JPH07201307A - 多重管形放電灯およびこの放電灯を用いた光化学反応装置 - Google Patents

多重管形放電灯およびこの放電灯を用いた光化学反応装置

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JPH07201307A
JPH07201307A JP29110094A JP29110094A JPH07201307A JP H07201307 A JPH07201307 A JP H07201307A JP 29110094 A JP29110094 A JP 29110094A JP 29110094 A JP29110094 A JP 29110094A JP H07201307 A JPH07201307 A JP H07201307A
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tube
discharge lamp
conductor
arc tube
proximity conductor
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JP29110094A
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English (en)
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Katsuhiko Suzuki
克彦 鈴木
Tetsuya Yoshikawa
哲也 吉川
Hiromoto Sasaki
博基 佐々木
Akihiro Yonezawa
昭弘 米沢
Akira Ito
彰 伊藤
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光管に近接導体が当接したり断線すること
を防ぐとともに始動特性のよい多重管形放電灯および光
化学反応装置を提供することを目的とする。 【構成】 電極44a、44bを封装したセラミックス
からなる発光管4とこの発光管4の外表面近くに配設さ
れた可撓性の線状近接導体7とを外管1内に収容した放
電灯Lにおいて、上記近接導体7は発光管4の下方側の
電極44b近傍に設けられガイド75、85に緩挿され
るとともに電極44a、44b間を避けた位置に弛み部
73を有する多重管形放電灯Lおよびこの放電灯Lを光
源とした光化学反応装置である。 【効果】 発光管が熱膨脹により伸長や収縮しても近接
導体が追従していくことができ、近接導体と発光管バル
ブとの当接によるクラックの発生や近接導体の破断がな
いとともに始動電圧も低圧化できて点灯装置が安価に
り、また、安全性を増すこともできた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光化学反応などのような
主として産業用に使用される、発光管が長尺な多重管形
の高圧金属蒸気放電灯およびこの放電灯を用いた光化学
反応装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧金属蒸気放電灯の発光管は、耐熱
性、耐圧性、耐蝕性などに優れているアルミナ(Al2
3 )などのセラミックスからなる透光性材料がバルブ
として用いられ、その両端には電極部が封着されてい
る。そして、この発光管内には点灯中に蒸発して所定の
ランプ電圧となる水銀や発光金属などと、始動を容易に
するためのアルゴンやキセノンなどの不活性ガスが封入
されている。
【0003】また、この種の放電灯は発光管の保温、金
属材料の酸化防止、有害紫外線の遮断のために外管が必
要とされ、外管内を真空または窒素を含む不活性ガスの
雰囲気に保ち、上記発光管を外管内に収容した多重管構
造となしている。
【0004】このような多重管形の高圧金属蒸気放電灯
の一種に、光化学反応装置などの光源として使用される
特別な波長の可視光線や紫外線などを放射する放電灯が
ある。これは或る特別な波長の光は、特定の光化学反応
を促進するなどのことからなされたもので、光化学反応
装置において、反応液を収容した反応槽本体内に上記光
源としての高圧金属蒸気放電灯を浸漬して、この放電灯
から放射される光線により反応液を化学反応させるよう
になっている。
【0005】この種用途の放電灯は、発光管を石英ガラ
スや硬質ガラスからなる長尺な円筒状の外管内に収容し
た密封型の多重構造となっていて、垂直な姿勢で反応槽
内に浸漬されるとともに外管内には反応液が侵入しない
ようになっている。この反応槽本体は反応効率を高める
ため深くなっていて、これに応じて発光長の大きな放電
灯が必要で、したがって、外管の長さが数十cmから数
mに及ぶものとなるとともに10〜数十KWレベルに大
電力化されるものとなる。
【0006】そして、このような多重構造の高圧金属蒸
気放電灯は、上記の長尺な円筒形外管の一端封止部に複
数の給電端子を突設し、この外管の内部にはこの給電端
子に接続された給電線を兼ねるサポート部材を外管の軸
方向に沿って配置してある。これらサポート部材には発
