待機モードから通常モードへの復
帰は起動信号制御回路2からの起動信号によって行う。
起動信号制御回路2は、網制御回路3、操作パネル4、
時計回路5からの信号によりCPU1に対して起動信号
を発生させるもので、これら各回路が信号を発生させる
要因は、網制御回路3の場合は交換機からの呼び出し信
号の着信、操作パネル4の場合は使用者によるキーの押
下、時計回路5の場合は予め当該時計回路5に設定して
おいた例えば起床時刻の発生である。
【0023】前記の起動要因が発生すると、起動信号制
御回路2は、網制御回路3、操作パネル4、時計回路5
からの信号に従って起動信号を発生する。第1の実施の
形態では、起動信号はNMI(Non Maskable Interr
upt:最も優先度の高い割り込み)割込信号であり、C
PU1はNMI割り込みを受け付けると、低消費電力待
機モードから通常モードへ復帰して、クロックの発振を
再開し動作を開始する。
【0024】次に、第1の実施の形態に係るファクシミ
リ装置における動作を図5に基づき説明する。図5はフ
ァクシミリ装置が通常モードから低消費電力待機モード
へ移行する際のフローチャートである。
【0025】通常モードにあるファクシミリ装置は、予
め設定された一定周期で低消費電力待機モードへ移行す
るか否かの判定を行う。この時、図5のフローが起動さ
れる。先ず、ファクシミリ装置のCPU1は、当該ファ
クシミリ装置が発信者番号の通知サービスに加入してい
るか否かを判定する(ステップS50)。ファクシミリ
装置が発信者番号の通知サービスに加入している場合
は、本処理をそのまま終了する。
【0026】他方、ファクシミリ装置が発信者番号の通
知サービスに加入していない場合は、時計回路5による
計時に基づき現在の時刻を収集し(ステップS51)、
低消費電力待機モードへの移行時間を収集する(ステッ
プS52)。これは、ファクシミリ装置の無操作時間が
一定時間を超えた場合に低消費電力待機モードへ移行す
るための判定条件である。
【0027】次に、ファクシミリ装置の無操作時間を収
集した後(ステップS53)、無操作時間と低消費電力
待機モード移行時間との大小関係が“無操作時間>低消
費電力待機モード移行時間”なる関係にあるか否かを判
定する(ステップS54)。“無操作時間>低消費電力
待機モード移行時間”なる関係が成立しない場合は、上
記ステップS51へ戻り現在時刻を収集する。この場
合、上記ステップS51へ戻るタイミングは使用者によ
り設定可能である。
【0028】他方、“無操作時間>低消費電力待機モー
ド移行時間”なる関係が成立する場合は、送信予約が有
るか否かを判定する(ステップS55)。送信予約が有
る場合は、次の起動時間を設定し(ステップS58)、
本処理を終了する。他方、送信予約が無い場合は、起動
時間カウンタ(図示略)を最大値に設定した後(ステッ
プS56)、低消費電力待機モードへ移行し(ステップ
S57)、本処理を終了する。
【0029】上述したように、第1の実施の形態によれ
ば、電源の供給を停止する低消費電力待機モード機能
と、交換機からの発信者番号通知サービスを解読する発
信者番号通知解読機能とを有するファクシミリ装置のC
PU1は、低消費電力待機モードへの移行の可否を判定
する待機モード移行判定機能と、待機モード移行判定機
能による判定時に交換機からの発信者番号通知サービス
に基づき発信者番号通知解読機能を作動させる場合は低
消費電力待機モードへの移行を禁止する待機モード移行
制御機能とを有するため、低消費電力待機モードへ移行
する前に、予め発信者番号通知サービスが交換機に登録
されているか否かを調べ、登録されていない場合はその
まま低消費電力待機モードへ移行し、登録されている場
合は低消費電力待機モードへ移行しない制御を行うこと
が可能となる。これにより、発信者によって着信を拒否
する設定とした場合、従来技術では誤動作により受信す
る危険性が改善され、低消費電力待機モードへ移行しな
いことで確実に発信者番号通知信号を受信することが可
能となる。
【0030】(2)第2の実施の形態 先ず、本発明の請求項2及び請求項4に対応する第2の
実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を説明する。
本ファクシミリ装置は、低消費電力待機モード機能を有
しており、CPU(中央演算処理装置)1と、起動信号
制御回路2と、網制御回路3と、操作パネル4と、時計
回路5と、I/Oポート6と、SCU(シリアルコント
ローラ)7と、ROM(リードオンリーメモリ)8と、
RAM(ランダムアクセスメモリ)9と、プリンタ10
とを備える構成となっている(上記図1参照)。
【0031】第2の実施の形態に係るファクシミリ装置
の基本的な構成は上記第1の実施の形態に係るファクシ
ミリ装置と同一であり、また、第2の実施の形態におけ
る低消費電力待機モードの動作に関しても上記第1の実
施の形態において説明したものと同様であるため、説明
は省略するものとする。
【0032】次に、第2の実施の形態に係るファクシミ
リ装置における動作を図6に基づき説明する。図6はフ
ァクシミリ装置が通常モードから低消費電力待機モード
へ移行する際のフローチャートである。
【0033】通常モードにあるファクシミリ装置は、予
め設定された一定周期で低消費電力待機モードへ移行す
るか否かの判定を行う。この時、図6のフローが起動さ
れる。先ず、ファクシミリ装置のCPU1は、当該ファ
