JPH0925988A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

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Publication number
JPH0925988A
JPH0925988A JP17469595A JP17469595A JPH0925988A JP H0925988 A JPH0925988 A JP H0925988A JP 17469595 A JP17469595 A JP 17469595A JP 17469595 A JP17469595 A JP 17469595A JP H0925988 A JPH0925988 A JP H0925988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
damper
voltage
acceleration
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP17469595A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Ito
重博 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP17469595A priority Critical patent/JPH0925988A/ja
Publication of JPH0925988A publication Critical patent/JPH0925988A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部振動体の振動加速度が大きい場合に防振
ダンパの粘性を増加させ、常に構造体への伝達振動が一
定加速度以下になるようにする。 【構成】 制振装置を、内部に印加電圧により粘性が変
化する電気粘性流体2が封入されたダンパ本体1内に1
組の電極3と電極4を有する防振ダンパAと、電極3、
4間に電圧を印加する電圧印加装置5と、印加する電圧
値を制御する電圧制御装置6と、防振ダンパAで支持さ
れている構造体7の振動加速度を検出する加速度センサ
7とから構成し、加速度センサ7の出力としきい値を比
較し、電極3、4間に印加する電圧値を電圧制御装置6
で設定、制御し、その電圧を電圧印加装置5から電極
3、4間に印加して、電気粘性流体2の粘性を増加する
ことで、構造体9に伝達される振動が常に一定以下にな
るように、外部振動を減衰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用CD、MD装置
において、車両走行時の振動の伝達を減衰し、音楽再生
時の音飛びを防止する制振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の制振装置の構成を示す。こ
の図2において、11は防振ダンパ内に封入された粘性
流体、12は内部粘性流体を密閉するダンパ本体(容
器)であり、このダンパ本体12はゴムから成る。防振
ダンパ13は、粘性流体11とダンパ本体12で構成さ
れる。そして、前記防振ダンパ13を、外部振動体14
と構造体15の間に取り付け、外部振動体14の振動の
構造体15への伝達を減衰させるように制御装置を使用
する。
【0003】以上のように構成された制振装置において
は、まず、外部振動体14の振動が防振ダンパ13のダ
ンパ本体12に伝達され、次いでダンパ本体12の内部
に封入された粘性流体11に伝達される。ここで、ダン
パ本体12の弾性変形により内部の粘性流体11が攪拌
され、振動エネルギーが熱エネルギーに変換される。そ
の結果、外部振動が減衰されて構造体15に伝達され
る。このように、上記従来の制振装置でも外部振動体1
4の振動の構造体15への伝達を減衰することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の制振装置においては、防振ダンパ13のダンパ本体
12のバネ定数、粘性流体の粘性係数、構造体の重量に
よって、防振ダンパ13の振動減衰性能は決定されるた
め、外部振動が大きくても、小さくても減衰率は一定で
ある。
【0005】そのために、外部振動が大きい場合には、
十分に外部振動が減衰されずに構造体15に伝達される
ことになり、構造体15の振動が大きくなり、外部振動
体14との接触や振動破壊、CD、MD再生中の音飛び
という問題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、外部振動体の
振動加速度が大きい場合に防振ダンパの粘性を増加さ
せ、常に構造体への伝達振動が一定加速度以下になるよ
うにした制振装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の制振装置は、ダンパ本体内に印加電圧に
より粘性が変化する電気粘性流体を封入すると共に、ダ
ンパ本体内に電極を配置し且つ外部振動体から構造体に
伝達される振動を減衰する防振ダンパと、前記構造体に
伝達される振動加速度を検知する加速度センサと、前記
加速度センサのセンサ出力としきい値を比較してセンサ
出力があるしきい値以上の場合に印加電圧値を設定、制
御する電圧制御装置と、前記電圧制御装置の電圧値に基
づいて前記防振ダンパ内の電極に電圧を印加する電圧印
加装置とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】かかる構成によって、伝達振動加速度を加速度
センサで検知し、外部振動がしきい値以上の場合には、
防振ダンパ内部の電気粘性流体の粘性が大きくなるよう
に、電圧を電極間に印加して、構造体に伝達される振動
を常に一定値以下に減衰するおとができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の制振装置を図面を
参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の実施例における制振装置の
構成を示すものである。図1においてAは防振ダンパで
あり、この防振ダンパAは、この防振ダンパAの外形を
なすゴムのような弾性材から製作された中空なダンパ本
体1を備えており、このダンパ本体1は、その下部に取
付座部1aを、上部にダンパピン装着部1bをそれぞれ
有しており、ダンパ本体1内には印加電圧により粘性が
増加する電気粘性流体2が封入されている。また、ダン