光管を支持したホルダが取付けられているとともに上記
外管の内面に弾接する板ばねが溶接されていて、これら
板ばねにより上記発光管を外管の軸線位置に支持してい
る。
【0007】そして、この高圧金属蒸気放電灯は発光管
両端に設けた電極に電圧を印加して、電極間にアーク放
電を生起させ、このアーク放電の熱により発光管の温度
を上昇させている。この発光管の温度上昇により内部の
水銀やハロゲン化物などの発光金属が蒸発して、金属原
子はその元素特有のスペクトルで発光する。そして、ラ
ンプ特性は発光金属の蒸発によって変化するが、最冷部
温度の上昇がおさまり温度変化がなくなると一定の蒸気
圧となり安定した特性になる。
【0008】しかし、上述のように光化学反応装置で使
用される放電灯は数十cmから数mに及ぶ長尺であるた
め電極間の間隔も大きく、また、ランプ効率を上げるた
めキセノンなどの不活性ガスの封入圧力を高めている放
電灯では始動時に両電極に印加する電圧も7〜8KV以
上の高電圧が必要であり、格別な電源装置が必要で高価
になるとともに安全上にも一段の注意が必要であった。
【0009】そこで、この始動を容易にするため他方の
電極に接続させた近接導体を一方の電極が設けてある発
光管の外表面近くに配設して、始動時は一方の電極とこ
の近接する導体との間でまずアーク放電を生起させてお
いて、このアーク放電を一方の電極と他方の電極との間
で起こるよう移行させていた。
【0010】たとえば垂直点灯される長尺な高圧ナトリ
ウムランプなどでは、アルミナからなる発光管バルブの
外表面近くに沿って平行に発光管長とほぼ同寸のモリブ
デン線やタングステン線からなる近接導体を添設するこ
とにより放電開始電圧を低下させることが可能となり始
動を容易にすることができる。この発光管はアーク放電
により点灯時の温度は1100℃〜1200℃にもな
り、何等かの原因で近接導体が接触したときに温度差に
よる熱衝撃あるいはアルミナが刻設されることによって
発光管バルブにクラックが生じることがある。このこと
から近接導体の線径を細くして温度差を少なくすること
も試みられたが、細線化すると強度が弱くなり断線する
ことがある。
【0011】この細線化すると強度が弱くなるのは、発
光管からの輻射熱により昇温し、しかも導体が真空雰囲
気内にあるため放熱が少ないためで、近接導体は発光管
温度より高い約1300℃にも昇温すると再結晶化し脆
化して断線することがある。このように点灯時には高温
度となる発光管および近接導体は熱膨張し全長が長く伸
びる現象が起き、発光管および近接導体が同寸で伸縮す
れば問題ないが、当初は発光管に沿い張力をかけて添設
されている金属線は発光管からの熱的影響が加わり伸び
て消灯時には元の寸法より長くなってしまい、点滅が繰
り返えされる毎に徐々に伸びが増してしまっていた。
【0012】そして、この伸びが進み弛んだ近接導体
が、点灯時この導体より低温度にあるアルミナからなる
発光管に接触あるいは発光管に比べ熱容量的に極めて小
さく冷却のはやい近接導体が消灯直後の未だ高温状態に
ある発光管に接触した場合に、熱衝撃によってアルミナ
からなる発光管バルブにクラックが発生したり、熱せら
れた近接導体が蒸発して長時間経過するうちに発光管の
外表面を黒化させ光束を低下するなどのことがあった。
【0013】そこで、上記のような不具合の発生の虞を
なくすために、従来は近接導体を、放電開始時は発光管
のバルブに接触あるいは近接させておき、点灯時には発
光管の熱によってバイメタルが変形するのを利用して発
光管のバルブから離すようにする手段が採用されてい
た。
【0014】しかしながら、このようなバイメタルを用
いた手段では、バイメタルを特別に用意し、円滑に動作
させることができる機構を外管内に封装しなければなら
ず、このため部品点数が多くなると同時に構成が複雑と
なる問題があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
する手段として、本発明者らは先に特開平5−8984
6号公報に見られるような、発光管に沿う近接導体の両
端部を除くほぼ全面に電気絶縁性の碍管を被せることを
出願した。
【0016】しかし、この場合近接導体は高温度となる
ため碍管として耐熱性を考慮しアルミナなどからなるセ
ラミックスを用いなければならず、数mにも及ぶことの
ある長尺のセラミックス管は高価であるとともにその固
定作業に時間がかかりコストアップの要因ともなってい
た。また、発光管に沿う近接導体のほぼ全面に碍管を被
せることは、碍管が電気絶縁性のため放電を阻害すると
いう要因をなし、始動特性を低下するという虞もあっ
た。
【0017】この発明が解決しようとする問題点は光化
学反応用など特に長尺の発光管の外表面近くに始動補助
用の近接導体を配設した高圧放電灯においては、昇温に
よって伸びた近接導体が発光管に当接することが多く発
光管に熱衝撃を与えクラックを発生させたり近接導体が
断線することであり、また、始動特性を低下する虞があ
るというこである。
【0018】本発明は発光管のバルブに近接導体が当接