クシミリ装置が発信者番号の通知サービスに加入してい
るか否かを判定する(ステップS60)。ファクシミリ
装置が発信者番号の通知サービスに加入していない場合
は、直接ステップS62へ移行する。他方、ファクシミ
リ装置が発信者番号の通知サービスに加入している場合
は、通常モードから低消費電力待機モードへ移行可能か
否かを判定する(ステップS61)。
【0034】使用者により操作パネル4を介して通常モ
ードから低消費電力待機モードへ移行不可能に設定され
ている場合は、本処理をそのまま終了する。他方、通常
モードから低消費電力待機モードへ移行可能な場合は、
時計回路5による計時に基づき現在の時刻を収集し(ス
テップS62)、低消費電力待機モードへの移行時間を
収集する(ステップS63)。これは、ファクシミリ装
置の無操作時間が一定時間を超えた場合に低消費電力待
機モードへ移行するための判定条件である。
【0035】次に、ファクシミリ装置の無操作時間を収
集した後(ステップS64)、無操作時間と低消費電力
待機モード移行時間との大小関係が“無操作時間>低消
費電力待機モード移行時間”なる関係にあるか否かを判
定する(ステップS65)。“無操作時間>低消費電力
待機モード移行時間”なる関係が成立しない場合は、上
記ステップS62へ戻り現在時刻を収集する。この場
合、上記ステップS62へ戻るタイミングは使用者によ
り設定可能である。
【0036】他方、“無操作時間>低消費電力待機モー
ド移行時間”なる関係が成立する場合は、送信予約が有
るか否かを判定する(ステップS66)。送信予約が有
る場合は、次の起動時間を設定し(ステップS69)、
本処理を終了する。他方、送信予約が無い場合は、起動
時間カウンタ(図示略)を最大値に設定した後(ステッ
プS67)、低消費電力待機モードへ移行し(ステップ
S68)、本処理を終了する。
【0037】上述したように、第2の実施の形態によれ
ば、電源の供給を停止する低消費電力待機モード機能
と、交換機からの発信者番号通知サービスを解読する発
信者番号通知解読機能とを有するファクシミリ装置は、
発信者番号通知サービスを交換機に登録している場合に
低消費電力待機モードへの移行の可否を手動で選択可能
な操作パネル4を具備しているため、使用者は選択手段
により、発信者番号に関係無く強制的にファクシミリ装
置で受信動作を行うように設定することが可能となる。
これにより、発信者番号が必須でないようなファクシミ
リ装置の使用方法において、低消費電力待機モードを使
用しながら、発信者番号も共に受信することが可能とな
る。この場合、発信者番号は任意項目とし、ファクシミ
リ装置が正常に受信できれば発信者番号を使用する動作
とすればよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電源動作部への電源の供給を停止する低消費電
力待機モード機能と、交換機からの発信者番号通知サー
ビスを解読する発信者番号通知解読機能とを有するファ
クシミリ装置において、低消費電力待機モードへの移行
の可否を判定する待機モード移行判定手段と、待機モー
ド移行判定手段による判定時に交換機からの発信者番号
通知サービスに基づき発信者番号通知解読機能を作動さ
せる場合は低消費電力待機モードへの移行を禁止する待
機モード移行制御手段とを具備しているため、低消費電
力待機モードへ移行する前に、予め発信者番号通知サー
ビスが交換機に登録されているか否かを調べ、登録され
ていない場合はそのまま低消費電力待機モードへ移行
し、登録されている場合は低消費電力待機モードへ移行
しない制御を行うことが可能となる。これにより、発信
者によって着信を拒否する設定とした場合、従来技術で
は誤動作により受信する危険性が改善され、低消費電力
待機モードへ移行しないことで確実に発信者番号通知信
号を受信することが可能となる。
【0039】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
ファクシミリ装置において、発信者番号通知サービスを
交換機に登録している場合に低消費電力待機モードへの
移行の可否を手動で選択可能な選択手段を具備している
ため、使用者は選択手段により、発信者番号に関係無く
強制的にファクシミリ装置で受信動作を行なうように設
定することが可能となる。これにより、発信者番号が必
須でないようなファクシミリ装置の使用方法において、
低消費電力待機モードを使用しながら、発信者番号も共
に受信することが可能となる。この場合、発信者番号は
任意項目とし、ファクシミリ装置が正常に受信できれば
発信者番号を使用する動作とすればよい。
【0040】請求項3の発明によれば、電源動作部への
電源の供給を停止する低消費電力待機モード機能と、交
換機からの発信者番号通知サービスを解読する発信者番
号通知解読機能とを有するファクシミリ装置の待機モー
ド制御方法において、低消費電力待機モードへの移行の
可否を判定する待機モード移行判定工程と、待機モード
移行判定工程による判定時に交換機からの発信者番号通
知サービスに基づき発信者番号通知解読機能を作動させ
る場合は低消費電力待機モードへの移行を禁止する待機
モード移行制御工程とを有するため、請求項1の発明と
同様に、低消費電力待機モードへ移行する前に、予め発
信者番号通知サービスが交換機に登録されているか否か
を調べ、登録されていない場合はそのまま低消費電力待
機モードへ移行し、登録されている場合は低消費電力待
機モードへ移行しない制御を行うことが可能となる。こ
