JPH09259822A - 多重管形放電灯および放電灯点灯装置ならびに光化学反応装置 - Google Patents
多重管形放電灯および放電灯点灯装置ならびに光化学反応装置Info
- Publication number
- JPH09259822A JPH09259822A JP6970696A JP6970696A JPH09259822A JP H09259822 A JPH09259822 A JP H09259822A JP 6970696 A JP6970696 A JP 6970696A JP 6970696 A JP6970696 A JP 6970696A JP H09259822 A JPH09259822 A JP H09259822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- arc tube
- discharge lamp
- conductor
- arc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で発光管に近接導体が当接したり
断線することを防ぐとともに始動特性のよい多重管形放
電灯および光化学反応装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 上下端にそれぞれ電極44a、44bを
封装したセラミックスバルブ41を有する長尺の発光管
4と、発光管4上下の電極44a、44bに接続された
給電部材14、20、35、51と、発光管4の外側に
この発光管4と離間して設けられ一端が発光管4の上方
側で係止され発光管軸に対し傾斜して下方向に延在し発
光管4の下方側の電極44bに電気的に接続された可撓
性の線状近接導体7と、これら発光管4、給電部材1
4、20、35、51および近接導体7を収容するとと
もに一端に給電部13を設けてなる外囲管1とを備えた
多重管形放電灯Lおよび放電灯点灯装置ならびに光化学
反応装置である。
断線することを防ぐとともに始動特性のよい多重管形放
電灯および光化学反応装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 上下端にそれぞれ電極44a、44bを
封装したセラミックスバルブ41を有する長尺の発光管
4と、発光管4上下の電極44a、44bに接続された
給電部材14、20、35、51と、発光管4の外側に
この発光管4と離間して設けられ一端が発光管4の上方
側で係止され発光管軸に対し傾斜して下方向に延在し発
光管4の下方側の電極44bに電気的に接続された可撓
性の線状近接導体7と、これら発光管4、給電部材1
4、20、35、51および近接導体7を収容するとと
もに一端に給電部13を設けてなる外囲管1とを備えた
多重管形放電灯Lおよび放電灯点灯装置ならびに光化学
反応装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光化学反応などのよ
うな主として産業用に使用される、発光管が長尺な多重
管形の高圧金属蒸気放電灯およびこの放電灯を用いた光
化学反応装置に関する。
うな主として産業用に使用される、発光管が長尺な多重
管形の高圧金属蒸気放電灯およびこの放電灯を用いた光
化学反応装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧金属蒸気放電灯の発光管は、耐熱
性、耐圧性、耐蝕性などに優れているアルミナ(Al2
O3 )などのセラミックスからなる透光性材料がバルブ
として用いられ、その両端には電極部が封着されてい
る。そして、この発光管内には点灯中に蒸発して所定の
ランプ電圧となる水銀や発光金属などと、始動を容易に
するためのアルゴンやキセノンなどの不活性ガスが封入
されている。
性、耐圧性、耐蝕性などに優れているアルミナ(Al2
O3 )などのセラミックスからなる透光性材料がバルブ
として用いられ、その両端には電極部が封着されてい
る。そして、この発光管内には点灯中に蒸発して所定の
ランプ電圧となる水銀や発光金属などと、始動を容易に
するためのアルゴンやキセノンなどの不活性ガスが封入
されている。
【0003】また、この種の放電灯は発光管の保温、金
属材料の酸化防止、有害紫外線の遮断のために外囲管が
必要とされ、外囲管内を真空または窒素を含む不活性ガ
スの雰囲気に保ち、上記発光管を外囲管内に収容した多
重管構造となしている。
属材料の酸化防止、有害紫外線の遮断のために外囲管が
必要とされ、外囲管内を真空または窒素を含む不活性ガ
スの雰囲気に保ち、上記発光管を外囲管内に収容した多
重管構造となしている。
【0004】このような多重管形の高圧金属蒸気放電灯
の一種に、光化学反応装置などの光源として使用される
特別な波長の可視光線や紫外線などを放射する放電灯が
ある。これは或る特別な波長の光は、特定の光化学反応
を促進するなどのことからなされたもので、光化学反応
装置において、反応液を収容した反応槽本体内に上記光
源としての高圧金属蒸気放電灯を浸漬して、この放電灯
から放射される光線により反応液を化学反応させるよう
になっている。
の一種に、光化学反応装置などの光源として使用される
特別な波長の可視光線や紫外線などを放射する放電灯が
ある。これは或る特別な波長の光は、特定の光化学反応
を促進するなどのことからなされたもので、光化学反応
装置において、反応液を収容した反応槽本体内に上記光
源としての高圧金属蒸気放電灯を浸漬して、この放電灯
から放射される光線により反応液を化学反応させるよう
になっている。
【0005】この種用途の放電灯は、発光管を石英ガラ
スや硬質ガラスからなる長尺な円筒状の外囲管内に収容
した密封型の多重構造となっていて、垂直な姿勢で反応
槽内に浸漬されるとともに外囲管内には反応液が侵入し
ないようになっている。この反応槽本体は反応効率を高
めるため深くなっていて、これに応じて発光長の大きな
放電灯が必要で、したがって、外囲管の長さが数十cm
から数mに及ぶものとなるとともに10〜数十KWレベ
ルに大電力化されるものとなる。
スや硬質ガラスからなる長尺な円筒状の外囲管内に収容
した密封型の多重構造となっていて、垂直な姿勢で反応
槽内に浸漬されるとともに外囲管内には反応液が侵入し
ないようになっている。この反応槽本体は反応効率を高
めるため深くなっていて、これに応じて発光長の大きな
放電灯が必要で、したがって、外囲管の長さが数十cm
から数mに及ぶものとなるとともに10〜数十KWレベ
ルに大電力化されるものとなる。
【0006】そして、このような多重構造の高圧金属蒸
気放電灯は、上記の長尺な円筒形外囲管の一端封止部に
複数の給電端子を突設し、この外囲管の内部にはこの給
電端子に接続された給電線を兼ねるサポート部材を外囲
管の軸方向に沿って配置してある。これらサポート部材
には発光管を支持したホルダが取付けられているととも
に上記外囲管の内面に弾接する板ばねが溶接されてい
て、これら板ばねにより上記発光管を外囲管の軸線位置
に支持している。
気放電灯は、上記の長尺な円筒形外囲管の一端封止部に
複数の給電端子を突設し、この外囲管の内部にはこの給
電端子に接続された給電線を兼ねるサポート部材を外囲
管の軸方向に沿って配置してある。これらサポート部材
には発光管を支持したホルダが取付けられているととも
に上記外囲管の内面に弾接する板ばねが溶接されてい
て、これら板ばねにより上記発光管を外囲管の軸線位置
に支持している。
【0007】そして、この高圧金属蒸気放電灯は発光管
両端に設けた電極に電圧を印加して、電極間にアーク放
電を生起させ、このアーク放電の熱により発光管の温度
を上昇させている。この発光管の温度上昇により内部の
水銀やハロゲン化物などの発光金属が蒸発して、金属原
子はその元素特有のスペクトルで発光する。そして、ラ
ンプ特性は発光金属の蒸発によって変化するが、最冷部
温度の上昇がおさまり温度変化がなくなると一定の蒸気
圧となり安定した特性になる。
両端に設けた電極に電圧を印加して、電極間にアーク放
電を生起させ、このアーク放電の熱により発光管の温度
を上昇させている。この発光管の温度上昇により内部の
水銀やハロゲン化物などの発光金属が蒸発して、金属原
子はその元素特有のスペクトルで発光する。そして、ラ
ンプ特性は発光金属の蒸発によって変化するが、最冷部
温度の上昇がおさまり温度変化がなくなると一定の蒸気
圧となり安定した特性になる。
【0008】しかし、上述のように光化学反応装置で使
用される放電灯は数十cmから数mに及ぶ長尺であるた
め電極間の間隔も大きく、また、ランプ効率を上げるた
めキセノンなどの不活性ガスの封入圧力を高めている放
電灯では始動時に両電極に印加する電圧も7〜8KV以
上の高電圧が必要であり、格別な電源装置が必要で高価
になるとともに安全上にも一段の注意が必要であった。
用される放電灯は数十cmから数mに及ぶ長尺であるた
め電極間の間隔も大きく、また、ランプ効率を上げるた
めキセノンなどの不活性ガスの封入圧力を高めている放
電灯では始動時に両電極に印加する電圧も7〜8KV以
上の高電圧が必要であり、格別な電源装置が必要で高価
になるとともに安全上にも一段の注意が必要であった。
【0009】そこで、この始動を容易にするため他方の
電極に接続させた近接導体を一方の電極が設けてある発
光管の外表面近くに配設して、始動時は一方の電極とこ
の近接する導体との間でまずアーク放電を生起させてお
いて、このアーク放電を一方の電極と他方の電極との間
で起こるよう移行させていた。
電極に接続させた近接導体を一方の電極が設けてある発
光管の外表面近くに配設して、始動時は一方の電極とこ
の近接する導体との間でまずアーク放電を生起させてお
いて、このアーク放電を一方の電極と他方の電極との間
で起こるよう移行させていた。
【0010】たとえば垂直点灯される長尺な高圧ナトリ
ウムランプなどでは、アルミナからなる発光管バルブの
外表面近くに沿って平行に発光管長とほぼ同寸のモリブ
デン線やタングステン線からなる近接導体を添設するこ
とにより放電開始電圧を低下させることが可能となり始
