JPS6246918Y2 - - Google Patents

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JPS6246918Y2
JPS6246918Y2 JP1982130073U JP13007382U JPS6246918Y2 JP S6246918 Y2 JPS6246918 Y2 JP S6246918Y2 JP 1982130073 U JP1982130073 U JP 1982130073U JP 13007382 U JP13007382 U JP 13007382U JP S6246918 Y2 JPS6246918 Y2 JP S6246918Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
liquid
vibrations
air chamber
engine mount
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982130073U
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English (en)
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JPS5934137U (ja
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のエンジンを支持してエンジン
からの振動による悪影響を防止したエンジンマウ
ントに関する。
従来におけるエンジンマウントは第1図に示す
ようにエンジン1とボデイ2との間にゴム等の弾
性体3を介在させて、エンジン1による振動をボ
デイ2まで伝達させないように軽減しているが、
この振動には高振動数小振幅と低振動数大振幅と
があり、この両方の振動を防止するためには第2
図に示すバネ特性の弾性体3が必要となる。すな
わち、高振動数小振幅に対しては零点付近で弾性
体3の変位を好適に追随させ低振動数大振幅では
たとえばδ付近で荷重の変化にかかわらず弾性
体3の変位を小さくして大変位振動を吸収しよう
とするものである。
ところが、弾性体3はエンジン1の重量を支持
したり、緩加速時やオートトランスミツシヨンの
前進(ドライブ)、後進(リバース)レンジなど
のときのように、静的な荷重(トルク反力を含
む)F1を受けた時、特性上弾性体3がδまで
変化してバネ定数K1にて振動するようになつて
しまう。
このため、微小振動が発生することの振動をそ
のまま伝達するようになり乗り心地を悪くする。
そこで、本考案は上述の欠点に鑑み、高振動数
小振幅及び低振動数小振幅それぞれの振動を好適
に軽減したエンジンマウントの提供を目的とす
る。
かかる目的を達成するため本考案としては、ボ
デイとエンジンとの間に設けられて、エンジンか
ら発生する振動を低減するエンジンマウントであ
つて、弾性体で形成されるとともに液体が封入さ
れた複数の液室を互いにオリフイスを介して連通
することにより構成された液体封入体と、同液体
封入体とは機能的に別体に弾性体で形成されると
ともに空気が封入され得る空気室とを上記振動の
方向に沿つて連結して構成したことを特徴とす
る。
ここで、第3図および第4図を参照して本考案
の実施例を説明する。なお、第1図と同一部分に
は同一符号を付す。第3図において、エンジン1
とボデイ2との間にはエンジンマウント4が介在
される。このエンジンマウント4は液体封入体5
と空気室6とから構成されている。第4図に示す
エンジンマウント4の液体封入体5はオリフイス
5aによつて上部および下部の二室に区画された
各液室5b,5cを有し、この液室5b,5cに
は液体5dが封入され、液室5b,5cは部分的
に弾性体5eで形成される構成を有する。その液
体封入体5では液体5dがオリフイス5aを通過
するときに発生する減衰力を利用して低振動数大
振幅の振動を吸収するものである。他方、高振動
数小振幅の振動に対してはオリフイス5aの流路
抵抗によつて液体5dが通過せずバネ定数が大き
くなつて振動伝達力が大きくなつてしまう、この
ため、液体封入体5の下部には空気室6が設けら
れ、この空気室6により高振動数小振幅の振動が
吸収される。空気室6はベローズ6aによつて形
成された構造を有し、バネ定数が小さいので微小
振動に対してたやすく変化する特性を有する。空
気室6はエンジン1などの重量支持のためそれに
応じた内圧を有するものであるが、本実施例では
更に緩加速時オートトランスミツシヨンのドライ
ブレンジまたはリバースレンジなどの状態を検知
して換言すればエンジン1の回転数の高低を検知
して空気室6の内圧を変えてやればきめ細かな微
小振動伝達が防止できる。第4図では、空気室6
の空気圧をバルブ7の開閉により制御しており、
このバルブ7の開閉はコントロール装置8により
制御される。コントロール装置8への制御信号と
しては前述したドライブレンジとリバースレンジ
とを個別に検出するセンサ9a,9bから送られ
る。10,11は空気圧供給系にあるアキユムレ
ータおよびコンプレツサである。
このようにして、空気室6によりバネ特性は常
に最適なバネ特性(第2図K0参照)を有するた
めに微小振動伝達を大幅に防止でき、更に空気室
6の内圧調整にて微小動伝達をきめ細かに防止で
きる。
以上実施例にて説明したように本考案によれ
ば、エンジンとボデイとの間に低振動数大振幅の
振動防止のためのバネ体と高振動数小振幅の振動
防止のための空気室とを設けたことにより、この
両者を好適に利用してシヨツクや微小振動の伝達
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンジンマウントの簡略構成図、第2
図は必要なバネ特性を示すグラフ、第3図および
第4図は本考案によるエンジンマウントの実施例
で、第3図は簡略構成図、第4図は主要部の構成
図である。 図面中、1はエンジン、2はボデイ、4はエン
ジンマウント、5は液体封入体、5eは弾性体、
6は空気室である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデイとエンジンとの間に設けられて、エンジ
    ンから発生する振動を低減するエンジンマウント
    であつて、弾性体で形成されるとともに液体が封
    入された複数の液室を互いにオリフイスを介して
    連通することにより構成された液体封入体と、同
    液体封入体とは機能的に別体に弾性体で形成され
    るとともに空気が封入され得る空気室とを上記振
    動の方向に沿つて連結して構成したことを特徴と
    するエンジンマウント。
JP13007382U 1982-08-28 1982-08-28 エンジンマウント Granted JPS5934137U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13007382U JPS5934137U (ja) 1982-08-28 1982-08-28 エンジンマウント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13007382U JPS5934137U (ja) 1982-08-28 1982-08-28 エンジンマウント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5934137U JPS5934137U (ja) 1984-03-02
JPS6246918Y2 true JPS6246918Y2 (ja) 1987-12-22

Family

ID=30294523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13007382U Granted JPS5934137U (ja) 1982-08-28 1982-08-28 エンジンマウント

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JP (1) JPS5934137U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129635A (en) * 1979-03-27 1980-10-07 Tokai Rubber Ind Ltd Vibro-isolating support

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129635A (en) * 1979-03-27 1980-10-07 Tokai Rubber Ind Ltd Vibro-isolating support

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5934137U (ja) 1984-03-02

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