してバルブが熱衝撃によりひび割れやあるいは破壊した
り、近接導体が断線することを防ぐとともに始動特性の
よい多重管形放電灯および光化学反応装置を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の多重管形放電灯は、上下端にそれぞれ電極を封装した
セラミックスからなる長尺の発光管と、一端が発光管の
上方側で係止され発光管の外表面に略平行して下方向に
延在し発光管の下方側の電極に電気的に接続された可撓
性の線状近接導体と、発光管の下方側の電極近傍で上記
電極の間を避けた位置に設けられ近接導体を緩挿した孔
を有するガイドと、これら発光管、近接導体およびガイ
ドを収容した外管とを具備し、上記近接導体は上記ガイ
ドよりも下方部分に弛み部を有することを特徴としてい
る。
【0020】本発明の請求項2に記載の多重管形放電灯
は、近接導体がガイドよりも下方部分に導体伸縮調整装
置を接続していることを特徴としている。
【0021】本発明の請求項3に記載の多重管形放電灯
は、導体伸縮調整装置が錘であることを特徴としてい
る。
【0022】本発明の請求項4に記載の多重管形放電灯
は、導体伸縮調整装置が外管内の下方において発光管を
支持する支持棒に固定した中間サポート部材にスライド
自在に支持された錘と、この錘と並設されるとともに発
光管を係止するサポート部材の孔に貫通された電気絶縁
管からなるガイドと、このガイド内を緩挿して上記錘を
介し先端部が上記サポート部材に電気的に接続した近接
導体とを備えていることを特徴としている。
【0023】本発明の請求項5に記載の多重管形放電灯
は、近接導体が発光管と対面する中間部分において電気
絶縁性のスペーサを配設していることを特徴としてい
る。
【0024】本発明の請求項6に記載の多重管形放電灯
は、近接導体の先端部が発光管を支持するサポート部材
に電気絶縁体を介して係止されていることを特徴として
いる。 本発明の請求項7に記載の多重管形放電灯は、
近接導体の材質がモリブデン、タングステン、レニウ
ム,タンタルやこれらの合金などの高融点金属であるこ
とを特徴としている。
【0025】本発明の請求項8に記載の多重管形放電灯
は、近接導体の線径が0.01〜1mmであることを特
徴としている。
【0026】本発明の請求項9に記載の多重管形放電灯
は、近接導体の表面が金属酸化膜で覆われていることを
特徴としている。
【0027】本発明の請求項10に記載の多重管形放電
灯は、電極を封装した発光管の全長が25cm以上であ
ることを特徴としている。
【0028】本発明の請求項11に記載の光化学反応装
置は、上記請求項1ないし請求項11のいずれか一に記
載の多重管形放電灯からなる光源と、この光源を収容す
る反応槽本体とを具備したことを特徴としている。
【0029】
【作用】近接導体の一端側に弛み部を持たせ、発光管の
点滅による発光管の伸縮に対応して上記近接導体が追従
していくので、発光管に近接導体が接触せず、仮に接触
しても熱容量が小さいので熱衝撃も少なく発光管にクラ
ックの発生がなく、また、近接導体には強い張力がかか
らず断線もない。
【0030】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1〜図6は本発明に係る光化学反応用光源とし
て用いられる大出力の可視光放射用の多重管形の高圧金
属蒸気放電灯を示し、図1は一部を切除した概略正面
図、図2は発光管の支持部の正面図、図3は図2の発光
管の上端部近傍の拡大側面図、図4は図2の発光管の下
端部近傍の拡大正面図、図5は図3の上面図、図6は図
1のA−A線に沿って横断した部分の断面図である。
【0031】図中1は硬質ガラスからなる長尺円筒状の
外管で、下端が閉塞されているとともに上端は封止され
ていて、内部には窒素や不活性ガスが封入してある。3
はこの外管1内にサポート部材11a、11bを介し支
持された両端に封止部を有する石英ガラスや硬質ガラス
からなる円筒状の中管である。また、4はこの中管3内
にサポート部材51a、51bを介し支持された発光管
である。
【0032】上記外管1は封止部12の外部に一対の給
電ピン13a、13bを、内部にはこの給電ピン13
a、13bに接続した一対の支持体を兼ねた給電体14
a、14bと、この給電体14a、14bの先端部に取
付けられた絶縁碍子15a、15bと、この絶縁碍子1
5a、15bに取付けられた金属線からなる案内棒16
a、16bとが設けてある。
【0033】また、上記中管3の両端部には金属板を折
曲して形成したホルダ17a、17bが嵌合され、中管
3の上端側のホルダ17aには2個の中空の摺動管18
a、18bが固定されていて、この摺動管18a、18
b内には上記の案内棒16a、16bが挿入されてい
る。また、中管3の下端側のホルダ17bには金属板か
らなるU字形のばね材19が十字状に組合わされたサポ
ート部材11bが固定されていて、中管3はこれらサポ
ート部材11a、11bにより外管1内のほぼ中心に軸
支されている。なお、図示していないがホルダ17a、