動を容易にすることができる。この発光管はアーク放電
により点灯時の温度は1100℃〜1200℃にもな
り、何等かの原因で近接導体が接触したときに温度差に
よる熱衝撃あるいはアルミナが刻設されることによって
発光管バルブにクラックが生じることがある。このこと
から近接導体の線径を細くして温度差を少なくすること
も試みられたが、細線化すると強度が弱くなり断線する
ことがある。
ウムランプなどでは、アルミナからなる発光管バルブの
外表面近くに沿って平行に発光管長とほぼ同寸のモリブ
デン線やタングステン線からなる近接導体を添設するこ
とにより放電開始電圧を低下させることが可能となり始
動を容易にすることができる。この発光管はアーク放電
により点灯時の温度は1100℃〜1200℃にもな
り、何等かの原因で近接導体が接触したときに温度差に
よる熱衝撃あるいはアルミナが刻設されることによって
発光管バルブにクラックが生じることがある。このこと
から近接導体の線径を細くして温度差を少なくすること
も試みられたが、細線化すると強度が弱くなり断線する
ことがある。
【0011】この細線化すると強度が弱くなるのは、発
光管からの輻射熱により昇温し、しかも導体が真空雰囲
気内にあるため放熱が少ないためで、近接導体は発光管
温度より高い約1300℃にも昇温すると再結晶化し脆
化して断線することがある。このように点灯時には高温
度となる発光管および近接導体は熱膨張し全長が長く伸
びる現象が起き、発光管および近接導体が同寸で伸縮す
れば問題ないが、当初は発光管に沿い張力をかけて添設
されている金属線は発光管からの熱的影響が加わり伸び
て消灯時には元の寸法より長くなってしまい、点滅が繰
り返えされる毎に徐々に伸びが増してしまっていた。
光管からの輻射熱により昇温し、しかも導体が真空雰囲
気内にあるため放熱が少ないためで、近接導体は発光管
温度より高い約1300℃にも昇温すると再結晶化し脆
化して断線することがある。このように点灯時には高温
度となる発光管および近接導体は熱膨張し全長が長く伸
びる現象が起き、発光管および近接導体が同寸で伸縮す
れば問題ないが、当初は発光管に沿い張力をかけて添設
されている金属線は発光管からの熱的影響が加わり伸び
て消灯時には元の寸法より長くなってしまい、点滅が繰
り返えされる毎に徐々に伸びが増してしまっていた。
【0012】そして、この伸びが進み弛んだ近接導体
が、点灯時この導体より低温度にあるアルミナからなる
発光管に接触あるいは発光管に比べ熱容量的に極めて小
さく冷却のはやい近接導体が消灯直後の未だ高温状態に
ある発光管に接触した場合に、熱衝撃によってアルミナ
からなる発光管バルブにクラックが発生したり、熱せら
れた近接導体が蒸発して長時間経過するうちに発光管の
外表面を黒化させ光束を低下するなどのことがあった。
が、点灯時この導体より低温度にあるアルミナからなる
発光管に接触あるいは発光管に比べ熱容量的に極めて小
さく冷却のはやい近接導体が消灯直後の未だ高温状態に
ある発光管に接触した場合に、熱衝撃によってアルミナ
からなる発光管バルブにクラックが発生したり、熱せら
れた近接導体が蒸発して長時間経過するうちに発光管の
外表面を黒化させ光束を低下するなどのことがあった。
【0013】そこで、上記のような不具合の発生の虞を
なくすために、従来は近接導体を、放電開始時は発光管
のバルブに接触あるいは近接させておき、点灯時には発
光管の熱によってバイメタルが変形するのを利用して発
光管のバルブから離すようにする手段が採用されてい
た。(たとえば特開昭63−136458号公報に記載
あり。) しかしながら、このようなバイメタルを用いた手段で
は、バイメタルを特別に用意し、円滑に動作させること
ができる機構を外囲管内に封装しなければならず、この
ため部品点数が多くなると同時に構成が複雑となる問題
があった。
なくすために、従来は近接導体を、放電開始時は発光管
のバルブに接触あるいは近接させておき、点灯時には発
光管の熱によってバイメタルが変形するのを利用して発
光管のバルブから離すようにする手段が採用されてい
た。(たとえば特開昭63−136458号公報に記載
あり。) しかしながら、このようなバイメタルを用いた手段で
は、バイメタルを特別に用意し、円滑に動作させること
ができる機構を外囲管内に封装しなければならず、この
ため部品点数が多くなると同時に構成が複雑となる問題
があった。
【0014】そこで、本発明者らは特開平5−8984
6号公報に見られるような、発光管に沿う近接導体の両
端部を除くほぼ全面に電気絶縁性の碍管を被せることを
出願した。
6号公報に見られるような、発光管に沿う近接導体の両
端部を除くほぼ全面に電気絶縁性の碍管を被せることを
出願した。
【0015】しかし、この場合近接導体は高温度となる
ため碍管として耐熱性を考慮しアルミナなどからなるセ
ラミックスを用いなければならず、数mにも及ぶことの
ある長尺のセラミックス管は高価であるとともにその固
定作業に時間がかかりコストアップの要因ともなってい
た。また、発光管に沿う近接導体のほぼ全面に碍管を被
せることは、碍管が電気絶縁性のため放電を阻害すると
いう要因をなし、始動特性を低下するという虞もあっ
た。
ため碍管として耐熱性を考慮しアルミナなどからなるセ
ラミックスを用いなければならず、数mにも及ぶことの
ある長尺のセラミックス管は高価であるとともにその固
定作業に時間がかかりコストアップの要因ともなってい
た。また、発光管に沿う近接導体のほぼ全面に碍管を被
せることは、碍管が電気絶縁性のため放電を阻害すると
いう要因をなし、始動特性を低下するという虞もあっ
た。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
する手段として、本発明者らは発光管点滅による発光管
の伸縮に対応して近接導体の伸縮ができる導体伸縮調整
装置を出願(特願平6−291100号)した。
する手段として、本発明者らは発光管点滅による発光管
の伸縮に対応して近接導体の伸縮ができる導体伸縮調整
装置を出願(特願平6−291100号)した。
【0017】この導体伸縮調整装置を付設した放電灯
は、発光管に沿う部分においての近接導体の接触は防げ
るようになったが、装置の設計が難しく、また、装置付
設の構成が複雑になるとともにスペースをも要し、さら
に、放電灯輸送時に破損し易いなどのことが散見され
る。
は、発光管に沿う部分においての近接導体の接触は防げ
るようになったが、装置の設計が難しく、また、装置付
設の構成が複雑になるとともにスペースをも要し、さら
に、放電灯輸送時に破損し易いなどのことが散見され
る。
【0018】この発明が解決しようとする問題点は光化
学反応用など特に長尺の発光管の外表面近くに始動補助
用の近接導体を配設した高圧放電灯においては、昇温に
よって伸びた近接導体が発光管に当接することが多く発
光管に熱衝撃を与えクラックを発生させたり近接導体が
断線することであり、また、始動特性を低下する虞があ
るということである。
学反応用など特に長尺の発光管の外表面近くに始動補助
用の近接導体を配設した高圧放電灯においては、昇温に
よって伸びた近接導体が発光管に当接することが多く発
光管に熱衝撃を与えクラックを発生させたり近接導体が
断線することであり、また、始動特性を低下する虞があ
るということである。
【0019】本発明は発光管のバルブに近接導体が当接
してバルブが熱衝撃によりひび割れやあるいは破壊した
り、近接導体が断線することを防ぐとともに構造簡単で
始動特性のよい多重管形放電灯および光化学反応装置を
提供することを目的とする。
してバルブが熱衝撃によりひび割れやあるいは破壊した
り、近接導体が断線することを防ぐとともに構造簡単で
始動特性のよい多重管形放電灯および光化学反応装置を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の多重管形放電灯は、上下端にそれぞれ電極を封装した
セラミックスバルブを有する長尺の発光管と、発光管上
下の電極に接続された給電部材と、発光管の外側にこの
発光管のバルブと離間して設けられ、一端が発光管の一
方の端部側で係止され発光管軸に対し傾斜して延在し発
光管の他方の端部側の電極に電気的に接続された可撓性
の線状近接導体と、これら発光管、給電部材および近接
導体を収容するとともに一端に給電部を設けてなる外囲
管とを具備したことを特徴としている。
の多重管形放電灯は、上下端にそれぞれ電極を封装した
セラミックスバルブを有する長尺の発光管と、発光管上
下の電極に接続された給電部材と、発光管の外側にこの
発光管のバルブと離間して設けられ、一端が発光管の一
方の端部側で係止され発光管軸に対し傾斜して延在し発
光管の他方の端部側の電極に電気的に接続された可撓性
の線状近接導体と、これら発光管、給電部材および近接
導体を収容するとともに一端に給電部を設けてなる外囲
管とを具備したことを特徴としている。
【0021】端部を除く部分が発光管バルブから離れる
よう配設された近接導体は、発光管点灯時の昇温による
熱膨張で伸長しても発光管バルブに接触することがな
く、熱衝撃によって発光管バルブにクラックなどが発生
することを防止できる。また、近接導体の一端が係止さ
れる部位が発光管の上方側である場合は、他端が発光管
の下方側で発光管の他方の端部側の電極に電気的に接続
され、逆に近接導体の一端が係止される部位が発光管の
下方側である場合は、他端が発光管の上方側で発光管の
他方の端部側の電極に電気的に接続され、本発明ではい
ずれを選択しても同様な作用を奏する。
よう配設された近接導体は、発光管点灯時の昇温による
熱膨張で伸長しても発光管バルブに接触することがな
く、熱衝撃によって発光管バルブにクラックなどが発生
することを防止できる。また、近接導体の一端が係止さ
れる部位が発光管の上方側である場合は、他端が発光管
の下方側で発光管の他方の端部側の電極に電気的に接続
され、逆に近接導体の一端が係止される部位が発光管の
下方側である場合は、他端が発光管の上方側で発光管の
他方の端部側の電極に電気的に接続され、本発明ではい
ずれを選択しても同様な作用を奏する。
【0022】なお、本発明でいう給電部材とは、電極に
給電するための中管や外周管内に配設された給電体、給
電線やリード線などを総称していう。
給電するための中管や外周管内に配設された給電体、給
電線やリード線などを総称していう。
【0023】本発明の請求項2に記載の多重管形放電灯
は、上下端にそれぞれ電極を封装したセラミックスバル
ブを有する長尺の発光管と、発光管の上下端部にそれぞ
れ設けられたサポート部材と、発光管上下の電極に接続
された給電部材と、先端が発光管の一方の端部側のサポ
ート部材に電気的に絶縁して係止され、発光管のバルブ
と離間するとともに発光管軸に対し傾斜して延在し、他
方の端部側のサポート部材を介し発光管の他方の端部側
の電極に電気的に接続された可撓性の線状近接導体と、
これら発光管、給電部材および近接導体を収容するとと
もに一端に給電部を設けてなる外囲管とを具備したこと
を特徴としている。
は、上下端にそれぞれ電極を封装したセラミックスバル
ブを有する長尺の発光管と、発光管の上下端部にそれぞ
れ設けられたサポート部材と、発光管上下の電極に接続
された給電部材と、先端が発光管の一方の端部側のサポ
ート部材に電気的に絶縁して係止され、発光管のバルブ
と離間するとともに発光管軸に対し傾斜して延在し、他
方の端部側のサポート部材を介し発光管の他方の端部側
の電極に電気的に接続された可撓性の線状近接導体と、
これら発光管、給電部材および近接導体を収容するとと
もに一端に給電部を設けてなる外囲管とを具備したこと
を特徴としている。
【0024】近接導体を発光管の支持と給電をなす上下
のサポート部材間に張架することにより、上記請求項1
に記載と同様な作用を奏する。
のサポート部材間に張架することにより、上記請求項1
に記載と同様な作用を奏する。
【0025】本発明の請求項3に記載の多重管形放電灯
は、上記発光管が中管を介して外囲管内に収容されてい
ることを特徴としている。
は、上記発光管が中管を介して外囲管内に収容されてい
ることを特徴としている。
【0026】発光管を少なくとも一重の中管を用いたも
のにおいて、上記請求項1および請求項2に記載と同様
な作用を奏する。なお、本発明でいう中管も発光管を封
装した外囲管の範疇に入るものである。
のにおいて、上記請求項1および請求項2に記載と同様
な作用を奏する。なお、本発明でいう中管も発光管を封
装した外囲管の範疇に入るものである。
【0027】本発明の請求項4に記載の多重管形放電灯
は、発光管の一方の端部側のサポート部材に係止された
上記近接導体は、この係止部からの垂直延長部を外し、
かつ、発光管バルブの外表面に接触しない範囲内におい
て発光管の他方の端部側のサポート部材と当接している
ことを特徴としている。
は、発光管の一方の端部側のサポート部材に係止された
上記近接導体は、この係止部からの垂直延長部を外し、
かつ、発光管バルブの外表面に接触しない範囲内におい
て発光管の他方の端部側のサポート部材と当接している
ことを特徴としている。
【0028】垂直に垂下させた線体が熱膨張した場合は
どの方向に弛むか分からず、発光管に近接している導体
の弛み部が発光管バルブに接触することがある。しか
し、線体を傾斜させて張架しておけば弛み部は重力によ
り張架方向の下方に向け起きるので、弛み部が発光管バ
ルブに接触することを防ぐことができる。
どの方向に弛むか分からず、発光管に近接している導体
の弛み部が発光管バルブに接触することがある。しか
し、線体を傾斜させて張架しておけば弛み部は重力によ
り張架方向の下方に向け起きるので、弛み部が発光管バ
ルブに接触することを防ぐことができる。
【0029】なお、この傾斜の最大範囲は発光管上下の
近接導体の係止点を結ぶ仮想直線が発光管のバルブ表面
に接しない部分であればよく、最小範囲は上下係止点の
距離や導体の材質にもよるが近接導体の弛み量を勘案す
ると約0.5度以上あればよかった。
近接導体の係止点を結ぶ仮想直線が発光管のバルブ表面
に接しない部分であればよく、最小範囲は上下係止点の
距離や導体の材質にもよるが近接導体の弛み量を勘案す
ると約0.5度以上あればよかった。
【0030】本発明の請求項5に記載の多重管形放電灯
は、発光管の一方の端部側のサポート部材に係止された
上記近接導体は、中間部が中管または外囲管の内壁部分
に設けられた係止部材に係止されていることを特徴とし
ている。
は、発光管の一方の端部側のサポート部材に係止された
上記近接導体は、中間部が中管または外囲管の内壁部分
に設けられた係止部材に係止されていることを特徴とし
ている。
【0031】近接導体の中間部を中管または外囲管の内
壁部に設けたアンカに強制的に係止させることによっ
て、導体が発光管バルブに接触することを防ぐことがで
きる。なお、アンカの付設数は近接導体の長さに応じ適
宜数設ければよい。
壁部に設けたアンカに強制的に係止させることによっ
て、導体が発光管バルブに接触することを防ぐことがで
きる。なお、アンカの付設数は近接導体の長さに応じ適
宜数設ければよい。
【0032】本発明の請求項6に記載の多重管形放電灯
は、上記係止部材が、アンカを形成したボタンステムを
中管または外囲管の側壁に封着してなることを特徴とし
ている。
は、上記係止部材が、アンカを形成したボタンステムを
中管または外囲管の側壁に封着してなることを特徴とし
ている。
【0033】中管または外囲管の側壁に設けた開口部に
アンカを形成したボタンステムを封着することによって
容易にアンカを設けることができる。
アンカを形成したボタンステムを封着することによって
容易にアンカを設けることができる。
【0034】本発明の請求項7に記載の多重管形放電灯
は、上記近接導体が、中管の外壁部分に巻回して設けら
れていることを特徴としている。
は、上記近接導体が、中管の外壁部分に巻回して設けら
れていることを特徴としている。
【0035】発光管バルブより温度上昇の低い中管の外
側面部分に近接導体を設けたので、近接導体の熱膨張が
少なく弛みが低減できるとともに中管表面に傷を付ける
ことがなくなった。
側面部分に近接導体を設けたので、近接導体の熱膨張が
少なく弛みが低減できるとともに中管表面に傷を付ける
ことがなくなった。
【0036】本発明の請求項8に記載の多重管形放電灯
は、上記近接導体の材質が、モリブデン、タングステ
ン、レニウム,タンタルやこれらの合金などの高融点金
属であることを特徴としている。
は、上記近接導体の材質が、モリブデン、タングステ
ン、レニウム,タンタルやこれらの合金などの高融点金
属であることを特徴としている。
【0037】耐熱性、耐蝕性および引張り強度が高く、
遮光性を考慮し細径化しても断線などの虞が少ない。
遮光性を考慮し細径化しても断線などの虞が少ない。
【0038】本発明の請求項9に記載の多重管形放電灯
は、上記近接導体の線径が、0.01〜1mmであるこ
とを特徴としている。
は、上記近接導体の線径が、0.01〜1mmであるこ
とを特徴としている。
【0039】上記請求項8に記載と同様な作用を奏す
る。
る。
【0040】本発明の請求項10に記載の多重管形放電
灯は、上記近接導体の表面が、金属酸化膜で覆われてい
ることを特徴としている。
灯は、上記近接導体の表面が、金属酸化膜で覆われてい
ることを特徴としている。
【0041】近接導体の昇温を抑えるためで、たとえば
モリブデン線からなる近接導体の表面にアルミナ(Al
2 O3 )、チタニア(TiO2 )、ジルコニア(ZrO
2 )やシリカ(SiO2 )などの光反射率の高い金属酸
化物の被膜を形成する。そして、放電灯の点灯時に近接
導体は発光管から熱輻射を受けるが、その表面には金属
酸化膜が形成してあるので反射して、近接導体自体の温
度上昇を低減でき、再結晶化による脆性破断を防ぎ、近
接導体の断線を防止できる。
モリブデン線からなる近接導体の表面にアルミナ(Al
2 O3 )、チタニア(TiO2 )、ジルコニア(ZrO
2 )やシリカ(SiO2 )などの光反射率の高い金属酸
化物の被膜を形成する。そして、放電灯の点灯時に近接
導体は発光管から熱輻射を受けるが、その表面には金属
酸化膜が形成してあるので反射して、近接導体自体の温
度上昇を低減でき、再結晶化による脆性破断を防ぎ、近
接導体の断線を防止できる。
【0042】本発明の請求項11に記載の多重管形放電
灯は、電極を封装した発光管の全長が25cm以上であ
ることを特徴としている。
灯は、電極を封装した発光管の全長が25cm以上であ
ることを特徴としている。
【0043】垂直点灯される点滅時の熱的影響による伸
縮差が大きい、特に長尺な発光管を有する放電灯におい
て上記上記請求項1ないし請求項10に記載と同様な作
用を奏する。
縮差が大きい、特に長尺な発光管を有する放電灯におい
て上記上記請求項1ないし請求項10に記載と同様な作
用を奏する。
【0044】本発明の請求項12に記載の放電灯点灯装
置は、点灯回路と、この点灯回路の出力側に接続された
上記請求項1ないし請求項11のいずれか一に記載の多
重管形放電灯とを具備したことを特徴としている。
置は、点灯回路と、この点灯回路の出力側に接続された
上記請求項1ないし請求項11のいずれか一に記載の多
重管形放電灯とを具備したことを特徴としている。
【0045】通常の点灯回路装置を利用して容易にしか
も低電圧で点灯させることができる。 本発明の請求項
13に記載の光化学反応装置は、上記請求項1ないし請
求項11のいずれか一に記載の多重管形放電灯からなる
光源と、上記請求項12に記載の放電灯点灯装置と、こ
の光源を収容する反応槽本体とを具備したことを特徴と
している。
も低電圧で点灯させることができる。 本発明の請求項
13に記載の光化学反応装置は、上記請求項1ないし請
求項11のいずれか一に記載の多重管形放電灯からなる
光源と、上記請求項12に記載の放電灯点灯装置と、こ
の光源を収容する反応槽本体とを具備したことを特徴と
している。
【0046】光化学反応装置として、上記請求項1ない
し請求項12に記載された作用を奏する光源と放電灯点