れにより、発信者によって着信を拒否する設定とした場
合、従来技術では誤動作により受信する危険性が改善さ
れ、低消費電力待機モードへ移行しないことで確実に発
信者番号通知信号を受信することが可能となる。
【0041】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、請求項3記載のファクシミリ装置の待機モード制御
方法において、発信者番号通知サービスを交換機に登録
している場合に低消費電力待機モードへの移行の可否を
手動で選択可能な選択工程を有するため、請求項2の発
明と同様に、使用者は選択手段により、発信者番号に関
係無く強制的にファクシミリ装置で受信動作を行うよう
に設定することが可能となる。これにより、発信者番号
が必須でないようなファクシミリ装置の使用方法におい
て、低消費電力待機モードを使用しながら、発信者番号
も共に受信することが可能となる。この場合、発信者番
号は任意項目とし、ファクシミリ装置が正常に受信でき
れば発信者番号を使用する動作とすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に共通のフ
ァクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】発信者番号通知サービスの代表的な信号形態の
例を示す説明図である。
【図3】発信者番号通知サービスの代表的なシーケンス
の例を示す説明図である。
【図4】発信者番号通知サービスの代表的なシーケンス
の例を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る処理動作手順
の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る処理動作手順
の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU(待機モード移行判定手段、待機モード移行
制御手段) 2 起動信号制御回路 3 網制御回路 4 操作パネル(選択手段) 5 時計回路 6 I/Oポート 7 SCU 8 ROM 9 RAM 10 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 斉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中川 香織 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源動作部への電源の供給を停止する低
    消費電力待機モード機能と、交換機からの発信者番号通
    知サービスを解読する発信者番号通知解読機能とを有す
    るファクシミリ装置において、 前記低消費電力待機モードへの移行の可否を判定する待
    機モード移行判定手段と、該待機モード移行判定手段に
    よる判定時に前記交換機からの発信者番号通知サービス
    に基づき前記発信者番号通知解読機能を作動させる場合
    は前記低消費電力待機モードへの移行を禁止する待機モ
    ード移行制御手段とを具備することを特徴とするファク
    シミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のファクシミリ装置に
    おいて、前記発信者番号通知サービスを前記交換機に登
    録している場合に前記低消費電力待機モードへの移行の
    可否を手動で選択可能な選択手段を具備することを特徴
    とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 電源動作部への電源の供給を停止する低
    消費電力待機モード機能と、交換機からの発信者番号通
    知サービスを解読する発信者番号通知解読機能とを有す
    るファクシミリ装置の待機モード制御方法において、 前記低消費電力待機モードへの移行の可否を判定する待
    機モード移行判定工程と、該待機モード移行判定工程に
    よる判定時に前記交換機からの発信者番号通知サービス
    に基づき前記発信者番号通知解読機能を作動させる場合
    は前記低消費電力待機モードへの移行を禁止する待機モ
    ード移行制御工程とを有することを特徴とするファクシ
    ミリ装置の待機モード制御方法。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載のファクシミリ装置の
    待機モード制御方法において、前記発信者番号通知サー
    ビスを前記交換機に登録している場合に前記低消費電力
    待機モードへの移行の可否を手動で選択可能な選択工程
    を有することを特徴とするファクシミリ装置の待機モー
    ド制御方法。
JP8094706A 1996-03-26 1996-03-26 ファクシミリ装置及びその待機モード制御方法 Pending JPH09261381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8094706A JPH09261381A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 ファクシミリ装置及びその待機モード制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8094706A JPH09261381A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 ファクシミリ装置及びその待機モード制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09261381A true JPH09261381A (ja) 1997-10-03