17bの周囲などサポート部材11a、11bには外管
1内壁に当接するばね体が設けられている。 また、図
中20aは中管3の上端側に接続される給電線、20b
は下端側に接続される給電線で、それぞれの一端は給電
体14a、14bと絶縁碍子15a、15bとの間にナ
ット21により固定されている。そして、上記の下端側
に接続される給電線20bは大部分が石英ガラスからな
る絶縁管22で覆われている。(なお、図1では給電線
20a、20bは1本のみ表示してある。) また、中管3は図2に示すように両端部にステム31
a、31bが封止られていて、このステム31a、31
bにバンド32a、32bで固定された金属線からなる
支持棒33a、33bの先端に発光管4を抱持したサポ
ート部材51a、51bが取付けられているとともにス
テム31a、31bからは上記給電線20a、20bに
接続したリード線35a、35bが延在されサポート部
材51a、51bに接続している。
【0034】図2中36、36、…は中管3の内壁に弾
接するよう金属板で形成されたばね体を有する中間サポ
ート部材で支持棒33a、33bの複数箇所に所定の間
隔を隔てて固定されている。また、37、37、…はリ
ード線35a、35bに取着されたゲッタで中管3内を
高真空に保持している。また、この中間サポート部材3
6の位置する部分は図6に示すように、2枚の金属製円
盤26(内1枚は見えない。)が支柱27、27、…で
固定されていて,この支柱27、27に先端部を湾曲2
8させるなどして弾性を付与したばね体38、38が設
けてある。また、29は給電線20bの案内兼支持用の
切込みである。
【0035】また、上記発光管4は図3および図4に要
部を示すようにアルミナ(Al2 3 )などからなる透
光性バルブ41の両端部をニオブ製のエンドキャップ4
2で気密に閉塞してある。43はこのエンドキャップ4
2に気密に接合された排気管を兼ねる細管で、内部には
それぞれ電極44a、44bの軸45a、45bが固定
されている。また、この発光管4内には所定量のナトリ
ウムと水銀および始動補助用にキセノンガスが封入され
ている。
【0036】この発光管4は金属板から型抜きしたサポ
ート部材51a、51bにより支持される。このサポー
ト部材51a、51bは周囲にフランジ部52を有する
半円状の一対のカバー体53、53を端縁部54、54
において溶接55、55、…して形成した円筒状のホル
ダ56a、56bと、中央に凹部58、58を有する一
対のコ字形の挾持部材57、57と、上記フランジ部5
2を切り起こすかまたは別体のL字形を取付けることに
よって形成した係止片59、59と、この係止片59、
59に取付けられたバンド60、60とからなる。
【0037】そして、発光管4の細管43が一対の挾持
部材57、57の凹部58、58内にある状態で溶接6
1され、この挾持部材57、57の端部は上記カバー体
53、53の端縁部54、54において溶接55、5
5、…されている。また、発光管4のバルブ41の端部
には耐熱性のアルミナウール69などを介して上記のバ
ンド60、60が巻装され、バンド60、60の端縁部
63、63をねじ62、62止めすることによって固定
している。
【0038】また、上記上方側サポート部材51aのカ
バー体53のフランジ部52には2個の中空の摺動管6
4、64が固定されていて、この摺動管64、64内に
は上記上方側のステム31aに支持された案内棒33
a、33aの先端が挿入され、また、上記下方側サポー
ト部材51bは上記下方側のステム31bに支持された
支持棒33b、33bの先端に固定されていて、発光管
4は中管3内のほぼ中心に軸支されている。なお、図示
していないがホルダ56、56の周囲などサポート部材
51a、51bには中管3内壁に当接するばね体が設け
られている。
【0039】また、上記の上方側サポート部材51aの
バンド60、60間にはセラミックスからなる長方形板
状の電気絶縁体71が介挿されねじ62、62を締付け
ることによって取付けられている。また、下方側サポー
ト部材51bのバンド60あるいはフランジ部52ここ
ではバンド60に透孔76が形成されたセラミックスな
どの電気絶縁体で形成されたガイド75が取付けられて
いる。
【0040】そして、上方側の電極44aに近い電気絶
縁体71の部分には透孔72が形成され高融点金属たと
えばモリブデン線、タングステン線、レニウム線、タン
タル線やタングステン・レニウムなどの合金線などから
なる可撓性の近接導体7の一端が取付けられている。こ
の近接導体7はバルブ41の外表面近くを発光管4に沿
って略平行して延在垂下され、下方側サポート部材51
bのバンド60に取付けられたガイド75の透孔76内
を案内緩挿されて、その下端は下方側サポート部材51
bのコ字形の挾持部材57に弛み部73を有する状態で
溶接74やねじ止めにより接続されている。すなわち、
この近接導体7は電極44a、44b間を避けた発光管
4の下方側の位置において弛み部73を有するとともに
下方側の電極44bと電気的に接続されている。
【0041】なお、図中65は給電線35a、35bを
挾持部材57に接続固定しているねじである。また、上
記において上方側の円筒状のホルダ56aが下方側の円
筒状のホルダ56bより縦寸法が長いのは、発光管4の
上方側管端部の保温を行うためで、上下のホルダ56
a、56bは同寸法であってもよい。
【0042】このような構成の放電灯Lはたとえば図7
にその一部を示す光化学反応装置に組込まれ使用され
る。図7においてCは光化学反応槽本体で、放電灯Lは
封止部12側を上にした状態で、すなわち、垂直状態で
反応槽本体Cの反応液C1内に浸漬されている。図中C
2はパッキングである。
【0043】つぎに、この光化学反応装置における作用
について説明する。
【0044】図示しない点灯装置から給電ピン13a、
13bに電圧を印加すると、上方の電極44aには給電
ピン13a−給電体14a−給電線20a−中管3のリ
ード線35a−サポート部材51aの挾持部材57−発
光管4の細管43−電極軸45a−電極44aへ、ま
た、下方の電極44には給電ピン13b−給電体14b
−給電線20b−中管3のリード線35b−サポート部
材51bの挾持部材57−発光管4の細管43−電極軸
45b−電極44bおよびサポート部材51bの挾持部
材57−近接導体7−先端部へと通電される。
【0045】この通電によって放電は,まず導体間隔が
最も接近している電極44aと近接導体7の先端部との
間に生起し、この近接導体7と同電位の電極44bへと
移行していき、最終的には発光管4内の電極44aと電
極44bとの間で継続され、所定波長の発光が行なわ
れ、反応液C1に光を照射して光化学反応を起こさせる
ことができる。
【0046】このような放電灯Lは点灯中放電熱によっ
て発光管4が高温度になり、中管3および外管1内の部
材、すなわち発光管4を含むサポート部材11a、11
b、51a、51bや近接導体7などが高温度になり熱
膨張する。
【0047】この熱膨張や消灯時の収縮に対して、発光
管4はサポート部材51aのホルダ56a上に設けた中
空の摺動管64、64が中管3のステム31aに支持さ
れた案内棒33a、33a上を滑動することによってこ
の伸縮を吸収できる。また、中管3はサポート部材11
a、11aのホルダ17a上に設けた中空の摺動管18
a、18bが案内棒16a、16b上を滑動することに
よってこの伸縮を吸収できる。さらに、サポート部材1
1a、11b、51a、51bなどはばね体38、3
8、…が管内壁に弾性的に当接しているだけであるの
で、管軸方向および径方向の伸縮を摺動により容易に移
動できる。
【0048】そして、発光管4が熱膨脹により伸長して
も可撓性の近接導体7は下方側サポート部材51bの下
方に弛み部73が形成してあるので、長くなった発光管
4に追従して繰出すようにしていくことができ、また、
発光管4の下方側において電気絶縁体からなるガイド7
5によってバルブ41から隔離され発光管4のバルブ4
1に接触することもなく、また、近接導体7に負荷がか
からないので破断の発生もない。
【0049】つぎに、本発明を50KWの高圧ナトリウ
ムランプに適用した具体例を説明する。外観構造は図示
実施例とほぼ同形の放電灯Lで、発光管4は長さ約17
5cm(発光長約162cm)、外径約5cmのアルミ
ナ(熱膨脹率約8.0×10-6 cm/cm/℃)から
なるバルブ41を用い内部にはナトリウムおよび水銀と
キセノンガスとが封入してある。また、内管3は長さ約
230cm、外径約8cmの石英ガラスからなり、内部
は真空にしてある。さらに、外管1は長さ約290cm
で外径約13cmの硬質ガラスからなり、内部に窒素が
封入してある。この発光管4のバルブ41の外表面近傍
には、発光管4に沿って直径が約0.15mm、長さが
約180cmでうち弛み部73の長さが約2cmの可撓
性のモリブデン線(熱膨脹率約6.0×10 -6 cm/
cm/℃)からなる近接導体7を添設した。
【0050】このランプLを点灯し、点灯中および消灯
後における近接導体7の弛みによる発光管4バルブ41
への接触を調査したが、接触したランプLはなく、した
がって熱的衝撃による発光管4バルブ41のクラックな
どの発生は皆無であった。また、始動電圧も約4KVと
従来の約半分にすることができ点灯装置が安価になると
ともに安全性も増すことができた。
【0051】このランプLを点灯し安定した後の発光管
4長さは約177cm(約1.1%伸長)となったが、
近接導体7の長さは約181cmでそのうち弛み部73
は約1cmで発光管バルブ4の伸長に対して約1cmの
余裕があり、近接導体7に加わる張力は自重だけで発光
管バルブ4の伸長による影響はなかった。
【0052】また、図8および図9は本発明の他の実施
例を示し、図中図1〜図6と同一部分には同一の符号を
付してその説明は省略する。図示のものは発光管4の点
滅にしたがい近接導体7が伸縮するのを吸収する導体伸
縮調整装置8を設けたものである。
【0053】すなわち、図8の導体伸縮調整装置8は近
接導体7の弛み部73をなし、中管3内の下方において
支持棒33bに固定した発光管4下方側の中間サポート
