JPH0925877A - 往復動ポンプ - Google Patents
往復動ポンプInfo
- Publication number
- JPH0925877A JPH0925877A JP19799095A JP19799095A JPH0925877A JP H0925877 A JPH0925877 A JP H0925877A JP 19799095 A JP19799095 A JP 19799095A JP 19799095 A JP19799095 A JP 19799095A JP H0925877 A JPH0925877 A JP H0925877A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- suction
- chamber
- hole
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compressor (AREA)
Abstract
の開口部16aに隣接し、吸入弁17によって塞がれる
ことがない位置に所定深さの凹部25を形成するととも
に、この凹部25と吸入孔16とを連通する連通溝26
を形成する。
Description
を往復動させることによってシリンダ内に吸入した流体
を圧縮して吐出する往復動ポンプに関する。
ポンプを例にあげて説明する。図3は従来のピストンポ
ンプを示す正面断面図である。
2内でピストン3を往復動させることによって、大気に
連通した吸入室4内から吸入弁5にて開閉する吸入孔6
を介してシリンダ2内に空気を吸入し、シリンダ2内に
おいて圧縮された空気を吐出弁7にて開閉する吐出孔8
を介して吐出室9に吐出し、不図示の吐出管を介して空
気タンク等へ圧縮した空気を供給する構成となってい
る。
ピストンポンプ1によれば、ピストンポンプ1を停止さ
せた時に、シリンダ2内、吐出室9内、および不図示の
吐出管内には圧縮空気が残留する。そのため、ピストン
ポンプ1を再起動させるときには、シリンダ2内の圧縮
空気がピストン3の往復動を妨げるとともに、吐出室9
および吐出管内の残留空気が吐出弁8の開弁を妨げる。
その結果、ピストン3を往復動させるための駆動源であ
るモータの駆動力が不足して、ピストンポンプ1を再起
動させることができないことがあった。このような場
合、モータに過大な負荷が加わり、モータを破損する恐
れを生じる。
して、例えば、実公平5−7513号公報に記載されて
いる技術が提案されている。この技術によれば、シリン
ダヘッド、または吸入弁にオリフィス路を設けることに
よって、シリンダ内に残留した圧縮空気を大気に放出さ
せるようにしている。
うな新たな問題を生じる。すなわち、シリンダヘッド、
または吸入弁に設けられるオリフィス路は、ポンプ機能
に支障を来さない程度の微小径に形成されている。この
ため、ピストンポンプの駆動中に吸入室内に塵等の異物
が吸入された場合、この異物がオリフィス路内に詰ま
り、オリフィス路が塞がれる恐れがある。オリフィス路
が塞がれてしまった場合には、シリンダ内に圧縮空気が
残留してしまい、その機能を充分に果たすことができな
い。
きる往復動ポンプを提供することを目的とする。
このシリンダ内において往復動自在に設けられたピスト
ンと、前記シリンダにおけるピストンの上死点側端部に
設けられ吸入室と吐出室とが形成されたシリンダヘッド
と、このシリンダヘッドに設けられ前記シリンダと前記
吸入室とを連通する吸入孔と、この吸入孔の前記シリン
ダ側の開口部に設けられ前記吸入孔を開閉する吸入弁
と、前記シリンダヘッドに設けられ前記シリンダと前記
吐出室とを連通する吐出孔と、この吐出孔の前記吐出室
側の開口部に設けられ前記吐出孔を開閉する吐出弁とを
有する往復動ポンプにおいて、前記シリンダヘッドに、
前記吸入孔におけるシリンダ側開口部に隣接して凹部を
形成するとともに、この凹部と前記吸入孔とを連通する
連通溝を形成し、前記シリンダ内と吸入室内とを常時連
通させたことを特徴とする。
おけるシリンダ側開口部に隣接して凹部を形成するとと
もに、この凹部と吸入孔とを連通する連通溝を形成し、
シリンダ内と吸入室内とを常時連通させたので、シンリ
ンダ内の残留圧力を連通溝を介してシリンダ外部に放出
させることができる。
1は本発明に係わるピストンポンプの構成を示す正面断
面図、図2は吸入孔周辺を示す拡大図である。
このシリンダ11内において往復動自在に設けられたピ
ストン12と、シリンダ11におけるピストン12の上
死点側端部に設けられ吸入室13と吐出室14とが形成
されたシリンダヘッド15と、このシリンダヘッド15
に設けられた、シリンダ11と吸入室13とを連通する
吸入孔16、この吸入孔16のシリンダ11側の開口部
16aに位置し吸入孔16を開閉する吸入弁17、吐出