Family

ID=14117613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8094706A Pending JPH09261381A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 ファクシミリ装置及びその待機モード制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09261381A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105516529A (zh) * 2014-10-09 2016-04-20 佳能株式会社 图像形成装置及控制方法
JP2022515687A (ja) * 2017-11-29 2022-02-22 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド コンピューティングシステムにおける動的な割り込みレート制御

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105516529A (zh) * 2014-10-09 2016-04-20 佳能株式会社 图像形成装置及控制方法
JP2016082252A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 キヤノン株式会社 画像形成装置、制御方法およびプログラム
US10110764B2 (en) 2014-10-09 2018-10-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus that shifts into different power saving states and control method thereof
CN105516529B (zh) * 2014-10-09 2019-06-14 佳能株式会社 图像形成装置及控制方法
JP2022515687A (ja) * 2017-11-29 2022-02-22 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド コンピューティングシステムにおける動的な割り込みレート制御

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4907254A (en) Power source system for data terminal equipment
JP2001075688A (ja) 電子メール端末装置およびその制御方法
JPH09261381A (ja) ファクシミリ装置及びその待機モード制御方法
JP3893910B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
JP3344851B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2002359705A (ja) ファクシミリ装置
JP3597385B2 (ja) 通信システムと通信回線接続装置
JP4081150B2 (ja) データ通信装置
JP2001061027A (ja) 電気装置及び通信端末装置
JPH08149178A (ja) 複合通信端末装置および複合通信端末装置の通電制御方法
JP3283754B2 (ja) 電源制御装置およびそれを備えたファクシミリ装置
JP2988970B2 (ja) ファクシミリ装置の着信制御方法
JPS61198864A (ja) フアクシミリシステムの制御方法
JPH09107416A (ja) 通信機器
JP3203344B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2001045193A (ja) データ処理システムおよびその制御方法、および、ネットワークシステムおよびその制御方法
JPH10112770A (ja) ファクシミリ装置
JP2006217647A (ja) データ通信装置
KR100556739B1 (ko) 이동 통신 단말기의 페이징 주기 설정 방법
KR0159187B1 (ko) 팩시밀리에서 전용선/일반선 모드구분 없이 화상데이타를 자동으로 수신하는 방법
JP3282785B2 (ja) ファクシミリ装置とファクシミリ装置の通信制御方法
US20040032938A1 (en) Communication control methd for notifying calling telephone number, terminal device and recording medium
US6570680B2 (en) Facsimile machine and facsimile communication method
KR0182705B1 (ko) 교환기 시스템에 있어서 안내대 전원 오프 판별 방법
JP2000253169A (ja) Isdn端末