パ本体1内には1組の電極3、4が付設されている。
【0011】そして、前記電極3、4は、この電極3、
4間に電圧を印加する電圧印加装置5に接続されてお
り、この電圧印加装置5は印加電圧を設定、制御する電
圧制御装置6に接続されており、この電圧制御装置6
は、後述する構造体への伝達振動の加速度を検知する加
速度センサ7に接続されている。
【0012】そして、前記防振ダンパAは,その取付座
部1aで、外部振動が伝達される外部振動体8に固定さ
れており、防振ダンパAの上部のダンパピン装着部1b
にはダンパピン10が装着されていて、このダンパピン
10は構造体9を保持していて、前記防振ダンパAによ
り構造体9は保持(フローティング)されている。
【0013】次に、上記のように構成された制振装置の
動作を説明する。
【0014】まず、前記外部振動体8の振動が防振ダン
パAの下面に伝達され、この防振ダンパAのダンパ本体
1が弾性変形してダンパピン10との装着(嵌合)部が
変位し、防振ダンパA内部の電気粘性流体2が攪拌され
て前記外部振動体8の振動エネルギーを熱エネルギーに
変換される。
【0015】これにより外部振動が減衰されて、前記ダ
ンパピン10を介して構造体9に伝達される。ここで、
外部振動が大きい場合には、構造体9に伝達される振動
も大きい。そこで、前記加速度センサ7で伝達振動加速
度を検出し、この検出値としきい値とを比較し、検出値
がしきい値以上の場合には、前記電圧制御装置6におい
て、電気粘性流体2の粘性を増加し、伝達振動の減衰が
大きくなるような電圧値を設定、制御する。
【0016】その設定電圧値を前記電圧印加装置5より
電極3、4に印加し、電気粘性流体2の粘性を増加させ
る。これにより、外部振動が大きい場合においても、構
造体9への伝達振動を一定値以下にすることができる。
【0017】以上のように本実施例によれば、前記構造
体9への伝達振動の加速度を加速度センサ7で検出し、
その出力がしきい値以上の場合には、防振ダンパA内の
電極3、4間の印加電圧を電圧制御装置6で設定、制御
し、電圧印加装置5より前記設定電圧を電極3、4に印
加することで、電気粘性流体2の粘性を増加させ、外部
振動の減衰率を高くし、構造体9へ伝達される外部振動
体8の振動を常に一定値以下に減衰することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、外部振動が大きい場合においても、構造体の振動加
速度を加速度センサで検出し、この検出値がしきい値以
上の場合には、防振ダンパの粘性流体の粘土を増加さ
せ、減衰率を高くなるように電気粘性流体に印加する電
圧を制御し、電気粘性流体の粘性を制御することで、外
部振動の加速度の大きさによらず構造体の振動加速度を
常に減衰することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における制振装置の構成図
【図2】従来の制振装置の構成図
【符号の説明】
1 ダンパ本体 2 電気粘性流体 3 電極 4 電極 5 電圧印加装置 6 電圧制御装置 7 加速度センサ 8 外部振動体 9 構造体 10 ダンパピン A 防振ダンパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンパ本体内に印加電圧により粘性が変
    化する電気粘性流体を封入すると共に、ダンパ本体内に
    電極を配置し且つ外部振動体から構造体に伝達される振
    動を減衰する防振ダンパと、 前記構造体に伝達される振動加速度を検知する加速度セ
    ンサと、 前記加速度センサのセンサ出力としきい値を比較してセ
    ンサ出力があるしきい値以上の場合に印加電圧値を設
    定、制御する電圧制御装置と、 前記電圧制御装置の電圧値に基づいて前記防振ダンパ内
    の電極に電圧を印加する電圧印加装置とを備えたことを
    特徴とする制振装置。
JP17469595A 1995-07-11 1995-07-11 制振装置 Pending JPH0925988A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17469595A JPH0925988A (ja) 1995-07-11 1995-07-11 制振装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP17469595A JPH0925988A (ja) 1995-07-11 1995-07-11 制振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0925988A true JPH0925988A (ja) 1997-01-28

Family

ID=15983064

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JP17469595A Pending JPH0925988A (ja) 1995-07-11 1995-07-11 制振装置

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JP (1) JPH0925988A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0982514A1 (de) * 1998-08-26 2000-03-01 Philips Corporate Intellectual Property GmbH Flüssigkeitsgefüllter Dämpfer für ein erschütterungs-empfindliches Gerät
KR20030020612A (ko) * 2001-09-04 2003-03-10 현대자동차주식회사 자동차의 로어암 부시

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0982514A1 (de) * 1998-08-26 2000-03-01 Philips Corporate Intellectual Property GmbH Flüssigkeitsgefüllter Dämpfer für ein erschütterungs-empfindliches Gerät
KR20030020612A (ko) * 2001-09-04 2003-03-10 현대자동차주식회사 자동차의 로어암 부시

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