室14に連通される吐出孔18と、この吐出孔18の吐
出室14側の開口部18aに位置し吐出孔18を開閉す
る吐出弁19とを有する。
体に設けられており、この連接棒20の端部は不図示の
モータの回転軸21に固定されたバランスウェイト22
の偏心軸に回転自在に連結されている。
気に連通されており、吐出室14は、吐出管23を介し
て不図示の空気タンク等に接続されている。
実質的に同一あるので、図2を用いて吸入弁17につい
てのみ説明する。吸入弁17は、板ばねにて形成され、
固定部17aと弁部17bから構成される。そして吸入
弁17は、固定部17aがねじ24によりシリンダヘッ
ド15に固定される。また、弁部17bは吸入孔16の
孔径よりも大径の円形状に形成され、吸入孔16に対向
してピストンポンプ10の停止時、吸入孔16を閉鎖す
る。
5には、吸入孔16の開口部16aに隣接し、吸入弁1
7によって塞がれることがない位置に、所定深さの凹部
25が形成される。さらに、この凹部25と吸入孔16
とを連通する連通溝26が形成される。この連通溝26
は、吸入弁17によって吸入孔16の開口部16aが閉
鎖されているときにも、常にシリンダ11内と吸入孔1
6とが連通する。
チを「ON」、「OFF」することによって駆動・停止
を行なう。すなわち、電源スイッチが「ON」されると
モータが駆動し、ピストン12がシリンダ11内で往復
動を開始する。そして、このピストン12の往動(吸入
工程)時、シリンダ11内は負圧となり、その結果、吸
入弁17が開かれて吸入孔16を介して吸入室13内か
らシリンダ11内に大気が吸入される。また、ピストン
12の復動(吐出工程)時、シリンダ11内の大気は圧
縮され、その結果、吐出弁19が開かれ、吐出孔18を
介してシリンダ11内の圧縮空気が吐出室14内に吐出
される。吐出室14内に吐出された圧縮空気は、吐出管
23を介して空気タンクへと供給される。そして、駆動
状態のピストンポンプ10は、電源スイッチを「OF
F」することによって停止する。
場合、シリンダ11内、吐出室14内、および吐出管2
3内には、圧縮空気が残留する。しかしながら、シリン
ダ11内の圧縮空気は、凹部25、連通溝26、吸入孔
16を介して吸入室13内へと流出し、不図示の吸入管
を介して大気へ放出される。このため、ピストンポンプ
10が停止した後、シリンダ11内の圧力は低圧に戻さ
れる。
における吸入孔16の開口部16aに隣接する位置には
所定深さの凹部25が、そしてこの凹部25と吸入孔1
6とを連通する連通溝26がそれぞれ形成されたので、
ピストンポンプ10が停止したとき、シリンダ11内に
残留する圧縮空気は、この凹部25、連通溝26、吸入
孔16を介して吸入室13へ流出し、不図示の吸入管を
介して大気に放出される。このため、ピストンポンプ1
0を停止させた時、シリンダ11内の圧力を低下させる
ことができる。従って、ピストンポンプ10を再起動さ
せる際、モータが過大な負荷を受けることがなく、容易
に再起動させることができる。
通溝26とを設けることで、ピストンポンプ10の停止
時、連通溝26は吸入弁17に覆われてオリフィス状通
路を形成することとなるが、シリンダ11内と吸入室1
3とを常時連通させる連通溝26は、ピストンポンプ1
0の駆動中における吸入工程時は、吸入弁17が吸入孔
16を解放しており、溝状となる。従って、たとえピス
トンポンプ10の駆動中に吸入室13内に塵等の異物が
吸入されたとしても、この異物が連通溝26内に詰まっ
て連通溝26が塞がれる、という現象も防止できる。よ
って、ピストンポンプ10の停止時、シリンダ11内の
圧縮空気の放出を常に良好な状態で得ることができる。
を容易に行なうことができる。
面断面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダと、このシリンダ内において往
復動自在に設けられたピストンと、前記シリンダにおけ
るピストンの上死点側端部に設けられ吸入室と吐出室と
が形成されたシリンダヘッドと、このシリンダヘッドに
設けられ前記シリンダと前記吸入室とを連通する吸入孔
と、この吸入孔の前記シリンダ側の開口部に設けられ前
記吸入孔を開閉する吸入弁と、前記シリンダヘッドに設
けられ前記シリンダと前記吐出室とを連通する吐出孔
と、この吐出孔の前記吐出室側の開口部に設けられ前記
吐出孔を開閉する吐出弁とを有する往復動ポンプにおい
て、前記シリンダヘッドに、前記吸入孔におけるシリン
ダ側開口部に隣接して凹部を形成するとともに、この凹
部と前記吸入孔とを連通する連通溝を形成し、前記シリ
ンダ内と吸入室内とを常時連通させたことを特徴とする