部材36に当板81を介してスライド自在に保持させた
丸棒状や角棒状をなす錘82と、この錘82と並設して
保持部材83に抱持されるとともに発光管4を係止する
下方側サポート部材51bのフランジ部52の孔に貫通
して支持されたたとえばアルミナ(Al2 3 )からな
るセラミックス管などの電気絶縁性をなすガイド85と
を備え、近接導体7はこのガイド85の透孔86内を緩
挿して上記錘82または保持部材83に溶接や挾圧して
固定されているとともに先端部が上記サポート部材51
bの挾持部材57に弛み部73を介し電気的に接続して
いる。
【0054】このように近接導体7は電極44a、44
b間を避けた発光管4の下方側の位置において弛み部7
3を有する構成とすることによって、発光管4を点灯し
てバルブ41が加熱されて伸長してきても、発光管4の
バルブ41と予め所定の間隙をもって離れ配設された近
接導体7は発光管4のバルブ41ほど伸長しない。この
ため、このバルブ41よりも伸長しない近接導体7には
引張り応力が加わるが、近接導体7は中間サポート部材
36にスライド自在に保持された錘82または保持部材
83に固定されているので、バルブ41の伸長分をこの
錘82が上方にスライドすることにより補うことができ
る。
【0055】また、発光管4を消灯してバルブ41と近
接導体7とが縮小してくると、錘82がスライドして元
の位置に戻る。また、この伸縮に対し近接導体7は錘8
2が常時下方に負荷を加えて引張っている状態なので、
バルブ41の表面と対面する箇所では弛まず、バルブ4
1の表面と接触することがない。
【0056】この構成の調整装置8において、上記近接
導体7を挿通するガイド85は近接導体7の案内導出お
よび近接導体7とサポート部材51bとの間で生起する
異常放電の防止をなすが保持部材83に抱持されたもの
に限らず、サポート部材51bのフランジ部52側に固
定されていてもよい。また、ストッパー89は放電灯L
運搬時などに錘82が上方に抜け出ない役目をなすもの
である。
【0057】また、図9の実施例のものは発光管4の上
方側の近接導体7の支持構成は図8のものと変わりはな
く、近接導体7は発光管4バルブ41の外表面近傍に沿
って平行垂下し下方側の電極44bの近くに案内され、
終端はこのバルブ41の下方側のサポート部材51のフ
ランジ部52に設けた導体伸縮調整装置8に接続されて
いる。
【0058】この導体伸縮調整装置8は、下方側のフラ
ンジ部52にセラミックスなどからなるガイド85が嵌
合固定され、このガイド85は上方側の孔87径は小径
で、内方86は大径となっている。そして、このガイド
85の内部86に位置する近接導体7部分には錘82が
吊り下げられていて、ガイド85下端から導出した部分
において弛み部73が形成されている。
【0059】この構成の放電灯Lも垂直に取付けて使用
されるが、始動は上記の実施例と変わりなく行われる。
そして、点灯経過とともに発光管4のバルブ41が伸長
してきても、近接導体7は錘82のある部分がガイド8
5の内部86においてスライドして上昇するが、導体7
には錘82が吊り下げられているので下方に張っぱられ
た状態であり、近接導体7と発光管4のバルブ41とは
常時一定の間隔を隔てておくことができる。なお、錘8
2はガイド85の内部86においてスライドし、近接導
体7が放電灯Lの運搬時など横にしても上方孔87を錘
82より小径としてあるので抜け出ることはない。
【0060】したがって、近接導体7は発光管4の点滅
により熱的影響を受けて、発光管4とともに伸び縮みす
るが、この伸縮はガイド85下方の弛み部73が吸収す
る。なお、上記の錘82を用いる場合、高温雰囲気であ
るので近接導体7に過剰の重力を掛けると伸長したり金
属疲労が早まるので好ましくなく、上述具体例の50K
Wの高圧ナトリウムランプの場合で約35grの錘82
で十分であった。
【0061】また、図10および図11は本発明の他の
実施例を示し、図中図1〜図6ならびに図8、図9と同
一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0062】この実施例のものは発光管4の点滅により
近接導体7がバルブ41に直接接触するのを防ぐためな
されたもので、発光管4のバルブ41と並行して配設さ
れた近接導体7の中間部分にバルブ41と同質のセラミ
ックスからなるディスク状のスペーサ9、…を取付けて
ある。このスペーサ9の取付けはたとえば図11に拡大
して示すように、スペーサ9の中心およびこの中心より
離れた位置に透孔91、92を穿設し、中心の透孔91
に通した導体7線を透孔92に通し再び中心の透孔91
に通し巻き付けた状態で係止させてある。
【0063】このように近接導体7の中間部分にスペー
サ9、…を取付けた放電灯Lは、発光管4のバルブ41
に沿って配設された近接導体7が弛んだときにスペーサ
9部がバルブ1の表面と接触して、近接導体7がバルブ
41の表面と直接に接触することを防ぐことができ、バ
ルブ41に熱衝撃を与えることが少なくなり、バルブ4
1の破損を低減できる。
【0064】このスペーサ9は放電灯Lを垂直点灯して
使用するときには錘となってバルブ41に沿った部分の
近接導体7に弛みを生じさせない作用もあり、配設個数
は使用状態にもよるが本発明者等の実験では30〜60
cmの間隔で設けてあればよかった。また、スペーサ9
の形状はディスク状に限らず星状など外周に凹凸を形成
して接触面積を小さくしたもの、体積的には小さい方が
熱的や光線遮蔽の点から好ましい。また、取付け手段や
材質は問わないが材質は発光管4のバルブ41材質と同
じものの方が、昇温時など温度差が少ないので熱的な衝
撃も低下し好ましい。また、スペーサ9の配設はバルブ
41と接触していても非接触状態であってもよく、スペ
ーサ9をバルブ41の表面に固定してあっても差支えな
い。
【0065】また、本発明は近接導体7に、このスペー
サ9を設けさらにその端部に上述したような弛み部をな
す導体伸縮調整装置8を併せ設けても差支えない。
【0066】また、本発明者等は上記の他、近接導体の
昇温を抑える手段について検討した。この昇温は、点灯
時に近接導体が発光管から熱輻射を受けることに起因す
るもので、近接導体の温度を下げれば断線を防ぐことが
できる。
【0067】これは、たとえばモリブデン線からなる近
接導体の表面にアルミナ(Al2 3 )、チタニア(T
iO2 )、ジルコニア(ZrO2 )やシリカ(Si
2 )などの光反射率の高い金属酸化物の被膜を形成す
る。放電灯の点灯時に近接導体は発光管から熱輻射を受
けるが、その表面には金属酸化物の被膜が形成してある
ので反射して、近接導体自体の温度上昇を低減でき、再
結晶化による脆性破断を防止できる。
【0068】このように本発明は垂直点灯される高圧放
電灯において点滅時の熱的影響によりその伸縮差が大き
い、特に長尺な発光管を有するものに好適するもので、
発光管長さが25cm以上のものに効果が大であった。
【0069】なお,本発明は上記実施例に限定されな
い。たとえば、実施例では三重管について述べたが、三
重管に限らず多用されている二重管形方式の放電灯にも
適用できる。また、二重管形方式の放電灯の場合には上
記内管を外管と読み替えて適用できるものである。
【0070】また、放電灯は高圧ナトリウムランプに限
らず、水銀を封入した水銀灯や水銀とハロゲン化物を封
入したメタルハライドランプなどであってもよく、放射
光も可視光放射用に限らず紫外線放射用あるいは可視光
と紫外線放射用の放電灯であってもよい。
【0071】また、発光管を形成するバルブ材質はアル
ミナに限らず他の材質の透光性セラミックスであっても
よく、外管や中管を形成するバルブ材質も実施例のもの
に限らず他のガラス材質であってもよい。
【0072】さらに、近接導体の構造や材質は実施例に
限るものではなく、一部の形状や材質を変えてもよい。
【0073】さらにまた、発光管などを支持するサポー
ト部材の構造や材質は実施例に限るものではなく、金属
部材の材質は耐熱性、耐蝕性などを考慮してニオブ、ス
テンレスやニッケルなどを適宜選べばよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、発
光管バルブが熱膨脹により伸長あるいは収縮しても近接
導体が追従していくことができ、近接導体が発光管バル
ブに接触して発生する熱的衝撃によるクラックが起きな
いとか近接導体が破断するようなことがない。また、も
ちろん始動電圧も低圧化できて点灯装置が安価になると
ともに安全性を増すこともできた。
【0075】また、発光管バルブの下方側にガイドまた
は発光管バルブ両端の電極間に対向する外方にスペーサ
を設けた、簡単な構成で近接導体を半強制的にほぼ真直
させて、近接導体をバルブの表面に接触しないようにで
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の放電灯を示す、一部切欠正面図
である。
【図2】発光管の支持部を示す正面図である。
【図3】図2の発光管の上端部近傍を示す拡大側面図で
ある。
【図4】図2の発光管の下端部近傍を示す拡大正面図で
ある。
【図5】図3の上面図である。
【図6】図1のA−A線に沿って横断した部分の断面図
である。
【図7】本発明の光化学反応装置の一部を示す断面正面
図である。
【図8】本発明の他の実施例の発光管下端部近傍を示す
正面図である。
【図9】本発明の他の実施例の発光管を示す一部切欠正
面図である。
【図10】本発明の他の実施例の発光管を示す正面図で
ある。
【図11】図10のスペーサを示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
L:放電灯 1:外管 36:中間サポート部材 4:発光管 41:バルブ 44a、44b:電極 51a、51b:サポート部材 7:近接導体 71:電気絶縁体 73:弛み部 75、85:ガイド 8:導体伸縮調整装置(弛み部) 82:錘 9:スペーサ C:光化学反応槽本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 博基 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック 株式会社内 (72)発明者 米沢 昭弘 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック 株式会社内 (72)発明者 伊藤 彰 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック 株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下端にそれぞれ電極を封装したセラミ
    ックスからなる長尺の発光管と、一端が発光管の上方側
    で係止され発光管の外表面に略平行して下方向に延在し
    発光管の下方側の電極に電気的に接続された可撓性の線
    状近接導体と、発光管の下方側の電極近傍で上記電極の
    間を避けた位置に設けられ近接導体を緩挿した孔を有す
    るガイドと、これら発光管、近接導体およびガイドを収
    容した外管とを具備し、上記近接導体は上記ガイドより
    も下方部分に弛み部を有することを特徴とする多重管形
    放電灯。
  2. 【請求項2】 上記近接導体は上記ガイドよりも下方部
    分に導体伸縮調整装置を接続していることを特徴とする
    多重管形放電灯。
  3. 【請求項3】 上記導体伸縮調整装置が錘であることを
    特徴とする請求項2に記載の多重管形放電灯。
  4. 【請求項4】 上記導体伸縮調整装置は、外管内の下方
    において発光管を支持する支持棒に固定した中間サポー
    ト部材にスライド自在に支持された錘と、この錘と並設
    されるとともに発光管を係止するサポート部材の孔に貫
    通された電気絶縁管からなるガイドと、このガイド内を
    緩挿して上記錘を介し先端部が上記サポート部材に電気
    的に接続した近接導体とを備えていることを特徴とする
    請求項3に記載の多重管形放電灯。
  5. 【請求項5】 上記近接導体は発光管と対面する中間部
    分において電気絶縁性のスペーサが配設されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の多重管形
    放電灯。
  6. 【請求項6】 上記近接導体はその先端部が発光管を支
    持するサポート部材に電気絶縁体を介して係止されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか
    一に記載の多重管形放電灯。
  7. 【請求項7】 上記近接導体の材質がモリブデン、タン
    グステン、レニウム,タンタルやこれらの合金などの高
    融点金属であることを特徴とする請求項1ないし請求項
    5のいずれか一に記載の多重管形放電灯。
  8. 【請求項8】 上記近接導体の線径が0.01〜1mm
    であることを特徴とする請求項7に記載の多重管形放電
    灯。
  9. 【請求項9】 上記近接導体の表面が金属酸化膜で覆わ
    れていることを特徴とする請求項7に記載の多重管形放
    電灯。
  10. 【請求項10】 電極を封装した発光管の全長が25c
    m以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項9
    のいずれか一に記載の多重管形放電灯。
  11. 【請求項11】 上記請求項1ないし請求項10のいず
    れか一に記載の多重管形放電灯からなる光源と、この光
    源を収容する反応槽本体とを具備したことを特徴とする
    光化学反応装置。
JP29110094A 1993-11-26 1994-11-25 多重管形放電灯およびこの放電灯を用いた光化学反応装置 Pending JPH07201307A (ja)

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JP5-295803 1993-11-26
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10294085A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Matsushita Electron Corp メタルハライドランプ
WO2002005311A1 (fr) * 2000-07-07 2002-01-17 Photoscience Japan Corporation Appareil de traitement par les uv

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10294085A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Matsushita Electron Corp メタルハライドランプ
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