灯装置とを備えているので、放電灯に起因する事故が少
なく所定の化学反応を得ることができる。
し請求項12に記載された作用を奏する光源と放電灯点
灯装置とを備えているので、放電灯に起因する事故が少
なく所定の化学反応を得ることができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下,本発明の第一の実施の形態
を図面を参照して説明する。図1ないし図6は本発明に
係る光化学反応用などの光源として垂直点灯で用いられ
る大出力の可視光放射用の多重管形の高圧金属蒸気放電
灯Lを示し、図1は一部を切除した概略正面図、図2は
発光管の支持部の正面図、図3は図2の発光管の上端部
近傍の拡大側面図、図4は図2の発光管の下端部近傍の
拡大正面図、図5は図3の上面図、図6は図1のA−A
線に沿って横断した部分の断面図である。
を図面を参照して説明する。図1ないし図6は本発明に
係る光化学反応用などの光源として垂直点灯で用いられ
る大出力の可視光放射用の多重管形の高圧金属蒸気放電
灯Lを示し、図1は一部を切除した概略正面図、図2は
発光管の支持部の正面図、図3は図2の発光管の上端部
近傍の拡大側面図、図4は図2の発光管の下端部近傍の
拡大正面図、図5は図3の上面図、図6は図1のA−A
線に沿って横断した部分の断面図である。
【0048】図中1は硬質ガラスからなる長尺円筒状の
外囲管で、下端が閉塞されているとともに上端は封止さ
れていて、内部には窒素や不活性ガスが封入してある。
3はこの外囲管1内にサポート部材11a、11bを介
し支持された両端に封止部を有する石英ガラスや硬質ガ
ラスからなる円筒状の中管である。また、4はこの中管
3内にサポート部材51a、51bを介し支持された発
光管である。
外囲管で、下端が閉塞されているとともに上端は封止さ
れていて、内部には窒素や不活性ガスが封入してある。
3はこの外囲管1内にサポート部材11a、11bを介
し支持された両端に封止部を有する石英ガラスや硬質ガ
ラスからなる円筒状の中管である。また、4はこの中管
3内にサポート部材51a、51bを介し支持された発
光管である。
【0049】上記外囲管1は封止部12の外部に給電部
となる一対の給電ピン13a、13bを、内部にはこの
給電ピン13a、13bに接続した一対の支持体を兼ね
た給電体14a、14bと、この給電体14a、14b
の先端部に取付けられた絶縁碍子15a、15bと、こ
の絶縁碍子15a、15bに取付けられた金属線からな
る案内棒16a、16bとが設けてある。
となる一対の給電ピン13a、13bを、内部にはこの
給電ピン13a、13bに接続した一対の支持体を兼ね
た給電体14a、14bと、この給電体14a、14b
の先端部に取付けられた絶縁碍子15a、15bと、こ
の絶縁碍子15a、15bに取付けられた金属線からな
る案内棒16a、16bとが設けてある。
【0050】また、上記サポート部材11a、11b
は、(図6に下方側を示す。)中管3の両端部に嵌合さ
れた金属板をリング状に折曲して形成したホルダ17
a、17bと、この両ホルダ17a、17bの側面に設
けられた金属板を屈曲するなどして弾性が付与されたば
ね体26、26、…と、下端側のホルダ17bに設けら
れた金属板からなるU字形のばね体27を十字状に組合
わせたものから構成されている。そして、サポート部材
11a、11bは、側面に設けられたばね体26、2
6、…および下方側のU字形のばね体27とが、外囲管
1内壁に当接することによって、中管3を外囲管1のほ
ぼ同心軸上に支持している。また、この中管3の上端側
のホルダ17aには2個の中空の摺動管18a、18b
が固定されていて、この摺動管18a、18b内には上
記の案内棒16a、16bが挿入されている。
は、(図6に下方側を示す。)中管3の両端部に嵌合さ
れた金属板をリング状に折曲して形成したホルダ17
a、17bと、この両ホルダ17a、17bの側面に設
けられた金属板を屈曲するなどして弾性が付与されたば
ね体26、26、…と、下端側のホルダ17bに設けら
れた金属板からなるU字形のばね体27を十字状に組合
わせたものから構成されている。そして、サポート部材
11a、11bは、側面に設けられたばね体26、2
6、…および下方側のU字形のばね体27とが、外囲管
1内壁に当接することによって、中管3を外囲管1のほ
ぼ同心軸上に支持している。また、この中管3の上端側
のホルダ17aには2個の中空の摺動管18a、18b
が固定されていて、この摺動管18a、18b内には上
記の案内棒16a、16bが挿入されている。
【0051】また、図中20aは中管3の上端側に接続
される給電線、20bは下端側に接続される給電線で、
それぞれの一端は給電体14a、14bと絶縁碍子15
a、15bとの間にナット21により固定されている。
そして、上記の下端側に接続される給電線20bは大部
分が石英ガラスからなる絶縁管22で覆われている。ま
た、中管3は図2に示すように両端部にステム31a、
31bが封止られていて、このステム31a、31bに
バンド32a、32bで固定された金属線からなる支持
棒33a、33bの先端に発光管4を抱持したサポート
部材51a、51bが取付けられているとともにステム
31a、31bからは上記給電線20a、20bに接続
したリード線35a、35bが延在されサポート部材5
1a、51bに接続している。図2中36、36、…は
中管3の内壁に弾接するよう金属板で形成されたばね体
を有する中間サポート部材で支持棒33a、33bの複
数箇所に所定の間隔を隔てて固定されている。また、3
7、37、…はリード線35a、35bに取着されたゲ
ッタで中管3内を高真空に保持している。
される給電線、20bは下端側に接続される給電線で、
それぞれの一端は給電体14a、14bと絶縁碍子15
a、15bとの間にナット21により固定されている。
そして、上記の下端側に接続される給電線20bは大部
分が石英ガラスからなる絶縁管22で覆われている。ま
た、中管3は図2に示すように両端部にステム31a、
31bが封止られていて、このステム31a、31bに
バンド32a、32bで固定された金属線からなる支持
棒33a、33bの先端に発光管4を抱持したサポート
部材51a、51bが取付けられているとともにステム
31a、31bからは上記給電線20a、20bに接続
したリード線35a、35bが延在されサポート部材5
1a、51bに接続している。図2中36、36、…は
中管3の内壁に弾接するよう金属板で形成されたばね体
を有する中間サポート部材で支持棒33a、33bの複
数箇所に所定の間隔を隔てて固定されている。また、3
7、37、…はリード線35a、35bに取着されたゲ
ッタで中管3内を高真空に保持している。
【0052】また、上記発光管4は図3および図4に要
部を示すようにアルミナ(Al2 O3 )などからなる透
光性バルブ41の両端部をニオブ製のエンドキャップ4
2で気密に閉塞してある。43はこのエンドキャップ4
2に気密に接合された排気管を兼ねる細管で、内部には
それぞれ電極44a、44bの軸45a、45bが固定
されている。また、この発光管4内には所定量のナトリ
ウムと水銀および始動補助用にキセノンガスが封入され
ている。
部を示すようにアルミナ(Al2 O3 )などからなる透
光性バルブ41の両端部をニオブ製のエンドキャップ4
2で気密に閉塞してある。43はこのエンドキャップ4
2に気密に接合された排気管を兼ねる細管で、内部には
それぞれ電極44a、44bの軸45a、45bが固定
されている。また、この発光管4内には所定量のナトリ
ウムと水銀および始動補助用にキセノンガスが封入され
ている。
【0053】この発光管4は金属板から型抜きしたサポ
ート部材51a、51bにより支持される。このサポー
ト部材51a、51bは周囲にフランジ部52を有する
半円状の一対のカバー体53、53を端縁部54、54
において溶接55、55、…して形成した円筒状のカバ
ー56a、56bと、中央に凹部58、58を有する一
対のコ字形の挾持部材57、57と、上記フランジ部5
2を切り起こすかまたは別体のL字形を取付けることに
よって形成した係止片59、59と、この係止片59、
59に取付けられたバンド60、60とからなる。
ート部材51a、51bにより支持される。このサポー
ト部材51a、51bは周囲にフランジ部52を有する
半円状の一対のカバー体53、53を端縁部54、54
において溶接55、55、…して形成した円筒状のカバ
ー56a、56bと、中央に凹部58、58を有する一
対のコ字形の挾持部材57、57と、上記フランジ部5
2を切り起こすかまたは別体のL字形を取付けることに
よって形成した係止片59、59と、この係止片59、
59に取付けられたバンド60、60とからなる。
【0054】そして、発光管4の細管43が一対の挾持
部材57、57の凹部58、58内にある状態で溶接6
1され、この挾持部材57、57の端部は上記カバー体
53、53の端縁部54、54において溶接55、5
5、…されている。また、発光管4のバルブ41の端部
には耐熱性のアルミナウール69などを介して上記のバ
ンド60、60が巻装され、バンド60、60の端縁部
63、63をねじ62、62止めすることによって固定
している。
部材57、57の凹部58、58内にある状態で溶接6
1され、この挾持部材57、57の端部は上記カバー体
53、53の端縁部54、54において溶接55、5
5、…されている。また、発光管4のバルブ41の端部
には耐熱性のアルミナウール69などを介して上記のバ
ンド60、60が巻装され、バンド60、60の端縁部
63、63をねじ62、62止めすることによって固定
している。
【0055】また、上記上方側サポート部材51aのカ
バー体53のフランジ部52には2個の中空の摺動管6
4、64が固定されていて、この摺動管64、64内に
は上記上方側のステム31aに支持された案内棒33
a、33aの先端が挿入され、また、上記下方側サポー
ト部材51bは上記下方側のステム31bに支持された
支持棒33b、33bの先端に固定されていて、発光管
4は中管3内のほぼ中心に軸支されている。なお、図示
していないがホルダ56、56の周囲などサポート部材
51a、51bには中管3内壁に当接するばね体が設け
られている。
バー体53のフランジ部52には2個の中空の摺動管6
4、64が固定されていて、この摺動管64、64内に
は上記上方側のステム31aに支持された案内棒33
a、33aの先端が挿入され、また、上記下方側サポー
ト部材51bは上記下方側のステム31bに支持された
支持棒33b、33bの先端に固定されていて、発光管
4は中管3内のほぼ中心に軸支されている。なお、図示
していないがホルダ56、56の周囲などサポート部材
51a、51bには中管3内壁に当接するばね体が設け
られている。
【0056】また、上記の上方側サポート部材51aの
バンド60にはセラミックスからなる長方形板状の電気
絶縁体71が介挿されねじ62、62を締付けることに
よって取付けられている。また、この上方側サポート部
材51aに取付けられた電気絶縁体71の直下ではない
部分の下方側サポート部材51bのバンド60あるいは
フランジ部52、ここではバンド60に透孔76が形成
されたセラミックスなどの電気絶縁体で形成されたガイ
ド75が取付けられている。
バンド60にはセラミックスからなる長方形板状の電気
絶縁体71が介挿されねじ62、62を締付けることに
よって取付けられている。また、この上方側サポート部
材51aに取付けられた電気絶縁体71の直下ではない
部分の下方側サポート部材51bのバンド60あるいは
フランジ部52、ここではバンド60に透孔76が形成
されたセラミックスなどの電気絶縁体で形成されたガイ
ド75が取付けられている。
【0057】そして、上方側の電極44aに近い電気絶
縁体71の部分には透孔72が形成され高融点金属たと
えばモリブデン線、タングステン線、レニウム線、タン
タル線やタングステン・レニウムなどの合金線などから
なる可撓性の近接導体7の先端部73が取付けられてい
る。この近接導体7はバルブ41の外表面近くを発光管
4の軸に対して斜行して延在垂下され、下方側サポート
部材51bのバンド60に取付けられたガイド75の透
孔76内を案内緩挿されて、その下端は下方側サポート
部材51bのコ字形の挾持部材57に溶接やねじ止めに
より接続されている。すなわち、上方側サポート部材5
1aの電気絶縁体71と下方側サポート部材51bのガ
イド75の透孔76とが発光管4の対して平行な箇所に
設けてないので、この間に張架される近接導体7は斜め
に張られ下方側の電極44bと電気的に接続されてい
る。なお、このときガイド75の透孔76下方側に延在
する近接導体74には少々弛みがあってもよい。
縁体71の部分には透孔72が形成され高融点金属たと
えばモリブデン線、タングステン線、レニウム線、タン
タル線やタングステン・レニウムなどの合金線などから
なる可撓性の近接導体7の先端部73が取付けられてい
る。この近接導体7はバルブ41の外表面近くを発光管
4の軸に対して斜行して延在垂下され、下方側サポート
部材51bのバンド60に取付けられたガイド75の透
孔76内を案内緩挿されて、その下端は下方側サポート
部材51bのコ字形の挾持部材57に溶接やねじ止めに
より接続されている。すなわち、上方側サポート部材5
1aの電気絶縁体71と下方側サポート部材51bのガ
イド75の透孔76とが発光管4の対して平行な箇所に
設けてないので、この間に張架される近接導体7は斜め
に張られ下方側の電極44bと電気的に接続されてい
る。なお、このときガイド75の透孔76下方側に延在
する近接導体74には少々弛みがあってもよい。
【0058】なお、図中65は給電線35a、35bを
挾持部材57に接続固定しているねじである。また、上
記において上方側の円筒状のカバー56aが下方側の円
筒状のカバー56bより縦寸法が長いのは、発光管4の
上方側管端部の保温を行うためで、上下のカバー56
a、56bは同寸法であってもよい。
挾持部材57に接続固定しているねじである。また、上
記において上方側の円筒状のカバー56aが下方側の円
筒状のカバー56bより縦寸法が長いのは、発光管4の
上方側管端部の保温を行うためで、上下のカバー56
a、56bは同寸法であってもよい。
【0059】このような構成の放電灯Lはたとえば図7
にその一部を示す光化学反応装置に組込まれ使用され
る。図7においてCは光化学反応槽本体で、放電灯Lは
封止部12側を上にした状態で、すなわち、垂直状態で
反応槽本体Cの反応液C1内に浸漬されている。図中C
2はパッキングである。
にその一部を示す光化学反応装置に組込まれ使用され
る。図7においてCは光化学反応槽本体で、放電灯Lは
封止部12側を上にした状態で、すなわち、垂直状態で
反応槽本体Cの反応液C1内に浸漬されている。図中C
2はパッキングである。
【0060】つぎに、この光化学反応装置における作用
について説明する。
について説明する。
【0061】上記放電灯Lはたとえば図8に示すよう
な、点灯装置Eが昇圧トランスと安定器などを有する点
灯回路の出力側E1に接続され点灯される。すなわち、
点灯装置Eを介し給電ピン13a、13bに電圧を印加
すると、上方の電極44aには給電ピン13a−給電体
14a−給電線20a−中管3のリード線35a−サポ
ート部材51aの挾持部材57−発光管4の細管43−
電極軸45a−電極44aへ、また、下方の電極44に
は給電ピン13b−給電体14b−給電線20b−中管
3のリード線35b−サポート部材51bの挾持部材5
7−発光管4の細管43−電極軸45b−電極44bお
よびサポート部材51bの挾持部材57−近接導体7−
先端部73へと通電される。
な、点灯装置Eが昇圧トランスと安定器などを有する点
灯回路の出力側E1に接続され点灯される。すなわち、
点灯装置Eを介し給電ピン13a、13bに電圧を印加
すると、上方の電極44aには給電ピン13a−給電体
14a−給電線20a−中管3のリード線35a−サポ
ート部材51aの挾持部材57−発光管4の細管43−
電極軸45a−電極44aへ、また、下方の電極44に
は給電ピン13b−給電体14b−給電線20b−中管
3のリード線35b−サポート部材51bの挾持部材5
7−発光管4の細管43−電極軸45b−電極44bお
よびサポート部材51bの挾持部材57−近接導体7−
先端部73へと通電される。
【0062】この通電によって放電は、まず導体間隔が
最も接近している電極44aと近接導体7の先端部73
との間に生起し、この近接導体7と同電位の電極44b
へと移行していき、最終的には発光管4内の電極44a
と電極44bとの間で継続され、所定波長の発光が行な
われ、反応液C1に光を照射して光化学反応を起こさせ
ることができる。
最も接近している電極44aと近接導体7の先端部73
との間に生起し、この近接導体7と同電位の電極44b
へと移行していき、最終的には発光管4内の電極44a
と電極44bとの間で継続され、所定波長の発光が行な
われ、反応液C1に光を照射して光化学反応を起こさせ
ることができる。
【0063】このような放電灯Lは点灯中放電熱によっ
て発光管4が高温度になり、中管3および外囲管1内の
部材、すなわち発光管4を含むサポート部材11a、1
1b、51a、51bや近接導体7などが高温度になり
熱膨張する。
て発光管4が高温度になり、中管3および外囲管1内の
部材、すなわち発光管4を含むサポート部材11a、1
1b、51a、51bや近接導体7などが高温度になり
熱膨張する。
【0064】この熱膨張や消灯時の収縮に対して、発光
管4はサポート部材51aのカバー56a上に設けた中
空の摺動管64、64が中管3のステム31aに支持さ
れた案内棒33a、33a上を滑動することによってこ
の伸縮を吸収できる。また、中管3はサポート部材11
a、11aのホルダ17a上に設けた中空の摺動管18
a、18bが案内棒16a、16b上を滑動することに
よってこの伸縮を吸収できる。さらに、サポート部材1
1a、11b、51a、51bなどはばね体38、3
8、…が管内壁に弾性的に当接しているだけであるの
で、管軸方向および径方向の伸縮を摺動により容易に移
動できる。
管4はサポート部材51aのカバー56a上に設けた中
空の摺動管64、64が中管3のステム31aに支持さ
れた案内棒33a、33a上を滑動することによってこ
の伸縮を吸収できる。また、中管3はサポート部材11
a、11aのホルダ17a上に設けた中空の摺動管18
a、18bが案内棒16a、16b上を滑動することに
よってこの伸縮を吸収できる。さらに、サポート部材1
1a、11b、51a、51bなどはばね体38、3
8、…が管内壁に弾性的に当接しているだけであるの
で、管軸方向および径方向の伸縮を摺動により容易に移
動できる。
【0065】そして、発光管4が熱膨張により伸長して
も、上方の電気絶縁体71と下方側の電気絶縁体からな
るガイド75との間に傾斜させて張架してある可撓性の
近接導体7に起きる弛みは、重力により張架間において
上下からみてほぼ一直線状で下方に向け起きるので、弛
み部が発光管4のバルブ41の外表面に接触することが
なく、熱衝撃によってバルブ41にクラックを生じさせ
ることもない。また、近接導体7に過大な重量負荷もか
からないので破断の発生もない。
も、上方の電気絶縁体71と下方側の電気絶縁体からな
るガイド75との間に傾斜させて張架してある可撓性の
近接導体7に起きる弛みは、重力により張架間において
上下からみてほぼ一直線状で下方に向け起きるので、弛
み部が発光管4のバルブ41の外表面に接触することが
なく、熱衝撃によってバルブ41にクラックを生じさせ
ることもない。また、近接導体7に過大な重量負荷もか
からないので破断の発生もない。
【0066】なお、この傾斜の最大範囲は発光管の上下
の係止点を結ぶ仮想直線が発光管4のバルブ41表面に
接しない部分であればよく、最小範囲は上下係止点7
3、76間の距離や導体7の材質、径にもよるが線状近
接導体7の弛み量を勘案すると約0.5度以上あればよ
かった。
の係止点を結ぶ仮想直線が発光管4のバルブ41表面に
接しない部分であればよく、最小範囲は上下係止点7
3、76間の距離や導体7の材質、径にもよるが線状近
接導体7の弛み量を勘案すると約0.5度以上あればよ
かった。
【0067】また、図9ないし図11は本発明の第2の
実施の形態を示し、図中図1ないし図6と同一部分には
同一の符号を付してその説明は省略する。図9は中管と
中管内に封装された発光管とを示す正面図、図10
(a)は中管の管壁に係止部を封着する前の状態の要部
の側面図、図10(b)は係止部を封着した後の状態の
要部の側面図、図11は他の実施の形態の係止部の側面
図である。この第2の実施の形態のものは、発光管4に
沿わす線状近接導体7の係止を中管3で行うようにした
ものである。
実施の形態を示し、図中図1ないし図6と同一部分には
同一の符号を付してその説明は省略する。図9は中管と
中管内に封装された発光管とを示す正面図、図10
(a)は中管の管壁に係止部を封着する前の状態の要部
の側面図、図10(b)は係止部を封着した後の状態の
要部の側面図、図11は他の実施の形態の係止部の側面
図である。この第2の実施の形態のものは、発光管4に
沿わす線状近接導体7の係止を中管3で行うようにした
ものである。
【0068】すなわち、図9において8は中管3のほぼ
中央部の管壁に設けられた係止部材であって、発光管4
の上方のサポート部材51aに先端が絶縁係止された線
状近接導体7が係止部材8に形成された透孔83を通り
下方のサポート部材51bへと係止接続しているもの
で、近接導体7を発光管4側から中管3側へと傾斜して
支持している。このように、近接導体7を発光管4側か
ら強制的に離すような構成とすれば、近接導体7は絶対
に発光管4のバルブ41と接触することがなく、また、
中間部に係止部材8があることは近接導体7の長さが短
くなり弛みも小さいとともに弛んだとしても第1の実施
の形態と同様に発光管4のバルブ41側へは寄らない。
この係止部材8は1箇所に限らず、発光管4が長尺のも
のでは複数箇所設けてもよい。
中央部の管壁に設けられた係止部材であって、発光管4
の上方のサポート部材51aに先端が絶縁係止された線
状近接導体7が係止部材8に形成された透孔83を通り
下方のサポート部材51bへと係止接続しているもの
で、近接導体7を発光管4側から中管3側へと傾斜して
支持している。このように、近接導体7を発光管4側か
ら強制的に離すような構成とすれば、近接導体7は絶対
に発光管4のバルブ41と接触することがなく、また、
中間部に係止部材8があることは近接導体7の長さが短
くなり弛みも小さいとともに弛んだとしても第1の実施
の形態と同様に発光管4のバルブ41側へは寄らない。
この係止部材8は1箇所に限らず、発光管4が長尺のも
のでは複数箇所設けてもよい。
【0069】また、この係止部材8の形成は、図10
(a)、(b)に示すようにして行なわれる。この係止
部材8は中管3と同種材質のガラスでほぼ円盤状に成形
されたボタンステム81とこのステム81から植立した
アーム82の先端に形成されたアンカを構成する中央部
に透孔83を有するリング状部84とからなる。一方、
中管3壁面の係止部材8の配設予定箇所には予め開口部
38が形成してある。そして、図10(a)に示すよう
に上記係止部材8を中管3の開口部38に臨ませて、リ
ング状部84側を中管3内に入れ開口部38にボタンス
テム81を当接させる。そして、ボタンステム81の周
縁部および開口部38をバーナで加熱し当接部を溶融し
て両者が封着され図10(b)に示すような気密な状態
になる。なお、中管3内にある近接導体7をリング状部
83に係止し易くするために、リング状部84に切欠溝
86を形成しておいてもよく、また、ボタンステム81
の外面側に金属線85などを埋込んでおき封着時の保持
体とし、封着後は引抜いたり切断して除去するようにし
てもよい。
(a)、(b)に示すようにして行なわれる。この係止
部材8は中管3と同種材質のガラスでほぼ円盤状に成形
されたボタンステム81とこのステム81から植立した
アーム82の先端に形成されたアンカを構成する中央部
に透孔83を有するリング状部84とからなる。一方、
中管3壁面の係止部材8の配設予定箇所には予め開口部
38が形成してある。そして、図10(a)に示すよう
に上記係止部材8を中管3の開口部38に臨ませて、リ
ング状部84側を中管3内に入れ開口部38にボタンス
テム81を当接させる。そして、ボタンステム81の周
縁部および開口部38をバーナで加熱し当接部を溶融し
て両者が封着され図10(b)に示すような気密な状態
になる。なお、中管3内にある近接導体7をリング状部
83に係止し易くするために、リング状部84に切欠溝
86を形成しておいてもよく、また、ボタンステム81
の外面側に金属線85などを埋込んでおき封着時の保持
体とし、封着後は引抜いたり切断して除去するようにし
てもよい。
【0070】また、係止部材8のアーム82およびリン
グ状部84は電気絶縁性のガラスに限らず、図11に示
すようなモリブデンやタングステンなどの金属部材たと
えば金属線を巻回して形成し、リング状部83の線間の
隙間から近接導体7を入れて係止するようにしてもよ
い。
グ状部84は電気絶縁性のガラスに限らず、図11に示
すようなモリブデンやタングステンなどの金属部材たと
えば金属線を巻回して形成し、リング状部83の線間の
隙間から近接導体7を入れて係止するようにしてもよ
い。
【0071】また、図12は本発明の第3の実施の形態
を示し、図中図1ないし図11と同一部分には同一の符
号を付してその説明は省略する。図12は中管と中管内
に封装された発光管とを示す概略正面図である。
を示し、図中図1ないし図11と同一部分には同一の符
号を付してその説明は省略する。図12は中管と中管内
に封装された発光管とを示す概略正面図である。
【0072】この図12のものは発光管4を封装した中
管3の外表面に可撓性の線状近接導体7を巻回して設け
たものである。すなわち、下方の電極44b側と接続さ
れた線状の近接導体7は中管3の外表面に沿って螺旋状
に巻かれ、先端部73が上方の電極44aと対面する近
傍においてバンド(図示しない。)などにより固定され
ている。なお、通常発光管4の外表面と中管3の内表面
との間は5〜25mm位である。
管3の外表面に可撓性の線状近接導体7を巻回して設け
たものである。すなわち、下方の電極44b側と接続さ
れた線状の近接導体7は中管3の外表面に沿って螺旋状
に巻かれ、先端部73が上方の電極44aと対面する近
傍においてバンド(図示しない。)などにより固定され
ている。なお、通常発光管4の外表面と中管3の内表面
との間は5〜25mm位である。
【0073】この第3の実施の形態の場合は、電極44
aと近接導体7の先端部73との離間距離が大きくな
り、始動パルス電圧は上述の実施の形態のものより高く
なるが、近接導体7の温度上昇は低く弛み量も少なく、
近接導体7が発光管4のバルブ41表面に直接に接触す
ることがない。したがって、バルブ41に熱衝撃を与え
ることがなくなり、バルブ41の破損を防止できる。
aと近接導体7の先端部73との離間距離が大きくな
り、始動パルス電圧は上述の実施の形態のものより高く
なるが、近接導体7の温度上昇は低く弛み量も少なく、
近接導体7が発光管4のバルブ41表面に直接に接触す
ることがない。したがって、バルブ41に熱衝撃を与え
ることがなくなり、バルブ41の破損を防止できる。
【0074】なお,本発明は上記第1ないし第3の実施
の形態に限定されない。たとえば発光管に添設する線状
近接導体の電気的な接続は図13に示すようにしてもよ
い。図13は発光管4上方側のサポート部材11aと近
接導体7とを同電位になるよう接続し、近接導体7をバ
ルブ41に離間傾斜させて添設し、その先端部73を発
光管4下方端部側の電極44bに臨ませてサポート部材
11aに電気絶縁体71を介し電気的に絶縁して係止さ
せてある。このような構成としても、始動時の通電によ
ってまず放電は、導体間が最も接近している下方端部側
の電極44bと近接導体7の先端部73との間に起こ
り、この放電は近接導体7と同電位の電極44aへと移
行していき、最終的には発光管4内の上下にある電極4
4bと電極44aとの間で継続され、所定の発光特性が
得られる。
の形態に限定されない。たとえば発光管に添設する線状
近接導体の電気的な接続は図13に示すようにしてもよ
い。図13は発光管4上方側のサポート部材11aと近
接導体7とを同電位になるよう接続し、近接導体7をバ
ルブ41に離間傾斜させて添設し、その先端部73を発
光管4下方端部側の電極44bに臨ませてサポート部材
11aに電気絶縁体71を介し電気的に絶縁して係止さ
せてある。このような構成としても、始動時の通電によ
ってまず放電は、導体間が最も接近している下方端部側
の電極44bと近接導体7の先端部73との間に起こ
り、この放電は近接導体7と同電位の電極44aへと移
行していき、最終的には発光管4内の上下にある電極4
4bと電極44aとの間で継続され、所定の発光特性が
得られる。
【0075】すなわち、始動時に電極と放電を生起させ
る近接導体は上下どちらの電極と対向して配設されてい
てもよい。
る近接導体は上下どちらの電極と対向して配設されてい
てもよい。
【0076】また、実施の形態では三重管について述べ
たが、三重管に限らず多用されている二重管形方式の放
電灯にも適用できる。また、二重管形方式の放電灯の場
合には上記内管を外囲管と読み替えて適用できるもので
ある。
たが、三重管に限らず多用されている二重管形方式の放
電灯にも適用できる。また、二重管形方式の放電灯の場
合には上記内管を外囲管と読み替えて適用できるもので
ある。
【0077】また、放電灯は高圧ナトリウムランプに限
らず、水銀を封入した水銀灯や水銀とハロゲン化物を封
入したメタルハライドランプなどであってもよく、放射
光も可視光放射用に限らず紫外線放射用あるいは可視光
と紫外線放射用の放電灯であってもよい。
らず、水銀を封入した水銀灯や水銀とハロゲン化物を封
入したメタルハライドランプなどであってもよく、放射
光も可視光放射用に限らず紫外線放射用あるいは可視光
と紫外線放射用の放電灯であってもよい。
【0078】また、発光管を形成するバルブ材質はアル
ミナに限らず他の材質の透光性セラミックスであっても
よく、外囲管や中管を形成するバルブ材質も実施例のも
のに限らず他のガラス材質であってもよい。
ミナに限らず他の材質の透光性セラミックスであっても
よく、外囲管や中管を形成するバルブ材質も実施例のも
のに限らず他のガラス材質であってもよい。
【0079】さらに、近接導体の構造や材質は実施例に
限るものではなく、一部の形状や材質を変えてもよい。
限るものではなく、一部の形状や材質を変えてもよい。
【0080】さらにまた、発光管などを支持するサポー
ト部材の構造や材質は実施例に限るものではなく、金属
部材の材質は耐熱性、耐蝕性などを考慮してニオブ、ス
テンレスやニッケルなどを適宜選べばよい。
ト部材の構造や材質は実施例に限るものではなく、金属
部材の材質は耐熱性、耐蝕性などを考慮してニオブ、ス
テンレスやニッケルなどを適宜選べばよい。
【0081】また、本発明者等は上記の他、近接導体の
昇温を抑える手段について検討した。この昇温は、点灯
時に近接導体が発光管から熱輻射を受けることに起因す
るもので、近接導体の温度を下げれば断線を防ぐことが
できる。これは、たとえばモリブデン線からなる近接導
体の表面にアルミナ(Al2 O3 )、チタニア(TiO
2 )、ジルコニア(ZrO2 )やシリカ(SiO2 )な
どの光反射率の高い金属酸化物の被膜を形成しておく。
放電灯の点灯時に近接導体は発光管から熱輻射を受ける
が、その表面には金属酸化物の被膜が形成してあるので
反射して、近接導体自体の温度上昇を低減でき、再結晶
化による脆性破断を防止できる。
昇温を抑える手段について検討した。この昇温は、点灯
時に近接導体が発光管から熱輻射を受けることに起因す
るもので、近接導体の温度を下げれば断線を防ぐことが
できる。これは、たとえばモリブデン線からなる近接導
体の表面にアルミナ(Al2 O3 )、チタニア(TiO
2 )、ジルコニア(ZrO2 )やシリカ(SiO2 )な
どの光反射率の高い金属酸化物の被膜を形成しておく。
放電灯の点灯時に近接導体は発光管から熱輻射を受ける
が、その表面には金属酸化物の被膜が形成してあるので
反射して、近接導体自体の温度上昇を低減でき、再結晶
化による脆性破断を防止できる。
【0082】また、本発明は垂直点灯される高圧放電灯
において点滅時の熱的影響によりその伸縮差が大きい、
特に長尺な発光管を有するものに好適するもので、発光
管長さが25cm以上のものに効果が大であった。
において点滅時の熱的影響によりその伸縮差が大きい、
特に長尺な発光管を有するものに好適するもので、発光
管長さが25cm以上のものに効果が大であった。
【0083】
【実施例】本発明を50KWの高圧ナトリウムランプに
適用した具体例を説明する。外観構造は図1〜図6に示
す第1の実施の形態のものとほぼ同構成の放電灯Lで、
発光管4は長さ約175cm(発光長約162cm)、
外径約5cmのアルミナ(熱膨張率約8.0×10 -6
cm/cm/℃)からなるバルブ41を用い内部にはナ
トリウムおよび水銀とキセノンガスとが封入してある。
また、内管3は長さ約230cm、外径約8cmの石英
ガラスからなり、内部は真空にしてある。さらに、外管
1は長さ約290cmで外径約13cmの硬質ガラスか
らなり、内部に窒素が封入してある。
適用した具体例を説明する。外観構造は図1〜図6に示
す第1の実施の形態のものとほぼ同構成の放電灯Lで、
発光管4は長さ約175cm(発光長約162cm)、
外径約5cmのアルミナ(熱膨張率約8.0×10 -6
cm/cm/℃)からなるバルブ41を用い内部にはナ
トリウムおよび水銀とキセノンガスとが封入してある。
また、内管3は長さ約230cm、外径約8cmの石英
ガラスからなり、内部は真空にしてある。さらに、外管
1は長さ約290cmで外径約13cmの硬質ガラスか
らなり、内部に窒素が封入してある。
【0084】この発光管4の上方の電気絶縁体71の先
端部と下方側のガイド75との間(長さ約168cm)
のバルブ41の外表面近くには、上下を結ぶ垂直軸に対
して約3cmずらし傾斜(約1度)させて、直径が約
0.1mm、長さが約168cm(下方側の挟持部材5
7のねじ65までだと約173cm)の可撓性のタング
ステン・レニウム合金線(熱膨張率約6.0×10 -6
cm/cm/℃)からなる近接導体7をほぼ直線状に添
設張架した。
端部と下方側のガイド75との間(長さ約168cm)
のバルブ41の外表面近くには、上下を結ぶ垂直軸に対
して約3cmずらし傾斜(約1度)させて、直径が約
0.1mm、長さが約168cm(下方側の挟持部材5
7のねじ65までだと約173cm)の可撓性のタング
ステン・レニウム合金線(熱膨張率約6.0×10 -6
cm/cm/℃)からなる近接導体7をほぼ直線状に添
設張架した。
【0085】このランプLを通常の使用状態(垂直で点
滅)で累計約16、000時間点灯経過後の電気絶縁体
71と下方側のガイド75との間の近接導体7の点灯状
態での長さは約170cmとなったが(点灯状態での発
光管4長さは約177cm(約1.1%伸長)となっ
た。)、近接導体7の弛みは下方へ垂れ下がる自重分だ
けであった。
滅)で累計約16、000時間点灯経過後の電気絶縁体
71と下方側のガイド75との間の近接導体7の点灯状
態での長さは約170cmとなったが(点灯状態での発
光管4長さは約177cm(約1.1%伸長)となっ
た。)、近接導体7の弛みは下方へ垂れ下がる自重分だ
けであった。
【0086】このランプLを点灯し、点灯中および消灯
後における近接導体7の弛みによる発光管4バルブ41
への接触を調査したが、接触したランプLはなく、した
がって熱的衝撃による発光管4バルブ41のクラックな
どの発生は皆無であった。また、始動電圧も約4KVと
従来の約半分にすることができ点灯装置が安価になると
ともに安全性も増すことができた。
後における近接導体7の弛みによる発光管4バルブ41
への接触を調査したが、接触したランプLはなく、した
がって熱的衝撃による発光管4バルブ41のクラックな
どの発生は皆無であった。また、始動電圧も約4KVと
従来の約半分にすることができ点灯装置が安価になると
ともに安全性も増すことができた。
【0087】
【発明の効果】請求項1ないし請求項7の発明によれ
ば、近接導体が発光管点灯時の昇温による熱膨脹で伸長
しても、発光管バルブに接触することがなく、熱衝撃に
よって発光管バルブにクラックなどを発生することを簡
単な構造で防止できる。また、近接導体に無理な張力を
与えていないので導体に断線が生ぜず細径化できるの
で、長寿命化とコストダウンが可能である。
ば、近接導体が発光管点灯時の昇温による熱膨脹で伸長
しても、発光管バルブに接触することがなく、熱衝撃に
よって発光管バルブにクラックなどを発生することを簡
単な構造で防止できる。また、近接導体に無理な張力を
与えていないので導体に断線が生ぜず細径化できるの
で、長寿命化とコストダウンが可能である。
【0088】また、もちろん始動電圧も低圧化できて始
動特性が向上でき、しかも点灯装置が安価になるととも
に安全性を増すこともできた。
動特性が向上でき、しかも点灯装置が安価になるととも
に安全性を増すこともできた。
【0089】また、請求項8および請求項10の発明に
よれば、耐熱性、耐蝕性および引張り強度が高く、遮光
性を考慮し細径化しても断線などの虞が少ない。
よれば、耐熱性、耐蝕性および引張り強度が高く、遮光
性を考慮し細径化しても断線などの虞が少ない。
【0090】また、請求項11の発明によれば、垂直点
灯される長尺な多重管形放電灯に適用して、上記請求項
1ないし請求項10に記載したと同様な効果を奏する。
灯される長尺な多重管形放電灯に適用して、上記請求項
1ないし請求項10に記載したと同様な効果を奏する。
【0091】また、請求項12の発明によれば、始動電
圧が低圧化できて始動特性が向上でき、しかも点灯装置
が安価になるとともに安全性を向上することができた。
圧が低圧化できて始動特性が向上でき、しかも点灯装置
が安価になるとともに安全性を向上することができた。
【0092】さらに、請求項13の発明によれば、上記
請求項1ないし請求項12に記載された効果を奏する光
源と放電灯点灯装置とを備えているので、放電灯に起因
する事故が少ないとともに安価で所定の化学反応を得る
ことができる光化学反応装置を提供することができる。
請求項1ないし請求項12に記載された効果を奏する光
源と放電灯点灯装置とを備えているので、放電灯に起因
する事故が少ないとともに安価で所定の化学反応を得る
ことができる光化学反応装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の多重管形放電灯を
示す一部切欠概略正面図である。
示す一部切欠概略正面図である。
【図2】図1中の発光管および中管を示す正面図であ
る。
る。
【図3】図2の発光管の上端部近傍を示す一部切欠拡大
正面図である。
正面図である。
【図4】図2の発光管の下端部近傍を示す一部切欠拡大
正面図である。
正面図である。
【図5】図3の上面図である。
【図6】図1のA−A線に沿って横断した部分の断面図
である。
である。
【図7】本発明の光化学反応装置の一部を示す断面正面
図である。
図である。
【図8】本発明の多重管形放電灯の点灯回路装置を示す
概略回路図である。
概略回路図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の多重管形放電灯の
中管と中管内に封装された発光管とを示す概略正面図で
ある。
中管と中管内に封装された発光管とを示す概略正面図で
ある。
【図10】図9中の係止部材を拡大して示し、図(a)
は中管の管壁に係止部材を封着する前の状態の要部の側
面図、図(b)は係止部材を封着した後の状態の要部の
側面図である。
は中管の管壁に係止部材を封着する前の状態の要部の側
面図、図(b)は係止部材を封着した後の状態の要部の
側面図である。
【図11】本発明の係止部材の他の実施の形態を示す側
面図である。
面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の多重管形放電灯
の中管と中管内に封装された発光管とを示す概略正面図
である。
の中管と中管内に封装された発光管とを示す概略正面図
である。
【図13】本発明の他の実施の形態の多重管形放電灯を
示す概略正面図である。
示す概略正面図である。
L:多重管形放電灯 1:外囲管 11a、11b:サポート部材 13a、13b:給電ピン 14a、14b:給電体 20a、20b:給電線 3:中管 35a、35b:リード線 4:発光管 41:バルブ 44a、44b:電極 51a、51b:サポート部材 7:近接導体 71:電気絶縁体 73:先端部 75:ガイド 8:係止部材 C:光化学反応槽本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 博基 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 米沢 昭弘 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 上下端にそれぞれ電極を封装したセラミ
ックスバルブを有する長尺の発光管と;発光管上下の電
極に接続された給電部材と;発光管の外側にこの発光管
のバルブと離間して設けられ、一端が発光管の一方の端
部側で係止され発光管軸に対し傾斜して延在し発光管の
他方の端部側の電極に電気的に接続された可撓性の線状
近接導体と;これら発光管、給電部材および近接導体を
収容するとともに一端に給電部を設けてなる外囲管と;
を具備したことを特徴とする多重管形放電灯。 - 【請求項2】 上下端にそれぞれ電極を封装したセラミ
ックスバルブを有する長尺の発光管と;発光管の上下端
部にそれぞれ設けられたサポート部材と;発光管上下の
電極に接続された給電部材と;先端が発光管の一方の端
部側のサポート部材に電気的に絶縁して係止され、発光
管のバルブと離間するとともに発光管軸に対し傾斜して
延在し、他方の端部側のサポート部材を介し発光管の他
方の端部側の電極に電気的に接続された可撓性の線状近
接導体と;これら発光管、給電部材および近接導体を収
容するとともに一端に給電部を設けてなる外囲管と;を
具備したことを特徴とする多重管形放電灯。 - 【請求項3】 上記発光管が中管を介して外囲管内に収
容されていることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の多重管形放電灯。 - 【請求項4】 発光管の一方の端部側のサポート部材に
係止された上記近接導体は、この係止部からの垂直延長
部を外し、かつ、発光管バルブの外表面に接触しない範
囲内において発光管の他方の端部側のサポート部材と当
接していることを特徴とする請求項2または請求項3に
記載の多重管形放電灯。 - 【請求項5】 発光管の一方の端部側のサポート部材に
係止された上記近接導体は、中間部が中管または外囲管
の内壁部分に設けられた係止部材に係止されていること
を特徴とする請求項2または請求項3に記載の多重管形
放電灯。 - 【請求項6】 上記係止部材は、アンカを形成したボタ
ンステムを中管または外囲管の側壁に封着してなること
を特徴とする請求項5に記載の多重管形放電灯。 - 【請求項7】 上記近接導体は、中管の外壁部分に巻回
して設けられているいることを特徴とする請求項1に記
載の多重管形放電灯。 - 【請求項8】 上記近接導体の材質がモリブデン、タン
グステン、レニウム,タンタルやこれらの合金などの高
融点金属であることを特徴とする請求項1ないし請求項
7のいずれか一に記載の多重管形放電灯。 - 【請求項9】 上記近接導体の線径が0.01〜1mm
であることを特徴とする請求項8に記載の多重管形放電
灯。 - 【請求項10】 上記近接導体の表面が金属酸化膜で覆
われていることを特徴とする請求項8に記載の多重管形
放電灯。 - 【請求項11】 電極を封装した発光管の全長が25c
m以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項1
0のいずれか一に記載の多重管形放電灯。 - 【請求項12】 点灯回路と;この点灯回路の出力側に
接続された上記請求項1ないし請求項11のいずれか一
に記載の多重管形放電灯と、を具備したことを特徴とす
る放電灯点灯装置。 - 【請求項13】 上記請求項1ないし請求項11のいず
れか一に記載の多重管形放電灯からなる光源と、上記請
求項12に記載の放電灯点灯装置と;この光源を収容す
る反応槽本体と;を具備したことを特徴とする光化学反
応装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6970696A JPH09259822A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 多重管形放電灯および放電灯点灯装置ならびに光化学反応装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6970696A JPH09259822A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 多重管形放電灯および放電灯点灯装置ならびに光化学反応装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09259822A true JPH09259822A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13410561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6970696A Pending JPH09259822A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 多重管形放電灯および放電灯点灯装置ならびに光化学反応装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09259822A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006228584A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Iwasaki Electric Co Ltd | 高圧放電灯 |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP6970696A patent/JPH09259822A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006228584A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Iwasaki Electric Co Ltd | 高圧放電灯 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6741013B2 (en) | Shrouded electric lamp having functionally distinguishable center supports | |
JP2006120599A (ja) | 金属蒸気放電ランプおよび金属蒸気放電ランプ点灯装置 | |
JP2000348678A (ja) | メタルハライドランプ及び放電灯点灯装置 | |
US5532543A (en) | High density discharge lamp with pinched-on containment shield | |
US20090230864A1 (en) | Compact hid arc lamp having shrouded arc tube and helical lead wire | |
JP5026973B2 (ja) | ランプ | |
JP2008027745A (ja) | メタルハライドランプおよび照明装置 | |
JP4181949B2 (ja) | 高圧放電ランプおよび照明装置 | |
JP5190582B2 (ja) | メタルハライドランプおよび照明器具 | |
JP4791897B2 (ja) | セラミックメタルハライドランプおよび照明装置 | |
JPH09259822A (ja) | 多重管形放電灯および放電灯点灯装置ならびに光化学反応装置 | |
JP4510670B2 (ja) | 高圧放電ランプ | |
JP4022302B2 (ja) | メタルハライド放電ランプおよび照明装置 | |
JPH11162411A (ja) | 高圧放電ランプおよび照明装置 | |
JP2002110101A (ja) | 多重管形放電灯および光化学反応装置 | |
JPH1196968A (ja) | 高圧放電ランプおよび照明装置 | |
JP4599359B2 (ja) | 高圧放電ランプ | |
JPH07201307A (ja) | 多重管形放電灯およびこの放電灯を用いた光化学反応装置 | |
JPH11283573A (ja) | 高圧放電ランプ及び照明装置 | |
JPH11283572A (ja) | 高圧放電ランプ及び照明装置 | |
JPH10284002A (ja) | セラミックス放電ランプ、ランプ装置および照明装置 | |
JPH1125847A (ja) | 多重管形放電灯および放電灯点灯装置ならびに光化学反応装置 | |
JP2002100323A (ja) | 高圧放電ランプおよび照明装置 | |
JP2010177104A (ja) | 高圧放電ランプおよび照明装置 | |
JP2001283772A (ja) | メタルハライドランプおよび照明装置 |