往復動ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19799095A JP3715351B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 往復動ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19799095A JP3715351B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 往復動ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0925877A true JPH0925877A (ja) | 1997-01-28 |
JP3715351B2 JP3715351B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=16383684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19799095A Expired - Fee Related JP3715351B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 往復動ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3715351B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100752978B1 (ko) * | 2005-04-04 | 2007-08-30 | 주식회사 엔유씨전자 | 기체농축용 에어펌프 |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP19799095A patent/JP3715351B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100752978B1 (ko) * | 2005-04-04 | 2007-08-30 | 주식회사 엔유씨전자 | 기체농축용 에어펌프 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3715351B2 (ja) | 2005-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3080278B2 (ja) | 往復動型圧縮機 | |
JP3080279B2 (ja) | 往復動型圧縮機 | |
JPS63164584U (ja) | ||
JPH06221264A (ja) | 往復動型圧縮機 | |
JPH0925877A (ja) | 往復動ポンプ | |
JPH0737796B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
JP2917927B2 (ja) | 容量可変型斜板式圧縮機 | |
JP2707896B2 (ja) | ピストン型圧縮機における冷媒ガス吸入案内機構 | |
US5263454A (en) | Engine for portable working machine | |
US6354820B1 (en) | Pump | |
JPH057513Y2 (ja) | ||
JPH0357889A (ja) | ダイヤフラムポンプ | |
JP3353909B2 (ja) | 可変容量形液体ピストンポンプ | |
JPH0932730A (ja) | 弁板装置 | |
KR100299223B1 (ko) | 전동압축기의흡입머플러일체형헤드커버 | |
KR200221545Y1 (ko) | 밀폐형 압축기의 토출밸브용 리테이너구조 | |
JPH04232388A (ja) | 流体ポンプ | |
JPS5922303Y2 (ja) | 往復動液体ポンプ | |
JP2002130131A (ja) | 密閉形電動圧縮機 | |
JPH0267083U (ja) | ||
JPS58150068A (ja) | エンジン用燃料ポンプ装置 | |
JPS6244142Y2 (ja) | ||
JP3079741B2 (ja) | ピストン型圧縮機における冷媒ガス吸入構造 | |
JP2000080977A (ja) | ピストン・ポンプ | |
JPH0626465A (ja) | ダイアフラムポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050825 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080902 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |